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JP5123561B2 - 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 Download PDF

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JP5123561B2 JP2007131377A JP2007131377A JP5123561B2 JP 5123561 B2 JP5123561 B2 JP 5123561B2 JP 2007131377 A JP2007131377 A JP 2007131377A JP 2007131377 A JP2007131377 A JP 2007131377A JP 5123561 B2 JP5123561 B2 JP 5123561B2
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Description

本発明は、荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法に係り、特に、電子線描画装置に用いられる任意角図形の描画方法に関する。
半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パターンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、高精度の原画パターン(レチクル或いはマスクともいう。)が必要となる。ここで、電子線(電子ビーム)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パターンの生産に用いられる。
図20は、可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
可変成形型電子線(EB:Electron beam)描画装置は、以下のように動作する。まず、第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形例えば長方形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向される。そして、可変成形開口421の一部を通過して、ステージ上に搭載された試料に照射される。ステージは、描画中、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動している。このように、開口411と可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、試料340の描画領域に描画される。開口411と可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式という。ここで、可変成形開口421は0度及び90度の辺の他、図示しない45度の辺が形成されるものもある。その場合、開口411と可変成形開口421とを通過する形状として、45度の整数倍の形状が、試料340の描画領域に描画される。
かかる電子ビーム描画を行なうにあたり、まず、半導体集積回路のレイアウトが設計され、レイアウトデータ(設計データ)が生成される。そして、かかるレイアウトデータが変換され、電子線描画装置に入力される描画データが生成される。ここで、45度の整数倍以外の角度を持つ任意角図形がレイアウト図形に含まれる場合、描画装置によってはそのままの角度で描画できないために長方形等の複数のスリット図形に分割して近似する。そして、分割されたそれぞれの図形を描画することになる(例えば、特許文献1参照)。
図21は、従来のスリット分割の一例を示す図である。
例えば、任意角図形90を非任意角図形91,92,93の3つの長方形で分割して近似する。ここで、任意角の斜辺の精度を向上させるためには、従来、分割幅Sを狭くして分割するスリット図形数を増やすことで分解能を高めることができる。図21では、例えば、分解能を2倍にすべく分割幅Sを1/2にすることで、非任意角図形94,95,96,97,98,99の6つの長方形で分割する例を示している。このように、分割幅Sを1/2にすれば分割される図形数は2倍となる。しかしながら、図21のように大幅に図形数を増やしてしまうと、描画時間もその分増加することになる。LSIの高集積化に伴い、描画されるパターンのデータ量も増大している。そのため、描画時間の増大はできるだけ抑制することが望まれている。また、描画する際には、系統エラーを抑制するために多重描画が行なわれる。多重描画では、一般的に、同じ複数のスリット図形が同じ位置に多重に描画される。
特開平06−97055号公報
上述したように、任意角図形のスリット分割数の増大に伴い、描画時間が増大してしまうといった問題があった。特に、多重描画を行なう場合には、分割数が増えると描画回数に比例した分だけさらに描画時間が増大してしまうといった問題があった。
