JP4556321B2 - Front body structure of the vehicle - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車体前部の左右において車両の前後方向に延びる一対のフロントフレーム(フロントサイドフレーム)が設けられたような車両の前部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車体の前部には歩行者保護用(車両と歩行者との衝突時に歩行者の足を払い、車両側に傾倒する歩行者をボンネット上部に乗せて、二次障害を防止するため)のフロントエンドロアメンバや、前部車体剛性確保のためのフロントクロスメンバ(いわゆるNo.1クロスメンバ)またはバンパレインフォースメント等が取付けられている。
【0003】
上述フロントエンドロアメンバは、左右一対のフロントサイドフレームにブラケットを介して取付けられており、このフロントエンドロアメンバの取付け構造が複雑化するうえ、充分な形状および剛性の自由度を確保することができない問題点があった。
【0004】
また、上述のフロントクロスメンバとバンパレインフォースメントとはそれぞれ別々に構成され、フロントサイドフレームの前部にバンパレインフォースメントが取付けられ、フロントサイドフレームの下部位置にフロントクロスメンバが取付けられており、これら両者(フロントクロスメンバ、バンパレインフォースメント)の取付け構造が複雑化するうえ、充分な形状および剛性の自由度を確保することができない問題点があった。
【0005】
一方、特開平10−218017号公報および特開平11−235963号公報には、ハイドロフォーム成形部品を車体の補強部材として用いる構成が開示されている。
【0006】
つまり、前者の特開平10−218017号公報には、センタピラーアウタとセンタピラーインナとの間の閉断面内部にハイドロフォーム成形された補強部材を配設する構成が開示されており、後者の特開平11−235963号公報には、キャブサイドのフロントフレームを構成するロッカパネルとフロアサイドパネルとの間の閉断面内部にハイドロフォーム成形された補強部材を配設する構造が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このようにハイドロフォーム成形による補強部材を閉断面の内部に配置すると、車体剛性が向上する利点がある反面、部品点数が増加して、組付け工数が大となるばかりでなく、軽量化が阻害される問題点があった。
【0008】
この発明は、両端がフロントフレームに接続されて車幅方向に延び、かつ中央部がフロントフレーム接続部よりも前方に位置する管状のフロントエンドロアメンバを設けることで、歩行者保護用のフロントエンドロアメンバを取付部(つまりフロントフレーム接続部)と一体の管状部材で構成することができ、取付け構造の簡略化を図りつつ、形状および剛性の自由度の向上を図ることができ、さらに軽量化を達成することができる車両の前部車体構造の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明による車両の前部車体構造は、車体前部の左右において前後方向に延びる一対のフロントフレームが設けられた車両の前部車体構造であって、上記フロントフレームに両端が接続されて車幅方向に延び、かつ中央部がフロントフレーム接続部よりも前方に位置する管状のフロントエンドロアメンバが設けられ、上記左右一対のフロントフレームの間がフロントクロスメンバによって接続され、上記フロントエンドロアメンバの車幅方向の中央部は上記フロントクロスメンバより前方に延設され、上記フロントエンドロアメンバの中間部が車両前後方向に略U字状に折曲げられた折曲部が形成され、上記折曲部が上記フロントクロスメンバに接続されると共に、上記折曲部にはレインフォースメントが取付けられたものである。
【0010】
上記構成の管状のフロントエンドロアメンバは、チューブハイドロフォームによって一体形成された管状部材を用いることができるが、これに限定されるものではない。
【0011】
上記構成によれば、その両端がフロントフレームに接続されて車幅方向に延び、その中央部がフロントフレーム接続部(取付部)よりも前方に位置する管状のフロントエンドロアメンバを設けたので、歩行者保護用のフロントエンドロアメンバを取付部と一体の管状部材で構成することができて、部品点数、組付け工数の削減、並びに取付け構造の簡略化を図りつつ、該フロントエンドロアメンバの形状および剛性の自由度の向上を図ることができる。さらにフロントエンドロアメンバを管状部材にて構成するので軽量化を達成することができる。
【0012】
また、上記左右一対のフロントフレームの間がフロントクロスメンバによって接続され、上記フロントエンドロアメンバの車幅方向の中央部は上記フロントクロスメンバより前方に延設されたものであるから、フロントエンドロアメンバの所定部がフロントクロスメンバよりも前方に位置するので、車両と歩行者との衝突時に、該フロントエンドロアメンバにて歩行者の足を確実に払って、車両側に傾倒する歩行者をボンネット上部に乗せて、二次障害を確実に防止することができる。
【0013】
さらに、上記フロントエンドロアメンバの中間部が車両前後方向に折曲げられて上記フロントクロスメンバに接続されたものであり、このように、フロントエンドロアメンバの車両前後方向に折曲げた部分を、フロントクロスメンバ(いわゆるNo.1クロスメンバ)に接続しているので、フロントエンドロアメンバの支持強度の向上を図ることができる。
【0014】
しかも、上記フロントエンドロアメンバの中間部は車両前後方向に略U字状に折曲げられた折曲部が形成され、上記折曲部が上記フロントクロスメンバに接続されると共に、上記折曲部にはレインフォースメントが取付けられたものであるから、上述のレインフォースメントでフロントエンドロアメンバの中間部(折曲部)の変形を抑制することができる。
