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JP4514790B2 - 位相誤差検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光記録媒体上に光を照射して得られる光スポットのトラッキング誤差信号を検出する位相誤差検出装置に関するものである。
CD(Compact Disk)や、DVD(Digital Versatile Disc)に代表されるような凹凸のピットで情報が記録されている光ディスクからのトラッキング制御信号を得る方式として、近年、位相差法と呼ばれる手法が用いられている。
かかる位相差法の一例として、特許文献1に示すようなものがある。
以下に、かかる特許文献1で示される従来の位相誤差検出装置3010について、図30を用いて説明する。
図30は、従来の位相誤差検出装置3010の構成を示すブロック図である。
図30に示すように、従来の位相誤差検出装置3010は、光スポットの反射光を受光する受光素子101a〜101dを備え、該各受光素子101a〜101dの受光量に応じた光電流を出力するフォトディテクタ101と、フォトディテクタ101の光電流出力を電圧信号に変換する第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dと、第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dで得られた電圧信号から光スポットのトラッキング誤差に応じて互いに位相が変化する2つの信号系列を生成する信号生成器、すなわち第1、及び第2の加算器103a、103bと、アナログ−デジタル変換器(ADC)104a、104bと、入力されたデジタル信号に対して補完処理を施す第1、及び第2の補完フィルタ105a、105bと、第1、及び第2の補完フィルタ105a、105bによって補完された第1、及び第2のデジタル信号系列のゼロクロス点をそれぞれ検出する第1、及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bと、第1のデジタル信号系列のゼロクロス点と、第2のデジタル信号系列のゼロクロス点との位相差を検出し、その位相比較結果をクロック1クロック分のパルスで出力する位相差検出回路107と、位相差検出回路107から出力される位相比較信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタ(LPF)108と、を備える。
なおここでは、フォトディテクタ101が、記録媒体上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向、及び垂直方向に4分割された受光素子101a、101b、101c、101dを備え、第1、及び第2の加算器103a、103bがフォトディテクタ101から出力される各受光素子の受光量に応じて生成された信号のうち、対角に位置する受光素子の出力信号同士をそれぞれ加算することによって、2系列のデジタル信号を生成するものとする。また、ゼロクロス点とは、入力されたデジタル信号と、当該デジタル信号の平均値等から算出されるデジタル信号のセンターレベルとが交わる点をいう。
次に、かかる従来の位相誤差検出装置3010の動作について説明する。
まず、フォトディテクタ101において、光記録媒体(図示せず)のトラック上に光を照射して得られる光スポットの反射光を受光して、受光量に応じた光電流が出力される。
フォトディテクタ101の出力である光電流は、第1から第4の電流電圧変換器102a、102b、102c、102dにより、各受光素子ごとに電圧信号に変換され、第1の加算器103aにより、第1、及び第3の電流電圧回路102a、102cの出力が、第2の加算器103bにより、第2、及び第4の電流電圧回路102b、102dの出力が、それぞれ加算される。
そして、第1、及び第2の加算器103a、103bから出力される信号は、第1、及び第2のADC104a、104bによって、各信号系列の離散化(サンプリング)が行われ、第1、及び第2のデジタル信号系列に変換される。
その後、第1、及び第2のADC104a、104bから出力されるデジタル信号は、補間フィルタ105a、105bに入力され、デジタル信号のサンプリングデータ間の補間データが求められた後、ゼロクロス点検出回路106a、106bにより、補間された2つのデータ系列の立ち上がり、あるいは立ち下がりにおけるゼロクロス点が検出される。なお、補間の方法としては、例えばナイキスト補間といった方法がある。また、2つのデータ系列の立ち上がり、あるいは立ち下がりにおけるゼロクロス点の検出方法としては、例えば、補間されたデータ系列における符号の変化点(+→−、あるいは−→+)を求める方法がある。
位相差検出回路107では、ゼロクロス点検出回路106a、106bから出力されるゼロクロス点の情報を用いて、第1、及び第2の信号系列の波形におけるゼロクロス点間の距離が求められ、かかるゼロクロス点間の距離に基づいて位相比較結果がクロック1クロック分のパルスとして出力され、最終的にLPF108により帯域制限が行われて、トラッキングサーボ制御に必要な帯域のトラッキング誤差信号が生成される。
次に、前記従来の位相誤差検出装置3010における、位相差検出回路107の構成、及び動作について、図31、図32を用いてさらに詳しく説明する。
図31は、従来の位相差検出回路107の構成を示すブロック図である。
図31において、位相差検出回路107は、位相差演算部111と、パルス生成部112と、データ切替部113と、からなる。
位相差演算部111は、ゼロクロス点検出回路106a、106bにおいて検出されたゼロクロス情報を元に、2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を演算し、位相比較結果としてデータ切替部113に順次出力する。
パルス生成部112は、位相比較に用いる各データ系列において、ゼロクロスする位置で、サンプリングクロック1クロック分のパルス信号をそれぞれ生成し、該生成した各データ系列に対するパルス信号のうち、位相比較を行うポイントにおいて後に現れるパルス信号を、位相比較終了信号PCCとして出力する。
データ切替部113は、パルス生成部112が出力する位相比較終了信号のタイミングで、位相差演算部111から出力される位相比較結果を、サンプリングクロック1クロック分のパルスで出力する。
図32は、位相差検出回路107の動作を説明するための図であり、上から、第1のゼロクロス点検出回路106aから出力される第1の信号系列(位相比較入力A)(a)、第2のゼロクロス点検出回路106bから出力される第2の信号系列(位相比較入力B)(b)、パルス生成部112から出力される位相比較終了信号PCC(c)、位相差検出回路107から出力される位相比較結果(d)、を示している。
図32の位相比較入力A(a)、及びB(b)に示される、第1、及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bから出力される2系列の信号は、位相差検出回路107の位相差演算部111、及びパルス生成部112に入力され、位相差演算部111では、ゼロクロス点検出回路106a、106bにおいて検出されたゼロクロス情報を元に、位相差Δ1、Δ2、Δ3が順次算出される。
一方で、パルス生成部112では、位相比較に用いる各データ系列において、ゼロクロスする位置で、サンプリングクロック1クロック分のパルス信号がそれぞれ生成され、該生成した各データ系列に対するパルス信号のうち、位相比較を行うポイントにおいて後に現れるパルス信号が、位相比較終了信号PCCとして出力される(図32(c)の位相比較終了信号PCC参照)。
その後、データ切替部113では、パルス生成部112が出力する位相比較終了信号PCCに基づいて、位相差演算部111から出力される位相比較結果PCRが、サンプリングクロック1クロック分のパルスで出力される(図32(d)の位相比較結果PCR参照)。
図33は、CAV再生時に、かかる従来の位相誤差検出装置3010により検出されるトラッキング誤差信号を示したものであり、(a)はディスクの内周側におけるトラッキング誤差信号を、(b)はディスク外周側におけるトラッキング誤差信号を示すものである。
図33に示すように、位相差検出回路107の各パルスごとの出力振幅は、同じ位相間隔内のサンプリング数が多いディスクの内周側(図(a))の方が、同じ位相間隔内のサンプリング数が少ないディスク外周側(図(b))に比べ大きくなるが、図32に示されるように、同図(d)の位相比較結果PCRの出力は、同図(c)の位相比較終了信号PCCの1クロックのみで該出力を行っているため、該位相比較結果PCRを出力する時間は、同じ位相間隔内のサンプリング数が多いディスクの内周側(図(a))の方が、同じ位相間隔内のサンプリング数が少ないディスクの外周側(図(b))に比べて短くなっている。
そのため、かかる位相差検出回路107からの位相比較結果PCRに対して、LPF108により帯域制限を行ってトラッキング誤差信号TREを生成した場合には、ディスクの内側と外側とで等しい振幅を有するトラッキング誤差信号を得ることができ(図33中の振幅A、振幅B)、CAV再生時におけるトラッキング誤差信号の線速依存を解消することが可能となる。
このように、従来の位相誤差検出装置3010では、デジタル信号処理によりトラッキング誤差を検出することができるので、アナログ信号処理によるトラッキング誤差検出では対応できない光記録再生装置の倍速化、及び記録値の高密度化に対応できるとともに、アナログ信号処理構成にかかわる構成を大幅に削減することができ、光記録再生装置の小型化、及び低コスト化を実現することができる。
特開2004−311006号公報
しかしながら、従来の、位相差法を用いたトラッキング誤差信号の検出では、ピット深さに依存するものなどの光学的要因や、各信号系列の回路伝播遅延の相違等による位相差が発生し、トラッキング誤差信号にDCオフセットが発生することが知られている。
このトラッキング誤差信号のDCオフセットを補正する手段としては、従来より、生成されたトラッキング誤差信号にオフセット補正量を加算することで、トラッキング誤差信号のDCオフセットを補正する方法が、一般に用いられている。
しかし、従来のトラッキング誤差信号のDCオフセットの補正方法では、ディフェクト位置や、未記録位置等において、入力信号がなく位相差が検出されない状態でも、オフセット補正量が加算されてしまうので、無信号時にオフセット電圧が出力されてしまい、トラッキングサーボが不安定になる、等の不都合が生じている。
本発明は、前記従来の課題を解決するためになされたもので、位相差法を用いたトラッキング誤差信号検出におけるトラッキング誤差信号のDCオフセットを、補正することができる位相誤差検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の位相誤差検出装置は、互いに位相が変化する2つの信号系列をサンプリングし、デジタル信号を生成する信号生成回路と、前記信号生成回路からの出力信号から、各系列のデジタル信号と、該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出回路と、前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて該両デジタル信号の位相比較を行い、各ゼロクロス点間での位相比較結果を、サンプリングクロック1クロック分のパルスで出力し、さらに位相比較が終了したことを示す位相比較終了信号を出力する位相差検出回路と、前記位相差検出回路の位相比較終了信号に応じてオフセット補正量を出力するオフセットゲート回路と、前記位相差検出回路の位相比較結果出力信号と、前記オフセットゲート回路の出力信号とを加算する加算回路と、前記加算回路から出力される信号に帯域制限を行って位相誤差信号を得るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力から位相誤差信号のオフセット量を検出し、該検出したオフセット量に基づいて、オフセット補正量を調整し前記オフセットゲート回路に出力するオフセット補正回路と、を備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、光ディスク上に光を照射して得られる光スポットの反射光を受光し、受光量に応じた信号を出力するフォトディテクタを、さらに備え、前記信号生成回路は、前記フォトディテクタの出力信号から、前記光スポットのトラッキング誤差に応じて互いに位相が変化する2つの信号系列のデジタル信号を生成する信号生成回路であり、記位相誤差信号は、トラッキング誤差信号である、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、前記フォトディテクタの出力信号から光ディスク上の傷、あるいは汚れなどのディフェクト、あるいは未記録状態を検出し、ディフェクト、あるいは未記録状態が検出されている期間は、前記オフセットゲート回路の出力を0となるように制御するディフェクト・未記録検出部を、さらに備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、互いに位相が変化する2つの信号系列をサンプリングし、デジタル信号を生成する信号生成回路と、前記信号生成回路からの出力信号から、各系列のデジタル信号と、該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出回路と、前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて該両デジタル信号の位相比較を行い、各ゼロクロス点間での位相比較結果をサンプリングクロック1クロック分のパルスで出力し、さらに位相比較が終了したことを示す位相比較終了信号を出力する位相差検出回路と、設定された間隔ごとに基準信号を出力する基準間隔生成回路と、前記基準間隔生成回路からの基準信号間隔中に、前記位相差検出回路からの位相比較終了信号を検出したか否かの制御信号を出力する有効位相差検出回路と、前記有効位相差検出回路からの制御信号によって、位相比較終了信号が検出されている場合はオフセット補正量を出力し、位相比較終了信号が検出されていない場合には0を出力するオフセットゲート回路と、前記位相差検出回路の位相比較結果出力信号に、前記オフセットゲート回路の出力を加算する加算回路と、前記加算回路から出力される信号に帯域制限を行って位相誤差信号を得るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力から位相誤差信号のオフセット量を検出し、該検出したオフセット量に基づいて、オフセット補正量を調整し前記オフセットゲート回路に出力するオフセット補正回路とを、備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、互いに位相が変化する2つの信号系列をサンプリングし、デジタル信号を生成する信号生成回路と、前記信号生成回路からの出力信号から各系列のデジタル信号と、該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出回路と、前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて該両デジタル信号の位相比較を行い、各ゼロクロス点間での位相比較結果をサンプリングクロック1クロック分のパルスで出力し、さらに位相比較が終了したことを示す位相比較終了信号を出力する位相差検出回路と、設定された間隔ごとに基準信号を出力する基準間隔生成回路と、前記基準間隔生成回路からの基準信号間隔中に、前記位相差検出回路からの位相比較終了信号を検出したか否かの制御信号を出力する有効位相差検出回路と、前記有効位相差検出回路からの制御信号によって、位相比較終了信号が検出されている場合はオフセット補正量を出力し、位相比較終了信号が検出されていない場合には0を出力するオフセットゲート回路と、前記位相差検出回路の位相比較結果出力信号に帯域制限を行うローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力に前記オフセットゲート回路の出力を加算し、位相誤差信号を得る加算回路と、前記ローパスフィルタの出力から位相誤差信号のオフセット量を検出し、該検出したオフセット量に基づいて、オフセット補正量を調整し前記オフセットゲート回路に出力するオフセット補正回路とを、備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、光ディスク上に光を照射して得られる光スポットの反射光を受光し、受光量に応じた信号を出力するフォトディテクタを、さらに備え、前記信号生成回路は、前記フォトディテクタの出力信号から、前記光スポットのトラッキング誤差に応じて互いに位相が変化する2つの信号系列のデジタル信号を生成する信号生成回路であり、前記位相誤差信号は、トラッキング誤差信号である、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、光ディスク上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向、及び垂直方向に4分割された受光素子からなるフォトディテクタと、前記フォトディテクタから出力される各受光素子の受光量に応じて生成された4系列のデジタル信号から、各系列のデジタル信号と、該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出回路と、前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点のうち、情報トラックの進行方向前方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて該両デジタル信号の位相比較を行い、各ゼロクロス点間での位相比較結果をサンプリングクロック1クロック分のパルスで出力し、さらに位相比較が終了したことを示す位相比較終了信号を出力する第1の位相差検出回路と、設定された間隔ごとに基準信号を出力する基準間隔生成回路と、前記基準間隔生成回路からの基準信号間隔中に、前記第1の位相差検出回路の位相比較終了信号を有効位相差として検出したか否かの制御信号を出力する第1の有効位相差検出回路と、前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点のうち、情報トラックの進行方向後方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて該両デジタル信号の位相比較を行い、各ゼロクロス点間での位相比較結果をサンプリングクロック1クロック分のパルスで出力し、さらに位相比較が終了したことを示す位相比較終了信号を出力する第2の位相差検出回路と、前記基準間隔生成回路からの基準信号間隔中に、前記第2の位相差検出回路の位相比較終了信号を検出したか否かの制御信号を出力する第2の有効位相差検出回路と、前記第1、及び第2の有効位相差検出回路からの制御信号によって、両方の有効位相差検出回路がともに位相比較終了信号を検出している場合のみオフセット補正量を出力し、前記一方、もしくは両方の有効位相差検出回路によって位相比較終了信号が検出されない場合には0を出力するオフセットゲート回路と、前記第1の位相差検出回路の位相比較結果出力と、前記第2の位相差検出回路の位相比較結果出力とを加算する第1の加算回路と、前記第1の加算回路の出力と、前記オフセットゲート回路の出力とを加算する第2の加算回路と、前記第2の加算回路から出力される信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力からトラッキング誤差信号のオフセット量を検出し、該検出したオフセット量に基づいて、オフセット補正量を調整し前記オフセットゲート回路に出力するオフセット補正回路と、を備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、光ディスクの線速度を検出する線速度検出部と、前記線速度検出部の出力に応じて、前記基準間隔生成回路の出力信号間隔を変更する設定期間調整部とを、さらに備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、前記線速度検出部は、光ディスクの再生信号に同期したクロックを出力するPLL部と、一定周期内の前記PLL部からの出力クロックの入力回数をカウントし、線速度を測定するカウンタとを、備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、光ディスクの再生信号に同期したクロックを出力するPLL部を、さらに備え、前記基準間隔生成回路は、前記PLL部の出力クロックで動作するカウンタを有し、該カウンタが所定値をカウントするごとに前記基準信号を出力する、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、前記PLL部は、出力クロックが再生信号に同期しているか否かの制御信号を、さらに出力し、前記カウンタは、前記PLL部からの制御信号を受け、前記PLL部からの出力クロックが再生信号に同期している場合のみ前記PLL部からの出力クロックで動作し、それ以外の状態では固定クロックによって動作する、ことを特徴とするる。