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JP4609716B2 - 自動車用ドアウエザストリップ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車ドアの外周に装着されるドアウエザストリップに関するものである。
自動車ドアは、図8に示すように、ドアパネル1とドアフレーム2を溶接等で一体に製造した後に、その内部にドアガラスやドアガラス昇降機構を取付け、また、ドアパネル1とドアフレーム2の外周にドアウエザストリップ110を取付けていた。そのドアウエザストリップ110は、図7に示すようにドアパネル1とドアフレーム2からなる自動車ドアと車体の車体開口部周縁6の間をシールするために、ドアパネル1とドアフレーム2の外周に取付けられていた。
自動車ドアと車体開口部周縁6との間のシールは、図9に示すように、ドアフレーム2等の外周に取付けられるドアウエザストリップ110及び/または、車体開口部周縁6のフランジ7に取付けられるオープニングウエザストリップ170によりなされる。なお、ドアガラス5とドアとの間のシールは、ドアフレーム2の内周のチャンネル3に取付けられるガラスラン160によってなされる。
ガラスラン160は、チャンネル3に取付けられ、車外側側壁161、底壁163と車内側側壁162からなる断面略U字形の内部にドアガラス5の端部を収納し、車外側側壁161と車内側側壁162の先端から延設した車外側シールリップ164と車内側シールリップ165をドアガラス5の車外側面・車内側面に当接させてシールしている。
車体開口部周縁6のフランジ7に取付けられたオープニングウエザストリップ170は、断面略U字形のトリム部171によりフランジ7に取付けられ、中空シール部172をドアフレーム2のドア膨出部2aの内面に当接させてシールしている。
ドアのドアフレーム2とドアパネル1の外周部に取付けられたドアウエザストリップ110は、取付基部121とその上部に一体に形成されたシール部122から構成され、シール部122は、中空シール部123、シールリップ部124から構成される。取付基部121は、ドアフレーム2の外周部に取付けられたリテーナー4に嵌め込まれてドアフレーム2に固定される。このとき、シールリップ部124は、車体開口部周縁6の最も車外側の先端の部分に当接して、車体開口部周縁6とドアフレーム2の間をシールしている。
そのとき、中空シール部123は、車体開口部周縁6のシールリップ部124が当接する部分よりも車内側の膨出部分に当接して、ドアフレーム2と車体開口部周縁6との間を2重にシールしている。
また、ドアウエザストリップ110は、ドアフレーム2に装着される部分とドアパネル1に装着される部分とでは、その断面形状が異なる場合が多く、そのため、ドアフレーム2とドアパネル1の接合部分の付近で、ドアウエザストリップ10は型成形により形成された接続部120により接合されている。
また、ドアパネル1にドアフレーム2を組み付けるときに、ドアフレーム2は、ドアパネル1の上辺部であるベルトライン1bの部分で溶接されている。このドアフレーム2とベルトライン1bの接合部分においては、図10に示すように、ドアウエザストリップ110の接続部120により、この溶接部分を覆うため、接続部120の取付基部121からカバー部材130が延設されたものがある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
この場合は、カバー部材130をドアフレーム2またはドアパネル1に固定するために、カバー部材130の裏面に両面接着テープ136を貼着し、カバー部材130をドアフレーム2またはドアパネル1に接着していた。
しかしながら、カバー部材130は、軟質の材料で形成されているため、ドアウエザストリップ110を装着するときに、カバー部材130が変形したり、揺れたりして両面接着テープ136をドアフレーム2またはドアパネル1の所定の部分に接着することが困難な場合があった。また、接着後においても、軟質のためカバー部材130の先端がドアパネル1から剥離する場合があり、見栄えがよくなかった。
特開2004−17904号公報 特開2004−42726号公報