【0015】
この発明の一実施態様においては、上記フロントエンドロアメンバは上記フロントフレームとの接続部に対して中央部が小径で、かつ大きさが連続して変化する管状部材により構成されたものである。
【0016】
上記構成によれば、フロントエンドロアメンバはその中央部が小径で、しかも大きさが連続的に変化し、段差のない形状であるため、歩行者保護がより一層確実かつ安全となる。
【0017】
この発明の一実施態様においては、上記フロントエンドロアメンバの両端部は平板状に一体形成され、上記平板状部分が上記フロントフレームの側面に取付けられたものである。
【0018】
上記構成によれば、フロントエンドロアメンバの両端部つまりフロントフレームに対する取付部を一体かつ平板状と成したので、組付け工数および部品点数の削減を図り、しかも取付け性を向上させることができる。
【0019】
この発明の一実施態様においては、上記管状のフロントエンドロアメンバの設置高さは歩行者の膝部よりも下方に対応する高さ位置に設定されたものである。
上記構成によれば、フロントエンドロアメンバの高さ位置を、歩行者の足を払うのに最適な高さに設定したので、車両と歩行者との衝突時により一層良好な足払いを行なうことができる。
【0020】
この発明の一実施態様においては、上記管状のフロントエンドロアメンバはチューブハイドロフォームによって一体形成した管状部材で構成されたものである。
【0021】
上記構成によれば、フロントエンドロアメンバをチューブハイドロフォームで成形することにより、断面形状、板厚および強度を自由かつ任意に設定することができ、所謂チューニングの容易化が図れると共に、軽量化を達成することができる。
【0022】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の前部車体構造を示し、図1、図2、図3において、車両の前後方向に延びるボンネット1を設け、このボンネット1でエンジンルームの上部を覆っている。
【0023】
上述のボンネット1はボンネットレインフォースメント2を有し、このボンネット1の前端下部とフロントバンパ3(例えば、樹脂製のバンパフェース)の上部との間にはラジエータグリル4を配設している。
【0024】
一方、車体前部の左右において、車両の前後方向に延びる車体フレームとしての左右一対のフロントサイドフレーム5,5を設けている。
【0025】
上述の左右一対のフロントサイドフレーム5,5間を車幅方向に連結すべくフロントクロスメンバ6を設けている。このフロントクロスメンバ6はその両端部に上方に立上がる縦片部7,7が一体形成されたもので、この実施例ではフロントクロスメンバ6とその両端部の縦片部7,7とをチューブハイドロフォームによって一体形成し、縦片部7,7の上端部を左右一対のフロントサイドフレーム5,5におけるラジェータシュラウド8と対応する下部に接合して、部品点数、組付け工数の削減および取付け構造の簡素化を図っている。
【0026】
ここで、上述のラジエータシュラウド8は、図2に示すようにシュラウドアッパメンバ9とシュラウドサイドパネル10,10とを備え、ラジエータ(図示せず)を支持するものである。なお、図2において、11はホイールエプロン、12はタイヤハウス、13はサスペンションタワー部、14はダッシュロアパネル、15はフロントピラー、16はサイドシル、17はフロントフロアである。
【0027】
ところで、図1に示すように、上述のフロントサイドフレーム5の前部にはバンパブラケット18を介してバンパレインフォースメント19を取付けている。このバンパレインフォースメント19は左右一対のフロントサイドフレーム5,5間の前方部において車幅方向に延びる車幅方向部材である。
【0028】
しかも、図1、図3に示す如く、上述のフロントサイドフレーム5,5間にはその全体がチューブハイドロフォームによって一体形成された管状部材としてのフロントエンドロアメンバ20を設けている。
【0029】
このフロントエンドロアメンバ20は、フロントサイドフレーム5に取付けられる取付部20a,20aと、この取付部20aおよび上述のフロントクロスメンバ6(いわゆるNo.1クロスメンバ)よりも前方に位置して車幅方向に延びる突出部20bと、突出部20bの両端と各取付部20a,20aとの間を連結するスラント状の連結部20c,20cとを備え、これら各要素20a,20b,20cがチューブハイドロフォームで一体に成形されている。
【0030】
上述のフロントエンドロアメンバ20はフロントフレーム接続部としての取付部20aが図3、図4に示すように、取付け性を考慮して偏平な平板状に形成され、この取付部20aの下部と突出部20bの両端部とを連結する連結部20cは図1、図5に示すようにその前後方向の幅が取付部20a側から突出部20bの両端部側にかけて順次小幅となるように形成され、突出部20bはその中央部が最も小径となるように形成されている。
【0031】
つまり、フロントエンドロアメンバ20は、その断面形状および大きさが取付部20aから突出部20bの中央部にかけて連続して変化するように構成され、特に突出部20bにおいては、その左右両端部から中央部にかけて段差が生じないように構成されている。
【0032】
このように構成されたフロントエンドロアパネル20は、その平板状の取付部20a,20aが図3、図4に示すように、フロントサイドフレーム5,5の側面に取付けられるが、寸法精度誤差等による組付け性を考慮して右側の取付部20aは右側のフロントサイドフレーム5におけるエンジンルーム内方側の側面に取付けられ、左側の取付部20aは左側のフロントサイドフレーム5におけるエンジンルーム外方側の側面に取付けられている。
