JP4920390B2 - Storage device - Google Patents
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Description
本発明は、データバックアップに好適なストレージ装置に関する。 The present invention relates to a storage apparatus suitable for data backup.
情報システムの分野においては、コンピュータのハードウェアの故障やソフトウェアの障害などによるプログラムやデータの破壊又は紛失等に備え、記憶装置内の記憶内容をテープライブラリ内に装着された磁気テープへ保存するバックアップが行われている。この場合において、磁気テープは、テープライブラリから外部保管することができる上、外部保管した磁気テープをローテーションさせることで、テープライブラリの許容量以上のデータをバックアップすることが可能である。また、磁気テープを金庫等に保管することにより、ディザスタリカバリ(災害復旧)に備えることも可能である。 In the field of information systems, a backup that saves the storage contents of a storage device to a magnetic tape mounted in a tape library in preparation for the destruction or loss of programs and data due to computer hardware failure or software failure Has been done. In this case, the magnetic tape can be stored externally from the tape library, and by rotating the magnetic tape stored externally, it is possible to back up data exceeding the allowable amount of the tape library. Also, it is possible to prepare for disaster recovery (disaster recovery) by storing the magnetic tape in a safe or the like.
近年においては、ハードディスクなどの磁気ディスクの低価格化に伴い、磁気ディスクを磁気テープの代わりに使用して記憶内容のバックアップを行うケースが増えてきている。この場合には、複数の磁気ディスクに並列にデータを読み書きするRAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)が利用されることが多い。例えば、バックアップ対象となる磁気ディスク装置から離れた場所にバックアップ用の磁気ディスク装置を設置し、これらの記憶内容を同期させるシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述のように磁気ディスクを使用して記憶内容のバックアップを行う場合においては、磁気ディスクを外部保管することができないことから、磁気テープのようにローテーションさせることができない。このため、磁気ディスクの最大容量以上のバックアップデータを保存することができず、また、ディザスタリカバリ(災害復旧)に対応することもできない。 However, when the storage contents are backed up using a magnetic disk as described above, the magnetic disk cannot be stored externally and therefore cannot be rotated like a magnetic tape. For this reason, backup data exceeding the maximum capacity of the magnetic disk cannot be stored, and disaster recovery (disaster recovery) cannot be supported.
また、特許文献1記載のシステムのように遠隔地にバックアップ用の磁気ディスク装置を設置し、磁気ディスク装置にバックアップデータを保存する場合には、磁気ディスク装置に要するコストおよび双方の磁気ディスク装置間のネットワークに要するコスト等、システムの構築に要するコスト負担が大きくなる。
In addition, when a backup magnetic disk device is installed at a remote place and backup data is stored in the magnetic disk device as in the system described in
本発明は、コスト負担を低減しつつ、ディザスタリカバリにも対応すると共に大容量のバックアップデータを保存することができるストレージ装置を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a storage apparatus that can cope with disaster recovery and store large-capacity backup data while reducing the cost burden.
本発明に係わるストレージ装置は、装置本体に書き込まれるデータを保持する磁気ディ
スク上に形成されるマスタ論理ユニットと、筐体に着脱可能な磁気ディスク上に形成され
前記マスタ論理ユニット内のデータのバックアップデータを保持するバックアップ論理ユ
ニットと、前記バックアップ論理ユニットの状態を切り替えて前記バックアップ論理ユニ
ットに前記マスタ論理ユニットの前記バックアップデータの書き込みを制御するコントロ
ーラとを具備し、前記コントローラは、前記バックアップ論理ユニットを前記マスタ論理
ユニットと同期させる同期状態と、前記バックアップ論理ユニットを前記マスタ論理ユニ
ットから切り離す分割状態と、前記マスタ論理ユニット内のデータを前記バックアップ論
理ユニットにコピーするコピー状態と、前記バックアップ論理ユニットを構成する磁気デ
ィスクを装置筐体から取り外したオフライン状態と、を管理する第1の管理テーブルを備
え、前記バックアップ論理ユニットは、前記コントローラが前記バックアップ論理ユニッ
