JP5283725B2 - 超音波診断装置 - Google Patents
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Description
一般に、この種の超音波診断装置は、超音波プローブ(超音波探触子 以下、プローブとする)と、診断装置本体とを有しており、プローブから被検体に向けて超音波を送信し、被検体からの超音波エコーをプローブで受信して、その受信信号を診断装置本体で電気的に処理することにより超音波画像が生成される。
空間コンパウンドとは、図7に概念的に示すように、圧電素子ユニット100から、被検体に対して方向(走査角度)が互いに異なる複数種類(複数方向)の超音波の送受信を行い、この複数種類の送受信によって得られた複数の超音波画像を合成することにより、1つの合成超音波画像を生成する技術である。
この通常の送受信で得られた超音波画像A(実線)、角度をθ傾けた送受信で得られた超音波画像B(破線)、および、角度を−θ傾けた送受信で得られた超音波画像C(一点鎖線)を合成することで、実線で示す超音波画像Aの領域の合成超音波画像を生成する。
その反面、合成超音波画像を生成するための各超音波画像毎に、超音波の送受信方向を変更する必要があるため、超音波の送受信制御が複雑になってしまうという問題が有る。
また、前記診断装置本体および超音波プローブの少なくとも一方が、前記合成超音波画像を生成するために合成する超音波画像の数を選択する選択手段を有するのが好ましい。
また、時間的に連続する所定数の前記合成超音波画像において、1以上の合成超音波画像が、合成する超音波画像の数が他と異なるのが好ましい。
また、時間的に連続する所定数の前記合成超音波画像において、1以上の合成超音波画像が、超音波画像の前記超音波送受信の種類の組み合わせが他と異なるのが好ましい。
さらに、前記時間的に隣接する合成超音波画像において、合成する超音波画像を共用することで、前記連続する超音波画像の超音波の送受信方向を一致させるのが好ましい。
そのため、本発明によれば、空間コンパウンドを行なう際の超音波の送受信制御を簡略化することができる。従って、例えば、超音波プローブに超音波の送受信制御を行なう機能が組み込まれた超音波診断装置であれば、空間コンパウンドを行なう際における超音波プローブの負担を、低減することができる。
図1に示す超音波診断装置10は、超音波プローブ(超音波探触子)12と、この超音波プローブ12と無線通信で接続される診断装置本体14とを有して構成される。
本発明において、プローブ12の種類には、特に限定はなく、コンベックス型、リニア型、セクタ型等の各種の形式が利用可能である。また、体外式プローブでもよいし、ラジアルスキャン方式等の超音波内視鏡用プローブでもよい。さらに、プローブ12は、ハーモニックイメージングに対応する、送信した超音波の二次以上の高調波を受信するための超音波振動子を有するものであってもよい。
個別信号処理部20aは、圧電素子ユニット16のトランスデューサ18の個々に対応して接続される。また、個別信号処理部20aには、パラレル/シリアル変換部24を介して無線通信部26が接続されている。さらに、無線通信部26には、アンテナ28が接続される。
また、各トランスデューサ18には、送信駆動部30を介して送信制御部32が接続され、各個別信号処理部20aは受信制御部34が接続され、無線通信部26に通信制御部36が接続されている。そして、パラレル/シリアル変換部24、送信制御部32、受信制御部34および通信制御部36に、プローブ制御部38が接続されている。
超音波振動子の電極に、パルス状または連続波の電圧を印加すると、圧電体が伸縮して、それぞれの振動子からパルス状または連続波の超音波が発生して、それぞれの超音波の合成により、超音波ビームが形成される。
また、それぞれの振動子は、伝搬する超音波を受信することにより伸縮して電気信号を発生し、この電気信号が超音波の受信信号として出力される。
送信駆動部30は、デシタル/アナログコンバータ、ローパスフィルタ、アンプ、パルサ等を有して構成され、駆動電圧を各トランスデューサ18(超音波振動子)に供給することにより、超音波振動子を振動させて、超音波を送信させる。
