JP4852848B2 - スペーサ形成方法とこれに用いられる露光用マスク - Google Patents
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このようなカラー液晶ディスプレイでは、間隙部が液晶層の厚みそのものであり、カラー液晶ディスプレイに要求される高速応答性、高コントラスト比、広視野角等の良好な表示性能を可能とするためには、液晶層の厚み、すなわち、カラーフィルタと対向電極基板の間隙距離を厳密に一定に保持する必要がある。
そして、スペーサーの大きさをもって両基板の間隙部の大きさ、つまり、液晶層の厚みが決定される。
しかし、上述のようなカラーフィルタと対向電極基板との間隙部を形成する方法では、カラー液晶ディスプレイの動作の上で次のような問題点が生じる。
すなわち、基板面上に散在させるスペーサーの密度が適正で、かつ、基板面上にスペーサーが均一に分散されていなければ、カラー液晶ディスプレイの全面に亘って大きさが均一な間隙部は形成されない。
一般に、スペーサーの散在量(密度)を増した場合、間隙部の厚みのばらつき偏差は少なくなるが、散在量(密度)が多くなると表示画素部上に存在するスペーサーの数も増し、表示画素部ではこのスペーサーが液晶材料の異物となる。
そして、スペーサーの存在によって、配向膜で規制された液晶分子の配向に乱れが生じたり、スペーサー周辺の液晶だけは電圧のON、OFFによる配向制御が不能になる等の支障がみられ、コントラスト比等の表示性能が低下するという問題があった。
しかし、近年のディスプレイの精細化要求は強く、特に、PDA、携帯電話用等の液晶ディスプレイにおいて強く、これらの液晶ディスプレイ用カラーフィルタ基板においては、柱状凸部(スペーサ)のサイズも微細化が求められ、スペーサの幅(底部)としては、最近では、12μmΦ以下のものも求められるようになってきた。
従来の近接露光方法においては、ネガ型の感光材層を用いて、露光用マスクの1つの開口による1回の露光により、1つのスペーサを形成するための露光としていたため、最近のように微細化が進み、スペースの幅(底部)が12μmΦ程度と小さくなると、露光量を大きくするとスペーサの幅が大きくなり過ぎ、また露光量を少なくして露光を行うと、スペーサを目的とする高さ(厚さ)で、カラーフィルタ基板全面で均一性良く形成することが難しくなってきた。
これに伴い、12μmΦレベルのスペーサを形成するのに、従来の、近接露光方法で、露光用マスクの1つの開口による1回の露光により、1つのスペーサを形成するための露光とし、スペーサを形成するフォトリソ法によるスペーサ形成方法では、スペーサを目的とする高さ(厚さ)で、カラーフィルタ基板全面で均一性良く形成することが難しくなってきた。
本発明はこれに対応するもので、近接露光方法を用い、12μmΦレベルのスペーサをカラーフィルタ基板全面で均一性良く形成することができるスペーサ形成方法を提供しようとするものである。
そして、上記のスペーサ形成方法であって、前記露光用マスクには、X方向およびまたはY方向に所定のピッチにて、第1のマスク開口と第2のマスク開口とが互い違いに繰り返して配列されていることを特徴とするものである。
また、上記いずれかのスペーサ形成方法であって、スペーサの幅(底辺部幅)が12μm以下の微細な幅であることを特徴とするものである。
また、上記いずれかのスペーサ形成方法であって、カラーフィルタ形成基板が液晶表示装置用であることを特徴とするものである。
また、上記いずれかのスペーサ形成方法であって、前記第1の露光と、前記第2の露光とを、同じ露光量で行うことを特徴とするものである。
尚、ここでの第1の露光と、第2の露光とは行う順番を問わない。
ここでは、スペーサ形成前で、カラーフィルタ層が形成されたものをカラーフィルタ形成基板と言い、そのようなカラーフィルタ形成基板にスペーサが形成されたものをカラーフィルタ基板と言っている。
本発明のスペーサ形成方法は、このような構成にすることにより、近接露光方法を用い、12μmΦレベルのスペーサをカラーフィルタ基板全面で均一性良く形成することができるスペーサ形成方法の提供を可能としている。