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、前記基準間隔生成回路は、前記PLL部からの出力クロックで前記カウンタが動作する場合に基準信号を出力するカウント値を決める第1の設定値と、固定クロックでカウンタが動作する場合に基準信号を出力するカウント値を決める第2の設定値とを有し、前記PLL部からの制御信号を受け、前記PLL部が再生信号に同期した状態であるときに、前記基準間隔生成回路からの基準信号の出力間隔が、前記PLL部からの出力クロックでの動作時と、固定クロックでの動作時と、で等しくなるように第2のカウント設定値を制御する設定値制御部を、さらに備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、前記基準間隔生成回路からの基準信号間隔中に、前記位相差検出回路から出力される位相比較終了信号の回数をカウントし出力するカウント回路と、前記カウント回路の出力に対して平均化を行う平均化回路と、前記平均化回路の出力値が所定の値になるように前記基準間隔生成回路の基準信号を出力する間隔を調整する設定値制御部とを、さらに備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、前記フォトディテクタの出力信号から光ディスク上の傷、あるいは汚れなどのディフェクト、あるいは未記録状態を検出し、ディフェクト、あるいは未記録状態が検出されている期間は、前記平均化回路の入出力信号をホールドするディフェクト・未記録検出部を、さらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、前記各系列それぞれに、ゼロクロス点検出回路の出力から各信号系列のゼロクロス点間隔の距離を測定するパルス幅検出回路を備え、前記パルス幅検出回路により検出されるゼロクロス間隔が所定の値以下の場合には、当該ゼロクロス点での位相比較終了信号を無効とし、有効位相差検出回路への出力を停止する無効位相比較キャンセル部とを、さらに備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、前記各系列それぞれに、前記ゼロクロス点検出回路の出力から、ゼロクロス点間のサンプルデータのセンターレベルとの差の絶対値を、信号振幅値として検出する振幅検出回路を、さらに備え、前記無効位相差キャンセル部は、前記振幅検出回路により検出される信号振幅値が所定の値以下の場合も、当該ゼロクロス点での位相比較終了信号を無効とし、有効位相差検出回路への出力を停止する、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、前記フォトディテクタの出力信号から、光ディスク上の傷、あるいは汚れなどのディフェクト、あるいは未記録状態を検出し、前記ディフェクト、あるいは未記録状態が検出されている期間は、前記オフセットゲート回路の出力が0となるように制御するディフェクト・未記録検出部を、さらに備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、互いに位相が変化する2つの信号系列をサンプリングし、デジタル信号を生成する信号生成回路と、前記信号生成回路からの出力信号から各系列のデジタル信号と、該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出回路と、前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行い、各ゼロクロス点間での位相比較結果をサンプリングクロック1クロック分のパルスで出力し、さらに位相比較が終了したことを示す位相比較終了信号を出力する位相差検出回路と、設定された間隔ごとに基準信号を出力する基準間隔生成回路と、前記基準間隔生成回路からの基準信号の出力ごとに、所定の期間、信号を出力する監視期間生成回路と、前記監視期間生成回路から信号が出力されている期間中に前記位相差検出回路からの位相比較終了信号を検出したか否かの制御信号を出力する有効位相差検出回路と、前記基準間隔生成回路からの基準信号の出力ごとに、前記有効位相差検出回路において位相比較終了信号が検出されていた場合にはオフセット補正量をパルス出力し、位相比較終了信号が検出されていない場合には0を出力するオフセットゲート回路と、前記位相差検出回路の位相比較結果出力信号に、前記オフセットゲート回路の出力を加算する加算回路と、前記加算回路から出力される信号に帯域制限を行って位相誤差信号を得るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力から位相誤差信号のオフセット量を検出し、該検出したオフセット量に基づいて、オフセット補正量を調整し前記オフセットゲート回路に出力するオフセット補正回路とを、備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、光ディスク上に光を照射して得られる光スポットの反射光を受光し、受光量に応じた信号を出力するフォトディテクタを、さらに備え、前記信号生成回路は、前記フォトディテクタの出力信号から、前記光スポットのトラッキング誤差に応じて互いに位相が変化する2つの信号系列のデジタル信号を生成する信号生成回路であり、前記位相誤差信号は、トラッキング誤差信号である、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、光ディスク上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向、及び垂直方向に4分割された受光素子からなるフォトディテクタと、前記フォトディテクタから出力される各受光素子の受光量に応じて生成された4系列のデジタル信号から、各系列のデジタル信号と、該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出回路と、前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点のうち、情報トラックの進行方向前方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行い、各ゼロクロス点間での位相比較結果を、サンプリングクロック1クロック分のパルスで出力し、さらに位相比較が終了したことを示す位相比較終了信号を出力する第1の位相差検出回路と、設定された間隔ごとに基準信号を出力する基準間隔生成回路と、前記基準間隔生成回路からの基準信号ごとに、所定の期間信号を出力する監視期間生成回路と、前記監視期間生成回路から信号が出力されている期間中に、前記第1の位相差検出回路からの位相比較終了信号を検出したか否かの制御信号を出力する第1の有効位相差検出回路と、前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点のうち、情報トラックの進行方向後方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行い、各ゼロクロス点間での位相比較結果を、サンプリングクロック1クロック分のパルスで出力し、さらに位相比較が終了したことを示す位相比較終了信号を出力する第2の位相差検出回路と、前記監視期間生成回路から信号が出力されている期間中に、前記第2の位相差検出回路からの位相比較終了信号を検出したか否かの制御信号を出力する第2の有効位相差検出回路と、前記基準間隔生成回路からの出力信号ごとに、前記第1、及び第2の有効位相差検出回路からの制御信号によって、両方の有効位相差検出回路がともに位相比較終了信号を検出している場合のみオフセット補正量をパルス出力し、前記一方、もしくは両方の有効位相差検出回路によって位相比較終了信号が検出されない場合には0を出力するオフセットゲート回路と、前記第1の位相差検出回路の位相比較結果出力と、前記第2の位相差検出回路の位相比較結果出力とを加算する第1の加算回路と、前記第1の加算回路の出力と、前記オフセットゲート回路の出力とを加算する第2の加算回路と、前記第2の加算回路から出力される信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力からトラッキング誤差信号のオフセット量を検出し、該検出したオフセット量に基づいて、オフセット補正量を調整し前記オフセットゲート回路に出力するオフセット補正回路とを、備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、前記監視期間生成回路は、前記基準間隔生成回路からの基準信号の出力ごとに、所定の期間の前記信号の出力を繰り返し、前記有効位相差検出回路は、前記監視期間生成回路からの信号出力期間中の位相比較終了信号を繰り返し監視し、前記基準間隔生成回路からの出力信号間隔中に、位相比較終了信号が検出された前記監視期間生成回路からの出力信号期間の回数と、位相比較終了信号が検出されなかった期間の回数との比率が、所定の値以上であるか否かを示す制御信号を出力する、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、光ディスクの線速度を検出する線速度検出部と、前記線速度検出部の出力に応じて、前記監視期間生成回路の出力信号期間を変更する設定期間調整部とを、さらに備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、前記線速度検出部は、光ディスクの再生信号に同期したクロックを出力するPLL部と、一定周期内の前記PLL部からの出力クロックの入力回数をカウントし、線速度を測定するカウンタとを、備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、光ディスクの再生信号に同期したクロックを出力するPLL部を、さらに備え、前記監視期間生成回路は、前記PLL部からの出力クロックで動作するカウンタを有し、該カウンタが所定値をカウントするごとに、前記信号を出力する、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、前記PLL部は、出力クロックが再生信号に同期しているか否かの制御信号を、さらに出力し、前記カウンタは、前記PLL部からの制御信号を受け、前記PLL部の出力クロックが再生信号に同期している場合のみ前記PLL部からの出力クロックで動作し、それ以外の状態では固定クロックによって動作する、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、前記監視期間生成回路は、前記PLL部の出力クロックでカウンタが動作する場合に信号を出力するカウント値を決める第1の設定値と、固定クロックでカウンタが動作する場合に信号を出力するカウント値を決める第2の設定値とを、備え、前記PLL部からの制御信号を受け、前記PLL部が再生信号に同期した状態であるときに、監視期間生成回路からの出力信号期間が、前記PLL部からの出力クロックでの動作時と、固定クロックでの動作時と、で等しくなるように前記第2のカウント設定値を制御する設定値制御部を、さらに備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、前記監視期間生成回路からの信号出力期間中に、前記位相差検出回路から出力される位相比較終了信号の回数をカウントし出力するカウント回路と、前記カウント回路の出力に対して平均化を行う平均化回路と、前記平均化回路の出力値が所定の値になるように、前記監視期間生成回路の出力信号期間を調整する設定値制御部とを、さらに備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、前記フォトディテクタの出力信号から光ディスク上の傷、あるいは汚れなどのディフェクト、あるいは未記録状態を検出し、ディフェクト、あるいは未記録状態が検出されている期間は、前記平均化回路の入出力信号をホールドするディフェクト・未記録検出部を、さらに備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、前記各系列それぞれに、前記ゼロクロス点検出回路の出力から各信号系列のゼロクロス点間隔の距離を測定するパルス幅検出回路を備え、前記パルス幅検出回路により検出されたゼロクロス間隔が所定の値以下の場合は、当該ゼロクロス点での位相比較終了信号を無効とし、前記有効位相差検出回路への出力を停止する無効位相比較キャンセル部とを、さらに備えた、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、前記各系列それぞれに、前記ゼロクロス点検出回路の出力からゼロクロス点間のサンプルデータのセンターレベルとの差の絶対値を、信号振幅値として検出する振幅検出回路を、さらに備え、前記無効位相差キャンセル部は、前記振幅検出回路により検出される信号振幅値が所定の値以下の場合も、当該ゼロクロス点での位相比較終了信号を無効とし、有効位相差検出回路への出力を停止する、ことを特徴とする。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、前記フォトディテクタの出力信号から光ディスク上の傷、あるいは汚れなどのディフェクト、あるいは未記録状態を検出し、ディフェクト、あるいは未記録状態が検出されている期間は、前記オフセットゲート回路の出力が0となるように制御するディフェクト・未記録検出部を、さらに備えた、ことを特徴とする。
本発明は、以上に説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
本発明の位相誤差検出装置によれば、位相比較器からの位相比較終了信号に応じてオフセット補正量を出力するオフセットゲート回路により、位相比較が行われるごとにパルス出力のオフセット量を付加するものとしたので、位相比較が行われている場合のみ位相誤差信号のオフセット補正を行うことが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置によれば、前記位相誤差検出装置において、光ディスク上の傷や、汚れなどのディフェクトや、未記録状態を検出し、ディフェクト、もしくは未記録状態が検出されている期間は、オフセットゲート回路から出力される値が0となるように制御するディフェクト・未記録検出部を付加したので、ディフェクトや未記録位置等でのノイズ等による位相差検出回路の誤動作によるオフセット加算を解消し、安定したトラッキング誤差信号を得ることができる。
