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JP4985997B2 - 印刷装置および印刷システム - Google Patents

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Description

本発明は、中断した印刷の再開動作を切り替える印刷装置および印刷システムに関する。
プリンタ機やプリンタ機能を備えた複合機などの印刷装置では、異常の発生によって印刷ジョブが中断した場合に、異常から復旧した自機で印刷を再開するようにしたり、その印刷ジョブ(印刷データ)を転送して他の印刷装置で印刷を再開するようにしたりしている。また、印刷後に製本やステープルなどの後処理を行う印刷ジョブの再開時には、その後処理や印刷内容に応じて、ユーザにとって望ましい再開動作に切り替えることが考案されている。
たとえば、製本印刷(指定した枚数の用紙を束にして2つ折りにし、その束をつづり合わせることで製本が可能となる形式)を行う印刷ジョブの再開時には、印刷中断ページが含まれる用紙の先頭のページから印刷を再開して製本を行うことで、製本後のページずれが起こらないようにする。ステープル処理を行う印刷ジョブの再開時には、印刷ジョブの1ページ目から印刷を再開してステープル止めを行うことで、たとえば、印刷中断ページから印刷を再開してその中途半端なページのみがステープル止めされてしまうことを防止するなどにより、ユーザの期待する結果に忠実な出力を行えるようにした技術がある(特許文献1参照)。
また、ステープル処理を行う印刷ジョブの再開時に、その印刷ジョブの印刷枚数が多い場合(所定枚数以上の場合)には、自機の異常が解除された後に中断箇所から印刷のみを再開することで、ユーザがステープル止めを行うことにはなるが、無駄になるプリントが大量に発生することを防止する。印刷枚数が少ない場合(所定枚数未満の場合)には、代替機で1ページ目から最終ページまで印刷してステープル止めを行うことで、自機で途中ページまで出力されたプリントは無駄になってしまうが、ユーザがステープル止めを行わなくても済むようにした技術もある(特許文献2参照)。
特開2003−167719号公報 特開平10−136143号公報
印刷装置による印刷処理では用紙(記録紙)やトナー(印刷剤)などを消費することになるが、中断した印刷を再開する場合には、これらの印刷に係る資源ができるだけ無駄に消費されないようにすることが望ましい。また、近年では環境問題に対する関心の高まりから、印刷資源の節約に積極的に取り組むことで、環境に配慮する意識の高いユーザが増えている。
これに対して特許文献1の技術では、たとえばステープル処理を行う印刷ジョブの再開時には、印刷ジョブの1ページ目から印刷が再開されてステープル止めが行われる。ユーザがこの結果を望んでいる場合には差し支えないが、資源節約による環境への配慮を望んでいる場合には、中断前に途中ページまで出力されたプリントは無駄になってしまうため、その要望に応えることができない。
特許文献2の技術では、ステープル処理の省略は許容して無駄になるプリントの発生防止を優先する再開動作と、無駄になるプリントの発生は許容してステープル処理を優先する再開動作とを、印刷枚数に基づいて切り替えるようにしているため、ユーザの望んでいない結果になってしまうことがある。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、部単位の後処理を行う印刷ジョブが中断して再開される際に、後処理を優先する再開動作と、印刷資源の節約を優先する再開動作とを、ユーザの要望に沿って切り替えることができる印刷装置および印刷システムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]部単位の後処理に係る処理条件を含む印刷ジョブの入力部と、
前記印刷ジョブに従って記録紙に印刷を行う印刷部と、
前記印刷部で印刷が行われた部単位の記録紙に対し、前記印刷ジョブに含まれている前記処理条件に従って前記部単位の後処理を行う後処理部と、
自装置を通常に動作させる通常動作モードと、前記自装置を前記通常動作モードよりもトナーの消費量を低減するトナーセーブモードのうちの一方の選択を受け付ける選択部と、
中断した印刷ジョブを再開させるときに、前記通常動作モードが選択されている場合は、部の先頭ページから前記印刷部に印刷を行わせ前記後処理部に前記部単位の後処理を行わせる第1の再開動作で前記中断した印刷ジョブを再開させ、前記トナーセーブモードが選択されている場合は、印刷が中断した部の中断ページから前記印刷部に印刷を行わせ前記後処理部に前記部単位の後処理を行わせない第2の再開動作前記中断した印刷ジョブを再開させる制御部と、
を備えた印刷装置。
上記発明では、印刷装置で部単位の後処理を行う印刷ジョブが中断し、この中断した印刷ジョブ(中断ジョブ)を当該印刷装置(自装置)で再開させる場合には、部の先頭ページから印刷を行い部単位の後処理を行う第1の再開動作と、印刷が中断した部の中断ページから印刷を行い部単位の後処理を行わない第2の再開動作とを、当該印刷装置の動作モードとしてユーザが予め選択している第1の動作モードと第2の動作モードの選択状態に応じて切り替え、その切り替えた第1または第2の再開動作で中断ジョブを再開させる。
第1の再開動作は、後処理を優先する再開動作と換言でき、第2の再開動作は、記録紙や印刷剤などの印刷資源の節約を優先する再開動作と換言できる。第1の動作モードと第2の動作モードの選択状態には、ユーザが当該印刷装置をどのように動作させて使用したいかといったユーザの要望(意思)が反映されている。
ここでは、そのユーザが望む印刷装置の動作のさせ方に基づいて中断ジョブの再開動作を後処理優先または印刷資源の節約優先に切り替える。すなわち、印刷ジョブの中断時にユーザから直接、第1または第2の再開動作の選択を受けてその選択された再開動作に切り替えるなどの構成とは異なり、ユーザが予め選択している、印刷装置の動作のさせ方が示されている第1または第2の動作モードから間接的かつ自動で第1または第2の再開動作を決定し、その決定した再開動作に切り替える。これにより、部単位の後処理を行う印刷ジョブが中断して再開される際に、後処理を優先する再開動作と、印刷資源の節約を優先する再開動作とを、(間接的に)ユーザの要望に沿って切り替えることができる。
[2]部単位の後処理に係る処理条件を含む印刷ジョブの入力部と、
前記印刷ジョブに従って記録紙に印刷を行う印刷部と、
前記印刷部で印刷が行われた部単位の記録紙に対し、前記印刷ジョブに含まれている前記処理条件に従って前記部単位の後処理を行う後処理部と、
自装置を通常に動作させる通常動作モードと、前記自装置を前記通常動作モードよりも電力の消費を低減する省電力モードのうちの一方の選択を受け付ける選択部と、
中断した印刷ジョブを再開させるときに、前記通常動作モードが選択されている場合は、部の先頭ページから前記印刷部に印刷を行わせ前記後処理部に前記部単位の後処理を行わせる第1の再開動作で前記中断した印刷ジョブを再開させ、前記省電力モードが選択されている場合は、印刷が中断した部の中断ページから前記印刷部に印刷を行わせ前記後処理部に前記部単位の後処理を行わせない第2の再開動作で前記中断した印刷ジョブを再開させる制御部と、
を備えた印刷装置。
[3]部単位の後処理に係る処理条件を含む印刷ジョブの入力部と、
前記印刷ジョブに従って記録紙に印刷を行う印刷部と、
前記印刷部で印刷が行われた部単位の記録紙に対し、前記印刷ジョブに含まれている前記処理条件に従って前記部単位の後処理を行う後処理部と、
前記印刷ジョブを他の印刷装置へ出力する出力部と、
自装置を通常に動作させる通常動作モードと前記自装置を前記通常動作モードよりも省資源で動作させる省資源動作モードのうちの一方の選択を受け付ける選択部と、
中断した印刷ジョブを前記出力部から他の印刷装置へ出力して再開させるときに、前記通常動作モードが選択されている場合は、部の先頭ページから前記他の印刷装置の印刷部に印刷を行わせ後処理部に前記部単位の後処理を行わせる第1の再開動作で前記中断した印刷ジョブを再開させ、前記省資源動作モードが選択されている場合は、印刷が中断した部の中断ページから前記他の印刷装置の印刷部に印刷を行わせ後処理部に前記部単位の後処理を行わせない第2の再開動作前記中断した印刷ジョブを前記他の印刷装置に再開させる制御部と、
を備えた印刷装置。
上記発明では、印刷装置(自装置)で部単位の後処理を行う印刷ジョブが中断し、この中断ジョブを他の印刷装置(他装置)へ出力(転送)して再開させる場合には、他装置(転送先)にて部の先頭ページから印刷を行い部単位の後処理を行う第1の再開動作と、他装置(転送先)にて印刷が中断した部の中断ページから印刷を行い部単位の後処理を行わない第2の再開動作とを、自装置(転送元)の動作モードとしてユーザが予め選択している第1の動作モードと第2の動作モードの選択状態に応じて切り替え、その切り替えた第1または第2の再開動作で中断ジョブを他装置にて再開させる。
