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JP5216470B2 - 可変容量型ベーンポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、流体圧機器における流体圧供給源として用いられる可変容量型ベーンポンプに関するものである。
一般に、車両等に搭載される油圧供給源として、ベーンを介して吐出される作動油の容量を可変として油圧機器に供給される作動油の流量を調節する可変容量型ベーンポンプが用いられている。
従来、この種の可変容量型ベーンポンプとして、特許文献1に開示されたものは、ポンプ室の容積を可変とする作動油圧力を制御する制御バルブを備え、この制御バルブを収容する制御バルブハウジング部がポンプボディに一体形成されている。
ポンプボディは、ポンプ室の容積が収縮する吐出領域を囲む高圧側壁部と、ポンプ室の容積を拡張する吸込領域を囲む低圧側壁部とを有し、制御バルブハウジング部が低圧側壁部に連接して形成されている。
特開2004−150442号公報
ベーンポンプの作動時、ポンプボディ内の吐出領域と吸込領域とにおける作動油の圧力差による荷重がカムリング、支持ピン等を介してポンプボディの高圧側壁部に働く。
しかしながら、前記従来のベーンポンプにおいて、ポンプボディの低圧側壁部はこれに連接して形成される制御バルブハウジング部によってその剛性が高められる一方、高圧側壁部は筒状に形成され、制御バルブハウジング部によって高圧側壁部の剛性が高められることがないため、作動流体圧力によってポンプボディが変形しないように高圧側壁部の肉厚を大きくして剛性を確保する必要があり、ポンプボディの大型化を招くという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ポンプボディの大型化を招くことなく、高圧側壁部の剛性を確保する可変容量型ベーンポンプを提供することを目的とする。
本発明は、回転するロータと、このロータから摺動可能に突出する複数のベーンと、このベーンの先端部を摺接させて各ベーンの間にポンプ室を画成するカムリングと、ロータに対するカムリングの偏心量を変えてポンプ室の容積を可変とする可変容量機構と、この可変容量機構に導かれる作動流体圧力を制御してカムリングを移動する制御バルブと、ロータとベーンとカムリングとを収容するポンプボディとを備える可変容量型ベーンポンプであって、制御バルブを収容する制御バルブハウジング部がポンプボディに一体形成され、この制御バルブハウジング部がポンプボディにおいてポンプ室の容積が収縮する吐出領域を囲む高圧側壁部に連接して形成され、制御バルブハウジング部が吐出領域に対してロータの回転中心軸方向についてオフセットされ、ポンプボディに制御バルブハウジング部と高圧側壁部とに連接して隆起する補強リブが形成され、補強リブの内側に第一流体圧通路、第二流体圧通路がそれぞれ形成され、この第一流体圧通路、第二流体圧通路によって導かれる作動流体圧によってカムリングを駆動することを特徴とするものとした。
本発明によると、ポンプボディは、高圧側壁部に連接して形成される制御バルブハウジング部によって高圧側壁部の剛性を高められ、作動流体圧力によって高圧側壁部が変形することを抑えられ、振動や騒音の発生を防止できる。
制御バルブハウジング部を高圧側壁部に連接して形成することにより、ポンプボディの低圧側壁部を薄肉化することが可能となり、ポンプボディの大型化が避けられる。
図3に本発明が適用可能な可変容量型ベーンポンプの一例を示す。まず、これについて説明する。
図3は可変容量型ベーンポンプ100における駆動軸1の軸方向に直交する断面を示す横断面図である。
可変容量型ベーンポンプ(以下、単に「ベーンポンプ」と称する。)100は、ロータ2に対して径方向に往復動可能に設けられる複数のベーン3と、ロータ2を収容するとともに、ロータ2の回転に伴って内周のカム面にベーン3の先端部が摺動しロータ2の中心に対して偏心可能なカムリング4とを備える。ロータ2とカムリング4との間には、各ベーン3によって仕切られたポンプ室7が画成される。
