JP4604631B2 - 車両用操舵制御装置 - Google Patents
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Description
前記操舵制御手段は、過渡的な操舵トルクの入力に対し、入力直後は操舵トルク減少方向へ、その後は操舵トルクが増加方向へ、そして所定の時間遅れをもって定常状態で発生するトルクとなるようにアクチュエータトルクを発生する制御を行うことを特徴とする。
すなわち、過渡的な操舵トルクが入った直後は運転者の操舵トルクを軽くする正アシストが実施され、その後は運転者の操舵トルクを重くする方向へ逆アシストが実施され、さらに、時間の推移と共に運転者の操舵トルクを軽くする方向ヘアシストが実施されることになる。
例えば、レーンチェンジを行い操舵トルクが変化した場合に、最初は操舵トルクが減少しスムーズな操作が可能であり、その後続く切り過程(操舵トルクが増加)では操舵トルクの変化方向の略逆側へアシストトルクが発生し操舵トルクが増加し、戻し過程(操舵トルクが減少)でも操舵トルクの変化方向の略逆側へアシストトルクが発生し操舵トルクが減少する構成になっているので、同じ車両挙動が発生しても操舵トルク変化が大きくなり、操舵トルクに対する車両挙動のゲインを低下させる。
その結果、操舵トルク入力時の車両挙動のダンピングを大幅に向上させて、高速走行時に運転者にとって扱い易い操舵特性(良好な操舵フィーリング)を実現することができると共に、急激な操舵入力があった場合、入力開始時に不要に操舵トルクを重くすることなく応答性を向上させることができる。
図1は実施例1の車両用操舵制御装置を適用した電動パワーステアリングシステムを示す全体図である。実施例1の電動パワーステアリングシステムの操舵系には、運転者の舵取り操作用のステアリングホイール1と、舵取り動作を行う舵取り機構2とを連結する操舵軸3に、ステアリングホイール1に加わる操舵トルクを検出するトルクセンサ4と運転者の操舵力を補助するモータ5(アクチュエータ)とが配置されている。
運転者によりステアリングホイール1が操舵されると、ステアリングホイール1と機械的に連結された転舵輪10,11が操向される。このとき、トルクセンサ4に入力される捩れ方向の負荷は、操舵トルクとしてコントローラ13へ入力される。さらに、このコントローラ13には、車両の走行速度を検出する車速センサ14等の信号が与えられる。
Iac={K/(1+τden・S)}×dTs/dt
但し、S:ラプラス演算子、K:ゲイン(<0)、τden:1次遅れ時定数(≧0)、dTs/dt:操舵トルク微分値
による式にて計算する。
図3は、操舵トルクに対するゲインKの設定例であり、ゲインKは、操舵トルクが大きいときほど大きくなるように設定されている。すなわち、操舵トルクが大きいときほど、逆アシスト量は多くなる。
図4は、車速に対するゲインKの設定例であり、ゲインKは、車速に比例して大きくなるように設定されている。すなわち、車速が高いときほど、逆アシスト量は多くなる。
図5は、操舵速度に対するゲインKの設定例であり、ゲインKは、ステアリングホイール1の操舵速度が速いときほど、大きくなるように設定されている。すなわち、操舵速度が速いときほど、逆アシスト量は多くなる。
dθ/dt=I×(V−RI)/K
の式となる。ここで、KとRは、ほぼ一定値と考えることができるので、モータ5の端子電圧Vとモータ電流Iを計測することで、モータ5の回転速度dθ/dtを算出できる。モータ5と操舵軸3は機械的に接続されているので、モータ5の回転速度dθ/dtに減速比を乗算したものが、ステアリングホイール1の操舵速度として推測される。