トの利用可否を判別するための識別情報を登録する第2の管理テーブルを備え、前記コン
トローラは、ユーザの操作により前記バックアップ論理ユニットのエクスポートおよびイ
ンポート要求があったときはバックアップ論理ユニットを分割状態とし、ユーザによる前
記バックアップ論理ユニットのエクスポートおよびインポートがあった旨の通知を受けた
ときは、前記第1の管理テーブルでの状態が分割状態であって、前記第2の管理テーブル
の前記識別情報により前記筐体内に存在しない前記バックアップ論理ユニットの状態をオ
フライン状態とし、前記第1の管理テーブルでの状態がオフライン状態であって、前記第
2の管理テーブルの前記識別情報により前記筐体内に存在する前記バックアップ論理ユニ
ットの状態を分割状態とし、前記バックアップ論理ユニットをローテーションすることを
特徴とする。
A storage apparatus according to the present invention includes a master logical unit formed on a magnetic disk that holds data written to the apparatus main body, and a backup of data in the master logical unit formed on a magnetic disk that can be attached to and detached from a housing. A backup logical unit that holds data; and a controller that controls the writing of the backup data of the master logical unit to the backup logical unit by switching the state of the backup logical unit, the controller comprising the backup logical unit Is synchronized with the master logical unit, is divided to separate the backup logical unit from the master logical unit, and is a copy that copies data in the master logical unit to the backup logical unit. And a first management table for managing the offline state in which the magnetic disk constituting the backup logical unit is removed from the apparatus housing, and the backup logical unit is configured to determine whether the controller can use the backup logical unit. The controller includes a second management table for registering identification information for determining the backup logical unit, and when the controller requests export and import of the backup logical unit, the controller sets the backup logical unit in a divided state and When the notification that the backup logical unit has been exported and imported has been received, the state in the first management table is a divided state, and the internal information is stored in the case according to the identification information in the second management table. Does not exist in the backup The state of the backup logical unit is set to the offline state, the state in the first management table is the offline state, and the state of the backup logical unit existing in the enclosure is determined by the identification information in the second management table. and split state, characterized rotation to Rukoto the said backup logic unit.
本発明によれば、コスト負担を低減しつつ、ディザスタリカバリにも対応すると共に大容量のバックアップデータを保存することができるストレージ装置を提供できる。 According to the present invention, it is possible to provide a storage apparatus that can cope with disaster recovery and store large-capacity backup data while reducing the cost burden.
図1は、本発明の実施の形態に係わるストレージ装置10の全体構成図である。図1に示すように、本発明の実施の形態に係わるストレージ装置10は、その筐体11内にコントローラ12と、マスタLU13と、複数のバックアップLU14−1〜14−nとを備えている。ここで、LU(Logical Unit)とは、例えば、複数の磁気ディスク装置(以下、適宜「HDD」という)から構成される1つのRAIDグループ上の論理ユニットのことである。
FIG. 1 is an overall configuration diagram of a