また、送信駆動部30は、送信制御部32によって選択された送信遅延パターンに基づいて、複数のトランスデューサ18から送信される超音波が超音波ビームを形成するように、それぞれの駆動信号の遅延量を調節して複数のトランスデューサ18に供給する。
個別信号処理部20aは、LNA(Low-Noise Amplifier)、VCA(Voltage-Controlled Attenuator)、PGA(Programmable Gain Amplifier)、ローパスフィルタ、アナログ/デシタルコンバータ等からなるAFE(Analog Front End)を有する。個別信号処理部20aは、受信制御部34による制御の下、対応するトランスデューサ18から出力される受信信号をAFEで処理して、デジタルの受信信号に変換する。さらに、個別信号処理部20aでは、このデジタルの受信信号に、直交検波処理または直交サンプリング処理を施すことにより複素ベースバンド信号を生成し、複素ベースバンド信号をサンプリングすることにより、組織のエリアの情報を含むサンプルデータを生成して、サンプルデータをパラレル/シリアル変換部24に供給する。
パラレル/シリアル変換部24は、複数チャンネルの個別信号処理部20aによって生成されたパラレルのサンプルデータを、シリアルのサンプルデータに変換する。
一例として、超音波診断装置10は、空間コンパウンドにおいて3つの超音波画像を合成する。これに応じて、受信制御部34および送信制御部32は、空間コンパウンドを行なう際には、前記合成する超音波画像の数に応じた、互いに送受信の方向が異なる、3種類(3方向)の超音波の送受信を行なうように、送信駆動部30および各個別信号処理部20aの駆動を制御する。
この点に関しては、後に詳述する。
変調方式としては、例えば、ASK(Amplitude Shift Keying)、PSK(Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation)等が用いられる。
無線通信部26は、診断装置本体14との間で無線通信を行うことにより、サンプルデータを診断装置本体14に送信すると共に、診断装置本体14から各種の制御信号を受信して、受信された制御信号を通信制御部36に出力する。通信制御部36は、プローブ制御部38によって設定された送信電波強度でサンプルデータの送信が行われるように無線通信部26を制御すると共に、無線通信部26が受信した各種の制御信号をプローブ制御部38に出力する。
通信制御部36は、プローブ制御部38によって設定された送信電波強度でサンプルデータの送信が行われるように無線通信部26を制御すると共に、無線通信部26が受信した各種の制御信号をプローブ制御部38に出力する。
周知のように、空間コンパウンドとは、被検体に対して、超音波の送受信の方向(走査角度/走査方向)が互いに異なる、複数種類(複数方向)の超音波の送受信(以下、「送受信とする」)を行い、この複数種類の送受信によって得られた超音波画像を合成することにより、1つの合成超音波画像を生成する技術である。このような空間コンパウンドを行なうことで、超音波画像において、スペックルを低減することができる。
プローブ12の送信制御部32および受信制御部34は、空間コンパウンドを行なう際には、このような複数種類の超音波の送受信を、所定の順番で行なうように、送信駆動部30および各個別信号処理部20aの駆動を制御する。
なお、後に詳述するが、本発明においては、空間コンパウンドを行なう際における各フレームの超音波送受信の種類数は、全てのフレームで同じでもよく、送受信の種類数が異なるフレームが混在してもよい。すなわち、本発明において、空間コンパウンドを行なう際には、全ての合成超音波画像で合成する超音波画像の数が同じでもよく、あるいは、合成する超音波画像の数が異なる合成超音波画像が混在してもよい。
また、このような方向が異なる(超音波)送受信の方法は、図2に概念的に示すような、超音波送受信の遅延による方法に限定はされず、例えば前記特許文献1や特許文献2に記載される方法など、公知の方法が、各種、利用可能である。
さらに、図示例では、リニア型を例に説明をしているが、本発明は、コンベックス型やセクタ型等の各種の形式のプローブに利用可能であるのは、前述のとおりである。