図6は、操舵トルクに対する1次遅れ時定数τdenの設定例であり、1次遅れ時定数τdenは、操舵トルクが大きいときほど大きくなるように設定されている。すなわち、操舵トルクが大きいときほど、出力の遅れは多くなる。
図7は、車速に対する1次遅れ時定数τdenの設定例であり、1次遅れ時定数τdenは、車速に比例して大きくなるように設定されている。すなわち、車速が高いときほど、出力の遅れは多くなる。
図8は、操舵速度に対する1次遅れ時定数τdenの設定例であり、1次遅れ時定数τdenは、ステアリングホイール1の操舵速度が大きいときほど、大きくなるように設定されている。すなわち、操舵速度が大きいときほど、出力の遅れは多くなる。
[本発明の考え方について]
車両系は車両2輪モデルとして、
ここで、操舵トルクに対するアシストトルクの伝達関数をF(S)とする(Sはラプラス演算子)。操舵トルク入力に対する車両挙動のダンピングを良くすることは、操舵トルク入力に対する操舵角のダンピングを良くすることと同意である。なぜなら、操舵角から車両挙動が発生し(車両2輪モデルの運動方程式)、車両挙動から操舵トルクが決まるからである(操舵系の運動方程式)。そこで、操舵トルクに対する操舵角の伝達関数をH(S)とすると、図10より
目標のH(S)の特性を以下として、分子と分母をそれぞれHn*、Hd*とすると、
また、その時の操舵トルクに対する操舵角の周波数応答は、図12の実線特性となり、ダンピングが良くなることが分かる。
F(S)のコントローラの周波数応答の物理的意味を解釈すると、操舵トルクに対する車両挙動のダンピングをよくするためには、操舵トルク入力が高周波になるにつれアシストトルクの位相遅れが大きくなり逆方向へアシストする特性が望ましいことが分かる。本解釈を踏まえたうえで、厳密解を1次/1次の形で近似すると、図11の点線で示す特性となり、厳密解と同様に操舵トルクに対する車両挙動のダンピングをよくすることが可能である。
以上の説明では、操舵系や車両のモデルを簡易な式で表現しているが、より現実に近い高次のモデルを使用してもよい。また、理想の特性を2次で表現しているが、1次またはより高次でもよいし、位相遅れが一定であったりしてもよいことはいうまでもない。
ただし、この場合、狙いであるダンピングの良さは実現できるものの、操舵開始直後から逆アシストとなるので、ハンドル操作力が重くなり、自然な操舵フィーリングであるとは言えない。
次に、実施例1のコントローラ13での操舵トルク入力時のアシスト量制御作用について説明する。
上記「二つのトルク微分」とは、応答性補償制御部B部にて行われる応答性補償制御(Bのトルク微分)と、操舵トルク微分制御部C部にて行われる操舵トルク微分制御(Cのトルク微分)とであり、この「二つのトルク微分」での時定数・ゲイン・ゲイン絶対値の設定関係について図14(d)により説明する。
前記応答性補償制御部B部のゲインの極性は正で、前記操舵トルク微分制御部C部のゲインの極性は負であり、且つ、操舵トルク微分制御部C部の時定数は、応答性補償制御部B部の時定数より大きな値に設定している。
また、操舵トルク微分制御部C部のゲイン絶対値を、応答性補償制御部B部のゲイン絶対値より小さい値に設定している。
図14からも明らかなように、ステップ状の操舵トルク入力があった場合、操舵初期に操舵トルク方向へ発生するアシストトルクは、ゲインKにより決まる。そこで、ゲインKの設定による作用について説明する。
実施例1の車両用操舵制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
実施例2の車両用操舵制御装置にあっては、実施例1の(1),(2),(3)の効果に加え、下記に列挙する効果を得ることができる。
[操舵状態判断動作について]
操舵状態判断部13tの動作を図18で説明する。
