JP4715334B2 - 車両用画像生成装置および方法 - Google Patents
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Description
ここに記載された車両用環境認識装置においては、画像メモリから読み出された画像データに基づいて左右の画像の対応を取る演算を行う際に、被写体としての正方形格子を光学部および撮像手段により撮像したときに得られる画像の歪みデータに基づき作成した補正座標(Δx,Δy)が格納される補正座標テーブルを設けている。そして、スキャン座標生成部で生成されたスキャン座標(X,Y)を補正座標(Δx,Δy)で補正した補正後の座標(X+Δx,Y+Δy)により、画像メモリからの読み出し画像メモリアドレスを生成する。これにより、光学系の歪みに基づく画像の歪みを原因とする対応の取れない状態を回避しようとするものである。
すなわち、例えば生産ライン工程において補正する場合、カメラそのものの向きを物理的に変更して補正する場合は、微調整が難しいため時間がかかる。また、物理的な調整機構を備えるため、コストが上昇する。また、画像変換(すなわち、再配置)のルールを再計算する場合は、計算自体に時間がかかる。したがって、生産ライン工程において遅れが生じる問題点があった。
本発明は、カメラの取り付け誤差を容易に補正することができる車両用画像生成装置および方法を提供することにある。
まず、本発明に用いる基本的な考え方について説明したあと、実施の形態について説明する。
〈1−1.カメラの位置と向き〉
図3〜図9はカメラシミュレーションについて説明する図である。図3は一般的な数学座標系を示す図である。
カメラは空間上の点として定義する。座標系には、図3に示すような一般的な数学座標系を用い、(x,y,z)で示す。これをカメラ位置とする。x軸、y軸、z軸は、それぞれ互いに直交している。単位は統一されていれば自由であるが、基本的にはミリメートルを用いる。
ピッチは、図4、図5に示すように、x’軸を軸にして回転する角度を示す。0度でxy平面と平行となる。プラス方向の角度で上に向き、マイナス方向の角度で下に向く。y’z’平面をx’軸の正方向から見て、プラスがccw、マイナスがcwの回転となる。+90度で真上(z’軸の正方向)を向き、−90度で真下(z’方向の負方向)を向く。±180度までの値をとる。
ヨーは、図4、図6に示すように、z’軸を軸にして回転する角度を示す。x’y’平面をz’軸の正方向から見て、cwが正、ccwが負の値となる。
ロールは、図7に示すように、ピッチおよびヨーで定義されたカメラ向きを示す軸を中心とした回転を示す。カメラを後ろから見て、cwが正、ccwが負となる。
以上のx,y,z,ピッチ,ヨー,ロールの6つのパラメータで、カメラの設置状況を指定する。
図8に示すように、カメラを示す点Cを原点に取り、基準向きDcとそれに垂直な向きDcvを定義する。Dcはカメラの向き、Dcvはカメラの上方向を決めるための向きである。ここで、Dcを軸にDcvを回転させて定義できる平面をSvと置く。
αは常に、
0.0[deg]≦α≦180.0[deg]
となる。
βは平面SvをDcと順方向に見た場合、時計回りを+方向とおく。図8中の光線Aは、(α,−β)と表現することができる。
図9は、カメラの出力映像を表す図である。出力映像がxy平面上にあると置く。xy平面の原点と一致するように、画面の中心点91を取る。また、点91から垂直上方向に伸びる半直線92(y軸のy>0)を取る。点91および半直線92を基準にとり、極座標(L,θ)を考える。θの正方向は半直線92から時計回りが正方向とする。出力映像上の点は、xy座標(x,y)もしくは極座標(L,θ)で表すことができる。
L=fc(α),θ=β
とする。便宜上、
(L,θ)=fc(α,β)
とまとめて表現する。また、fc()の逆関数fci()を、
α=fci(L),β=θ
と定義する。この式も便宜上、
(α,β)=fci(L,θ)
とまとめて表現する。
これらの式で、画像上の点(L,θ)と、カメラに入射する光線(α,β)とを関連付けるものとする。
以上で撮像エリア95の範囲を決定することができる。
図9の撮像エリア95を、図10のように、一般的なCGで用いられるような横Wピクセル、縦Hピクセルに分割することを考える。この場合、左上のピクセルをXY座標で表現すると、(0,0)となり、右下のピクセルが(W−1,H−1)となるのが一般的である。図10のXY座標と、図9の(L,θ)座標の変換式を、
(X,Y)=fs(L,θ)
と定義する。
また、関数fs()の逆関数fsi()を、