ここでは、ユーザが望む自装置(転送元)の動作のさせ方に基づいて中断ジョブの他装置(転送先)による再開動作を後処理優先または印刷資源の節約優先に切り替える。これにより、部単位の後処理を行う印刷ジョブが自装置で中断し、他装置に転送されて再開される際に、後処理を優先する再開動作と、印刷資源の節約を優先する再開動作とを、ジョブが投入(入力)された側の自装置を使用するユーザの要望に沿って切り替えることができる。
[4]前記制御部は、前記中断した印刷ジョブと、前記印刷が中断した部の中断ページを示す中断情報と、前記切り替えた再開動作を示す再開動作情報とを、前記出力部から前記他の印刷装置へ出力することで、前記第1の再開動作及び前記第2の再開動作のいずれか一方の再開動作で前記中断した印刷ジョブを前記他の印刷装置に再開させる
ことを特徴とする[3]に記載の印刷装置。
上記発明では、自装置で中断した印刷ジョブを他装置に出力(転送)して再開させる場合に、自装置(制御部)は、中断した印刷ジョブと、印刷が中断した部の中断ページを示す中断情報と、自装置における第1または第2の動作モードの選択状態に応じて切り替えた第1または第2の再開動作を示す再開動作情報とを他装置へ出力することで、その切り替えた第1または第2の再開動作で、中断した印刷ジョブを他装置にて再開させる。この構成では、他装置は、第1の再開動作を示す再開動作情報が入力された場合には、入力された印刷ジョブに従って記録紙に印刷を行い、その印刷が行われた部単位の記録紙に対し、印刷ジョブに含まれている処理条件に従って部単位の後処理を行うことができる。第2の再開動作を示す再開動作情報が入力された場合には、入力された中断情報に基づき、印刷ジョブにおける印刷が中断した部の中断ページから記録紙に印刷を行い、印刷ジョブに含まれている処理条件に従って行う部単位の後処理は省略することができる。
[5]前記制御部は、前記第1の再開動作で前記中断した印刷ジョブを前記他の印刷装置に再開させる場合は、前記中断した印刷ジョブを前記出力部から前記他の印刷装置へ出力し、前記第2の再開動作で前記中断した印刷ジョブを前記他の印刷装置に再開させる場合は、前記印刷が中断した部の中断ページから印刷を行い後処理は行わない新たな印刷ジョブを生成し前記出力部から前記他の印刷装置へ出力することで、前記第1の再開動作及び前記第2の再開動作のいずれか一方の再開動作で前記中断した印刷ジョブを前記他の印刷装置に再開させる
ことを特徴とする[3]に記載の印刷装置。
上記発明では、自装置で中断した印刷ジョブを他装置に出力(転送)して再開させる場合に、自装置(制御部)は、第1の再開動作へ切り替えた場合には中断した印刷ジョブをそのまま他装置へ出力し、第2の再開動作へ切り替えた場合には印刷が中断した部の中断ページから印刷を行い後処理は行わない新たな印刷ジョブを生成し他装置へ出力することで、その切り替えた第1または第2の再開動作で、中断した印刷ジョブを他装置にて再開させる。この構成では、他装置は入力された印刷ジョブを実行するだけで、中断した印刷ジョブを第1または第2の再開動作で再開させることができる。
[6]部単位の後処理に係る処理条件を含む印刷ジョブの入力部と、
前記印刷ジョブに従って記録紙に印刷を行う印刷部と、
前記印刷部で印刷が行われた部単位の記録紙に対し、前記印刷ジョブに含まれている前記処理条件に従って前記部単位の後処理を行う後処理部と、
自装置を通常に動作せせる通常動作モードと前記自装置を前記通常動作モードよりも省資源で動作させる省資源動作モードのうちの一方の選択を受け付ける選択部と、
他の印刷装置から前記入力部へ入力された前記他の印刷装置で中断した印刷ジョブであって、印刷が中断した部の中断ページを示す中断情報を含む印刷ジョブを再開するときに、前記通常動作モードが選択されている場合は、部の先頭ページから前記印刷部に印刷を行わせ前記後処理部に前記部単位の後処理を行わせる第1の再開動作で前記中断した印刷ジョブを再開させ、前記省資源動作モードが選択されている場合は、前記中断情報に基づいて、印刷が中断した部の中断ページから前記印刷部に印刷を行わせ前記後処理部に前記部単位の後処理を行わせない第2の再開動作前記他の印刷装置で中断した印刷ジョブを再開させる制御部と、
を備えた印刷装置。
上記発明では、他の印刷装置(他装置)で部単位の後処理を行う印刷ジョブが中断し、この中断ジョブを当該印刷装置(自装置)へ入力(被転送)して再開させる場合には、自装置(転送先)にて、部の先頭ページから印刷を行い部単位の後処理を行う第1の再開動作と、自装置(転送先)にて、印刷が中断した部の中断ページから印刷を行い部単位の後処理を行わない第2の再開動作とを、自装置(転送先)の動作モードとしてユーザが予め選択している第1の動作モードと第2の動作モードの選択状態に応じて切り替え、その切り替えた第1または第2の再開動作で中断ジョブを自装置にて再開させる。なお、他装置から入力される中断した印刷ジョブには、印刷が中断した部の中断ページを示す中断情報が含まれており、自装置はこの中断情報に基づいて、印刷が中断した部の中断ページを認識する。
ここでは、ユーザが望む自装置(転送先)の動作のさせ方に基づいて、他装置(転送元)で中断した印刷ジョブの再開動作を、後処理優先または印刷資源の節約優先に切り替える。これにより、部単位の後処理を行う印刷ジョブが他装置で中断し、自装置に転送されて再開される際に、後処理を優先する再開動作と、印刷資源の節約を優先する再開動作とを、ジョブの転送を受けて再開する側の自装置を使用するユーザの要望に沿って切り替えることができる。
[7]表示部と、
前記第1の再開動作と前記第2の再開動作の切り替えを自動で行う自動モードと、前記中断した印刷ジョブの再開前に前記表示部に前記第1の再開動作と前記第2の再開動作の選択状態を表示し前記選択部で再選択の操作を受け付ける手動モードとのうちの一方の設定を受け付ける設定部と、
を備えたことを特徴とする[1]〜[6]のいずれか1項に記載の印刷装置。
上記発明では、再開動作の切り替えを自動で行う自動モード、または、中断した印刷ジョブの再開前に自装置の動作モードの選択状態を表示し再選択の操作を受け付ける手動モードが設定で選べることにより、利便性が向上する。
[10]部単位の後処理に係る処理条件を含む印刷ジョブの第1の入力部と、
前記印刷ジョブに従って記録紙に印刷を行う第1の印刷部と、
前記第1の印刷部で印刷が行われた部単位の記録紙に対し、前記印刷ジョブに含まれている前記処理条件に従って前記部単位の後処理を行う第1の後処理部と、
自装置を通常に動作させる通常動作モードと前記自装置を前記通常動作モードよりも省資源で動作させる省資源動作モードのうちの一方の選択を受け付ける第1の選択部と、
中断した印刷ジョブと、その中断した印刷ジョブにおける印刷が中断した部の中断ページを示す中断情報と、前記第1の選択部で選択された動作モードを示す動作モード情報とを、第2の印刷装置へ出力する出力部と、
を有する第1の印刷装置と、
前記第1の入力部の機能を有すると共に、前記第1の印刷装置の前記出力部から出力された前記中断した印刷ジョブと前記中断情報と前記動作モード情報とが入力される第2の入力部と、
前記第1の印刷部の機能を有する第2の印刷部と、
前記第1の後処理部の機能を有する第2の後処理部と、
前記中断した印刷ジョブを再開するときに、前記第2の入力部に入力された動作モード情報が前記通常動作モードを示す場合は、部の先頭ページから前記第2の印刷部に印刷を行わせ前記第2の後処理部に前記部単位の後処理を行わせる第1の再開動作で前記中断した印刷ジョブを再開させ、前記第2の入力部に入力された動作モード情報が前記省資源動作モードを示す場合は、前記中断情報に基づいて、印刷が中断した部の中断ページから前記第2の印刷部に印刷を行わせ前記第2の後処理部に前記部単位の後処理を行わせない第2の再開動作前記中断した印刷ジョブを再開させる制御部と、
を有する第2の印刷装置と、
を備えた印刷システム。
上記発明では、第1の印刷装置で部単位の後処理を行う印刷ジョブが中断し、この中断ジョブを第1の印刷装置から第2の印刷装置へ出力(転送)して再開させる印刷システムにおいて、第1の印刷装置は、中断した印刷ジョブと、この中断ジョブにおける印刷が中断した部の中断ページを示す中断情報と、自装置で選択されている第1または第2の動作モードを示す動作モード情報とを第2の印刷装置へ出力する。第2の印刷装置は、第1の印刷装置から入力された中断ジョブを再開する場合に、部の先頭ページから印刷を行い部単位の後処理を行う第1の再開動作と、第1の印刷装置から入力された中断情報に基づいて、印刷が中断した部の中断ページから印刷を行い部単位の後処理を行わない第2の再開動作とを、第1の印刷装置から入力された動作モード情報(第1の印刷装置で選択されている第1または第2の動作モード)に基づいて切り替え、その切り替えた第1または第2の再開動作で、第1の印刷装置から入力された中断ジョブを再開させる。
これにより、部単位の後処理を行う印刷ジョブが第1の印刷装置で中断し、第2の印刷装置に転送されて再開される際に、後処理を優先する再開動作と、印刷資源の節約を優先する再開動作とを、ジョブが投入(入力)された側の第1の印刷装置を使用するユーザの要望に沿って切り替えることができる。