そこで、本発明は、かかる問題点を克服し、分割される図形数を抑制し、描画時間を短縮させる描画装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
45度の整数倍を除く角度を持つ任意角図形を長方形と45度の角度を持つ台形との少なくとも一方で構成される一辺が略同一の所定の幅で直交する他辺の長さが異なる第1の複数の非任意角図形に近似分割した第1の分割図形データと、上述した任意角図形を長方形と上述したような台形との少なくとも一方で構成される、前記一辺と同方向の一辺が略同一の上述した所定の幅で直交する他辺の長さが異なる、第1の複数の非任意角図形とは分割位置が異なる第2の複数の非任意角図形に近似分割した第2の分割図形データとを記憶する記憶部と、
荷電粒子ビームを用いて、試料上に第1の複数の非任意角図形と第2の複数の非任意角図形とを両者が重なるように描画する描画部と、
を備えたことを特徴する。
多重描画する場合に分割位置が異なることで、同じ位置に描画する場合よりも任意角図形の斜辺でドーズ(電子照射量)分布を細かくすることができる。
また、第1と第2の分割図形データは、別々のデータファイルとして入力された後、記憶部にそれぞれ記憶されるように構成すると好適である。
或いは、第1と第2の分割図形データは、1つのデータファイルとして入力された後、記憶部に1つのデータファイルが記憶されるように構成しても好適である。
また、本発明の他の態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
45度の整数倍を除く角度を持つ任意角図形を含む図形データを入力し、記憶する記憶部と、
任意角図形を長方形と45度の角度を持つ台形との少なくとも一方で構成される一辺が所定の幅で直交する他辺の長さが異なる第1の複数の非任意角図形に近似分割する第1の分割部と、
任意角図形を長方形と上述したような台形との少なくとも一方で構成される、前記一辺と同方向の一辺が所定の幅で直交する他辺の長さが異なる、第1の複数の非任意角図形とは分割位置が異なる第2の複数の非任意角図形に近似分割する第2の分割部と、
荷電粒子ビームを用いて、試料上に第1の複数の非任意角図形と第2の複数の非任意角図形とを両者が重なるように描画する描画部と、
を備えたことを特徴する。
このように、描画装置内で任意角図形を近似分割するようにしても好適である。そして、上述したように、多重描画する場合に分割位置が異なることで、同じ位置に描画する場合よりも任意角図形の斜辺でドーズ分布を細かくすることができる。
また、本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画方法は、
45度の整数倍を除く角度を持つ任意角図形を長方形と45度の角度を持つ台形との少なくとも一方で構成される一辺が所定の幅で直交する他辺の長さが異なる第1の複数の非任意角図形に近似分割する第1の分割工程と、
荷電粒子ビームを用いて、試料上に第1の複数の非任意角図形を描画する第1の描画工程と、
任意角図形を長方形と台形との少なくとも一方で構成される、前記一辺と同方向の一辺が所定の幅で直交する他辺の長さが異なる、第1の複数の非任意角図形とは分割位置が異なる第2の複数の非任意角図形に近似分割する第2の分割工程と、
荷電粒子ビームを用いて、試料上に、第2の複数の非任意角図形を第1の複数の非任意角図形と重なるように描画する第2の描画工程と、
を備えたことを特徴する。
また、第2の複数の非任意角図形は、第1の複数の非任意角図形の分割位置から上述した一辺の方向と他辺の方向にそれぞれシフトした分割位置で分割されると好適である。
また、荷電粒子ビーム描画方法は、第n回の近似分割と第n回の描画とが行なわれる。その場合、第k(2≦k≦n)の複数の非任意角図形は、第k−1の複数の非任意角図形の分割位置から上述した一辺の方向へ1/n寸法分、他辺の方向へ隣接する非任意角図形との差分の1/n寸法分シフトした分割位置で分割されると好適である。
本発明によれば、任意角図形の斜辺でドーズ分布を細かくすることができるので、分割数を実質的に増やすことなく高精度な任意角図形を描画することができる。
以下、実施の形態では、荷電粒子線(荷電粒子ビーム)の一例として、電子線(電子ビーム)を用いた構成について説明する。但し、荷電粒子線は、電子線に限るものではなく、イオン線等の荷電粒子を用いたビームでも構わない。また、任意角は、45度の整数倍を除く角度を指し、この角度を持った図形を任意角図形と定義する。そして、長方形や45度の角度をもった台形のように、45度の整数倍の角度だけで構成された図形を非任意角図形と定義する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における描画装置の主要構成を示す概念図である。
