JP4925935B2 - 複合ルチル微粒子と複合ルチル微粒子分散液及び高屈折率材料、高屈折率部材、並びに複合ルチル微粒子の製造方法 - Google Patents
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ここで用いられる無機酸化物微粒子としては、複合樹脂組成物を高屈折率の透明体とするために超微粒子が用いられている。この超微粒子の屈折率は高ければ高いほど好ましい。
この無機酸化物微粒子としては、一般に可視光線の波長帯域において吸収の無いものが好ましく、例えば、酸化ジルコニウム、酸化スズ、酸化インジウム、酸化チタン、酸化タンタル等からなる金属酸化物微粒子が用いられている。中でも酸化チタン微粒子は、屈折率が最も高く、しかも化学的に安定であるために、好ましい高屈折率材料である。
そこで、近年、このアナターゼ型酸化チタン微粒子に代わる高屈折率材料としてルチル型酸化チタン微粒子が注目されており、さまざまな提案もなされている(特許文献1〜3参照)。
また、このルチル型酸化チタン微粒子は、着色力、隠蔽力に優れていることから、白色顔料として多くの分野、例えば、化学繊維、インキ、塗料、化粧品、医薬品等の各種分野で使用されている。
本発明の複合ルチル微粒子の他の1つは、平均粒子径が1nm以上かつ18nm以下のルチル型構造を有し、マンガン添加酸化チタン、鉄添加酸化チタン、バナジウム添加酸化チタンのうちいずれか1種からなる粒子Aをルチル型酸化チタンからなる外殻層により被覆してなることを特徴とする。
平均一次粒子径は3nm以上かつ20nm以下であることが好ましい。
本発明の高屈折率材料は、本発明の複合ルチル微粒子を含有してなることを特徴とする。
本発明の高屈折率部材は、本発明の高屈折率材料により形成してなることを特徴とする。
本発明の複合ルチル微粒子の製造方法の他の1つは、平均粒子径が1nm以上かつ18nm以下のルチル型構造を有し、マンガン添加酸化チタン、鉄添加酸化チタン、バナジウム添加酸化チタンのうちいずれか1種からなる粒子Aをチタン化合物を含む溶液にて化学処理し、前記粒子Aの表面にルチル型酸化チタンを析出させることにより、前記表面にルチル型酸化チタンからなる外殻層を形成することを特徴とする。
また、外殻層がルチル型酸化チタンにより構成されているので、表面における触媒活性が従来のアナターゼ型の酸化チタン微粒子と比して小さく、この複合ルチル微粒子を樹脂に混合して複合樹脂組成物とした場合においても、樹脂の劣化を抑制することができる。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
本発明の複合ルチル微粒子は、平均粒子径が1nm以上かつ18nm以下のルチル型構造を有する粒子Aをコア(核)とし、この核となる粒子Aをルチル型酸化チタンからなる緻密なシェル(外殻層)により被覆してなるコアシェル型微粒子である。
ここで、粒子Aの格子定数を上記の範囲に限定した理由は、粒子Aの格子定数が上記の範囲外であると、コアを構成する粒子Aとシェルを構成するルチル型酸化チタンとの界面にて原子配列の規則性に乱れが生じることで粒子Aとルチル型酸化チタンからなるシェルとの間に格子不整合が生じることとなり、その結果、シェルを構成するルチル型酸化チタンに歪みが生じ、結晶性も低下することとなり、微小なクラック等が生じ易くなるからである。
粒子Aは、Mn、V、Ru、Os、Nb、Sn、Pb、Fe、Ca、Sr、Y、Baの群から選択された1種または2種以上を1モル%以上かつ25モル%以下含み、残部をTi及び不可避不純物とした複合チタン酸化物であってもよく、この複合チタン酸化物としては、例えば、マンガン添加酸化チタン微粒子、スズ添加酸化チタン微粒子等が挙げられる。
ここで、粒子Aの平均粒子径を1nm以上かつ18nm以下とした理由は、平均一次粒子径が1nm未満では、コアシェル粒子の生成率が低く、また得られた複合型ルチル微粒子を高屈折率材料に用いる際に十分な屈折率が得られないからであり、平均一次粒子径が18nmを超えると、複合型ルチル微粒子の可視光域における透明性が低下するからである。
ここで、この複合ルチル微粒子の平均一次粒子径を3nm以上かつ20nm以下とした理由は、平均一次粒子径が3nm未満では、得られた複合型ルチル微粒子を高屈折率材料に用いる際に十分な屈折率が得られないからであり、平均一次粒子径が20nmを超えると、複合型ルチル微粒子の可視光域における透明性が低下するからである。
本発明の複合ルチル微粒子の製造方法は、平均粒子径が1nm以上かつ18nm以下のルチル型構造を有する粒子Aをチタン化合物を含む溶液にて化学処理し、前記粒子Aの表面にルチル型酸化チタンを析出させることにより、前記表面にルチル型酸化チタンからなる外殻層を形成する方法である。
(1)粒子Aが金属酸化物の場合
