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JP4945858B2 - Organic insulating film material and organic insulating film - Google Patents

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JP4945858B2
JP4945858B2 JP2001195833A JP2001195833A JP4945858B2 JP 4945858 B2 JP4945858 B2 JP 4945858B2 JP 2001195833 A JP2001195833 A JP 2001195833A JP 2001195833 A JP2001195833 A JP 2001195833A JP 4945858 B2 JP4945858 B2 JP 4945858B2
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気特性、熱特性、機械特性、及び物理特性に優れ、半導体用の層間絶縁膜、保護膜、多層回路の層間絶縁膜、フレキシブル銅張板のカバーコート、ソルダーレジスト膜、液晶配向膜等の用途に適した、有機絶縁膜材料及び有機絶縁膜に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体用材料には、必要とされる特性に応じて、無機材料、有機材料などが、様々な部分で用いられている。例えば、半導体用の層間絶縁膜としては、化学気相法で作製した二酸化ケイ素等の無機酸化物膜が使用されている。しかしながら、近年の半導体の高速化、高性能化に伴い、上記のような無機酸化物膜では、比誘電率が高いことが問題となっている。この改良手段の一つとして、有機材料の適用が検討されている。
【0003】
半導体用途の有機材料としては、耐熱性、電気特性、機械特性などに優れたポリイミド樹脂が挙げられ、ソルダーレジスト、カバーレイ、液晶配向膜などに用いられている。しかしながら、一般にポリイミド樹脂はイミド環にカルボニル基を2個有していることから、吸水性、電気特性に問題がある。これらの問題に対して、フッ素あるいはフッ素含有基を有機高分子内に導入することにより、吸水性、電気特性を改良することが試みられており、実用化されているものもある。また、ポリイミド樹脂に比べて、耐熱性、吸水性、電気特性に関して、より優れた性能を示すポリベンゾオキサゾール樹脂があり、様々な分野への適用が試みられている。例えば、4,4'−ジアミノ−3,3'−ジヒドロキシビフェニルとテレフタル酸からなる構造を有するもの、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパンとテレフタル酸からなる構造を有するポリベンゾオキサゾール樹脂等がある。
【0004】
しかしながら、さらに厳しい耐熱性、電気特性、吸水性等の向上を要求されている先端分野では、このような要求全てを満足する材料は、未だ得られていないのが現状である。つまり、優れた耐熱性を示すが、誘電率等の電気特性は十分ではなく、また、フッ素導入により電気特性は向上するものの、耐熱性の低下を招く、多層配線形成プロセスで腐食性ガスを発生する可能性がある、といった不具合が発生している。特に、半導体用層間絶縁膜として有機材料を適用する場合、無機材料に匹敵する耐熱性、機械特性、吸水性が要求され、その上で更なる低誘電率化が求められている。
【0005】
このような高性能化の要求に対して、無機材料である無機酸化物膜の膜中に微細孔を開けることにより、低密度化を図り、比誘電率を低減させる方法が検討されている。一方、有機材料において微細孔を得る技術については、ブロックコポリマーを加熱処理して、サブマイクロメーターオーダーの微細孔を有する樹脂を生成させる技術が開示されている(米国特許第5,776,990号)。しかしながら、比誘電率のみならず、機械特性、電気特性、耐吸水性、耐熱性を満足させながら、微細孔を有する樹脂組成物を得るためには、樹脂、ブロック化技術、熱分解性成分などの組合わせの選択が非常に限定され、すべての特性を満足できるものは得られていないのが実状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、半導体用途において、電気特性、熱特性及び物理特性にすべてに優れ、特に誘電率が極めて低い耐熱性の有機絶縁膜用材料及び有機絶縁膜を提供する事を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、このような従来の有機絶縁膜用材料の問題点に鑑み、鋭意検討を重ねた結果、特定構造のジアミノフェノール化合物とジカルボン酸化合物とを反応させて得られるポリベンゾオキサゾール樹脂が、構造中にフッ素を含まず、高耐熱性を有し、また、嵩高い構造を有するモノマーから合成することにより、樹脂中に微細孔を形成することなく樹脂が低密度化されることで、低誘電率特性が得られることを見いだし、さらに検討を進めて本発明を完成するに至った。
【0008】
即ち本発明は、一般式(1)で表されるジアミノフェノール化合物と、一般式(4)で表されるジカルボン酸化合物と反応させることにより得られる、一般式(7)で表されるポリベンゾオキサゾール樹脂前駆体を主構造とする、重合体からなることを特徴とする有機絶縁膜用材料であり、さらには、この有機絶縁膜用材料を用いて得られた有機絶縁膜であって、脱水縮合反応を経て調製された、一般式(8)で表されるポリベンゾオキサゾール樹脂を主構造とする樹脂層からなることを特徴とする有機絶縁膜である。
【0009】
【化9】
式中、Xは式(2)より選ばれた1つである構造を示す。
【0010】
【化10】
式中、X1は式(3)より選ばれる構造を示し、これらの構造中のベンゼン環上の水素原子のうち少なくとも1個は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、およびフェニル基からなる群から選ばれる、一価の有機基で置換されていてもよい。
【0011】
【化11】
【0012】
【化12】
式中、Yは式(5)または式(6)より選ばれた1つである構造を示す。
【0013】
【化13】
式(5)の構造上の水素原子のうち少なくとも1個は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、フェニル基、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、アダマンチル基からなる群から選ばれる、一価の有機基で置換されている。
【0014】
【化14】
式(6)の構造中の水素原子のうち少なくとも1個は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、フェニル基、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基からなる群から選ばれる、一価の有機基で置換されていてもよい。
【0015】
【化15】
式中、nは2〜1000の整数で、Xは式(2)より、Yは式(5)または式(6)よりそれぞれ選ばれた1つである構造を示す。
【0016】
【化16】
式中、nは2〜1000の整数で、Xは前記式(2)より、Yは前記式(5)または式(6)よりそれぞれ選ばれた1つである構造を示す。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の有機絶縁膜材料は、一般式(1)に示すような嵩高い置換基構造を有するジアミノフェノール化合物と、一般式(4)に示すような嵩高い置換基構造を有するジカルボン酸化合物とを反応させることにより、重合体の低誘電率化を図ることを主旨とするもので、重合体は、従来の酸クロリド法、活性エステル法、ポリリン酸やジシクロヘキシルカルボジイミド等の脱水縮合剤の存在下での縮合反応による合成方法等により得ることができる。
【0018】
本発明において、一般式(1)で表されるジアミノフェノール化合物(Mモル)と、一般式(4)で表されるジカルボン酸(Nモル)とのモル比(N/M)が、0.5〜0.99の範囲で反応させ、枝分かれ構造を有する重合体とするのが好ましい。モル比(N/M)が0.99よりも大きいと、ジカルボン酸の嵩高い置換基による低誘電率化の効果が低くなる恐れがあり、またモル比(N/M)が0.5よりも小さいと、得られる重合体の分子量が上がらず、未反応のジアミノフェノール化合物が残存し、有機絶縁膜の成膜において問題が生じるか、或いは脆い有機絶縁膜になってしまう恐れがある。
【0019】
本発明に用いる一般式(1)で表されるジアミノフェノール化合物としては、例えば、2,4−ジアミノレゾルシノール、4,6−ジアミノレゾルシノール、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)プロパン、3,3'−ジアミノ−4,4'−ジヒドロキシビフェニルスルフォン、4,4'−ジアミノ−3,3'−ジヒドロキシビフェニルスルフォン、3,3'−ジアミノ−4,4'−ジヒドロキシビフェニル、4,4'−ジアミノ−3,3'−ジヒドロキシビフェニル、9,9−ビス−{4−((4−アミノ−3−ヒドロキシ)フェノキシ)フェニル}フルオレン、9,9−ビス−{4−((3−アミノ−4−ヒドロキシ)フェノキシ)フェニル}フルオレン、9,9−ビス−{4−((4−アミノ−3−ヒドロキシ)フェノキシ−3−フェニル)フェニル}フルオレン、9,9−ビス−{4−((3−アミノ−4−ヒドロキシ)フェノキシ−3−フェニル)フェニル}フルオレン、3,3'−ジアミノ−4,4'−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4'−ジアミノ−3,3'−ジヒドロキシジフェニルエーテルなどを挙げることができるが、必ずしもこれらに限られるものではない。また、これら2種以上のジアミノフェノール化合物を組み合わせて使用することも可能である。
【0020】
本発明に用いる一般式(4)で表されるジカルボン酸としては、例えば、4−メチルイソフタル酸、4−フェニルイソフタル酸、4−t−ブチルイソフタル酸、4−トリメチルシリルイソフタル酸、4−アダマンチルイソフタル酸、5−メチルイソフタル酸、5−フェニルイソルタル酸、5−t−ブチルイソフタル酸、5−トリメチルシリルイソフタル酸、5−アダマンチルイソフタル酸、2−メチルテレフタル酸、2−フェニルテレフタル酸、2−t−ブチルテレフタル酸、2−トリメチルシリルテレフタル酸、2−アダマンチルテレフタル酸、4,4'−ビス(2−メチル)フェニルジカルボン酸、4,4'−ビス(3−メチル)フェニルジカルボン酸、4,4'−ビス(2−t−ブチル)フェニルジカルボン酸、4,4'−ビス(3−t−ブチル)フェニルジカルボン酸、4,4'−ビス(2−トリメチルシリル)フェニルジカルボン酸、4,4'−ビス(3−トリメチルシリル)フェニルジカルボン酸、4,4'−ビス(2−アダマンチル)フェニルジカルボン酸、4,4'−ビス(3−アダマンチル)フェニルジカルボン酸、6−メチルナフタレン−1,4−ジカルボン酸、6−t−ブチルナフタレン−1,4−ジカルボン酸、6−トリメチルシリルナフタレン−1,4−ジカルボン酸、6−アダマンチルナフタレン−1,4−ジカルボン酸、4−メチルナフタレン−2,6−ジカルボン酸、4−t−ブチルナフタレン−2,6−ジカルボン酸、4−トリメチルシリルナフタレン−2,6−ジカルボン酸、4−アダマンチルナフタレン−2,6−ジカルボン酸などが挙げられるが、必ずしもこれらに限られるものではない。また、これら2種以上のジカルボン酸を組み合わせて使用することも可能である。
【0021】
また、本発明に用いる一般式(6)で表される構造を含むジカルボン酸としては、例えば、1,3−アダマンタンジカルボン酸、2,5−ジメチルアダマンタン−1,3−ジカルボン酸、2,5−ジフェニルアダマンタン−1,3−ジカルボン酸、2,5−ビス(t−ブチル)アダマンタン−1,3−ジカルボン酸などが挙げられるが、必ずしもこれらに限られるものではない。また、これら2種以上のジカルボン酸を組み合わせて使用することも可能である。
【0022】
有機絶縁膜材料の製造方法として、例えば、酸クロリド法では、まず使用する酸クロリドを調製する。一例として、N,N−ジメチルホルムアミド等の触媒存在下で、一般式(4)で表されるジカルボン酸、例えば、5−t−ブチルイソフタル酸と過剰量の塩化チオニルとを、室温ないし75℃で反応させ、過剰の塩化チオニルを加熱及び減圧により留去した後、残渣をヘキサン等の溶媒で再結晶することにより、5−t−ブチルイソフタル酸クロリドが得られる。
【0023】
次に、一般式(1)で表されるジアミノフェノール化合物、例えば、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパンを、通常、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド等の極性溶媒に溶解し、これに予め調製した前記ジカルボン酸のクロリド化合物を、トリエチルアミン等の酸受容剤存在下で、室温ないし−30℃で反応させることにより、一般式(7)で表されるポリベンゾオキサゾール前駆体を主構造とする、重合体からなる有機絶縁膜材料を得ることができる。
【0024】
また、前記酸クロリド化合物の代わりに、一般式(4)で表されるジカルボン酸化合物の活性エステル化合物を、ジアミノフェノール化合物と反応させることによっても、有機絶縁膜材料を得ることができる。
【0025】
本発明の有機絶縁膜材料は、通常、その4倍程度の重量の溶剤に溶解し、ワニス状にして使用するのが好ましい。溶剤としては、N−メチル−2−ピロリドン、γ−ブチロラクトン、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、メチル−1,3−ブチレングリコールアセテート、1,3−ブチレングリコール−3−モノメチルエーテル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、メチル−3−メトキシプロピオネート、シクロヘキサノン等を1種、または2種以上混合して用いることが出来る。
【0026】
また、本発明の有機絶縁膜材料には、必要により、各種添加剤として、界面活性剤やカップリング剤等を添加し、半導体用層間絶縁膜、保護膜、多層回路の層間絶縁膜、フレキシブル銅張板のカバーコート、ソルダーレジスト膜、液晶配向膜等として用いることができる。
【0027】
本発明の絶縁膜の製造方法としては、本発明の有機絶縁膜材料を、上記溶剤に溶解してワニスとして、適当な支持体、例えば、ガラス、金属、シリコンウエハーやセラミック基盤等に塗布する。塗布方法としては、スピンナーを用いた回転塗布、スプレーコーターを用いた噴霧塗布、浸漬、印刷、ロールコーティング等が挙げられる。このようにして、塗膜を形成した後、加熱処理をして、脱水縮合反応により、ポリベンゾオキサゾール樹脂に変換して、一般式(8)で表される構造を主構造とする樹脂層からなる有機絶縁膜を得るのが好ましい。
【0028】