【0033】
また、この実施例では、図4に示す如く、フロントサイドフレーム5の閉断面内に予め溶接接合されたナット21に対してボルト22を締付けて上記取付部20aをフロントサイドフレーム5の側面に取付けているが、ボルト22、ナット21による取付構造に代えて、レーザ溶接その他の溶接手段にて取付けてもよい。
【0034】
さらに、上述のフロントエンドロアメンバ20のフロントサイドフレーム5に対する取付け後において、その突出部20bの設置高さが歩行者の膝部よりも下方に対応する高さ位置となるように設定されている。なお、図1において23は前車輪である。
【0035】
このように構成した車両の前部車体構造の作用について説明する。
車両と歩行者との衝突時には、フロントバンパ3を介してフロントエンドロアメンバ20の突出部材20bに前方向からの荷重が入力される。この前方向からの入力荷重はその両端がフロントサイドフレーム5により支持された突出部材20bにて受け止められる。
【0036】
このため、車両と歩行者との衝突時には、まず上述の突出部20bで歩行者の膝よりも下部において歩行者の足を払い、車両側に傾倒する歩行者を確実にボンネット1の上部に乗せて保護し、歩行者の二次障害を防止することができる。
【0037】
上述の図1〜図5で示した実施例開示構造の車両の前部車体構造は、車体前部の左右において車両の前後方向に延びる一対のフロントサイドフレーム5,5が設けられた車両の前部車体構造であって、上記フロントサイドフレーム5,5にその両端(取付部20a,20a参照)が接続されて車幅方向に延び、かつ中央部がフロントフレーム接続部(取付部20a参照)よりも前方に位置する管状のフロントエンドロアメンバ20が設けられたものである。
【0038】
このように、歩行者保護用のフロントエンドロアメンバ20を取付部20aと一体の管状部材で構成することができて、部品点数、組付け工数の削減、並びに取付け構造の簡略化を図りつつ、該フロントエンドロアメンバ20の形状および剛性の自由度の向上を図ることができる。さらにフロントエンドロアメンバ20を管状部材にて構成するので軽量化を達成することができる。
【0039】
また、上記左右一対のフロントサイドフレーム5,5の間がフロントクロスメンバ6によって接続され、上記フロントエンドロアメンバ20の車幅方向の中央部は上記フロントクロスメンバ6より前方に延設されたものであるから、フロントエンドロアメンバ20の所定部(突出部20b参照)がフロントクロスメンバ6よりも前方に位置し、車両と歩行者との衝突時に、該フロントエンドロアメンバ20にて歩行者の足を確実に払って、車両側に傾倒する歩行者をボンネット1の上部に乗せて、斯る歩行者の二次障害を確実に防止することができる。
【0040】
さらに、上記フロントエンドロアメンバ20は上記フロントサイドフレーム5との接続部(取付部20a参照)に対して中央部が小径で、かつ大きさが連続して変化する管状部材により構成されたものである。
【0041】
この構成によれば、フロントエンドロアメンバ20はその中央部が小径で、しかも大きさが連続的に変化し、段差のない形状であるため、歩行者保護がより一層確実かつ安全となる。
【0042】
加えて、上記フロントエンドロアメンバ20の両端部(取付部20a参照)は平板状に一体形成され、上記平板状部分が上記フロントサイドフレーム5の側面に取付けられたものである。
【0043】
この構成によれば、フロントエンドロアメンバ20の両端部つまりフロントサイドフレーム5に対する取付部20aを一体かつ平板状と成したので、組付け工数および部品点数の削減を図り、しかも取付け性を向上させることができる。
【0044】
また、上記管状のフロントエンドロアメンバ20の設置高さは歩行者の膝部よりも下方に対応する高さ位置に設定されたものである。
このように、フロントエンドロアメンバ20の高さ位置(詳しくは突出部200bの高さ位置)を、歩行者の足を払うのに最適な高さに設定したので、車両と歩行者との衝突時により一層良好な足払いを行なうことができる。
【0045】
しかも、上記管状のフロントエンドロアメンバ20はチューブハイドロフォームによって一体形成した管状部材で構成されたものである。
このように、フロントエンドロアメンバ20をチューブハイドロフォームで成形することにより、断面形状、板厚および強度を自由かつ任意に設定することができ、所謂チューニングの容易化が図れると共に、軽量化を達成することができる。
【0046】
図6は車両の前部車体構造の他の実施例開示構造を示し、左右一対のフロントサイドフレーム5,5の前部にバンパレインフォースメント19をダイレクトに取付け、このバンパレインフォースメント19の前部に発砲スチロール等のEAフォーム(エネルギ・アブソーバ・フォーム)等からなるエネルギ吸収部材24を車幅方向に取付けたものである。
【0047】
このように構成すると、車両と歩行者との衝突時には、まず上述のフロントエンドロアメンバ20の突出部20bで歩行者の膝よりも下部において歩行者の足を払い、車両側に傾倒する歩行者の膝部の衝撃エネルギを車幅方向に延びるエネルギ吸収部材24で吸収した後に、歩行者を確実にボンネット1の上部に乗せて保護するので、歩行者保護性能のより一層の向上を図ることができる。
【0048】
この図6に示す実施例開示構造においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例開示構造と同様であるから、図6において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0049】