図1において、描画装置100は、描画部150と制御部160を備えている。描画装置100は、荷電粒子ビーム描画装置の一例となる。そして、描画装置100は、試料101に所望するパターンを描画する。制御部160は、制御回路110、描画データ処理部120、及び記憶装置122を備えている。描画部150は、電子鏡筒102、描画室103を有している。電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、偏向器208が配置されている。また、描画室103内には、移動可能に配置されたXYステージ105が配置されている。また、XYステージ105上には、試料101が配置されている。試料101として、例えば、ウェハにパターンを転写する露光用のマスクが含まれる。また、このマスクは、例えば、まだ何もパターンが形成されていないマスクブランクスが含まれる。また、多重描画、例えば、2回描画する場合の1回目の図形データファイル132と2回目の図形データファイル134とが制御部160内に入力され、記憶装置122に格納される。ここで、図1では、実施の形態1を説明する上で必要な構成部分について記載している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成が含まれても構わないことは言うまでもない。
電子銃201から出た電子ビーム200は、照明レンズ202により矩形、例えば長方形の穴を持つ第1のアパーチャ203全体を照明する。ここで、電子ビーム200をまず長方形に成形する。そして、第1のアパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2のアパーチャ206上に投影される。かかる第2のアパーチャ206上での第1のアパーチャ像の位置は、偏向器205によって制御される。これにより、ビーム形状と寸法を変化させることができる。そして、第2のアパーチャ206を通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズ207により焦点を合わせられる。そして、電子ビーム200は、偏向器208により偏向される。このようにして、XYステージ105上の試料101の所望する位置に照射される。これらの動作を繰り返し行なうことで、試料101上への描画回数を複数回に分ける多重描画を行なうことができる。多重描画を行なうことで系統エラーを抑制することができる。第1のアパーチャ203と第2のアパーチャ206との組合せにより、45度の整数倍の角度をもつ図形に成形することができるように開口部が形成されている。例えば、45度、90度、135度である。
図2は、実施の形態1における任意角図形を1回目の描画用にスリット分割した一例を示す図である。
第1のアパーチャ203と第2のアパーチャ206を組み合わせて図形の形状を決定する可変成形型の描画装置100では、設定された角度以外の任意角図形10をそのままでは描画することができない。そのため、図2に示すように、一辺が分割幅Sで直交する辺の長さが異なる長方形の非任意角図形11,13,15で分割して近似する。このような複数の非任意角図形に分割する場合には、上辺の中点が任意角図形10の斜辺上に位置するように分割すると好適である。
図3は、実施の形態1における任意角図形を2回目の描画用にスリット分割した一例を示す図である。
実施の形態1では、従来のように、分割数を実質的に増やすのではなく、分割位置を異なる位置にシフトさせて分割した非任意角図形を用意する。分割幅Sを持つ辺方向(横方向)へ分割幅Sの1/2だけシフトさせる。同時に、分割幅Sを持つ辺と直交する辺方向(縦方向)へ隣接する非任意角図形との長さの差分の1/2だけ辺の位置をシフトさせる。図3の例では、1回目の描画(1パス目)の非任意角図形11の分割幅Sの1/2だけ2回目の描画(2パス目)の非任意角図形14の位置を横方向にシフトさせる。同時に、1回目の描画(1パス目)の非任意角図形11と非任意角図形13との高さの差分σの1/2だけ非任意角図形14の上辺の位置を縦方向に延ばすようにシフトさせる。同様に、1回目の描画(1パス目)の非任意角図形13の分割幅Sの1/2だけ2回目の描画(2パス目)の非任意角図形16の位置を横方向にシフトさせる。同時に、1回目の描画(1パス目)の非任意角図形13と非任意角図形16との高さの差分σの1/2だけ非任意角図形16の上辺の位置を縦方向に延ばすようにシフトさせる。端部については、残ったS/2の幅で上辺の中点が任意角図形10の斜辺上に位置するように分割する。すなわち、非任意角図形12は、横方向の辺が残ったS/2の幅で上辺の中点が任意角図形10の斜辺上に位置するように切り出される。例えば、非任意角図形11の上辺と任意角図形10の斜辺の下端との差分がδの場合に、非任意角図形12の高さはδ/2とすればよい。同様に、非任意角図形18は、横方向の辺が残ったS/2の幅で上辺の中点が任意角図形10の斜辺上に位置するように切り出される。例えば、非任意角図形15と任意角図形10の斜辺の上端との差分がβの場合に、非任意角図形18の高さは非任意角図形15よりもδ/2だけ延びた高さとすればよい。このように、端部に位置する非任意角図形12,18についてはその上辺の中点が任意角図形10の斜辺上に位置するように分割すると好適である。よって、少なくとも非任意角図形12,18は、上辺の中点が斜辺上に位置するように分割される。これにより端部に位置する非任意角図形では、斜辺の外側の誤差部分の面積と内側で欠けた誤差部分の面積が一致する。そのため、本来照射されるべきドーズ量と照射されるべきでないドーズ量とを一致させることができる。よって端部の精度を向上させることができる。
図4は、実施の形態1における任意角図形を1回目及び2回目の描画用にスリット分割した図形を重ねた一例を示す図である。
図4に示すように、位置をずらして切り出した複数の非任意角図形11〜18を重ねるとあたかも分割幅Sを狭くした場合と同様に分解能を高めることができる。よって、このように1回目の描画と2回目の描画で分割位置をシフトした図形群を重ねて描画することで任意角図形10の斜辺でドーズ分布を細かくすることができる。よって、分割数を実質的に増やすことなく高精度な任意角図形を描画することができる。ここでは、斜線部分の露光回数が1回になってしまうが、試料101上のレジストが解像しなかった場合には、高さ位置を適宜調整させればよい。
図5は、実施の形態1における任意角図形を1回目及び2回目の描画用にスリット分割した図形を重ねた他の一例を示す図である。
図6は、実施の形態1における任意角図形を、高さ位置を補正した図形でスリット分割する場合の一例を示す図である。
設計データの任意角図形10を上述したずらし分割法で分割し、プロセスにより実際の境界が図5の点線で示した斜線から実線で記載した斜線のようにずれてしまった場合、図6のように補正すると好適である。ここでは、例えばズレ幅は均一にαである場合について説明する。これを補正するため、図6に示すように個々の非任意角図形を実際の境界を考慮して、高さを調整して配置する。図6の場合だと、調整幅β=αとして1回目及び2回目の描画用に分割する各非任意角図形を共に上方向にβだけ伸ばして、図6の実線で示す斜辺上にあたかも境界が来るように配置する。図6では、各非任意角図形をハッチングで示した分だけ上方向に伸ばしている。
図7は、実施の形態1における任意角図形を、高さ位置を補正した図形でスリット分割する場合の他の一例を示す図である。
ここで、端部の非任意角図形と中央部の非任意角図形とでは一般的にプロセスによる実際の境界の現れ方の傾向が異なる場合も考えられる。その場合、図6に示したように一括して図形を調整する方法では不十分な場合も存在し得る。そこで、例えば図6で二回描画したところのみ解像するような場合を考えると、図6では端部が中央部と傾向の異なる補正になってしまうので、図7に示すように実際の境界(プロセス)を考慮して端部の非任意角図形(図7では、ハッチングで示している)を個別に調整する。ここでは端部の非任意角図形の調整について説明したが、個々の非任意角図形についても同様の調整が可能である。
なお、ここでは、説明を理解しやすくするために多重描画を行なう回数が2回の場合について説明したが、これに限るものではない。n回多重描画するような場合には、シフト位置を次のようにすればよい。すなわち、k回目の描画用にスリット分割する際は、分割幅Sを持つ辺方向(横方向)へ(k−1)回目の位置から分割幅Sの1/nだけシフトさせる。同時に、分割幅Sを持つ辺と直交する辺方向(縦方向)へ隣接する非任意角図形との長さの差分の1/nだけ辺の位置を(k−1)回目の位置からシフトさせればよい。なお、kは2≦k≦nとした自然数をとるものとする。シフト量(ずらし幅)として、1/nが好適であるが、これに限るものではない。それ以外のシフト量を除外するものではない。
図8は、実施の形態1における図形データファイルを作成する手順を説明するための概念図である。
半導体集積回路を製造するにあたって、まず、半導体集積回路のレイアウトが設計され、レイアウトデータファイル130が生成される。レイアウトデータファイル130内には、レイアウトデータとして、非任意角図形19と任意角図形10とが定義される。次に、レイアウトデータファイル130が変換装置300に入力され、その内部で変換され、描画データファイルが生成される。ここでは、変換装置300によって、1回目の描画データが格納された図形データファイル132と2回目の描画データが格納された図形データファイル134とが作成される。
まず、第1の分割工程として、変換装置300は、任意角図形10を長方形で構成される一辺が分割幅Sで直交する他辺の長さが異なる非任意角図形11,13,15(第1の複数の非任意角図形)に近似分割する。そして、非任意角図形19と任意角図形10をスリット分割した非任意角図形11,13,15とが1回目の描画データとして図形データファイル132内に定義される。
また、第2の分割工程として、変換装置300は、任意角図形10を長方形で構成される一辺が分割幅Sで直交する他辺の長さが異なる、非任意角図形11,13,15とは分割位置が異なる非任意角図形12,14,16,18(第2の複数の非任意角図形)に近似分割する。そして、非任意角図形19と位置をずらして任意角図形10をスリット分割した非任意角図形12,14,16,18とが2回目の描画データとして図形データファイル134内に定義される。
図9は、実施の形態1における図形データのフォーマットの一例を示す図である。
ここでは、図形データとして、n回目の描画用のデータなのかを識別するためのフラグと、図形の形状を識別する図形コードと、図形の位置を定義する座標(x,y)と、図形のサイズ(lx,ly)とが格納される。ここでは、フラグを図形毎に定義しているが、これに限るものではない。描画回数が異なればファイルも異なるように構成しているので、ファイル毎に識別できればよい。
そして、図1に示すように、図形データファイル132,134は、別々のデータファイルとして、描画装置100に入力され、記憶装置122に記憶される。
そして、第1の描画工程として、まず、描画データ処理部120は、1回目の描画用の図形データファイル132を記憶装置122から読み出し、ショットデータに変換する。そして、制御回路110に制御された描画部150は、電子ビーム200を用いて、試料101上に1回目の描画用の非任意角図形11,13,15と元々の非任意角図形19を描画する。
そして、第2の描画工程として、同様に、まず、描画データ処理部120は、今度は2回目の描画用の図形データファイル134を記憶装置122から読み出し、ショットデータに変換する。そして、制御回路110に制御された描画部150は、電子ビーム200を用いて、試料101上に2回目の描画用の非任意角図形12,14,16,18と元々の非任意角図形19を非任意角図形11,13,15と元々の非任意角図形19とに重なるように描画する。
以上のように多重描画することで、任意角図形10の斜辺でドーズ分布を細かくすることができる。よって、分割数を実質的に増やすことなく高精度な任意角図形を描画することができる。
ここで、図2〜図4では、任意角図形10を長方形の非任意角図形で横方向に分割した場合について説明したが、分割の仕方はこれに限るものではない。例えば、以下のように分割しても好適である。
図10は、任意角図形を1回目及び2回目の描画用にスリット分割した図形を重ねた他の一例を示す図である。
図10では、任意角図形20を長方形の非任意角図形で縦方向に分割した場合について示している。まず、1回目の描画用の非任意角図形21,23,25にスリット分割する。次に2回目の描画用の非任意角図形22,24,26,28にスリット分割する。ここでは、分割する縦方向に分割幅の1/2ずつシフトさせると共に、隣接する図形の左辺の差分の1/2ずつ斜辺側に向かって横方向にシフトさせることで2回目の描画用の非任意角図形22,24,26,28を切り出すことができる。端部の形状については上述した場合と同様である。
図11は、任意角図形を1回目及び2回目の描画用にスリット分割した図形を重ねた他の一例を示す図である。
図11では、任意角図形30を45度の角度を持つ台形の非任意角図形で横方向に分割した場合について示している。まず、1回目の描画用の非任意角図形31,33,35にスリット分割する。次に2回目の描画用の非任意角図形32,34,36,38にスリット分割する。ここでは、分割する横方向に分割幅の1/2ずつシフトさせると共に、隣接する図形の上辺の差分の1/2ずつ斜辺側に向かって上方にシフトさせることで2回目の描画用の非任意角図形32,34,36,38を切り出すことができる。端部の形状については上述した場合と同様である。
図12は、任意角図形を1回目及び2回目の描画用にスリット分割した図形を重ねた他の一例を示す図である。
図12では、任意角図形40を45度の角度を持つ台形の非任意角図形で縦方向に分割した場合について示している。まず、1回目の描画用の非任意角図形41,43,45にスリット分割する。次に2回目の描画用の非任意角図形42,44,46,48にスリット分割する。ここでは、分割する縦方向に分割幅の1/2ずつシフトさせると共に、隣接する図形の左斜辺間の差分の1/2ずつ任意角図形40の斜辺側に向かって横方向にシフトさせることで2回目の描画用の非任意角図形42,44,46,48を切り出すことができる。端部の形状については上述した場合と同様である。
図13は、任意角図形を1回目及び2回目の描画用にスリット分割した図形を重ねた他の一例を示す図である。
図13では、台形の任意角図形80を下部について長方形の非任意角図形で、斜辺が含まれる上部について45度の角度を持つ台形の非任意角図形で横方向に分割した場合について示している。まず、斜辺が含まれる上部については、1回目の描画用の非任意角図形81,83,85にスリット分割する。そして、下部については、1回目の描画用の非任意角図形89とする。次に斜辺が含まれる上部について、2回目の描画用の非任意角図形82,84,86,88にスリット分割する。ここでは、分割する横方向に分割幅の1/2ずつシフトさせると共に、隣接する図形の上辺間の差分の1/2ずつ斜辺側に向かって上方にシフトさせることで2回目の描画用の非任意角図形82,84,86,88を切り出すことができる。下部については、1回目と同様の非任意角図形89とする。端部の形状については上述した場合と同様である。
以上のように、分割位置をシフトさせて多重描画を行なうことで、高精度な任意角図形を描画することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、多重描画する際にそれぞれの回毎にデータファイルを用意していたがこれに限るものではない。実施の形態2では、共通のファイルに各回の図形データを格納する場合について説明する。