また、本発明の位相誤差検出装置によれば、基準間隔生成回路から設定された間隔で出力される基準信号間隔中に、位相差検出回路からの位相比較終了信号を検出したか否かの制御信号を出力する有効位相差検出回路と、有効位相差検出回路からの制御信号によって、位相比較終了信号が検出されている場合にはオフセット補正量を出力し、位相比較終了信号が検出されていない場合にはオフセット補正量を出力しないオフセットゲート回路を備えたので、位相比較が行われない位置でのオフセット補正を行わず、位相比較が行われている場合のみ位相誤差信号のオフセット補正を行うことが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置によれば、4分割のフォトディテクタから互いに相関関係にある2系列の位相差検出回路と、それぞれの位相差検出回路に対しての有効位相差検出回路とを備え、互いの有効位相差検出回路において位相比較終了信号が検出されている場合のみオフセットゲート回路からオフセット補正量を出力するものとしたので、ノイズ等による位相差検出回路の誤動作に対応するオフセット補正量の出力を低減し、より正確にトラッキング誤差信号のオフセット調整を行うことが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置によれば、前記位相誤差検出装置において、線速度に応じて基準間隔生成回路の基準信号出力間隔を調整する機能を付加したので、ディスクの内外周で線速度が異なるCAV再生を行った場合であっても、ディスク内外周で前記基準間隔生成回路からの基準信号間隔中の平均位相比較回数が変化することがなく、有効位相差検出回路での位相比較終了信号の検出感度を常に一定にすることが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置によれば、前記位相誤差検出装置において、光ディスクの再生信号に同期したクロックを出力するPLL部を備え、基準間隔生成回路は、PLL部からの出力クロックにより動作するカウンタで構成され、一定のカウント値ごと基準信号を出力させるものとしたので、ディスクの内外周で線速度が異なるCAV再生を行った場合であっても、ディスク内外周で基準間隔生成回路の出力信号間隔が線速度に応じて自動的に変化するため、基準間隔生成回路の出力信号間隔内の平均位相比較回数が変化することがなく、有効位相差検出回路での位相比較終了信号の検出感度を常に一定にすることが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置によれば、前記位相誤差検出装置において、PLL部が再生信号に同期したクロックを出力しているか否かの制御信号により、基準間隔生成回路のカウンタの動作クロックをPLLクロックと固定クロックとで切替える機能を付加したので、PLL部が再生信号に同期したクロックを出力していない状態のときは、固定クロックで前記カウンタを動作させることで、PLL部が再生信号に同期したクロックを出力していないときでも、安定して基準間隔生成回路を動作させることが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置によれば、前記位相誤差検出装置において、基準間隔生成回路の出力信号間隔を決める設定値をPLLクロックでカウンタを動作させる場合と、固定クロックでカウンタを動作させる場合とで、それぞれ別に持ち、PLLが再生信号に同期したクロックを出力している状態であるときに、PLLクロックの周波数と、固定クロックの周波数との関係から基準間隔生成回路の出力信号の間隔がどちらのクロックで動作した場合でも等しくなるように固定クロック動作時の設定値を調整する機能を付加したので、外乱要因によりPLLが突発的に外れた場合でも、基準間隔生成回路出力パルス間隔が変化することなく、有効位相差検出回路での位相比較終了信号の検出感度を一定に保つことが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、基準間隔生成回路からの基準信号の間隔中に、位相差検出回路から出力される位相比較終了信号の回数をカウントし、当該カウント値を平均化する平均化回路を通し、平均化回路の出力値が所定の値になるように基準間隔生成回路の出力信号の間隔を制御する機能を付加したので、ディスクの内外周で線速度がことなるCAV再生を行った場合であっても、内外周で基準間隔生成回路の出力信号間隔中の平均位相比較回数が変化することがなく、有効位相差検出回路での位相比較終了信号の検出感度を常に一定にすることが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、光ディスク上の傷や汚れなどのディフェクトや、未記録状態を検出し、ディフェクト、もしくは未記録状態が検出されている期間は、平均化回路の入出力値をホールドする機能を付加したので、ディフェクト位置や、未記録位置等、入力信号がなく位相比較終了信号が出力されない状態での平均化回路出力の低下を防ぐことにより、有効位相差検出回路の検出感度を安定して保つことが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、各系列それぞれにゼロクロス点検出回路の出力から各信号系列のゼロクロス点間隔を測定するパルス幅隔検出回路を、さらに備え、ゼロクロス間隔が所定の値以下の場合には当該ゼロクロス点での位相比較終了信号を無効とし、有効位相差検出回路に出力しないようにする無効位相比較キャンセル部を備えたので、ノイズ等による位相差検出回路の誤動作によるオフセット補正量の加算を低減することが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、各系列それぞれにゼロクロス点検出回路の出力からの各信号系列のゼロクロス点検出信号を受け、各信号系列のゼロクロス点間のサンプルデータとセンターレベルとの差の絶対値を信号振幅値として検出する振幅検出回路を、さらに備え、検出される信号振幅値が所定の値以下の場合においても無効位相比較キャンセル部により当該ゼロクロス点での位相比較終了信号を無効とするようにしたので、ノイズ等による位相差検出回路の誤動作に対応するオフセット補正量の加算を、より精度よく低減することが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置によれば、前記位相誤差検出装置において、光ディスク上の傷や汚れなどのディフェクトや未記録状態を検出し、ディフェクトもしくは未記録状態が検出されている期間は、オフセットゲート回路から出力されるオフセット補正量が0となるように制御する機能を付加したので、ディフェクトや未記録位置等再生信号がない状態でのノイズ等による位相差検出回路の誤動作によるオフセット加算を解消し、安定したトラッキング誤差信号を得ることができる。
また、本発明の位相誤差検出装置は、設定間隔ごとに基準信号を出力する基準間隔生成回路と、基準間隔生成回路からの出力信号ごとに、所定の期間信号を出力する監視期間生成回路と、監視期間生成回路から信号が出力されている期間中に位相差検出回路からの位相比較終了信号を検出したか否かの制御信号を出力する有効位相差検出回路と、基準間隔生成回路からの出力信号ごとに有効位相差検出回路において位相比較終了信号が検出されている場合にはオフセット補正量をパルス出力し、位相比較終了信号が検出されない場合には0を出力するオフセットゲート回路を備えたので、位相比較が行われない位置でのオフセット補正を行わず、位相比較が行われている場合のみ位相誤差信号のオフセット補正を行うことが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置によれば、4分割のフォトディテクタから互いに相関関係にある2系列の位相差検出回路と、それぞれの位相差検出回路に対しての有効位相差検出回路とを備え、互いの有効位相差検出回路において位相比較終了信号が検出されている場合のみオフセットゲート回路からオフセット補正量をパルス出力することとしたので、ノイズ等による位相比較器による位相比較の誤動作によるオフセット補正量の出力を低減し、正確なトラッキング誤差信号を得ることが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置によれば、前記位相誤差検出装置において、監視期間生成回路は、所定の期間繰り返し信号を出力し、有効位相差検出回路は、監視期間生成回路からの出力信号期間中の位相差検出回路からの位相比較終了信号を監視し、基準間隔生成回路の出力信号間隔内での位相比較終了信号が検出された期間の回数と、検出されなかった期間の回数の比率が所定の値以上であるか、否かの制御信号を出力することとしたので、ノイズ等による位相差検出回路の誤動作に対応するオフセット加算を低減することが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置によれば、前記位相誤差検出装置において、線速度に応じて監視期間生成回路の出力信号期間を調整する機能を付加したので、ディスクの内外周で線速度がことなるCAV再生を行った場合であっても、ディスク内外周で監視期間生成回路からの出力信号期間中の平均位相比較回数が変化することがなく、有効位相差検出回路での検出感度を常に一定にすることが可能となる。 また、本発明の位相誤差検出装置によれば、前記位相誤差検出装置において、光ディスクの再生信号に同期したPLLクロックを出力するPLL部を備え、監視期間生成回路は、PLL部からの出力クロックによって動作するカウンタで構成され、所定のカウント数の期間、信号を出力させることとしたので、ディスクの内外周で線速度がことなるCAV再生を行った場合であっても、ディスク内外周で基準間隔生成回路の出力信号間隔が線速度に応じて自動的に変化することとなり、監視期間生成回路の信号出力期間中の平均位相比較回数が変化することがなく、有効位相差検出回路での位相比較終了信号の検出感度を常に一定にすることが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置によれば、前記位相誤差検出装置において、PLL部が再生信号に同期したクロックを出力しているか、否かの制御信号により、監視期間生成回路の信号出力期間を決めるカウンタの動作クロックをPLLクロックと固定クロックとで切替える機能を付加し、PLL部が再生信号に同期したクロックを出力していない状態の時は固定クロックで前記カウンタを動作させるようにしたので、PLL部が再生信号に同期したクロックを出力していない場合でも安定して監視期間生成回路を動作させることが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置によれば、前記位相誤差検出装置において、監視期間生成回路からの信号出力期間の設定値をPLLクロックでカウンタが動作する場合と、固定クロックでカウンタが動作する場合とでそれぞれ別に持ち、PLL部が再生信号に同期したクロックを出力している状態であるときに、PLLクロックの周波数と固定クロックの周波数の関係から監視期間生成回路の出力信号期間がどちらのクロックで動作した場合でも等しくなるように固定クロック動作時の設定値を制御する機能を付加したので、外乱要因によりPLLが突発的に外れた場合でも監視期間生成回路の出力信号期間が変化することなく、有効位相差検出回路での位相比較終了信号の検出感度を一定に保つことが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、監視期間生成回路からの信号出力期間中に、位相差検出回路から出力される位相比較終了信号の回数をカウントし、当該カウント値を平均化する平均化回路を通し、平均化回路の出力値が所定の値になるように監視期間生成回路の信号出力期間を調整する機能を付加したので、ディスクの内外周で線速度が異なるCAV再生を行った場合であっても、内外周で監視期間生成回路の出力信号期間中の平均位相比較回数が変化することがなく、有効位相差検出回路での位相比較終了信号の検出感度を常に一定にすることが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、光ディスク上の傷や汚れなどのディフェクトや未記録状態を検出し、ディフェクトもしくは未記録状態が検出されている期間は、前記平均化回路の入出力値をホールドする機能を付加したので、ディフェクトや未記録位置等、無信号状態での前記平均化回路出力の低下を防ぐことができ、有効位相差検出回路での位相比較終了信号の検出感度を安定して保つことが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、各系列それぞれにゼロクロス点検出回路の出力から各信号系列のゼロクロス点間隔を測定するパルス幅隔検出回路を、さらに備え、ゼロクロス間隔が所定の値以下の場合には当該ゼロクロス点での位相比較終了信号を無効とし、位相比較終了信号に出力しないようにする無効位相比較キャンセル部を備えたので、ノイズ等による位相差検出回路の誤動作によるオフセット補正量加算を低減することが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置は、前記位相誤差検出装置において、各系列それぞれにゼロクロス点検出回路の出力からの各信号系列のゼロクロス点検出信号を受け、各信号系列のゼロクロス点間のサンプルデータとセンターレベルとの差の絶対値を信号振幅値として検出する振幅検出回路を、さらに備え、検出される信号振幅値が所定の値以下の場合においても、無効位相比較キャンセル部により当該ゼロクロス点での位相比較終了信号を無効とするようにしたので、ノイズ等による位相差検出回路の誤動作に対応するオフセット補正量の加算を、さらに精度よく低減することが可能となる。
また、本発明の位相誤差検出装置によれば、前記位相誤差検出装置において、光ディスク上の傷や汚れなどのディフェクトや未記録状態を検出し、ディフェクトもしくは未記録状態が検出されている期間は、オフセットゲート回路から出力されるオフセット補正量が0となるように制御する機能を付加しているので、ディフェクトや未記録位置等でのノイズ等による位相差検出回路の誤動作によるオフセット加算を解消することができる。
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1による位相誤差検出装置について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1による位相誤差検出装置1000のブロック構成図である。
図1において、本実施の形態1による位相誤差検出装置1000は、光スポットの反射光を受光する受光素子を備え、各受光素子の受光量に応じた光電流を出力するフォトディテクタ101と、第1〜第4の電流電圧変換器102a〜102dと、2つの信号系列を生成する信号生成器である第1、及び第2の加算器103a、103bと、第1、及び第2のアナログ−デジタル変換器(ADC)104a、104bと、第1、及び第2の補間フィルタ105a、105bと、第1、及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bと、位相差検出回路107と、ローパスフィルタ(LPF)108と、オフセットゲート回路11と、第3の加算器12と、オフセット補正回路13とからなる。前記位相差検出回路107は、位相差演算部111と、パルス生成部112と、データ切替部113と、からなる。
なお、本実施の形態1による位相誤差検出装置1000におけるオフセットゲート回路11、第3の加算器12、オフセット補正回路13以外の構成要素は、図30、図31を用いて説明した従来の位相誤差検出装置3010におけるものと同じである。
上記オフセットゲート回路11は、パルス生成部112が出力する位相比較終了信号PCCを制御信号として、オフセット補正回路13から出力されるオフセット補正量Δαを、データ切替部113が位相比較結果PCRを出力するタイミングでパルス出力し、第3の加算器12で、データ切替部113からの出力信号PCRに、オフセット補正量Δαを加算させる。
オフセット補正回路13では、LPF108の出力からトラッキング誤差信号TREのオフセット量OFSを検出し、オフセット補正量Δαとして調整された値が、オフセットゲート回路11に出力される。オフセット量OFSの検出方法としては、例えば、トラッキング誤差信号における+側、及び−側のピーク値を比較することにより検出する方法が挙げられる。
次に、本実施の形態1における、オフセットゲート回路11の動作について説明する。
図2は、本実施の形態1における、オフセットゲート回路11の動作を説明するための図であり、上から、第1のゼロクロス点検出回路106aから出力される第1の信号系列(a)、第2のゼロクロス点検出回路106bから出力される第2の信号系列(b)、パルス生成部112から出力される位相比較終了信号PCC(c)、位相差検出回路107から出力される位相比較出力PCR(d)、オフセットゲート回路11から出力されるオフセット補正量Δα(e)、加算器121の出力(f)、を順に示している。
図2に示される、位相比較入力A、及びBである、第1、及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bから出力される2系列の信号は、位相差検出回路107の位相差演算部111、及びパルス生成部112に入力され、位相差演算部111では、ゼロクロス点検出回路106a、106bにおいて検出されたゼロクロス情報を元に、位相差Δ1、Δ2、Δ3が順次算出される。一方で、パルス生成部112では、位相比較に用いる各データ系列において、ゼロクロスする位置で、サンプリングクロック1クロック分のパルス信号がそれぞれ生成され、該生成した各データ系列に対するパルス信号のうち、位相比較を行うポイントにおいて後に現れるパルス信号が、位相比較終了信号PCCとして出力される(c)。
その後、データ切替部113では、パルス生成部112が出力する位相比較終了信号PCCに基づいて、位相差演算部111から出力される位相比較結果PCRが、サンプリングクロック1クロック分のパルスで出力される(d)。
この時、オフセットゲート回路11においては、パルス生成部112が出力する位相比較終了信号PCCに基づいて、オフセット補正量Δαが出力される(e)。
そして、加算器12によって、データ切替部113の出力PCRと、オフセットゲート回路11の出力Δαとが加算され(f)、その出力に対してLPF108により帯域制限が行われて、トラッキングサーボ制御に必要な帯域のトラッキング誤差信号TREが生成される。
このように、本発明の実施の形態1による位相誤差検出装置1000では、位相比較終了信号PCCに基づき位相比較が行われている時のみにオフセット補正が行われるものであり、ディフェクト位置や、未記録位置である等により入力信号がなく位相比較が行われない位置においては、オフセット補正を行わず、上記位相比較が行われている場合のみにおいて、トラッキング誤差信号のオフセット補正を行うことのできる位相誤差検出装置が得られる効果がある。
なお、本実施の形態1では、オフセットゲート回路11のオフセット補正値Δα出力を、データ切替部113の出力PCRに合わせて出力するようにしているが、該オフセットゲート回路11のオフセット補正値出力は、パルス生成部112からの位相比較終了信号PCCに応じているものであれば、必ずしもデータ切替部113からの出力に合わせたものとする必要はなく、いずれの構成においても上記と同様の効果を得ることが出来る。
また、図2に示される構成では、ゼロクロス点検出回路106a、106bによって検出されるゼロクロスポイントのうち、+→−への符号の変化点においてのみ位相比較を行っているが、−→+への符号の変化点でのゼロクロスポイントにおいて位相比較を行ってトラッキング誤差信号を得る方法としても、あるいはさらに、+→−、および−→+の両方の符号の変化点でのゼロクロスポイントにおいて位相比較を行ってトラッキング誤差信号を得る方法としてもよく、いずれにおいても同様の効果を得ることが出来る。
(実施の形態2)
以下に、本発明の実施の形態2による位相誤差検出装置について説明する。
図3は、本発明の実施の形態2による位相誤差検出装置2000のブロック構成図である。
図3において、本実施の形態2による位相誤差検出装置2000は、光スポットの反射光を受光する受光素子を備え、各受光素子の受光量に応じた光電流を出力するフォトディテクタ101と、第1〜第4の電流電圧変換器102a〜102dと、2つの信号系列を生成する信号生成器である第1、及び第2の加算器103a、103bと、第1、及び第2のアナログ−デジタル変換器(ADC)104a、104bと、第1、及び第2の補間フィルタ105a、105bと、第1、及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bと、位相差検出回路107と、ローパスフィルタ(LPF)108と、第3の加算器12と、オフセット補正回路13と、オフセットゲート回路21と、基準間隔生成回路22と、有効位相差検出回路23と、からなる。前記位相差検出回路107は、位相差演算部111と、パルス生成部112と、データ切替部113と、からなる。
なお、本実施の形態2による位相誤差検出装置2000における、オフセットゲート回路21と、基準間隔生成回路22と、有効位相差検出回路23、以外の構成要素は、図1に示した実施の形態1の位相誤差検出装置1000におけると同じである。
前記基準間隔生成回路22は、所定の間隔ごとに、パルス信号を有効位相差検出部23に順次出力する。