コントローラ12は、装置全体の制御を行うものであり、ストレージ装置10が接続されるホストコンピュータ等からの指示に応じて、マスタLU13やバックアップLU14−1〜14−nに対してデータを書き込む一方、マスタLU13やバックアップLU14−1〜14−nからデータを読み出す。マスタLU13は、コントローラ12の制御の下、ストレージ装置10に書き込まれたデータを保持するものである。
The
バックアップLU14−1〜14−nは、マスタLU13のバックアップデータを保持するものであり、各バックアップLU14−1〜14−nは、バックアップタイミングの異なるバックアップデータの保持に用いられる。各バックアップLU14−1〜14−nにおけるバックアップデータは、コントローラ12の制御の下、マスタLU13と、各バックアップLU14−1〜14−nとの後述する同期、切り離しを行うことによって保持される。
The backup LUs 14-1 to 14-n hold backup data of the
なお、図1においては、n個のバックアップLU14を備える場合について示しているが、バックアップLU14の数量については適宜変更が可能である。また、各バックアップLU14−1〜14−nは、図1に示すように、2つのHDD15aおよび15bにより1つのRAIDグループ上の論理ユニットを構成する場合について示している。
Although FIG. 1 shows the case where
各バックアップLU14−1〜14−nは、一定条件の下、ストレージ装置10の筐体11から着脱可能に構成されている。以下においては、各バックアップLU14−1〜14−nを筐体11の外部に取り出すことを「エクスポート」と呼び、その操作を「エクスポート操作」と呼ぶものとする。また、各バックアップLU14−1〜14−nを筐体11の内部に挿入することを「インポート」と呼び、その操作を「インポート操作」と呼ぶものとする。
Each of the backup LUs 14-1 to 14-n is configured to be detachable from the
ここで、バックアップLU14における状態遷移について図2を用いて説明する。図2は、ストレージ装置10が有するバックアップLU14の状態遷移についての説明図である。図2に示すように、各バックアップLU14−1〜14−nは、SPLIT、COPY、SYNC及びOFFLINEという4つの状態を有している。
Here, the state transition in the
SPLIT状態とは、バックアップLU14が筐体11内に存在し、マスタLU13と切り離されている状態を示す。SYNC状態またはCOPY状態における同期またはコピーを中断してマスタLU13とバックアップLU14とを切り離すと、SYNC状態またはCOPY状態からSPLIT状態に遷移する。なお、ストレージ装置10に新たにバックアップLU14が生成された場合には、生成されたバックアップLU14は、SPLIT状態になる。
The SPLIT state indicates a state where the
COPY状態とは、マスタLU13からデータをコピーしている状態を示す。マスタLU13からバックアップLU14へのデータのコピーを開始すると、SPLIT状態からCOPY状態に遷移する。この場合において、バックアップLU14に対しては、マスタLU13とバックアップLU14との差分データのみがコピーされる。なお、差分データのコピーについては後述する。
The COPY state indicates a state where data is being copied from the
SYNC状態とは、マスタLU13と同期している状態を示す。マスタLU13からバックアップLU14へのデータのコピーが完了すると、COPY状態からSYNC状態に遷移する。このSYNC状態においては、マスタLU13へのデータの書き込みと同期して、バックアップLU14にもデータが書き込まれる。
The SYNC state indicates a state in which the
OFFLINE状態とは、バックアップLU14が筐体11の外部に取り外されている状態を示す。SPLIT状態から筐体11の外部にエクスポートされると、SPLIT状態からOFFLINE状態に遷移する。逆に、筐体11の外部からその内部にインポートされると、OFFLINE状態からSPLIT状態に遷移する。
The OFFLINE state indicates a state in which the
このようなバックアップLU14における状態遷移は、コントローラ12により管理さ
れる。コントローラ12は、図3に示すように、自身が保持するバックアップLU状態テ
ーブル(第1の管理テーブル)16と、各バックアップLU14−1〜14−nを構成す
るHDD15a、15bがそれぞれ保持するバックアップLU構成テーブル(第2の管理
テーブル)17a、17bとを参照しながらバックアップLU14における状態遷移を管
理する。ここで、バックアップLU状態テーブル16、並びに、バックアップLU構成テ
ーブル17a、17bの内容について説明する。
Such state transition in the
Table) The state transition in the
図4は、バックアップLU状態テーブル16に登録されるデータの一例を示すデータ構成図である。図4に示すように、バックアップLU状態テーブル16は、各バックアップLU14−1〜14−nに付与される番号(以下、「バックアップLU番号」という)に対応付けて各バックアップLU14−1〜14−nの状態を登録するものである。バックアップLU状態テーブル16に登録されるバックアップLU14の状態は、状態遷移に応じて逐一更新される。
FIG. 4 is a data configuration diagram showing an example of data registered in the backup LU status table 16. As shown in FIG. 4, the backup LU status table 16 is associated with the numbers assigned to the backup LUs 14-1 to 14-n (hereinafter referred to as “backup LU numbers”), and is associated with the backup LUs 14-1 to 14-. The state of n is registered. The state of the