[11]前記第1の印刷装置は、
第1の表示部と
記中断した印刷ジョブの出力前に前記第1の表示部に前記第1の選択部での選択状態を表示し前記第1の選択部で再選択の操作を受け付ける手動モードと、前記再選択の操作を受け付けない自動モードとのうちの一方の設定を受け付ける第1の設定部と、
を有することを特徴とする[10]に記載の印刷システム。
上記発明では、第1の印刷装置において、第2の印刷装置による再開動作の切り替えを自動で行う自動モード、または、中断した印刷ジョブの出力前(転送前)に自装置の動作モードの選択状態を表示し再選択の操作を受け付ける手動モードが設定で選べることにより、利便性が向上する。
[12]前記第2の印刷装置は、前記第1の再開動作を行う第3の動作モードと前記第2の再開動作を行う第4の動作モードのうちの一方の選択を受け付ける第2の選択部を備え、
前記制御部は、前記第1の再開動作と前記第2の再開動作の切り替えを、前記動作モード情報と前記第2の選択部で選択された前記第3の動作モードと前記第4の動作モードの選択状態とに基づいて行う
ことを特徴とする[10]または[11]に記載の印刷システム。
上記発明では、中断した印刷ジョブの出力側(転送元)となる第1の印刷装置と入力側(転送先)となる第2の印刷装置の双方の動作モード(第1〜第4の動作モード)を総合的に考慮して再開動作を切り替える。なお、第2の印刷装置における第3の動作モードは、第1の印刷装置における第1の動作モードと同一の動作モードでもよい。第2の印刷装置における第4の動作モードは、第1の印刷装置における第2の動作モードと同一の動作モードでもよい。
これにより、双方の装置のユーザの要望に沿って再開動作を切り替えることができる。
[13]前記第2の印刷装置は、
第2の表示部と
記中断した印刷ジョブの再開前に前記第2の表示部に前記第3の動作モードと前記第4の動作モードの選択状態を表示し前記第2の選択部で再選択の操作を受け付ける手動モードと、前記再選択の操作を受け付けない自動モードとのうちの一方の設定を受け付ける第2の設定部と、
を有することを特徴とする[12]に記載の印刷システム。
上記発明では、第2の印刷装置において、第1の印刷装置で中断した印刷ジョブに対する再開動作の切り替えを自動で行う自動モード、または、その中断した印刷ジョブの再開前に自装置の動作モードの選択状態を表示し再選択の操作を受け付ける手動モードが設定で選べることにより、利便性が向上する。
[8]前記印刷部で印刷が行われた記録紙が排出される複数の排紙部を備え、
前記制御部は、前記第2の再開動作では、前記部単位の後処理が行われない記録紙を、前記部単位の後処理が行われる記録紙が排出される排紙部とは異なる排紙部へ排出させる
ことを特徴とする[1]〜[7]のいずれか1項に記載の印刷装置。
[14]前記第2の印刷装置は、前記第2の印刷部で印刷が行われた記録紙が排出される複数の排紙部を有し、
前記制御部は、前記第2の再開動作では、前記部単位の後処理が行われない記録紙を、前記部単位の後処理が行われる記録紙が排出される排紙部とは異なる排紙部へ排出させる
ことを特徴とする請求項[10][13]のいずれか1項に記載の印刷システム。
上記[8]および[14]の発明では、部単位の後処理が行われない記録紙は、部単位の後処理が行われる記録紙とは異なる排紙部へ排出する。このように、後処理を省略した記録紙を区分して排出することにより、この記録紙が部単位の後処理の行われた記録紙に紛れ込むことを防止できると共に、この記録紙をユーザが取り出しやすくなる。
[9]前記制御部は、前記印刷ジョブが複数部の印刷を行う印刷ジョブの場合は、前記第2の再開動作では、前記中断ページから印刷が行われた部のみ前記後処理部に前記部単位の後処理を行わせない
ことを特徴とする[1]〜[4]および[6][8]のいずれか1項に記載の印刷装置。
[15]前記制御部は、前記印刷ジョブが複数部の印刷を行う印刷ジョブの場合は、前記第2の再開動作では、前記中断ページから印刷が行われた部のみ前記第2の後処理部に前記部単位の後処理を行わせない
ことを特徴とする[10][14]のいずれか1項に記載の印刷システム。
上記[9]および[15]の発明では、複数部の印刷を行う印刷ジョブに対しては、第2の再開動作では中断ページから印刷が行われた部(再開後の1部目)のみ部単位の後処理が行われないようになる。この再開後の1部目以降の部(再開後の2部目〜)が存在する場合には、その部に対しては後処理が行われるようになる。たとえば、ユーザが手作業で後処理を行う場合には、再開後の1部目のみ後処理を行えばよいので、作業の負担を軽減することができる。
本発明の印刷装置および印刷システムによれば、部単位の後処理を行う印刷ジョブが中断して再開される際に、後処理を優先する再開動作と、印刷資源の節約を優先する再開動作とを、ユーザの要望に沿って切り替えることができる。したがって、後処理を望んでいるユーザに対しては、ユーザが別途後処理を行わなければならないといった負担を強いることの無い、高い利便性を提供することができる。印刷資源の節約による環境への配慮を望んでいるユーザに対しては、そのことに貢献できるといった高い満足度を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る印刷システムのシステム構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷装置としての複合機の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る複合機の動作の概要を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る複合機の動作を示す流れ図である。 複合機の表示部に表示された動作モード設定画面を示す図である。 複合機の表示部に表示された切替モード設定画面を示す図である。 複合機の表示部に表示された動作モード確認選択画面を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る複合機が備える判定テーブルを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る複合機の動作(通常モード)の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る複合機の動作(環境モード)の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る複合機(印刷ジョブ転送元)の動作の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る複合機(印刷ジョブ転送先)の動作の概要を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る印刷システム5のシステム構成例を示している。印刷システム5は、本発明の第1の実施形態に係る印刷装置としての複合機(Multi Function Peripheral/Multi Function Printer;MFP)10、11と、任意台数の端末装置15とをLAN(Local Area Network)などのネットワーク2に接続して構成される。端末装置15は、汎用のパーソナルコンピュータ(Personal Computer;PC)などで構成されている。複合機10(MFP1)と複合機11(MFP2)は、同一構成とされている。本実施形態では、複合機に関する機能、構成、動作の説明を、複合機10を用いて行う。複合機11に関する説明は第2の実施形態で行う。
複合機10(11)は、原稿画像を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷して出力するコピー機能、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり端末装置15やサーバなどへ送信したりするスキャン機能、端末装置15から受信した印刷データに係る画像や当該複合機10に保存されている画像データに係る画像を記録紙に印刷して出力するプリンタ機能、画像データを送受信するファクシミリ機能、印刷出力された記録紙(プリント)に後加工を施す後処理機能などを備えている。
また複合機10は、部単位の後処理を行う印刷ジョブが中断し、この中断した印刷ジョブ(中断ジョブ)を当該複合機10(自機)で再開させる場合に、後処理を優先する再開動作である後処理優先の再開動作(第1の再開動作)と、記録紙やトナーなどの印刷資源の節約を優先する再開動作である資源節約優先の再開動作(第2の再開動作)とを、自機の動作モードとしてユーザが予め選択している通常モード(第1の動作モード)と環境モード(第2の動作モード)の選択状態に応じて切り替え、その切り替えた再開動作で中断ジョブを再開させる機能を備えている。