Mn、V、Ru、Os、Nb、Sn、Pb、Feの群から選択された1種または2種以上を含む金属塩を水に溶解させ、得られた水溶液を加温するか、または常温下にてアルカリ等を添加して加水分解させ、得られた加水分解物を40℃〜80℃の温度にて熟成させてルチル型金属酸化物微粒子を生成させる。
このルチル型金属酸化物微粒子は、限外濾過法等を用いて不純物イオンを除去した後、凍結乾燥法等により回収される。
次いで、このコアシェル型粒子から限外濾過法等を用いて不純物イオンを除去した後、凍結乾燥法により回収する。回収したコアシェル型粒子は、大気中、300℃〜900℃に加熱することにより、コアシェル型の複合ルチル微粒子となる。
この方法によれば、平均粒子径が1nm以上かつ18nm以下のルチル型構造を有する金属酸化物微粒子をルチル型酸化チタンからなる外殻層により被覆したコアシェル型微粒子が得られる。
上記金属塩の替わりに、Mn、V、Ru、Os、Nb、Sn、Pb、Fe、Ca、Sr、Y、Baの群から選択された1種または2種以上を含む金属塩が1モル%以上かつ25モル%以下、残部がTi塩となるように混合した金属塩を用いた点以外は、上記の「粒子Aが金属酸化物の場合」と全く同様である。
この方法によれば、平均粒子径が1nm以上かつ18nm以下のルチル型構造を有する複合チタン酸化物微粒子をルチル型酸化チタンからなる外殻層により被覆したコアシェル型微粒子が得られる。
本発明の複合ルチル微粒子分散液は、本発明の複合ルチル微粒子を溶媒中に分散した分散液である。
この分散液における分散平均一次粒子径は、30nm以下が好ましく、20nm以下がより好ましい。
ここで、複合ルチル微粒子の含有率を1重量%以上かつ60重量%以下と限定した理由は、この範囲が複合ルチル微粒子が良好な分散状態を取りうる範囲であり、含有率が1重量%未満であると、複合ルチル微粒子の含有率が低いために屈折率向上の効果に乏しく、屈折率を向上させるための溶媒除去の工程が非効率となるからであり、一方、60重量%を超えると、流動性が低下し、ゲル状になったり、凝集沈澱が生じ易くなり、分散液としての特徴を消失するからである。
上記の有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノール、ブタノール等のアルコール類、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、γ−ブチロラクトン等のエステル類、ジエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル(メチルセロソルブ)、エチレングリコールモノエチルエーテル(エチルセロソルブ)、エチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルセロソルブ)、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセチルアセトン、シクロヘキサノン等のケトン類、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素、ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類が好適に用いられ、これらの溶媒のうち1種または2種以上を用いることができる。
また、上記の液状の樹脂オリゴマーとしては、ウレタンアクリレート系オリゴマー、エポキシアクリレート系オリゴマー、アクリレート系オリゴマー等が好適に用いられる。
上記の無機化合物微粒子としては、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化タンタル、酸化ニオブ、酸化バリウム、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム等、可視光線に対して吸収の無い微粒子が好適である。
この有機物による表面処理の量は、目的に応じて適宜設定することができ、複合ルチル微粒子に対し表面処理剤の総量で1重量%から100重量%の範囲が適当である。
本発明の高屈折率材料は、本発明の複合ルチル微粒子を含有した材料であり、例えば、上記の複合ルチル微粒子分散液と樹脂とを混合してなる樹脂組成物である。
樹脂としては、可視光線に対して透明性を有する樹脂であればよく、熱可塑性、熱硬化性、光硬化性(紫外線、可視光線、赤外線等)、電子線硬化性等の硬化性樹脂が好適に用いられる。
この樹脂組成物においては、複合ルチル微粒子の含有率は、複合ルチル微粒子および樹脂の総重量に対して、概ね10重量%以上かつ70重量%以下である。
本発明の高屈折率部材は、本発明の高屈折率材料により形成したもので、例えば、上記の複合ルチル微粒子分散液を樹脂と混合してなる樹脂組成物により形成した高屈折率膜、高屈折率成形体等である。