図7は車両の前部車体構造のさらに他の実施例開示構造を示し、図1〜図6で示した先の各実施例開示構造においてはフロントエンドロアメンバ20の突出部20bを小径かつ断面略角筒状と成したが、図7に示すこの実施例ではフロントエンドロアメンバ20の突出部20bを小径かつ断面円筒状に形成したものである。
【0050】
このように構成すると、突出部20bは角部を有さない形状と成るので、車両と歩行者とが衝突した場合、該突出部20bにより歩行者の足を払う際における歩行者保護性能がさらに向上する。
なお、図7に示すこの実施例開示構造においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例と同様であるから、図7において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0051】
図8は車両の前部車体構造のさらに他の実施例開示構造を示し、図1〜図5で示した実施例開示構造の構成に加えて、フロントエンドロアメンバ20における車幅方向に延びる突出部20bの中間部、望ましくは中央部分を車両前後方向に折曲げて平面から見て略U字状となる折曲部25を一体形成したものである。
【0052】
この折曲部25は突出部20bの中間部から後方に延びる右片部25aと、右片部25aから車幅方向に延びる取付け片部25bと、取付け片部25bから前方に延びて突出部20bに一体連設される左片部25cと、右片部25aおよび左片部25c間に形成された空間部26とを備え、上述の取付け片部25bはボルト、ナットによる締結部材または溶接接合手段にてフロントクロスメンバ6の前部に接続されている。
【0053】
このように図8に示す実施例開示構造の車両の前部車体構造は、上記フロントエンドロアメンバ20の中間部が車両前後方向に折曲げられて上記フロントクロスメンバ6に接続されたものであるから、フロントエンドロアメンバ20の支持強度の向上を図ることができる。
【0054】
この図8に示す実施例開示構造においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例開示構造と同様であるから、図8において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略するが、一つの折曲部25を突出部20bの中央部に設ける構造に代えて、突出部20bの右部と左部とに合計2つの折曲部を構成してもよく、あるいは突出部26bの右部、左部、中央部に合計複数の折曲部を構成してもよい。
【0055】
図9は車両の前部車体構造の実施例を示し、この実施例では図8で示した先の実施例開示構造の構成に加えて、上記折曲部25の前部相互間にレインフォースメント27を取付けて、このレインフォースメント27で上述の空間部26の前側開口を閉塞したものである。
【0056】
この場合、折曲部25における右片部25a前面と、左片部25c前面とにレインフォースメント27の板厚に相当する段差部28,28をチューブハイドロフォームにて一体に成形し、レインフォースメント27を折曲部25の前部に取付けた時、突出部20bの前面とメインフォースメント27の前面とが段差なく連続するように構成している。
【0057】
このように図9に示す実施例の車両の前部車体構造は、上記フロントエンドロアメンバ20の中間部が車両前後方向に略U字状に折曲げられた折曲部25が形成され、上記折曲部25が上記フロントクロスメンバ6に接続されると共に、上記折曲部25にはレインフォースメント27が取付けられたものであるから、このレインフォースメント27でフロントエンドロアメンバ20の中間部、なかんずく、突出部20bの中間部の変形を抑止することができる。
【0058】
この図9に示す実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例と同様であるから、図9において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略するが、突出部20bに複数の折曲部を構成する場合においても図9の構成(板部材を用いて折曲部の空間前側開口を閉塞する構造)を採用することができる。
【0059】
図10、図11、図12は車両の前部車体構造のさらに他の実施例開示構造を示す。
この実施例開示構造では、車体前部の左右において車両の前後方向に延びる一対のフロントサイドフレーム5,5を設け、これら左右一対のフロントサイドフレーム5,5間に車幅方向に延びてフロントクロスメンバ(いわゆるNo.1クロスメンバ)とバンパレインフォースメントを兼ねる管状のクロスメンバ部材30を設けたものである。
【0060】
上述の管状のクロスメンバ部材30はチューブハイドロフォームによって成形され、フロントサイドフレーム5の前端位置に対して前方下部に位置し、かつ車幅方向に延びるクロスメンバ部30aと、このクロスメンバ部30aの両端部に屈曲部30b,30b(連設部)を介して一体連結され、かつフロントサイドフレーム5の閉断面前部に挿入される取付部30c,30cとが一体形成された管状部材である。
【0061】
このクロスメンバ部材30を車体前部に取付けるには、左右一対のフロントサイドフレーム5,5の閉断面内に取付部30c,30cを挿入し、レーザ溶接手段にてフロントサイドフレーム5と取付部30cとを接合する。
【0062】
このように図10〜図12で示した実施例開示構造の車両の前部車体構造は、車体前部の左右において前後方向に延びる一対のフロントサイドフレーム5,5が設けられた車両の前部車体構造であって、上記左右一対のフロントサイドフレーム5,5間には車幅方向に延びて従前のフロントクロスメンバ(いわゆるNo.1クロスメンバ)と従前のバンパレインフォースメントとを兼ねる管状かつ単一のクロスメンバ部材30が設けられたものである。
【0063】
