JP4609716B2 - 自動車用ドアウエザストリップ - Google Patents
自動車用ドアウエザストリップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4609716B2 JP4609716B2 JP2005250550A JP2005250550A JP4609716B2 JP 4609716 B2 JP4609716 B2 JP 4609716B2 JP 2005250550 A JP2005250550 A JP 2005250550A JP 2005250550 A JP2005250550 A JP 2005250550A JP 4609716 B2 JP4609716 B2 JP 4609716B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- insert
- weather strip
- door panel
- door frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
車体開口部周縁6のフランジ7に取付けられたオープニングウエザストリップ170は、断面略U字形のトリム部171によりフランジ7に取付けられ、中空シール部172をドアフレーム2のドア膨出部2aの内面に当接させてシールしている。
そのとき、中空シール部123は、車体開口部周縁6のシールリップ部124が当接する部分よりも車内側の膨出部分に当接して、ドアフレーム2と車体開口部周縁6との間を2重にシールしている。
また、ドアパネル1にドアフレーム2を組み付けるときに、ドアフレーム2は、ドアパネル1の上辺部であるベルトライン1bの部分で溶接されている。このドアフレーム2とベルトライン1bの接合部分においては、図10に示すように、ドアウエザストリップ110の接続部120により、この溶接部分を覆うため、接続部120の取付基部121からカバー部材130が延設されたものがある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
しかしながら、カバー部材130は、軟質の材料で形成されているため、ドアウエザストリップ110を装着するときに、カバー部材130が変形したり、揺れたりして両面接着テープ136をドアフレーム2またはドアパネル1の所定の部分に接着することが困難な場合があった。また、接着後においても、軟質のためカバー部材130の先端がドアパネル1から剥離する場合があり、見栄えがよくなかった。
ドアウエザストリップは、押出成形により形成された直線状部と、直線状部を接続する型成形部を有し、型成形部は、ドアフレームのコーナーに装着されるコーナー部と、ドアフレームとドアパネルとの接続部分に装着される接続部を有し、
接続部は、ドアフレームまたはドアパネルに装着される取付基部と、取付基部に形成されドアフレーム及びドアパネルと自動車の車体開口部周縁の間をシールするシール部を有し、取付基部から延設されドアフレームとドアパネルとの接続部分を覆うカバー部材を有し、カバー部材は、内部にインサートが埋設され、インサートは先端がカバー部材から露出するとともにインサートの露出部分にインサートの裏面から断面L字形にインサート係止部を形成し、インサート係止部がドアパネルの先端に係止された自動車用ドアウエザストリップである。
また、取付基部から延設されドアフレームとドアパネルとの接続部分を覆うカバー部材を有しているため、ドアフレームとドアパネルとの溶接等が行なわれた接続部分を車室内から見えなくすることができ、美観が向上する。
インサートは先端がカバー部材から露出するとともにインサートの露出部分にインサートの裏面から断面L字形にインサート係止部を形成し、インサート係止部がドアパネルの先端に係止されたため、カバー部材の先端に露出しているインサート係止部を、ドアウエザストリップをドアフレームとドアパネルに装着するときに、断面L字形に延設して形成されたインサート係止部をドアパネルの先端の上方から挿入するのみで、カバー部材を固定することができ、装着が容易である。また、カバー部材の先端が確実に所定位置に保持されるとともに、ドアフレームまたはドアパネルから剥離することがなく、美観に優れている。
図7は、本発明のドアウエザストリップ10が装着される自動車の側面図である。ドアウエザストリップ10は、自動車のドアパネル1とドアフレーム2からなるドアの外周に装着される。本実施の形態では、フロントドアに装着されるドアウエザストリップ10について説明するが、本発明は、リヤドアに装着されるドアウエザストリップ10についても同様に実施することができる。
ドアウエザストリップ10は、押出成形で形成される直線状部11と型成形で形成される型成形部11からなり、ドアの外周に装着されるように環状に形成される。ドアウエザストリップ10は、ドアパネル1の下辺部については、省略することができる。この場合は、環状ではなく、一部が欠けた環状と成る。直線状部11は、ドアフレーム2の上辺部と、リヤ側の縦辺部と、ドアパネル1の外周に装着される部分からなる。型成形部11は、ドアフレーム2のコーナーに装着されるコーナー部13と、ドアパネル1とドアフレーム2の接続部に装着される接続部20から形成される。
シールリップ部17は、断面が略く字形に形成され、その先端が車体開口部周縁6の最も車外側の側端に当接して、車体開口部周縁6とドアフレーム2の間をシールする。中空シール部16は、車体開口部周縁6のシールリップ部17が当接する部分よりも若干車内側の部分に当接して、車体開口部周縁6とドアフレーム2との間をシールすることができ、シールリップ部17と併せて2重にシールすることができる。
なお、シールリップ部17の付け根部分には背面シールリップ18が形成されている。
背面シールリップ18は、ドアフレーム2に装着されるものと同じく、小さく車外側に突出して形成され、その先端がドアフレーム2の突出縁部の内面に当接する。中空シール部16は、車体開口部周縁6の車内側の部分に当接して、車体開口部周縁6とドアパネル1との間をシールすることができる。