駆動軸1に図示しない車両に搭載されるエンジンの動力が伝達される。これにによってロータ2が図3にて矢印で示すように時計回りに回転する。ロータ2の回転に伴ってその容積が拡張するポンプ室7は、吸込通路を通して吸込ポート15から作動油(作動流体)を吸込む。一方、ロータ2の回転に伴ってその容積が収縮するポンプ室7は、加圧作動油を吐出ポート16から吐出し、この加圧作動油が吐出通路を通して車両に搭載される油圧機器へと供給される。
ここで、筒状のポンプボディ10において、ポンプ室7の容積が収縮する吐出領域を囲む部位(図3において上側の部位)を高圧側壁部10aとし、ポンプ室7の容積が拡張する吸込領域を囲む部位(図3において下側の部位)を低圧側壁部10bとする。
高圧側壁部10aは、ロータ2の回転中心軸について吐出ポート16と略同一角度範囲に延び、低圧側壁部10bは、ロータ2の回転中心軸について吸込ポート15と略同一角度範囲に延びる。
ロータ2に対するカムリング4の偏心量を変える可変容量機構40として、ポンプボディ10には、カムリング4を取り囲むようにして環状のアダプタリング11が嵌装され、アダプタリング11とカムリング4の間に支持ピン13が介装される。カムリング4がアダプタリング11の内部で支持ピン13を支点として揺動することによって、ロータ2に対するカムリング4の偏心量が変化し、ポンプ室7の吐出容量が変化する。
アダプタリング11とカムリング4の間にはシール材14が介装される。カムリング4の外周面とアダプタリング11の内周面との間には、支持ピン13とシール材14とによって、第一流体圧室31と第二流体圧室32とが画成される。カムリング4は、第一流体圧室31と第二流体圧室32の作動油の圧力差によって、支持ピン13を支点に揺動する。
ポンプボディ10にはプラグ46が取り付けられる。プラグ46とカムリング4との間にはカムスプリング41が介装される。カムスプリング41はカムリング4をロータ2に対する偏心量が大きくなる方向に付勢する。
カムリング4を移動する圧力制御手段として、吐出ポート16に接続する吐出通路に流量検出オリフィス(図示せず)が介装される。この流量検出オリフィスの前後差圧に応じて第一流体圧室31と第二流体圧室32に導かれる作動油圧力を制御する制御バルブ21が設けられる。
制御バルブ21は、制御バルブ収容穴29に摺動自在に挿入されるスプール22を備える。制御バルブ収容穴29の開口端はプラグ23によって封止され、プラグ23とスプール22との間にリターンスプリング26が介装される。
スプール22の両端に図示しない導圧通路を介して流量検出オリフィスの前後差圧が導かれる。スプール22は、流量検出オリフィスの前後差圧が高まるのに伴い、リターンスプリング26の付勢力に抗して図3にて右方向に移動する。
制御バルブ収容穴29には、図示しないが、第一流体圧室31に連通する第一流体圧通路、第二流体圧室32に連通する第二流体圧通路、吸込通路に連通するドレン通路とがそれぞれ接続される。スプール22の位置によって、第一流体圧通路、第二流体圧通路、ドレン通路がそれぞれ開閉され、第一流体圧室31及び第二流体圧室32に作動油が給排される。
ロータ2の回転速度が所定値より低い状態では、流量検出オリフィスの前後差圧が所定値より小さいため、スプール22は、リターンスプリング26の付勢力によって、その一端が制御バルブ収容穴29の底部29aに当接した初期ポジションに保持される。この場合には、スプール22によって、第一流体圧室31と吐出通路との連通は遮断されるとともに、第二流体圧室32とドレン通路との連通も遮断されるため、カムリング4は、第二流体圧室32の圧力とカムスプリング41の付勢力とによってロータ2に対する偏心量が最大となる位置となる。この状態にて、ベーンポンプ100は、最大吐出容量で作動油を吐出し、ロータ2の回転速度に略比例した流量を吐出する。これにより、ロータ2の回転速度が小さい場合でも、油圧機器に対して十分な流量の作動油を供給することができる。
