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JP4444033B2 - 航空機の機体の製造方法 - Google Patents

航空機の機体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、航空機の機体の製造方法に関する。
従来、航空機や船舶等の大型構造物を製造する際には、大型構造物をいくつかのブロックに分けた構造物を製造し、各構造物を組み立てることにより大型構造物を製造する方法が用いられている。例えば、航空機の機体を製造する際には、胴体、主翼等を複数の機体部分に分けて製造し、各機体部分を組み立てることにより機体を製造している。
上述のように、各機体部分を組み立てて機体を製造する際には、機体部分を支持する鉄枠で形成された位置決め用の専用治具が用いられていた。この専用治具は、3軸方向に位置決めができるため、作業者が手作業で機体部分を移動させて各機体部分間のアライメント・シンメトリを調整していた。また、アライメント・シンメトリの検査には、CATシステム(測量システム)が用いられ、CATシステムにより各機体部分の位置関係が測定されていた。
このように、各機体部分を正確に組み合わせた後に、結合用のリベット、ボルト等を通す穴の穴開けが行われる。そして、一度各機体部分を分離して、穴開け時に発生する切子等の清掃およびシール材の塗布が行われる。その後、分離された各機体部分を再度正確に位置決めして組み合わせ、リベット、ボルト等により固定して機体の製造が行われていた。
また、上記の機体部分を支持する専用治具として、鉄枠からなる専用治具の代わりに、マイクロプロセッサにより3軸方向に制御駆動されるポジショナーを用いる技術も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−224978号公報
上述した従来の組み立て方法においては、製造する航空機の機種および機体部分に応じた専用治具を用いていた。そのため、製造する航空機の機種が変更されるたびに、変更後の機種に応じた専用治具を準備する必要があった。そのため、多額の治具費が発生し且つ、機体の製造の前に専用治具を製作することとなり、製作工程が長くなるという問題があった。
また、専用治具は鉄枠で形成されているため、占有エリアが大きくなっている。そのため、機体部分同士を固定する作業等を行う際に、専用治具が邪魔になり作業が行いにくくなるという問題があった。
さらに、各機体部分のアライメント・シンメトリの調整およびその確認作業は、作業員が手動で機体部分を移動させ、各機体部分の位置関係を作業員が測定していたので、上記作業に要する時間が長くなるという問題があった。
また、上述のように各機体部分のアライメント・シンメトリの調整を行っていると、各機体部分を、設計上の位置関係と比較して最も誤差が少ない位置関係に配置するのが困難になり、多くの時間を要することになるという問題があった。さらに、一度組み合わせた機体部分を分離し、再び同じ位置関係に組み合わせるのにも多くの時間を要するという問題があった。
また、特許文献1には、3軸方向に制御駆動されるポジショナーが開示されている。このようなポジショナーを用いて機体部分等を支持すると、機体部分の位置および姿勢を正確に制御することができる。また、同一のポジショナーで、製造する機種の変更および支持する機体部分の変更にも対応することができた。
しかしながら、ポジショナーの可動域等のキャリブレーションは行われても、支持された各機体部分のアライメント・シンメトリの確認作業はされないため、各機体部分の組み合わせ精度を確認することは困難であった。また、組み合わせ精度を確認するためには、上述のように作業員が各機体部分の位置関係を測定することになり、上記作業に要する時間が長くなるという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、機体部分である航空機の胴体の組み合わせ位置精度を向上させるとともに、組み合わせ・結合に要する時間を短縮することができる航空機の機体の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の航空機の機体の製造方法は、航空機の機体の製造方法であって、航空機の一の胴体および他の胴体のフロアの四隅にターゲットを配置し、レーザトラッカーから前記ターゲットに向けて光を照射し、前記ターゲットの配置された方向および距離を測定することにより、前記一の胴体および前記他の胴体の位置情報を取得する計測ステップと、取得された前記位置情報に基づいて、前記一の胴体を前記他の胴体に結合させたときの結合位置情報を算出する演算ステップと、算出された前記結合位置情報に基づいて、前記一の胴体を移動させる移動ステップと、前記一の胴体と前記他の胴体を結合するステップと、を備え、前記移動ステップは、さらに前記一の胴体を前記他の胴体に結合させたときの結合位置に前記一の胴体を移動するステップと、前記結合位置の前記一の胴体を前記他の胴体から分離するように前記一の胴体を移動するステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、一の胴体を他の構造物に結合させるときに、設計位置情報または任意に指定した位置情報との差が最も小さくなる位置に一の胴体を結合させることができ、組み合わせ位置精度を向上させることができる。