後処理優先の再開動作は、印刷が中断した部の先頭ページから印刷を行い部単位の後処理を行う再開動作である。資源節約優先の再開動作は、印刷が中断した部の中断ページから印刷を行い部単位の後処理を行わない再開動作である。なお、複数部の印刷を行う印刷ジョブに対しては、資源節約優先の再開動作では、中断ページから印刷が行われた部(再開後の1部目)のみ部単位の後処理を行わず、この再開後の1部目以降の部(再開後の2部目〜)が存在する場合には、その部に対しては部単位の後処理を行うようになっている。
複合機10の動作モードにおける通常モードは、複合機10を通常に動作させる動作モード(通常動作モード)である。環境モードは、複合機10を通常モードよりも省資源で動作させる動作モード(省資源動作モード)である。この環境モードは、環境対応モードや省エネルギーモードなどと換言することができる。
環境モードでは、通常モードに比べて、たとえば以下のような制御が行われる。
(1)デフォルト設定がトナーセーブモードにされての印刷
(2)デフォルト設定が両面モードにされての印刷
(3)デフォルト設定が2in1モード(集約モード)にされての印刷
(4)スリープ状態に移行する時間の短縮
トナーセーブモードとは、印刷におけるトナーの使用量(消費量)を通常よりも低減するモードである。デフォルト設定とは、ジョブ設定時の初期設定を指す。たとえば、印刷ジョブの設定画面にて、上記の(1)〜(3)のモードは予め設定された状態にされる。また、デフォルト設定はユーザがジョブ設定時に変更することができる。
複合機10で環境モードが選択されると、たとえば、上記の(1)〜(4)の1つ以上の制御が行われるようになる。この(1)〜(4)の制御は一例であり、複合機10を通常モードよりも省資源で動作させる他の制御を含むようにしてもよい。また、環境モードが選択されると、通常モードでは使用可能な機能を制限するなどの制御を行うようにしてもよい。たとえば、通常モードでは使用可能なカラー機能が環境モードでは制限されるなどしてもよい。
さらに複合機10は、再開動作の切り替えを自動で行う自動モードと、中断した印刷ジョブの再開前に現状の動作モードの選択状態を表示し再選択の操作を受け付ける手動モードとのうちの一方の設定を受け付ける機能、資源節約優先の再開動作では、複数の排紙トレイにおいて、部単位の後処理が行われない記録紙を、部単位の後処理が行われる記録紙が排出される排紙トレイとは異なる排紙トレイへ排出させる機能なども備えている。
図2は、複合機10(11)の概略構成を示すブロック図である。複合機10は、制御部としてのCPU(Central Processing Unit)21に、バス22を介してROM(Read Only Memory)23と、RAM(Random Access Memory)24と、不揮発メモリ25と、ハードディスク装置26と、表示部27と、操作部28と、スキャナ部29と、画像処理部30と、プリンタ部31と、ファクシミリ通信部32と、ネットワーク通信部33と、後処理部34などを接続して構成される。
CPU21は、ROM23に格納されているプログラムに基づいて複合機10の動作を制御する。RAM24は、CPU21がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリとして使用されるほか、画像データを一時的に保存するための画像メモリなどにも使用される。
不揮発メモリ25は、電源がオフされても記憶が保持されるメモリであり、装置固有の情報や各種の設定情報などが記憶される。ハードディスク装置26は、各種の保存データを格納するほか、入力された各種の画像データなども保存する。
表示部27は、液晶ディスプレイなどで構成され、操作画面、設定画面、確認画面、通知画面などの各種の画面を表示する。操作部28は、スタートキー、ストップキー、テンキーなどの各種のボタン類と、液晶ディスプレイの表面に設けられて押下された座標位置を検出するタッチパネルなどで構成され、ユーザが複合機10に対して行う各種の操作を受け付ける。
スキャナ部29は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する。スキャナ部29は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路と、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
画像処理部30は、画像データに対して、画像補正、回転、拡大/縮小、圧縮/伸張など各種の画像処理を施す。
プリンタ部31は、画像データに基づく画像を電子写真プロセスによって記録紙上に形成して出力する。プリンタ部31は、たとえば、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、入力される画像データに応じて点灯制御されるLD(Laser Diode)と、LDから射出されたレーザ光を感光体ドラム上で走査させる走査ユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有する、いわゆるレーザープリンタとして構成されている。レーザ光に代えてLED(Light Emitting Diode)で感光体ドラムを照射するLEDプリンタのほか他の方式のプリンタであってもかまわない。
ファクシミリ通信部32は、ファクシミリ機能を備えた外部装置と公衆回線を通じて画像データを送受信する。ネットワーク通信部33は、LAN(Local Area Network)などのネットワークを通じて端末装置やサーバなどと通信を行う。
後処理部34は、プリンタ部31により画像が印刷されて出力された記録紙に後加工を施す後処理を行う。後処理は、本実施形態では、印刷出力された部単位の記録紙をステープルで綴じるステープル処理である(後処理部=ステープラー(ステープル処理部))。
また図1に示すように、複合機10(11)は、印刷済みや印刷およびステープル済みの記録紙が排出される排紙トレイ35を複数備えている。
次に、複合機10の動作について説明する。
図3は、複合機10で印刷ジョブが中断したときの再開動作の概要を模式的に示した図である。印刷ジョブには、ユーザが端末装置15を操作して複合機10へ指示する印刷ジョブと、ユーザが複合機10を操作して指示する印刷ジョブ、たとえば、原稿のコピーを行う場合の印刷ジョブなどがある。ここでは、コピーによる印刷ジョブを例に説明する。また複合機10の動作モードは、ユーザ(または管理者など)によって予め通常モードまたは環境モードが選択されている。
複合機10でコピーを行う場合には、ユーザは複合機10の表示部27および操作部28を通じてコピーに係るジョブの設定を行い、原稿をスキャナ部29にセットしてスタートボタンを押下することで、複合機10にジョブを投入する。ここでは、10枚の原稿を部数1(「部数:1部」)およびステープルあり(「ステープル:有」)の設定でコピーする場合を例に挙げている。
複合機10は、上記のジョブの投入を受けると(P1)、セットされた10枚の原稿をスキャナ部29で読み取って取得した原稿10枚分(10ページ)の画像データと、ジョブの処理条件として、部数1を示す部数情報と、ステープルありを示すステープル情報などを含む印刷ジョブを生成する(P2)。プリンタ部31は、この印刷ジョブに従って(印刷ジョブの画像データに基づいて)、記録紙に画像を印刷する。本例の場合は、10枚×部数1の印刷ジョブに従い、10ページの画像を10枚の記録紙に1ページずつ順次印刷する。印刷が正常に終了した場合には、後処理部34は、印刷ジョブに含まれているステープル情報に従い、プリンタ部31から出力された10枚×部数1の記録紙をステープルで綴じて排紙トレイ35へ排出する。
プリンタ部31による印刷の途中で複合機10に紙詰まり(ジャム)などの異常が発生した場合、たとえば、図に示すように5枚目まで印刷出力が完了したところで複合機10に異常が発生した場合には(P3)、この時点で印刷が一時中断され、1枚目〜5枚目までは出力完了となり、6枚目が中断ページとなって6枚目〜10枚目までは未出力となる。また、印刷出力された5枚の記録紙は、複合機10が異常から復旧されると後処理部34(ステイプルステージ)から排紙トレイ35へ排出される、あるいは、ユーザによる復旧作業で後処理部34から取り出されるなどする。複合機10は、異常から復旧されると、この中断した印刷ジョブに対する再開動作を動作モードの選択状態に応じて切り替え、その再開動作で印刷ジョブを再開する(P4)。
通常モードが選択されている場合には、印刷が中断した部の先頭ページから印刷を行い、ステープル処理を行う再開動作に切り替え、その再開動作を実行する。ここでは、部数1なので1部目が中断した部となり、この1部目の1枚目から印刷を再開して10枚目までの全枚数の印刷を行い、ステープル処理を行って出力する。この場合は、再開前に既に出力されていた1枚目〜5枚目までの記録紙は無駄になってしまうが、ユーザは全枚数が揃いステープルで綴じられた記録紙束(印刷物)を取得することができる。