なお、背面シールリップ18は、ドアフレーム2に装着される直線状部11から接続部20を介してドアパネル1に装着される直線状部11にかけて連続して形成される。
コーナー部13は、ドアフレーム2のコーナーの角度が鋭角であるため、その角度に対応して形成される。
図1は、接続部20を背面側から見た斜視図であり、図2は、接続部20を正面側から見た斜視図である。図3は図1におけるB−B線に沿った断面図である。図4は、他の実施の形態の接続部20を背面側から見た斜視図である。
取付基部21には、型成形時に金型の中子を取り出すための中子取出し孔21bが形成されている。
なお、シールリップ部24は、接続部20だけに形成され、ドアパネル1に装着される直線状部11には連続していない。
インサート33は第2カバー片32のみに埋設してもよいが、第1カバー片31と第2カバー片32の両方に連続したインサート33を埋設するとカバー部材30の形状保持が寄り安定することとなる。
なお、カバー部材30をEPDMスポンジゴム等で形成する場合には、インサート33は、ゴムの加硫時の熱で変形や溶融しない融点の高いポリアミド樹脂や板金を用いる。
なお、前述のとおり、接続部20と直線状部11を型接続しない場合は、接続部20のみを別に型成形する。
2 ドアフレーム
6 車体開口部周縁
10 ドアウエザストリップ
11 直線状部
12 型成形部
20 接続部
21 取付基部
22 シール部
23 中空シール部
24 シールリップ部
30 カバー部材
33 インサート
34 インサート係止部
Claims (6)
- 自動車ドアのドアフレームとドアパネルの外周に装着され、上記ドアと自動車の車体開口部周縁の間をシールする自動車用ドアウエザストリップにおいて、
該ドアウエザストリップは、押出成形により形成された直線状部と、該直線状部を接続する型成形部を有し、該型成形部は、上記ドアフレームのコーナーに装着されるコーナー部と、上記ドアフレームとドアパネルとの接続部分に装着される接続部を有し、
該接続部は、ドアフレームまたはドアパネルに装着される取付基部と、該取付基部に形成され上記ドアフレーム及びドアパネルと、自動車の車体開口部周縁の間をシールするシール部を有し、上記取付基部から延設され上記ドアフレームとドアパネルとの接続部分を覆うカバー部材を有し、該カバー部材は、内部にインサートが埋設され、該インサートは先端が上記カバー部材から露出するとともに該インサートの露出部分に上記インサートの裏面から断面L字形にインサート係止部を形成し、該インサート係止部が上記ドアパネルの先端に係止されたことを特徴とする自動車用ドアウエザストリップ。 - 上記インサートの露出部分は、上記ドアに装着後には上記ドアパネルに装着されるドアトリムにより覆われることを特徴とする請求項1に記載の自動車用ドアウエザストリップ。
- 上記インサートは、硬質合成樹脂で形成された請求項1又は請求項2に記載の自動車用ドアウエザストリップ。
- 上記インサートは、上記ドアパネルに先端がインサート係止部で係止され、根元がクリップで装着される請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自動車用ドアウエザストリップ。
- 上記シール部は、リップ状に形成され車体開口部周縁の車外側の側端に当接するシールリップ部と、中空状に形成され車体開口部周縁の上記シールリップ部が当接する部分より若干車内側に当接する中空シール部とを有する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自動車用ドアウエザストリップ。
- 上記接続部は、接続部を型成形するときに上記直線状部と一体的に接続される請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の自動車用ドアウエザストリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005250550A JP4609716B2 (ja) | 2005-08-31 | 2005-08-31 | 自動車用ドアウエザストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005250550A JP4609716B2 (ja) | 2005-08-31 | 2005-08-31 | 自動車用ドアウエザストリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007062535A JP2007062535A (ja) | 2007-03-15 |
JP4609716B2 true JP4609716B2 (ja) | 2011-01-12 |
Family
ID=37925239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005250550A Expired - Fee Related JP4609716B2 (ja) | 2005-08-31 | 2005-08-31 | 自動車用ドアウエザストリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4609716B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5057237B2 (ja) * | 2008-04-24 | 2012-10-24 | 豊田合成株式会社 | 自動車用ドアウエザストリップ |
CN111071021A (zh) * | 2019-12-29 | 2020-04-28 | 汉腾汽车有限公司 | 一种汽车车门门槛密封结构 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63149114A (ja) * | 1986-12-12 | 1988-06-21 | Nishikawa Rubber Kogyo Kk | ウエザ−ストリツプの型成形方法 |