本発明の有機絶縁膜材料は、感光剤としてのナフトキノンジアジド化合物と一緒に用いることで、感光性樹脂組成物として用いることが可能である。
【0029】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明は実施例の内容になんら限定されるものではない。特性評価のため、実施例及び比較例で作成したフィルムを用いて、誘電率、耐熱性、および密度を測定した。各特性の測定条件は、次のとおりとし、その測定結果は表1にまとめて示した。以下、部は重量部を示す。
【0030】
1.誘電率
ヒューレットパッカード社製HP−4284A Precision LCRメーターを用いて、測定周波数1MHzで測定を行った。
【0031】
2.耐熱性
セイコーインスツルメンツ(株)製TG/DTA220を用いて、窒素ガスフロー下、昇温速度10℃/分の条件により、重量減少が5%に達した時の温度を測定した。
【0032】
3.密度
水−よう化ナトリウムによる勾配液を、23℃で密度1.17から1.25の間で調製し、(株)柴山科学機械製作所製の密度勾配式比重測定装置B型を用いて測定を行った。
【0033】
「実施例1」
9,9−ビス−{4−((4−アミノ−3−ヒドロキシ)フェノキシ−3−フェニル)フェニル}フルオレン5.65部(10mmol)を、乾燥窒素雰囲気下で、乾燥した40部のN−メチル−2−ピロリドンに溶解し、これに5℃で、5−メチルイソフタル酸ジクロリドの固体2.06部(9.5mmol)を、30分かけてゆっくり添加した。続いて、室温まで戻し、室温で1時間攪拌した。その後、5℃で、トリエチルアミン2.45部(22mmol)を、30分かけて滴下した。滴下終了後、室温まで戻し、室温で3時間攪拌して反応させることにより、ポリベンゾオキサゾール前駆体(有機絶縁膜材料)を得た。得られたポリベンゾオキサゾール前駆体を、東ソー(株)製GPCを用いて、ポリスチレン換算で数平均分子量(Mn)を求めたところ、7.0×103、重量平均分子量(Mw)が1.36×104であった。
【0034】
このポリベンゾオキサゾール前駆体10gを、N−メチル−2−ピロリドンに溶解して20%の溶液とし、孔径0.2μmのテフロンフィルターで濾過し、ワニスを得た。このワニスを、スピンコーターを用いてシリコンウエハー上に塗布した。塗布後、90℃のホットプレート上で、240秒乾燥した後、窒素を流入して、酸素濃度を100ppm以下に制御したオーブンを用いて、250℃/60分、350℃/60分の順で加熱し、脱水縮合反応によりポリベンゾオキサゾール樹脂に変換し、絶縁膜用樹脂フィルムを得た。得られたフィルムを用いて、各種特性の評価を行った。
【0035】
「実施例2」
実施例1において、5−メチルイソフタル酸ジクロリド2.06部(9.5mmol)に代えて、5−t−ブチルイソフタル酸ジクロリド2.46部(9.5mmol)を用いた以外は、全て実施例1と同様にして、ポリベンゾオキサゾール前駆体(有機絶縁膜材料)の合成を行った。GPCにより分子量を測定したところ、ポリスチレン換算でMnが7.0×103、Mwが1.37×104であった。その後、実施例1と同様にしてワニスを調製し、絶縁膜用樹脂フィルムを作製して、評価を行った。
【0036】
「実施例3」
実施例1において、5−メチルイソフタル酸ジクロリド2.06部(9.5mmol)に代えて、5−トリメチルシリルイソフタル酸ジクロリド2.61部(9.5mmol)を用いた以外は、全て実施例1と同様にして、ポリベンゾオキサゾール前駆体(有機絶縁膜材料)の合成を行った。GPCにより分子量を測定したところ、ポリスチレン換算でMnが7.0×103、Mwが1.37×104であった。その後、実施例1と同様にしてワニスを調製し、絶縁膜用樹脂フィルムを作製して、評価を行った。
【0037】
「実施例4」
実施例1において、5−メチルイソフタル酸ジクロリド2.06部(9.5mmol)に代えて、5−アダマンチルイソフタル酸ジクロリド3.20部(9.5mmol)を用いた以外は、全て実施例1と同様にして、ポリベンゾオキサゾール前駆体(有機絶縁膜材料)の合成を行った。GPCにより分子量を測定したところ、ポリスチレン換算でMnが6.7×103、Mwが1.23×104であった。その後、実施例1と同様にしてワニスを調製し、絶縁膜用樹脂フィルムを作製して、評価を行った。
【0038】
「実施例5」
実施例1において、5−メチルイソフタル酸ジクロリド2.06部(9.5mmol)に代えて、1,3−アダマンチルジカルボン酸2.48部(9.5mmol)を用いた以外は、全て実施例1と同様にして、ポリベンゾオキサゾール前駆体(有機絶縁膜材料)の合成を行った。GPCにより分子量を測定したところ、ポリスチレン換算でMnが6.5×103、Mwが1.12×104であった。その後、実施例1と同様にしてワニスを調製し、絶縁膜用樹脂フィルムを作製して、評価を行った。
【0039】
「参考例」
撹拌装置、窒素導入管、および滴下漏斗を付けたセパラブルフラスコ中、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン14.65部(40mmol)を、乾燥したジメチルアセトアミド200部に溶解し、ピリジン7.92部(200mmol)を添加した後、乾燥窒素導入下、−15℃で、ジメチルアセトアミド100gに、4,4'−ヘキサフルオロイソプロピリデンビフェニルジカルボン酸ジクロリド16.92g(40mmol)を溶解したものを、30分かけて滴下し、沈殿物を回収し、乾燥して、ポリベンゾオキサゾール前駆体(有機絶縁膜材料)の粉末を得た。GPCにより分子量を測定したところ、スチレン換算でMnが3.8×104、Mwが8.03×104であった。その後、実施例1と同様にしてワニスを調製し、絶縁膜用樹脂フィルムを作製して、評価を行ったところ、誘電率2.60、耐熱性505℃、密度1.43g/cm3であった。
【0040】
「比較例1」
実施例1において、5−メチルイソフタル酸ジクロリド2.06部(9.5mmol)に代えて、イソフタル酸ジクロリド1.93部(9.5mmol)を用いた以外は、全て実施例1と同様にして、ポリベンゾオキサゾール前駆体(有機絶縁膜材料)の合成を行った。GPCにより分子量を測定したところ、ポリスチレン換算でMnが7.3×103、Mwが1.42×104であった。その後、実施例1と同様にしてワニスを調製し、絶縁膜用樹脂フィルムを作製して、評価を行った。
【0041】
「比較例2」
実施例1において、5−メチルイソフタル酸ジクロリド2.06部(9.5mmol)に代えて、テレフタル酸ジクロリド1.93部(9.5mmol)を用いた以外は、全て実施例1と同様にして、ポリベンゾオキサゾール前駆体(有機絶縁膜材料)の合成を行った。GPCにより分子量を測定したところ、ポリスチレン換算でMnが7.3×103、Mwが1.42×104であった。その後、実施例1と同様にしてワニスを調製し、絶縁膜用樹脂フィルムを作製して、評価を行った。
【0042】
【表1】
【0043】
表1にまとめた結果から明らかなように、本発明の有機絶縁膜用材料(ポリベンゾオキサゾール前駆体)を用いて作製した、絶縁膜用樹脂フィルムは、いずれも誘電率が2.57〜2.75と低く、フッ素含有基を有する例である参考例と同等の誘電率が得られ、さらに耐熱性が高いという良好な特性を示した。これに対して、比較例では、ポリベンゾオキサゾール樹脂ではあるものの、比較例1,2においては、ジカルボン酸が嵩高い構造を有していないため、実施例に比べて密度が高く、また実施例に比べて誘電率が高くなり、2.97であった。一方、参考例においては、誘電率は2.60と低いが、樹脂構造中にフッ素を含むため耐熱性が低かった。