このため、本発明は、ドアフレームとドアパネルの接合部分をカバーするカバー部材を確実に所定位置に装着し、その先端の剥離を防止することができる自動車用ドアウエザストリップを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車ドアのドアフレームとドアパネルの外周に装着され、ドアと自動車の車体開口部周縁の間をシールする自動車用ドアウエザストリップにおいて、
ドアウエザストリップは、押出成形により形成された直線状部と、直線状部を接続する型成形部を有し、型成形部は、ドアフレームのコーナーに装着されるコーナー部と、ドアフレームとドアパネルとの接続部分に装着される接続部を有し、
接続部は、ドアフレームまたはドアパネルに装着される取付基部と、取付基部に形成されドアフレーム及びドアパネルと自動車の車体開口部周縁の間をシールするシール部を有し、取付基部から延設されドアフレームとドアパネルとの接続部分を覆うカバー部材を有し、カバー部材は、内部にインサートが埋設され、インサートは先端がカバー部材から露出するとともにインサートの露出部分にインサートの裏面から断面L字形にインサート係止部を形成し、インサート係止部がドアパネルの先端に係止された自動車用ドアウエザストリップである。
請求項1の本発明では、自動車ドアのドアフレームとドアパネルの外周に装着され、ドアと自動車の車体開口部周縁の間をシールする自動車用ドアウエザストリップにおいて、ドアウエザストリップは、押出成形により形成された直線状部と、直線状部を接続する型成形部を有し、型成形部は、ドアフレームのコーナーに装着されるコーナー部と、ドアフレームとドアパネルとの接続部分に装着される接続部を有している。このため、自動車ドアのドアフレームとドアパネルの外周をシールして、ドアフレームのコーナーとドアパネルとの接続部分に適合した型成形部で直線状部と接続部分をシールすることができる。なお、本願では、直線状部とは、押出成形によって長手方向に長尺状に形成されたものであって、直線的に装着される部分の他に、大きな曲率でもって若干湾曲されて装着される部分を含むものである。
接続部は、ドアフレームとドアパネルに装着される取付基部と、取付基部に形成されドアフレーム及びドアパネルと自動車の車体開口部周縁の間をシールするシール部を有しているため、シール部がドアフレームとドアパネルの接続部分と対向する車体開口部周縁に確実に当接して、ドアフレームとドアパネルとの間を確実にシールすることができる。
また、取付基部から延設されドアフレームとドアパネルとの接続部分を覆うカバー部材を有しているため、ドアフレームとドアパネルとの溶接等が行なわれた接続部分を車室内から見えなくすることができ、美観が向上する。
カバー部材は、内部にインサートが埋設されたため、軟質の材料でカバー部材が形成されても形状が安定して、確実にドアフレームとドアパネルとの接続部分を覆うことができる。
インサートは先端がカバー部材から露出するとともにインサートの露出部分にインサートの裏面から断面L字形にインサート係止部を形成し、インサート係止部がドアパネルの先端に係止されたため、カバー部材の先端に露出しているインサート係止部を、ドアウエザストリップをドアフレームとドアパネルに装着するときに、断面L字形に延設して形成されたインサート係止部をドアパネルの先端の上方から挿入するのみで、カバー部材を固定することができ、装着が容易である。また、カバー部材の先端が確実に所定位置に保持されるとともに、ドアフレームまたはドアパネルから剥離することがなく、美観に優れている。
請求項2の本発明は、インサートの露出部分は、ドアに装着後はドアパネルに装着されるドアトリムにより覆われることを特徴とする自動車用ドアウエザストリップである。
請求項2の本発明では、インサートの露出部分は、ドアに装着後はドアパネルに装着されるドアトリムにより覆われるため、インサートの露出部分を車室内から見えなくすることができ、美観が向上する。
請求項の本発明は、インサートは、硬質合成樹脂で形成された自動車用ドアウエザストリップである。
請求項の本発明では、インサートは、硬質合成樹脂で形成されたため、板金製のドアパネルと接触しても疵付けることもなく、異音が発生することがなく、カバー部材から露出していても錆びることもなく、長期間安定して使用することができる。また、カバー部材と同質の材料、例えばカバー部材をオレフィン系の熱可塑性エラストマーで形成し、インサートをオレフィン系のポリプロピレン樹脂で形成した場合は、カバー部材の成形時の熱で溶着し、密着性がよい。
請求項の本発明は、インサートは、ドアパネルに先端がインサート係止部で係止され、根元がクリップで装着される自動車用ドアウエザストリップである。
