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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、測定装置に係り、詳しくは、一対の測定子で被測定物の測定部位を挟み、このときの一対の測定子間の距離から被測定物の測定部位の寸法を求める測定装置に関する。
【0002】
【背景技術】
缶体の製造ラインでは、製造された缶体を測定、具体的には、各部寸法や形状等の複数種の検査項目について測定を行い、その測定結果に基づいて良否の評価を行うとともに、不良品であった場合、その情報を製造ラインにフィードバックして製造ラインの調整に利用している。
【0003】
ところで、ビール等の内容物が注入される缶体と、この缶体に取り付けられる蓋部とからなる、いわゆる2ピース缶の缶体の製造ラインを大きく分けると2つの製造工程に分けられる。第1の製造工程では、打抜き加工および絞り加工等を経てアルミニウム製のロール板から缶体のおおまかな形状が成形されている。第1の製造工程を経た第1の缶体は、第2の製造工程でさらに絞り加工等を経て開口部フランジ等の細かい形状が成形されている。そして、このような第1および第2の製造工程を経た第2の缶体内に内容物が注入された後、第2の缶体に蓋部が取り付けられる。
【0004】
このような第1および第2の缶体は、図15に示すように、それぞれ板厚aおよび開口部のフランジ幅dについて、マイクロメータやノギスを用いて測定されている。そして、この測定結果に基づいて良品、不良品の評価を行うとともに、不良品であった場合には、その情報を缶体の製造ラインへフィードバックして製造ラインの調整に利用している。
【0005】
しかし、このような検査方法では、各測定が手作業によるものなので、各測定装置毎の段取りに手間がかかり、測定時間が長くなる。また、作業者による測定圧のばらつきや測定値の読取誤差等により、安定した測定値が得られないという問題がある。このような問題を解決するために、一対の測定子で被測定物の測定部位を挟み、このときの一対の測定子間の距離から被測定物の測定部位の寸法を求める機械化された測定装置を用いることで、手作業による測定をなくしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような測定装置を用いて、絞り加工等を経た第1の缶体の板厚測定を行おうとすると、通常測定子は棒状に形成されているため、缶体の板部の若干のゆがみ等の変形により、測定子と缶体の板部とを均一に当接させることができず、測定子と板部との間に隙間が生じ、正確な測定を行うことは難しい。一方、一対の測定子の対向面の各先端に球状の接触部を設け、これら接触部で缶体の測定部位を挟んで、そのときの測定子間の距離から測定部位の寸法を求めることが考えられるが、第2の缶体のフランジ部は曲面を有しているため、フランジ部の曲面の最大に膨らんだ部位に球状の接触部を正確に当接させるのは困難である。
【0007】
従って、第1の缶体の板厚および第2の缶体のフランジ幅を測定する場合には、第1の缶体の板厚測定用の測定子と、第2の缶体のフランジ幅測定用の測定子との両方を揃え、測定する缶体の種類に合わせて測定子を交換する必要があるので、手間がかかるという問題がある。また、第1の缶体の板厚測定用の測定装置と、第2の缶体のフランジ幅測定用の測定装置とを揃え、それぞれ独立した測定装置で第1および第2の缶体の測定を行うことも考えられるが、缶体の種類の数に対応した数の測定装置を設けなければならず、コスト面で不経済になるばかりでなく、2種類の検査ラインを設置する大きな設置スペースが必要となる。
【0008】
本発明の目的は、省力化でき、しかも経済的に構成できかつスペース効率を向上させることができる測定装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の測定装置は、上記目的を達成するために、以下の構成を備える。請求項1に記載の発明は、一対の測定子で被測定物の測定部位を挟み、このときの一対の測定子間の距離から被測定物の測定部位の寸法を求める測定装置であって、前記一対の測定子の対向面には、球状に形成されて互いに点接触する一対の第1接触部と、円柱状に形成されて前記測定子の長手方向において互いに線接触する一対の第2接触部とを備え、前記第2接触部は、前記第1接触部よりも前記測定子の先端側に配置されており、前記一対の第1接触部間の距離は、前記一対の第2接触部間の距離よりも小さく形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
この発明によれば、たとえば、第1の缶体の板厚を測定する場合には互いに点接触する一対の第1接触部で、第2の缶体のフランジ幅を測定する場合には互いに線接触する一対の第2接触部で、各測定部位を挟み、このときの一対の測定子間の距離を検出することで被測定物の測定部位の寸法が求められる。つまり、直線で構成された測定部位(第1の缶体の板部等)には点接触する第1接触部を用い、曲線で構成された測定部位(第2の缶体のフランジ部等)には線接触する第2接触部を用いることで、測定部位に測定子を容易に点接触させることができる。従って、一対の測定子で直線で構成された測定部位および曲線で構成された測定部位を測定できるため、従来のように被測定物または測定部位の種類によって測定子を交換する必要がなく、省力化できる。また、被測定物または測定部位の種類毎に測定装置を設ける必要がなく、経済的であるうえ、1つの測定装置を設置するスペースがあればよいからスペース効率も向上させることができる。
【0011】
また、この発明によれば、第1接触部は球状に形成されているから、形成を容易にできる。
【0012】
また、この発明によれば、第2接触部は円柱状に形成されているから、形成を容易にできる。
【0013】
また、この発明によれば、第1の缶体の板厚を測定する場合には、第1および第2接触部が缶体の板部を挟むように、測定子を缶体の開口内に挿入する。この後、測定子で缶体の板部を挟むと、第1接触部が缶体の板部に当接する。この際、一対の第2接触部間の距離は、第1接触部間の距離よりも広く形成されているから、第2接触部は缶体の板部に接していない状態にある。一方、第2の缶体のフランジ幅を測定する場合には、測定子の先端側に配置された第2接触部のみが缶体のフランジ部を挟むように、測定子を缶体の開口内に挿入する。この後、測定子で缶体のフランジ部を挟むと、第2接触部が缶体のフランジ部に当接する。この際、一対の第1接触部は缶体を挟んでいない状態にあり、また、第1接触部間の距離は、第2接触部間の距離よりも若干小さいだけなので、第1接触部同士も互いに接していない状態にある。従って、測定子の缶体への挿入位置を変えるだけで、第1の缶体の板厚および第2の缶体のフランジ幅を容易に測定できる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の測定装置において、前記測定子は、平行に配置された一対の板ばねを有する平行板ばね機構に支持されており、一対の測定子は、互いに平行な姿勢のまま接近、離間するように構成されていることを特徴とするものである。この発明によれば、測定子は平行に配置された一対の板ばねを有する平行板ばね機構に支持されているため、板ばねに対してその側面方向に沿った力をかけると、一対の板ばねはその平行を保った状態で弾性変形し、一対の測定子は、互いに平行な姿勢のまま接近、離間することができる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の測定装置において、前記被測定物は缶体であり、この缶体を開口を下向きにした姿勢で保持する保持手段と、この保持手段に対して缶体の下方側から前記測定子を上昇させる昇降手段とを備えていることを特徴とするものである。この発明によれば、保持手段によって缶体を開口を下向きにした姿勢で保持し、昇降手段によって缶体の下方側から測定子を上昇させ、一対の測定子で缶体の板部またはフランジ部を挟むことで、缶体の板厚およびフランジ幅が測定できる。従って、保持手段により缶体を常に一定の姿勢で保持でき、一定の姿勢が保たれた缶体を測定するので安定した測定値を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
(全体構成)
図1は本発明の一実施形態に係る缶体の検査装置1を示す全体平面図である。検査装置1は、大きく分けて、缶体1A,1Bについて予め設定された検査項目を順次測定する測定装置3と、この測定装置3へ缶体1A,1Bを搬入する搬入装置2と、これら搬入装置2および測定装置3を遠隔制御しかつ測定装置3からの測定結果が送信されるコンピュータ4とを備えている。ここで、缶体1A,1Bの検査項目としては、図15に示すように、第1の缶体1Aでは板厚a、底部窪み量bおよび全長cであり、第2の缶体1Bでは、開口部のフランジ幅d、全長e、開口部の内径f、耐圧および耐荷重である。
搬入装置2は、複数の缶体1A,1Bが載置されるパレット2Aと、缶体1A,1Bを立てた姿勢で測定装置3に搬入する搬入コンベア2Bと、パレット2Aから缶体1A,1Bを搬入コンベア2Bに移送する缶体移送装置2Cとを備えている。
【0017】
測定装置3は、60度ずつ回転して停止するロータリテーブル10と、ロータリテーブル10上に配置されかつ缶体1A,1Bを開口を下向きにした姿勢で保持する保持手段20と、ロータリテーブル10の停止位置に割り振って設けられて予め設定された検査項目について測定する測定手段と、缶体1A,1Bの種類を判別して保持手段20に缶体1A,1Bを振り分けて載置する判別載置手段40とを備えている。
【0018】
ロータリテーブル10は、円板状に形成され、その円周の中心を回転中心としている。ロータリテーブル10の60度ずつ6分割した位置には、缶体1A,1Bを保持する保持手段20が設けられている。
【0019】
保持手段20は、図2に示すように、ロータリテーブル10に回転駆動手段21を介して水平方向へ回転可能に設けられたプレート22と、プレート22上に設けられかつ第1および第2の缶体1A,1Bが載置される第1保持部20Aおよび第2保持部20Bとを備えている。このうち、回転駆動手段21は、モータによって構成されている。
【0020】
第1保持部20Aおよび第2保持部20Bは、一端がプレート22に固定された一対のシャフト23A,23Bと、これらシャフト23A,23Bに設けられて缶体1A,1Bの開口部に対応した径を有する円筒状のガイド24A,24Bと、各シャフト23A,23Bの他端にベアリング等を介して回転自在に設けられかつ缶体1A,1Bの底部を内側から受ける底受部25A,25Bとを備えている。
ガイド24A,24Bは、側面がプレートの上から若干突出した位置に配置されており、その突出部位には、ガイド24Aに代表して示されるように、長手方向に沿って溝241が形成されている。これにより、後述する第1寸法測定機31の測定子53が缶体1A,2B内に挿入可能とされている。
また、底受部25A,25Bは、缶体1A,1Bの底部の凹部に対応した凹円錐面状の底受面251を有している。
【0021】
保持手段20は、缶体1A,1Bが識別されると、回転駆動手段21によってプレート22を回転させ、識別された缶体1A,1Bに対応する保持部20A,20Bをロータリテーブル10の外周側に移動させる。これにより、缶体1A,1Bは、常に同じ位置(ロータリテーブル10の外周側)で、保持手段20の保持部20A,20Bに載置されることとなる。
【0022】
図1に戻って、判別載置手段40は、搬入コンベア2Bの終着位置に設けられて缶体1A,1Bの大きさおよび種類を判別する缶体判別装置41と、この缶体判別装置41で判別された缶体1A,1Bを所定の保持部20A,20Bに載置する缶体載置装置42とを備えている。
缶体判別装置41は、たとえば、カメラから得た画像の情報を元に缶体1A,1Bを判別する装置によって構成されている。ここで、判別する缶体1A,1Bの大きさには、250mlと350mlと500mlとがあり、判別する缶体1A,1Bの種類には、前述した第1の製造工程を経て得られる第1の缶体1Aと、第1、第2の製造工程を経て得られる第2の缶体1Bとがある。
缶体判別装置41で得た缶体1A,1Bの大きさの情報は後述する各測定機31〜36に送信され、缶体1A,1Bの種類の情報は各測定機31〜36および保持手段20に送信され、それぞれ測定機31〜36または保持手段20の調整に利用されている。
缶体載置装置42は、缶体1A,1Bを缶体判別装置41から保持手段20のロータリテーブル10の外周側に位置する保持部20A,20Bに移送するものであり、その移送ストロークは一定となっている。
【0023】
ロータリテーブル10の各停止位置には、複数のステーションST1〜6が設けられている。このうち、第1ステーションST1では、缶体1A,1Bが判別載置手段による缶体の種類の判別および保持手段20への載置が行われている。また、第2から第6ステーションST2〜ST6には、缶体1A,1Bの複数種の検査項目に付いて測定する測定手段がそれぞれ割り振られて設置されている。具体的には、第2ステーションST2には第1の缶体1Aの板厚aと第2の缶体1Bの開口部のフランジ幅dとを測定する第1寸法測定機31および第1の缶体1Aの底部窪み量bを測定する第2寸法測定機32が、第3ステーションST3には第1および第2の缶体1A,1Bの全長c,eを測定する第3寸法測定機33が、第4ステーションST4には第2の缶体1Bの開口部の内径fを測定する第4寸法測定機34が、第5ステーションST5には第2の缶体1Bの耐圧を測定する耐圧測定機35が、第6ステーションST6には第2の缶体1Bの耐荷重を測定する耐荷重測定機36が、それぞれ割り振られて設置されている。
【0024】
(第1寸法測定機31)
第1寸法測定機31(第2ステーションST2に設置された測定手段)は、図3に示すように、ベース311上に昇降手段312を介して垂直方向へ昇降可能に設けられた昇降体313と、この昇降体313に送り機構314を介して水平方向へ移動可能に設けられかつ缶体1A,1Bの板厚aまたは開口部のフランジ幅dを測定する接触式測定器50とを備えている。このうち、昇降手段312および送り機構314は、それぞれボールねじ送り機構によって構成されている。
【0025】
測定器50は、図4にも示すように、昇降体313に送り機構314を介して水平方向へ移動可能に設けられたプレート51と、このプレート51に垂直に設けられかつ平行に配置された2組の一対の板ばね52およびこれら一対の板ばね52の上端に跨って固定された一対のブロック54を有する平行板ばね機構と、この平行板ばね機構に支持(一対のブロック54の上部にそれぞれ固定)された一対の測定子53と、一対のブロック54を互いに接近する方向へ常に付勢する一対の付勢手段55と、一対のブロック54を互いに離間させる離間手段56と、測定子間に配置されて測定子53(ブロック54)間の距離を検出する変位検出手段58と、測定子53間の距離を微調整する測定子微調整手段57(図3)とを備えている。このうち、板ばね52の両側面には、補強板521が設けられ、これにより、板ばね52の上端および下端のみが弾性変形可能、その他の部位が弾性変形不能となっている。
【0026】
一対の測定子53は、上下方向に延びてその上端の対向面には、図5に示すように、互いに点接触する一対の第1接触部53Aと、測定子53の長手方向において互いに線接触する一対の第2接触部53Bとを備えている。第1接触部53Aは球状に形成され、第2接触部53Bは円柱状に形成されている。また、第2接触部53Bは、第1接触部53Aよりも測定子53の先端側に配置されており、一対の第1接触部53A間の距離は、一対の第2接触部53B間の距離よりも若干小さく形成されている。ここで、第1接触部53A間の距離と、第2接触部53B間の距離との差は、第2の缶体1Bのフランジ幅dよりも小さくされている。
【0027】
図4に戻って、付勢手段55は、プレート51の一対の板ばね52間に垂直に設けられたシャフト551と、ブロック54の下部かつ内側の板ばね52側に設けられた付勢板552と、これらシャフト551と付勢板552との間に介装された圧縮コイルばね553とを含んで構成されている。
離間手段56は、プレート51の側面に固定されたL字状のブラケット561と、このブラケット561の水平部位に昇降手段562を介して垂直方向へ昇降可能に設けられかつ側面台形状に形成された昇降ブロック563と、ブロック54に水平方向に突出して設けられたガイド564と、このガイド564の下端に設けられかつ昇降ブロック563の側面に当接する摺動部材565とを含んで構成されている。
【0028】
図3に戻って、一対のブロック54のうちの一方のブロック54(図3中右側のブロック54)は、一対の板ばね52の上端に跨って固定された固定ブロック54Aと、この固定ブロック54Aに一対の測定子53が互いに接近する方向へ移動可能に設けられた可動ブロック54Bとを含んで構成されている。
ここにおいて、測定子微調整手段57は、固定ブロック54Aに立設されたプレート571と、このプレート571に送り機構572を介して設けられた可動ブロック54Aと、送り機構572を作動させるステッピングモータ573とを含んで構成されている。このうち、送り機構572は、ボールねじ送り機構によって構成されている。
【0029】
第2ステーションST2に缶体1A,1Bが搬入されると、昇降ブロック563が昇降手段562によって上昇され、昇降ブロック563の側面がガイド564の摺動部材565に当接する(図6(a)参照)。昇降ブロック563がさらに上昇されると、ブロック54は、圧縮コイルばね553および板ばね52に抗して互いに離間する方向へ変位し、一対の測定子53が所定間隔に開く(図6(b)参照)。この際、測定子53は平行板ばね機構に支持されているため、昇降ブロック563の上昇によって板ばね52に水平方向に沿った力をかけると、一対の板ばね52はその平行を保った状態で弾性変形し、一対の測定子53は互いに平行な姿勢のまま離間する。この状態で、昇降手段312および送り機構314により、測定器50が移動されて一対の測定子53が、第1の缶体1Aの板部または第2の缶体1Bのフランジ部を挟んだ内側と外側とに位置される。このとき、缶体1A,1Bの内側に位置する測定子53は、前述したガイド24A,24Bの溝241に挿入されている。この状態で、昇降ブロック563が昇降手段562によって下降されると、付勢手段55の圧縮コイルばね553によって一対のブロック54が互いに接近する方向へ付勢される。この際も、測定子53が互いに離間したときと同様に、平行板ばね機構によって一対の測定子53は互いに平行な姿勢のまま接近する。すると、測定子53間の間隔が狭くなり、接触部53A,53Bが第1の缶体1Aの板または第2の缶体1Bのフランジ部に内側と外側とから当接する。
【0030】
ここにおいて、第1の缶体1Aの板厚aを測定する際には、図7(a)に示すように、第1接触部53Aが用いられ、第2の缶体1Bのフランジ幅dを測定する際には、図7(b)に示すように、第2接触部53Bが用いられている。
具体的には、第1の缶体1Aの板厚a測定において、測定子53は、昇降手段312によって第1接触部53Aが缶体1Aの板部を挟んで位置する位置まで上昇される。すると、昇降ブロック563が下降されて、付勢手段55によって測定子53間の間隔が狭くなり、第1接触部53Aが缶体1Aの板部に点接触する。このとき、一対の第2接触部53B間の距離は、一対の第1接触部53A間の距離よりも広く形成されているから、第2接触部53Bは缶体1Aに接していない状態にある。
【0031】
また、第2の缶体1Bのフランジ幅d測定において、測定子53は、昇降手段312によってその先端側に配置された第2接触部53Bのみが缶体1Bのフランジを挟んで位置する位置まで上昇される。すると、昇降ブロック563が下降されて、付勢手段55によって測定子53間の間隔が狭くなり、第2接触部53Bが缶体1Bのフランジ部に点接触する。ここで、第1接触部53A間の距離と、第2接触部53B間の距離との差が、第2の缶体1Bのフランジ幅dよりも小さくされているから、第1接触部53A同士は、互いに接していない状態にある。そして、一対の測定子53間の距離が変位検出手段58により検出されることで、第1の缶体1Aの板厚aまたは第2の缶体1Bの開口部のフランジ幅dが測定される。なお、測定子微調整手段57によって測定子53間の距離を微調整する際には、測定子微調整手段57のステッピングモータ573を作動させることで、一方の測定子53(図3中右側の測定子53)を、送り機構572および可動ブロック54Bを介して、一対の測定子53が互いに接近する方向へ移動させることができ、測定子53間の距離を微調整できる。測定子53間の距離を調整することで、一対の測定子53で測定部位を挟んだ際の測定圧力を一定にすることができて、第1の缶体1Aの板部および第2の缶体1Bのフランジ部の変形を一定とすることができるので、測定精度が安定した信頼性の高い測定が可能となる。
【0032】
(第2寸法測定機32)
第2寸法測定機32(第2ステーションST2に設置された測定手段)は、図8に示すように、第1の缶体1Aの姿勢を所定の姿勢にする芯出し機構321と、第1の缶体1Aの底部窪み量bを測定する測定器322と、この測定器322の零点設定に用いられる零点設定手段323とを備えている。
【0033】
芯出し機構321は、ベース324に固定された支柱321Aと、この支柱321Aに昇降手段321Bを介して上下方向へ昇降可能に設けられた昇降体321Cと、この昇降体321Cに固定されたL字状のブラケット321Dと、このブラケット321Dの垂直部位に垂直方向へ昇降可能に挿通された中空筒321Eと、この中空筒321Eの下端に固定されかつ第1の缶体1Aの底部上端に当接する押さえ板321Fとを備えている。このうち、昇降手段321Bは、エアシリンダによって構成されている。
ここで、中空筒321Eおよび押さえ板321Fは、押さえ板321Fとブラケット321Dとの間に介装された圧縮コイルばね321Gにより、常に下方へ付勢されている。
【0034】
測定器322は、中空筒321E内に上下方向へ移動可能に収納されかつ第1の缶体1Aの底部中央に当接する第1測定子322Aと、この第1測定子322Aに当接する第2測定子322Bとを有する変位検出手段322Cを備えている。
【0035】
零点設定手段323は、ベース324に駆動手段323Aを介して水平方向へ移動可能に設けられたゲージプレート323Bを備えている。このうち、駆動手段323Aは、エアシリンダによって構成されている。
このような零点設定手段323を用いて、測定器322の零点設定を行う場合には、図9に示すように、第2ステーションST2に缶体1Bが搬入されていない状態で行う。まず、昇降手段321Bによって芯出し機構321の押さえ板321Fおよび測定器322を零点設定手段323のゲージプレート323Bよりも上方に上昇させる。次に、駆動手段323Aによってゲージプレート323Bを押さえ板321Fの直下まで移動させる。この状態において、昇降手段321Bによって押さえ板321Fおよび測定器322を下降させて、押さえ板321Fの下面をゲージプレート323Bの上面に当接させる。すると、押さえ板321Fの下面と、第1測定子322Aの下端とが水平方向に同一位置となる。このときの第2測定子322Bの位置を基点として、零点設定を行う。
【0036】
図8に戻って、まず、第2ステーションST2に缶体1Aが搬入されると、芯出し機構321の押さえ板321Fが昇降手段321Bによって下降していく。やがて、押さえ板321Fの下面が缶体1Aの底部上端に当接した後、さらに、押さえ板321Fを下降させると、缶体1Aが保持部20B側に押圧され、缶体1Aの底部が底受部25Aの底受面251にならい、缶体1Aが所定の姿勢をとる。この状態において、変位検出手段322Cにより第2測定子322Bの基点からの変位が検出されて、缶体1Aの底部窪み量bが求められる。
【0037】
(第3寸法測定機33)
第3寸法測定機33(第3ステーションST3に設置された測定手段)は、図10に示すように、缶体1A,1Bの姿勢を所定の姿勢にする芯出し機構60と、ベース331に駆動手段332を介して水平方向へ移動可能に設けられたプレート333と、このプレート333に垂直に立設された支柱334と、この支柱334に昇降手段335を介して上下方向へ昇降可能に設けられた昇降体336と、この昇降体336に固定されて缶体1A,1Bの全長c,eを測定する測定器337とを備えている。
【0038】
芯出し機構60は、ベース331に固定された支柱61と、この支柱61に昇降手段62を介して上下方向へ昇降可能に設けられたL字状のブラケット63と、このブラケット63の水平部位に設けられた円筒状の第1ホルダ68Aと、この第1ホルダ68Aにベアリング69を介して回転自在に設けられた円筒状の第2ホルダ68Bと、この第2ホルダ68Bに垂直方向へ変位可能かつ回転不能にに挿通された軸64と、この軸64の下端に固定されかつ缶体1A,1Bの底部上端に当接する押さえ板65と、この押さえ板65と第2ホルダ68Bとの間に介装された圧縮コイルばね67と、第2ホルダ68B(軸64および押さえ板65)を回転させる回転駆動機構66とを備えている。このうち、昇降手段62は、エアシリンダによって構成されている。
回転駆動機構66は、ブラケット63の垂直部位に固定されたモータ66Aと、このモータ66Aの出力軸および第2ホルダ68Bにそれぞれ固定されたタイミングギア66B,66Cと、これらタイミングギア66B,66C間に掛け回されたタイミングベルト66Dとから構成されている。
【0039】
測定器337は、昇降体336の上部に設けられかつ押さえ板65の上面に当接するアーム337Aと、このアーム337Aに対して上下方向へ昇降可能に設けられかつレーザ光を缶体1A,1Bに照射してその下端の位置を検出するエッジ検出器337Bと、このエッジ検出器337Bを上下方向へ昇降させる送り機構337Cと、エッジ検出器337Bの変位を検出する変位検出手段337Dとを備えている。このうち、送り機構337Cは、ボールねじ送り機構によって構成されている。
【0040】
まず、缶体1A,1Bが第3ステーションST3に搬入されると、芯出し機構60の押さえ板65が昇降手段62によって下降される。やがて、押さえ板65の下面が缶体1A,1Bの底部上端に当接した後、さらに、押さえ板65が下降されると、缶体1A,1Bが保持部20A,20B側に押圧され、缶体1A,1Bの底部が底受部25A,25Bの底受面251にならい、缶体1A,1Bが所定の姿勢をとる。次に、測定器337のアーム337Aが駆動手段332および昇降手段335によって移動されて、やがて、アーム337Aの下面が押さえ板65の上面に当接する。この後、測定器337のエッジ検出器337Bが送り機構337Cによって缶体1A,1Bの下端付近の位置まで下降されて缶体1A,1Bに向けてレーザ光を照射する。この状態において、芯出し機構60の押さえ板65が回転駆動機構66によって回転される。これにより、押さえ板65と回転自在に設けられた底受部25A,25Bとの間に底部が挟持された缶体1A,1Bが回転される。すると、エッジ検出器337Bが送り機構337Cによって上下動し、缶体1A,1Bからの反射光の有無で缶体1A,1Bの下端の位置が検出される。このときのエッジ検出器337Bのアーム337A下面からの変位が変位検出手段337Dによって検出され、第1または第2の缶体1A,1Bの全長c,eが求められる。
【0041】
(第4寸法測定機34)
第4寸法測定機34(第4ステーションST4に設置された測定手段)は、図11および図12に示すように、缶体1A,1Bの姿勢を所定の姿勢にする芯出し機構341と、缶体1Bを保持部20Bから取り外して上方へ移動させる缶体上下動機構342と、ベース343上に駆動手段344を介して水平方向へ移動可能に設けられたプレート345と、このプレート345に固定されかつ第2の缶体1Bの開口部の内径fを測定する測定器70とを備えている。芯出し機構341は、前述した第2寸法測定機32の芯出し機構321と同様な構成であるから、同一符号を付してそれらの説明は省略する。なお、芯出し機構341の昇降手段321Bは、ボールねじ送り機構によって構成されている。また、駆動手段344は、エアシリンダによって構成されている。
【0042】
缶体上下動機構342は、中空筒321E内に上下方向へ移動可能に収納されて下端にバキュームリップ342Aを有する中空筒状のバキューム軸342Bと、このバキューム軸342Bを垂直方向へ昇降させる昇降手段342Cとを含んで構成されている。このうち、昇降手段342Cは、エアシリンダによって構成されている。
【0043】
測定器70は、缶体1B内に挿入されかつ回転して缶体1Bの内周にレーザ光を照射して缶体1Bからの反射光を受光する測定子71と、この測定子71を回転させる回転駆動機構72と、測定子71が受光した缶体1Bからの反射光をもとに缶体1Bの開口部の内径fを演算する演算手段(図示せず)とを備えている。
回転駆動機構72は、プレート345に固定されかつロータリエンコーダ(図示せず)を備えたモータ72Aと、このモータ72Aの出力軸および測定子71の回転軸にそれぞれ固定されたタイミングギア72B,72Cと、これらタイミングギア72B,72C間に掛け回されたタイミングベルト72Dとから構成されている。
【0044】
まず、第4ステーションST4に缶体1Bが搬入されると、芯出し機構341の押さえ板321Fが昇降手段321Bによって下降される。やがて、押さえ板321Fの下面が缶体1Bの底部上端に当接した後、さらに、押さえ板321Fが下降されると、缶体1Bが保持部20B側に押圧され、缶体1Bの底部が底受部25Bの底受面251にならい、缶体1Bが所定の姿勢をとる。次に、缶体上下動機構342のバキューム軸342Bが昇降手段342Cによって下降される。バキュームリップ342Aが缶体1Bの底面に接すると、缶体1Bがバキュームリップ342Aに吸着保持される。すると、バキューム昇降手段342Cによってバキュームリップ342Aが缶体1Bを吸着保持した状態で上昇されて、缶体1Bの底部上端が押さえ板321Fに押し当てられる。これにより、バキュームリップ342Aで缶体1Bを吸着保持してもぐらつくことなく保持できるようになる。
次に、昇降手段321Bによって昇降体321Cが上昇される。すると、ブラケット321Dを介して中空筒321Eおよびバキューム軸342Bが上昇される。これにより、缶体1Bが上昇され、缶体1Bが測定器70の測定子71よりも上方に達したときに停止される。この後、測定器70の測定子71が駆動手段344によって缶体1Bの直下まで移動される。この状態において、バキュームリップ342Aに吸着保持された缶体1Bが昇降手段321Bによって下降され、測定子71が缶体1Bの開口内に挿入されたところで停止する(図12参照)。測定子71が缶体1Bの開口内に挿入された状態で、測定子71が回転駆動機構72によって回転しながらレーザ光を缶体1Bの開口部内側に向けて照射して反射光を受光する。そして、この反射光をもとに缶体1Bの開口部の内径fが求められる。
【0045】
(耐圧測定機35)
耐圧測定機35(第5ステーションST5に設置された測定手段)は、図13に示すように、第1ベース351に駆動手段352を介して水平方向へ移動可能に設けられかつ缶体1Bの開口部の外側面に当接して缶体1Bを挟持する一対のホルダ353と、第1ベース351よりも下方に位置したベース354に昇降手段355を介して垂直方向へ昇降可能に設けられた中空状の支持筒356と、支持筒356の上端に設けられかつ缶体1B内に挿入されて空気を注入する空気注入部357と、この空気注入部357の下方で支持筒356の外周に設けられかつ缶体1Bの開口部内周に当接して開口部を塞ぐストッパ358と、缶体1B内に空気が注入されたときの缶体1Bの底部の膨らみを検出する非接触式検出器359とを備えている。このうち、駆動手段352および昇降手段355は、エアシリンダによって構成されている。ここにおいて、耐圧測定機35は、万一測定中に缶体1Bが破裂した場合に他の測定機との干渉を避けるために、ロータリテーブル10から所定間隔離れて配置されている。このため、ロータリテーブル10から耐圧測定機35まで缶体1Bを移送する缶体移送機構37が設けられている(図1参照)。
【0046】
各ホルダ353の缶体1Bに当接する面は、半円筒状に形成されており、一対のホルダ353で缶体1Bを挟持することにより、缶体1Bの開口部をストッパ358側に押さえつけて缶体1Bの開口部の隙間を塞いでいる。
検出器359は、缶体1Bを挟んだ一方側に配置されレーザ光を缶体1Bへ向けてかつ径方向へ照射する光照射ユニット359Aと、缶体1Bを挟んだ他方側に配置され光照射ユニット359Aからのレーザ光を受光する受光ユニット359Bと、この受光ユニット359Bで受光されたレーザ光の遮断から缶体1Bの底部の膨らみを検出する検出手段(図示せず)とを含んで構成されている。
【0047】
まず、第5ステーションST5に缶体1Bが搬入されて、缶体移送機構37によって耐圧測定機35まで移送されると、一対のホルダ353が駆動手段352によって移動され缶体1Bの開口部外周を把持する。次に、昇降手段355によって支持筒356が上昇される。これにより、空気注入部357およびストッパ358が上昇され、空気注入部357が缶体1B内に挿入され、ストッパ358が缶体1Bの開口部内周に当接して開口部を塞ぐ。この状態において、空気注入部357から缶体1B内に空気が注入される。すると、注入された空気の圧力で缶体1Bの底部が上方へ膨らむ。缶体1Bの底部がある程度膨らむと、検出器359の光が遮断される。光が遮断されたときの缶体1B内の圧力が検出されることで、缶体1Bの耐圧が求められる。
なお、耐圧が測定された缶体1Bには、金属疲労等が生じているため、そのまま搬出シュート等で検査装置1から外部へ搬出される。
【0048】
(耐荷重測定機36)
耐荷重測定機36(第6ステーションST6に設置された測定手段)は、図14に示すように、缶体1Bが載置される載置台361と、上方から缶体1Bに荷重をかける荷重ブロック362と、缶体1Bがクラッシュしたときの荷重ブロック362の荷重を検出する荷重検出器(図示せず)とを備えている。ここにおいて、耐荷重測定機36は、万一測定中に缶体1Bが破裂した場合に他の測定機との干渉を避けるために、ロータリテーブル10から所定間隔離れて配置されている。このため、ロータリテーブル10から耐荷重測定機36まで缶体1Bを移送する缶体移送機構38が設けられている(図1参照)。
【0049】
まず、第6ステーションST6に缶体1Bが搬入されて、缶体移送機構38によって耐荷重測定機36の載置台361に載置される。すると、上方から荷重ブロック362が下降され缶体1Bが押しつぶされる。缶体1Bがクラッシュしたときの荷重ブロック362の荷重が検出されることで、缶体1Bの耐圧が求められる。
【0050】
次に、本実施形態の作用を説明する。
製造ラインから搬入装置2のパレット2Aに移送されてきた缶体1A,1Bは、缶体移送装置2Cによって搬入コンベア2Bに移送され、搬入コンベア2Bによって測定装置3に搬入される。次に、搬入コンベア2Bの終着位置において、缶体判別装置41により缶体1A,1Bの大きさおよび種類が判別され、缶体1A,1Bが缶体載置装置42によって保持手段20の保持部20A,20Bに載置される(第1ステーションST1)。保持部20A,20Bに載置された缶体1A,1Bは、ロータリテーブル10によって所定角度(60度)ずつ回転されながら、第2ステーションST2から第6ステーションST6まで順次搬送されてそれぞれの検査項目について測定される。
具体的には、第2ステーションST2において、第1の缶体1Aは板厚aおよび底部窪み量b、第2の缶体1Bは開口部のフランジ幅dについて測定される。第3ステーションST3において、第1および第2の缶体1A,1Bは全長c,eについて測定される。第4ステーションST4において、第2の缶体1Bは開口部の内径fについて測定される。第5ステーションST5において第2の缶体1Bは耐圧について測定される。第6ステーションST6において第2の缶体1Bは耐荷重について測定される。
そして、各ステーションST2〜ST6での測定結果がコンピュータ4に送信され、その情報を元に缶体1A,1Bの良否の評価が行われ、不良品があった場合には、その情報が製造ラインにフィードバックされて製造ラインの調整が行われる。
【0051】
上述のような本実施形態によれば、次のような効果がある。
すなわち、本実施形態では、第1寸法測定機31において、第1の缶体1Aの板厚aを測定する場合には互いに点接触する一対の第1接触部53Aで、第2の缶体1Bのフランジ幅dを測定する場合には互いに線接触する一対の第2接触部53Bで、各測定部位を挟み、このときの一対の測定子53間の距離を検出することで缶体1A,1Bの板厚aおよびフランジ幅dが求められる。つまり、直線で構成された第1の缶体1Aの板部には点接触する第1接触部53Aを用い、曲線で構成された第2の缶体1Bのフランジ部には線接触する第2接触部53Bを用いることで、第1の缶体1Aの板部および第2の缶体1Bのフランジ部に測定子53を容易に点接触させることができる。従って、一対の測定子53で測定できるため、従来のように第1の缶体1Aの板厚a測定時と、第2の缶体1Bのフランジ幅d測定時とによって測定子53を交換する必要がなく、省力化できる。また、第1の缶体1Aの板厚a用測定装置および第2の缶体1Bのフランジ幅d用測定装置の2種類の測定装置を設ける必要がなく、経済的であるうえ、1つの測定装置3(第1寸法測定機31)を設置するスペースがあればよいからスペース効率も向上させることができる。
【0052】
第1寸法測定機31において、第1接触部53Aは球状に形成され、第2接触部53Bは円柱状に形成されているから、形成を容易にできる。
【0053】
第1寸法測定機31において、第1の缶体1Aの板厚aを測定する場合には、第1および第2接触部53A,53Bが缶体1Aの板部を挟むように、測定子53を缶体1Aの開口内に挿入する。この後、測定子53で缶体1Aの板部を挟むと、第1接触部53Aが缶体1Aの板部に当接する。この際、一対の第2接触部53B間の距離は、第1接触部53A間の距離よりも広く形成されているから、第2接触部53Bは缶体1Aの板部に接していない状態にある。
一方、第2の缶体1Bのフランジ幅dを測定する場合には、測定子53の先端側に配置された第2接触部53Bのみが缶体1Bのフランジ部を挟むように、測定子53を缶体1Bの開口内に挿入する。この後、測定子53で缶体1Bのフランジ部を挟むと、第2接触部53Bが缶体1Bのフランジ部に当接する。この際、一対の第1接触部53Aは缶体1Bを挟んでいない状態にあり、また、第1接触部53A間の距離は、第2接触部53B間の距離よりも若干狭いだけなので、第1接触部53A同士も互いに接していない状態にある。従って、測定子53の缶体1A,1Bへの挿入位置を変えるだけで、第1の缶体1Aの板厚aおよび第2の缶体1Bのフランジ幅dを容易に測定できる。
【0054】
第1寸法測定機31において、測定子53は平行に配置された一対の板ばね52を有する平行板ばね機構に支持されているため、板ばね52に対してその側面方向に沿った力をかけると、一対の板ばね52はその平行を保った状態で弾性変形し、一対の測定子53は、互いに平行な姿勢のまま接近、離間することができる。
【0055】
保持手段20によって缶体1A,1Bを開口を下向きにした姿勢で保持し、第1寸法測定機31において、昇降手段312によって缶体1A,1Bの下方側から測定子53を上昇させ、一対の測定子53で缶体1A,1Bの板部またはフランジ部を挟むことで、第1の缶体1Aの板厚aおよび第2の缶体1Bのフランジ幅dを測定できる。従って、保持手段20により缶体1A,1Bを常に一定の姿勢で保持でき、一定の姿勢が保たれた缶体1A,1Bを測定するので安定した測定値を得ることができる。
【0056】
第1寸法測定機31において、板ばね52の両側面には補強板521が設けられているため、板ばね52の上端および下端のみが弾性変形可能、その他の部位が弾性変形不能となっている。これにより、平行配置された一対の板ばね52は力がかけられてもその平行をより良好に保持できる。
【0057】
第1寸法測定機31には、測定子53間の距離を微調整する測定子微調整手段57が設けられているから、測定子53間の距離を微調整できる。測定子53間の距離を調整することで、一対の測定子53で測定部位を挟んだ際の測定圧力を一定にすることができて、第1の缶体1Aの板部および第2の缶体1Bのフランジ部の変形を一定とすることができるので、測定精度が安定した信頼性の高い測定が可能となる。
【0058】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は、本発明に含まれるものである。
【0059】
前記実施形態において、第1寸法測定機31には、第2寸法測定機32または第3寸法測定機33のような芯出し機構321,60が設けられていないが、第1寸法測定機に第2寸法測定機32または第3寸法測定機33のような芯出し機構を設けてもよい。このような場合、缶体の底部を、保持手段の底受部および芯出し機構の押さえ板で挟み込むことで、缶体の姿勢をより所定の状態に保持できるから、測定精度をより向上させることができる。
【0060】
前記実施形態では、第1の缶体1Aの板厚a、底部窪み量bおよび全長cと、第2の缶体1Bの開口部のフランジ幅d、全長e、開口部の内径f、耐圧および耐荷重とを測定するようにしたが、必ずしもこれら全ての検査項目について測定を行わなくてもよい。また、これらの検査項目に限られるものではなく、他の検査項目を測定するものであってもよい。
【0061】
【発明の効果】
本発明の測定装置によれば、省力化でき、しかも経済的に構成できかつスペース効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る検査装置を示す全体平面図である。
【図2】前記実施形態の保持手段を示す拡大斜視図である。
【図3】前記実施形態の第1寸法測定機を一部破断して示す側面図である。
【図4】前記実施形態の第1寸法測定機の測定器を示す斜視図である。
【図5】前記実施形態の第1寸法測定機の測定器の第1接触部および第2接触部を示す拡大斜視図である。
【図6】前記実施形態の第1寸法測定機の測定器の作用を示す模式図である。
【図7】前記実施形態の第1寸法測定機の測定子で測定部位を挟んでいる様子を示す拡大側面図である。
【図8】前記実施形態の第2寸法測定機を示す断面図である。
【図9】前記実施形態の第2寸法測定機の零点設定手段の作用を示す断面図である。
【図10】前記実施形態の第3寸法測定機を示す断面図である。
【図11】前記実施形態の第4寸法測定機を示す断面図である。
【図12】前記実施形態の第4寸法測定機の作用を示す断面図である。
【図13】前記実施形態の耐圧測定機を示す断面図である。
【図14】前記実施形態の耐荷重測定機を模式的に示す側面図である。
【図15】缶体の検査項目を示す図である。
【符号の説明】
3 測定装置
53 測定子
53A 第1接触部
53B 第2接触部
52 板ばね
1A,1B 缶体
20 保持手段
312 昇降手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a measuring apparatus, and more particularly, to a measuring apparatus that sandwiches a measurement part of a measurement object with a pair of measuring elements and obtains the dimension of the measurement part of the measurement object from the distance between the pair of measurement elements at this time. .
[0002]
[Background]
In the production line of cans, the produced cans are measured, specifically, a plurality of types of inspection items such as dimensions and shapes of each part are measured, and quality is evaluated based on the measurement results. If it is a non-defective product, the information is fed back to the production line and used to adjust the production line.
[0003]
By the way, if a production line for a so-called two-piece can body composed of a can body into which contents such as beer are injected and a lid portion attached to the can body is roughly divided, it can be divided into two production processes. In the first manufacturing process, a rough shape of a can body is formed from an aluminum roll plate through punching and drawing. The first can body that has undergone the first manufacturing process is formed into a fine shape such as an opening flange through further drawing processing or the like in the second manufacturing process. And after a content is inject | poured in the 2nd can body which passed through such a 1st and 2nd manufacturing process, a cover part is attached to a 2nd can body.
[0004]
As shown in FIG. 15, the first and second cans are measured with a micrometer or a caliper for the plate thickness a and the flange width d of the opening, respectively. And based on this measurement result, while evaluating a non-defective product and a defective product, when it is a defective product, the information is fed back to the production line of the can body and used for adjustment of the production line.
[0005]
However, in such an inspection method, since each measurement is performed manually, it takes time and effort to set up each measuring device, and the measurement time becomes long. In addition, there is a problem in that stable measurement values cannot be obtained due to variations in measurement pressure by the operator, reading errors of measurement values, and the like. In order to solve such a problem, a measurable measuring device that sandwiches a measurement part of the object to be measured with a pair of measuring elements and obtains the dimension of the measuring part of the object to be measured from the distance between the pair of measuring elements at this time This eliminates manual measurement.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, using the measuring apparatus as described above, when trying to measure the plate thickness of the first can that has been subjected to drawing or the like, the measuring element is usually formed in a bar shape, so that the plate portion of the can can be slightly Due to deformation such as distortion, the measuring element and the plate portion of the can cannot be brought into uniform contact with each other, and a gap is generated between the measuring element and the plate portion, making it difficult to perform accurate measurement. On the other hand, a spherical contact portion is provided at each tip of the opposing surfaces of the pair of measuring elements, and the measurement part of the can body is sandwiched between these contact parts, and the dimension of the measuring part can be obtained from the distance between the measuring elements at that time. Although it is conceivable, since the flange portion of the second can body has a curved surface, it is difficult to accurately abut the spherical contact portion on the swelled portion of the curved surface of the flange portion.
[0007]
Therefore, when measuring the plate thickness of the first can body and the flange width of the second can body, the measuring element for measuring the plate thickness of the first can body and the flange width measurement of the second can body Therefore, there is a problem that it takes time and effort because it is necessary to replace both the measuring element and the measuring element according to the type of can body to be measured. In addition, a measuring device for measuring the plate thickness of the first can body and a measuring device for measuring the flange width of the second can body are arranged, and the first and second can bodies are measured by independent measuring devices. However, the number of measuring devices corresponding to the number of types of cans must be provided, which is not only uneconomical in terms of cost, but also has a large installation space for installing two types of inspection lines. Is required.
[0008]
An object of the present invention is to provide a measuring apparatus that can save labor, can be configured economically, and can improve space efficiency.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a measuring apparatus of the present invention has the following configuration. The invention according to claim 1 is a measuring device that sandwiches a measurement part of a measurement object with a pair of measuring elements, and obtains the dimension of the measurement part of the measurement object from the distance between the pair of measurement elements at this time, On the opposing surfaces of the pair of measuring elements,Formed into a spherical shapeA pair of first contact portions in point contact with each other;Formed in a cylindrical shapeA pair of second contact portions in line contact with each other in the longitudinal direction of the measuring elementThe second contact portion is disposed closer to the distal end side of the measuring element than the first contact portion, and the distance between the pair of first contact portions is greater than the distance between the pair of second contact portions. Is also formed smallIt is characterized by this.
[0010]
According to the present invention, for example, when measuring the plate thickness of the first can body, the pair of first contact portions that are in point contact with each other and when measuring the flange width of the second can body, The dimension of the measurement site of the object to be measured is obtained by sandwiching each measurement site between the pair of second contact portions that come into contact with each other and detecting the distance between the pair of measuring elements at this time. In other words, the first contact portion that makes point contact is used for the measurement site (such as the plate portion of the first can body) that is configured by a straight line, and the measurement site (such as the flange portion of the second can body) that is configured by a curve. By using the second contact portion that makes line contact, the probe can be easily brought into point contact with the measurement site. Therefore, it is possible to measure a measurement part constituted by a straight line and a measurement part constituted by a curve with a pair of measurement elements, so that there is no need to replace the measurement element depending on the type of the object to be measured or the measurement part as in the past, and labor saving. Can be Further, there is no need to provide a measuring device for each type of object to be measured or measurement site, which is economical and space efficiency can be improved because there is only a space for installing one measuring device.
[0011]
Also,According to this invention, since the first contact portion is formed in a spherical shape, it can be easily formed.
[0012]
Also,According to this invention, since the second contact portion is formed in a cylindrical shape, it can be easily formed.
[0013]
Also,According to this invention, when measuring the plate thickness of the first can body, the measuring element is inserted into the opening of the can body so that the first and second contact portions sandwich the plate portion of the can body. . Thereafter, when the plate portion of the can body is sandwiched between the measuring elements, the first contact portion comes into contact with the plate portion of the can body. At this time, since the distance between the pair of second contact portions is formed wider than the distance between the first contact portions, the second contact portion is not in contact with the plate portion of the can body. On the other hand, when measuring the flange width of the second can body, the measuring element is placed in the opening of the can body so that only the second contact portion arranged on the leading end side of the measuring element sandwiches the flange portion of the can body. Insert into. Thereafter, when the flange portion of the can body is sandwiched by the measuring element, the second contact portion comes into contact with the flange portion of the can body. At this time, the pair of first contact portions are in a state in which the can body is not sandwiched, and the distance between the first contact portions is only slightly smaller than the distance between the second contact portions. Are not in contact with each other. Therefore, the plate thickness of the first can body and the flange width of the second can body can be easily measured simply by changing the insertion position of the measuring element into the can body.
[0014]
Claim2The invention described in claim1In the measuring apparatus described above, the measuring element is supported by a parallel leaf spring mechanism having a pair of leaf springs arranged in parallel so that the pair of measuring elements approach and separate from each other while maintaining a parallel posture. It is characterized by being comprised. According to this invention, since the measuring element is supported by the parallel leaf spring mechanism having a pair of leaf springs arranged in parallel, when a force along the side surface direction is applied to the leaf spring, The spring is elastically deformed while maintaining its parallel state, and the pair of measuring elements can approach and separate from each other while maintaining a parallel posture.
[0015]
Claim3The invention described in claim 1OrClaim2In the measuring apparatus described above, the object to be measured is a can body, holding means for holding the can body in a posture with the opening facing downward, and the measuring element is lifted from the lower side of the can body with respect to the holding means And elevating means to be provided. According to the present invention, the holding body is held in a posture in which the opening is directed downward, the measuring element is lifted from the lower side of the can body by the elevating means, and the plate portion or the flange portion of the can body with the pair of measuring elements The plate thickness and the flange width of the can can be measured by sandwiching. Therefore, the can can be always held in a constant posture by the holding means, and a stable measurement value can be obtained because the can body in which the constant posture is maintained is measured.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
(overall structure)
FIG. 1 is an overall plan view showing a can inspection apparatus 1 according to an embodiment of the present invention. The inspection device 1 is roughly divided into a measuring device 3 that sequentially measures inspection items set in advance for the
The carry-in device 2 includes a
[0017]
The measuring device 3 includes a rotary table 10 that rotates by 60 degrees and stops, a holding means 20 that is disposed on the rotary table 10 and holds the
[0018]
The rotary table 10 is formed in a disk shape, and the center of the circumference is the center of rotation. A holding means 20 for holding the
[0019]
As shown in FIG. 2, the holding means 20 includes a
[0020]
The
The
Further, the
[0021]
When the cans 1 </ b> A and 1 </ b> B are identified, the holding
[0022]
Returning to FIG. 1, the discriminating and placing means 40 includes a can
The can
Information on the size of the
The can
[0023]
A plurality of stations ST <b> 1 to ST <b> 6 are provided at each stop position of the rotary table 10. Among these, in 1st station ST1, can
[0024]
(First dimension measuring machine 31)
As shown in FIG. 3, the first dimension measuring machine 31 (measuring means installed at the second station ST2) includes an elevating
[0025]
As shown in FIG. 4, the measuring
[0026]
As shown in FIG. 5, the pair of measuring
[0027]
Returning to FIG. 4, the biasing means 55 includes a
The separating means 56 is an L-shaped
[0028]
Returning to FIG. 3, one block 54 (the
Here, the probe fine adjustment means 57 includes a
[0029]
When the
[0030]
Here, when measuring the plate thickness a of the
Specifically, in the measurement of the plate thickness a of the
[0031]
Further, in the measurement of the flange width d of the
[0032]
(Second dimension measuring machine 32)
As shown in FIG. 8, the second dimension measuring machine 32 (measuring means installed at the second station ST2) includes a centering
[0033]
The centering
Here, the
[0034]
The measuring
[0035]
The zero point setting means 323 is provided with a
When the zero point setting of the measuring
[0036]
Returning to FIG. 8, first, when the
[0037]
(Third dimension measuring machine 33)
As shown in FIG. 10, the third dimension measuring machine 33 (measuring means installed at the third station ST3) is driven by a centering
[0038]
The centering
The
[0039]
The measuring
[0040]
First, when the
[0041]
(Fourth dimension measuring machine 34)
As shown in FIG. 11 and FIG. 12, the fourth dimension measuring machine 34 (measuring means installed at the fourth station ST4) includes a centering
[0042]
The can
[0043]
The measuring
The
[0044]
First, when the
Next, the elevating body 321C is raised by the elevating means 321B. Then, the
[0045]
(Pressure resistance measuring machine 35)
As shown in FIG. 13, the pressure-resistant measuring device 35 (measuring means installed in the fifth station ST5) is provided on the
[0046]
The surface of each
The
[0047]
First, when the
In addition, since the metal body etc. have generate | occur | produced in the
[0048]
(Load resistance measuring machine 36)
As shown in FIG. 14, the load resistance measuring machine 36 (measuring means installed in the sixth station ST6) includes a mounting table 361 on which the
[0049]
First, the
[0050]
Next, the operation of this embodiment will be described.
The
Specifically, in the second station ST2, the
And the measurement result in each station ST2-ST6 is transmitted to the computer 4, the quality of the
[0051]
According to this embodiment as described above, the following effects are obtained.
That is, in this embodiment, when measuring the plate thickness a of the
[0052]
In the first dimension measuring device 31, since the
[0053]
When measuring the plate thickness a of the
On the other hand, when measuring the flange width d of the
[0054]
In the first dimension measuring machine 31, the measuring
[0055]
The holding
[0056]
In the first dimension measuring machine 31, since the reinforcing
[0057]
Since the first dimension measuring device 31 is provided with the measuring element fine adjustment means 57 for finely adjusting the distance between the measuring
[0058]
It should be noted that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and modifications and improvements within the scope that can achieve the object of the present invention are included in the present invention..
[0059]
In the above-described embodiment, the first dimension measuring device 31 is not provided with the centering
[0060]
In the above-described embodiment, the thickness a of the
[0061]
【The invention's effect】
According to the measuring apparatus of the present invention, it is possible to save labor, to configure economically, and to improve space efficiency.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall plan view showing an inspection apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged perspective view showing the holding means of the embodiment.
FIG. 3 is a side view showing the first dimension measuring machine of the embodiment partially cut away.
FIG. 4 is a perspective view showing a measuring instrument of the first dimension measuring machine of the embodiment.
FIG. 5 is an enlarged perspective view showing a first contact portion and a second contact portion of the measuring instrument of the first dimension measuring machine of the embodiment.
FIG. 6 is a schematic diagram showing the operation of the measuring instrument of the first dimension measuring instrument of the embodiment.
FIG. 7 is an enlarged side view showing a state in which a measurement site is sandwiched between measuring elements of the first dimension measuring machine of the embodiment.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a second dimension measuring machine of the embodiment.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing the operation of zero point setting means of the second dimension measuring machine of the embodiment.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing a third dimension measuring machine of the embodiment.
FIG. 11 is a sectional view showing a fourth dimension measuring machine of the embodiment.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing the operation of the fourth dimension measuring machine of the embodiment.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing the pressure resistance measuring device of the embodiment.
FIG. 14 is a side view schematically showing the load resistance measuring machine of the embodiment.
FIG. 15 is a view showing inspection items of a can body.
[Explanation of symbols]
3 Measuring device
53 Measuring element
53A 1st contact part
53B 2nd contact part
52 leaf spring
1A, 1B can body
20 Holding means
312 Lifting means
Claims (3)
前記一対の測定子の対向面には、球状に形成されて互いに点接触する一対の第1接触部と、円柱状に形成されて前記測定子の長手方向において互いに線接触する一対の第2接触部とを備え、
前記第2接触部は、前記第1接触部よりも前記測定子の先端側に配置されており、前記一対の第1接触部間の距離は、前記一対の第2接触部間の距離よりも小さく形成されていることを特徴とする測定装置。A measuring device that sandwiches a measurement part of a measurement object with a pair of measuring elements, and obtains the dimension of the measurement part of the measurement object from the distance between the pair of measurement elements at this time,
A pair of first contact portions formed in a spherical shape and in point contact with each other on the opposing surfaces of the pair of probe elements, and a pair of second contacts formed in a columnar shape and in line contact with each other in the longitudinal direction of the probe element and a part,
The second contact portion is disposed closer to the distal end side of the measuring element than the first contact portion, and a distance between the pair of first contact portions is larger than a distance between the pair of second contact portions. A measuring apparatus characterized by being formed small .
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