この構成によれば、フロントクロスメンバとバンパレインフォースメントとを1つの管状部材としてのクロスメンバ部材30で構成することができるので、取付け構造の簡略化を図りつつ、形状および剛性の自由度の向上を図ることができ、さらには管状の部材と成すので、軽量化を達成することができる。
【0064】
しかも、上述の管状のクロスメンバ部材30をチューブハイドロフォームで成形したので、断面形状、板厚および強度を自由かつ任意に設定することができ、所謂チューニングの容易化が図れると共に、軽量化を達成することができる。
【0065】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のフロントフレームは、実施例のフロントサイドフレーム5に対応し、
以下同様に、
フロントフレーム接続部は、取付部20aに対応し、
フロントエンドロアメンバの平板状部分は、取付部20aに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0066】
【発明の効果】
この発明によれば、両端がフロントフレームに接続されて車幅方向に延び、かつ中央部がフロントフレーム接続部よりも前方に位置する管状のフロントエンドロアメンバを設けたので、歩行者保護用のフロントエンドロアメンバを取付部(つまりフロントフレーム接続部)と一体の管状部材で構成することができ、取付け構造の簡略化を図りつつ、形状および剛性の自由度の向上を図ることができ、さらに軽量化を達成することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車両の前部車体構造の前提となる構成を示す側面図。
【図2】 図1の要部斜視図。
【図3】 図2の要部拡大斜視図。
【図4】 図1のA−A線矢視断面図。
【図5】 図1のB−B線に沿う部分断面図。
【図6】 車両の前部車体構造の他の実施例開示構造を示す側面図。
【図7】 車両の前部車体構造のさらに他の実施例開示構造を示す斜視図。
【図8】 車両の前部車体構造のさらに他の実施例開示構造を示す斜視図。
【図9】 本発明の車両の前部車体構造の実施例を示す斜視図。
【図10】 車両の前部車体構造のさらに他の実施例開示構造を示す側面図。
【図11】 図10の要部の斜視図。
【図12】 管状のクロスメンバ部材を示す斜視図。
【符号の説明】
5…フロントサイドフレーム(フロントフレーム)
6…フロントクロスメンバ
20…フロントエンドロアメンバ
20a…取付部(フロントフレーム接続部)
25…折曲部
27…レインフォースメント [0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a front body structure of a vehicle in which a pair of front frames (front side frames) extending in the front-rear direction of the vehicle are provided on the left and right sides of the front portion of the vehicle body.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, pedestrian protection is provided at the front of the vehicle body (to prevent pedestrians from falling on the hood and paying off the pedestrian's foot when the vehicle collides with the pedestrian). A front end lower member, a front cross member (so-called No. 1 cross member) or a bumper reinforcement for securing the rigidity of the front body is attached.
[0003]
The above-mentioned front end lower member is attached to the pair of left and right front side frames via brackets, and the mounting structure of the front end lower member is complicated, and a sufficient shape and rigidity cannot be secured. There was a point.
[0004]
In addition , the front cross member and the bumper reinforcement described above are configured separately, the bumper reinforcement is attached to the front part of the front side frame, and the front cross member is attached to the lower part of the front side frame. In addition, the mounting structure of both of these (the front cross member and the bumper reinforcement) is complicated, and a sufficient shape and a degree of freedom in rigidity cannot be secured.