図5は、バックアップLU構成テーブル17に登録されるデータの説明図である。図5に示すように、各バックアップLU構成テーブル17には、対応するHDD15が属するバックアップLU14のバックアップLU番号、そのHDDの識別情報、そのHDD15が構成するバックアップLU14のRAIDレベル、ストライプサイズ、並びに、バックアップLU14を構成する全てのHDD15の情報を保持する。
FIG. 5 is an explanatory diagram of data registered in the backup LU configuration table 17. As shown in FIG. 5, each backup LU configuration table 17 includes the backup LU number of the
コントローラ12は、それぞれのHDD15から図5に示すバックアップLU構成テーブル17を読み出すことで、そのHDD15が属するバックアップLU14、RAID構成情報、バックアップLU14を構成する他のHDD15などの情報を取得することができ、バックアップLU14を構成するHDD15が筐体11の内部に全て揃っているか否かを確認することができる。
By reading the backup LU configuration table 17 shown in FIG. 5 from each HDD 15, the
次に、ストレージ装置10において、バックアップLU14を筐体11からエクスポートする場合、並びに、バックアップLU14を筐体11にインポートする場合の操作について図6を用いて説明する。図6は、バックアップLU14をエクスポートおよびインポートする際の操作についてのシーケンス図である。
Next, operations in the
なお、図6においては、ユーザ操作とコントローラ12との処理手順の関係について示している。また、インポート操作とエクスポート操作とは、同一の処理手順により行われ、多くの場合、同一時に行われる。以下においては、インポート操作とエクスポート操作とを同一時に行う場合について説明する。しかしながら、インポート操作とエクスポート操作とを別々に行うことも可能である。
FIG. 6 shows the relationship between the user operation and the processing procedure of the
ユーザがバックアップLU14のエクスポートおよびインポートを希望する場合には、まず、コントローラ12に対してエクスポート/インポート要求が出力される(S600)。例えば、エクスポート/インポート要求は、バックアップLU14が格納されている筐体11の扉の鍵を開く方向に回す操作に応じて出力するように構成することが可能である。
When the user wishes to export and import the
エクスポート/インポート要求を受け付けると、コントローラ12は、バックアップLU状態テーブル16を参照して、SYNC状態またはCOPY状態のバックアップLU14が存在するか判定し、存在すれば強制的に切り離してそのバックアップLU状態テーブル16をSPLIT状態にする(S601)。そして、全てのバックアップLU状態テーブル16をSPLIT状態にした後、ユーザに対してエクスポートおよびインポートの許可を通知する(S602)。例えば、エクスポートおよびインポートの許可は、筐体11の扉の鍵を開けることで通知するように構成することが可能である。
When the export / import request is received, the
エクスポートおよびインポートの許可通知を受けると、ユーザは、手動でバックアップLU14を構成するHDD15a、15bのエクスポートおよびインポートを行う(S603)。そして、バックアップLU14のエクスポートおよびインポートを完了したならば、その旨をコントローラ12に対して通知する(S604)。例えば、エクスポートおよびインポートの完了は、筐体11の扉の鍵を閉める方向に回す操作に応じて出力するように構成することが可能である。
Upon receiving notification of permission for export and import, the user manually exports and imports the
ステップS602でエクスポートおよびインポートの許可を通知した後、コントローラ12は、ユーザからのエクスポートおよびインポートの完了通知を待機する(S605)。エクスポートおよびインポートの完了通知を受けると、コントローラ12は、筐体11内のバックアップLU14に属する全てのHDD15a、15bのバックアップLU構成テーブル17を読み込む(S606)。
After notifying permission of export and import in step S602, the
そして、コントローラ12は、それぞれのバックアップLU14を構成する全てのHDD15が筐体11内に存在するかを判定し(S607)、1つでもHDD15が欠落している場合はユーザに対してエラーを通知する(S608)。例えば、ユーザへのエラーは、パネルやLEDで報知することで通知するように構成することが可能である。
Then, the
次に、コントローラ12は、バックアップLU状態テーブル16のSPLIT状態のバックアップLU14であって、筐体11内に存在しないバックアップLU14があるか判定する。そして、該当するバックアップLU14がある場合には、そのバックアップLU14をOFFLINE状態に切り替える(S609)。
Next, the
さらに、コントローラ12は、バックアップLU状態テーブル16でOFFLINE状態のバックアップLU14であって、筐体11内に存在するバックアップLU14があるか判定する。そして、該当するバックアップLU14がある場合には、そのバックアップLU14をSPLIT状態に切り替える(S610)。
Further, the
S610まで処理を行うと、バックアップLU14のエクスポート操作およびインポート操作が完了することとなるので、コントローラ12は、ユーザに対して完了を通知する(S611)。例えば、ユーザへの完了は、パネルやLEDで報知することで通知するように構成することが可能である。
When the processing up to S610 is performed, the export operation and the import operation of the
