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JP4761052B2 - 余裕幅無プレキャストボックスカルバート土留開削工法 - Google Patents

余裕幅無プレキャストボックスカルバート土留開削工法

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JP4761052B2 JP2006069962A JP2006069962A JP4761052B2 JP 4761052 B2 JP4761052 B2 JP 4761052B2 JP 2006069962 A JP2006069962 A JP 2006069962A JP 2006069962 A JP2006069962 A JP 2006069962A JP 4761052 B2 JP4761052 B2 JP 4761052B2
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佐久間 二三男
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Description

本発明は,地下に鉄筋コンクリート製プレキャストボックスカルバートを開削工法にて構築する際,組合せパネル(側壁プレキャストコンクリートパネル+やっとこ用鋼製パネル+仮設材)を圧入する事で,仮設土留壁とプレキャストボックスカルバートとの余裕幅無しで施工出来る事を特徴とした,鉄筋コンクリート製プレキャストボックスカルバートを敷設する土留開削工法。
道路部,河川部の地下に鉄筋コンクリート製プレキャストボックスカルバートを従来の土留開削工法にて構築する際の工程は以下である。
1. 掘削溝幅はボックスカルバートの敷設作業に必要な余裕幅を取って土留壁を打設。
2. 掘削梁入れ。
3. ボックスカルバートの投入。
4. ボックスカルバートの敷設。
5. 埋戻し。
6. 切梁撤去。
7. 土留壁引抜
参考文献1
鉄筋コンクリート製プレキャストボックスカルバート道路埋設指針 著作者 全国ボックスカルバート協会
編集者 財団法人 国土開発技術研究センター
参考文献2
道路土工−仮設構造物工指針
編集者 社団法人 日本道路協会
特願2003−287646(P2003−287646) 特願2003−367202(P2003−367202)
地下に鉄筋コンクリート製プレキャストボックスカルバートを従来の開削工法にて築造する際,図1に示すように掘削溝幅はボックスカルバート3の敷設作業に必要な余裕幅1を取って土留壁を打設する。狭い道路部,民家が隣接している河川等において,この敷設作業に必要な余裕幅を取って土留壁を打設する幅を確保する事が難しく施工が困難になる場所がある。そこで,土留壁の機能とボックスカルバート3の側壁部の機能とを一体化することにより余裕幅を取らなくても良くなり前述の問題を解決しようとするものである。
図1に示すように仮設土留壁2Aを打設すると,通常はこの仮設土留壁2Aは引抜き,地中にない状態にするのが一般的である。しかしこの引抜く際,土砂が仮設土留壁に付着してこれも合わせて引抜くため周辺の地盤を沈下させてしまい,民家が傾いたり,壁にクラックが入ったり,土間や風呂のタイルにクラックが入ったり等の社会問題を誘発させている。そこで,土留壁2Aの機能とボックスカルバート3の側壁部の機能とを一体化することにより,ボックスカルバートが機能上必要となる土被り部分のみの仮設材を撤去する事により沈下の影響を最小限に抑えるように工夫したものである。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、掘削溝にボックスカルバート3を敷設する際,作業に必要な土留壁との余裕幅1を取らなくて良く、長い土留壁2Aをひき抜く際の地盤沈下を軽減させる事を目的とするものである。
そして,本発明は上記目的を達成するために鉄筋コンクリート製プレキャストボックスカルバートの側壁部分と,やっとこ用鋼製パネルと,仮設材とを一体とした組合せパネルを軟弱地盤に対しては直接,硬質地盤に対して直接または補助工法(オーガー併用,ウオータジェット併用)を用いて所定の位置に圧入する事により,側壁が永久構造物と仮設土留め壁との両方の役目をなす事で,掘削溝幅としてボックスカルバートの敷設作業に必要な余裕幅を取らなくとも良くなった。
また,組合せパネルを圧入する事で,通常の開削工法で用いる長い仮設土留め壁をボックスカルバートの敷設後引抜かなくて良くなった。民地側の地盤を緩めない目的で,仮設材を固定した状態のまま,土被りに相当する部分のやっとこ用鋼製パネルを引抜く事,仮設材は埋戻し終了後地盤が安定した状態において撤去する事で,土留め壁の引抜きを最小限に土被り部分のみに限定した工法である。
上記課題解決手段として,やっとこ用鋼製パネルは側壁プレキャストコンクリートパネルと一体化させる事,次の組合せパネルを圧入する場合に先行圧入パネルより反力が取れる事,組合せパネルの上部で取り外しの操作ができる事,等の条件を満足する高張力ボルトを,やっとこ用鋼製パネルに具備する事で上記問題が解決できる。