[0005]
On the other hand, Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-218017 and Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-235963 disclose a configuration in which a hydroformed molded part is used as a reinforcing member for a vehicle body.
[0006]
That is, the former Japanese Patent 10-218017 discloses a configuration to dispose the closed section internal to the hydro-shaped reinforcing member between the center pillar outer and a center pillar inner is disclosed latter in Japanese Japanese Laid-Open Patent Publication No. 11-235963 discloses a structure in which a hydroformed molded reinforcing member is disposed inside a closed section between a rocker panel and a floor side panel constituting a front frame of a cab side.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In this way, if the reinforcing member formed by hydroforming is placed inside the closed section, there is an advantage of improving the rigidity of the vehicle body, but not only the number of parts increases, but the number of assembling steps increases, and weight reduction is impeded. There was a problem.
[0008]
The present invention provides a front end lower member for protecting pedestrians by providing a tubular front end lower member whose both ends are connected to the front frame and extend in the vehicle width direction and whose central portion is positioned forward of the front frame connecting portion. Can be configured with a tubular member that is integral with the mounting portion (that is, the front frame connecting portion), and the mounting structure can be simplified, the degree of freedom in shape and rigidity can be improved, and further weight reduction can be achieved. It shall be the sole purpose of providing pre-part body structure of a vehicle that can be.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
A vehicle front body structure according to the present invention is a vehicle front body structure provided with a pair of front frames that extend in the front-rear direction on the left and right sides of the vehicle body front portion. A tubular front end lower member extending in the direction and having a central portion positioned in front of the front frame connecting portion is provided, and the pair of left and right front frames are connected by a front cross member, and the vehicle width of the front end lower member is A central portion in the direction is extended forward from the front cross member, a middle portion of the front end lower member is formed in a substantially U shape in the vehicle front-rear direction, and the bent portion is It is connected to the front cross member, and a reinforcement is attached to the bent portion .
[0010]
As the tubular front end lower member having the above-described configuration, a tubular member integrally formed by a tube hydroform can be used, but is not limited thereto.
[0011]
According to the above configuration, since both ends thereof are connected to the front frame and extend in the vehicle width direction, and the tubular front end lower member whose central portion is located forward of the front frame connecting portion (mounting portion) is provided. The front end lower member for protecting a person can be constituted by a tubular member integrated with the mounting portion, and the shape and rigidity of the front end lower member can be reduced while reducing the number of parts, the number of assembling steps, and simplifying the mounting structure. The degree of freedom can be improved. Furthermore, since the front end lower member is formed of a tubular member, weight reduction can be achieved.
[0012]
Further , the pair of left and right front frames are connected by a front cross member, and the center portion in the vehicle width direction of the front end lower member extends forward from the front cross member . Since the predetermined part is located in front of the front cross member, when the vehicle collides with the pedestrian, the front end lower member securely pays the pedestrian's foot so that the pedestrian tilting to the vehicle side is placed above the hood. It is possible to prevent the secondary failure without fail.
[0013]
Further, an intermediate portion of the front end lower member is bent in the vehicle front-rear direction and connected to the front cross member. Thus, the portion of the front end lower member bent in the vehicle front-rear direction is connected to the front cross member. Since it is connected to the member (so-called No. 1 cross member), the support strength of the front end lower member can be improved.
[0014]
In addition, the middle portion of the front end lower member is formed with a bent portion that is bent in a substantially U shape in the vehicle front-rear direction, and the bent portion is connected to the front cross member. Since the reinforcement is attached, deformation of the intermediate portion (folded portion) of the front end lower member can be suppressed by the above-described reinforcement.
[0015]
In one embodiment of the present invention, the front end lower member is constituted by a tubular member having a small central portion and a continuously changing size with respect to the connecting portion with the front frame.
[0016]
According to the above configuration, the front end lower member has a small diameter at the center, continuously changes in size, and has a step-free shape, so that pedestrian protection is further ensured and safe.
[0017]
In one embodiment of the present invention, both end portions of the front end lower member are integrally formed in a flat plate shape, and the flat plate portion is attached to a side surface of the front frame.
[0018]
According to the above arrangement, since the form and integral and flat mounting portion for the both end portions, i.e. the front frame of the front-end lower member, aims to reduce the assembling steps and parts, moreover Ru can improve mountability.
[0019]
In one embodiment of the present invention, the installation height of the tubular front end lower member is set at a height position corresponding to the lower side than the pedestrian's knee.
According to the above configuration, since the height position of the front end lower member is set to an optimum height for paying the pedestrian's foot, it is possible to perform better foot-off at the time of collision between the vehicle and the pedestrian. can Ru.
[0020]
According to another embodiment of the present invention, the front end lower member of said tubular is one composed of a tubular member which is integrally formed by a tube hydroforming.