(L,θ)=fsi(X,Y)
と定義する。関数fs()およびfsi()は、w,h,W,Hのパラメータから決定することができる。
L=k×θ(kは定数、θは入射角)
となる。
関数fc()を用いて撮像エリアを定義するため、kは0.0より大きい値であれば、どのような値を取った場合も結果は同じである。ピンホールカメラの場合は、
L=tan(θ)
となる。
複数の、入射角θと像高Yのデータの組から、近似式Y=F(θ)を求め、それをそのままL=fc(θ)に適用しても良い。
(X,Y)=fs(fc(α,β))
(α,β)=fci(fsi(X,Y))
を定義することができる。ただし、XY座標系では、X,Yそれぞれが正整数に丸められるため、完全な逆関数とはならず、近似となる。X,Yそれぞれを実数で持つ場合には、完全な逆演算が可能になる。
〈1−1.〉で定義したカメラの位置およびカメラの向きと、〈1−2.〉で定義したカメラシミュレーションに基づいて、空間上の点(xp,yp,zp)と、カメラの出力映像上のピクセル(Xp,Yp)との関係を求める。カメラの位置を(xc,yc,zc)とし、カメラの向きを(pitch,yaw,roll)とする。
(sx,sy,sz)=fo((x,y,z),(xc,yc,zc))
を定義する。
また、逆関数
(x,y,z)=foi((sx,sy,sz),(xc,yc,zc))
も定義する。
これを空間上の点(xp,yp,zp)に適用する。ここまでの結果は、
fo((xp,yp,zp),(xc,yc,zc))
となる。
(rzx,rzy,rzz)=rollZ((x,y,z),θ)
を定義し、これまでの演算結果を、−yaw[deg]、z軸周りに回転させる。ここまでの結果は、
rollZ(fo((xp,yp,zp),(xc,yc,zc)),−yaw)
となる。
(rxx,rxy,rxz)=rollX((x,y,z),θ)
を定義し、これまでの演算結果を、−pitch[deg]、x軸周りに回転させる。ここまでの結果は、
rollX(rollZ(fo((xp,yp,zp),(xc,yc,zc)),−yaw),−pitch)
となる。
(ryx,ryy,ryz)=rollY((x,y,z),θ)
を定義し、これまでの演算結果を、y軸周りに−roll[deg]、回転させる。ここまでの結果は、
rollY(rollX(rollZ(fo((xp,yp,zp),(xc,yc,zc)),−yaw),−pitch),−roll)
となる。
この計算の結果、空間上の点(xp,yp,zp)をカメラ向きを基準に見たときの座標(xp’,yp’,zp’)を求めることができる。
以上の演算をまとめて、
(x’,y’,z’)=fd((x,y,z),(xc,yc,zc),(pitch,yaw,roll))
と定義する。
また、逆関数
(x,y,z)=fdi((x’,y’,z’),(xc,yc,zc),(pitch,yaw,roll))
を定義する。
(α,β)=fa(x,y,z)
と定義する。座標から向きへの関数であるため、逆関数(x,y,z)=fai(α,β)は定義できないが、向きを示す座標(xd,yd,zd)を求める関数
(xd,yd,zd)=fb(α,β)
(ただし、xd=t×x,yd=t×x,zd=t×z。tは0.0より大きな正の実数)
を定義することができる。関数fa()を(xp’,yp’,zp’)に適用すると、(αp,βp)=fa(xp’,yp’,zp’)となる。
(Xp,Yp)=fs(fc(fa(fd((xp,yp,zp),(xc,yc,zc),(pitch,yaw,roll)))))
と表すことができ、カメラのシミュレーションが可能となる。関数fai()が定義できないため、純粋な逆関数の定義は不可能であるが、撮影元の点の空間座標を推測するための点の座標(xv,yv,zv)を求めることができる。
と表すことができる。(xc,yc,zc)を起点に、(xv,yv,zv)を通る半直線の近傍に(xp,yp,zp)が存在する。Xp,Ypは正整数に丸められるため、可逆ではなく、かならずしも半直線上にあるとはいえないが、その近傍に存在する。
《1.カメラシミュレーションの考え方》で説明したカメラシミュレーションの手法を用いて、視点変換について説明する。図11は視点変換について説明する図である。空間上に実際のカメラRと、仮想カメラVがあるとする。仮想カメラVの映像を実際のカメラRの映像を用いて生成することを考える。
カメラRおよびカメラVの各種パラメータ(位置、向き、レンズ特性など)は、既に定義されているとする。カメラRの位置を(x_r,y_r,z_r)、向きを(pitch_r,yaw_r,roll_r)、各関数をfxx_r()と記述することとする。また、カメラVの各パラメータ、各関数には、同様に_vをつけて表現することとする。すなわち、カメラVの位置を(x_v,y_v,z_v)、向きを(pitch_v,yaw_v,roll_v)、各関数をfxx_v()と記述することとする。
カメラVの画素(X_v,Y_v)に注目する。この画素が、どの方向から入射した光線を撮影しているかを、《1.カメラシミュレーションの考え方》の結果から求めると、
(tx,ty,tz)=fdi_v(fb_v(fci_v(fsi_v(X_v,Y_v))),(x_v,y_v,z_v),(pitch_v,yaw_v,roll_v))
となる。ここで、(tx,ty,tz)は、絶対位置ではなく、方向を示すための座標であるから、座標を決定するには、なんらかの基準が必要となる。ここで、基準面として、xy平面を考える。(x_v,y_v,z_v)と(tx,ty,tz)で定まる方向と、基準面の交点C(x_c,y_c,0)を求めることができる。z_v<tzの場合は交点を持たないが、この場合の処理は後で説明する。次に、交点CをカメラRが撮影していると考える。カメラRが交点Cを撮影していない場合の処理については、後で述べる。交点Cの、カメラRの映像上の座標を(X_r,Y_r)とおくと、
(X_r,Y_r)=fs_r(fc_r(fa_r(fd_r((x_c,y_c,0),(x_r,y_r,z_r),(pitch_r,yaw_r,roll_r)))))
となる。
ここで、交点Cが定まらない場合と、カメラRが交点Cを撮影していない場合について述べる。これらの場合は、仮想カメラVの映像の画素(X_v,Y_v)は、対応する実際のカメラRの映像の画素がないので、仮想カメラVの映像の画素(X_v,Y_v)には、一定の値、例えば黒などの色を即値で代入する。
カメラVとカメラRの各種パラメータ・各種関数に変更がない場合、以上で求めたカメラVとカメラRの映像の関係は、一定である。動画を処理する場合にも、一度計算した結果をストアしておけばよいので、高速に処理を行うことができる。ストアする内容は、(X_v,Y_v)と、(X_r,Y_r)との関係であるから、カメラVの映像が、横W_v、縦H_vピクセルで構成される場合、前記の関係を示すデータを、((W_v)×(H_v))個、保持すればよい。これを再配置用テーブルと呼ぶこととする。
画角変換は、視点変換の特殊解である。視点変換との違いは、カメラRが必ず1つであること、カメラVとカメラRの位置が同じであることである。これらの条件により、交点Cを求めず、(tx,ty,tz)を直接用いて変換演算を行うことが可能となる。(x_r,y_r,z_r)=(x_v,y_v,z_v)=(xA,yA,zA)として式を示す。
(tx,ty,tz)=fdi_v(fb_v(fci_v(fsi_v(X_v,Y_v))),(xA,yA,zA),(pitch_v,yaw_v,roll_v))
(X_r,Y_r)=fs_r(fc_r(fa_r(fd_r((tx,ty,tz),(xA,yA,zA),(pitch_r,yaw_r,roll_r)))))
以上の式を用いて、(X_v,Y_v)と(X_r,Y_r)の対応を計算することができる。
また、画角変換の場合、方向だけを用いて変換を行うので、カメラRとカメラVの向きの差のみが問題になり、絶対的な向きがどちらを向いていても、結果は同じになる。よって、例えばカメラRとカメラVがピッチ方向に5度ずれているカメラで、カメラRとカメラVの解像度が同じであった場合には、カメラR→カメラVの再配置用テーブルを用いた再配置を、N回適用すると、(N×5)度ずれた映像を得ることができる。
〈実施の形態1〉
以上のことを前提に、本発明の実施の形態について以下説明する。
図1は本発明の実施の形態1の車両用画像生成装置の構成を示す図である。
図1において、1はカメラ、2は入力用フレームバッファ、3は再配置装置、4は出力用フレームバッファ、5は表示装置、6は誤差補正用テーブル、7は誤差補正用テーブル保持装置(誤差補正用テーブル保持領域、保持手段)、8は再配置用テーブル、9は再配置用テーブル保持装置(再配置用テーブル保持領域、保持手段)である。
再配置装置3は、誤差補正用テーブル6と、再配置用テーブル8を用いて、入力用フレームバッファ2上の画素情報を、出力用フレームバッファ4上に再配置する。誤差補正機能のない、従来のシステムでは、再配置用テーブル8だけを用いて、入力用フレームバッファ2上の画素情報を、出力用フレームバッファ4上に再配置する。
誤差補正用テーブル6は、あらかじめ計算した結果を、誤差補正用テーブル保持装置7にいくつか保持しておき、使用者が望む補正状態にあったものを選び、使用する形式でよい。
なお、カメラ1のピッチ、ヨー方向の誤差補正用テーブルは、レンズ特性によって決定されるため、複雑な計算を避けようとする場合は、あらかじめ計算した結果を持たなければならない。しかしながら、カメラ1のロール方向の誤差については、レンズ特性に関係なく、単なる画像の回転となる。これは非常に簡単な計算となるので、内部でロール補正用テーブルを生成し、適用することで、あらかじめ誤差補正用テーブル保持装置7に持っておく誤差補正用テーブル6の数を減らすことができる。
なお、誤差補正用テーブル6は、カメラ1の向きの誤差を修正するテーブルであるので、再配置用テーブル8を他の再配置用テーブルに入れ替えた場合でも、誤差補正を適用し直す必要はない。
なお、カメラ1が複数ある場合には、入力用フレームバッファ2および誤差補正用テーブル6がカメラ1と同じ数必要となるが、処理の仕方は同じである。同じスペックのカメラ1が複数ある場合には、誤差補正用テーブル保持装置7にある誤差補正用テーブル6のソースを共有することができる。これは、誤差補正用テーブル6は、画角を含めたレンズ特性で決定され、取り付け位置、向きによらないからである。しかし、各カメラ1の向きの誤差は、同じではないので、誤差補正用テーブル6はそれぞれのカメラ1に対して独立して必要である。
ここで、仮想カメラVを基準となるカメラとして、このカメラVの位置、向きにカメラ1を取り付けるものとすると、その位置、向きは取り付けるカメラ1によっておのずと決まる。また、実際に取り付けられる実カメラRは仮想カメラVに対して向きの誤差を含んでいるので、この実カメラRの誤差を補正した画素を仮想カメラVに対応づければ、仮想カメラVで見た画像として本来の取り付け方向の画像が再現できる。実際に取り付ける実カメラRの誤差は仮想カメラVの向き(pitch_v,yaw_v,roll_v)に対して実カメラの向き(pitch_r,yaw_r,roll_r)が異なっていれば、その差異が誤差となる。
本発明では、全ての画素について誤差を補正した誤差補正用テーブル6を、誤差の大きさに応じて複数用意しておき、実際の誤差に適合するテーブルを選択することで、誤差の大きさによらず本来の取り付け方向の映像を再現するものである。
前述のように、上記特許文献1の従来技術の補正座標テーブルは各カメラごとに存在する固有の光学系の歪みを補正するものであり、カメラの取付けの際に生じる向き等の誤差を補正するためのものでない。また、光学系の歪みの補正座標は実測値により求められるので、向き等の誤差を補正する複数のテーブルを用意することは困難である。したがって、取付けの向きの誤差を補正することはできない。さらに、複数の誤差補正用テーブルは向きの誤差に応じた複数のものではないので、カメラ取付け時に発生する任意の誤差に対応して適切なテーブルを選択することはできない。
また、再配置装置3は、誤差補正用テーブル6を、2個の誤差補正用テーブル6から計算して生成することが可能である。すなわち、少なくともピッチ、ヨー方向の誤差をそれぞれ補正する基準の誤差補正用テーブル6をそれぞれ複数備え、この複数の誤差補正用テーブル6を用いて誤差を補正する。このように2個の誤差補正用テーブル6から、新たな誤差補正用テーブル6を計算して生成できるので、少ないテーブルで、より細かな補正に対応することが可能となる。
図2は本発明の実施の形態2の車両用画像生成装置の構成を示す図である。
図において、10は統合テーブルである。
図2に示すように、誤差補正用テーブル6と、再配置用テーブル8が決定した時点で、誤差補正用テーブル6と再配置用テーブル8の統合テーブル10を生成して、保持しておき、再配置装置3はそれを用いて動作するようにしてもよい。先の説明では、アクセス用アドレスBから参照先アドレスCを求め、参照先アドレスCから参照先アドレスDを得て、入力用フレームバッファ2にアクセスしたが、統合テーブル10はアクセス用アドレスBから参照先アドレスDを求める対応を保持している。この場合、参照が一段階減り、メモリへのアクセス回数が減るので、より低速なバスと、処理装置により、再配置を実現することができる。ただし、再配置用テーブル8を他のものに切り替える場合には、統合テーブル10を再び計算しなければならない。
また、特許請求の範囲における各構成要素と、発明の実施の形態における各構成要素との対応について説明する。すなわち、実施の形態における再配置装置3が、特許請求の範囲の再配置手段に、表示装置5が表示手段にそれぞれ対応する。
3・・・再配置装置 4・・・出力用フレームバッファ
5・・・表示装置 6・・・誤差補正用テーブル
7・・・誤差補正用テーブル保持装置 8・・・再配置用テーブル
9・・・再配置用テーブル保持装置 10・・・統合テーブル
Claims (10)
- 少なくとも1つのカメラと、
前記カメラの映像を入力して画素データとして記録する入力用フレームバッファと、
前記入力用フレームバッファに記録された画素データを再配置する再配置手段と、
前記再配置手段により再配置された画素データを記録する出力用フレームバッファと、
前記出力用フレームバッファに記録された画素データを映像として表示する表示手段と、
前記入力用フレームバッファに記録された画素データを前記出力用フレームバッファ上に再配置するためのルールが記載された再配置用テーブルと、
前記カメラの取り付け誤差の大きさに対応し、前記カメラの取り付け誤差を補正するためのルールが記載された複数の誤差補正用テーブルとを有し、
前記再配置手段は、前記再配置用テーブルおよび前記誤差補正用テーブルを用いて、前記入力用フレームバッファに記録された画素データを前記出力用フレームバッファ上に再配置することを特徴とする車両用画像生成装置。 - 前記再配置手段は、
前記誤差補正用テーブルと前記再配置用テーブルの両者を統合して生成した統合テーブルを用いて、前記入力用フレームバッファ上の画素データを前記出力用フレームバッファ上に再配置することを特徴とする請求項1に記載の車両用画像生成装置。 - 前記誤差補正用テーブルが、単一の前記カメラの取り付け誤差を補正するためのテーブルであることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用画像生成装置。
- 前記誤差補正用テーブルが、前記カメラの向きのみの取り付け誤差を補正するためのテーブルであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用画像生成装置。
- 前記誤差補正用テーブルが、前記カメラの少なくともピッチ方向、ヨー方向の取り付け誤差を補正するためのテーブルであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両用画像生成装置。
- 前記カメラの少なくともロール方向の誤差の補正は計算により補正するか、または少なくともロール方向の誤差補正用テーブルを計算により生成し、該誤差補正用テーブルを用いて補正することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車両用画像生成装置。
- 前記誤差補正用テーブルが、前記カメラのピッチ方向、ヨー方向の取り付け誤差を補正するためのテーブルであり、
前記カメラのロール方向の誤差の補正は計算により補正するか、またはロール方向の誤差補正用テーブルを計算により生成し、該誤差補正用テーブルを用いて補正することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の車両用画像生成装置。 - 前記入力用フレームバッファのサイズと前記出力用フレームバッファのサイズとが同一であり、
前記誤差補正用テーブルが、前記カメラの向きのみの取り付け誤差を補正するためのテーブルであり、
前記再配置手段は、前記誤差補正用テーブルを複数回適用して補正を行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の車両用画像生成装置。 - 前記再配置手段は、前記誤差補正用テーブルを、2個の前記誤差補正用テーブルから計算して生成することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の車両用画像生成装置。
- 自車両の周辺をカメラで撮影した映像を画像変換して運転者に表示する車両用画像生成方法において、
少なくとも1つのカメラの映像を画素データとして入力用フレームバッファに記録し、
前記入力用フレームバッファに記録された画素データを前記出力用フレームバッファ上に再配置するためのルールが記載された再配置用テーブルと、前記カメラの取り付け誤差の大きさに対応し、前記カメラの取り付け誤差を補正するためのルールが記載された複数の誤差補正用テーブルとを用いて、前記入力用フレームバッファに記録された画素データを再配置し、
前記再配置された画素データを出力用フレームバッファに記憶し、
前記出力用フレームバッファに記録された画素データを映像として表示する車両用画像生成方法。
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