前記有効位相差検出回路23は、基準間隔生成回路22からの出力パルス間隔中に、位相差検出回路107のパルス生成部112から出力される位相比較終了信号PCCを検出し、基準間隔生成回路22からの出力パルス間隔中に、位相比較終了信号PCCが検出されている場合は、“H”を、検出されていない場合は、“L”を、制御信号Cとして、基準間隔生成回路22からのパルスごとに該制御信号の値を更新し、オフセットゲート回路21に出力する。
前記オフセットゲート回路21は、有効位相差検出回路23からの制御信号Cを受け、制御信号が“H”の場合には、オフセット補正回路13からオフセット補正量Δαを出力させて、加算器13でデータ切替部113からの出力信号PCRに、該オフセット補正量Δαを加算させる。また、前記オフセットゲート回路21は、制御信号が“L”の場合には、該オフセット補正量Δαを、加算器12に対し出力させず、オフセット補正を行わせない。
次に、本実施の形態2における、オフセットゲート回路21、基準間隔生成回路22、有効位相差検出回路23の動作について説明する。
図4は、本発明の実施の形態2におけるオフセットゲート回路21、基準間隔生成回路22、および有効位相差検出回路23の動作を説明するための図であり、上から、第1のゼロクロス点検出回路106aから出力される第1の信号系列(a)、第2のゼロクロス点検出回路106bから出力される第2の信号系列(b)、パルス生成部112から出力される位相比較終了信号PCC、データ切替部113から出力される位相比較出力信号PCR、基準間隔生成回路22からの出力信号(e)、有効位相差検出回路23からの制御信号(f)、を示す。
基準間隔生成回路22は、所定の間隔ごとに、パルス信号を有効位相差検出回路23に出力する(e)。
有効位相差検出回路23は、基準間隔生成回路22の出力パルス間隔中に、パルス生成部112から位相比較終了信号PCCが出力された場合、“H”を、出力されない場合は、“L”を制御信号Cとして、基準間隔生成回路22の出力パルスごとに更新し、オフセットゲート回路21に出力する(f)。
オフセットゲート回路21では、有効位相差検出回路22からの制御信号Cが“H”の場合のみ、オフセット補正回路13から出力されるオフセット補正量Δαを、加算器12に出力する。
そして、加算器12によってデータ切替部113の出力PCRと、オフセットゲート回路21の出力Δαとが加算され、最終的に、LPF108により帯域制限が行われて、トラッキングサーボ制御に必要な帯域のトラッキング誤差信号TREが生成される。
このように、本実施の形態2による位相誤差検出装置2000によれば、所定の期間中の位相比較終了信号PCCを監視し、位相比較が行われている場合のみ、オフセット補正が行われるようにしたため、図4のディフェクト位置で示したように、ディフェクトや未記録位置等で、入力信号がなく、位相比較が行われず、位相比較終了信号が出力されない位置でのオフセット補正は行われず、位相比較が行われている場合においてのみ、トラッキング誤差信号のオフセット補正を行うことが可能となる位相誤差検出装置を得られる効果がある。
また、本実施の形態2による位相誤差検出装置2000によれば、有効位相差検出回路23からの制御信号Cが“H”である期間は、常にオフセットゲート回路21によってオフセット補正量Δαが出力され続けるので、ディスクの内外周で線速度が異なるCAV再生を行った場合であっても、内外周で、前記LPF通過後のオフセット調整量が変化することはなく、トラッキング誤差信号TREのオフセット補正を行うことが可能となる。
(実施の形態3)
以下に、本発明の実施の形態3による位相誤差検出装置について説明する。
図5は、本発明の実施の形態3による位相誤差検出装置3000の構成を示すブロック図である。
図5において、本実施の形態3による位相誤差検出装置3000は、光スポットの反射光を受光する受光素子を備え、各受光素子の受光量に応じた光電流を出力するフォトディテクタ101と、フォトディテクタ101の光電流出力を電圧信号に変換する第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dと、第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dで得られた電圧信号から第1から第4のデジタル信号系列を得る第1から第4のアナログ−デジタル変換器(ADC)104a〜104dと、入力されたデジタル信号系列に対して、補間処理を施す第1から第4の補間フィルタ105a〜105dと、第1から第4の補間フィルタ105a〜105dによって補完された第1〜第4のデジタル信号系列のゼロクロス点を、それぞれ検出する第1から第4のゼロクロス点検出回路106a〜106dと、4系列のデジタル信号のうち、所定の2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行い、各ゼロクロス点間での位相比較結果PCR1,PCR2と、位相比較終了信号PCC1,PCC2とを出力する第1、及び第2の位相差検出回路107a、107bと、第1の位相差検出回路107aからの位相比較結果出力信号PCR1と、第2の位相差検出回路107bからの位相比較結果出力信号PCR2とを加算する加算器31と、所定の間隔ごとに信号を出力する基準間隔生成回路22と、第1、及び第2の位相差検出回路107a、107bのそれぞれから出力される位相比較終了信号PCC1,PCC2を検出し、検出結果を制御信号C1,C2として出力する第1、及び第2の有効位相差検出回路23a、23bと、第1、及び第2の有効位相差検出回路23a、23bからの制御信号C1,C2に応じてオフセット補正量Δαを出力するオフセットゲート回路32と、加算器31の出力PCRと、オフセットゲート回路32の出力Δαとを加算する加算器12と、加算器12の出力に対して帯域制限を行ってトラッキング誤差信号TREを得るローパスフィルタ(LPF)108と、ローパスフィルタ108の出力信号からトラッキング信号のオフセット量を検出し、該検出したオフセットの補正値であるオフセット補正量を、オフセットゲート回路32に出力するオフセット補正回路13と、からなる。
なおここでは、フォトディテクタ101が、記録媒体上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向、及び垂直方向に4分割された受光素子101a、101b、101c、101dを備えるものとする。
第1の位相差検出回路107aは、4系列のデジタル信号のゼロクロス点のうち、ゼロクロス点検出回路106a、及び106bから出力される信号系列の位相差を検出するものであり、位相差演算部111aと、パルス生成部112aと、データ切替部113aとにより構成される。
第2の位相差検出回路107bは、4系列のデジタル信号のゼロクロス点のうち、ゼロクロス点検出回路106c、及び106dから出力される信号系列の位相差を検出するものであり、位相差演算部111bと、パルス生成部112bと、データ切替部113bとにより構成される。
ここで、位相差演算部111a、111b、パルス生成部112a、112b、データ切替部113a、113b、及び有効位相差検出回路23a、23bは、それぞれ、図3を用いて説明した位相差演算部111、パルス生成部112、データ切替部113、有効位相差検出回路23に相当するものであり、その説明は省略する。
オフセットゲート回路32は、有効位相差検出回路23a、及び23bからの制御信号を受け、ともに制御信号が“H”である場合においてのみ、オフセット補正量Δαを出力するものとする。
図6、図7、図8は、光スポットがピット上を通過するときの4分割フォトディテクタ101a、101b、101c、101d上の反射光量の強度分布変化を例示した図である。各図の(a)は、光スポットと情報ピットとの位置関係を示す図であって、光スポットは、情報ピット上を矢印の方向に進んでいくものとする。各図の(b)は、フォトディテクタ101上における反射光量の強度分布パターンを示す。
図6、図7、図8に示したように、4分割フォトディテクタ101aと101c間と、101bと101d間との間には、情報ピットを通過することで得られる反射光量の強度分布パターンにおいて相関関係があることがわかる。このことから、フォトディテクタ101aと101bから得られる信号列間の位相差を検出する位相差検出回路107aと、フォトディテクタ101cと101dから得られる信号列間の位相差を検出する位相差検出回路107bとでは、情報ピットから得られる信号であれば、一方で位相差検出が行われた場合、もう一方でも必ず位相差検出が行われることになるため、各有効位相差検出回路23a、23bで位相比較終了信号PCC1,PCC2を検出した場合、制御信号C1,C2は互いに等しくなる。逆に、2つの有効位相差検出回路23a、23bの制御信号C1,C2が等しくない場合には、情報ピットからではないノイズ等の影響を受け、位相差検出回路107a、107bが誤動作していると判定できる。
以上のように、本実施の形態3による位相誤差検出装置3000によれば、互いに相関関係にある2系統の位相差検出回路107a、107bと、有効位相差検出回路23a、23bとを備え、有効位相差検出回路23a、23bで位相比較終了信号PCC1,PCC2を検出している場合においてのみ、オフセットゲート回路32でオフセット補正量Δαを出力することにより、ノイズ等による位相比較器による位相比較の誤動作によるオフセット補正量の出力を低減し、安定したトラッキング誤差信号TREを得ることが可能となる位相誤差検出装置を得ることが可能となる。
(実施の形態4)
以下に、本発明の実施の形態4による位相誤差検出装置について説明する。
図9は、本発明の実施の形態4による位相誤差検出装置4000の構成を示すブロック図である。
図9において、本実施の形態4による位相誤差検出装置4000は、フォトディテクタ101と、第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dと、2つの信号系列を生成する信号生成器である第1、及び第2の加算器103a、103bと、第1、及び第2のアナログ−デジタル変換器(ADC)104a、104bと、第1、及び第2の補間フィルタ105a、105bと、第1、及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bと、位相差検出回路107と、ローパスフィルタ(LPF)108と、第3の加算器12と、オフセット補正回路13と、オフセットゲート回路21と、有効位相差検出回路23と、基準間隔生成回路41と、線速度検出部42と、設定期間調整部43と、からなる。
前記位相差検出回路107は、位相差演算部111と、パルス生成部112と、データ切替部113と、からなる。
なお、本実施の形態4による位相誤差検出装置4000における基準間隔生成回路41と、線速度検出回路42と、設定期間調整部43、以外の構成要素は、図3を用いて説明した実施の形態2の位相誤差検出装置2000におけると同じである。
前記基準間隔生成回路41は、前記設定期間調整部44によって設定される期間ごとに、パルス信号を、有効位相差検出回路23に出力する。
前記線速度検出部42は、例えば、一般的な検出方法である光ディスクの回転速度と、半径位置とから線速度を算出し、該線速度を、設定期間調整部43に伝えるものである。
前記設定期間調整部43は、前記線速度検出部42で検出される線速度に応じて、前記基準間隔生成回路41の出力信号間隔の設定値を調整する。なお、この調整は、ある時点での線速度を1とした場合、CAV再生などで線速度が変化し、線速度がその2倍である2となった場合には、線速度1の時の基準間隔生成回路41の信号出力間隔に対して、信号出力の間隔を1/2になるように調整するものとする。
次に、本実施の形態4における基準間隔生成回路41、線速度検出部42、設定期間調整部43、の動作について、説明する。
図10及び図11は、本実施の形態4における基準間隔生成回路41、線速度検出部42、設定期間調整部43、の動作を説明するための図である。
図10は、光ディスクをCAV再生した場合におけるディスク内外周での線速度の相対値(最内周の線速度を1とする)を示す。また、図11の(1)、(2)は、図10における線速度の相対値が1の時(1)と、線速度の相対値が2の時(2)、のそれぞれの位置での第1のゼロクロス点検出回路106aから出力される第1の信号系列(a)、第2のゼロクロス点検出回路106bから出力される第2の信号系列(b)、パルス生成部112からの位相比較終了信号PCC(c)、基準間隔生成回路41の出力信号41a(d)、の関係を示す。
図11に示すように、線速度が2倍になると、再生信号のチャネルレートも2倍となるため、単位時間当たりの位相比較終了信号PCCの回数も2倍となる。このため、基準間隔生成回路41の出力信号41aの間隔を常に一定としてしまうと、基準間隔生成回路41の出力信号41a間隔中の平均位相比較回数が変化し、有効位相差検出回路23の検出感度が変化してしまう。
しかるに、本実施の形態4では、図11に示すように、線速度に応じて基準間隔生成回路41の出力信号41aの間隔を変更することにより、基準間隔生成回路41の出力信号41a間隔内の平均位相比較回数が変化することがないため、有効位相差検出回路23の検出感度が変化することなく、オフセット補正を好ましく行うことが可能となる。
なお、線速度検出部42は、再生信号に同期したクロックを出力するPLL部(図示せず)からの出力クロック周波数と、線速度との比例関係から、一定期間内に入力される前記PLL部からの出力クロックの回数をカウントすることによって線速度を算出する方法を用いてもこれを構成でき、上記と同様の結果を得ることができる。
(実施の形態5)
以下に、本発明の実施の形態5による位相誤差検出装置について説明する。
図12は、本発明の実施の形態5による位相誤差検出装置5000の構成を示すブロック図である。
図12において、本実施の形態5による位相誤差検出装置5000は、フォトディテクタ101と、第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dと、2つの信号系列を生成する信号生成器である第1及び第2の加算器103a、103bと、第1、及び第2のアナログ−デジタル変換器(ADC)104a、104bと、第1、及び第2の補間フィルタ105a、105bと、第1、及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bと、位相差検出回路107と、ローパスフィルタ(LPF)108と、第3の加算器12と、オフセット補正回路13と、オフセットゲート回路21と、有効位相差検出回路23と、基準間隔生成回路51と、PLL部52と、セレクタ53と、からなる。
前記位相差検出回路107は、位相差演算部111と、パルス生成部112と、データ切替部113と、からなる。
また、基準間隔生成回路51は、カウンタ54と、比較部55と、第1の設定値56と、第2の設定値57と、セレクタ58と、設定値制御部59と、からなる。
また、本実施の形態5による位相誤差検出装置5000における基準間隔生成回路51と、PLL部52と、セレクタ53、以外の構成要素は、図3に示した実施の形態2の位相誤差検出装置2000におけると同じである。
以下に、本実施の形態5による位相誤差検出装置5000について説明する。
前記PLL部52は、光ディスクの再生信号に同期したクロック(以後PLLクロックと呼ぶ)を出力するPLL(Phase Locked Loop)回路であり、PLLクロックをセレクタ53に出力する。また、PLL部52は、PLLクロックが再生信号に同期した状態であるか否かを表す制御信号52Cを出力するものであり、本実施の形態5では、同期した状態であるときは、“H”を、同期していない場合は、“L”を、セレクタ53、58の選択信号として出力する。
セレクタ53は、PLL部52から出力されるPLLクロックと、固定クロックを、PLL部52からの制御信号52Cによって選択し、制御信号が“H”であればPLLクロックを、“L”であれば固定クロックを、基準間隔生成回路51に出力する。
基準間隔生成回路51において、カウンタ54は、セレクタ53から出力されるクロックで動作する。また、セレクタ58は、PLL部52からの制御信号52Cが“H”であれば、第1の設定値56を選択し、“L”であれば、第2の設定値57を選択し、比較部55に出力する。比較部55は、カウンタ54の出力と、セレクタ58の出力とを比較し、カウンタ54の出力がセレクタ58の出力よりも大きい場合に、信号55aを出力し、この信号55aが、基準間隔生成回路51の出力信号51aとして出力されるとともに、カウンタ54をリセットする。
設定値制御部59は、PLL部52からの制御信号が“H”の状態のときに動作し、基準間隔生成回路51の出力信号51aの間隔が、カウンタ54をPLLクロックで動作させた場合と、固定クロックで動作させた場合とで等しくなるように、第2の設定値57を調整する。
本実施の形態5における基準間隔生成回路51の動作について、図13及び図14を用いて説明する。
図13は、本実施の形態5における基準間隔生成回路51の基本動作を説明するための図であり、光ディスクをCAV再生した場合におけるディスク内周時(1)と、外周時(2)における第1のゼロクロス点検出回路106aから出力される第1の信号系列(a)、第2のゼロクロス点検出回路106bから出力される第2の信号系列(b)、パルス生成部112からの位相比較終了信号PCC(c)、PLL部52の制御信号52C(d)、PLLクロック52CL(e)、カウンタ54のカウント値54a(f)、第1の基準値56(g)、基準間隔生成回路51の出力信号51a(h)、を示す。
なおここでは、外周(2)の位置は、その線速度が内周(1)の位置での線速度の2倍であるものとする。
図13の(1)と(2)とを比較すると、線速度が2倍になると、再生信号のチャネルレートも2倍となるため、PLLクロック52CL(e)の周波数も2倍となる。これにより、カウンタ58の動作スピードも2倍となるため、第1の基準値56(g)に達するまでの時間は1/2となり、結果として、基準間隔生成回路51の出力51a間隔も、(1)と(2)では1/2となる。
このとき、再生信号の平均周波数も2倍となっているため、単位時間当たりの平均位相比較終了信号PCCの回数も2倍となるが、先に述べたように基準間隔生成回路51の出力信号51a間隔も1/2となっているため、基準間隔生成回路51の出力信号51a間隔内での位相比較終了信号PCCの平均回数は、変化することはない。
図14は、ディスクの再生中にPLL部52が外乱要因の影響により一時的に再生信号との同期が取れなくなり、制御信号52Cが“H”→“L”になったときの様子を示すもので、第1のゼロクロス点検出回路106aから出力される第1の信号系列(a)、第2のゼロクロス点検出回路106bから出力される第2の信号系列(b)、パルス生成部112からの位相比較終了信号PCC(c)、PLL部52の制御信号52C(d)、PLLクロック52CL(e)、固定クロックCL(f)、カウンタ54のカウント値54a(g)、第1の基準値56(h)、第2の基準値57(i)、基準間隔生成回路51の出力信号51a(j)、の関係を示す。
PLL部52からの制御信号52C(d)が“H”から“L”に切り替わると、セレクタ53によりカウンタ54の動作クロックがPLLクロック52CL(e)から固定クロックCL(f)に切り替わる。また、セレクタ58によって、基準値が第1の基準値56(h)から第2の基準値57(i)に切り替わる。