[0021]
According to the above configuration, by forming the front end lower member bar in tube hydroforming, the cross-sectional shape, it is possible to set the plate thickness and strength to freely and optionally, the attained is facilitated so-called tuning, lightweight Can be achieved.
[0022]
【Example】
An embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
The drawings show the front vehicle body structure of the vehicle. In FIGS. 1, 2 and 3, a bonnet 1 extending in the front-rear direction of the vehicle is provided, and the hood 1 covers the upper part of the engine room.
[0023]
The bonnet 1 described above has a bonnet reinforcement 2, and a radiator grille 4 is disposed between a front end lower portion of the bonnet 1 and an upper portion of a front bumper 3 (for example, a resin bumper face).
[0024]
On the other hand, a pair of left and right front side frames 5 and 5 as body frames extending in the front-rear direction of the vehicle are provided on the left and right of the front portion of the vehicle body.
[0025]
A
[0026]
Here, the above-mentioned
[0027]
Meanwhile, as shown in FIG. 1, it is attached to the
[0028]
Moreover, as shown in FIGS. 1 and 3, a front end
[0029]
The front end
[0030]
The above-described front end
[0031]
That is, the front end
[0032]
Such front-end
[0033]
The mounting in this embodiment, as shown in FIG. 4, the mounting
[0034]
Further, after the above-described front end
[0035]
The operation of the front body structure of the vehicle configured as described above will be described.
When the vehicle and the pedestrian collide, a load from the front direction is input to the protruding
[0036]
For this reason, at the time of a collision between the vehicle and the pedestrian, first, the above-described
[0037]
The vehicle body structure of the vehicle of the embodiment disclosed structure shown in FIGS. 1 to 5 described above is the front of the vehicle provided with a pair of front side frames 5 and 5 extending in the vehicle front-rear direction on the left and right of the vehicle body front. The vehicle body structure has both ends (see
[0038]
As described above, the front end
[0039]
The pair of left and right front side frames 5, 5 are connected by a
[0040]
Further, the front end
[0041]
According to this configuration, the front end
[0042]
In addition, both end portions of the front end lower member 20 (see the
[0043]
According to this configuration, both end portions of the front end
[0044]
The installation height of the tubular front end
As described above, the height position of the front end lower member 20 (specifically, the height position of the protruding portion 200b) is set to an optimum height for paying the pedestrian's foot. Therefore, it is possible to perform better foot removal.
[0045]
Moreover, the tubular front end
Thus, by forming the front end
[0046]
FIG. 6 shows another embodiment disclosed structure of the front body structure of the vehicle. A
[0047]
With this configuration, at the time of a collision between the vehicle and the pedestrian, first, the pedestrian's feet that are inclined below the pedestrian's knees with the protruding
[0048]
Also in the structure disclosed in the embodiment shown in FIG. 6, the other configurations, operations, and effects are the same as those in the structure disclosed in the previous embodiment. Therefore, in FIG. Detailed description thereof will be omitted.
[0049]
Figure 7 shows yet another embodiment disclosed structure of the front body structure of a vehicle, a small diameter and a substantially protrusions 20b of the front-end
[0050]
If comprised in this way, since the
In the structure disclosed in this embodiment shown in FIG. 7 as well, the other configurations, functions, and effects are the same as those in the previous embodiment. Therefore, in FIG. Detailed description thereof will be omitted.
[0051]
Figure 8 shows yet another embodiment disclosed structure of the front body structure of a vehicle, in addition to the structure of the embodiment disclosed structure shown in FIGS. 1 to 5, the projecting portion extending in the vehicle width direction in the front end
[0052]
The
[0053]
In this way, the vehicle front body structure of the vehicle disclosed in the embodiment shown in FIG. 8 is such that the intermediate portion of the front end
[0054]
Also in the structure disclosed in the embodiment shown in FIG. 8, the other configurations, functions, and effects are the same as those in the structure disclosed in the previous embodiment. Therefore, in FIG. Although not described in detail, in place of the structure in which one
[0055]
Figure 9 shows a real施例the front body structure of a vehicle, in this embodiment in addition to the previous embodiment disclosed structure shown in Figure 8, reinforcement between the front cross the bent portion 25
[0056]
In this case,
[0057]
As described above, the vehicle body structure of the vehicle of the embodiment shown in FIG. 9 is formed with a
[0058]
In the embodiment shown in FIG. 9 as well, the other configurations, operations, and effects are the same as those of the previous embodiment. Therefore, in FIG. However, even when a plurality of bent portions are formed on the projecting
[0059]
10, FIG. 11 and FIG. 12 show a structure for disclosing another embodiment of the front body structure of a vehicle.