ここで、通常の空間コンパウンドでは、各フレームにおいて、送受信方向が異なる各種類の超音波の送受信は、同じ順番で行なわれる。すなわち、図示例のように、画像A、画像Bおよび画像Cの送受信を行なう場合には、図3(C)に概念的に示すように、1フレームを、例えば、「画像Aの送受信→画像Bの送受信→画像Cの送受信」として、このフレームを繰り返すように超音波の送受信を行なう。従って、通常の空間コンパウンドでは、各画像の送受信を行なう毎に、送受信の方向を変更する必要がある。
言い換えれば、本発明の超音波診断装置10においては、時間的に隣接する2つのフレームにおいて、前のフレームの最後の送受信と、次のフレームの最初の送受信とで、超音波の送受信方向を一致させる。
そのため、隣接するフレーム間において、超音波の送受信方向を切り換える必要がなくなり、送受信方向を変えるための遅延の制御の変更など、送信駆動部30および各個別信号処理部20aにおける超音波送受信の制御を、簡略化することができる。従って、図示例の超音波診断装置10であれば、空間コンパウンドを行なう際におけるプローブ12の負担を、軽減することができる。
言い換えれば、本発明は、空間コンパウンドにおいて、必ずしも、設定された最大数の超音波画像を合成するのに、限定はされない。
3画像合成と2画像合成とは、例えば、3画像を合成する高画質モードと、2画像を合成する通常画質モードのように、空間コンパウンドを行なう際におけるモードとして設定しておき、後述する操作部72等を用いて、GUI(Graphical User Interface)等の公知の方法で選択できるようにしてもよい。若しくは、プローブ12に切り替えスイッチ等の選択手段を設けてもよい。このようなモードに関しては、後述する図5や図6に示す例も同様である。
すなわち、設定された数よりも少ない種類数の送受信で空間コンパウンドを行なう場合には、送受信の種類の組み合わせが異なるフレームが混在してもよい。言い換えれば、空間コンパウンドにおいて、設定された最大数よりも超音波画像の合成数が少ない場合には、送受信方向の種類が異なる超音波画像を合成した合成超音波画像が混在してもよい。
例えば、図4(B)に概念的に示すように、1フレーム目は「画像A→画像B」、2フレーム目は「画像B→画像A」、3フレーム目は「画像A→画像C」、4フレーム目は「画像C→画像A」として、この1フレーム目から4フレーム目までを、繰り返し行なうようにしてもよい。
すなわち、本発明においては、空間コンパウンドで、フレームレートが異なるフレームが混在していてもよい。
あるいは、図5(B)に概念的に示すように、1フレーム目は「画像A→画像B→画像C」、2フレーム目は「画像C→画像B→画像A」、3フレーム目は送受信を2種類として「画像A→画像C」、4フレーム目も送受信を2種類として「画像C→画像B」、5フレーム目も2種類として「画像B→画像A」、6フレーム目および7フレーム目は送受信を1種類(合成を行なわない)として「画像A」のみとし、この1フレーム目から7フレーム目までを、繰り返し行なうようにしてもよい。
なお、時間的に連続する所定数のフレームは、上記4フレームおよび7フレームに限定はされず、5〜6フレームでも8フレーム以上でもよい。また、1種類の超音波の送受信しか行なわないフレームは、主画像である画像Aの送受信を行なうのが好ましい。
言い換えれば、時間的に隣接する合成超音波画像において、前の合成超音波画像の最初の超音波画像と、後の合成超音波画像の最後の超音波画像とを共用してもよい。
その上で、最初から3つの「画像B→画像A→画像C」を1フレーム目とする。また、1フレーム目の最後と2フレーム目の最初とで画像Cを共用して、3つ目の画像Cから3つの「画像C→画像A→画像B」を2フレーム目とする。また、2フレーム目の最後と3フレーム目の最初とで画像Bを共用して、5つ目の画像Bから2つの「画像B→画像C」を3フレーム目とする。さらに、3フレーム目の最後と4フレーム目の最初とで画像Cを共用して、6つ目の画像Cから2つの「画像C→画像B」を4フレーム目として、この1フレーム目から4フレーム目までを、繰り返し行なうようにする。
なお、この際には、4フレーム目の最後の画像Bと、1フレーム目の最初の画像Bとを、共用してもよい。