具体的には、近接露光方法は、各スペーサ形成領域に対し、露光用マスクに設けられた所定開口幅の第1のマスク開口により露光する第1の露光と、前記露光用マスクに設けられた前記所定開口幅よりも小さい開口幅の第2のマスク開口により、前記第1の露光による露光領域の内側の領域を露光する、第2の露光とを相前後して行うものであり、第1の露光は、形成するスペーサの幅(底辺部幅)を決定するものであり、また第2の露光は、形成するスペーサの幅(底辺部幅)には影響を与えないものであり、且つ、第1の露光と第2の露光とが重なる領域の露光量を前記ネガ型の感光材層を硬化するに十分な露光量として、該露光量にて形成するスペーサの高さ(厚み)を決定するものであり、前記第1のマスク開口と前記第2のマスク開口とを設けた前記露光用マスクにて、第1の露光と、第2の露光とを、露光用マスクとカラーフィルタ基板との相対的な位置を変えて、それぞれ、所定の位置にて行うことにより、これを達成している。
即ち、第2の露光は、形成するスペーサの幅(底辺部幅)には影響を与えないように第1のマスク開口より小幅に形成された第2のマスク開口により行い、第1の露光による露光領域の内側の領域を露光するようにして、形成するスペーサの幅(底辺部幅)には影響を与えないものとし、結果、第1の露光のみで、形成するスペーサの幅(底辺部幅)を決定できるようにしている。
そして、第1の露光と第2の露光とが重ねて露光された露光領域にネガ型感光材を硬化するに十分な露光量を照射し、該露光領域のネガ型感光材を十分硬化するもので、第1の露光は、必ずしもネガ型感光材を硬化するには、十分とは言えないが、第1の露光と第2の露光とが重なる領域の露光量を前記ネガ型感光材を硬化するに十分な露光量とし、形成されるスペーサの高さ(厚み)を安定的に得られるものとしている。
更に、第1のマスク開口と第2のマスク開口とを同じ1つの露光用マスクに設けて、該露光用マスクにて、第1の露光と、第2の露光とを行う構成とすることにより、スペーサ形成のための露光マスクを1つで済ませることができ、効率的に露光作業を行うことができる。
尚、このような露光用マスクとしては、例えば、X方向およびまたはY方向に所定のピッチにて、第1のマスク開口と第2のマスク開口とが互い違いに繰り返して配列されているものが挙げられる。
特に、スペーサの幅(底辺部幅)が12μm以下の微細な幅である場合には、有効である。
また、第1の露光と、前記第2の露光とを、同じ露光量で行うことにより、露光量の調整を必要としないものとしている。
先にも述べたが、従来の近接露光方法においては、ネガ型の感光材層を用いて、露光用マスクの1つの開口による1回の露光により、1つのスペーサを形成するための露光としていたため、最近のように微細化が進み、スペースの幅(底部)が12μmΦ程度と小さくなると、露光量を大きくするとスペーサの幅が大きくなり過ぎ、また露光量を少なくして露光を行うと、スペーサを目的とする高さ(厚さ)で、カラーフィルタ基板全面で均一性良く形成することが難しくなってきたが、スペーサの幅(底辺部幅)が12μm以下の微細な幅でも、スペーサを目的とする高さ(厚さ)で、カラーフィルタ基板全面で均一性良く形成することができる。
特に、スペーサの高さ(厚さ)の均一性が要求される液晶表示装置用カラーフィルタ基板へのスペーサ形成にも有効である。
結果、12μmΦレベルのスペーサを全面に均一性良く配設したカラーフィルタ基板の提供を可能とした。
図1は本発明のスペーサ形成方法の実施の形態の1例の工程断面図で、図2(a)は図1に示すスペーサ形成方法によりスペーサが形成されたカラーフィルタ基板の実施の形態の1例の平面図で、図2(b)は図1(a)のB1−B2位置における断面図で、図3(a)は図1に示す実施の形態例のスペーサ形成方法によりスペーサを形成した1例のスペーサの高さ(厚み)のばらつき度合を図示した図で、図3(b)は図1に示す実施の形態例のスペーサ形成方法によりスペーサを形成した他の1例のスペーサの高さ(厚み)のばらつき度合を図示した図で、図4はスペーサの高さ(厚み)の測定位置を概略的に示した図で、図5は従来の露光方法によるスペーサ形成方法におけるスペーサの高さ(厚み)のばらつき度合を図示した図で、図6は本発明のカラーフィルタ基板を用いた液晶表示素子の1例の断面図である。
尚、図2(a)は透明なオーバーコート層側から見た図であり、点線部内はフィルタ開口を示している。
図1、図2、図4、図6中、110はカラーフィルタ形成基板、110Aは(スペーサを形成した)カラーフィルタ基板、111は透明基板、112はブラックマトリクス、115は画素部、115aは第1の色部(赤色部)領域、115bは第2の色部(緑色部)領域、115cは第3の色部(青色部)領域、116はオーバーコート層、120は感光材層、121は第1の露光による露光領域、122は第2の露光による露光領域、123は第1の露光および第2の露光による露光領域、125はスペーサ、130は露光用マスク、131は遮光部、132は第1のマスク開口、133は第2のマスク開口、140は露光光、150はギャップ、1〜26はスペーサの位置番号、50はカラーフィルタ基板、51は透明基板、52はブラックストライプ、53a、53b、53は着色層、54はオーバーコート層、55は透明電極、58は柱状スペーサ、59は制御用突起、61は液晶、62a、62bは配向材、70は対向基板、71は透明基板、72は透明電極、80は拡散板、81はバックライトである。