請求項の本発明では、インサートは、ドアパネルに先端がインサート係止部で係止され、根元がクリップで装着されるため、インサートが安定して確実に固定され、カバー部材が所定位置に保持され、カバー部材が確実にドアフレームとドアパネルの接合部分をカバーすることができる。また、クリップをドアパネルに挿入するのみで、容易に装着することができる。
請求項の本発明は、シール部は、リップ状に形成され車体開口部周縁の車外側の側端に当接するシールリップ部と、中空状に形成され車体開口部周縁のシールリップ部が当接する部分より若干車内側に当接する中空シール部とを有する自動車用ドアウエザストリップである。
請求項の本発明では、シール部は、リップ状に形成され車体開口部周縁の車外側の側端に当接するシールリップ部と、中空状に形成され車体開口部周縁のシールリップ部が当接する部分より若干車内側に当接する中空シール部とを有する。このため、シールリップで車体開口部周縁の車外側の側端とドアフレームとの間をシールすることができ、中空シール部で車体開口部周縁のシールリップ部が当接する部分より若干車内側とドアフレームとの間をシールすることができ、2重にシールすることができる。
請求項の本発明は、接続部は、接続部を型成形するときに直線状部と一体的に接続される自動車用ドアウエザストリップである。
請求項の本発明では、接続部は、型成形で成形されるとともに、その型成形時に直線状部を金型に挿入して一体的に接続するため、接続部と直線状部が強固に接着されることができる。
ドアウエザストリップのカバー部材は、内部にインサートが埋設されたため、軟質の材料でカバー部材が形成されても形状が安定して、確実にドアフレームとドアパネルとの接続部分を覆うことができる。カバー部材にインサートを埋設し、インサートは先端がカバー部材から露出するとともに、その露出部分にインサートの裏面から断面L字形にインサート係止部を形成し、インサート係止部がドアパネルの先端に係止されたため、インサート係止部を、ドアパネルの先端に係止することができ、カバー部材の先端がドアフレームとドアパネルから剥離することがなく、美観に優れているとともに、カバー部材の先端に露出しているインサート係止部を、ドアウエザストリップをドアフレームとドアパネルに装着するときに、断面L字形に延設して形成されたインサート係止部をドアパネルの先端の上方から挿入するのみで、カバー部材を固定することができ、装着が容易である。
以下本発明の実施の形態を図1〜図8に基づき説明する。
図7は、本発明のドアウエザストリップ10が装着される自動車の側面図である。ドアウエザストリップ10は、自動車のドアパネル1とドアフレーム2からなるドアの外周に装着される。本実施の形態では、フロントドアに装着されるドアウエザストリップ10について説明するが、本発明は、リヤドアに装着されるドアウエザストリップ10についても同様に実施することができる。
図8はフロントドアのドアフレーム2とドアパネル1の組み立て図である。フロントドアは、ドアパネル1にドアフレーム2の先端を挿入して組み立てるが、ドアパネル1の上辺部であるベルトライン1bの部分でドアフレーム2は、ドアパネル1と溶接される。このため、この溶接部分は凹凸が生じて、見栄えがよくないため、ドアパネル1とドアフレーム2に装着されるドアウエザストリップ10によりカバーされる。
図6は、ドアパネル1とドアフレーム2に装着されるドアウエザストリップ10の正面図である。
ドアウエザストリップ10は、押出成形で形成される直線状部11と型成形で形成される型成形部11からなり、ドアの外周に装着されるように環状に形成される。ドアウエザストリップ10は、ドアパネル1の下辺部については、省略することができる。この場合は、環状ではなく、一部が欠けた環状と成る。直線状部11は、ドアフレーム2の上辺部と、リヤ側の縦辺部と、ドアパネル1の外周に装着される部分からなる。型成形部11は、ドアフレーム2のコーナーに装着されるコーナー部13と、ドアパネル1とドアフレーム2の接続部に装着される接続部20から形成される。
ドアフレーム2の上辺部と縦辺部に装着されるドアウエザストリップ10の直線状部11は、図5の上部に示すように、ドアフレーム2に装着される取付基部15と、その取付基部15の上面の車外側に形成されるシールリップ部17と、取付基部15の上面の車内側に形成される中空シール部16から形成される。