環境モードが選択されている場合には、印刷が中断した部の中断ページから印刷を行い、ステープル処理を行わない再開動作に切り替え、その再開動作を実行する。ここでは、部数1なので1部目が中断した部となり、この1部目の印刷が中断した6枚目から印刷を再開して10枚目までの未出力ページのみの印刷を行い、この記録紙に対するステープル処理を行わずに出力する。この場合は、再開前に既に出力されていた1枚目〜5枚目までの記録紙と、再開後に出力された6枚目〜10枚目までの記録紙とをユーザが手作業で重ね合わせてステープルで綴じることになるが、出力済みの1枚目〜5枚目までの記録紙が無駄にならずに済む。
ここでは、部数1の印刷ジョブを例に説明したが、部数2以上の印刷ジョブに対する再開動作は以下のようになる。
部数N(N≧2)の印刷ジョブのM部目(N>M≧1)で中断した場合、通常モードの選択状態における再開動作では、印刷が中断したM部の先頭ページから印刷を行い、M部目と残りのN−Mの部数に対してステープル処理を行う。環境モードの選択状態における再開動作では、印刷が中断したM部の中断ページから印刷を行い、M部目はステープル処理を省略し、残りのN−Mの部数に対してステープル処理を行う。
図4は、図3で説明した複合機10の動作の詳細を示す流れ図である。
前述したように、複合機10は動作モードが選択・設定されるようになっている。また、再開動作の切り替えを自動で行う自動モード、または、中断した印刷ジョブの再開前に現状の動作モードの選択状態を表示し再選択の操作を受け付ける手動モードが選択・設定されるようになっている。これらの設定は、表示部27に表示される設定画面を通じて行うようになっている。まず、この設定画面について説明する。
図5は、複合機10の表示部27に表示された動作モード設定画面50の一例を示す図である。
動作モード設定画面50には、複合機10(MFP)の動作モードの設定を促す旨のメッセージ51と、通常モードを選択する通常モード選択ボタン52と、環境モードを選択する環境モード選択ボタン53と、選択された動作モードの確定(設定)を受け付けるOKボタン54と、本画面の表示を消して表示画面を前の画面に戻す操作を受け付けるCancelボタン55とが表示される。
ユーザ(または管理者など)は、この動作モード設定画面50を通じて、複合機10の動作モードを通常モードまたは環境モードに選択・設定することができる。
図6は、複合機10の表示部27に表示された切替モード設定画面60の一例を示す図である。
切替モード設定画面60には、再開動作の切替モードの設定を促す旨のメッセージ61と、再開動作の切り替えを自動で行う自動切替モードを選択する自動切替モード選択ボタン62と、再開動作の切り替えを手動で行う手動切替モードを選択する手動切替モード選択ボタン63と、選択された切替モードの確定(設定)を受け付けるOKボタン64と、本画面の表示を消して表示画面を前の画面に戻す操作を受け付けるCancelボタン65とが表示される。
ユーザ(または管理者など)は、この切替モード設定画面60を通じて、複合機10の再開動作の切替モードを自動切替モードまたは手動切替モードに選択・設定することができる。
また複合機10は、再開動作に係る設定として、排紙トレイ35の変更設定を受け付けるようになっている。この設定が行われた場合には、中断したステープルありの印刷ジョブにおけるステープル処理を行わない記録紙(印刷が中断した部のうちの中断箇所以降のページ)を、ステープル処理を行う記録紙とは異なる排紙トレイ35へ排出し、設定が行われない場合には同じ排紙トレイ35へ排出するように動作する。
以下、図4により複合機10の動作を詳細に説明する。
複合機10のCPU21は、印刷ジョブが投入されると本動作を開始し(Start)、この印刷ジョブによる印刷処理をプリンタ部31に開始させる(ステップS101)。
印刷の途中で複合機10に異常が発生すると(SS01)、CPU21は実行中の印刷ジョブを中断し、プリンタ部31による印刷処理を停止させる。ユーザは、複合機10の異常要因を特定して排除し、複合機10を異常から復旧させるといった再開処理を行う(SS02)。複合機10が異常から復旧すると、CPU21は切替モードを確認する(ステップS102)。
自動切替モードである場合には(ステップS102;Yes)、ステップS104へ移行する。手動切替モードである場合には(ステップS102;No)、CPU21は表示部27に動作モード確認画面を表示し、動作モードの再選択の操作を受け付け(ステップS103)、ステップS104へ移行する。
図7は、表示部27に表示された動作モード確認選択画面70の一例を示す図である。
動作モード確認選択画面70には、現状の動作モードの確認および動作モードの再選択を促す旨のメッセージ71と、環境モードでの動作を選択する環境モード選択ボタン72と、通常モードでの動作を選択する通常モード選択ボタン73とが表示される。
ユーザは、この動作モード確認選択画面70を通じて、複合機10の現状の動作モードを確認し、中断した印刷ジョブに対する再開動作を、通常モードに対応する再開動作とするか、環境モードに対応する再開動作とするかを選択することができる。
ステップS104では、CPU21は動作モードを確認する(ステップS104)。
通常モードである場合には(ステップS104;No)、CPU21は、部の先頭より設定されたモード(設定内容)でプリンタ部31に印刷を再開させ(ステップS105)、その処理(印刷ジョブ)が完了すると本動作を終了する(End)。
環境モードである場合には(ステップS104;Yes)、CPU21は、ステープル設定を確認する(ステップS106)。ステープルなしの場合には(ステップS106;No)、中断した箇所(中断ページ)より設定されたモード(設定内容)でプリンタ部31に印刷を再開させ(ステップS107)、その処理(印刷ジョブ)が完了すると本動作を終了する(End)。
ステープルありの場合には(ステップS106;Yes)、CPU21は、中断した箇所(中断ページ)からの印刷データのみステープルなしでプリンタ部31および後処理部34(ステープラー)に印刷を再開させる(ステップS108)。
排紙トレイの変更設定がある場合には(ステップS109;Yes)、印刷された記録紙を、排紙トレイを変更して出力する(ステップS110)。排紙トレイの変更設定がない場合には(ステップS109;No)、印刷された記録紙を、排紙トレイを変更せずに出力する。
残りの部がない場合には(ステップS111;No)、その処理(印刷ジョブ)が完了すると本動作を終了する(End)。残りの部がある場合には(ステップS111;Yes)、残りの部はステープルありで印刷を行い(ステップS112)、その処理(印刷ジョブ)が完了すると本動作を終了する(End)。
このように、本実施形態に係る複合機10では、部単位の後処理であるステープル処理を行う印刷ジョブが中断し、この中断した印刷ジョブ(中断ジョブ)を自機で再開させる場合には、部の先頭ページから印刷を行いステープル処理を行う再開動作、すなわち、ステープル処理を優先する再開動作と、印刷が中断した部の中断ページから印刷を行いステープル処理を行わない再開動作、すなわち、印刷資源の節約を優先する再開動作とを、自機の動作モードとしてユーザが予め選択している通常モードと環境モードの選択状態に応じて切り替え、その切り替えた再開動作で中断ジョブを再開させる。動作モードの選択状態には、ユーザが当該複合機10をどのように動作させて使用したいかといったユーザの要望(意思)が反映されている。たとえば、環境モードが選択されている場合には、ユーザが環境に配慮して当該複合機10を省資源で動作させて使用するといった意思表示がなされている。中断ジョブの再開動作は、そのユーザが望む複合機10の動作のさせ方に基づいて後処理優先または印刷資源の節約優先に切り替えられる。
これにより、ステープル処理を行う印刷ジョブが中断して再開される際に、ステープル処理を優先する再開動作と、印刷資源の節約を優先する再開動作とを、ユーザの要望に沿って切り替えることができる。したがって、ステープル処理を望んでいるユーザに対しては、ユーザが別途ステープル処理を行わなければならないといった負担を強いることの無い、高い利便性を提供することができる。印刷資源の節約による環境への配慮を望んでいるユーザに対しては、記録紙の無駄を抑えてそのことに貢献できるといった高い満足度を提供することができる。
また、複数部の印刷を行う印刷ジョブに対しては、印刷資源の節約を優先する再開動作では、中断ページから印刷が行われた部(再開後の1部目)のみステープル処理が行われないようになる。この再開後の1部目以降の部(再開後の2部目〜)が存在する場合には、その部に対してはステープルが行われるようになる。たとえば、ユーザが手作業でステープル綴じを行う場合には、再開後の1部目のみステープル綴じを行えばよいので、作業の負担を軽減することができる。
また本実施形態では、再開動作の切り替えを自動で行う自動モード、または、中断した印刷ジョブの再開前に現状の動作モードの選択状態を表示し再選択の操作を受け付ける手動モードが設定で選べることにより、利便性が向上する。また、ステープル処理を省略した記録紙を区分して排出することにより、この記録紙がステープル処理の行われた記録紙に紛れ込むことを防止できると共に、この記録紙をユーザが取り出しやすくなる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、中断した印刷ジョブを自機で再開する場合を説明したが、第2の実施形態では中断した印刷ジョブを他機に転送して再開する場合を説明する。
図1に示したように、印刷システム5は2台の複合機10、11を備えており、いずれか一方の複合機で中断した印刷ジョブを他方の複合機に転送して再開することができる。ここでは、複合機10で中断した印刷ジョブを複合機11に転送して再開する例を説明する。
印刷ジョブが中断したときの転送先は、複合機毎に予め設定できるようになっている。ここでは、複合機10は転送先が複合機11に設定されており、複合機11は転送先が複合機10に設定されているものとする。
第1の実施形態では、中断した印刷ジョブの再開動作を、その中断ジョブが発生した複合機の動作モードの選択状態に応じて切り替える構成であったが、本実施形態では、中断ジョブの転送元の複合機の動作モードと、転送先の複合機の動作モードとに基づいて切り替える構成となっている。具体的には、双方の動作モードが通常モードの場合のみ、通常モードに対応する後処理優先の再開動作に切り替え、少なくとも一方の動作モードが環境モードであれば、環境モードに対応する資源節約優先の再開動作に切り替えるようになっている。
この切り替えに係る判定は、転送先の複合機が判定テーブルを用いて行う。印刷システム5の複合機10、11における不揮発メモリ25には、その判定テーブルが格納されている。
図8は、複合機10、11が備える判定テーブル80の一例を示す図である。本テーブルは、自機(転送先)と他機(転送元)の動作モード(「通常モード」/「環境モード」)の4種類の組み合わせに対応する判定結果(「通常モードとして動作」/「環境モードとして動作」)をマトリックス状に格納したテーブルである。ここでは、双方が通常モードとなる組み合わせには「通常モードとして動作」の判定結果が割り当てられており、それ以外の組み合わせ、すなわち、少なくとも一方の動作モードが環境モードとなる組み合わせには「環境モードとして動作」の判定結果が割り当てられている。転送先の複合機は、この判定テーブル80を参照して再開動作の切り替えに係る判定を行うようになっている。
次に、複合機10、11の動作について説明する。
図9および図10は、複合機10で印刷ジョブが中断し、その印刷ジョブを複合機11に転送して再開させるときの再開動作の概要を模式的に示した図である。本実施形態も、第1の実施形態と同じ原稿10枚×部数1のコピーによる印刷ジョブを例に説明する。また複合機10、11の各々の動作モードは、ユーザ(または管理者など)によって予め通常モードまたは環境モードが選択されている。
図に示すように、複合機10が上記のジョブの投入を受けて(P11)、印刷ジョブを生成し(P12)、印刷ジョブに従って印刷出力を開始し(P13)、5枚目まで印刷出力を完了したところで異常発生により印刷を中断すると、1枚目〜5枚目までは出力完了となり、6枚目が中断ページとなって6枚目〜10枚目までは未出力となる。複合機10は、この中断した印刷ジョブに係る印刷データ(画像データ)と、自機の動作モードを示す動作モード情報と、印刷が中断した部の中断ページを示す中断情報と、ジョブの設定内容(部数、ステープル有無など)を示すジョブ設定情報と、排紙トレイの変更設定の内容を示す排紙トレイ変更情報などを複合機11に転送し(P14)、中断した印刷ジョブの再開を依頼する。
複合機11は、複合機10から上記の依頼を受けると、判定テーブル80を参照し、自機の動作モードと、複合機10から受け取った動作モード情報によって示される他機の動作モードから、通常モードと環境モードのうちのいずれの動作モードで動作するかを決定する。
通常モードに決定した場合には(図9参照)、第1の実施形態と同じ通常モードに対応する再開動作、すなわち、印刷が中断した部の先頭ページから印刷を行い、ジョブ設定情報にステープルありが含まれていればステープル処理を行う再開動作に切り替え、その再開動作を実行する(P15)。この場合も、複合機10で既に出力されていた1枚目〜5枚目までの記録紙は無駄になってしまうが、ユーザは複合機11にて全枚数が揃いステープルで綴じられた記録紙束(印刷物)を取得することができる。
環境モードに決定した場合には(図10参照)、第1の実施形態と同じ環境モードに対応する再開動作、すなわち、印刷が中断した部の中断ページから印刷を行い、ジョブ設定情報にステープルありが含まれていてもステープル処理を行わない再開動作に切り替え、その再開動作を実行する(P16)。この場合も、複合機10で既に出力されていた1枚目〜5枚目までの記録紙と、複合機11で出力された6枚目〜10枚目までの記録紙とをユーザが手作業で重ね合わせてステープルで綴じることになるが、出力済みの1枚目〜5枚目までの記録紙が無駄にならずに済む。
転送先の複合機が行う部数2以上の印刷ジョブに対する再開動作も第1の実施形態と同じであり、ここでは説明を省略する。
図11は、図9および図10で説明した転送元の複合機10の動作の詳細を示す流れ図である。
複合機10のCPU21は、印刷ジョブが投入されると本動作を開始し(Start)、この印刷ジョブによる印刷処理をプリンタ部31に開始させる(ステップS201)。
印刷の途中で複合機10に異常が発生すると(SS01)、CPU21は実行中の印刷ジョブを中断し、プリンタ部31による印刷処理を停止させ、切替モードを確認する(ステップS202)。
自動切替モードである場合には(ステップS202;Yes)、ステップS204へ移行する。手動切替モードである場合には(ステップS202;No)、CPU21は表示部27に動作モード確認画面を表示し(図7参照)、動作モードの再選択の操作を受け付け(ステップS203)、ステップS204へ移行する。
ステップS204では、CPU21は転送データを作成する(ステップS204)。転送データの詳細は、前述した各種のデータである。すなわち、中断した印刷ジョブに係る印刷データ(画像データ)と、自機の動作モードを示す動作モード情報と、印刷が中断した部の中断ページを示す中断情報と、ジョブの設定内容(部数、ステープル有無など)を示すジョブ設定情報と、排紙トレイの変更設定の内容を示す排紙トレイ変更情報などである。そしてCPU21は、この転送データを転送先となる複合機11へ送信し(ステップS205)、本動作を終了する(End)。
図12は、図9および図10で説明した転送先の複合機11の動作の詳細を示す流れ図である。
複合機11のCPU21は、複合機10から中断した印刷ジョブの転送および再開要求を受けると本動作を開始し(Start)、複合機10から転送データを受信する(ステップS211)。そして判定テーブル80を参照し、自機の動作モードと、複合機10から受け取った動作モード情報によって示される他機の動作モードから、通常モードと環境モードのうちのいずれの動作モードで動作するかを決定する。
双方が通常モードである場合には(ステップS212;No→ステップS213;No)、CPU21は通常モードで動作する決定を下し、図4のステップS105と同じ内容のステップS214を行い、本動作を終了する(End)。少なくとも一方が環境モードである場合には(ステップS212;YesまたはステップS212;No→ステップS213;Yes)、CPU21は環境モードで動作する決定を下し、図4のステップS106〜ステップS112と同じ内容のステップS215〜ステップS221)を行い、本動作を終了する(End)。
このように、中断した印刷ジョブを転送して再開させる場合も、ステープル処理を優先する再開動作と、印刷資源の節約を優先する再開動作とを、ユーザの要望に沿って切り替えることができる。また、再開動作の切り替えを自動または手動に設定できる点や、ステープル処理を省略した記録紙を分けて排出する点についても第1の実施形態と同様の効果が得られる。
また本実施形態では、中断した印刷ジョブの転送元となる複合機10と転送先となる複合機11の双方の動作モードを総合的に考慮して再開動作を切り替える。これにより、双方のユーザの要望に沿って再開動作を切り替えることができる。
以上、本発明の実施形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施形態で説明した後処理を優先する再開動作(第1の再開動作)では、中断した部の先頭ページ(1ページ目)から印刷を行い部単位の後処理を行うようにしているが、印刷ジョブの先頭ページ(印刷ジョブにおける1部目の1ページ目)から印刷を行い部単位の後処理を行うようにしてもよい。すなわち、特許請求の範囲に記載した「第1の再開動作」における「部の先頭ページ」とは、中断した部の先頭ページ(1ページ目)と、印刷ジョブの先頭ページ(印刷ジョブにおける1部目の1ページ目)とを含むものである。