図18(a)にレーンチェンジを行った場合の操舵パターンを示す。戻しまたはスラロームの判断は、操舵トルクの極性と操舵速度の極性が異なる場合に戻しFLGが1になり、操舵速度が0を含めた所定値となった場合に戻しFLGが0になることで実現される。
操舵状態判断制御ブロックを図18(b)に示す。操舵トルク(handle trq)と操舵速度(handle speed)の極性を判断し、正の場合は1を負の場合は−1をそれぞれ算出する(STEP101とSTEP102)。両者の積算を行い(STEP103)、積算値が負の場合は極性が異なるので1を出力し、積算値が正の場合は極性が同じとして0を出力する(STEP104)。積算値が0から1へ変わった瞬間に戻しFLGは0から1への変化する。一方、操舵速度が0を含めた所定値になった時を判定し(STEP105)、その瞬間に戻しFLGは1から0へと変化する。以上により操舵状態判定部13tは、切り過程であるか戻しまたはスラローム過程であるか判断する。
操舵状態に応じたアシストトルク制御作用について、図19を用いて説明する。
一般的に操舵特性は、図19(b)に示すように、中立のしっかり感が出易く、かつ、微小な車両挙動変化を操舵反力変化として運転者へ伝達でき、大きな操舵量では操舵トルクの増加を抑制しハンドルが軽く操作できるように、操舵トルクの勾配は大きな操舵量範囲にくらべ微小な操舵量範囲が大きくなっている。
図19(a)に示す操舵角特性にてレーンチェンジを行うと、上述した操舵特性になっているため、図19(a)の操舵トルク特性のE部に示すように、操舵トルクの変化は、スラローム過程における操舵角が0付近または操舵トルクが0付近で大きくなる。しかし、レーンチェンジにおけるスラローム過程では、運転者は反力から車両挙動を感じながら操舵はしておらず、むしろ、フィードフォワード的に操舵しているため、操舵角に対する操舵トルクの変化は少ない方が操舵フィーリングは良い。ちなみに、中立の操舵トルク変化が大きくなると、スラローム操舵の途中で引っ掛かり感となり、スムースな操作を妨げる。
そこで、図19(a)の制御量特性に示すように、切り過程と戻し過程(スラローム含む)との最大値を制限し、切り過程にくらべ戻し過程(スラローム含む)の制限値を小さくすることにより、図19(c)に示すように、スラローム過程における操舵角が0付近または操舵トルクが0付近での操舵トルク変化を少なくし、操舵フィーリングは良くすることが可能となる。なお、他の作用は実施例1と同様であるので説明を省略する。
実施例3の車両用操舵制御装置にあっては、実施例1の効果に加えて、下記の効果を得ることができる。
(10) ハンドルの切り操作とハンドル戻し操作を判断する操舵状態判断部17を設け、前記操舵トルク微分制御部C部は、ハンドルの切り過程では制御量を第一の制限値に制限し、ハンドルの戻し過程では制御量を第一の制限値より小さい第二の制限値に制限するため、運転者が積極的に操作する切り過程では有効にダンピングを働かせ、且つ、スムースなハンドル戻しを実現することができる。
操舵状態に応じたアシストトルク制御作用について、図21を用いて説明する。
一般的に操舵特性は、図21(b)に示すように、中立のしっかり感が出易く、かつ、微小な車両挙動変化を操舵反力変化として運転者へ伝達でき、大きな操舵量では操舵トルクの増加を抑制しハンドルが軽く操作できるように、操舵トルクの勾配は大きな操舵量範囲にくらべ微小な操舵量範囲が大きくなっている。
図21(a)の操舵角特性に示す操舵角にてレーンチェンジを行うと、上述した操舵特性になっているため、図21(a)の操舵トルク特性に示すように、操舵トルクの変化は、スラローム過程における操舵角が0付近または操舵トルクが0付近で大きくなる。しかし、レーンチェンジにおけるスラローム過程では、運転者は反力から車両挙動を感じながら操舵はしておらず、むしろ、フィードフォワード的に操舵しているため、操舵角に対する操舵トルクの変化は少ない方が操舵フィーリングは良い。ちなみに、中立の操舵トルク変化が大きくなると、スラローム操舵の途中で引っ掛かり感となり、スムースな操作を妨げる。