JPH08244458A (ja) * | 1995-03-10 | 1996-09-24 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ドアウエザストリップの端末部構造 |
JP2004017904A (ja) * | 2002-06-19 | 2004-01-22 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ドアウエザストリップ |
JP2006193094A (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-27 | Nishikawa Rubber Co Ltd | ウェザストリップ |
-
2005
- 2005-08-31 JP JP2005250550A patent/JP4609716B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63149114A (ja) * | 1986-12-12 | 1988-06-21 | Nishikawa Rubber Kogyo Kk | ウエザ−ストリツプの型成形方法 |
JPH08244458A (ja) * | 1995-03-10 | 1996-09-24 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ドアウエザストリップの端末部構造 |
JP2004017904A (ja) * | 2002-06-19 | 2004-01-22 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ドアウエザストリップ |
JP2006193094A (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-27 | Nishikawa Rubber Co Ltd | ウェザストリップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007062535A (ja) | 2007-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4535091B2 (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP6237391B2 (ja) | 自動車用ガラスラン | |
JP4376211B2 (ja) | 自動車用ガラスラン | |
JP2006069385A (ja) | ドアウエザストリップ | |
JP2007230283A (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP2007090987A (ja) | 自動車用ガラスラン | |
JP5057237B2 (ja) | 自動車用ドアウエザストリップ | |
JP2006182251A (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP2006143032A (ja) | 自動車用ガラスラン | |
JP4375072B2 (ja) | 自動車用ガラスラン | |
JP4609716B2 (ja) | 自動車用ドアウエザストリップ | |
JP2007062532A (ja) | 自動車用ドアウエザストリップ | |
JP5004000B2 (ja) | 自動車用ドアウエザストリップ | |
JP4370574B2 (ja) | 自動車用ガラスラン | |
JP4811283B2 (ja) | 自動車用ウエザストリップ構造 | |
JP2008132958A (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP2007091010A (ja) | 自動車用ガラスラン | |
JP4958006B2 (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP2009241623A (ja) | 自動車用ウエザストリップの取付構造 | |
JP2006205846A (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP4300477B2 (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP5655665B2 (ja) | 自動車用ドアウエザストリップ | |
JP2008110638A (ja) | 自動車用ドアウエザストリップ | |
JP4458484B2 (ja) | 自動車用ガラスラン | |
JP4383266B2 (ja) | 自動車用ガラスラン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071024 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100506 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100618 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100916 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100929 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4609716 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |