JP5045644B2 - 一方向クラッチ及び一方向クラッチ内蔵型プーリ装置 - Google Patents
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Description
(1) 内方部材と、
該内方部材と相対回転可能に配置される外方部材と、
前記内方部材の外周面と前記外方部材の内周面との間に配置される複数の係合子と、
該複数の係合子を保持する保持器と、
前記保持器に係止され、前記複数の係合子を係合する方向に押圧するばねと、
を備える一方向クラッチであって、
前記保持器は、その外周面に突出して設けられ、前記内方部材と外方部材が相対回転する際、前記外方部材の内周面に付着したグリースを掻き取るグリース掻き取り部を有することを特徴とする一方向クラッチ。
(2) 前記保持器は、一対の円環部と、該一対の円環部を連結し、前記ばねが係止される複数の柱部と、を備え、
前記グリース掻き取り部は、前記柱部の外周面において、前記柱部に係止されたばねが延出する周方向一側面と反対側の周方向他側面寄りに設けられることを特徴とする上記(1)に記載の一方向クラッチ。
(3) 回転軸が内嵌されるスリーブと、
前記スリーブの径方向外側に該スリーブと同心に配置されたプーリと、
前記スリーブの外周面と前記プーリの内周面との間に設けられ、前記プーリと前記スリーブの一方が他方に対して所定の方向に相対回転する傾向となる場合のみ、前記プーリと前記スリーブとの間で回転力を伝達する、上記(1)または(2)に記載の一方向クラッチと、
前記スリーブの外周面と前記プーリの内周面との間で前記一方向クラッチに対して軸方向に離間した位置に設けられ、前記プーリに加わるラジアル荷重を支承しつつ前記プーリと前記スリーブとの相対回転を可能とするサポート軸受と、を備えることを特徴とする一方向クラッチ内蔵型プーリ装置。
まず、図1〜3を参照して、本発明の第1実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、クラッチ内蔵型プーリ装置10は、オルタネータ等の補機の回転軸(図示せず)が螺合して内嵌されるスリーブ11と、スリーブ11の径方向外側にスリーブ11と同心に配設され、外周面にベルト溝12aが形成されたプーリ12とを備えている。ベルト溝12aには、エンジンのクランク軸に固定された駆動プーリ(図示せず)に懸架された駆動ベルト(図示せず)が掛け渡されている。
図4は、本発明の第2実施形態の一方向クラッチ13aを示す。本実施形態において、柱部22の外周面に突出するグリース掻き取り部30では、その周方向一側面側の壁面30aが軸方向中間部から軸方向両端側に向かうにつれて周方向他側面側に近づくように傾斜しており、軸方向中間部が尖った形状となる。これにより、矢印B1に示すように、グリース掻き取り部30によって掻き取られたグリースが柱部22の外周面上で軸方向両側へ流動し易くなる。従って、グリースがグリース掻き取り部30に滞留することがなく、掻き取られたグリースの量が多い場合でも、グリースを掻き取る機能を常時発揮することができる。
図5は、本発明の第3実施形態の一方向クラッチ13bを示す。本実施形態では、第2実施形態のグリース掻き取り部30の構成に加えて、一対の円環部21の外周面の軸方向外側に環状のフランジ部31がそれぞれ形成されている。これにより、第2実施形態と同様、グリース掻き取り部30によって柱部22の外周面上で軸方向両側へ流動したグリースは、矢印B2に示すように、環状のフランジ部31によって保持器18の外周面から飛散することなく、円環部21の外周面上を流動させることができる。
図6は、本発明の第4実施形態の一方向クラッチ13cを示す。本実施形態では、第3実施形態のグリース掻き取り部30に加えて、一対の円環部21の外周面に形成される環状のフランジ部32がポケット20の側方の周方向に沿った内壁面から凹部24に向けて軸方向内側へ斜めに延びる傾斜面32aを有する。これにより、第3実施形態と同様、グリース掻き取り部30によって柱部22の外周面上で軸方向両側へ流動し、円環部21の外周面上を流動するグリースが、矢印B3に示すように、一方向クラッチ13cの内部へ積極的に誘導される。
図7は、本発明の第5実施形態の一方向クラッチ13dを示す。本実施形態においては、柱部22の外周面に軸方向の溝25と周方向他側面に亙って円周方向に延びるスリット状の複数のグリース掻き取り部33が軸方向に略等間隔に突出している。これにより、低温時のちょう度が低いグリースは、溝33aを通過できないため掻き取られるが、温度が上がってちょう度が高いグリースは、この溝33aを通過し、スプラグ17に到達して潤滑することができるので、耐久性を良好に保つことができる。
なお、本実施形態の変形例としての一方向クラッチ13eのように、円柱状の複数のグリース掻き取り部34を軸方向に略等間隔に突出させるようにしても、同様の効果を奏することができる。
本実施形態では、一方向クラッチ内蔵型プーリ装置はオルタネータの回転軸と従動プーリ間に装着されたが、スタータのプーリと回転軸間に装着されてもよく、この場合には、スリーブがプーリに対して所定方向に相対回転する傾向となる場合にのみ、スリーブとプーリとの間で回転力の伝達が自在となる。
本実施形態では、係合子として、スプラグを組み込んだ一方向クラッチとしたが、ローラを組み込んだ一方向クラッチであってもよい。
11 スリーブ
12 プーリ
13 一方向クラッチ
14 サポート軸受
15 内輪
16 外輪
17 スプラグ
18 保持器
19 ばね
20 ポケット
27,30,33,34 グリース掻き取り部
Claims (3)
- 内方部材と、
該内方部材と相対回転可能に配置される外方部材と、
前記内方部材の外周面と前記外方部材の内周面との間に配置される複数の係合子と、
該複数の係合子を保持する保持器と、
前記保持器に係止され、前記複数の係合子を係合する方向に押圧するばねと、
を備える一方向クラッチであって、
前記保持器は、その外周面に突出して設けられ、前記内方部材と外方部材が相対回転する際、前記外方部材の内周面に付着したグリースを掻き取るグリース掻き取り部を有することを特徴とする一方向クラッチ。 - 前記保持器は、一対の円環部と、該一対の円環部を連結し、前記ばねが係止される複数の柱部と、を備え、
前記グリース掻き取り部は、前記柱部の外周面において、前記柱部に係止されたばねが延出する周方向一側面と反対側の周方向他側面寄りに設けられることを特徴とする請求項1に記載の一方向クラッチ。 - 回転軸が内嵌されるスリーブと、
前記スリーブの径方向外側に該スリーブと同心に配置されたプーリと、
前記スリーブの外周面と前記プーリの内周面との間に設けられ、前記プーリと前記スリーブの一方が他方に対して所定の方向に相対回転する傾向となる場合のみ、前記プーリと前記スリーブとの間で回転力を伝達する、請求項1または2に記載の一方向クラッチと、
前記スリーブの外周面と前記プーリの内周面との間で前記一方向クラッチに対して軸方向に離間した位置に設けられ、前記プーリに加わるラジアル荷重を支承しつつ前記プーリと前記スリーブとの相対回転を可能とするサポート軸受と、を備えることを特徴とする一方向クラッチ内蔵型プーリ装置。
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JP2008284282A JP5045644B2 (ja) | 2008-11-05 | 2008-11-05 | 一方向クラッチ及び一方向クラッチ内蔵型プーリ装置 |
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