そこで、図21(a)の制御量特性に示すように、切り過程と戻し過程(スラローム含む)との制御量のゲインを異なる値として、切り過程にくらべ戻し過程(スラローム含む)のゲインを小さくすることにより、スラローム過程における操舵角が0付近または操舵トルクが0付近での操舵トルク変化を少なくし、操舵フィーリングは良くすることが可能となる。なお、他の作用は実施例1と同様であるので説明を省略する。
実施例4の車両用操舵制御装置にあっては、実施例1の効果に加えて、下記の効果を得ることができる。
(11) ハンドルの切り操作とハンドル戻し操作を判断する操舵状態判断部17を設け、前記操舵トルク微分制御部C部は、ハンドルの切り過程では制御出力に第一のゲインを積算し、ハンドルの戻し過程では制御出力に第一のゲインより小さい第二のゲインを積算するため、運転者が積極的に操作する切り過程では有効にダンピングを働かせ、且つ、スムースなハンドル戻しを実現することができる。
[保舵状態判断動作について]
保舵状態判断部13xの動作を図23で説明する。図23(a)にレーンチェンジを行った場合の操舵パターンを示す。保舵判断は、操舵トルクが所定値以上入力さているときに、操舵速度が所定値以下の場合に保舵と判断している。
保舵・操舵状態判断制御ブロックを図23(b)に示す。STEP131では、操舵トルクの絶対値算出し、STEP132では、操舵トルクの絶対値が所定のA以上の場合は1を出力し、それ以外は0を出力し、STEP133では、操舵速度の絶対値算出し、STEP134では、操舵速度の絶対値が所定のB以下の場合は1を出力し、それ以外は0を出力する。STEP135では、STEP132とSTEP133の論理積を取り、共に1の場合は1を出力、それ以外は0を出力する。STEP136では、STEP135の出力が0から1に変わった場合のみ戻し開始と判断する。STEP137では、操舵速度が絶対値が所定のC以上の場合は1を出力、それ以外は0を出力する。STEP136では、STEP137の出力が0から1に変わった場合のみ戻し終了と判断する。
保舵・操舵状態に応じたアシストトルク制御作用を、図24を用いて説明する。
図24(a)に示す操舵角特性により操舵角にてレーンチェンジを行うと、本発明による制御を行わないと図24(a)に示す操舵トルク特性が必要となる。
一般に、操舵から保舵になる場合に操舵力と保舵力には差があり、保舵力が操舵力より軽い方が扱い易くなる。本制御を用いると図24(a)の制御量特性に示すように、保舵になった場合に制御量を増加させているので、図24(b)に示すように、操舵トルクのリサージュ波形において、操舵トルクと保舵トルクの差が大きくなる。なお、他の作用は実施例1と同様であるので説明を省略する。
実施例5の車両用操舵制御装置にあっては、実施例1の効果に加えて、下記の効果を得ることができる。
2 舵取り機構
3 操舵軸
4 トルクセンサ
5 モータ(アクチュエータ)
6 ピニオン
7 ラック軸
8,9 タイロッド
10,11 転舵輪
12 減速機
13 コントローラ(操舵制御手段)
14 車速センサ
15 バッテリ
B部 応答性補償制御部(補償制御部)
C部 操舵トルク微分制御部
D部 操舵トルク比例制御部
Claims (12)
- 運転者からの操舵トルクが入力される操舵系に設けられたトルク制御用のアクチュエータと、該アクチュエータを制御する操舵制御手段と、を備えた車両用操舵制御装置において、