この樹脂組成物は、上記の複合ルチル微粒子分散液と、上記のアクリル、エポキシ、シリコーン等の樹脂のモノマーやオリゴマーとを、ミキサー等を用いて混合することにより作製することができる。
例えば、ガラス基材やプラスチック基材の表面に形成することにより、光学的反射防止膜における厚みが50nm〜200nmの高屈折率層を形成することができる。また、ハードコート剤に混入することにより、ハードコート膜の屈折率を向上させることができる。
また、この樹脂組成物を、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等に混入することで樹脂の屈折率を上げることができるので、発光ダイオード(LED)封止材料、LEDバッファー材料、各種光学部品の接着材料、光導波路材料等に用いることができる。
また、この樹脂組成物を、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリエーテルスルホン(PES)等の光学フィルム形成材料に混入することで、PETフィルムやPESフィルムの屈折率を上昇させることができる。
2−プロパノール(和光純薬社製)3kgに塩化亜鉛(関東化学社製)18g、チタンテトライソプロポキシド(関東化学社製)290gを混合し、得られた溶液を、圧力容器を用いて200℃にて1時間、反応させた。次いで、この反応溶液を遠心分離して粒子を分離・回収し、得られた粒子を洗浄して不純物を除去した。次いで、この粒子をサンドミルを用いて水に分散させ、亜鉛添加酸化チタンナノ粒子水分散液を得た。次いで、この水分散液1kgに塩化チタン(IV)(和光純薬社製)20gを加え、60℃にて2時間攪拌した後、圧力容器を用いて、200℃にて1時間反応させ、コアシェル粒子を得た。
この膜について屈折率および透過率を測定したところ、可視光域(400〜800nm)における透過率は98.6%、400nmの波長の光に対する屈折率は1.78であった。
また、ヘーズメータ NDH2000(日本電飾社製)を用いてヘーズの測定を行った。
上記のコアシェル粒子0.1gを1%メチレレンブルー水溶液10mLに添加し、紫外線照射器にて365nmの紫外線を1時間照射した後、1週間放置し、比色定量を行った。ここでは、分解されずに残存するメチレンブルー濃度に応じて、次の4段階で判定した。
A:75%以上
B:50%以上、75%未満
C:25%以上、50%未満
D:25%未満
以上の評価結果を表1に示す。
エタノール(和光純薬社製)3kgに酢酸スズ(関東化学社製)12g、チタンノルマルブトキシド(関東化学社製)340gを混合し、得られた溶液を、圧力容器を用いて180℃にて2時間、反応させた。次いで、この反応溶液を遠心分離して粒子を分離・回収し、得られた粒子を洗浄して不純物を除去した。次いで、この粒子をサンドミルを用いて水に分散させ、スズ添加酸化チタンナノ粒子水分散液を得た。次いで、この水分散液1kgに塩化チタン(IV)(和光純薬社製)20gを加え、60℃にて2時間攪拌した後、圧力容器を用いて、200℃にて1時間反応させ、コアシェル粒子を得た。
この膜について屈折率および透過率を測定したところ、可視光域(400〜800nm)における透過率は99.2%、400nmの波長の光に対する屈折率は1.76であった。
また、ヘーズメータ NDH2000(日本電飾社製)を用いてヘーズの測定を行った。
また、上記のコアシェル粒子の退色試験を実施例1に準じて行った。
以上の評価結果を表1に示す。
平均粒子径5nmの酸化スズナノ粒子水分散液(住友大阪セメント製)1kgに塩化チタン(IV)(和光純薬社製)30gを添加し、圧力容器を用いて、180℃にて2時間反応させた。次いで、この反応溶液を遠心分離して粒子を分離・回収し、得られた粒子を洗浄して不純物を除去した。次いで、この粒子をサンドミルを用いて水に分散させ、得られた水分散液を透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて観察したところ、粒子径が約11nmのコアシェル型ナノ粒子であった。また、この水分散液の屈折率から粒子の屈折率(nD)を求めたところ、nD=2.38であった。
この膜について屈折率および透過率を測定したところ、可視光域(400〜800nm)における透過率は99%、400nmの波長の光に対する屈折率は1.78であった。
また、ヘーズメータ NDH2000(日本電飾社製)を用いてヘーズの測定を行った。
また、上記のコアシェル粒子の退色試験を実施例1に準じて行った。
以上の評価結果を表1に示す。
エタノール(和光純薬社製)3kgに酢酸スズ(関東化学社製)8g、チタンノルマルブトキシド(関東化学社製)340gを混合し、得られた溶液を、圧力容器を用いて210℃にて2時間、反応させた。次いで、この反応溶液を遠心分離して粒子を分離・回収し、得られた粒子を洗浄して不純物を除去した。次いで、この粒子をサンドミルを用いて水に分散させ、スズ添加酸化チタンナノ粒子水分散液を得た。
