JP5125981B2 - 表示制御装置、表示制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
RAM23は、CPU21の作業用メモリとして使用され、CPU21による演算に必要な各種データが格納される。
データベース25には、各患者の診療レコードが電子的に記録される。診療レコードには、例えは、患者を識別する識別情報と、患者の診療情報と、診療情報の作成日時を特定する日時情報と、診療情報の診療種別とが含まれる。また、診療情報の診療種別には、各患者の検体検査結果、画像検査結果、放射線画像、プログレスノート(診療経過を記録するノート)、一般撮影検査結果、オーダ(病理検査、細菌検査、内視鏡検査、処方などの発注)、病状や処置内容を記録したカルテなどが含まれる。
クライアント端末10aは、制御部30と、モニタ39と、キーボード40と、マウス41とを有している。また、制御部30は、CPU31と、ROM32と、RAM33と、グラフィックインターフェース35と、入力インターフェース36と、通信インターフェース37とを有している。これらの機能部は、バス38で接続されている。
RAM33には、通信インターフェース37を介して電子カルテ管理サーバ20から取得した診療情報が一時的に保存される。クライアント端末10aは、取得した診療情報の処理を終了するときには、RAM33に一時的に保存した診療情報を消去する。また、クライアント端末10aの利用者によって診療情報に変更が加えられると、変更された診療情報が電子カルテ管理サーバ20に送信され、電子カルテ管理サーバ20に保存された診療情報が更新される。
グラフィックインターフェース35は、モニタ39に文書や画像を表示するためのインターフェースとして機能する。
入力インターフェース36は、入力デバイスとしてのキーボード40やマウス41とのインターフェースとして機能する。
通信インターフェース37は、ネットワーク50を介して電子カルテ管理サーバ20との通信を行うためのインターフェースとして機能する。クライアント端末10aの通信インターフェース37にも、例えばNICなどを用いることができる。
受信・認証手段272は、クライアント端末10からのアクセス要求を受け付けて、一般的な認証手続による利用者認証を行う。
また、受信・認証手段272は、クライアント端末10からのデータ取得要求を受信して、受信したデータ取得要求をデータベース検索手段273に通知する。
また、受信・認証手段272は、クライアント端末10から診療情報の変更要求を受信して、受信した診療情報の変更要求を履歴管理手段271に通知する。
履歴管理手段271は、診療情報の変更要求を受信・認証手段272から取得して、データベース25に記憶された診療情報の変更(書き換え)を行う。
データベース検索手段273は、データ取得要求を受信・認証手段272から取得して、データ取得要求に含まれる検索条件でデータベース25を検索する。検索の結果、該当する診療情報が検出されると、検出した診療情報を送信手段274に送信する。
送信手段274は、データベース25を検索して得られた診療情報を取得要求のあったクライアント端末10に送信する。
例えば、表示画面管理手段304は、モニタ39の表示領域に複数表示される子画面の情報(例えば、表示領域上での表示座標)を管理する。モニタ39の表示領域は、複数の子画面に分割され、分割された各子画面にそれぞれ診療情報が表示される。また、表示画面管理手段303は、複数の子画面と、複数の子画面に表示する診療情報との対応関係を管理する。また、表示画面管理手段303は、複数の子画面の表示領域上での表示位置から各子画面の画面順位を判定する。例えば、座標値が最も左側で最も上側に表示された子画面の画面順位を最も高く設定し、最も右側で最も下側に表示された子画面の画面順位を最も低く設定する。各子画面の画面順位の情報や、各子画面に表示する診療種別の情報は、表示画面管理手段303から表示制御手段304に通知される。
また、表示制御手段304は、各子画面に表示する診療種別の情報を表示画面管理手段303から取得する。そして、表示制御手段304は、取得した情報に従って各子画面に該当する診療情報を表示させる。
患者の識別情報が入力されると、電子カルテ管理サーバ20は、クライアント端末10に診療情報の一覧ページを表示させる。診療情報の一覧ページの一例を図5に示す。診療情報の一覧ページには、例えば、該当患者が、過去に診療を受けたことがあれば、過去に作成されたカルテ情報を検索して表示するか否かを表すアイコンが表示される。また、該当患者が検体検査や画像検査を行っていれば、検査結果を検索して表示するか否かを表すアイコンが表示される。また、医師が患者の状態を把握するために検査依頼や、看護師への医療提供の指示があればオーダを表すアイコンが表示される。