一方、ロータ2の回転速度が所定値以上に上昇した状態では、流量検出オリフィスの前後差圧が所定値以上に高まるのに伴って、スプール22がリターンスプリング26の付勢力に抗して図3にて右方向に移動し、第一流体圧室31が吐出通路に連通するとともに、第二流体圧室32がドレン通路に連通する。これにより、カムリング4は、第一流体圧室31と第二流体圧室32との圧力差に応じて、ロータ2に対する偏心量が小さくなる方向へと移動する。この状態にて、ベーンポンプ100は、流量検出オリフィスの前後差圧に応じたポンプ吐出容量に調整される。これにより、車両の走行時に油圧機器に供給される作動油の流量が過大にならいないように適度に調節される。
ポンプボディ10は、制御バルブハウジング部28を有し、この制御バルブハウジング部28に制御バルブ収容穴29が形成され、この制御バルブ収容穴29に制御バルブ21が収容される。
制御バルブ収容穴29は、ポンプボディ10に駆動軸1の軸方向と直交する向きに形成され、ロータ2の外径方向に配置されている。
制御バルブ21は、ポンプボディ10の低圧側に配置されている。この制御バルブハウジング部28が低圧側壁部10bに連接して形成されている。
ところで、ベーンポンプ100の作動時、カムリング4の内側では、ポンプ室7の容積を収縮する吐出領域における作動油の圧力が、ポンプ室7の容積が拡張する吸込領域における作動油の圧力より高くなるため、この吐出領域と吸込領域とにおける作動油の圧力差による荷重が、支持ピン13とアダプタリング11を介してポンプボディ10の高圧側壁部10aに働く。
ポンプボディ10は、作動油の圧力に対する高圧側壁部10aの剛性を確保するため、高圧側壁部10aの肉厚を大きく形成する必要があり、ポンプボディ10の大型化を招くという問題点があった。
これに対処して、本発明は、ポンプボディ10の大型化を招くことなく高圧側壁部の剛性を確保するため、制御バルブをポンプボディの高圧側に配置し、制御バルブを収容する制御バルブハウジング部をポンプボディの高圧側壁部に連接して形成することを要旨とする。
以下、その具体的な例につき図1、図2に示した実施形態を説明する。これは基本的には前記図3に示す例と同じ構成を有し、相違する部分のみ説明する。なお、前記図3に示す適用例と同一構成部には同一符号を付す。
図1は可変容量型ベーンポンプ100における駆動軸1の軸方向に直交する断面を示す横断面図であり、図2は可変容量型ベーンポンプ100における駆動軸1の軸方向に平行な断面を示す図1のA−A線に沿う縦断面図である。
図2に示すように、ポンプボディ10は、ポンプ収容凹部18が開口する有底筒状に形成される。ポンプ収容凹部18の開口部は、ポンプカバー5によって封止される。
ポンプカバー5は、4本のボルト19を介してポンプボディ10に締結される。図1に示すように、ポンプボディ10には4つのボス部10fが形成され、各ボルト19はこのボス部10fに形成されるネジ穴に螺合する。
ポンプ収容凹部18には、対のサイドプレート6、8の間に挟まれるようにしてロータ2とカムリング4とアダプタリング11が収容される。
サイドプレート6には、吸込領域にて円弧状に開口する吸込ポート15が形成され、この吸込ポート15からポンプ室7に作動油が吸込まれる。
サイドプレート6には、吐出領域にて円弧状に開口する吐出ポート16が形成され、ポンプ室7からこの吐出ポート16に作動油が吐出される。
有底筒状のポンプボディ10は、ポンプ室7の容積が収縮する吐出領域を囲む高圧側壁部10a(図1において上側の部位)と、ポンプ室7の容積が拡張する吸込領域を囲む低圧側壁部10b(図1において下側の部位)と、ポンプ室7の容積が拡張した後に収縮する領域を囲む中間壁部10c(図1において左側の部位)と、ポンプ室7の容積が収縮した後に拡張する領域を囲む中間壁部10d(図1において右側の部位)と、ポンプ収容凹部18の底部を画成する底壁部10e(図2において右側の部位)とを有する。
制御バルブ21は、ポンプボディ10の高圧側に配置される。ポンプボディ10は、制御バルブ21を収容する制御バルブハウジング部28を有し、この制御バルブハウジング部28が高圧側壁部10aに連接して形成される。
制御バルブハウジング部28の内側には制御バルブ収容穴29が形成され、この制御バルブ収容穴29に制御バルブ21のスプール22が摺動自在に挿入される。
制御バルブ収容穴29は、ロータ2の回転中心軸(駆動軸1の回転中心軸)と直交する方向に延びるように配置される。
ポンプ室7の容積が収縮する吐出領域と吸込領域は、ロータ2とカムリング4の間に画成され、ロータ2の回転中心軸方向についてロータ2とカムリング4と同一幅を有する。
図2に示すように、制御バルブ収容穴29は、ポンプ室7の容積が収縮する吐出領域(ロータ2とカムリング4の間に画成される領域)に対してロータ2の回転中心軸方向についてオフセットされ、ロータ2の外径方向に並ぶ位置から外れるように配置される。この配置により、制御バルブハウジング部28は、高圧側壁部10aの後端部に連接して形成されるとともに、ポンプボディ10の底壁部10eに連接して形成される。
図1に示すように、ポンプボディ10には、制御バルブハウジング部28と高圧側壁部10aとに連接して隆起する2つの補強リブ24、25が一体形成される。補強リブ24、25は、ロータ2の回転中心軸方向に延びる円筒状に形成される。補強リブ24、25どうしは、互いに連接して形成される。
補強リブ24、25の内側には、第一流体圧通路33、第二流体圧通路34がそれぞれ形成される。第一流体圧通路33、第二流体圧通路34は、ポンプボディ10、ポンプカバー5、サイドプレート8に渡って形成され、制御バルブ収容穴29と第一流体圧室31、第二流体圧室32をそれぞれ連通する。
制御バルブ21によって制御される作動油圧が第一流体圧通路33、第二流体圧通路34を通って第一流体圧室31、第二流体圧室32に導かれる。カムリング4は、第一流体圧室31と第二流体圧室32の作動油の圧力差によって、支持ピン13を支点に揺動する。
ベーンポンプ100の作動時、カムリング4の内側では、ポンプ室7の容積を収縮する吐出領域における作動油の圧力が、ポンプ室7の容積が拡張する吸込領域における作動油の圧力より高くなるため、この吐出領域と吸込領域とにおける作動油の圧力差による荷重が、支持ピン13とアダプタリング11を介してポンプボディ10の高圧側壁部10aに働く。
これに対処して、制御バルブ21を収容する制御バルブハウジング部28をポンプボディ10の高圧側に配置し、制御バルブハウジング部28をポンプボディ10の高圧側壁部10aに連接して形成したため、制御バルブハウジング部28によって高圧側壁部10aの剛性を高められ、作動油の圧力によって高圧側壁部10aが変形することを抑えられ、振動や騒音の発生を防止できる。
制御バルブハウジング部28をポンプボディ10の低圧側から高圧側に移す構成のため、高い剛性が要求されないポンプボディ10の低圧側壁部10bを薄肉化することが可能となる。これにより、図1に示すように制御バルブハウジング部28を高圧側に配置したポンプボディ10は、前記図3に示すように制御バルブハウジング部28を低圧側に配置したポンプボディ10に比べて、大型化することを避けられる。
以上のように本実施の形態では、回転するロータ2と、このロータ2から摺動可能に突出する複数のベーン3と、このベーン3の先端部を摺接させて各ベーン3の間にポンプ室7を画成するカムリング4と、ロータ2に対するカムリング4の偏心量を変えてポンプ室7の容積を可変とする可変容量機構40と、この可変容量機構40に導かれる作動油圧力を制御してカムリング4を偏心させる制御バルブ21と、ロータ2とベーン3とカムリング4とを収容するポンプボディ10とを備える可変容量型ベーンポンプ100であって、制御バルブ21を収容する制御バルブハウジング部28がポンプボディ10に一体形成され、この制御バルブハウジング部28がポンプボディ10においてポンプ室7の容積が収縮する吐出領域を囲む高圧側壁部10aに連接して形成される構成とした。