この膜について屈折率および透過率を測定したところ、可視光域(400〜800nm)における透過率は82%、400nmの波長の光に対する屈折率は1.61であった。
また、ヘーズメータ NDH2000(日本電飾社製)を用いてヘーズの測定を行った。
また、上記のナノ粒子の退色試験を実施例1に準じて行った。
以上の評価結果を表1に示す。
純水1kgに塩化チタン(IV)(和光純薬社製)30gを加え、得られた水溶液を超音波振動子を用いて液滴とした後、この液滴を、空気をキャリアーガスとして1気圧、700℃の雰囲気中に導入して反応させ、粒子を得た。
次いで、この粒子を遠心分離を用いて回収し、さらに、洗浄して不純物を除去した。次いで、この粒子をサンドミルを用いて水に分散させ、白色の水分散液を得た。この水分散液を透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて観察したところ、粒子径が約32nmのナノ粒子であった。
この膜について屈折率および透過率を測定したところ、可視光域(400〜800nm)における透過率は67.7%、400nmの波長の光に対する屈折率は測定不能であった。
また、上記のナノ粒子の退色試験を実施例1に準じて行った。
以上の評価結果を表1に示す。
2−プロパノール(和光純薬社製)3kgにチタンテトライソプロポキシド(関東化学社製)290gを混合し、得られた溶液を、圧力容器を用いて200℃にて1時間、反応させた。次いで、この反応溶液を遠心分離して粒子を分離・回収し、得られた粒子を洗浄して不純物を除去した。次いで、この粒子をサンドミルを用いて水に分散させ、酸化チタンナノ粒子水分散液を得た。
この水分散液を透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて観察したところ、平均粒子径が12nmの酸化チタンナノ粒子の生成を確認した。また、この酸化チタンナノ粒子の結晶形はX線粉末回折法(XRD)によりアナターゼ型であることが分かった。
この膜について屈折率および透過率を測定したところ、可視光域(400〜800nm)における透過率は97%、400nmの波長の光に対する屈折率は1.69であった。
また、ヘーズメータ NDH2000(日本電飾社製)を用いてヘーズの測定を行った。
また、上記のコアシェル粒子の退色試験を実施例1に準じて行った。
以上の評価結果を表1に示す。
Claims (9)
- 平均粒子径が1nm以上かつ18nm以下のルチル型構造を有し、酸化スズ、亜鉛添加酸化チタン、スズ添加酸化チタンのうちいずれか1種からなる粒子Aをルチル型酸化チタンからなる外殻層により被覆してなることを特徴とする複合ルチル微粒子。
- 平均粒子径が1nm以上かつ18nm以下のルチル型構造を有し、マンガン添加酸化チタン、鉄添加酸化チタン、バナジウム添加酸化チタンのうちいずれか1種からなる粒子Aをルチル型酸化チタンからなる外殻層により被覆してなることを特徴とする複合ルチル微粒子。
- 前記粒子Aの格子定数は、前記ルチル型酸化チタンの格子定数の−30%以上かつ30%以下であることを特徴とする請求項1または2記載の複合ルチル微粒子。
- 平均一次粒子径は3nm以上かつ20nm以下であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の複合ルチル微粒子。
- 請求項1ないし4のいずれか1項記載の複合ルチル微粒子を溶媒中に分散してなることを特徴とする複合ルチル微粒子分散液。
- 請求項1ないし4のいずれか1項記載の複合ルチル微粒子を含有してなることを特徴とする高屈折率材料。
- 請求項6記載の高屈折率材料により形成してなることを特徴とする高屈折率部材。
- 平均粒子径が1nm以上かつ18nm以下のルチル型構造を有し、酸化スズ、亜鉛添加酸化チタン、スズ添加酸化チタンのうちいずれか1種からなる粒子Aをチタン化合物を含む溶液にて化学処理し、前記粒子Aの表面にルチル型酸化チタンを析出させることにより、前記表面にルチル型酸化チタンからなる外殻層を形成することを特徴とする複合ルチル微粒子の製造方法。
- 平均粒子径が1nm以上かつ18nm以下のルチル型構造を有し、マンガン添加酸化チタン、鉄添加酸化チタン、バナジウム添加酸化チタンのうちいずれか1種からなる粒子Aをチタン化合物を含む溶液にて化学処理し、前記粒子Aの表面にルチル型酸化チタンを析出させることにより、前記表面にルチル型酸化チタンからなる外殻層を形成することを特徴とする複合ルチル微粒子の製造方法。
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