【0044】
【発明の効果】
本発明は、電気特性、熱特性、機械特性および物理特性に優れ、特に誘電率が極めて低い耐熱性の有機絶縁膜用材料および有機絶縁膜を提供でき、このような特性が要求される様々な分野、例えば半導体用の層間絶縁膜、保護膜、多層回路の層間絶縁膜、フレキシブル銅張板のカバーコート、ソルダーレジスト膜、液晶配向膜などとして適用できる。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is excellent in electrical characteristics, thermal characteristics, mechanical characteristics, and physical characteristics, semiconductor interlayer insulating film, protective film, multilayer circuit interlayer insulating film, flexible copper-clad cover coat, solder resist film, liquid crystal alignment The present invention relates to an organic insulating film material and an organic insulating film suitable for applications such as a film.
[0002]
[Prior art]
As materials for semiconductors, inorganic materials, organic materials, and the like are used in various portions depending on required characteristics. For example, as an interlayer insulating film for a semiconductor, an inorganic oxide film such as silicon dioxide produced by a chemical vapor deposition method is used. However, with the recent increase in speed and performance of semiconductors, the inorganic oxide film as described above has a problem that the relative dielectric constant is high. As one of the improvement means, application of organic materials is being studied.
[0003]
Examples of organic materials for semiconductor use include polyimide resins having excellent heat resistance, electrical properties, mechanical properties, and the like, and are used for solder resists, coverlays, liquid crystal alignment films, and the like. However, since polyimide resins generally have two carbonyl groups in the imide ring, there are problems in water absorption and electrical characteristics. For these problems, attempts have been made to improve water absorption and electrical characteristics by introducing fluorine or fluorine-containing groups into the organic polymer, and some have been put into practical use. In addition, there are polybenzoxazole resins that exhibit superior performance in terms of heat resistance, water absorption, and electrical characteristics compared to polyimide resins, and application to various fields has been attempted. For example, one having a structure consisting of 4,4′-diamino-3,3′-dihydroxybiphenyl and terephthalic acid, a structure consisting of 2,2-bis (3-amino-4-hydroxyphenyl) hexafluoropropane and terephthalic acid There are polybenzoxazole resins and the like.
[0004]
However, in the advanced field where further improvements in stricter heat resistance, electrical characteristics, water absorption, etc. are required, no material that satisfies all such requirements has yet been obtained. In other words, it exhibits excellent heat resistance, but electrical properties such as dielectric constant are not sufficient, and although the electrical properties are improved by introducing fluorine, corrosive gas is generated in the multilayer wiring formation process that causes a decrease in heat resistance. There is a problem that there is a possibility of In particular, when an organic material is applied as an interlayer insulating film for a semiconductor, heat resistance, mechanical properties, and water absorption comparable to those of inorganic materials are required, and further lower dielectric constant is required.