たとえば、1部の印刷ジョブで中断した場合や複数部の印刷ジョブにおける1部目で中断した場合には、中断した部の先頭ページと印刷ジョブの先頭ページは同じになる。複数部の印刷ジョブにおける2部目以降で中断した場合には、中断した部の先頭ページと印刷ジョブの先頭ページ(1部目の先頭ページ)は異なる。この複数部の印刷ジョブにおける2部目以降で中断した場合は、第1の再開動作では、中断した部の先頭ページから印刷を行い部単位の後処理を行うようにしてもよく、印刷ジョブの先頭ページ(印刷ジョブにおける1部目の1ページ目)から印刷を行い部単位の後処理を行うようにしてもよい。
印刷資源の節約を優先する再開動作(第2の再開動作)への切り替えは、環境モードの選択時に行う構成としているが、この切り替えの対象となる動作モードは環境モード以外でもよい。たとえば、装置のデフォルト設定として、トナーセーブモード、両面モード、2in1モード(集約モード)、省電力モード(スリープ状態への移行時間を設定するモードで移行時間が短く設定された場合)などが選択されている場合に、印刷資源の節約を優先する再開動作へ切り替える構成としてもよい。
実施形態で説明した環境モードや上記のトナーセーブモード、省電力モードなどは、印刷装置(複合機)を省資源で動作させる省資源動作モードであると共に、中断した印刷ジョブの再開に係る機能(再開機能)とは異なる別の機能に関する動作モードである。したがって、これらの環境モード、トナーセーブモード、省電力モードなどを用いる場合は、中断した印刷ジョブの再開機能とは別の機能に関する動作モードの選択状態(設定)に応じて、第1または第2の再開動作に切り替える構成となる。
また、これらの機能(動作モード)の設定状況からユーザの環境保全等に関する指向の高さを推定し、その推定結果に応じて再開動作を切り替える構成としてもよい。たとえば、トナーセーブモード、省電力モードなど複数の機能(動作モード)についてそれぞれ設定内容(たとえば、資源節約効果の高低のレベルなど)に応じたポイントを設定し、複数の機能に係るポイントの合計と閾値との比較結果から再開モードを切り替えるように構成してもよい。また、両面モードや2in1モードなどの機能(動作モード)の設定履歴(使用履歴)に基づいて再開モードを切り替えるように構成してもよい。
すなわち、特許請求の範囲に記載した「第1の動作モードと第2の動作モードのうちの一方の選択」および「第1の動作モードと第2の動作モードの選択状態」とは、実施形態で説明した2種類の動作モード(通常モード/環境モード)を択一的に選択した現在の選択状態の他に、1種類または複数種類の動作モードにおける現在や過去の選択状態(設定状況)を含むものである。
具体的には、1種類の動作モード(環境モード、トナーセーブモード、省電力モードなどの個別の動作モード)における使用(オン)/不使用(オフ)を択一的に選択した状態、複数種類の動作モードにおける各々の使用(オン)/不使用(オフ)を択一的に選択した状態、1種類または複数種類の動作モードにおける設定内容や設定履歴(使用履歴)を含む設定状況によって示される選択状態などを含むものである。また、上記の環境モード、トナーセーブモード、省電力モードなどにおいては、不使用(オフ)が選択された場合には第1の動作モードの選択状態であるとし、使用(オン)が選択された場合には第2の動作モードの選択状態であるとしてもよい。
中断した印刷ジョブを転送して再開する第2の実施形態では、転送元の印刷装置(複合機)において、転送先の印刷装置を予め設定しておく構成としているが、たとえば、転送元の印刷装置がネットワーク上に存在する他の印刷装置を自動検出して転送先を決定したり、自動検出した他の印刷装置を転送先の候補として一覧表示しユーザに転送先を選択させて決定したりするなどの構成としてもよい。
また第2の実施形態では、転送元の印刷装置に、再開動作の切り替えを自動で行う自動モードと、中断した印刷ジョブの転送前に自装置の動作モードの選択状態を表示し再選択の操作を受け付ける手動モードとのうちの一方の設定を受け付ける機能を備えた構成としているが(図6および図7参照)、これと同様の機能を転送先の印刷装置に備えた構成としてもよい。この構成では、転送先の印刷装置は、手動モードが設定されている場合に、転送元の印刷装置から転送されてきた中断した印刷ジョブの再開前に、図7に例示した動作モード確認選択画面70を表示してユーザに現状の動作モードの確認および再選択を行わせるようにすればよい。
また第2の実施形態では、図8に示した判定テーブル80を使用し、転送元と転送先の双方の動作モード(通常モードと環境モードの組み合わせ)に基づいて再開動作を切り替えるようにしているが、判定の基準はこの判定テーブルの内容(条件)に限らない。たとえば、双方が環境モードとなる組み合わせのみ「環境モードとして動作」とし、この条件に該当する場合のみ環境モードに対応する再開動作に切り替えるようにしてもよい。また、一方の動作モードに基づいて再開動作を切り替えるようにしてもよい。具体的には、転送元の動作モードに基づく場合は、転送元が通常モードであれば、通常モードに対応する再開動作に切り替え、転送元が環境モードであれば、環境モードに対応する再開動作に切り替える。転送先の動作モードに基づく場合は、転送先が通常モードであれば、通常モードに対応する再開動作に切り替え、転送先が環境モードであれば、環境モードに対応する再開動作に切り替えるようにしてもよい。
また、転送元が各種の情報を送信して転送先に再開動作を切り替えさせるのではなく、転送元が自機の動作モードに基づいて再開動作を決定し、その再開動作に対応する印刷ジョブを送信して、転送先に再開動作を行わせるようにしてもよい。
たとえば、ステープルありの4部の印刷ジョブにおいて2部目の途中で中断した場合、第1の再開動作では、ステープルありで全ページを3部印刷(ジョブの先頭から印刷を再開する場合は4部印刷)する印刷ジョブを転送する。第2の再開動作では、ステープルなしで中断ページ以降のページのみを1部(全4部中の2部目として)印刷する第1ジョブと、ステープルありで全ページを2部(全4部中の3部目と4部目として)印刷する第2ジョブとを生成して転送するなどの動作を行う。
画像が印刷されて出力された記録紙に部単位の後加工を施す後処理は、実施形態で説明したステープル処理に限らない。たとえば、記録紙にパンチ穴を加工するパンチ処理や(後処理部=パンチ処理部)、記録紙の糊付け製本を行う糊付け処理(製本処理)などでもよい(後処理部=糊付け処理部(製本処理部))。
また、本発明に係る印刷装置および印刷システムは、実施形態で説明した複合機およびそれを備えた印刷システムに限らず、コピー機やプリンタ機などの他の印刷装置およびそれを備えた印刷システムも対象にすることができる。
2…ネットワーク
5…印刷システム
10…複合機(MFP1)
11…複合機(MFP2)
15…端末装置
21…CPU
22…バス
23…ROM
24…RAM
25…不揮発メモリ
26…ハードディスク装置
27…表示部
28…操作部
29…スキャナ部
30…画像処理部
31…プリンタ部
32…ファクシミリ通信部
33…ネットワーク通信部
34…後処理部
35…排紙トレイ
50…動作モード設定画面
51…メッセージ
52…通常モード選択ボタン
53…環境モード選択ボタン
54…OKボタン
55…Cancelボタン
60…切替モード設定画面
61…メッセージ
62…自動切替モード選択ボタン
63…手動切替モード選択ボタン
64…OKボタン
65…Cancelボタン
70…動作モード確認選択画面
71…メッセージ
72…環境モード選択ボタン
73…通常モード選択ボタン
80…判定テーブル

Claims (15)

  1. 部単位の後処理に係る処理条件を含む印刷ジョブの入力部と、
    前記印刷ジョブに従って記録紙に印刷を行う印刷部と、
    前記印刷部で印刷が行われた部単位の記録紙に対し、前記印刷ジョブに含まれている前記処理条件に従って前記部単位の後処理を行う後処理部と、
    自装置を通常に動作させる通常動作モードと、前記自装置を前記通常動作モードよりもトナーの消費量を低減するトナーセーブモードのうちの一方の選択を受け付ける選択部と、
    中断した印刷ジョブを再開させるときに、前記通常動作モードが選択されている場合は、部の先頭ページから前記印刷部に印刷を行わせ前記後処理部に前記部単位の後処理を行わせる第1の再開動作で前記中断した印刷ジョブを再開させ、前記トナーセーブモードが選択されている場合は、印刷が中断した部の中断ページから前記印刷部に印刷を行わせ前記後処理部に前記部単位の後処理を行わせない第2の再開動作前記中断した印刷ジョブを再開させる制御部と、
    を備えた印刷装置。
  2. 部単位の後処理に係る処理条件を含む印刷ジョブの入力部と、
    前記印刷ジョブに従って記録紙に印刷を行う印刷部と、
    前記印刷部で印刷が行われた部単位の記録紙に対し、前記印刷ジョブに含まれている前記処理条件に従って前記部単位の後処理を行う後処理部と、
    自装置を通常に動作させる通常動作モードと、前記自装置を前記通常動作モードよりも電力の消費を低減する省電力モードのうちの一方の選択を受け付ける選択部と、
    中断した印刷ジョブを再開させるときに、前記通常動作モードが選択されている場合は、部の先頭ページから前記印刷部に印刷を行わせ前記後処理部に前記部単位の後処理を行わせる第1の再開動作で前記中断した印刷ジョブを再開させ、前記省電力モードが選択されている場合は、印刷が中断した部の中断ページから前記印刷部に印刷を行わせ前記後処理部に前記部単位の後処理を行わせない第2の再開動作で前記中断した印刷ジョブを再開させる制御部と、