シールリップ部17は、断面が略く字形に形成され、その先端が車体開口部周縁6の最も車外側の側端に当接して、車体開口部周縁6とドアフレーム2の間をシールする。中空シール部16は、車体開口部周縁6のシールリップ部17が当接する部分よりも若干車内側の部分に当接して、車体開口部周縁6とドアフレーム2との間をシールすることができ、シールリップ部17と併せて2重にシールすることができる。
なお、シールリップ部17の付け根部分には背面シールリップ18が形成されている。
ドアパネル1に装着されるドアウエザストリップ10の直線状部11は、図5の下部に示すように、ドアパネル1に装着される取付基部15と、取付基部15の上面の車外側に形成される背面シールリップ18と、取付基部15の上面の車内側に形成される中空シール部16から形成される。
背面シールリップ18は、ドアフレーム2に装着されるものと同じく、小さく車外側に突出して形成され、その先端がドアフレーム2の突出縁部の内面に当接する。中空シール部16は、車体開口部周縁6の車内側の部分に当接して、車体開口部周縁6とドアパネル1との間をシールすることができる。
なお、背面シールリップ18は、ドアフレーム2に装着される直線状部11から接続部20を介してドアパネル1に装着される直線状部11にかけて連続して形成される。
コーナー部13は、フロントドアにおいてはドアフレーム2のリヤ側の角部に形成され、上辺部と縦辺部を型成形と同時にゴムで形成された場合は加硫接着で接着され、または熱可塑性エラストマー、軟質樹脂で形成された場合は溶融樹脂による溶着により接続している。
コーナー部13は、ドアフレーム2のコーナーの角度が鋭角であるため、その角度に対応して形成される。
ドアパネル1とドアフレーム2の接続部分に装着される接続部20について、図1〜図4に基づき説明する。接続部20は、フロント側とリヤ側のそれぞれのドアフレーム2とドアパネル1との接続部に対応する部分に形成されるが、リヤ側の接続部20を例にとり説明する。
図1は、接続部20を背面側から見た斜視図であり、図2は、接続部20を正面側から見た斜視図である。図3は図1におけるB−B線に沿った断面図である。図4は、他の実施の形態の接続部20を背面側から見た斜視図である。
接続部20は、型成形で形成され、図1に示すように、ドアフレーム2に装着される直線状部11の断面形状と同じ断面形状で連続して形成される取付基部21と、取付基部21の上面の車外側に形成されるシール部22から形成される。シール部22は、シールリップ部24と、取付基部21の上面の車内側に形成される中空シール部23から形成される。
取付基部21には、型成形時に金型の中子を取り出すための中子取出し孔21bが形成されている。
シールリップ部24は、断面が略く字形に形成され、その先端が車体開口部周縁6の最も車外側の端部に当接して、車体開口部周縁6とドアフレーム2の間をシールする。中空シール部23は、車体開口部周縁6のシールリップ部24が当接する部分よりも若干車内側の部分に当接して、車体開口部周縁6とドアフレーム2との間をシールすることができ、シールリップ部24と併せて2重にシールすることができる。
なお、シールリップ部24は、接続部20だけに形成され、ドアパネル1に装着される直線状部11には連続していない。
取付基部21の車内側の側端から断面略L字形にカバー部材30が延設されている。カバー部材30は、断面略L字形のそれぞれの2辺として、取付基部21から延設される第1カバー片31と、第1カバー片31の先端から略直角にドアフレーム2を覆うように延設される第2カバー片32から形成される。このため、ドアフレーム2をドアパネル1内に挿入してその溶接等が行なわれた接続部分をカバー部材30が覆い、車室内から見えなくすることができ、美観が向上する。
カバー部材30の内部には、インサート33が埋設されている。インサート33は、硬質合成樹脂、例えば、硬質ポリエチレン、硬質ポリプロピレン、ポリアミド樹脂や、金属板等を使用することができる。
インサート33は第2カバー片32のみに埋設してもよいが、第1カバー片31と第2カバー片32の両方に連続したインサート33を埋設するとカバー部材30の形状保持が寄り安定することとなる。
インサート33を硬質合成樹脂で形成した場合は、板金製のドアパネル1と接触しても異音が発生することがない。また、カバー部材30からインサート33が露出していても錆びることもなく、見栄えが低下せず、長期間安定して使用することができる。また、カバー部材30と同質の材料、例えばカバー部材30をオレフィン系熱可塑性エラストマーで形成し、インサート33をオレフィン系であるポリプロピレン樹脂で形成した場合は、成形時の熱で溶着することができ、密着性がよい。