[0005]
In response to such a demand for higher performance, a method for reducing the density and reducing the relative dielectric constant by opening fine holes in the inorganic oxide film, which is an inorganic material, has been studied. On the other hand, as a technique for obtaining micropores in an organic material, a technique for heat-treating a block copolymer to produce a resin having micropores on the order of submicrometers is disclosed (US Pat. No. 5,776,990). ). However, in order to obtain a resin composition having fine pores while satisfying not only the dielectric constant but also mechanical properties, electrical properties, water absorption resistance, and heat resistance, resin, blocking technology, thermal decomposable components, etc. In fact, the combination of these is very limited, and no combination that satisfies all the characteristics has been obtained.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a heat-resistant organic insulating film material and an organic insulating film which are excellent in all of electric characteristics, thermal characteristics and physical characteristics in semiconductor applications, and particularly have a very low dielectric constant.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In view of the problems of such conventional organic insulating film materials, the present inventors have made extensive studies and, as a result, obtained a polybenzoxazole resin obtained by reacting a diaminophenol compound having a specific structure with a dicarboxylic acid compound. However, by synthesizing from a monomer that does not contain fluorine in the structure, has high heat resistance, and has a bulky structure, the density of the resin can be reduced without forming micropores in the resin. The inventors have found that low dielectric constant characteristics can be obtained, and have further studied and completed the present invention.
[0008]
That is, the present invention provides a polybenzo represented by the general formula (7) obtained by reacting the diaminophenol compound represented by the general formula (1) with the dicarboxylic acid compound represented by the general formula (4). An organic insulating film material comprising a polymer having an oxazole resin precursor as a main structure, and further comprising an organic insulating film obtained using the organic insulating film material, wherein An organic insulating film comprising a resin layer having a main structure of a polybenzoxazole resin represented by the general formula (8), prepared through a condensation reaction.
[0009]
[Chemical 9]
In the formula, X represents a structure which is one selected from the formula (2).
[0010]
[Chemical Formula 10]
In the formula, X 1 represents a structure selected from the formula (3), and at least one of the hydrogen atoms on the benzene ring in these structures is a methyl group, an ethyl group, a propyl group, an isopropyl group, a butyl group, It may be substituted with a monovalent organic group selected from the group consisting of an isobutyl group, a t-butyl group, and a phenyl group.
[0011]
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[0012]
Embedded image
In formula, Y shows the structure which is one selected from Formula (5) or Formula (6).
[0013]
Embedded image
At least one of the hydrogen atoms on the structure of the formula (5) is a methyl group, an ethyl group, a propyl group, an isopropyl group, a butyl group, an isobutyl group, a t-butyl group, a phenyl group, a trimethylsilyl group, a triethylsilyl group, Substitution with a monovalent organic group selected from the group consisting of adamantyl groups.
[0014]
Embedded image
At least one of the hydrogen atoms in the structure of the formula (6) is from a methyl group, an ethyl group, a propyl group, an isopropyl group, a butyl group, an isobutyl group, a t-butyl group, a phenyl group, a trimethylsilyl group, or a triethylsilyl group. It may be substituted with a monovalent organic group selected from the group consisting of
[0015]
Embedded image
In the formula, n represents an integer of 2 to 1000, X represents a structure selected from Formula (2), and Y represents one selected from Formula (5) or Formula (6).
[0016]
Embedded image
In the formula, n represents an integer of 2 to 1000, X represents a structure selected from Formula (2), and Y represents one selected from Formula (5) or Formula (6).
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The organic insulating film material of the present invention includes a diaminophenol compound having a bulky substituent structure as shown in the general formula (1), and a dicarboxylic acid compound having a bulky substituent structure as shown in the general formula (4). The main purpose is to lower the dielectric constant of the polymer by reacting with the polymer. In the presence of a dehydrating condensing agent such as the conventional acid chloride method, active ester method, polyphosphoric acid or dicyclohexylcarbodiimide. It can be obtained by a synthesis method or the like by a condensation reaction.
[0018]
In the present invention, the molar ratio (N / M) of the diaminophenol compound (M mol) represented by the general formula (1) and the dicarboxylic acid (N mol) represented by the general formula (4) is 0.00. It is preferable to react in the range of 5 to 0.99 to obtain a polymer having a branched structure. When the molar ratio (N / M) is larger than 0.99, the effect of lowering the dielectric constant due to the bulky substituent of the dicarboxylic acid may be lowered, and the molar ratio (N / M) is more than 0.5. If the molecular weight is too small, the molecular weight of the resulting polymer does not increase and the unreacted diaminophenol compound remains, which may cause a problem in the formation of the organic insulating film or may become a brittle organic insulating film.
[0019]
Examples of the diaminophenol compound represented by the general formula (1) used in the present invention include 2,4-diaminoresorcinol, 4,6-diaminoresorcinol, and 2,2-bis (3-amino-4-hydroxyphenyl). Propane, 2,2-bis (4-amino-3-hydroxyphenyl) propane, 3,3′-diamino-4,4′-dihydroxybiphenyl sulfone, 4,4′-diamino-3,3′-dihydroxybiphenyl sulfone 3,3′-diamino-4,4′-dihydroxybiphenyl, 4,4′-diamino-3,3′-dihydroxybiphenyl, 9,9-bis- {4-((4-amino-3-hydroxy) Phenoxy) phenyl} fluorene, 9,9-bis- {4-((3-amino-4-hydroxy) phenoxy) phenyl} fluorene, 9,9-bis- {4-((4 Amino-3-hydroxy) phenoxy-3-phenyl) phenyl} fluorene, 9,9-bis- {4-((3-amino-4-hydroxy) phenoxy-3-phenyl) phenyl} fluorene, 3,3′- Examples include diamino-4,4′-dihydroxydiphenyl ether, 4,4′-diamino-3,3′-dihydroxydiphenyl ether, but are not necessarily limited thereto. It is also possible to use a combination of these two or more diaminophenol compounds.
