JP5298351B2 - 合成樹脂製蓋及びかかる蓋と容器本体とから構成された容器 - Google Patents
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Description
容器本体の口頸部に蓋を装着して口頸部を密封する際に、蓋フランジの延出片の各々における延出端部を加熱して口頸部フランジの係止手段の各々に係止すると、加熱軟化された延出端部が半径方向内側に変位乃至流動して接続端部に接触する傾向がある。蓋を口頸部から離脱して口頸部を開封するために蓋を開方向に回転せしめる際には、延出片の各々において接続基部が延出端部に対して相対的に移動することが必要であるが、上述した如く延出片の各々において延出端部が接続基部に接触せしめられると、延出端部に対する接続基部の移動が阻害され、これによって蓋を開方向に回転せしめるための初期必要トルクが過大になってしまう虞があることが判明した。
該スカート壁の外周面には蓋フランジが形成されており、該蓋フランジは周方向に間隔をおいて該スカート壁の該外周面の下端部から延出する複数個の延出片と、隣接する該延出片を接続している易破断接続片を有し、該延出片の各々は該スカート壁の該外周面の下端部に接続された接続基部、該接続基部から周方向片方向に延びる第一の周方向延出部、接続部を介して該第一の周方向延出部に接続され、周方向他方向に延びる第二の周方向延出部及び延出端部を含み、該延出片の各々の該延出端部は周方向には該接続基部に整合して位置するが該接続基部に対して下方に変位して該接続基部の半径方向外側に位置する、
ことを特徴とする蓋が提供される。
該容器本体の該口頸部の外周面には該雄螺条の下方において半径方向外方に延出する口頸部フランジが形成されており、該口頸部フランジの上面には上方に突出する複数個の被係止手段が周方向に間隔をおいて形成されており、
該容器本体の該口頸部を該蓋によって密封する際には、該容器本体の該口頸部に該蓋を被嵌し該口頸部に対して該蓋を閉方向に相対的に回転せしめて該雄螺条に該雌螺条を螺合せしめることによって該容器本体の該口頸部に該蓋が装着され、かくして該蓋フランジの該延出片の各々の該延出端部が該口頸部フランジの該被係止手段の各々に対向して位置せしめられ、しかる後に該延出端部を該被係止手段に押圧し加熱することによって該延出端部が該被係止手段に係止せしめられ、
該容器本体の該口頸部を開封する際には、該口頸部に対して該蓋を開方向に回転せしめることによって、該蓋フランジの該易破断接続片が破断され、該延出片が変形されて該蓋フランジの該延出片の各々の該延出端部が該スカート壁の下端に対して相対的に下方に変位され、しかる後に該口頸部フランジの該被係止手段から該蓋フランジの該延出片の該延出端部が離脱される及び/又は該延出片が破断される、
ことを特徴とする容器が提供される。
4:蓋
6:雄螺条
10:口頸部フランジ
12a乃至12h:被係止手段
16:天面壁
18:スカート壁
26:雌螺条
32:蓋フランジ
34:延出片
36:接続基部
38:第一の周方向延出部
40:接続部
42:第二の周方向延出部
44:延出端部
46:易破断接続片
Claims (8)
- 合成樹脂から形成され天面壁及び該天面壁の周縁から垂下する円筒形状のスカート壁を有し、該スカート壁の内周面には雌螺条が形成されている蓋において、
該スカート壁の外周面には蓋フランジが形成されており、該蓋フランジは周方向に間隔をおいて該スカート壁の該外周面の下端部から延出する複数個の延出片と、隣接する該延出片を接続している易破断接続片を有し、該延出片の各々は該スカート壁の該外周面の下端部に接続された接続基部、該接続基部から周方向片方向に延びる第一の周方向延出部、接続部を介して該第一の周方向延出部に接続され、周方向他方向に延びる第二の周方向延出部及び延出端部を含み、該延出片の各々の該延出端部は周方向には該接続基部に整合して位置するが該接続基部に対して下方に変位して該接続基部の半径方向外側に位置する、
ことを特徴とする蓋。 - 該延出端部の上面は該接続基部の下面よりも下方に位置する、請求項1記載の蓋。
- 該蓋フランジの該延出片の各々の該接続部は該第一の周方向延出部の延出端から下方に延び、次いで半径方向外方に延びる、請求項1又は2記載の蓋。
- 該蓋フランジの該延出片の各々の該延出端部の半径方向幅は該第一の周方向延出部及び該第二の周方向延出部の幅よりも大きい、請求項1から3までのいずれかに記載の蓋。
- 該蓋フランジの該延出片の各々の該第一の周方向延出部は容器本体の口頸部を開封する際の蓋の回転方向である開方向に延出し、該第二の周方向延出部は該延出端部まで容器本体の口頸部に蓋を装着して口頸部を密封する際の蓋の回転方向である閉方向に延出する、請求項1から4までのいずれかに記載の蓋。
- 該蓋フランジの該易破断接続片は該延出片の該延出端部と隣接する該延出片の該接続部とを接続している、請求項5記載の蓋。
- 円筒形状の口頸部を有する容器本体と請求項1から6までのいずれかに記載の蓋とから構成され、該容器本体の該口頸部の外周面には該蓋の該雌螺条と協働する該雄螺条が形成されている容器において、
該容器本体の該口頸部の外周面には該雄螺条の下方において半径方向外方に延出する口頸部フランジが形成されており、該口頸部フランジの上面には上方に突出する複数個の被係止手段が周方向に間隔をおいて形成されており、
該容器本体の該口頸部を該蓋によって密封する際には、該容器本体の該口頸部に該蓋を被嵌し該口頸部に対して該蓋を閉方向に相対的に回転せしめて該雄螺条に該雌螺条を螺合せしめることによって該容器本体の該口頸部に該蓋が装着され、かくして該蓋フランジの該延出片の各々の該延出端部が該口頸部フランジの該被係止手段の各々に対向して位置せしめられ、しかる後に該延出端部を該被係止手段に押圧し加熱することによって該延出端部が該被係止手段に係止せしめられ、
該容器本体の該口頸部を開封する際には、該口頸部に対して該蓋を開方向に回転せしめることによって、該蓋フランジの該易破断接続片が破断され、該延出片が変形されて該蓋フランジの該延出片の各々の該延出端部が該スカート壁の下端に対して相対的に下方に変位され、しかる後に該口頸部フランジの該被係止手段から該蓋フランジの該延出片の該延出端部が離脱される及び/又は該延出片が破断される、
ことを特徴とする容器。 - 該容器本体は該蓋を形成している合成樹脂とは異なった合成樹脂から形成されている、請求項7記載の容器。
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JP2009138015A JP5298351B2 (ja) | 2009-06-09 | 2009-06-09 | 合成樹脂製蓋及びかかる蓋と容器本体とから構成された容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009138015A JP5298351B2 (ja) | 2009-06-09 | 2009-06-09 | 合成樹脂製蓋及びかかる蓋と容器本体とから構成された容器 |
Publications (2)
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JP2010285163A JP2010285163A (ja) | 2010-12-24 |
JP5298351B2 true JP5298351B2 (ja) | 2013-09-25 |
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Family Applications (1)
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JP2009138015A Active JP5298351B2 (ja) | 2009-06-09 | 2009-06-09 | 合成樹脂製蓋及びかかる蓋と容器本体とから構成された容器 |
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- 2009-06-09 JP JP2009138015A patent/JP5298351B2/ja active Active
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