これにより、ポンプボディ10は、高圧側壁部10aに連接して形成される制御バルブハウジング部28によって高圧側壁部10aの剛性を高められ、作動油の圧力によって高圧側壁部10aが変形することを抑えられ、振動や騒音の発生を防止できる。
制御バルブハウジング部28をポンプボディ10の高圧側壁部10aに連接して形成することにより、ポンプボディ10の低圧側壁部10bを薄肉化することが可能となり、ポンプボディ10の大型化が避けられる。
本実施の形態では、制御バルブハウジング部28を吐出領域に対してロータ2の回転中心軸方向についてオフセットする構成とした。
これにより、ポンプボディ10は、制御バルブハウジング部28に開口する制御バルブ収容穴29によって高圧側壁部10aの肉厚が削減されることがなく、作動油の圧力によって高圧側壁部10aが変形することを抑えられ、振動や騒音の発生を防止できる。
本実施の形態では、ポンプボディ10に制御バルブハウジング部28と高圧側壁部10aとに連接して隆起する補強リブ24、25を形成した。
これにより、ポンプボディ10は、補強リブ24、25によって高圧側壁部10aの剛性を高められ、作動油の圧力によって高圧側壁部10aが変形することを抑えられ、振動や騒音の発生を防止できる。
また、補強リブ24、25は制御バルブハウジング部28よりロータ2の外径方向に突出しないように形成することが可能であり、補強リブ24、25によってポンプボディ10が大型化することを避けられる。
本実施の形態では、補強リブ24、25の内側に第一流体圧通路33、第二流体圧通路34をそれぞれ形成し、この第一流体圧通路33、第二流体圧通路34によって導かれる作動油圧によってカムリング4を駆動する構成とした。
これにより、第一流体圧通路33、第二流体圧通路34を形成するスペースによってポンプボディ10が大型化することを避けられる。
なお、作動油(オイル)の代わりに例えば水溶性代替液等の作動流体を用いても良い。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明の実施の形態を示すベーンポンプの横断面図。 同じくベーンポンプの縦断面図。 参考例を示すベーンポンプの横断面図。
符号の説明
2 ロータ
3 ベーン
4 カムリング
7 ポンプ室
10 ポンプボディ
10a 高圧側壁部
10b 低圧側壁部
10e 底壁部
11 アダプタリング
13 支持ピン
15 吸込ポート
16 吐出ポート
18 ポンプ収容凹部
21 制御バルブ
24 補強リブ
25 補強リブ
28 制御バルブハウジング部
31 第一流体圧室
32 第二流体圧室
33 第一流体圧通路
34 第二流体圧通路
40 可変容量機構
100 ベーンポンプ

Claims (1)

  1. 回転するロータと、このロータから摺動可能に突出する複数のベーンと、このベーンの先端部を摺接させて各ベーンの間にポンプ室を画成するカムリングと、前記ロータに対する前記カムリングの偏心量を変えてポンプ室の容積を可変とする可変容量機構と、この可変容量機構に導かれる作動流体圧力を制御して前記カムリングを移動する制御バルブと、前記ロータと前記ベーンと前記カムリングとを収容するポンプボディとを備える可変容量型ベーンポンプであって、
    前記制御バルブを収容する制御バルブハウジング部が前記ポンプボディに一体形成され、この制御バルブハウジング部が前記ポンプボディにおいて前記ポンプ室の容積が収縮する吐出領域を囲む高圧側壁部に連接して形成され
    前記制御バルブハウジング部が前記吐出領域に対して前記ロータの回転中心軸方向についてオフセットされ、
    前記ポンプボディに前記制御バルブハウジング部と前記高圧側壁部とに連接して隆起する補強リブが形成され、
    前記補強リブの内側に第一流体圧通路、第二流体圧通路がそれぞれ形成され、この第一流体圧通路、第二流体圧通路によって導かれる作動流体圧によって前記カムリングを駆動する構成としたことを特徴とする可変容量型ベーンポンプ。
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