このとき、制御信号52C(d)の切り替わりの直後の、1回目の基準間隔生成回路51の出力51a間隔は、切り替わりのタイミングで多少変化する(図14中のγ期間)が、制御信号52C(d)の切り替わり後、2回目からの基準間隔生成回路51の出力間隔としては、設定値制御部59によってPLL部52の制御信号52Cが“H”の時に、カウンタ54がPLLクロック52CLで動作した場合と固定クロックCLで動作した場合とで基準間隔生成回路51の出力信号間隔が等しくなるように第2の設定値58を調整していることによって、制御信号52C(i)が“H”の時(図14中のα期間)と同じ出力間隔(図14中のβ期間)でもって、該基準間隔生成回路51は、信号51aを出力することができる。
このように、本実施の形態5による位相誤差検出装置5000によれば、PLL部52により再生信号に同期したクロックを生成できているときは、該PLLクロックを用いて基準間隔生成回路51のカウンタ54を動作させることで、CAV再生時などにより再生中に線速度が変化する場合であっても基準間隔生成回路51の出力信号間隔内の平均位相比較回数が変化することがないため、有効位相差検出回路23の検出感度が変化することはなく、オフセット補正を好ましく行うことが可能な位相誤差検出装置を得ることができる。
また、PLL部52が外乱等の要因により一時的に再生信号に同期したクロックを生成できない状態になった場合でも、同期したクロックを生成できている間に、設定値調整回路59によって、カウンタ54がPLLクロック動作時と固定クロック動作時とで基準間隔生成回路51の出力信号間隔が同じになるように第2の設定値57を調整することにより、有効位相差検出回路23の検出感度が変化することなく、安定してオフセット補正を行うことが可能な位相誤差検出装置を得ることができる。
(実施の形態6)
以下に、本発明の実施の形態6による位相誤差検出装置について説明する。
図15は、本発明の実施の形態6による位相誤差検出装置6000の構成を示すブロック図である。
図15において、本実施の形態6の位相誤差検出装置6000は、フォトディテクタ101と、第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dと、2つの信号系列を生成する信号生成器である第1、及び第2の加算器103a、103bと、第1、及び第2のアナログ−デジタル変換器(ADC)104a、104bと、第1、及び第2の補間フィルタ105a、105bと、第1、及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bと、位相差検出回路107と、ローパスフィルタ(LPF)108と、第3の加算器12と、オフセット補正回路13と、オフセットゲート回路21と、有効位相差検出回路23と、基準間隔生成回路61と、カウンタ62と、平均化回路63と、設定値制御部64と、ディフェクト・未記録検出部65と、からなる。
前記位相差検出回路107は、位相差演算部111と、パルス生成部112と、データ切替部113と、からなる。
なお、本実施の形態6の位相誤差検出装置6000における基準間隔生成回路61と、カウンタ62と、平均化回路63と、設定値制御部64と、ディフェクト・未記録検出部65、以外の構成要素は、図3を用いて説明した実施の形態2の位相誤差検出装置2000におけると同じである。
前記カウンタ62は、基準間隔生成回路61のパルス出力間隔中の位相差検出回路107から出力される位相比較終了信号PCCの回数をカウントし、そのカウント値62aを平均化回路63に出力する。
前記平均化回路63は、カウンタ62の出力値62aを平均化した値を、設定値制御部64に出力する。
ただし、ディフェクト・未記録検出部65の制御信号が“H”の場合には、平均化を停止し、出力値をホールドする。
前記設定値制御部64は、前記平均化回路63の出力値が所定の値より大きい場合には、前記基準間隔生成回路61の出力パルス間隔を狭めるように調整し、逆に所定の値より小さい場合には、前記基準間隔生成回路61の出力パルス間隔を広げるように制御する。
前記ディフェクト・未記録検出部65は、再生信号の振幅などから光ディスク上の傷や、汚れなどのディフェクトや、未記録位置を検出している期間は、“H”の制御信号を、それ以外の状態では、“L”の制御信号を、前記平均化回路63に出力する。
前記基準間間隔生成回路61は、前記設定値制御部64によって設定された間隔ごとにパルスを出力する。
このような本実施の形態6の位相誤差検出装置6000においては、以下のような動作、作用を有する。
前記実施の形態4でも述べたように、光ディスクをCAV再生するなどによって線速度が2倍になると、再生信号のチャネルレートも2倍となるため、単位時間当たりの位相比較終了信号の回数も2倍となる。このため、基準間隔生成回路の出力パルス間隔を常に一定としてしまうと、基準間隔生成回路の出力パルス間隔中の平均位相比較回数が変化し、有効位相差検出回路の検出感度が変化してしまう。
この場合、前記実施の形態4では、線速度を検出し、該線速度によって基準間隔生成回路の出力パルス間隔を調整するようにしていた。
これに対し、本実施の形態6の位相誤差検出装置6000では、基準間隔生成回路61の出力パルス間隔中の位相差検出回路107から出力される位相比較終了信号PCCの回数をカウントし、これを平均化回路63によって平均化し、設定値制御部64によって平均化回路63の出力が所定の回数となるように、基準間隔生成回路61のパルス出力間隔を調整することで、基準間隔生成回路61のパルス出力間隔中の平均位相比較回数を常に所定の値になるように制御することができ、有効位相差検出回路23の検出感度が変化することなく、オフセット補正を行うことが可能な位相誤差検出装置を得ることができる。
また、ディフェクト・未記録検出部65により、ディフェクト・未記録位置においては平均化回路63の入出力信号をホールドするようにしているので、位相比較が行われないディフェクト・未記録位置では平均化回路63の出力が低下してしまうことにより該ディフェクト・未記録位置では不要な基準間隔生成回路61の出力信号間隔の広がりが生じてしまうことを、防止することが出来る。
なお、前記平均化回路63は、これをカウント値の変化に対して帯域制限を行うローパスフィルタとしても、上記と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態7)
以下、本発明の実施の形態7による位相誤差検出装置について説明する。
図16は、本発明の実施の形態7による位相誤差検出装置7000の構成を示すブロック図である。
図16において、本実施の形態7の位相誤差検出装置7000は、フォトディテクタ101と、第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dと、2つの信号系列を生成する信号生成器である第1、及び第2の加算器103a、103bと、第1、及び第2のアナログ−デジタル変換器(ADC)104a、104bと、第1、及び第2の補間フィルタ105a、105bと、第1、及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bと、第1、及び第2のパルス幅検出回路71a、71bと、第1、及び第2の振幅検出回路72a、72bと、無効位相比較キャンセル部73と、位相差検出回路107と、ローパスフィルタ(LPF)108と、第3の加算器12と、オフセット補正回路13と、オフセットゲート回路21と、基準間隔生成回路22と、有効位相差検出回路23と、からなる。
前記位相差検出回路107は、位相差演算部111と、パルス生成部112と、データ切替部113と、からなる。
なお、本実施の形態7による位相誤差検出装置7000における第1、及び第2のパルス幅検出回路71a、71bと、第1、及び第2の振幅検出回路72a、72bと、無効位相比較キャンセル部73、以外の構成要素は、図3を用いて説明した実施の形態2の位相誤差検出装置2000におけると同じである。
第1、及び第2のパルス幅検出回路71a、71bは、それぞれ、第1、及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bによって検出されるゼロクロス点の間隔中の、データ数を、パルス幅として検出するものである。
また、第1、および第2の振幅検出回路72a、72bは、それぞれ、第1、および第2のゼロクロス点検出回路106a、106bによって検出されるゼロクロス点の間隔中の、データの絶対値の最大値を、振幅値として検出するものである。
無効位相比較キャンセル部73は、第1、及び第2のパルス幅検出回路71a、71bと、第1、及び第2の振幅検出回路72a、72bによって検出されるパルス幅、及び振幅値が、それぞれの所定値以下の場合に、かかるゼロクロス点によって検出され、パルス生成部112から出力される位相比較終了信号PCCを無効とし、これを、有効位相差検出回路23へは出力しないようにする。
次に、本実施の形態7における第1、及び第2のパルス幅検出回路71a、71b、第1、及び第2の振幅検出回路72a、72b、及び無効位相差キャンセル部73、の動作について説明する。
図17は、本実施の形態7による位相誤差検出装置7000における無効位相比較キャンセル部73の動作を説明するための図であり、第1のゼロクロス点検出回路106aから出力される第1の信号系列(a)、第2のゼロクロス点検出回路106bから出力される第2の信号系列(b)、パルス生成部112からの位相比較終了信号PCC(c)、無効位相差キャンセル部73の出力信号73a(d)、基準間隔生成回路22の出力信号22a(e)、有効位相差検出回路23の出力信号23a(f)を示す。
ディフェクトのある位置や、未記録位置等においては、再生信号が入力されず、本来であれば、第1、及び第2のADC104a、104bには信号が入力されないはずであるが、ノイズ等の低振幅、短パルスの無相関信号が入力される場合がある(図中のディフェクト位置DFP参照)。このとき、ノイズ等の入力信号は無相関信号であるため、かかる信号によって検出される位相比較結果はLPFを通すことによってその影響を低減することが出来るものであるが、位相比較がノイズ等によって行われた場合であっても、有効位相差検出回路23で位相比較終了信号PCCが検出されると、不要なオフセット補正量が出力されてしまう。
そこで、本実施の形態7による位相誤差検出装置7000は、図17に示すように、ディフェクト位置や未記録位置等において、ノイズによる入力信号があった場合でも、パルス幅検出回路71a、71bと、振幅検出回路72a、72bとによって入力信号のパルス幅と、振幅値とを検出し、パルス幅と、振幅のいずれかが、それぞれの所定値以下の場合には、無効位相比較キャンセル部73によってその信号をノイズとみなし、有効位相差検出回路23へ入力される位相比較終了信号PCCを制限するようにしたもので、これにより、ノイズ等による位相差検出回路23の誤動作による不要なオフセット補正量OFCの出力を低減し、安定したトラッキング誤差検出信号TREを得ることが可能となるものである。
なお、以上の実施の形態2〜7においては、位相差検出回路107からの位相比較結果に加算器13でオフセット補正量を加算し、LPF108を通過させることで、トラッキング誤差検出信号を得ていたが、位相差検出回路107からの位相比較結果PCRをLPF108を通過させた後で、これにオフセット補正量を加算することにより、トラッキング誤差検出信号を得るようにしてもよく、以上の各実施の形態2〜7におけると同様の効果を得ることがきる。
(実施の形態8)
以下に、本発明の実施の形態8による位相誤差検出装置について説明する。
図18は、本発明の実施の形態8による位相誤差検出装置8000の構成の一例を示すブロック図である。
図18において、本実施の形態8の位相誤差検出装置8000は、フォトディテクタ101と、第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dと、2つの信号系列を生成する信号生成器である第1、及び第2の加算器103a、103bと、第1、及び第2のアナログ−デジタル変換器(ADC)104a、104bと、第1、及び第2の補間フィルタ105a、105bと、第1、及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bと、位相差検出回路107と、ローパスフィルタ(LPF)108と、第3の加算器12と、オフセット補正回路13と、基準間隔生成回路81と、監視期間生成回路82と、有効位相差検出回路83と、オフセットゲート回路84とからなる。
前記位相差検出回路107は、位相差演算部111と、パルス生成部112と、データ切替部113と、からなる。
なお、本実施の形態8の位相誤差検出装置8000における基準間隔生成回路81と、監視期間生成回路82と、有効位相差検出回路83と、オフセットゲート回路84、以外の構成要素は、図1を用いて説明した実施の形態1の位相誤差検出装置1000におけると同じである。
前記基準間隔生成回路81は、所定の間隔ごとに、パルス信号81aを、監視期間生成回路82と、有効位相差検出回路83と、オフセットゲート回路84とに出力する。なお、この基準間隔生成回路81の出力信号81aパルス間隔は、LPF108での帯域制限に対して十分に早いものとする。
前記監視期間生成回路82は、基準間隔生成回路81からの出力信号81aごとに、所定の期間、“H”の信号82aを、有効位相差検出回路83に出力する。
前記有効位相差検出回路83は、監視期間生成回路82からの出力信号82aが“H”の期間中の位相差検出回路107からの位相比較終了信号PCCを監視し、該位相比較終了信号PCCを検出すると、該検出時に“H”となり、基準間隔生成回路81からの出力信号81aによって“L”にリセットされる制御信号83Cを、オフセットゲート回路84に出力する。
前記オフセットゲート回路84は、基準間隔生成回路81からの出力信号81aを受けたときの有効位相差検出回路83の制御信号83Cが“H”の状態である場合のみ、前記オフセット補正回路13からのオフセット補正量Δα(84a)を、1クロック分のパルスで出力する。
次に、本実施の形態8における基準間隔生成回路81、監視期間生成回路82、有効位相差検出回路83、及びオフセットゲート回路84、の動作について説明する。
図19は、本実施の形態8における基準間隔生成回路81、監視期間生成回路82、有効位相差検出回路83、及びオフセットゲート回路84、の動作を説明するための図であり、上から、第1のゼロクロス点検出回路106aから出力される第1の信号系列(a)、第2のゼロクロス点検出回路106bから出力される第2の信号系列(b)、パルス生成部112から出力される位相比較終了信号PCC(c)、基準間隔生成回路81からの出力信号81a(d)、監視期間生成回路82からの出力信号82a(e)、有効位相差検出回路83からの制御信号83C(f)、オフセットゲート回路84からの出力信号84a(g)、を示す。
次に、本実施の形態8の位相誤差検出装置8000の動作について説明する。
前記基準間隔生成回路81は、所定の間隔ごとに、パルス81aを出力する(d)。
前記監視期間生成回路82は、前記基準間隔生成回路81の出力パルス81aごとに、所定の期間、“H”の信号を出力する(e)。
前記有効位相差検出回路83は、監視期間生成回路82の出力信号82aが“H”の期間中に、パルス生成部112から位相比較終了信号PCCが出力された場合は“H”であり、前記信号PCCが出力されない場合は“L”である、制御信号83Cを、出力する(f)。
前記オフセットゲート回路84は、有効位相差検出回路83からの制御信号83Cが“H”の場合のみ、基準間隔生成回路81の出力信号81aごとに、オフセット補正回路13から出力されるオフセット補正量Δα(84a)を、加算器12に出力する(g)。
そして、加算器12によってデータ切替部113の出力PCRと、オフセットゲート回路84の出力Δαとが加算され、最終的に、これに対しLPF108により帯域制限が行われて、トラッキングサーボ制御に必要な帯域のトラッキング誤差信号TREが生成される。この時、基準間隔生成回路81の出力信号81aの間隔は、LPF108での帯域制限に比べて十分に短いとしているので、オフセットゲート回路84から基準間隔生成回路81の出力信号81aごとに出力されるオフセット補正量は、LPF108を通過後に一定値として取り扱うことができる。
このように、本発明の実施の形態8による位相誤差検出装置8000によれば、所定の期間中の位相比較終了信号PCCを監視し、位相比較が行われている時にのみオフセット補正が行われるようにしたため、ディフェクト位置や未記録位置等であって入力信号がなく位相比較が行われない位置ではオフセット調整を行わず、位相比較が行われている場合にのみトラッキング誤差信号TREのオフセット調整を行うことが可能な位相誤差検出回路を得ることができる。
また、本実施の形態8の位相誤差検出装置8000では、基準間隔生成回路81から出力される信号81a間隔は、再生中は常に一定であり、前述のようにオフセットゲート回路84から基準間隔生成回路81の出力信号81aごとに出力されるオフセット補正量は、LPF108を通過後には一定値として取り扱うことができるため、ディスクの内外周で線速度が異なるCAV再生を行った場合であっても、その内外周で前記LPF通過後のオフセット調整量が変化することはなく、トラッキング誤差信号のオフセット補正を行うことが可能となる。
なお、オフセットゲート回路84は、基準間隔生成回路81からの出力信号81aごとに、有効位相差検出回路83の制御信号83Cが“H”の状態である場合にのみ、オフセット補正回路13からのオフセット補正量を1クロック分パルス出力するものとしたが、オフセットゲート回路84から出力される信号は必ずしも1クロック分のパルス出力である必要はなく、基準間隔生成回路81からの出力信号81aに同期していれば、2クロック分以上のパルス信号であってもよく、上記と同様の効果を得ることが出来る。
(実施の形態9)
以下に、本発明の実施の形態9による位相誤差検出装置について説明する。
図20は、本発明の実施の形態9による位相誤差検出装置9000の構成を示すブロック図である。
本実施の形態9による位相誤差検出装置9000は、図18で示した実施の形態8の位相誤差検出装置8000における有効位相差検出回路83を、フォトディテクタの情報トラックの信号方向前方に位置する受光素子101a、101bから得られる2系列のデジタル信号系列と、後方に位置する受光素子101c、101dから得られる2系列のデジタル信号系列と、のそれぞれに対して、別途、有効位相差検出回路83a、83bとして設けたものであり、オフセットゲート回路91は、前記別途設けられた2つの有効位相差検出回路83a、83bからの制御信号が互いに“H”の状態のときにのみ、オフセット補正量を出力する、ものとしたものである。