本例における近接露光方法は、各スペーサ形成領域に対し、1つの露光用マスク130に設けられた所定開口幅W1の第1のマスク開口132により露光する第1の露光と、前記露光用マスク130に設けられた前記所定開口幅W1よりも小さい開口幅W2の第2のマスク開口133により、前記第1の露光による露光領域の内側の領域を露光する、第2の露光とを、相前後して行うもので、簡単には、1つの露光用マスク130を用い、露光用マスク130と感光材層が設けられたカラーフィルタ形成基板110との相対位置を、それぞれ、ずらして位置合わせして、それぞれの位置で1回づつ露光するものである。
第1の露光は、形成するスペーサの幅(底辺部幅)W0を決定するものであり、また第2の露光は、形成するスペーサの幅(底辺部幅)W0には影響を与えないものである。
本例においては、図2(a)に示すように、露光用マスク130は、第1のマスク開口132と第2のマスク開口とが、一方向(X方向またはY方向)に所定のピッチP0にて、第1のマスク開口132と第2のマスク開口133とが互い違いに繰り返して配列されている。
そして、第1の露光と第2の露光とが重なる領域の露光量を前記ネガ型の感光材層120を硬化するに十分な露光量として、該露光量にて形成するスペーサの高さ(厚み)H0を決定するものである。
本例においては、前記第1の露光と、前記第2の露光とを、同じ露光量で行うもので、これにより、前記第1の露光と、前記第2の露光とで別に露光量の設定をする必要がないものとしている。
そして、先ず、所定の近接露光用装置により、露光用マスク130とネガ型の感光材層120を配設したカラーフィルタ形成基板110とを、75μm〜150μmのギャップにて位置合わせして、所定の時間T0だけ露光用マスク130を介して、感光材層120の露光(1回目の露光とも言う)を行う。(図1(a))
所定開口幅W1の第1のマスク開口132により露光する第1の露光と、開口幅W2の第2のマスク開口133により露光する第2の露光とが、それぞれの開口に対応して行われる。
この1回目の露光により、所定開口幅W1の第1のマスク開口132により露光する第1の露光に対応して、露光領域121が、また開口幅W2の第2のマスク開口133により露光する第2の露光に対応して、露光領域122が、それぞれの露光により露光された領域として得られる。
次いで、露光用マスク130とネガ型の感光材層120を配設したカラーフィルタ形成基板110とを相対的に1ピッチ(P0)だけ所定の方向に移動して、先の露光と同じギャップに調整し、位置合わせして、先の露光と同様、所定の時間T0だけ露光用マスク130を介して、感光材層120の露光(2回目の露光とも言う)を行う。(図1(b)) 2回目の露光も、所定開口幅W1の第1のマスク開口132により露光する第1の露光と、開口幅W2の第2のマスク開口133により露光する第2の露光とが、それぞれ開口位置に対応して行われるが、1回目の露光の場合と比べ、露光用マスク130とカラーフィルタ形成基板110とが1ピッチ(P0)分だけ相対的にずれているため、2回目の露光により、各露光部は、第1の露光による露光と第2の露光による露光が重なるようになる。
この2回目の露光により、結局、第1の露光だけの露光領域121と、第1の露光と第2の露光が重なる露光領域123が、露光された領域として得られる。
次いで、この後、現像処理を行うことにより、スペーサ125を形成したカラーフィルタ基板110Aが得られる。
このようにして、第1の露光と第2の露光が重なる露光領域123は十分な露光量により硬化が十分進み均一な高さ(厚み)H0を得ることができ、また、第1の露光だけの露光領域121は露光量がそれほど多くなく、露光用マスク130の第1のマスク開口132の幅W1よりも大きく太ることを防止でき、結果、スペーサの幅(底部幅)W0をマスク開口サイズW1に近い幅で得ることができる。
例えば、図2に示すように、第2の色部(緑色部)領域115bの開口間にだけ1つおきに、スペーサ125を配列した配列形態を有するカラーフィルタ110A基板を挙げることができるが、これに限定はされない。
感光材層120は、モノマー、ポリマー、光重合開始剤等を含有する感光性樹脂組成物を用いて形成することができる。