[0020]
Examples of the dicarboxylic acid represented by the general formula (4) used in the present invention include 4-methylisophthalic acid, 4-phenylisophthalic acid, 4-t-butylisophthalic acid, 4-trimethylsilylisophthalic acid, 4-adamantylisophthalic acid. Acid, 5-methylisophthalic acid, 5-phenylisophthalic acid, 5-t-butylisophthalic acid, 5-trimethylsilylisophthalic acid, 5-adamantylisophthalic acid, 2-methylterephthalic acid, 2-phenylterephthalic acid, 2-t -Butyl terephthalic acid, 2-trimethylsilyl terephthalic acid, 2-adamantyl terephthalic acid, 4,4'-bis (2-methyl) phenyl dicarboxylic acid, 4,4'-bis (3-methyl) phenyl dicarboxylic acid, 4,4 '-Bis (2-t-butyl) phenyldicarboxylic acid, 4,4'-bis (3-t-butyl) Phenyldicarboxylic acid, 4,4′-bis (2-trimethylsilyl) phenyldicarboxylic acid, 4,4′-bis (3-trimethylsilyl) phenyldicarboxylic acid, 4,4′-bis (2-adamantyl) phenyldicarboxylic acid, 4 , 4'-bis (3-adamantyl) phenyldicarboxylic acid, 6-methylnaphthalene-1,4-dicarboxylic acid, 6-t-butylnaphthalene-1,4-dicarboxylic acid, 6-trimethylsilylnaphthalene-1,4-dicarboxylic acid Acid, 6-adamantylnaphthalene-1,4-dicarboxylic acid, 4-methylnaphthalene-2,6-dicarboxylic acid, 4-t-butylnaphthalene-2,6-dicarboxylic acid, 4-trimethylsilylnaphthalene-2,6-dicarboxylic acid Acid, 4-adamantylnaphthalene-2,6-dicarboxylic acid, and the like. It is not something that can be done. It is also possible to use a combination of these two or more dicarboxylic acids.
[0021]
Examples of the dicarboxylic acid having a structure represented by the general formula (6) used in the present invention include 1,3-adamantanedicarboxylic acid, 2,5-dimethyladamantane-1,3-dicarboxylic acid, and 2,5. -Diphenyladamantane-1,3-dicarboxylic acid, 2,5-bis (t-butyl) adamantane-1,3-dicarboxylic acid and the like can be mentioned, but are not necessarily limited thereto. It is also possible to use a combination of these two or more dicarboxylic acids.
[0022]
As a method for producing the organic insulating film material, for example, in the acid chloride method, first, the acid chloride to be used is prepared. As an example, in the presence of a catalyst such as N, N-dimethylformamide, a dicarboxylic acid represented by the general formula (4), for example, 5-t-butylisophthalic acid and an excess amount of thionyl chloride are allowed to react at room temperature to 75 ° C. The excess thionyl chloride is distilled off by heating and reduced pressure, and the residue is recrystallized with a solvent such as hexane to obtain 5-t-butylisophthalic acid chloride.
[0023]
Next, a diaminophenol compound represented by the general formula (1), such as 2,2-bis (3-amino-4-hydroxyphenyl) propane, is usually converted into N-methyl-2-pyrrolidone, N, N- By dissolving the dicarboxylic acid chloride compound prepared in advance in a polar solvent such as dimethylacetamide in the presence of an acid acceptor such as triethylamine at room temperature to −30 ° C., the general formula (7) An organic insulating film material made of a polymer having a polybenzoxazole precursor represented as a main structure can be obtained.
[0024]
Moreover, an organic insulating film material can be obtained also by making the active ester compound of the dicarboxylic acid compound represented by General formula (4) react with a diaminophenol compound instead of the said acid chloride compound.
[0025]
In general, the organic insulating film material of the present invention is preferably dissolved in a solvent having a weight about 4 times that of the organic insulating film material and used in the form of a varnish. Solvents include N-methyl-2-pyrrolidone, γ-butyrolactone, N, N-dimethylacetamide, dimethyl sulfoxide, diethylene glycol dimethyl ether, diethylene glycol diethyl ether, diethylene glycol dibutyl ether, propylene glycol monomethyl ether, dipropylene glycol monomethyl ether, propylene glycol Monomethyl ether acetate, methyl lactate, ethyl lactate, butyl lactate, methyl-1,3-butylene glycol acetate, 1,3-butylene glycol-3-monomethyl ether, methyl pyruvate, ethyl pyruvate, methyl-3-methoxypropio Nate, cyclohexanone, etc. can be used alone or in combination of two or more.
[0026]
In addition, the organic insulating film material of the present invention may include a surfactant, a coupling agent, or the like as various additives, if necessary, to provide an interlayer insulating film for a semiconductor, a protective film, an interlayer insulating film for a multilayer circuit, a flexible copper It can be used as a cover coat for a tension plate, a solder resist film, a liquid crystal alignment film, and the like.
[0027]
In the method for producing an insulating film of the present invention, the organic insulating film material of the present invention is dissolved in the above solvent and applied as a varnish to a suitable support such as glass, metal, silicon wafer, ceramic substrate or the like. Examples of the coating method include spin coating using a spinner, spray coating using a spray coater, dipping, printing, roll coating, and the like. Thus, after forming a coating film, it heat-processes and converts into a polybenzoxazole resin by a dehydration condensation reaction, From the resin layer which has the structure represented by General formula (8) as a main structure It is preferable to obtain an organic insulating film.
[0028]
The organic insulating film material of the present invention can be used as a photosensitive resin composition by using it together with a naphthoquinone diazide compound as a photosensitive agent.
[0029]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention concretely, this invention is not limited to the content of an Example at all. For the characteristic evaluation, dielectric constant, heat resistance, and density were measured using the films prepared in Examples and Comparative Examples. The measurement conditions for each characteristic were as follows, and the measurement results are summarized in Table 1. Hereinafter, a part shows a weight part.
[0030]
1. Using a HP-4284A Precision LCR meter manufactured by Hewlett Packard, a dielectric constant was measured at a measurement frequency of 1 MHz.
[0031]
2. Using TG / DTA220 manufactured by heat resistant Seiko Instruments Inc., the temperature at which the weight loss reached 5% was measured under a nitrogen gas flow under a temperature increase rate of 10 ° C./min.
[0032]
3. A gradient solution of density water-sodium iodide is prepared at a density of 1.17 to 1.25 at 23 ° C., and measurement is performed using a density gradient type specific gravity measuring device B type manufactured by Shibayama Scientific Machinery Co., Ltd. went.
[0033]
"Example 1"
9.65 parts (10 mmol) of 9,9-bis- {4-((4-amino-3-hydroxy) phenoxy-3-phenyl) phenyl} fluorene was dried under a dry nitrogen atmosphere with 40 parts of N- Dissolved in methyl-2-pyrrolidone, to this was slowly added 2.06 parts (9.5 mmol) of 5-methylisophthalic acid dichloride at 5 ° C. over 30 minutes. Then, it returned to room temperature and stirred at room temperature for 1 hour. Thereafter, 2.45 parts (22 mmol) of triethylamine was added dropwise at 30C over 30 minutes. After completion of dropping, the mixture was returned to room temperature and reacted at room temperature for 3 hours to obtain a polybenzoxazole precursor (organic insulating film material). When the number average molecular weight (Mn) of polystyrene conversion was obtained for the obtained polybenzoxazole precursor using GPC manufactured by Tosoh Corporation, 7.0 × 10 3 and the weight average molecular weight (Mw) was 1. It was 36 × 10 4 .
[0034]
10 g of this polybenzoxazole precursor was dissolved in N-methyl-2-pyrrolidone to form a 20% solution, and filtered through a Teflon filter having a pore size of 0.2 μm to obtain a varnish. This varnish was applied onto a silicon wafer using a spin coater. After coating, after drying for 240 seconds on a 90 ° C. hot plate, using an oven in which nitrogen is introduced and the oxygen concentration is controlled to 100 ppm or less, in the order of 250 ° C./60 minutes, 350 ° C./60 minutes. It heated and converted into polybenzoxazole resin by dehydration condensation reaction, and the resin film for insulating films was obtained. Various characteristics were evaluated using the obtained film.
[0035]
"Example 2"
In Example 1, all except that 2.46 parts (9.5 mmol) of 5-t-butylisophthalic acid dichloride was used instead of 2.06 parts (9.5 mmol) of 5-methylisophthalic acid dichloride. 1, a polybenzoxazole precursor (organic insulating film material) was synthesized. When the molecular weight was measured by GPC, Mn was 7.0 × 10 3 and Mw was 1.37 × 10 4 in terms of polystyrene. Then, the varnish was prepared like Example 1, the resin film for insulating films was produced, and evaluation was performed.
[0036]
"Example 3"
Example 1 is the same as Example 1 except that 2.61 parts (9.5 mmol) of 5-trimethylsilylisophthalic acid dichloride was used instead of 2.06 parts (9.5 mmol) of 5-methylisophthalic acid dichloride. Similarly, a polybenzoxazole precursor (organic insulating film material) was synthesized. When the molecular weight was measured by GPC, Mn was 7.0 × 10 3 and Mw was 1.37 × 10 4 in terms of polystyrene. Then, the varnish was prepared like Example 1, the resin film for insulating films was produced, and evaluation was performed.
[0037]
Example 4
In Example 1, in place of 2.06 parts (9.5 mmol) of 5-methylisophthalic acid dichloride, all except that 5.20 parts (9.5 mmol) of 5-adamantylisophthalic acid dichloride were used. Similarly, a polybenzoxazole precursor (organic insulating film material) was synthesized. When the molecular weight was measured by GPC, Mn was 6.7 × 10 3 and Mw was 1.23 × 10 4 in terms of polystyrene. Then, the varnish was prepared like Example 1, the resin film for insulating films was produced, and evaluation was performed.
[0038]
"Example 5"
In Example 1, all except that 2.48 parts (9.5 mmol) of 1,3-adamantyl dicarboxylic acid were used instead of 2.06 parts (9.5 mmol) of 5-methylisophthalic acid dichloride. In the same manner as above, a polybenzoxazole precursor (organic insulating film material) was synthesized. When molecular weight was measured by GPC, Mn was 6.5 × 10 3 and Mw was 1.12 × 10 4 in terms of polystyrene. Then, the varnish was prepared like Example 1, the resin film for insulating films was produced, and evaluation was performed.
[0039]
Reference example
In a separable flask equipped with a stirrer, a nitrogen introducing tube, and a dropping funnel, 14.65 parts (40 mmol) of 2,2-bis (3-amino-4-hydroxyphenyl) hexafluoropropane was dried with dimethylacetamide 200. After the addition of 7.92 parts (200 mmol) of pyridine, 16.92 g of 4,4′-hexafluoroisopropylidenebiphenyl dicarboxylic acid dichloride was added to 100 g of dimethylacetamide at −15 ° C. with introduction of dry nitrogen. 40 mmol) was added dropwise over 30 minutes, and the precipitate was collected and dried to obtain a polybenzoxazole precursor (organic insulating film material) powder. When the molecular weight was measured by GPC, Mn was 3.8 × 10 4 and Mw was 8.03 × 10 4 in terms of styrene. Thereafter, a varnish was prepared in the same manner as in Example 1, a resin film for an insulating film was prepared and evaluated. As a result, the dielectric constant was 2.60, the heat resistance was 505 ° C., and the density was 1.43 g / cm 3. It was.
[0040]
“Comparative Example 1”
The same procedure as in Example 1 was conducted except that 1.93 parts (9.5 mmol) of isophthalic acid dichloride was used instead of 2.06 parts (9.5 mmol) of 5-methylisophthalic acid dichloride. A polybenzoxazole precursor (organic insulating film material) was synthesized. When the molecular weight was measured by GPC, Mn was 7.3 × 10 3 and Mw was 1.42 × 10 4 in terms of polystyrene. Then, the varnish was prepared like Example 1, the resin film for insulating films was produced, and evaluation was performed.
[0041]
"Comparative Example 2"
In Example 1, in place of 2.06 parts (9.5 mmol) of 5-methylisophthalic acid dichloride, 1.93 parts (9.5 mmol) of terephthalic acid dichloride was used in the same manner as in Example 1. A polybenzoxazole precursor (organic insulating film material) was synthesized. When the molecular weight was measured by GPC, Mn was 7.3 × 10 3 and Mw was 1.42 × 10 4 in terms of polystyrene. Then, the varnish was prepared like Example 1, the resin film for insulating films was produced, and evaluation was performed.