前記操舵制御手段は、過渡的な操舵トルクの入力に対し、入力直後は操舵トルク減少方向へ、その後は操舵トルクが増加方向へ、そして所定の時間遅れをもって定常状態で発生するトルクとなるようにアクチュエータトルクを発生する制御を行うことを特徴とする車両用操舵制御装置。 - 請求項1に記載された車両用操舵制御装置において、
前記操舵制御手段は、操舵系の慣性補償・応答性補償を目的とした補償制御部と、操舵トルク微分制御部と、を有し、前記補償制御部のゲインの極性は正で、前記操舵トルク微分制御部のゲインの極性は負であり、且つ、前記操舵トルク微分制御部の時定数は、前記補償制御部の時定数より大きな値に設定したことを特徴とする車両用操舵制御装置。 - 請求項1または請求項2に記載された車両用操舵制御装置において、
前記操舵制御手段は、操舵トルク微分制御部のゲイン絶対値を、補償制御部のゲイン絶対値より小さい値に設定したことを特徴とする車両用操舵制御装置。 - 請求項2または請求項3に記載された車両用操舵制御装置において、
前記操舵トルク微分制御部は、ゲインを操舵トルクが大きくなるほど大きな値となるように設定したことを特徴とする車両用操舵制御装置。 - 請求項2乃至4の何れか1項に記載された車両用操舵制御装置において、
前記操舵トルク微分制御部は、ゲインを車速が高くなるほど大きな値となるように設定したことを特徴とする車両用操舵制御装置。 - 請求項2乃至5の何れか1項に記載された車両用操舵制御装置において、
前記操舵トルク微分制御部は、ゲインを操舵速度が速いほど大きな値となるように設定したことを特徴とする車両用操舵制御装置。 - 請求項2乃至6の何れか1項に記載された車両用操舵制御装置において、
前記操舵トルク微分制御部は、1次遅れ時定数を、操舵トルク、車速、操舵速度の少なくとも1つに応じて変化させる設定としたことを特徴とする車両用操舵制御装置。 - 請求項2に記載された車両用操舵制御装置において、
前記操舵トルク微分制御部は、ゲインを、操舵トルクが第1設定値までの直進操舵域までは一定値とし、操舵トルクが第1設定値から第2設定値までの操舵領域では操舵トルクが大きくなるほど大きな値とし、操舵トルクが第2設定値を超えると操舵トルクが大きくなるほど小さな値となるように設定したことを特徴とする車両用操舵制御装置。 - 請求項2に記載された車両用操舵制御装置において、
前記操舵トルク微分制御部は、ゲインを、操舵速度が第1設定値までの直進操舵域までは一定値とし、操舵速度が第1設定値から第2設定値までの操舵領域では操舵速度が速くなるほど大きな値とし、操舵速度が第2設定値を超えると操舵速度が大きくなるほど小さな値となるように設定したことを特徴とする車両用操舵制御装置。 - 請求項2乃至9の何れか1項に記載された車両用操舵制御装置において、
ハンドルの切り操作とハンドル戻し操作を判断するハンドル切り/戻し判断手段を設け、
前記操舵トルク微分制御部は、ハンドルの切り過程では制御量を第一の制限値に制限し、ハンドルの戻し過程では制御量を第一の制限値より小さい第二の制限値に制限することを特徴とする車両用操舵制御装置。 - 請求項2乃至9の何れか1項に記載された車両用操舵制御装置において、
ハンドルの切り操作とハンドル戻し操作を判断するハンドル切り/戻し判断手段を設け、
前記操舵トルク微分制御部は、ハンドルの切り過程では制御出力に第一のゲインを積算し、ハンドルの戻し過程では制御出力に第一のゲインより小さい第二のゲインを積算することを特徴とする車両用操舵制御装置。 - 請求項2乃至9の何れか1項に記載された車両用操舵制御装置において、
ハンドルの保舵を判断する保舵判断手段を設け、
前記操舵トルク微分制御部は、保舵直後は制御のゲインを大きくすることを特徴とする車両用操舵制御装置。
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