その上で、最初から3つの「画像A→画像B→画像C」を1フレーム目とする。また、1フレーム目の最後と2フレーム目の最初とで画像Cを共用して、3つ目の画像Cから3つの「画像C→画像B→画像A」を2フレーム目とする。また、2フレーム目の最後と3フレーム目の最初とで画像Aを共用して、5つ目の画像Aから2つの「画像A→画像C」を3フレーム目とする。また、3フレーム目の最後と4フレーム目の最初とで画像Cを共用して、6つ目の画像Cから2つの「画像C→画像B」を4フレーム目とする。また、4フレーム目の最初と5フレーム目の最後とで画像Bを共用して、7つ目の画像Bから2つの「画像B→画像A」を5フレーム目とする。さらに、9つ目の「画像A」を6フレーム目、10個目の「画像A」を7フレーム目として、この1フレーム目から7フレーム目までを、繰り返し行なうようようにする。
なお、この際には、7フレーム目の画像Aと、1フレーム目の最初の画像Aとを、共用してもよい。
診断装置本体14は、アンテナ50が接続される無線通信部52を有し、この無線通信部52にシリアル/パラレル変換部54を介してデータ格納部56が接続され、データ格納部56に画像生成部58が接続されている。さらに、画像生成部58に表示制御部62を介して表示部64が接続されている。
また、無線通信部52に通信制御部68が接続され、シリアル/パラレル変換部54、画像生成部58、表示制御部62および通信制御部68に本体制御部70が接続されている。本体制御部70は、診断装置本体14内の各部の制御を行うものであり、空間コンパウンドの実施の有無等の各種の入力操作を行うための操作部72が接続されている。
また、診断装置本体14には、プローブ12に内蔵されるバッテリに充電を行なうための、充電手段を有してもよい。
通信制御部68は、本体制御部70によって設定された送信電波強度で各種の制御信号の送信が行われるように、無線通信部52を制御する。
シリアル/パラレル変換部54は、無線通信部52から出力されるシリアルのサンプルデータを、パラレルのサンプルデータに変換する。データ格納部56は、メモリまたはハードディスク等によって構成され、シリアル/パラレル変換部54によって変換された少なくとも1フレーム分のサンプルデータを格納する。
画像処理部78は、STC(sensitivity time control)部と、DSC(digital scan converter:デジタル・スキャン・コンバータ)とを含んでいる。STC部は、音線信号に対して、超音波の反射位置の深度に応じて、距離による減衰の補正を施す。DSCは、STC部によって補正された音線信号を通常のテレビジョン信号の走査方式に従う画像信号に変換(ラスター変換)し、階調処理等の必要な画像処理を施すことにより、超音波画像信号を生成する。
前述のように、プローブ12では、空間コンパウンドを行なう際には、例えば、図3に示す例であれば、画像Aの送受信、画像Bの送受信、および、画像Cの送受信の、3画像分(3種類)の超音波の送受信を行なう。これに応じて、空間コンパウンドを行なう際には、画像合成部80は、画像Aの送受信による超音波画像A、画像Bの送受信による超音波画像B、および画像Cの送受信の送受信による超音波画像Cの合成を行う。
あるいは、図4に示すように、空間コンパウンドにおける超音波の送受信が2種類の場合には、画像合成部80は、2つの超音波画像の合成を行なう。また、図5等に示す例に含まれるような、1種類の超音波の送受信しか行なわないフレームでは、画像合成部80は、合成を行なわずに、画像処理部78から送られた超音波画像を合成超音波画像の画像信号とする。
表示部64は、例えば、LCD等のディスプレイ装置を含んでおり、表示制御部62の制御の下で、超音波画像を表示する。
超音波診断装置10において、診断時には、まず、プローブ12の送信駆動部30から供給される駆動電圧に従って、複数のトランスデューサ18から超音波が送信される。
この超音波は、被検体によって反射され、被検体からの超音波エコーを受信した各トランスデューサ18から出力された受信信号がそれぞれ対応する個別信号処理部20aに供給されてサンプルデータが生成される。
一例として、送信制御部32および受信制御部34は、図3(A)に示すように、「画像B→画像A→画像C」の送受信と「画像C→画像A→画像B」の送受信とを、交互に繰り返し行なうように、送信駆動部30および信号処理部20(各個別信号処理部20a)の動作を制御する。