また,民地側の地盤を緩めない目的で,仮設材を固定した状態のまま,土被りに相当する部分のやっとこ用鋼製パネルを引抜く作用は,鉄筋コンクリート製プレキャストボックスカルバートの側壁部分と,仮設材とをボルトで緊結する事により,鋼製パネルを引抜く際仮設材の共あがりする事を無くし,民地側の地盤を緩めない目的で仮設材を用いて土留を行う。
仮設材は土被りの深さに応じて,土圧に対抗できる仮設材とする。
上述したように本発明の土留開削工法は,鉄筋コンクリート製プレキャストボックスカルバートを開削工法にて敷設する際の,仮設土留め壁とボックスカルバートとの敷設用の余裕幅を取らなくて良い事。
また,通常の土留開削工法で用いる長い仮設土留め壁をボックスカルバートの敷設後引抜かなくて良くなり,周辺への地盤沈下が低下するという効果を発揮するものである。
以下,本発明の実施の形態を図2〜図10に基づいて説明する。図1は標準的な土留開削工法施行一般図をあらわし,本発明との比較のために示す。
図においては,図1は標準的な土留開削工法施行一般図をあらわし,1は仮設土留壁とプレキャストボックスカルバートとの余裕幅,2Aは仮設土留壁,3はプレキャストボックスカルバート,からなる構成である。本工法はこの余裕幅をゼロにし,仮設土留壁を最小限の長さ,ボックスカルバートの土被りに相当する長さに縮小する事を目的として考案した。以下に実施の形態と施行工程とを図を用いて説明する。
図2は本工法の施行一般図を示す。2は仮設材,4は本工法用ボックスカルバート,からなる構成である。
図3は組合せパネルの構成を示す。この組合せパネルの構成は,やっとこ用鋼製パネル5と側壁プレキャストコンクリートパネル6とを高張力ボルト8で緊結,仮設材2と側壁プレキャストコンクリートパネル6とをボルト7にて結合する。
図4はやっとこ用鋼製パネルの構造について示す。やっとこ用鋼製パネル5は組合せパネルを圧入する際の圧力に耐える構造とし,次の組合せパネルを圧入する際は反力壁として作用出来るように,側壁プレキャストコンクリートパネル側には長ナット10を定着し,やっとこ用鋼製パネル側には高張力ボルト8を設置し,定着板9にて両パネルを定着させる。以下に本工法の施工法に対して順次図を用いて説明する。
図5は組合せパネルを軟弱地盤に対しては直接,硬質地盤に対して直接または補助工法(オーガー併用,ウオータジェット併用)を用いて所定の地下の位置に圧入する。
図6は組合せパネルを圧入する際の反力壁として作用させなくなったやっとこ用鋼製パネル5に対し,仮設材2を地山に密着させたままの状態で,高張力ボルト8を外しやっとこ用鋼製パネル5を引抜く,この際民地側の地山の土留をする目的で仮設材2を残置し、土留梁11を設置して山押さえをする。
図7はやっとこ用鋼製パネル5を撤去跡埋戻し11した状態。
図8は掘削して切梁・腹起し13を設置し,床付けとして基礎工14を施した状態。
図9は基礎工14の上に現場打鉄筋コンクリート底版16を打設し、側壁プレキャストコンクリートパネル6と一体化する。次に頂版プレキャストコンクリートパネル15を設置し側壁プレキャストコンクリートパネル6と緊結する。
図10は埋戻しを行い、仮設材を撤去することで,本工法用ボックスカルバート4を所定の深さに埋設完了。以上にように,本実施形態によれば余裕幅無プレキャストボックスカルバート開削工法が施工できる。
標準的な開削工法施行一般図 本工法(ノン土留工法)の施行一般図 組合せパネルの構成図 やっとこ用鋼製パネルの構造図 組合せパネルを地下に圧入 組合せパネルからやっとこ用鋼製パネル引抜いた状態図 やっとこ用鋼製パネル引抜き跡埋戻し状態図 掘削、梁入れ図 現場打鉄筋コンクリート底版を打設,および頂版プレキャストコンクリートパネルの設置図 埋戻を行い、仮設材を撤去、本工法用ボックスカルバート完成図
符号の説明
1 仮設土留壁とプレキャストボックスカルバートとの余裕幅
2A 仮設土留壁
2 仮設材
3 プレキャストボックスカルバート
4 本工法用ボックスカルバート
5 やっとこ用鋼製パネル
6 側壁プレキャストコンクリートパネル
7 ボルト
8 高張力ボルト
9 定着板
10 長ナット
11 土留梁
12 やっとこ用鋼製パネル撤去跡埋戻し
13 切梁・腹起し
14 基礎工
15 頂版プレキャストコンクリートパネル
16 現場打鉄筋コンクリート底版
17 埋戻し

Claims (1)

  1. 地下に鉄筋コンクリート製プレキャストボックスカルバートを土留開削工法にて構築する際,次の工程で構築する。
    1. 組合せパネル(側壁プレキャストコンクリートパネル+やっとこ用鋼製パネル+仮設材)を圧入し。
    2. 土被りに相当する部分のやっとこ用鋼製パネルを引抜、仮設材は残置し。
    3. 掘削梁入れし。
    4. 底盤部現場打ち鉄筋コンクリート打設し。
    5. 頂版プレキャストコンクリートパネルを取付けし。
    6. 埋戻し。
    7. 仮設材の引抜く。
    鉄筋コンクリート製プレキャストボックスカルバートを構築する土留開削工法における余裕幅無プレキャストボックスカルバート土留開削工法。
JP2006069962A 2006-02-15 2006-02-15 余裕幅無プレキャストボックスカルバート土留開削工法 Expired - Fee Related JP4761052B2 (ja)

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