クライアント端末10の表示画面管理手段303は、操作者によって設定された画面のレイアウト情報をRAM33に記録する。図7(A)には、データの種別が分割線の場合のレイアウトテーブルを示す。
分割線とは、子画面と子画面を分割する線分を示している。図8には、第2子画面102と第3子画面103とを分割する水平方向の分割線311と、第1子画面101と、第2子画面102及び第3子画面103とを分割する垂直方向の分割線312とを示す。なお、分割線の数や配置の方向は、操作者によって任意に設定及び変更することができる。
配備番号とは、レイアウト番号が示すレイアウトにおいて配備される分割線を識別する情報である。例えば、図7(A)に示すレイアウトテーブルでは、レイアウト番号「0001」のレイアウトにおいて、配備番号「1」と「2」の2本の分割線が配備されることが示される。また、分割線の向きとは、分割線を水平方向(X軸方向)に配置するのか、垂直方向(Y軸方向)に配置するのかを表す情報である。
X軸とY軸とのいずれか一方の座標での始点座標及び終点座標とは、例えば分割線を水平方向に配置する場合には、X軸方向の始点座標と終点座標とを示す。また、分割線を水平方向に配置する場合の他方の座標での座標値とは、Y軸方向の座標値を示す。
また、分割線を垂直方向に配置する場合、X軸とY軸とのいずれか一方の座標での始点座標及び終点座標は、Y軸方向の始点座標と終点座標とを示す。また、分割線を垂直方向に配置する場合の他方の座標での座標値とは、X軸方向の座標値を示す。
データの種別が子ビューアの場合、レイアウトテーブルには子ビューアのレイアウト番号と、種別と、配備番号と、ビューア種別と、表示条件と、検索条件と、子ビューアが表示情報を表示する子画面の表示領域を示す座標値とが記録される。
ビューア種別とは、子ビューアに表示されるデータの種別を示す。例えば、画像、カルテ、検査結果などの種別がある。
表示条件とは、子ビューアに表示するデータの表示形式を示す。例えば、HTML(HyperText Markup Language)画像、一覧表示、画像表示などの表示形式がある。
検索条件とは、子ビューアに表示するデータをデータベース25から検索する検索条件を表す。例えば、放射線画像、検査オーダ、看護記録、CT(Computerized Tomography)画像などが検索条件として使用される。
子画面の表示領域の座標値とは、子画面の表示領域の4隅の座標を示す座標値である。
例えば、図7(B)に示す例では、レイアウト番号「0001」のレイアウトにおいて、配備番号が「1」、「2」、「3」の3つの子ビューアに情報が表示される。また、配備番号「1」の子ビューアには放射線画像が表示され、配備番号「2」の子ビューアにはプログレスノートがHTML形式で表示され、配備番号「3」の子ビューアには一般検査の検査結果が一覧表示される。
操作履歴テーブルには、操作履歴番号と、操作名と、処理番号と、種別と、配備番号とが記録される。その他に、データの種別が分割線の場合には、分割線の向きと、変更後の分割線の位置を示す座標情報(一方の座標軸上での始点座標及び終点座標と、他方の座標軸上の座標情報)とが記録される。 なお、操作履歴テーブルの操作履歴番号は、最新の操作履歴の番号を「1」として、以下、操作の入力時刻の新しい順に番号がふられる。すなわち、新しい操作が入力されると、この操作を操作履歴番号「1」として操作履歴テーブルに記録する。また、操作履歴番号が「1」番であった操作履歴は、操作履歴番号「2」に保存される。以下、同様にして、操作の入力時刻が新しい順に番号が付けられる。
まずは、図10(A),(B)を参照しながら、分割線の水平方向の移動を例に説明する。図10(A)、(B)には、分割線311を、垂直方向(Y軸方向)に移動した例を示す。なお、図10(A)には移動前の分割線311の表示位置を表し、図10(B)には移動後の分割線311の表示位置を表す。
図10(A)に示す水平方向の分割線311をY軸方向の座標が「100」大きくなる方向に移動させる指示が入力されたとする。この場合、図9に示す操作履歴番号「1」の情報が操作履歴テーブルに記録される。すなわち、操作名として「分割線を移動した」が記録され、処理番号として「1」が記録され、分割線311を示す配備番号「1」が記録される。また、分割線311の向きとして「水平方向」が記録され、X軸方向の始点座標として「300」、X軸方向の終点座標として「600」が記録される。また、移動後の分割線311のY軸方向の座標値として、移動前の「400」に「100」を加算した「500」が記録される。
例えば、子画面cを消去する場合、子画面bと子画面cとを分割する分割線311を消去したことが操作履歴テーブルに記録される。すなわち、消去前の分割線311の座標値が操作履歴テーブルに記録される。具体的には、図9に示す操作履歴番号「2」の情報であって、操作名として「分割線を消去した」が記録され、処理番号として「2」が記録され、分割線311の配備番号として「1」が記録される。また、削除する前の分割線311の向きとして「水平方向」が記録され、分割線311のY軸方向の始点座標として「300」、Y軸方向の終点座標として「600」が記録される(図9参照)。なお、子画面cの消去に伴って、子画面cに情報を表示する子ビューアの情報もレイアウトテーブルから消去される。
また、表示情報を拡大表示させる子画面の選択を、隣接する子画面の表示状態や、隣接する子画面の削除する子画面に対する配置位置によって設定する。
例えば、図12(A)に示す子画面bを削除する操作がマウス41によって入力されたとする。子画面bは、分割線201、202、203で区分けされた表示領域である。なお、図12〜図14では、分割線の位置を分かりやすく表示するため、分割線を太線で強調表示している。
分割線201は、分割線201の左側で子画面a,b,cに接し、分割線201の右側で子画面d,eに接している。分割線202は、分割線202の上側で子画面aに接し、分割線202の下側で子画面bに接している。また、分割線203は、分割線203の上側で子画面bに接し、分割線203の下側で子画面cに接している。従って、図12(A)に示す例では、分割線202と203とが、これらの分割線202、203の一方の側に子画面bが接する分割線となる。
子画面の配置の優先度の一例として、削除対象の子画面よりも上側に位置する子画面の優先度を、削除対象の子画面よりも下側に位置する子画面のよりも高くする。同様に、削除対象の子画面よりも左側に位置する子画面の優先度を、削除対象の子画面よりも右側に位置する子画面の優先度よりも高くする。
また、一方の側に削除する子画面だけが接する分割線の他方の側に接する子画面を選択して、表示領域を拡張させる子画面の候補とするので、子画面の候補の選択が容易となる。
図13(A)に示す表示例では、削除対象の子画面cに接する分割線は、分割線206と、分割線207の2つである。このうち、分割線206に接する子画面aには、スクロールバー220やスライダ221が表示されている。さらに、子画面a,bは、削除対象の子画面cよりも上側に位置する。従って、分割線206が削除対象の分割線となる。また、分割線206を削除することになるので、子画面cの領域に表示領域を拡大させる子画面が子画面aと子画面bとなる。図13(B)に、子画面cを削除した後のモニタ39の表示画面を示す。なお、図13に示す例では、子画面aはスライダ表示で表示情報が表示されているが、子画面bは、スライダ表示はされていない。このため、図13(A)に示す子画面bの表示領域250が、図13(B)に示すように子画面cの削除後も同一表示サイズで表示される。子画面bの表示領域250よりも下側は、空白領域となる。なお、子画面bの表示情報を縦横の比率を変えずに拡大表示することができるのであれば拡大表示させて、空白領域ができるだけできないようにしてもよい。
例えば、ユーザは、モニタ39の表示を見ながら、マウス41で削除する子画面のヘッダ部120をクリックする。表示制御手段304は、子画面のヘッダ部120がクリックされると、クリックされた子画面のヘッダ部120の表示色をクリックされる前の表示色から変更する。図14(A)に示す例では、子画面a,b,cのヘッダ部120がクリックされ、子画面a,b,cのヘッダ部120の表示色が変更された状態を示す。
このように本実施例は、複数の子画面を選択して、選択した子画面を一括して削除することができるので、表示画面のレイアウトが変更される回数を低減することができる。すなわち、子画面a,子画面b,子画面cの順番で子画面を削除していくと、画面のレイアウトが3回変更されることになるが、子画面a,b,cを一括して削除することで、レイアウトの変更回数を1回にすることできる。
表示制御手段304は、例えば、マウス41等の入力デバイスで削除する子画面が選択されると、削除対象の子画面に接する分割線の情報(分割線の表示座標情報)を表示画面管理手段303から取得する(ステップS1)。次に、表示制御手段304は、取得した分割線の情報を用いて、分割線の一方の側に削除対象の子画面だけが接している分割線を選択する(ステップS2)。表示制御手段304は、表示画面管理手段303から取得したレイアウトテーブルの情報も参照して、分割線の一方の側に削除対象の子画面だけが接している分割線を選択する。
例えば、図12に示す子画面aを削除対象の子画面とした場合、分割線201のように、分割線201の一方の側で、削除対象の子画面aの他の子画面b,cにも接している分割線は選択の対象外となる。なお、以下では、選択した分割線を削除候補分割線と呼ぶ。
例えば、図12に示す子画面bを削除し、削除した領域に子画面aの表示領域を拡張する場合には、拡張する子画面aのY座標値を、削除した子画面bのY座標値に置き換える。同様に、図14に示す子画面a,b,cを削除し、削除した領域に子画面d,eの表示領域を拡張する場合には、拡張する子画面d,eのX座標値を、削除した子画面a,b,cのX座標値に置き換える。
スクロールバー220を表示した拡張候補子画面(群)が存在しない場合(ステップS6/NO)、表示制御手段304は、予め設定された優先度に従って、削除対象の子画面の領域に表示領域を拡張させる子画面(群)と、削除する分割線とを選択する(ステップS9)。
本実施例では、削除対象の子画面よりも上側に位置する子画面の優先度が、削除対象の子画面よりも下側に位置する子画面の優先度よりも高い。また、削除対象の子画面よりも左側に位置する子画面の優先度が、削除対象の子画面よりも右側に位置する子画面の優先度よりも高い。
表示制御手段304は、拡張候補子画面の中から優先度が最も高い子画面(群)を選択し、選択した子画面(群)を拡張する子画面(群)に設定する。また、表示制御手段304は、この拡張する子画面(群)に接する分割線を削除する分割線に設定する。
表示制御手段304は、マウス41等の入力デバイスで削除する子画面が選択されると(ステップS11)、選択された子画面の数は複数であるか否かを判定する(ステップS12)。ステップS12の判定結果が否定判定の場合には、図15に示すフローに従って処理を行う。
また、上述した実施例では、表示情報として診療情報を例に説明したが、表示制御装置が表示する表示情報は診療情報に限定される訳ではない。例えば、会議資料に関するデータ等であってもよい。
また、上述した実施例では、表示情報をスクロール表示した子画面を選択して、選択した子画面の表示領域を消去する子画面の領域に拡大させていた。これ以外に、例えば、検査の結果等を表す画像を表示している子画面を優先的に選択して、選択した子画面の表示領域を削除した子画面の表示領域に拡張させてもよい。
20 電子カルテ管理サーバ
21、31 CPU
22、32 ROM
23 33 RAM
24、37 通信インターフェース
25 データベース
27、30 制御部
35 グラフィックインターフェス
36 入力インターフェース
39 モニタ
39 キーボード
40 マウス
120 ヘッダ部
130 ボディ部
Claims (6)
- 入力デバイスによる操作者の操作入力を受け付ける操作入力受付手段と、
表示部に表示された複数の子画面のうち、削除する子画面の指定を前記操作入力受付手段で受け付けると、該削除する子画面の表示領域を区分けする分割線を検出し、該削除する子画面に隣接する子画面のうち該検出した分割線に対応する表示領域を有する子画面を検出し、該検出した子画面の表示領域を、前記削除する子画面の表示領域に拡大表示する表示制御手段と、
を有することを特徴とする表示制御装置。 - 前記表示制御手段は、前記削除する子画面に隣接する子画面のうち、表示情報をスクロール表示した子画面を選択し、該表示情報をスクロール表示した子画面のスクロール方向に表示領域を拡大表示することを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
- 前記表示制御手段は、前記削除する子画面の表示領域を区分けする分割線のうち、一方の側が前記削除する子画面に接し、かつ他方の側が表示情報をスクロール表示した子画面に接する分割線を検出し、該検出した分割線の前記他方の側に接する子画面の表示領域を拡大表示することを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
- 前記表示制御手段は、前記削除する子画面が複数選択されると、各削除する子画面の表示領域に表示領域を拡大表示させる子画面を選択し、選択した子画面の表示領域を、該当する削除する子画面の表示領域に一括して拡大表示させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の表示制御装置。
- 入力デバイスによる操作者の操作入力を受け付けるステップと、
表示部に表示された複数の子画面のうち、削除する子画面の指定を受け付けると、該削除する子画面の表示領域を区分けする分割線を検出するステップと、
前記削除する子画面に隣接する子画面のうち該検出した分割線に対応する表示領域を有する子画面を検出するステップと、
前記検出した子画面の表示領域を、前記削除する子画面の表示領域に拡大表示するステップと、
を有することを特徴とする表示制御方法。 - コンピュータに、
入力デバイスによる操作者の操作入力を受け付ける処理と、
表示部に表示された複数の子画面のうち、削除する子画面の指定を受け付けると、該削除する子画面の表示領域を区分けする分割線を検出する処理と、
前記削除する子画面に隣接する子画面のうち該検出した分割線に対応する表示領域を有する子画面を検出する処理と、
前記検出した子画面の表示領域を、前記削除する子画面の表示領域に拡大表示する処理と、
を実行させることを特徴とするプログラム。
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