本発明の実施の形態においては、2つのHDD15a、15bで構成されるバックアップLU14を一単位として筐体11から着脱する場合について示している。この際、バックアップLU14を構成するHDD15a、15bを保持可能な保持部材(例えば、マガジン)に装着し、この保持部材を介して筐体11から着脱することが好ましい。この場合には、誤ったHDD15をバックアップLU14に装着される事態を防止することが可能となる。特に、保持部材の内部にばね等の弾性手段を配設しておくことが好ましい。この場合には、着脱時に発生する衝撃からHDD15を保護することが可能となるので、よりHDD15の可搬性に優れたストレージ装置10を提供することが可能となる。
In the embodiment of the present invention, the
ここで、マスタLU13と、各バックアップLU14−1〜14−nとの同期を取る場合の処理について説明する。コントローラ12は、バックアップLU14の差分テーブルを保持し、この差分テーブルを参照することで、マスタLU13と、各バックアップLU14−1〜14−nとの同期を取る。ここで、差分テーブルとは、全てのバックアップLU14毎にコントローラ12が保持するものであり、マスタLU13と、各バックアップLU14−1〜14−nとが有するデータの差分が登録されるものである。
Here, processing when the
以下、差分テーブルにおける差分データの管理方法について図7を用いて説明する。図7は、コントローラ12が備える差分テーブルにおける差分データの管理方法についての説明図である。
Hereinafter, a method for managing difference data in the difference table will be described with reference to FIG. FIG. 7 is an explanatory diagram of a method for managing difference data in the difference table provided in the
例えば、マスタLU13を1Mバイトなどの固定サイズでブロックに分割し、その分割されたブロックと各差分テーブルのビットとを対応付ける。いま、マスタLU13のサイズが1Tバイトであり、ブロックサイズが1Mバイトである場合には、差分テーブルのサイズは、1Tバイト/(1Mバイト*8)=125Kバイトとなる。差分テーブルは、バックアップLU14毎に保持されるので、全ての差分テーブルのサイズの合計は125Kバイト*バックアップLU14の数量となる。
For example, the
そして、バックアップLU14がSPLIT状態またはOFFLINE状態でマスタLU13に書き込み(write)があると、マスタLU13に書き込まれたブロックに該当する差分テーブルのビットを「1」にする。また、バックアップLU14が新規に作られた場合には、差分テーブルの全てのビットを「1」に初期化する。このようにしてマスタLU13とバックアップLU14とのデータの差分を表現する。
When the
そして、バックアップLU14の状態が、SPLIT状態からCOPY状態に遷移すると、差分テーブルのビットが「1」になっている部分に対応するマスタLU13のブロックをバックアップLU14にコピーする。そして、バックアップLU14へのコピーが完了すると、差分テーブルのビットを「0」にする。全てのビットが「0」になると、COPY状態からSYNC状態に遷移し、差分データを用いた同期が完了する。この方式により、外部保管されているバックアップLU14においても差分データのコピーが可能になり、高速なバックアップを実現できる。
When the state of the
このように本発明の実施の形態に係わるストレージ装置10においては、バックアップLU14を構成するHDD15を筐体11に着脱可能とし、コントローラ11は、バックアップLU14を構成するHDD15を筐体11から取り外したOFFLINE状態を管理可能なバックアップLU状態テーブル16を備えている。これにより、バックアップLU14を構成するHDD15を外部保管できるようになることから、バックアップLU14を磁気テープのようにローテーションさせることができるので、ストレージ装置10の最大容量以上のバックアップデータを保存することが可能となる。また、筐体11から取り出したバックアップLU14を金庫や遠隔地に保管することが可能となるので、火事や災害などで筐体11ごと破壊された場合であってもデータを復旧することが可能となる。この場合に、遠隔地にバックアップ用の磁気ディスク装置を設置し、ネットワークを介してバックアップデータを送信する必要がないので、バックアップシステムの構築に要するコスト負担を抑制することができる。この結果、コスト負担を低減しつつ、ディザスタリカバリにも対応すると共に大容量のバックアップデータを保存することが可能となる。
As described above, in the
また、ストレージ装置10においては、バックアップLU14を構成するHDD15に、HDD15の識別情報を登録するバックアップLU構成テーブル17を備え、コントローラ11は、バックアップLU14を構成するHDD15の着脱時にバックアップLU構成テーブル17を読み出し、その内容に応じてバックアップLU14の利用可否を判別している。これにより、バックアップLU14を構成するHDD15を着脱可能な構成とした場合においても、バックアップLU14に対応するHDD15が欠落する事態を防止することが可能となる。
Further, the
また、外部保管しているバックアップLU14にコピーされるデータについて、コントローラ11は、差分テーブルを用いて管理を行うこととしているため、エクスポートおよびインポートした後においても、より高速にデータのバックアップを行うことが可能となる。
Further, since the
なお、バックアップLU14への差分データのコピーを行う際には、差分テーブルのブロック単位でデータを暗号化することも可能である。暗号化には、例えば、ストレージ装置10のファームウェアに記録された秘密鍵を使うことが考えられる。この場合には、ストレージ装置10の筐体11と、ファームウェアとの組合せがなければ復号することができないようになる。ただし、暗号前のデータサイズと暗号後のデータサイズとが同一のサイズになる暗号手法を使うことが必要となる。このように、バックアップLU14への差分データのコピー時に暗号化処理を施すことにより、外部保管したバックアップLU14内のデータを安全に保管することが可能となる。
Note that when copying differential data to the
以上の説明では、複数のHDD15で構成され、RAID装置として機能するバックアップLU14を備える場合について示しているが、ストレージ装置10が備える記憶メディアについては、適宜変更が可能である。例えば、複数のランダムアクセス可能な記憶メディアにも適用することが可能である。