感光材層120は、含有するモノマーの種類や含有量、含有するポリマーの種類や含有量等を調整した感光性樹脂組成物をダイレクトグラビアコーティング法、グラビアリバースコーティング法、リバースロールコーティング法、スライドダイコーティング法、スリットダイコーティング法、コンマコーティング法等の公知の塗布手段により塗布、乾燥して、形成することができる。
そして、感光材層120に対し、上記図1(a)に示す1階目の露光、図(b)に示す2回目の露光をを行い、現像した後、図1(c)に示すように柱状の凸部からなるスペーサを形成することができる。
透明基板111としては、プラスチック基板、二酸化ケイ素100%の石英ガラスの他、近年では、無アルカリガラスが用いられている。
ブラックマトリクス112を含み着色層としては、全着色パターン層ともに顔料分散法を用いて形成されたものが近年では用られているが、これに限定はされない。
顔料分散法により形成されたものの他、従来より知られている、染色法、電着法、印刷法、インクジェット法等により各着色パターン層が形成されたものを用いても良い。
各着色パターン層形成用の感光材としては、簡単には、先に述べた、スペーサ形成用の感光材と同様の各組成を用い、これに各色形成用の顔料を混入させたものが用いられる。 尚、ブラックマトリクス112については、上記形成方法により形成されたものの他に、スパッタリング等により形成したクロムを主体とする遮光層を用いても良い。
オーバーコート層116は、保護膜とも言われるもので、アクリル系、スチレン系、ポリエーテル、ポリイミドなどの一般的な架橋高分子材料が、通常、用いられる。
スピンコート法、ロールコート法、バーコート法、キャスト法等の方法で、カラーフィルタ形成基板の着色パターン層上に塗膜されるが、膜厚は表面を平坦化できる程度であれば良い。
図6に示す液晶表示装置は、カラーフィルタ基板50と多数の画素電極72を備えるTFT側基板(対向基板とも言う)70を対向させ、この間に液晶74を封入した構造になっている。
ここに示すカラーフィルタ基板50は、図2に示すものと異なり、ギャップ制御用のスペーサである柱状スペーサ58の他に、配向を制御する制御用突起59を配設しているものである。
スペーサ125形成用のネガ型の感光材層として、下記組成の感光材を塗布、乾燥して、図1に示すスペーサ形成方法にて、下記条件で、露光し、現像し、実際にスペーサをカラーフィルタ形成基板110上に形成し、形成されたスペーサ125の高さ(厚み)のばらつき具合を調べてみたが、スペーサ幅(底幅)12μmレベル以下のスペーサを形成する場合に、従来の露光方法(比較例1、比較例2)によるスペーサを形成した場合に比べ、スペーサの高さ(厚み)のばらつきの点で優れていることが分かった。
(感光材)
ポリマー(トリシクロデカニルメタクリレート−メタクリル酸−スチレン共重合体)10重量部、モノマー(ジペンタエリスリトールペンタアクリレート)80重量部、光重合開始剤(チバ・スペシャリティケミカルズ社製イルガキュア907)10重量部
(露光)
ギャップ 100μm、60mJ(高圧水銀灯、365nm波長)
(現像)
現像液(水酸化カリウム溶液)、現像時間50秒間
(PB(ポストベーク)) 230℃
尚、高さの測定は、触針式測定装置(ケーエルエー・テンコール(株)製、型番P15)にて行った。
測定は、図3に示す各番号の画素(115)と隣接する画素との間にスペーサを形成し、その番号で位置を示している。
露光方法が、スペーサを形成するための1つの開口幅Wを有する露光用マスクを用いて実施例と同じ露光条件で、1回だけの露光し、現像して、スペーサを形成したもので、従来の露光方法によるスペーサの形成である。
露光条件以外は実施例と同じとして行った。
尚、参考として、参考例1、参考例2を挙げておく。
参考例1、参考例2は、比較例1、比較例2と同じ従来の露光方法によるスペーサの形成であり、処理条件も同じであるが、開口幅Wを、比較例1、比較例2と異としたものである。
また同様に、、実施例2についての図3(b)と、比較例1についての図5(b)とを比べると、本発明のスペーサ形成方法の場合、スペーサ幅はかわらないが、高さ(厚み)のばらつきが改善されていることがハッキリと分かる。
更に、参考例1についての図5(c)と、参考例2についての図5(d)を見ると、スペーサの高さ(厚み)のばらつきについては、実施例と同様に、比較例1、比較例2に比べ、優れて、実施例1、実施例2と同程度のものが得られている。
これは、比較例1、比較例2より露光の際の開口Wを大きくしていることにより、実質的に、露光された領域での露光量が較例1、比較例2より大きくなり、感光材層の硬化が十分に進むためである。