In the structure disclosed in this embodiment, a pair of front side frames 5 and 5 extending in the front-rear direction of the vehicle are provided on the left and right of the front portion of the vehicle body, and the front cross is extended between the pair of left and right front side frames 5 and 5 in the vehicle width direction. A tubular
[0060]
The above-described tubular
[0061]
In order to attach the
[0062]
As described above, the vehicle body structure of the vehicle of the embodiment disclosed structure shown in FIGS. 10 to 12 is a vehicle front portion provided with a pair of front side frames 5 and 5 extending in the front-rear direction on the left and right of the vehicle body front portion. A vehicle body structure, which extends in the vehicle width direction between the pair of left and right front side frames 5 and 5 and has a tubular shape serving as a conventional front cross member (so-called No. 1 cross member) and a conventional bumper reinforcement. A
[0063]
According to this configuration, since the front cross member and the bumper reinforcement can be configured by the
[0064]
Moreover, since the tubular
[0065]
In the correspondence between the configuration of the present invention and the above-described embodiment,
The front frame of the present invention corresponds to the
Similarly,
The front frame connecting portion corresponds to the mounting
The flat part of the front end lower member corresponds to the mounting
The present invention is not limited to the configuration of the above-described embodiment.
[0066]
【The invention's effect】
According to the present invention, since the tubular front end lower member whose both ends are connected to the front frame and extend in the vehicle width direction and whose central portion is positioned forward of the front frame connecting portion is provided, the front for pedestrian protection is provided. The end lower member can be composed of a tubular member integrated with the mounting part (that is, the front frame connecting part), so that the mounting structure can be simplified, the degree of freedom in shape and rigidity can be improved, and the weight can be further reduced. effect can be achieved there Ru.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a precondition of a front body structure of a vehicle .
FIG. 2 is a perspective view of a main part of FIG.
FIG. 3 is an enlarged perspective view of a main part of FIG.
4 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 5 is a partial cross-sectional view taken along the line BB in FIG.
FIG. 6 is a side view showing a structure disclosed in another embodiment of the front body structure of the vehicle .
FIG. 7 is a perspective view showing still another embodiment disclosed structure of the front body structure of the vehicle .
FIG. 8 is a perspective view showing a structure disclosed in yet another embodiment of the front body structure of the vehicle .
Figure 9 is a perspective view showing an actual施例the front body structure of a vehicle of the present invention.
FIG. 10 is a side view showing a structure disclosed in yet another embodiment of a front body structure of a vehicle .
11 is a perspective view of the main part of FIG.
FIG. 12 is a perspective view showing a tubular cross member member.
[Explanation of symbols]
5. Front side frame (front frame)
6 ...
25 ...
Claims (5)
上記フロントフレームに両端が接続されて車幅方向に延び、かつ中央部がフロントフレーム接続部よりも前方に位置する管状のフロントエンドロアメンバが設けられ、
上記左右一対のフロントフレームの間がフロントクロスメンバによって接続され、
上記フロントエンドロアメンバの車幅方向の中央部は上記フロントクロスメンバより前方に延設され、
上記フロントエンドロアメンバの中間部が車両前後方向に略U字状に折曲げられた折曲部が形成され、
上記折曲部が上記フロントクロスメンバに接続されると共に、上記折曲部にはレインフォースメントが取付けられた
車両の前部車体構造。A front body structure of a vehicle provided with a pair of front frames extending in the front-rear direction on the left and right of the front of the vehicle body,
A tubular front end lower member having both ends connected to the front frame and extending in the vehicle width direction and having a central portion positioned in front of the front frame connecting portion is provided ,
The pair of left and right front frames are connected by a front cross member,
The center portion of the front end lower member in the vehicle width direction extends forward from the front cross member,
A bent portion is formed in which the middle portion of the front end lower member is bent in a substantially U shape in the vehicle longitudinal direction,
The front body structure of a vehicle, wherein the bent portion is connected to the front cross member, and a reinforcement is attached to the bent portion .
請求項1記載の車両の前部車体構造。 The front body of the vehicle according to claim 1, wherein the front end lower member is formed of a tubular member having a small diameter at a center portion and a continuously changing size with respect to a connection portion with the front frame. Construction.
上記平板状部分が上記フロントフレームの側面に取付けられた
請求項1または2記載の車両の前部車体構造。 Both ends of the front end lower member are integrally formed in a flat plate shape,
The front body structure of a vehicle according to claim 1 or 2, wherein the flat portion is attached to a side surface of the front frame .
請求項1〜3の何れか1に記載の車両の前部車体構造。 The front body of the vehicle according to any one of claims 1 to 3, wherein an installation height of the tubular front end lower member is set to a height position corresponding to a lower side than a pedestrian's knee. Construction.
請求項1〜4の何れか1に記載の車両の前部車体構造。 The front body structure of a vehicle according to any one of claims 1 to 4, wherein the tubular front end lower member is formed of a tubular member integrally formed by a tube hydroform .
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