なお、カバー部材30をEPDMスポンジゴム等で形成する場合には、インサート33は、ゴムの加硫時の熱で変形や溶融しない融点の高いポリアミド樹脂や板金を用いる。
インサート33は、第2カバー片32の先端から露出して形成され、その露出部分の裏面にインサート係止部34が形成されている。このカバー部材30の第2カバー片32の先端に露出しているインサート係止部34を、ドアウエザストリップ10をドアフレーム2とドアパネル1に装着するときに、図3に示すように、ドアパネル1のベルトライン1bの先端に嵌め込むようにして係止する。これによって、第2カバー片32の先端がドアフレーム2とドアパネル1から捲れて、剥離することがなく、美観に優れている。
インサート33の露出部分の裏面に形成されたインサート係止部34は、インサート33の裏面から断面L字形に下方に延設して、鉤形に形成することができる。この場合は、ドアウエザストリップ10をドアフレーム2とドアパネル1に装着するときに、断面L字形に下方に延設して形成されたインサート係止部34をドアパネル1のベルトライン1bの先端の上方から挿入するのみで、カバー部材30を固定することができ、装着が容易である。
カバー部材30をドアパネル1のベルトライン1bに装着した後は、図2に示すように、ドアパネル1の車内側からドアトリム40が装着され、ドアトリム40によりインサート33の露出部分は覆われるため、インサート33の露出部分を車室内から見えなくすることができ、美観が向上する。
なお、カバー部材30をドアパネル1に取付ける場合に、上記のインサート係止部34に加えて、図4に示すように、インサート33の根元側を、クリップを使用してドアパネル1に取付けることができる。この場合は、クリップ35は、インサート33に一体的に形成することができる。また、インサート33の根元側にクリップ35の挿入孔を設けて、インサート33と別に形成したクリップ35をその挿入孔とドアパネル1に設けた取付孔に挿入することができる。
この場合では、インサート33は、ドアパネル2に先端がインサート係止部34で係止され、さらに根元がクリップ35で装着され固定されるため、インサート33が安定して確実に固定される。そのため、カバー部材30が所定位置に保持され、カバー部材30が確実にドアフレーム2とドアパネル1の接合部分をカバーすることができる。また、クリップ35をドアパネル1に挿入するのみで、容易に装着することができる。
なお、接続部20は、直線状部11と型成形時に同時に接続される形態を説明したが、接続部20は、接続部20のみ単独で型成形してもよい。この場合は、型成形した後に、接続部20と直線状部11のそれぞれの先端を相互に挿入したり、接着したりして接合することができる。このため、接続部20の型成形が容易である。
次に、ドアウエザストリップ10の製造方法について説明する。フロントドア1のドアウエザストリップ10、リヤドアのドアウエザストリップ、バックドアウエザストリップ等の自動車用のドアウエザストリップにおいては、その製造方法は、略同様であり、フロントドア1のドアウエザストリップ10を例にとり説明する。
ドアウエザストリップ10の直線状部11の成形においては、成形材料は、合成ゴム、熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂が使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂では、軟質ポリエチレン、軟質塩化ビニル等が使用される。柔軟性を向上させるためにこれらの材料を発泡させてスポンジ材として使用することが好ましい。
合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に搬送されて、熱風や高周波等により加熱されて加硫、発泡が行われる。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、押出成形と同時にあるいは押出成形の後に加熱されて発泡して、冷却され固化される。その後所定の長さに切断されて、押出成形部分は製造される。