しかし、このような硬化を得るために、比較例1、比較例2において、露光量のみを多くした場合には、形成されるスペーサの幅(底幅)が急激に大きくなり、目的とするスペーサ幅を得ることができなくなってしまう。
このように、従来の露光方法では、形成されるスペーサの幅(底幅)を、12μレベル以下と小さくすることは、実質的にできないのに対し、実施例1、実施例2の結果からも分かるように、本発明のスペーサ形成方法では、形成されるスペーサの幅(底幅)を、12μレベル以下とすることを可能にしている。
110A (スペーサを形成した)カラーフィルタ基板
111 透明基板
112 ブラックマトリクス
115 画素部
115a 第1の色部(赤色部)領域
115b 第2の色部(緑色部)領域
115c 第3の色部(青色部)領域
116 オーバーコート層
120 感光材層
121 第1の露光による露光領域
122 第2の露光による露光領域
123 第1の露光および第2の露光による露光領域
125 スペーサ
130 露光用マスク
131 遮光部
132 第1のマスク開口
133 第2のマスク開口
140 露光光
150 ギャップ
1〜26 スペーサの位置番号
50 カラーフィルタ基板
51 透明基板
52 ブラックストライプ
53a、53b、53c 着色層
54 オーバーコート層
55 透明電極
58 柱状スペーサ
59 制御用突起
61 液晶
62a、62b 配向材
70 対向基板
71 透明基板
72 透明電極
80 拡散板
81 バックライト
Claims (6)
- 近接露光方法を用いてフォトリソ法により、ネガ型の感光材層から、表示装置においてカラーフィルタ基板とその対向基板とのギャップを制御するスペーサを、カラーフィルタ形成基板に形成する、スペーサ形成方法であって、前記近接露光方法は、各スペーサ形成領域に対し、露光用マスクに設けられた所定開口幅の第1のマスク開口により露光する第1の露光と、前記露光用マスクに設けられた前記所定開口幅よりも小さい開口幅の第2のマスク開口により、前記第1の露光による露光領域の内側の領域を露光する、第2の露光とを相前後して行うものであり、第1の露光は、形成するスペーサの幅(底辺部幅)を決定するものであり、また第2の露光は、形成するスペーサの幅(底辺部幅)には影響を与えないものであり、且つ、第1の露光と第2の露光とが重なる領域の露光量を前記ネガ型の感光材層を硬化するに十分な露光量として、該露光量にて形成するスペーサの高さ(厚み)を決定するものであり、前記第1のマスク開口と前記第2のマスク開口とを設けた前記露光用マスクにて、第1の露光と、第2の露光とを、露光用マスクとカラーフィルタ基板との相対的な位置を変えて、それぞれ、所定の位置にて行うことを特徴とするスペーサ形成方法。
- 請求項1に記載のスペーサ形成方法であって、前記露光用マスクには、X方向およびまたはY方向に所定のピッチにて、第1のマスク開口と第2のマスク開口とが互い違いに繰り返して配列されていることを特徴とするスペーサ形成方法。
- 請求項1ないし2のいずれか1項に記載のスペーサ形成方法であって、スペーサの幅(底辺部幅)が12μm以下の微細な幅であることを特徴とするスペーサ形成方法。
- 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のスペーサ形成方法であって、カラーフィルタ形成基板が液晶表示装置用であることを特徴とするスペーサ形成方法。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のスペーサ形成方法であって、前記第1の露光と、前記第2の露光とを、同じ露光量で行うことを特徴とするスペーサ形成方法。
- 近接露光方法を用いてフォトリソ法により、ネガ型の感光材層から、表示装置に用いられた際にカラーフィルタ基板とその対向基板とのギャップを制御するスペーサを、カラーフィルタ基板に形成する、スペーサ形成方法で、且つ、前記近接露光方法が、各スペーサ形成領域に対し、露光用マスクに設けられた所定開口幅の第1のマスク開口により露光する第1の露光と、前記露光用マスクに設けられた前記所定開口幅よりも小さい開口幅の第2のマスク開口により、前記第1の露光による露光領域の内側の領域を露光する、第2の露光とを相前後して、前記露光用マスクと前記カラーフィルタ基板との相対的な位置を変えて、それぞれ、所定の位置にて行うものであるスペーサ形成方法に、用いられる露光用マスクであって、X方向およびまたはY方向に所定のピッチにて、第1のマスク開口と第2のマスク開口とが互い違いに繰り返して配列されていることを特徴とする露光用マスク。
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