[0042]
[Table 1]
[0043]
As is clear from the results summarized in Table 1, all of the insulating film resin films produced using the organic insulating film material (polybenzoxazole precursor) of the present invention have a dielectric constant of 2.57 to 2. The dielectric constant was as low as .75, and a dielectric constant equivalent to that of the reference example, which was an example having a fluorine-containing group, was obtained, and the heat resistance was high. On the other hand, in the comparative example, although it is a polybenzoxazole resin, in Comparative Examples 1 and 2, since the dicarboxylic acid does not have a bulky structure, the density is higher than that of the Examples. The dielectric constant was higher than that of 2.97. On the other hand, in the reference example, the dielectric constant was as low as 2.60, but the heat resistance was low because the resin structure contained fluorine.
[0044]
【Effect of the invention】
INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can provide a heat-resistant organic insulating film material and an organic insulating film having excellent electrical characteristics, thermal characteristics, mechanical characteristics, and physical characteristics, and extremely low dielectric constant. For example, it can be applied as an interlayer insulating film for semiconductors, a protective film, an interlayer insulating film for multilayer circuits, a cover coat of a flexible copper-clad plate, a solder resist film, a liquid crystal alignment film, and the like.

Claims (2)

一般式(1)で表されるジアミノフェノール化合物と、一般式(4)で表されるジカルボン酸化合物、5−メチルイソフタル酸、5−トリメチルシリルイソフタル酸、または5−アダマンチルイソフタル酸よりそれぞれ選ばれた1つのジカルボン酸化合物と、を前記ジアミノフェノール化合物(Mモル)と、前記ジカルボン酸(Nモル)とのモル比(N/M)を0.5〜0.99の範囲で反応させることにより得られる、一般式(7)で表されるポリベンゾオキサゾール樹脂前駆体を主構造とする、重合体からなることを特徴とする有機絶縁膜用材料。
式中、Xは式(2)より選ばれた1つである構造を示す。
式中、X1は式(3)より選ばれる構造を示し、これらの構造中のベンゼン環上の水素原子のうち少なくとも1個は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、およびフェニル基からなる群から選ばれる、一価の有機基で置換されていてもよい。
式中、Yは式(6)で表される構造である。
式(6)の構造中の水素原子のうち少なくとも1個は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、フェニル基、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基からなる群から選ばれる、一価の有機基で置換されていてもよい。
式中、nは2〜1000の整数で、Xは式(2)より、Yは前記式(6)、5−メチルイソフタル酸、5−トリメチルシリルイソフタル酸、または5−アダマンチルイソフタル酸よりそれぞれ選ばれた1つである構造を示す。(ただし、5−メチルイソフタル酸、5−トリメチルシリルイソフタル酸、5−アダマンチルイソフタル酸については、それぞれ対応するカルボキシル基を除いた構造としてYを示す。)
The diaminophenol compound represented by the general formula (1) and the dicarboxylic acid compound represented by the general formula (4), 5-methylisophthalic acid, 5-trimethylsilylisophthalic acid, or 5-adamantylisophthalic acid , respectively. It is obtained by reacting one dicarboxylic acid compound with a molar ratio (N / M) of the diaminophenol compound (M mol) to the dicarboxylic acid (N mol) in the range of 0.5 to 0.99. An organic insulating film material comprising a polymer having a polybenzoxazole resin precursor represented by the general formula (7) as a main structure.
In the formula, X represents a structure which is one selected from the formula (2).
In the formula, X 1 represents a structure selected from the formula (3), and at least one of the hydrogen atoms on the benzene ring in these structures is a methyl group, an ethyl group, a propyl group, an isopropyl group, a butyl group, It may be substituted with a monovalent organic group selected from the group consisting of an isobutyl group, a t-butyl group, and a phenyl group.
In formula, Y is a structure represented by Formula (6).
At least one of the hydrogen atoms in the structure of the formula (6) is from a methyl group, an ethyl group, a propyl group, an isopropyl group, a butyl group, an isobutyl group, a t-butyl group, a phenyl group, a trimethylsilyl group, or a triethylsilyl group. It may be substituted with a monovalent organic group selected from the group consisting of
In the formula, n is an integer of 2 to 1000, X is selected from Formula (2), Y is selected from Formula (6), 5-methylisophthalic acid, 5-trimethylsilylisophthalic acid, or 5-adamantylisophthalic acid. The structure which is only one is shown. (However, for 5-methylisophthalic acid, 5-trimethylsilylisophthalic acid, and 5-adamantylisophthalic acid, Y is shown as the structure excluding the corresponding carboxyl group.)
請求項1に記載された、有機絶縁膜用材料を用いて得られた有機絶縁膜であって、脱水縮合反応を経て調製された、一般式(8)で表されるポリベンゾオキサゾール樹脂を主構造とする樹脂層からなることを特徴とする有機絶縁膜。
式中、nは2〜1000の整数で、Xは前記式(2)より、Yは前記式(6)、5−メチルイソフタル酸、5−トリメチルシリルイソフタル酸、または5−アダマンチルイソフタル酸よりそれぞれ選ばれた1つである構造を示す。(ただし、5−メチルイソフタル酸、5−トリメチルシリルイソフタル酸、5−アダマンチルイソフタル酸については、それぞれ対応するカルボキシル基を除いた構造としてYを示す。)
An organic insulating film obtained by using the organic insulating film material according to claim 1, wherein the polybenzoxazole resin represented by the general formula (8) prepared through a dehydration condensation reaction is mainly used. An organic insulating film comprising a resin layer having a structure.
In the formula, n is an integer of 2 to 1000, X is selected from the above formula (2), Y is selected from the above formula (6), 5-methylisophthalic acid, 5-trimethylsilylisophthalic acid, or 5-adamantylisophthalic acid. The structure which is one of the above is shown. (However, for 5-methylisophthalic acid, 5-trimethylsilylisophthalic acid, and 5-adamantylisophthalic acid, Y is shown as the structure excluding the corresponding carboxyl group.)
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