あるいは、図4に示すように、1フレームの超音波の送受信が2種類であってもよく、図5に示すように、超音波送受信の種類数が異なるフレームが混在してもよい。さらには、図6に示すように、時間的に隣接するフレームの最初と最後とで、超音波の送受信を共用してもよい。
さらに、データ格納部56から1画像毎のサンプルデータが読み出され、画像生成部58で超音波画像の画像信号が生成され、この画像信号に基づいて表示制御部62により超音波画像が表示部64に表示される。
すなわち、空間コンパウンドを行なう場合には、前述の図3に示す超音波の送受信であれば、画像合成部80は、画像Aの送受信による超音波画像A、画像Bの送受信による超音波画像B、および画像Cの送受信による超音波画像Cの合成を行い、合成超音波画像の画像信号を生成し、表示制御部62に出力する。
あるいは、図4に示すように、空間コンパウンドにおける超音波の送受信が2種類の場合には、2つの超音波画像の合成を行なって合成超音波画像の画像信号を生成する。また、図5等に示すように、1種類の超音波の送受信しか行なわないフレームでは、合成を行なわずに、画像処理部78から送られた超音波画像を合成超音波画像の画像信号とする。
一例として、本発明は、超音波プローブと診断装置本体とを有線で接続して、超音波プローブは圧電素子ユニットのみを有し、超音波の送受信制御は診断装置本体が行なう構成の超音波診断装置にも、利用可能である。
そのため、図示例のプローブ12と診断装置本体14とを無線接続する超音波診断装置10のように、小さなプローブ12に超音波送受信の制御機構等を組み込む装置では、本発明を利用することで、空間コンパウンドを行なう際に、より多くの動作制御や信号処理等が要求されるプローブ12の負担を軽減できる。従って、本発明は、図1に示される例のように、プローブ12に超音波送受信の制御機構等を組み込む構成の超音波診断装置に、特に好適に利用される。
12 (超音波)プローブ
14 診断装置本体
16 圧電素子ユニット
18 トランスデューサ
20 信号処理部
20a 個別信号処理部
24 パラレル/シリアル変換部
26,52 無線通信部
28,50 アンテナ
30 送信駆動部
32 送信制御部
34 受信制御部
36 通信制御部
38 プローブ制御部
54 シリアル/パラレル変換部
56 データ格納部
58 画像生成部
62 表示制御部
64 表示部
68 通信制御部
70 本体制御部
72 操作部
76 整相加算部
78 画像処理部
80 画像合成部
Claims (5)
- 超音波を送信し、被検体によって反射された超音波エコーを受信して受信した超音波に応じた受信信号を出力する圧電素子ユニットを有する超音波プローブと、
前記超音波プローブが出力した受信信号に応じた超音波画像を生成する診断装置本体とを有し、
前記診断装置本体は、複数の前記超音波画像を合成して1つの合成超音波画像を生成する機能を有し、また、前記超音波プローブは、前記診断装置本体が合成超音波画像の生成する際には、超音波の送受信方向が互いに異なる複数種類の超音波の送受信を行い、
かつ、前記超音波プローブは、時間的に隣接する前記合成超音波画像では、時間的に前の前記合成超音波画像の最後の超音波画像の超音波の送受信が終了した後、時間的に後の前記合成超音波画像の最初の超音波画像の超音波の送受信を、前記時間的に前の合成超音波画像の最後の超音波画像と超音波の送受信方向を一致して行って、前記複数種類の超音波の送受信を行なうことを特徴とする超音波診断装置。 - 前記超音波プローブが、前記圧電素子ユニットによる超音波の送信を制御する送信制御手段、および、前記圧電素子ユニットが出力した受信信号の処理を行なう信号処理手段を有する請求項1に記載の超音波診断装置。
- 前記診断装置本体および超音波プローブの少なくとも一方が、前記合成超音波画像を生成するために合成する超音波画像の数を選択する選択手段を有する請求項1または2に記載の超音波診断装置。
- 時間的に連続する所定数の前記合成超音波画像において、1以上の合成超音波画像が、合成する超音波画像の数が他と異なる請求項1〜3のいずれかに記載の超音波診断装置。
- 時間的に連続する所定数の前記合成超音波画像において、1以上の合成超音波画像が、超音波画像の前記超音波送受信の種類の組み合わせが他と異なる請求項1〜4のいずれかに記載の超音波診断装置。
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