In the above description, a case is shown in which a
10…ストレージ装置、11…筐体、12…コントローラ、13…マスタLU、14−1〜14−n…バックアップLU、15a、15b…磁気ディスク装置(HDD)、16…バックアップLU状態テーブル、17a、17b…バックアップLU構成テーブル。
DESCRIPTION OF
Claims (1)
ットと、
筐体に着脱可能な磁気ディスク上に形成され前記マスタ論理ユニット内のデータのバッ
クアップデータを保持するバックアップ論理ユニットと、
前記バックアップ論理ユニットの状態を切り替えて前記バックアップ論理ユニットに前
記マスタ論理ユニットの前記バックアップデータの書き込みを制御するコントローラとを
具備し、
前記コントローラは、
前記バックアップ論理ユニットを前記マスタ論理ユニットと同期させる同期状態と、
前記バックアップ論理ユニットを前記マスタ論理ユニットから切り離す分割状態と、
前記マスタ論理ユニット内のデータを前記バックアップ論理ユニットにコピーするコピ
ー状態と、前記バックアップ論理ユニットを構成する磁気ディスクを装置筐体から取り外
したオフライン状態と、を管理する第1の管理テーブルを備え、
前記バックアップ論理ユニットは、前記コントローラが前記バックアップ論理ユニット
の利用可否を判別するための識別情報を登録する第2の管理テーブルを備え、
前記コントローラは、ユーザの操作により前記バックアップ論理ユニットのエクスポー
トおよびインポート要求があったときはバックアップ論理ユニットを分割状態とし、ユー
ザによる前記バックアップ論理ユニットのエクスポートおよびインポートがあった旨の通
知を受けたときは、前記第1の管理テーブルでの状態が分割状態であって、前記第2の管
理テーブルの前記識別情報により前記筐体内に存在しない前記バックアップ論理ユニット
の状態をオフライン状態とし、前記第1の管理テーブルでの状態がオフライン状態であっ
て、前記第2の管理テーブルの前記識別情報により前記筐体内に存在する前記バックアッ
プ論理ユニットの状態を分割状態とし、
前記バックアップ論理ユニットをローテーションすることを特徴とするストレージ装置
。 A master logical unit formed on a magnetic disk that holds data to be written to the device body;
A backup logical unit that is formed on a magnetic disk that can be attached to and detached from a housing and holds backup data of data in the master logical unit;
A controller that controls the writing of the backup data of the master logical unit to the backup logical unit by switching the state of the backup logical unit;
The controller is
A synchronization state in which the backup logical unit is synchronized with the master logical unit;
A split state for separating the backup logical unit from the master logical unit;
A first management table for managing a copy state in which data in the master logical unit is copied to the backup logical unit, and an offline state in which a magnetic disk constituting the backup logical unit is removed from an apparatus housing;
The backup logical unit includes a second management table for registering identification information for the controller to determine whether the backup logical unit can be used,
The controller puts the backup logical unit into a split state when there is a request to export and import the backup logical unit by a user operation, and receives a notification that the user has exported and imported the backup logical unit The state in the first management table is a divided state, and the state of the backup logical unit that does not exist in the enclosure is set to the offline state by the identification information in the second management table, and the first management table The state in the management table is an offline state, and the state of the backup logical unit existing in the chassis is divided according to the identification information in the second management table ,
A storage device which is characterized that you rotate the backup logic unit.
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