次に、型成形によるコーナー部及び接続部の成形は、上記により製造された押出成形部材を所定寸法に切断して、その切断した押出部分の端部を、コーナー部の型成形部分を成形する金型に挟持して、その金型のキャビティーに型成形部分を形成するスポンジ材又はソリッド材を注入する。型成形部分の断面形状は押出成形部分の断面形状と略同じである。成形材料は、押出成形部分に使用した材料と同じ種類のものを使用することが好ましい。合成ゴムの場合は、金型に注入した後に金型を加熱して加硫、発泡する。このとき、押出成形部分と型成形部分は同じ材料あるいは同種類の材料を使用して加硫接着をすることができるため、一体的に固着する。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、金型に注入されたときに注入材料は溶融されているため、その熱と圧力とで押出成形部分と型成形部分は一体的に融着される。
なお、前述のとおり、接続部20と直線状部11を型接続しない場合は、接続部20のみを別に型成形する。
本発明の実施の形態であるドアウエザストリップの接続部を背面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態であるドアウエザストリップの接続部を正面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態であるドアウエザストリップの図1におけるB−B線に沿った断面図である。 本発明の他の実施の形態であるドアウエザストリップの接続部を背面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態であるドアウエザストリップの接続部と直線状部を分離して接合状態を示す斜視図である。 本発明のドアウエザストリップの全体の正面図である。 自動車の側面図である。 自動車ドアのドアフレームとドアパネルの組立て図である。 従来のドアウエザストリップを自動車のドア縁に取付けた状態における、図7のA−A線に沿った断面形状である。 従来のドアウエザストリップの接続部の斜視図である。
符号の説明
1 ドアパネル
2 ドアフレーム
6 車体開口部周縁
10 ドアウエザストリップ
11 直線状部
12 型成形部
20 接続部
21 取付基部
22 シール部
23 中空シール部
24 シールリップ部
30 カバー部材
33 インサート
34 インサート係止部

Claims (6)

  1. 自動車ドアのドアフレームとドアパネルの外周に装着され、上記ドアと自動車の車体開口部周縁の間をシールする自動車用ドアウエザストリップにおいて、
    該ドアウエザストリップは、押出成形により形成された直線状部と、該直線状部を接続する型成形部を有し、該型成形部は、上記ドアフレームのコーナーに装着されるコーナー部と、上記ドアフレームとドアパネルとの接続部分に装着される接続部を有し、
    該接続部は、ドアフレームまたはドアパネルに装着される取付基部と、該取付基部に形成され上記ドアフレーム及びドアパネルと、自動車の車体開口部周縁の間をシールするシール部を有し、上記取付基部から延設され上記ドアフレームとドアパネルとの接続部分を覆うカバー部材を有し、該カバー部材は、内部にインサートが埋設され、該インサートは先端が上記カバー部材から露出するとともに該インサートの露出部分に上記インサートの裏面から断面L字形にインサート係止部を形成し、該インサート係止部が上記ドアパネルの先端に係止されたことを特徴とする自動車用ドアウエザストリップ。
  2. 上記インサートの露出部分は、上記ドアに装着後には上記ドアパネルに装着されるドアトリムにより覆われることを特徴とする請求項1に記載の自動車用ドアウエザストリップ。
  3. 上記インサートは、硬質合成樹脂で形成された請求項1又は請求項2に記載の自動車用ドアウエザストリップ。
  4. 上記インサートは、上記ドアパネルに先端がインサート係止部で係止され、根元がクリップで装着される請求項1乃至請求項のいずれかに記載の自動車用ドアウエザストリップ。
  5. 上記シール部は、リップ状に形成され車体開口部周縁の車外側の側端に当接するシールリップ部と、中空状に形成され車体開口部周縁の上記シールリップ部が当接する部分より若干車内側に当接する中空シール部とを有する請求項1乃至請求項のいずれかに記載の自動車用ドアウエザストリップ。
  6. 上記接続部は、接続部を型成形するときに上記直線状部と一体的に接続される請求項1乃至請求項のいずれかに記載の自動車用ドアウエザストリップ。
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