    を備えた印刷装置。
  3. 部単位の後処理に係る処理条件を含む印刷ジョブの入力部と、
    前記印刷ジョブに従って記録紙に印刷を行う印刷部と、
    前記印刷部で印刷が行われた部単位の記録紙に対し、前記印刷ジョブに含まれている前記処理条件に従って前記部単位の後処理を行う後処理部と、
    前記印刷ジョブを他の印刷装置へ出力する出力部と、
    自装置を通常に動作させる通常動作モードと前記自装置を前記通常動作モードよりも省資源で動作させる省資源動作モードのうちの一方の選択を受け付ける選択部と、
    中断した印刷ジョブを前記出力部から他の印刷装置へ出力して再開させるときに、前記通常動作モードが選択されている場合は、部の先頭ページから前記他の印刷装置の印刷部に印刷を行わせ後処理部に前記部単位の後処理を行わせる第1の再開動作で前記中断した印刷ジョブを再開させ、前記省資源動作モードが選択されている場合は、印刷が中断した部の中断ページから前記他の印刷装置の印刷部に印刷を行わせ後処理部に前記部単位の後処理を行わせない第2の再開動作前記中断した印刷ジョブを前記他の印刷装置に再開させる制御部と、
    を備えた印刷装置。
  4. 前記制御部は、前記中断した印刷ジョブと、前記印刷が中断した部の中断ページを示す中断情報と、前記切り替えた再開動作を示す再開動作情報とを、前記出力部から前記他の印刷装置へ出力することで、前記第1の再開動作及び前記第2の再開動作のいずれか一方の再開動作で前記中断した印刷ジョブを前記他の印刷装置に再開させる
    ことを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  5. 前記制御部は、前記第1の再開動作で前記中断した印刷ジョブを前記他の印刷装置に再開させる場合は、前記中断した印刷ジョブを前記出力部から前記他の印刷装置へ出力し、前記第2の再開動作で前記中断した印刷ジョブを前記他の印刷装置に再開させる場合は、前記印刷が中断した部の中断ページから印刷を行い後処理は行わない新たな印刷ジョブを生成し前記出力部から前記他の印刷装置へ出力することで、前記第1の再開動作及び前記第2の再開動作のいずれか一方の再開動作で前記中断した印刷ジョブを前記他の印刷装置に再開させる
    ことを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  6. 部単位の後処理に係る処理条件を含む印刷ジョブの入力部と、
    前記印刷ジョブに従って記録紙に印刷を行う印刷部と、
    前記印刷部で印刷が行われた部単位の記録紙に対し、前記印刷ジョブに含まれている前記処理条件に従って前記部単位の後処理を行う後処理部と、
    自装置を通常に動作せせる通常動作モードと前記自装置を前記通常動作モードよりも省資源で動作させる省資源動作モードのうちの一方の選択を受け付ける選択部と、
    他の印刷装置から前記入力部へ入力された前記他の印刷装置で中断した印刷ジョブであって、印刷が中断した部の中断ページを示す中断情報を含む印刷ジョブを再開するときに、前記通常動作モードが選択されている場合は、部の先頭ページから前記印刷部に印刷を行わせ前記後処理部に前記部単位の後処理を行わせる第1の再開動作で前記中断した印刷ジョブを再開させ、前記省資源動作モードが選択されている場合は、前記中断情報に基づいて、印刷が中断した部の中断ページから前記印刷部に印刷を行わせ前記後処理部に前記部単位の後処理を行わせない第2の再開動作前記他の印刷装置で中断した印刷ジョブを再開させる制御部と、
    を備えた印刷装置。
  7. 表示部と、
    前記第1の再開動作と前記第2の再開動作の切り替えを自動で行う自動モードと、前記中断した印刷ジョブの再開前に前記表示部に前記第1の再開動作と前記第2の再開動作の選択状態を表示し前記選択部で再選択の操作を受け付ける手動モードとのうちの一方の設定を受け付ける設定部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記印刷部で印刷が行われた記録紙が排出される複数の排紙部を備え、
    前記制御部は、前記第2の再開動作では、前記部単位の後処理が行われない記録紙を、前記部単位の後処理が行われる記録紙が排出される排紙部とは異なる排紙部へ排出させる
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記制御部は、前記印刷ジョブが複数部の印刷を行う印刷ジョブの場合は、前記第2の再開動作では、前記中断ページから印刷が行われた部のみ前記後処理部に前記部単位の後処理を行わせない
    ことを特徴とする請求項1〜4および6〜8のいずれか1項に記載の印刷装置。
  10. 部単位の後処理に係る処理条件を含む印刷ジョブの第1の入力部と、
    前記印刷ジョブに従って記録紙に印刷を行う第1の印刷部と、
    前記第1の印刷部で印刷が行われた部単位の記録紙に対し、前記印刷ジョブに含まれている前記処理条件に従って前記部単位の後処理を行う第1の後処理部と、
    自装置を通常に動作させる通常動作モードと前記自装置を前記通常動作モードよりも省資源で動作させる省資源動作モードのうちの一方の選択を受け付ける第1の選択部と、
    中断した印刷ジョブと、その中断した印刷ジョブにおける印刷が中断した部の中断ページを示す中断情報と、前記第1の選択部で選択された動作モードを示す動作モード情報とを、第2の印刷装置へ出力する出力部と、
    を有する第1の印刷装置と、
    前記第1の入力部の機能を有すると共に、前記第1の印刷装置の前記出力部から出力された前記中断した印刷ジョブと前記中断情報と前記動作モード情報とが入力される第2の入力部と、
    前記第1の印刷部の機能を有する第2の印刷部と、
    前記第1の後処理部の機能を有する第2の後処理部と、
    前記中断した印刷ジョブを再開するときに、前記第2の入力部に入力された動作モード情報が前記通常動作モードを示す場合は、部の先頭ページから前記第2の印刷部に印刷を行わせ前記第2の後処理部に前記部単位の後処理を行わせる第1の再開動作で前記中断した印刷ジョブを再開させ、前記第2の入力部に入力された動作モード情報が前記省資源動作モードを示す場合は、前記中断情報に基づいて、印刷が中断した部の中断ページから前記第2の印刷部に印刷を行わせ前記第2の後処理部に前記部単位の後処理を行わせない第2の再開動作前記中断した印刷ジョブを再開させる制御部と、
    を有する第2の印刷装置と、
    を備えた印刷システム。
  11. 前記第1の印刷装置は、
    第1の表示部と
    記中断した印刷ジョブの出力前に前記第1の表示部に前記第1の選択部での選択状態を表示し前記第1の選択部で再選択の操作を受け付ける手動モードと、前記再選択の操作を受け付けない自動モードとのうちの一方の設定を受け付ける第1の設定部と、
    を有することを特徴とする請求項10に記載の印刷システム。
  12. 前記第2の印刷装置は、前記第1の再開動作を行う第3の動作モードと前記第2の再開動作を行う第4の動作モードのうちの一方の選択を受け付ける第2の選択部を備え、
    前記制御部は、前記第1の再開動作と前記第2の再開動作の切り替えを、前記動作モード情報と前記第2の選択部で選択された前記第3の動作モードと前記第4の動作モードの選択状態とに基づいて行う
    ことを特徴とする請求項10または11に記載の印刷システム。
  13. 前記第2の印刷装置は、
    第2の表示部と
    記中断した印刷ジョブの再開前に前記第2の表示部に前記第3の動作モードと前記第4の動作モードの選択状態を表示し前記第2の選択部で再選択の操作を受け付ける手動モードと、前記再選択の操作を受け付けない自動モードとのうちの一方の設定を受け付ける第2の設定部と、
    を有することを特徴とする請求項12に記載の印刷システム。
  14. 前記第2の印刷装置は、前記第2の印刷部で印刷が行われた記録紙が排出される複数の排紙部を有し、
    前記制御部は、前記第2の再開動作では、前記部単位の後処理が行われない記録紙を、前記部単位の後処理が行われる記録紙が排出される排紙部とは異なる排紙部へ排出させる
    ことを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載の印刷システム。
  15. 前記制御部は、前記印刷ジョブが複数部の印刷を行う印刷ジョブの場合は、前記第2の再開動作では、前記中断ページから印刷が行われた部のみ前記第2の後処理部に前記部単位の後処理を行わせない
    ことを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項に記載の印刷システム
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