図14は、実施の形態2における描画装置の主要構成を示す概念図である。
図14において、描画装置100が入力する図形データファイルが、2つの図形データファイル132,134の代わりに、1つの図形データファイル136になった点以外は、図1と同様である。また、1回目の描画用に分割される非任意角図形11,13,15と2回目の描画用に分割される非任意角図形12,14,16,18は、実施の形態1と同様である。
図15は、実施の形態2における図形データファイルを作成する手順を説明するための概念図である。
レイアウトデータファイル130の内容については、実施の形態1と同様である。実施の形態2では、変換装置300によって、1回目の描画データと2回目の描画データが1つの図形データファイル136に格納されるように作成される。
まず、第1の分割工程として、変換装置300は、任意角図形10を長方形で構成される一辺が分割幅Sで直交する他辺の長さが異なる非任意角図形11,13,15(第1の複数の非任意角図形)に近似分割する。
また、第2の分割工程として、変換装置300は、任意角図形10を長方形で構成される一辺が分割幅Sで直交する他辺の長さが異なる、非任意角図形11,13,15とは分割位置が異なる非任意角図形12,14,16,18(第2の複数の非任意角図形)に近似分割する。
そして、共通する非任意角図形19と1回目の描画データとなる任意角図形10をスリット分割した非任意角図形11,13,15と2回目の描画データとなる位置をずらして任意角図形10をスリット分割した非任意角図形12,14,16,18とが図形データファイル136内に定義される。
図16は、実施の形態2における図形データのフォーマットの一例を示す図である。
図形データとして、例えば、毎回共通する非任意角図形19については、「0」をフラグに、任意角図形10をスリット分割した1回目の描画データとなる非任意角図形11,13,15については、「1」をフラグに、位置をずらして任意角図形10をスリット分割した2回目の描画データとなる非任意角図形12,14,16,18については、「2」をフラグに格納する。その他のデータ構成は、実施の形態1と同様である。
そして、図14に示すように、図形データファイル136は、共同のデータファイルとして、描画装置100に入力され、記憶装置122に記憶される。以降の動作は、実施の形態1と同様である。
以上のように構成しても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。さらに、元々非任意角図形であった共通する図形データについては、共通化することができるので、図形データのデータ量を低減することができる。よって、描画装置100へのデータ転送時間を短縮することができる。その結果、その分だけさらに描画時間を短縮することができる。
実施の形態3.
上述した各実施の形態では、描画装置100に入力する前に、任意角図形を複数の非任意角図形に分割したデータファイルを作成したが、これに限るものではない。実施の形態3では、描画装置100内で任意角図形を分割近似する場合について説明する。
図17は、実施の形態3における描画装置の主要構成を示す概念図である。
図17において、描画装置100が入力する図形データファイルが、2つの図形データファイル132,134の代わりに、まだ、任意角図形のままでデータが含まれる図形データファイル138になった点、及び描画データ処理部120内部にショットデータ生成部124と複数の分割部126a〜126nに備えた点以外は、図1と同様である。
図18は、実施の形態3における図形データファイルを作成する手順を説明するための概念図である。
レイアウトデータファイル130の内容については、実施の形態1と同様である。実施の形態3では、まず、変換装置300によって、レイアウトデータを1回目の描画用の描画データに変換する。その際、任意角図形10についてはスリット分割せずに任意角図形のまま変換する。そして、1回目の描画用の描画データは、図形データファイル138に格納される。そして、図17に示すように、図形データファイル138は、1回目の描画用のデータファイルとして、描画装置100に入力され、記憶装置122に記憶される。
まず、第1の分割工程として、分割部126aは、記憶装置122から図形データファイル138を読み出し、任意角図形10を長方形で構成される一辺が分割幅Sで直交する他辺の長さが異なる非任意角図形11,13,15(第1の複数の非任意角図形)に近似分割する。そして、第1の描画工程として、ショットデータ生成部124は、非任意角図形11,13,15と非任意角図形19をショットデータに変換する。そして、制御回路110に制御された描画部150は、電子ビーム200を用いて、試料101上に1回目の描画用の非任意角図形11,13,15と元々の非任意角図形19を描画する。