前記実施の形態3でも述べたように、4分割フォトディテクタ101aと101c間と、101bと101d間との間には、情報ピットを通過することで得られる反射光量の強度分布パターンにおいて相関関係があり、正常に情報ピットから信号を読み出せている場合には、2つの有効位相差検出回路83a、83bから出力される制御信号C1,C2は互いに等しくなる。逆に、2つの有効位相差検出回路83a、83bの制御信号C1,C2が等しくない場合には、情報ピットからではないノイズ等の影響を受け、位相差検出回路107a、107bが誤動作していると考えられる。
以上のように、本実施の形態9の位相誤差検出装置9000によれば、互いに相関関係にある2系統の位相差検出回路107a、107bのそれぞれに、有効位相差検出回路83a、83bを備え、該有効位相差検出回路83a、83bの両方で位相比較終了信号PCCを検出している場合にのみ、オフセットゲート回路91でオフセット補正量を出力し、有効位相差検出回路83a、83bの一方、もしくは両方で位相比較終了信号PCCを検出していない場合には、オフセット補正量を出力しないようにしたので、ノイズ等による位相比較器での位相比較における誤動作によるオフセット補正量の誤出力を低減し、安定したトラッキング誤差信号を得ることが可能な位相誤差検出装置を得られる効果がある。
(実施の形態10)
以下に、本発明の実施の形態10による位相誤差検出装置について説明する。
図21は本発明の実施の形態10による位相誤差検出装置1010の構成の一例を示すブロック図である。
図21において、本実施の形態10の位相誤差検出装置1010は、フォトディテクタ101と、第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dと、2つの信号系列を生成する信号生成器である第1、及び第2の加算器103a、103bと、第1、及び第2のアナログ−デジタル変換器(ADC)104a、104bと、第1、及び第2の補間フィルタ105a、105bと、第1、及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bと、位相差検出回路107と、ローパスフィルタ(LPF)108と、第3の加算器12と、オフセット補正回路13と、基準間隔生成回路81と、有効位相差検出回路83と、オフセットゲート回路84と、監視期間生成回路201と、線速度検出部202と、設定期間調整部203と、からなる。
前記位相差検出回路107は、位相差演算部111と、パルス生成部112と、データ切替部113と、からなる。
なお、本実施の形態10による位相誤差検出装置1010における、監視期間生成回路201と、線速度検出部202と、設定期間調整部203以外の構成要素は、図18を用いて説明した実施の形態8の位相誤差検出装置8000におけると同じである。
前記監視期間生成回路201は、基準間隔生成回路81からの出力信号81aごとに、設定期間調整部203によって設定される期間、“H”の信号201aを、有効位相差検出回路83に出力する。
前記線速度検出部202は、例えば、一般的な線速度検出方法である光ディスクの回転速度と、半径位置とから、線速度を算出し、該線速度を示す信号202aを設定期間調整部203に伝えるものである。
前記設定期間調整部203は、前記線速度検出部202で検出される線速度に応じて、前記監視期間生成回路201の出力信号201a期間を、調整するものである。なお、設定期間調整部203での設定値の調整は、ある時点での線速度の相対値を1とした場合、CAV再生などで線速度が変化し線速度が2倍の2となった場合には、線速度1の時の監視期間生成回路201の“H”を出力する期間に対して、監視期間生成回路201の“H”を出力する期間が1/2になるように調整するものとする。
次に、本実施の形態10における監視期間生成回路201と、線速度検出部202と、設定期間調整部203、の動作について説明する。
図22は、本実施の形態10における監視期間生成回路201と、線速度検出部202と、設定期間調整部203、の動作を説明するため図であり、上から、光ディスクをCAV再生した場合におけるディスク内周時(1)と、外周時(2)それぞれの位置での第1のゼロクロス点検出回路106aから出力される第1の信号系列(a)、第2のゼロクロス点検出回路106bから出力される第2の信号系列(b)、パルス生成部112からの位相比較終了信号PCC(c)、基準間隔生成回路81の出力信号81a(d)、監視期間生成回路201の出力信号201a(e)、の関係を示す。なおここでは、外周(2)の位置は、その線速度が内周(1)の位置での線速度の2倍となるものとする。
CAV再生するなどして線速度検出部202で検出される線速度が2倍になると、再生信号のチャネルレートも2倍となるため、単位時間当たりの位相比較終了信号PCCの回数も2倍となる。このため、監視期間生成回路201の出力信号期間を常に一定としてしまうと、監視期間生成回路201の出力信号期間中の平均位相比較回数が変化してしまい、有効位相差検出回路83の検出感度が変化してしまう。
しかるに、本発明の実施の形態10では、図22の(1)と(2)に示すように、線速度に応じて、監視期間生成回路201の出力信号期間を変更するようにしたので、監視期間生成回路201の出力信号期間中の平均位相比較回数が変化することがなく、したがって、有効位相差検出回路83の検出感度が変化することもないものである。
なお、線速度検出部202は、再生信号に同期したクロックを出力するPLL部(図示せず)からの出力クロック周波数と線速度との比例関係から、一定期間内に入力される前記PLL部からの出力クロックの回数をカウントすることによっても線速度を算出することが可能である。
このように、本実施の形態10の位相誤差検出装置1010によれば、監視期間生成回路201と、線速度検出部202と、設定期間調整部203とを備え、監視期間生成回路201は、基準間隔生成回路81からの出力信号ごとに設定期間調整部203によって設定される期間“H”の信号を、有効位相差検出回路83に出力するものとし、線速度検出部202は、例えば一般的な線速度検出方法により光ディスクの回転速度と半径位置とから線速度を算出して、これを設定期間調整部203に伝え、該設定期間調整部203は、前記線速度検出部202で検出される線速度に応じて監視期間生成回路201の出力信号期間を調整し、上記監視期間生成回路201の出力信号期間を、線速度に応じて変更するようにしたので、線速度の変化に対しても、監視期間生成回路201の出力信号期間中の平均位相比較回数が変化することはなくなり、有効位相差検出回路83の検出感度も変化することもない位相誤差検出装置を得られる効果がある。
(実施の形態11)
以下に、本発明の実施の形態11による位相誤差検出装置について説明する。
図23は、本実施の形態11による位相誤差検出装置1100の構成を示すブロック図である。
図23において、本実施の形態11の位相誤差検出装置1100は、フォトディテクタ101と、第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dと、2つの信号系列を生成する信号生成器である第1、及び第2の加算器103a、103bと、第1、及び第2のアナログ−デジタル変換器(ADC)104a、104bと、第1、及び第2の補間フィルタ105a、105bと、第1、及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bと、位相差検出回路107と、ローパスフィルタ(LPF)108と、第3の加算器12と、オフセット補正回路13と、基準間隔生成回路81と、有効位相差検出回路83と、オフセットゲート回路84と、監視期間生成回路211と、PLL部212と、セレクタ213と、からなる。
前記位相差検出回路107は、位相差演算部111と、パルス生成部112と、データ切替部113と、からなる。
前記監視期間生成回路211は、カウンタ214と、比較器215と、第1の設定値216と第2の設定値217とセレクタ218と、設定値制御部219とからなる。
なお、本実施の形態11による位相誤差検出装置1100における監視期間生成回路211と、PLL部212と、セレクタ213、以外の構成要素は、図18を用いて説明した実施の形態8の位相誤差検出装置8000におけると同じである。
PLL部212は、光ディスクからのデータ再生信号に同期したクロック(以後PLLクロックと呼ぶ)を出力するPLL(Phase Locked Loop)回路であり、該PLLクロック212CLをセレクタ213に出力する。また、PLL部212は、PLLクロック212CLがデータ再生信号に同期した状態であるか否かの状態を表す制御信号212Cを出力し、例えば、同期した状態であるときは“H”を、同期していない場合は“L”を、セレクタ213、及び218の選択信号として出力する。
セレクタ213は、PLL部212から出力されるPLLクロック212CLと、固定クロックCLを、PLL部212からの制御信号212Cによって選択し、該制御信号212Cが“H”であれば、PLLクロック212CLを、“L”であれば、固定クロックCLを、監視期間生成回路211に出力する。
監視期間生成回路211において、カウンタ214は、セレクタ213から出力されるクロックで動作し、基準間隔生成回路81の出力信号81aによってリセットされる。また、セレクタ218は、PLL部212からの制御信号212Cが、“H”であれば、第1の設定値216を選択し、“L”であれば、第2の設定値217を選択し、比較部215に出力する。
比較部215は、カウンタ214の出力214aと、セレクタ218の出力218aとを比較し、カウンタ214の出力214aがセレクタ218の出力218a以下である場合は、“H”の信号を出力し、この信号が、監視期間生成回路211の出力信号211aとして出力される。
設定値制御部219は、PLL部212からの制御信号212Cが“H”のときのみに動作し、監視期間生成回路211からの出力信号211aとして“H”が出力される期間が、カウンタ214がPLLクロック212CLで動作した場合と、固定クロックCLで動作した場合とで、等しくなるように第2の設定値217を調整する。
以下、本実施の形態11における監視期間生成回路211の動作について、図24及び図25を用いて説明する。
図24は、本実施の形態11における監視期間生成回路211の基本動作を説明するための図である。
図24において、光ディスクをCAV再生した場合におけるディスク内周時(1)と、外周時(2)、における第1のゼロクロス点検出回路106aから出力される第1の信号系列(a)、第2のゼロクロス点検出回路106bから出力される第2の信号系列(b)、パルス生成部112からの位相比較終了信号PCC(c)、基準間隔生成回路81の出力信号81a(d)、PLL部212の制御信号212C(e)、PLLクロック212CL(f)、カウンタ214のカウント値214a(g)、第1の基準値216(h)、監視期間生成回路211の出力信号211a(i)、の関係を示す。
なおここでは、外周(2)の位置は、その線速度が内周(1)の位置での線速度の2倍であるものとする。
本実施の形態11の通常動作においては、図24の(1)と(2)とを比較すると、線速度が2倍になると再生信号のチャネルレートも2倍となるためPLLクロック(e)の周波数も2倍となる。これにより、カウンタ214の動作クロックも2倍となるため、第1の基準値216(h)に達するまでの時間は1/2となり、結果として、監視期間生成回路211からその出力信号211aとして“H”が出力される期間も、(2)では1/2となる。
しかるにこのとき、再生信号の平均周波数も2倍となっているため、単位時間当たりの位相比較終了信号PCCの回数も2倍となるが、先に述べたように、監視期間生成回路211から出力信号211aとして“H”が出力される期間も1/2となっているため、監視期間生成回路211から出力信号211aとして“H”が出力される期間中の位相比較終了信号PCCの平均回数は、変化しないこととなる。
図25は、本実施の形態11において、ディスクの再生中にPLL部212が外乱要因の影響により一時的に再生信号との同期が取れなくなり、PLL部212からの制御信号212Cが“H”→“L”になったときの、監視期間生成回路211の動作の様子を示すものであり、第1のゼロクロス点検出回路106aから出力される第1の信号系列(a)、第2のゼロクロス点検出回路106bから出力される第2の信号系列(b)、パルス生成部112からの位相比較終了信号PCC(c)、基準間隔生成回路81の出力信号81a(d)、PLL部212の制御信号212C(e)、PLLクロック212CL(f)、固定クロックCL(g)、カウンタ214のカウント値214a(h)、第1の基準値216(i)、第2の基準値217(j)、監視期間生成回路211の出力信号211a(k)、の関係を示す。
PLL部212からの制御信号212C(e)が“H”から“L”に切り替わると、セレクタ213により、カウンタ214の動作クロックがPLLクロック212CL(f)から固定クロックCL(g)に切り替わる。また、セレクタ218によって、基準値が、第1の基準値216(i)から、第2の基準値217(j)に切り替わる。
このとき、制御信号212C(e)の切り替わりの直後の、1回目の監視期間生成回路211からの“H”の信号の出力間隔は、切り替わりのタイミングで多少変化する(図25中のγ期間)が、2回目からの監視期間生成回路211からの“H”の信号の出力間隔は、設定値制御部219によって、PLL部214の制御信号214Cが“H”の時にカウンタ214がPLLクロック212CLで動作した場合と、固定クロックCLで動作した場合と、で監視期間生成回路211からの“H”の信号の出力間隔が等しくなるように、第2の設定値217を調整していることによって、制御信号212C(e)が“H”の時(図25中のα期間)と同じ出力間隔(図25中のβ期間)でもって、監視期間生成回路211は“H”の信号211aを出力することができる。 このように、本発明の実施の形態11による位相誤差検出装置1100によれば、PLL部212により再生信号に同期したクロックを出力できているときは、該PLLクロックを用いて監視期間生成回路211のカウンタ214を動作させることで、CAV再生時などにより再生中に線速度が変化する場合であっても監視期間生成回路211からの“H”の信号の出力間隔中の平均位相比較回数が変化することがないため、有効位相差検出回路83の検出感度が変化することはなく、オフセット補正を好ましく行うことが可能な位相誤差検出装置を得ることができる。
また、PLL部212が外乱等の要因により一時的に再生信号に同期したクロックを生成できない状態になった場合でも、同期したクロックを生成できている間に設定値調整回路219によってカウンタ214がPLLクロック動作時と、固定クロック動作時とで、監視期間生成回路211から“H”の信号が出力される期間が同じになるように第2の基準値217を調整するようにしたので、有効位相差検出回路83の検出感度が変化することなく、安定してオフセット補正を行うことが可能な位相誤差検出装置を得ることができる。
(実施の形態12)
以下に、本発明の実施の形態12による位相誤差検出装置について説明する。
図26は、本発明の実施の形態12による位相誤差検出装置1200の構成を示すブロック図である。
図26において、本実施の形態12による位相誤差検出装置1200は、フォトディテクタ101と、第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dと、2つの信号系列を生成する信号生成器である第1、及び第2の加算器103a、103bと、第1、及び第2のアナログ−デジタル変換器(ADC)104a、104bと、第1、及び第2の補間フィルタ105a、105bと、第1、及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bと、位相差検出回路107と、ローパスフィルタ(LPF)108と、第3の加算器12と、オフセット補正回路13と、基準間隔生成回路81と、有効位相差検出回路83と、オフセットゲート回路84と、監視期間生成回路221と、カウンタ222と、平均化回路223と、設定値制御部224と、ディフェクト・未記録検出部225と、からなる。
前記位相差検出回路107は、位相差演算部111と、パルス生成部112と、データ切替部113と、からなる。
なお、本実施の形態12による位相誤差検出装置1200における監視期間生成回路221と、カウンタ222と、平均化回路223と、設定値制御部224と、ディフェクト・未記録検出部225、以外の構成要素は、図18を用いて説明した実施の形態8の位相誤差検出装置8000におけると同じである。
前記カウンタ222は、前記監視期間生成回路221がその出力信号221aとして“H”を出力している期間中の位相差検出回路107から出力される位相比較終了信号PCCの回数をカウントし、そのカウント値222aを平均化回路223に出力する。
前記平均化回路223は、前記カウンタ222の出力値222aを平均化した値223aを、設定値制御部224に出力する。ただし、ディフェクト・未記録検出部225の制御信号225Cが“H”の場合には、上記平均化を停止し、以前の出力値をホールドする。
前記設定値制御部224は、平均化回路223の出力値223aが所定の値より大きい場合には、監視期間生成回路221が“H”を出力する期間を狭めるように調整し、逆に所定の値より小さい場合には、監視期間生成回路221が“H”を出力する期間を広げるように制御することで、平均化回路223の出力値223aを、所定の値と等しくなるように制御する。
前記ディフェクト・未記録検出部225は、再生信号の振幅などから光ディスク上の傷や汚れなどのディフェクトや、未記録位置を検出している間は、“H”の制御信号225Cを出力し、それ以外の状態では、“L”の制御信号225Cを、平均化回路223に出力する。
前記監視期間生成回路221は、基準間隔生成回路81の出力81aごとに、前記設定値制御部224によって設定された期間、“H”となる信号221aを、有効位相差検出部83に出力する。
以下に、本実施の形態12の位相誤差検出装置1200の動作、作用について説明する。
前記実施の形態10でも述べたように、光ディスクをCAV再生するなどによって線速度が2倍になると再生信号のチャネルレートも2倍となるため、単位時間当たりの平均位相比較回数も2倍となる。このため、監視期間生成回路221が“H”を出力する期間を線速度によらず一定としてしまうと、基準間隔生成回路81の出力パルス間隔中の平均位相比較回数が変化してしまい、有効位相差検出回路83の検出感度が変化してしまう。
これに対して、前記実施の形態10では線速度を検出し、該線速度によって監視期間生成回路221が“H”を出力する期間を調整するようにしている。
本実施の形態12の位相誤差検出装置1200においては、さらに、監視期間生成回路221が“H”の信号221aを出力する期間中の位相差検出回路107から出力される位相比較終了信号PCCの回数をカウントし、平均化回路223によってカウント値222aを平均化し、設定値制御部224によって平均化回路223の出力223aが所定の値と等しくなるように監視期間生成回路221が“H”の信号221aを出力する期間を調整するようにしたので、監視期間生成回路221が“H”を出力する期間中の平均位相比較回数を一定として、有効位相差検出回路83の検出感度が変化することがなく、トラッキング誤差信号のオフセット補正を好ましく行うことのできる位相誤差検出装置を得ることができる。
また、ディフェクト・未記録検出部225により、光ディスク上のディフェクト・未記録位置を検出し、ディフェクト・未記録位置では平均化回路223の出力をホールドするようにしたので、位相比較が行われないディフェクト・未記録位置での平均化回路223の出力の低下にともなって、ディフェクト・未記録位置での、監視期間生成回路221よりの不要な“H”信号の出力期間の広がり、が生じることをも防止することができる。
なお、前記平均化回路63は、カウント値の変化に対して帯域制限を行うローパスフィルタとしてもよく、この場合、ディフェクト・未記録検出装置225が“H”を出力している時はローパスフィルタの出力をホールドするものとしてもよく、上記と同様の効果を得られる。
(実施の形態13)
以下に、本発明の実施の形態13による位相誤差検出装置について説明する。
図27は、本発明の実施の形態13による位相誤差検出装置1300の構成を示すブロック図である。
この図27に示される本実施の形態13による位相誤差検出装置1300は、図15で示した実施の形態7による位相誤差検出装置7000における、第1、及び第2のパルス幅検出回路71a、71bと、第1、及び第2の振幅検出回路72a、72bと、無効位相比較キャンセル部73の構成を、図18で示した実施の形態8によるトラッキング誤差検出装置8000に適用したものである。
このような構成とした本発明の実施の形態13による位相誤差検出装置1300では、ディフェクトや未記録位置等でノイズによる入力信号があった場合でも、第1、及び第2のパルス幅検出回路71a、71bと、第1、及び第2の振幅検出回路72a、72bによって入力信号のパルス幅と、振幅値を検出し、該パルス幅と、振幅値のいずれかがそれぞれの所定値以下の場合には、無効位相比較キャンセル部73によってその信号をノイズとみなし、有効位相差検出回路83へ入力される位相比較終了信号PCCを制限するようにしたものであり、これにより、ノイズ等による位相差検出回路の誤動作による不要なオフセット補正量の出力を低減することが可能な位相誤差検出装置を得ることができる。
(実施の形態14)
以下に、本発明の実施の形態14による位相誤差検出装置について説明する。
図28は、本発明の実施の形態14による位相誤差検出装置1400を示すブロック図である。
図28において、本実施の形態14の位相誤差検出装置1400は、フォトディテクタ101と、第1から第4の電流電圧変換器102a〜102dと、2つの信号系列を生成する信号生成器である第1、及び第2の加算器103a、103bと、第1、及び第2のアナログ−デジタル変換器(ADC)104a、104bと、第1、及び第2の補間フィルタ105a、105bと、第1、及び第2のゼロクロス点検出回路106a、106bと、位相差検出回路107と、ローパスフィルタ(LPF)108と、第3の加算器12と、オフセット補正回路13と、基準間隔生成回路81と、オフセットゲート回路84と、監視期間生成回路241と、有効位相差検出回路242と、からなる。
前記位相差検出回路107は、位相差演算部111と、パルス生成部112と、データ切替部113と、からなる。
なお、本実施の形態14による位相誤差検出装置1400における監視期間生成回路241と、有効位相差検出回路242、以外の構成要素は、図18を用いて説明した実施の形態8の位相誤差検出装置8000におけると同じである。
前記監視期間生成回路241は、所定の期間、“H”の信号を出力し、その後1クロック分“L”を出力するという動作を繰り返し行う。
前記有効位相差検出回路242は、前記基準間隔生成回路81の出力信号82a間隔中において、監視期間生成回路241からの出力信号241aが“H”の期間であり、且つ位相差検出回路107からの位相比較終了信号PCCを検出できた期間の回数が、該位相比較終了信号PCCを検出できなかった期間の回数以上であれば“H”、それ以外の時は“L”、となる制御信号242Cを出力する。
図29は、本実施の形態14における監視期間生成回路241と、有効位相差検出回路242、の動作を説明するための図であり、上から、第1のゼロクロス点検出回路106aから出力される第1の信号系列(a)、第2のゼロクロス点検出回路106bから出力される第2の信号系列(b)、パルス生成部112から出力される位相比較終了信号PCC(c)、基準間隔生成回路81の出力信号81a(d)、監視期間生成回路241の出力241a(e)、有効位相差検出回路242からの制御信号242C(f)、オフセットゲート回路84から出力されるオフセット補正量Δα(84a)の出力、を示す。
図29において、(1)に示す領域のように、正常に信号が入力されている場合は、監視期間生成回路241出力241aが“H”となる期間中に、パルス生成部112から位相比較終了信号PCCが検出され(図中斜線部)、有効位相差検出回路242からの制御信号242Cは“H”となり、オフセットゲート回路84からのオフセット補正量Δαが出力される。
しかるに、(2)に示す領域のように、ディフェクトや、未記録位置等により入力信号がない状態では、監視期間生成回路241の出力241aが“H”の期間中に、位相比較終了信号PCCが検出されず、有効位相差検出回路242からの出力される制御信号242Cは“L”となるため、オフセットゲート回路84からオフセット補正量が出力されることはない。
また、(3)に示す領域のように、ディフェクトや未記録位置等、再生信号がない状態であってもノイズ等の影響により信号が入力され、位相差検出回路107が動作し、位相比較終了信号PCCが出力されることがあるが、基準間隔生成回路81の出力信号81a間隔中に、監視期間生成回路241からの出力信号241aが“H”の時にパルス生成部112から位相比較終了信号PCCを検出できた回数が、該位相比較終了信号PCCを検出できなかった期間の回数以上でない場合には、有効位相差検出回路242は、制御信号242Cを出力せず、オフセットゲート回路84によってオフセット加算が行われることは無い。
このように、本実施の形態14による位相誤差検出装置1400では、ディフェクトや未記録位置等、再生信号が無い状態でのノイズ等の入力による位相差検出回路107の誤動作によるオフセット補正量の出力を低減することが出来る。
なお、本発明の実施の形態1から14の全ての実施の形態において、補間フィルタ105a、105bによって(実施の形態3、及び9においては、105c、105dによっても)、各データ系列の補間データを生成しているが、ADC104a、104bの(実施の形態3、及び9においては、104c、104dについても)、サンプルクロックが十分に早い場合には、補間フィルタ105a、105bは(実施の形態3、及び9においては、105c、105dについても)、必ずしも必要ではない。
本発明のトラッキング誤差装置は、ディスクに傷等が存在する場合や、ディスクをCAV再生する場合であっても、正確にオフセット補正を行ったトラッキング誤差信号を得ることが出来るため、正確なトラッキング制御を行うための技術として有用である。
図1は、本発明の実施の形態1による位相誤差検出装置1000の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1におけるオフセットゲート回路11の動作を説明するための図である。 図3は、本発明の実施の形態2による位相誤差検出装置2000の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の実施の形態2におけるオフセットゲート回路21と、基準間隔生成回路22と、有効位相差検出回路23、の動作を説明するための図である。 図5は、本発明の実施の形態3による位相誤差検出装置3000の構成を示すブロック図である。 図6は、光スポットがピット上を通過するときの反射光量の強度分布パターン変化を例示した図である。 図7は、光スポットがピット上を通過するときの反射光量の強度分布パターン変化を例示した図である。 図8は、光スポットがピット上を通過するときの反射光量の強度分布パターン変化を例示した図である。 図9は、本発明の実施の形態4による位相誤差検出装置4000の構成を示すブロック図である。 図10は、光ディスクをCAV再生した場合におけるディスク内外周での線速度の相対値の変化を表す図である。 図11は、本発明の実施の形態4における基準間隔生成回路41、線速度検出部42、設定期間調整部43、の動作を説明するための図である。 図12は、本発明の実施の形態5による位相誤差検出装置5000の構成を示すブロック図である。 図13は、本発明の実施の形態5における基準間隔生成回路51の動作を説明するための図である。 図14は、本発明の実施の形態5における基準間隔生成回路51の動作を説明する、ディスクの再生中にPLL部53が外乱要因の影響により一時的に再生信号との同期が取れなくなり、制御信号が“H”→“L”になったときの様子を示すための図である。 図15は、本発明の実施の形態6による位相誤差検出装置6000の構成を示すブロック図である。 図16は、本発明の実施の形態7による位相誤差検出装置7000の構成を示すブロック図である。 図17は、本発明の実施の形態7における無効位相比較キャンセル部73の動作を説明するための図である。 図18は、本発明の実施の形態8による位相誤差検出装置8000の構成を示すブロック図である。 図19は、本発明の実施の形態5における基準間隔生成回路81と、監視期間生成回路82と、有効位相差検出回路83と、オフセットゲート回路84、の動作を説明するための図である。 図20は、本発明の実施の形態9による位相誤差検出装置9000の構成を示すブロック図である。 図21は、本発明の実施の形態10による位相誤差検出装置1010の構成を示すブロック図である。 図22は、本発明の実施の形態10における監視期間生成回路201の動作を説明するための図である。 図23は、本発明の実施の形態11による位相誤差検出装置1100の構成を示すブロック図である。 図24は、本発明の実施の形態11における監視期間生成回路211の通常動作を説明するための図である。 図25は、本発明の実施の形態11における監視期間生成回路211の、ディスクの再生中にPLL部212が外乱要因の影響により一時的に再生信号との同期が取れなくなり、制御信号が“H”→“L”になったときの動作の様子を示すための図である。 図26は、本発明の実施の形態12による位相誤差検出装置1200の構成を示すブロック図である。 図27は、本発明の実施の形態13による位相誤差検出装置1300の構成を示すブロックである。 図28は、本発明の実施の形態14による位相誤差検出装置1400の構成を示すブロック図である。 図29は、本発明の実施の形態11における監視期間生成回路211と、有効位相差検出回路83、の動作を説明するための図である。 図30は、従来の位相誤差検出装置3010の構成を示すブロック図である。 図31は、従来の位相誤差検出装置3010における位相差検出回路23,83,242の構成を示すブロック図である。 図32は、従来の位相誤差検出装置3010における位相差検出回路107の動作を説明するための図である。 図33は、従来の位相誤差検出装置3010における位相差検出回路23,83,242の動作を説明する、CAV再生時に該従来の位相誤差検出装置3010により検出されるトラッキング誤差信号TREを示す図である。
符号の説明
11,21,32,84,91 オフセットゲート回路
13 オフセット補正回路
22,41,51,61,81 基準間隔生成回路
23,83,242 有効位相差検出回路
82,201,211,221,241 監視期間生成回路
101a,101b,101c,101d フォトディテクタ
102a,102b,102c,102d 電流電圧変換器
103a,103b 加算器
104a,104b,104c,104d アナログ−デジタル変換器
105a,105b,105c,105d 補間フィルタ
106a,106b,106c,106d ゼロクロス点検出回路
107 位相差検出回路
108 ローパスフィルタ(LPF)

Claims (28)

  1. 互いに位相が変化する2つの信号系列をサンプリングし、デジタル信号を生成する信号生成回路と、
    前記信号生成回路からの出力信号から、各系列のデジタル信号と、該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出回路と、
    前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて該両デジタル信号の位相比較を行い、各ゼロクロス点間での位相比較結果を、サンプリングクロック1クロック分のパルスで出力し、さらに位相比較が終了したことを示す位相比較終了信号を出力する位相差検出回路と、
    前記位相差検出回路の位相比較終了信号に応じてオフセット補正量を出力するオフセットゲート回路と、
    前記位相差検出回路の位相比較結果出力信号と、前記オフセットゲート回路の出力信号とを加算する加算回路と、
    前記加算回路から出力される信号に帯域制限を行って位相誤差信号を得るローパスフィルタと、
    前記ローパスフィルタの出力から位相誤差信号のオフセット量を検出し、該検出したオフセット量に基づいて、オフセット補正量を調整し前記オフセットゲート回路に出力するオフセット補正回路と、を備え
    光ディスク上に光を照射して得られる光スポットの反射光を受光し、受光量に応じた信号を出力するフォトディテクタを、さらに備え、
    前記信号生成回路は、前記フォトディテクタの出力信号から、前記光スポットのトラッキング誤差に応じて互いに位相が変化する2つの信号系列のデジタル信号を生成する信号生成回路であり、
    前記位相誤差信号は、トラッキング誤差信号である、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  2. 請求項に記載の位相誤差検出装置において、
    前記フォトディテクタの出力信号から光ディスク上の傷、あるいは汚れなどのディフェクト、あるいは未記録状態を検出し、ディフェクト、あるいは未記録状態が検出されている期間は、前記オフセットゲート回路の出力を0となるように制御するディフェクト・未記録検出部を、さらに備えた、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  3. 互いに位相が変化する2つの信号系列をサンプリングし、デジタル信号を生成する信号生成回路と、
    前記信号生成回路からの出力信号から、各系列のデジタル信号と、該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出回路と、
    前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて該両デジタル信号の位相比較を行い、各ゼロクロス点間での位相比較結果をサンプリングクロック1クロック分のパルスで出力し、さらに位相比較が終了したことを示す位相比較終了信号を出力する位相差検出回路と、
    設定された間隔ごとに基準信号を出力する基準間隔生成回路と、
    前記基準間隔生成回路からの基準信号間隔中に、前記位相差検出回路からの位相比較終了信号を検出したか否かの制御信号を出力する有効位相差検出回路と、
    前記有効位相差検出回路からの制御信号によって、位相比較終了信号が検出されている場合はオフセット補正量を出力し、位相比較終了信号が検出されていない場合には0を出力するオフセットゲート回路と、
    前記位相差検出回路の位相比較結果出力信号に、前記オフセットゲート回路の出力を加算する加算回路と、
    前記加算回路から出力される信号に帯域制限を行って位相誤差信号を得るローパスフィルタと、
    前記ローパスフィルタの出力から位相誤差信号のオフセット量を検出し、該検出したオフセット量に基づいて、オフセット補正量を調整し前記オフセットゲート回路に出力するオフセット補正回路とを、備え
    光ディスク上に光を照射して得られる光スポットの反射光を受光し、受光量に応じた信号を出力するフォトディテクタを、さらに備え、
    前記信号生成回路は、前記フォトディテクタの出力信号から、前記光スポットのトラッキング誤差に応じて互いに位相が変化する2つの信号系列のデジタル信号を生成する信号生成回路であり、
    前記位相誤差信号は、トラッキング誤差信号である、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  4. 互いに位相が変化する2つの信号系列をサンプリングし、デジタル信号を生成する信号生成回路と、
    前記信号生成回路からの出力信号から各系列のデジタル信号と、該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出回路と、
    前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて該両デジタル信号の位相比較を行い、各ゼロクロス点間での位相比較結果をサンプリングクロック1クロック分のパルスで出力し、さらに位相比較が終了したことを示す位相比較終了信号を出力する位相差検出回路と、
    設定された間隔ごとに基準信号を出力する基準間隔生成回路と、
    前記基準間隔生成回路からの基準信号間隔中に、前記位相差検出回路からの位相比較終了信号を検出したか否かの制御信号を出力する有効位相差検出回路と、
    前記有効位相差検出回路からの制御信号によって、位相比較終了信号が検出されている場合はオフセット補正量を出力し、位相比較終了信号が検出されていない場合には0を出力するオフセットゲート回路と、
    前記位相差検出回路の位相比較結果出力信号に帯域制限を行うローパスフィルタと、 前記ローパスフィルタの出力に前記オフセットゲート回路の出力を加算し、位相誤差信号を得る加算回路と、
    前記ローパスフィルタの出力から位相誤差信号のオフセット量を検出し、該検出したオフセット量に基づいて、オフセット補正量を調整し前記オフセットゲート回路に出力するオフセット補正回路とを、備え
    光ディスク上に光を照射して得られる光スポットの反射光を受光し、受光量に応じた信号を出力するフォトディテクタを、さらに備え、
    前記信号生成回路は、前記フォトディテクタの出力信号から、前記光スポットのトラッキング誤差に応じて互いに位相が変化する2つの信号系列のデジタル信号を生成する信号生成回路であり、
    前記位相誤差信号は、トラッキング誤差信号である、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  5. 光ディスク上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向、及び垂直方向に4分割された受光素子からなるフォトディテクタと、
    前記フォトディテクタから出力される各受光素子の受光量に応じて生成された4系列のデジタル信号から、各系列のデジタル信号と、該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出回路と、
    前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点のうち、情報トラックの進行方向前方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて該両デジタル信号の位相比較を行い、各ゼロクロス点間での位相比較結果をサンプリングクロック1クロック分のパルスで出力し、さらに位相比較が終了したことを示す位相比較終了信号を出力する第1の位相差検出回路と、
    設定された間隔ごとに基準信号を出力する基準間隔生成回路と、
    前記基準間隔生成回路からの基準信号間隔中に、前記第1の位相差検出回路の位相比較終了信号を有効位相差として検出したか否かの制御信号を出力する第1の有効位相差検出回路と、
    前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点のうち、情報トラックの進行方向後方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて該両デジタル信号の位相比較を行い、各ゼロクロス点間での位相比較結果をサンプリングクロック1クロック分のパルスで出力し、さらに位相比較が終了したことを示す位相比較終了信号を出力する第2の位相差検出回路と、
    前記基準間隔生成回路からの基準信号間隔中に、前記第2の位相差検出回路の位相比較終了信号を検出したか否かの制御信号を出力する第2の有効位相差検出回路と、
    前記第1、及び第2の有効位相差検出回路からの制御信号によって、両方の有効位相差検出回路がともに位相比較終了信号を検出している場合のみオフセット補正量を出力し、前記一方、もしくは両方の有効位相差検出回路によって位相比較終了信号が検出されない場合には0を出力するオフセットゲート回路と、
    前記第1の位相差検出回路の位相比較結果出力と、前記第2の位相差検出回路の位相比較結果出力とを加算する第1の加算回路と、
    前記第1の加算回路の出力と、前記オフセットゲート回路の出力とを加算する第2の加算回路と、
    前記第2の加算回路から出力される信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタと、
    前記ローパスフィルタの出力からトラッキング誤差信号のオフセット量を検出し、該検出したオフセット量に基づいて、オフセット補正量を調整し前記オフセットゲート回路に出力するオフセット補正回路と、を備えた、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  6. 請求項3または4に記載の位相誤差検出装置において、
    光ディスクの線速度を検出する線速度検出部と、
    前記線速度検出部の出力に応じて、前記基準間隔生成回路の出力信号間隔を変更する設定期間調整部とを、さらに備えた、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  7. 請求項に記載の位相誤差検出装置において、
    前記線速度検出部は、光ディスクの再生信号に同期したクロックを出力するPLL部と、
    一定周期内の前記PLL部からの出力クロックの入力回数をカウントし、線速度を測定するカウンタとを、備えた、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  8. 請求項3または4に記載の位相誤差検出装置において、
    光ディスクの再生信号に同期したクロックを出力するPLL部を、さらに備え、
    前記基準間隔生成回路は、前記PLL部の出力クロックで動作するカウンタを有し、該カウンタが所定値をカウントするごとに前記基準信号を出力する、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  9. 請求項に記載の位相誤差検出装置において、
    前記PLL部は、出力クロックが再生信号に同期しているか否かの制御信号を、さらに出力し、
    前記カウンタは、前記PLL部からの制御信号を受け、前記PLL部からの出力クロックが再生信号に同期している場合のみ前記PLL部からの出力クロックで動作し、それ以外の状態では固定クロックによって動作する、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  10. 請求項に記載の位相誤差検出装置において、
    前記基準間隔生成回路は、前記PLL部からの出力クロックで前記カウンタが動作する場合に基準信号を出力するカウント値を決める第1の設定値と、固定クロックでカウンタが動作する場合に基準信号を出力するカウント値を決める第2の設定値とを有し、
    前記PLL部からの制御信号を受け、前記PLL部が再生信号に同期した状態であるときに、前記基準間隔生成回路からの基準信号の出力間隔が、前記PLL部からの出力クロックでの動作時と、固定クロックでの動作時と、で等しくなるように第2のカウント設定値を制御する設定値制御部を、さらに備えた、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  11. 請求項3または4に記載の位相誤差検出装置において、
    前記基準間隔生成回路からの基準信号間隔中に、前記位相差検出回路から出力される位相比較終了信号の回数をカウントし出力するカウント回路と、
    前記カウント回路の出力に対して平均化を行う平均化回路と、
    前記平均化回路の出力値が所定の値になるように前記基準間隔生成回路の基準信号を出力する間隔を調整する設定値制御部とを、さらに備えた、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  12. 請求項11に記載の位相誤差検出装置において、
    前記フォトディテクタの出力信号から光ディスク上の傷、あるいは汚れなどのディフェクト、あるいは未記録状態を検出し、ディフェクト、あるいは未記録状態が検出されている期間は、前記平均化回路の入出力信号をホールドするディフェクト・未記録検出部を、さらに備える、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  13. 請求項3または4に記載の位相誤差検出装置において、
    前記各系列それぞれに、ゼロクロス点検出回路の出力から各信号系列のゼロクロス点間隔の距離を測定するパルス幅検出回路を備え、
    前記パルス幅検出回路により検出されるゼロクロス間隔が所定の値以下の場合には、当該ゼロクロス点での位相比較終了信号を無効とし、有効位相差検出回路への出力を停止する無効位相比較キャンセル部とを、さらに備えた、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  14. 請求項13に記載の位相誤差検出装置において、
    前記各系列それぞれに、前記ゼロクロス点検出回路の出力から、ゼロクロス点間のサンプルデータのセンターレベルとの差の絶対値を、信号振幅値として検出する振幅検出回路を、さらに備え、
    前記無効位相差キャンセル部は、前記振幅検出回路により検出される信号振幅値が所定の値以下の場合も、当該ゼロクロス点での位相比較終了信号を無効とし、有効位相差検出回路への出力を停止する、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  15. 請求項3または4に記載の位相誤差検出装置において、
    前記フォトディテクタの出力信号から、光ディスク上の傷、あるいは汚れなどのディフェクト、あるいは未記録状態を検出し、前記ディフェクト、あるいは未記録状態が検出されている期間は、前記オフセットゲート回路の出力が0となるように制御するディフェクト・未記録検出部を、さらに備えた、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  16. 互いに位相が変化する2つの信号系列をサンプリングし、デジタル信号を生成する信号生成回路と、
    前記信号生成回路からの出力信号から各系列のデジタル信号と、該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出回路と、
    前記2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行い、各ゼロクロス点間での位相比較結果をサンプリングクロック1クロック分のパルスで出力し、さらに位相比較が終了したことを示す位相比較終了信号を出力する位相差検出回路と、
    設定された間隔ごとに基準信号を出力する基準間隔生成回路と、
    前記基準間隔生成回路からの基準信号の出力ごとに、所定の期間、信号を出力する監視期間生成回路と、
    前記監視期間生成回路から信号が出力されている期間中に前記位相差検出回路からの位相比較終了信号を検出したか否かの制御信号を出力する有効位相差検出回路と、
    前記基準間隔生成回路からの基準信号の出力ごとに、前記有効位相差検出回路において位相比較終了信号が検出されていた場合にはオフセット補正量をパルス出力し、位相比較終了信号が検出されていない場合には0を出力するオフセットゲート回路と、
    前記位相差検出回路の位相比較結果出力信号に、前記オフセットゲート回路の出力を加算する加算回路と、
    前記加算回路から出力される信号に帯域制限を行って位相誤差信号を得るローパスフィルタと、
    前記ローパスフィルタの出力から位相誤差信号のオフセット量を検出し、該検出したオフセット量に基づいて、オフセット補正量を調整し前記オフセットゲート回路に出力するオフセット補正回路とを、備え
    光ディスク上に光を照射して得られる光スポットの反射光を受光し、受光量に応じた信号を出力するフォトディテクタを、さらに備え、
    前記信号生成回路は、前記フォトディテクタの出力信号から、前記光スポットのトラッキング誤差に応じて互いに位相が変化する2つの信号系列のデジタル信号を生成する信号生成回路であり、
    前記位相誤差信号は、トラッキング誤差信号である、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  17. 光ディスク上に情報ピット列として記録された情報トラックの接線方向、及び垂直方向に4分割された受光素子からなるフォトディテクタと、
    前記フォトディテクタから出力される各受光素子の受光量に応じて生成された4系列のデジタル信号から、各系列のデジタル信号と、該デジタル信号のセンターレベルとが交わる点であるゼロクロス点を検出するゼロクロス点検出回路と、 前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点のうち、情報トラックの進行方向前方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行い、各ゼロクロス点間での位相比較結果を、サンプリングクロック1クロック分のパルスで出力し、さらに位相比較が終了したことを示す位相比較終了信号を出力する第1の位相差検出回路と、
    設定された間隔ごとに基準信号を出力する基準間隔生成回路と、
    前記基準間隔生成回路からの基準信号ごとに、所定の期間信号を出力する監視期間生成回路と、
    前記監視期間生成回路から信号が出力されている期間中に、前記第1の位相差検出回路からの位相比較終了信号を検出したか否かの制御信号を出力する第1の有効位相差検出回路と、
    前記4系列のデジタル信号のゼロクロス点のうち、情報トラックの進行方向後方に位置する受光素子から得られる2系列のデジタル信号のゼロクロス点間の距離を用いて位相比較を行い、各ゼロクロス点間での位相比較結果を、サンプリングクロック1クロック分のパルスで出力し、さらに位相比較が終了したことを示す位相比較終了信号を出力する第2の位相差検出回路と、
    前記監視期間生成回路から信号が出力されている期間中に、前記第2の位相差検出回路からの位相比較終了信号を検出したか否かの制御信号を出力する第2の有効位相差検出回路と、
    前記基準間隔生成回路からの出力信号ごとに、前記第1、及び第2の有効位相差検出回路からの制御信号によって、両方の有効位相差検出回路がともに位相比較終了信号を検出している場合のみオフセット補正量をパルス出力し、前記一方、もしくは両方の有効位相差検出回路によって位相比較終了信号が検出されない場合には0を出力するオフセットゲート回路と、
    前記第1の位相差検出回路の位相比較結果出力と、前記第2の位相差検出回路の位相比較結果出力とを加算する第1の加算回路と、
    前記第1の加算回路の出力と、前記オフセットゲート回路の出力とを加算する第2の加算回路と、
    前記第2の加算回路から出力される信号に帯域制限を行ってトラッキング誤差信号を得るローパスフィルタと、
    前記ローパスフィルタの出力からトラッキング誤差信号のオフセット量を検出し、該検出したオフセット量に基づいて、オフセット補正量を調整し前記オフセットゲート回路に出力するオフセット補正回路とを、備えた、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  18. 請求項16に記載の位相誤差検出装置において、
    前記監視期間生成回路は、前記基準間隔生成回路からの基準信号の出力ごとに、所定の期間の前記信号の出力を繰り返し、
    前記有効位相差検出回路は、前記監視期間生成回路からの信号出力期間中の位相比較終了信号を繰り返し監視し、前記基準間隔生成回路からの出力信号間隔中に、位相比較終了信号が検出された前記監視期間生成回路からの出力信号期間の回数と、位相比較終了信号が検出されなかった期間の回数との比率が、所定の値以上であるか否かを示す制御信号を出力する、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  19. 請求項16に記載の位相誤差検出装置において、
    光ディスクの線速度を検出する線速度検出部と、前記線速度検出部の出力に応じて、前記監視期間生成回路の出力信号期間を変更する設定期間調整部とを、さらに備えた、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  20. 請求項19に記載の位相誤差検出装置において、
    前記線速度検出部は、光ディスクの再生信号に同期したクロックを出力するPLL部と、
    一定周期内の前記PLL部からの出力クロックの入力回数をカウントし、線速度を測定するカウンタとを、備えた、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  21. 請求項16に記載の位相誤差検出装置において、
    光ディスクの再生信号に同期したクロックを出力するPLL部を、さらに備え、
    前記監視期間生成回路は、前記PLL部からの出力クロックで動作するカウンタを有し、該カウンタが所定値をカウントするごとに、前記信号を出力する、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  22. 請求項21に記載の位相誤差検出装置において、
    前記PLL部は、出力クロックが再生信号に同期しているか否かの制御信号を、さらに出力し、
    前記カウンタは、前記PLL部からの制御信号を受け、前記PLL部の出力クロックが再生信号に同期している場合のみ前記PLL部からの出力クロックで動作し、それ以外の状態では固定クロックによって動作する、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  23. 請求項22に記載の位相誤差検出装置において、
    前記監視期間生成回路は、前記PLL部の出力クロックでカウンタが動作する場合に信号を出力するカウント値を決める第1の設定値と、固定クロックでカウンタが動作する場合に信号を出力するカウント値を決める第2の設定値とを、備え、
    前記PLL部からの制御信号を受け、前記PLL部が再生信号に同期した状態であるときに、監視期間生成回路からの出力信号期間が、前記PLL部からの出力クロックでの動作時と、固定クロックでの動作時と、で等しくなるように前記第2のカウント設定値を制御する設定値制御部を、さらに備えた、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  24. 請求項16に記載の位相誤差検出装置において、
    前記監視期間生成回路からの信号出力期間中に、前記位相差検出回路から出力される位相比較終了信号の回数をカウントし出力するカウント回路と、
    前記カウント回路の出力に対して平均化を行う平均化回路と、
    前記平均化回路の出力値が所定の値になるように、前記監視期間生成回路の出力信号期間を調整する設定値制御部とを、さらに備えた、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  25. 請求項24に記載の位相誤差検出装置において、
    前記フォトディテクタの出力信号から光ディスク上の傷、あるいは汚れなどのディフェクト、あるいは未記録状態を検出し、ディフェクト、あるいは未記録状態が検出されている期間は、前記平均化回路の入出力信号をホールドするディフェクト・未記録検出部を、さらに備えた、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  26. 請求項16に記載の位相誤差検出装置において、
    前記各系列それぞれに、前記ゼロクロス点検出回路の出力から各信号系列のゼロクロス点間隔の距離を測定するパルス幅検出回路を備え、
    前記パルス幅検出回路により検出されたゼロクロス間隔が所定の値以下の場合は、当該ゼロクロス点での位相比較終了信号を無効とし、前記有効位相差検出回路への出力を停止する無効位相比較キャンセル部とを、さらに備えた、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  27. 請求項26に記載の位相誤差検出装置において、
    前記各系列それぞれに、前記ゼロクロス点検出回路の出力からゼロクロス点間のサンプルデータのセンターレベルとの差の絶対値を、信号振幅値として検出する振幅検出回路を、さらに備え、
    前記無効位相差キャンセル部は、前記振幅検出回路により検出される信号振幅値が所定の値以下の場合も、当該ゼロクロス点での位相比較終了信号を無効とし、有効位相差検出回路への出力を停止する、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
  28. 請求項16に記載の位相誤差検出装置において、
    前記フォトディテクタの出力信号から光ディスク上の傷、あるいは汚れなどのディフェクト、あるいは未記録状態を検出し、ディフェクト、あるいは未記録状態が検出されている期間は、前記オフセットゲート回路の出力が0となるように制御するディフェクト・未記録検出部を、さらに備えた、
    ことを特徴とする位相誤差検出装置。
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