また、第2の分割工程として、分割部126bは、記憶装置122から図形データファイル138を読み出し、任意角図形10を長方形で構成される一辺が分割幅Sで直交する他辺の長さが異なる、非任意角図形11,13,15とは分割位置が異なる非任意角図形12,14,16,18(第2の複数の非任意角図形)に近似分割する。そして、第2の描画工程として、同様に、ショットデータ生成部124は、非任意角図形12,14,16,18と任意角図形19をショットデータに変換する。そして、制御回路110に制御された描画部150は、電子ビーム200を用いて、試料101上に2回目の描画用の非任意角図形12,14,16,18と元々の非任意角図形19を非任意角図形11,13,15と元々の非任意角図形19とに重なるように描画する。
ここで、1回目の描画用に分割される非任意角図形11,13,15と2回目の描画用に分割される非任意角図形12,14,16,18は、実施の形態1と同様である。
ここでは、分割とショットデータ変換を分けて記載しているが、ショットデータ生成部124の機能を搭載した各分割部126が、分割しながら同時にショットデータに変換してもよい。
以上のように構成しても、実施の形態1と同様な効果を得ることができる。さらに、スリット分割前の任意角図形のまま描画装置100に入力することで、データファイルの図形データ数を低減することができる。よって、描画装置100へのデータ転送時間をさらに短縮することができる。その結果、さらにその分だけさらに描画時間を短縮することができる。
以上の説明において、「〜回路」、「〜部」或いは「〜工程」と記載したものは、コンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。或いは、ソフトウェアとなるプログラムだけではなく、ハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、ハードウェアとファームウェアとの組合せでも構わない。また、プログラムにより構成される場合、プログラムは、下記に示す磁気ディスク装置、磁気テープ装置、FD、CD、DVD、MO或いはROM等の記録媒体に記録される。
図19は、プログラムにより構成する場合のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
コンピュータとなるCPU50は、バス74を介して、RAM(ランダムアクセスメモリ)52、ROM54、磁気ディスク(HD)装置62、キーボード(K/B)56、マウス58、外部インターフェース(I/F)60、モニタ64、プリンタ66、FD68、DVD70、CD72に接続されている。ここで、RAM(ランダムアクセスメモリ)52、ROM54、磁気ディスク(HD)装置62、FD68、DVD70、CD72は、記憶装置の一例である。キーボード(K/B)56、マウス58、外部インターフェース(I/F)60、FD68、DVD70、CD72は、入力手段の一例である。外部インターフェース(I/F)60、モニタ64、プリンタ66、FD68、DVD70、CD72は、出力手段の一例である。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、各実施の形態では、内部構成要素として、セル情報を中心として記載したが、これに限るものではなく、別の階層データを中心にデータ構成しても構わない。また、各実施の形態では、分割幅Sとしたが、その値は完全同一幅である必要はなく、略同一幅であればよい。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての電子線描画データの作成方法、電子線描画データの変換方法、電子線描画方法及びそれらの装置は、本発明の範囲に包含される。
実施の形態1における描画装置の主要構成を示す概念図である。 実施の形態1における任意角図形を1回目の描画用にスリット分割した一例を示す図である。 実施の形態1における任意角図形を2回目の描画用にスリット分割した一例を示す図である。 実施の形態1における任意角図形を1回目及び2回目の描画用にスリット分割した図形を重ねた一例を示す図である。 実施の形態1における任意角図形を1回目及び2回目の描画用にスリット分割した図形を重ねた他の一例を示す図である。 実施の形態1における任意角図形を、高さ位置を補正した図形でスリット分割する場合の一例を示す図である。 実施の形態1における任意角図形を、高さ位置を補正した図形でスリット分割する場合の他の一例を示す図である。 実施の形態1における図形データファイルを作成する手順を説明するための概念図である。 実施の形態1における図形データのフォーマットの一例を示す図である。 任意角図形を1回目及び2回目の描画用にスリット分割した図形を重ねた他の一例を示す図である。 任意角図形を1回目及び2回目の描画用にスリット分割した図形を重ねた他の一例を示す図である。 任意角図形を1回目及び2回目の描画用にスリット分割した図形を重ねた他の一例を示す図である。 任意角図形を1回目及び2回目の描画用にスリット分割した図形を重ねた他の一例を示す図である。 実施の形態2における描画装置の主要構成を示す概念図である。 実施の形態2における図形データファイルを作成する手順を説明するための概念図である。 実施の形態2における図形データのフォーマットの一例を示す図である。 実施の形態3における描画装置の主要構成を示す概念図である。 実施の形態3における図形データファイルを作成する手順を説明するための概念図である。 プログラムにより構成する場合のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。 従来のスリット分割の一例を示す図である。
符号の説明
10,20,30,40,80,90 任意角図形
11,12,13,14,15,16,18,19 非任意角図形
21,22,23,24,25,26,28,29 非任意角図形
31,32,33,34,35,36,38,39 非任意角図形
41,42,43,44,45,46,48,49 非任意角図形
50 CPU
52 RAM
54 ROM
56 K/B
58 マウス
60 I/F
62 HD装置
64 モニタ
66 プリンタ
68 FD
70 DVD
72 CD
74 バス
81,82,83,84,85,86,88,89 非任意角図形
91,92,93,94,95,96,97,98,99 非任意角図形
100 描画装置
101,340 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
110 制御回路
120 描画データ処理回路
122 記憶装置
124 ショットデータ生成部
126 分割部
130 レイアウトデータファイル
132,134,136,138 図形データファイル
150 描画部
160 制御部
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203,410 第1のアパーチャ
206,420 第2のアパーチャ
204 投影レンズ
205,208 偏向器
207 対物レンズ
300 変換装置
330 電子線
411 開口
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース

Claims (5)

  1. 45度の整数倍を除く角度を持つ任意角図形を長方形と45度の角度を持つ台形との少なくとも一方で構成される一辺が略同一の所定の幅で直交する他辺の長さが異なる第1の複数の非任意角図形に近似分割した第1の分割図形データと、前記任意角図形を長方形と前記台形との少なくとも一方で構成される、前記一辺と同方向の一辺が略同一の前記所定の幅で直交する前記他辺の長さが異なる、前記第1の複数の非任意角図形とは分割位置が異なる第2の複数の非任意角図形に近似分割した第2の分割図形データとを記憶する記憶部と、
    荷電粒子ビームを用いて、試料上に前記第1の複数の非任意角図形と前記第2の複数の非任意角図形とを両者が重なるように描画する描画部と、
    を備えたことを特徴する荷電粒子ビーム描画装置。
  2. 前記第1と第2の分割図形データは、別々のデータファイルとして入力された後、前記記憶部にそれぞれ記憶されることを特徴する請求項1記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  3. 前記第1と第2の分割図形データは、1つのデータファイルとして入力された後、前記記憶部に前記1つのデータファイルが記憶されることを特徴する請求項1記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  4. 45度の整数倍を除く角度を持つ任意角図形を含む図形データを入力し、記憶する記憶部と、
    前記任意角図形を長方形と45度の角度を持つ台形との少なくとも一方で構成される一辺が所定の幅で直交する他辺の長さが異なる第1の複数の非任意角図形に近似分割する第1の分割部と、
    前記任意角図形を長方形と前記台形との少なくとも一方で構成される、前記一辺と同方向の一辺が前記所定の幅で直交する前記他辺の長さが異なる、前記第1の複数の非任意角図形とは分割位置が異なる第2の複数の非任意角図形に近似分割する第2の分割部と、
    荷電粒子ビームを用いて、試料上に前記第1の複数の非任意角図形と前記第2の複数の非任意角図形とを両者が重なるように描画する描画部と、
    を備えたことを特徴する荷電粒子ビーム描画装置。
  5. 45度の整数倍を除く角度を持つ任意角図形を長方形と45度の角度を持つ台形との少なくとも一方で構成される一辺が所定の幅で直交する他辺の長さが異なる第1の複数の非任意角図形に近似分割する第1の分割工程と、
    荷電粒子ビームを用いて、試料上に前記第1の複数の非任意角図形を描画する第1の描画工程と、
    前記任意角図形を長方形と前記台形との少なくとも一方で構成される、前記一辺と同方向の一辺が前記所定の幅で直交する前記他辺の長さが異なる、前記第1の複数の非任意角図形とは分割位置が異なる第2の複数の非任意角図形に近似分割する第2の分割工程と、
    荷電粒子ビームを用いて、前記試料上に、前記第2の複数の非任意角図形を前記第1の複数の非任意角図形と重なるように描画する第2の描画工程と、
    を備えたことを特徴する荷電粒子ビーム描画方法。
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