また、取得した一の胴体および他の胴体の位置情報に基づいて、結合位置情報を算出している。そのため、一の胴体および他の胴体の形状・姿勢に関わらず結合位置情報の精度を確保することができ、一の胴体および他の胴体の組み合わせ位置精度を向上させることができる。
一度組み合わせた一の胴体および他の胴体を分離して再び組み合わせる場合において、結合位置情報に基づいて一の胴体を他の胴体に組み合わせることができる。そのため、最初に組み合わせたときと同じ位置関係に、短時間で組み合わせることができる。
本発明の航空機の機体の製造方法によれば、一の胴体を他の胴体に結合させるときに、設計位置情報との差が最も小さくなる位置に一の胴体を結合させることができ、組み合わせ位置精度を向上させることができるという効果を奏する。また、取得した各胴体の位置情報に基づいて結合位置情報を算出しているため、組み合わせ位置精度を向上させることができるという効果を奏する。
一度組み合わせた一の胴体および他の胴体を分離して再び組み合わせる場合において、結合位置情報に基づいて一の胴体を他の胴体に組み合わせることができる。そのため、最初に組み合わせたときと同じ位置関係に、短時間で組み合わせることができるという効果を奏する。
この発明の一実施形態に係る航空機の胴体の結合位置合わせ装置であるLAPS(Laser Alignment Positioning System)について、図1から図12を参照して説明する。
図1は、本発明に係るLAPSの全体構成を説明する概略図である。図2は、本発明のLAPSにより結合・製造される胴体の構成を説明する側面図である。
なお、本実施形態においては、LAPSを用いた航空機の胴体を結合・製造する場合に適用して説明する。より具体的には、航空機の胴体を構成する前胴、中胴前部、中胴後部、後胴の結合のうちの、中胴前部と中胴後部との結合、および中胴後部と後胴との結合ついて説明する。
LAPS(航空機の胴体の結合位置合わせ装置)1は、図1に示すように、中胴前部(他の胴体)MB1を支持する支持用治具2と、中胴後部(一の胴体)MB2を支持するポジショナー(支持部)3aと、後胴(一の胴体)RBを支持するポジショナー(支持部)3bと、中胴前部MB1、中胴後部MB2、後胴RB、ポジショナー3a,3bの位置を計測するレーザトラッカー(計測部)4およびターゲット(計測部)5a,5b,5c,5d,5e,5fと、中胴後部MB2および後胴RBの移動経路、結合位置を算出するとともにポジショナー3a,3bを駆動制御するPC6と、から概略構成されている。
支持用治具2は鉄製のフレーム枠から構成されており、床面に固定して設置されている。そのため、支持用治具2は中胴前部MB1を固定して支持するように構成されている。
ポジショナー3a,3bは、X,Y,Zの3軸方向に数値制御されるポジショナー(3軸NCポジショナー)である。より具体的には、ポジショナー3a,3bは、Z軸方向に駆動制御されるシリンダ部11と、シリンダ部11をX軸方向およびY軸方向に駆動制御するXYテーブル12とから概略形成されている。ポジショナー3a,3bは、シリンダ部11の先端部で中胴後部MB2および後胴RBを支持し、XYテーブル12の基台が床面に固定されるように配置されている。
中胴後部MB2および後胴RBには、それぞれポジショナー3aおよびポジショナー3bと結合される支持受け部21が備えられている。支持受け部21は、中胴後部MB2および後胴RBの両側面に2ヶ所、合計4ヶ所に配置され、中胴後部MB2および後胴RBを安定して支持することができるように配置されている。
また、中胴前部MB1と中胴後部MB2との結合面31は、図2に示すように、クランク状に折れ曲がった面状に形成され、中胴後部MB2と後胴RBとの結合面32は平面状に形成されている。
レーザトラッカー4は、図1に示すように、レーザ光をターゲット5a,5b,5c,5d,5e,5fに向けて照射し、ターゲット5a,5b,5c,5d,5e,5fからの戻り光を検出することにより、ターゲット5a,5b,5c,5d,5e,5fの位置データ(例えば、配置方向および距離)を計測することができる。また、レーザトラッカー4は、計測されたターゲット5a,5b,5c,5d,5e,5fの位置データをPC6に出力するように接続されている。
なお、中胴前部MB1、中胴後部MB2、後胴RB、ポジショナー3a,3bの位置を、上述のレーザトラッカー4およびターゲット5a,5b,5c,5d,5e,5fを用いて測定しても良いし、その他の非接触式の3次元測定器を用いてもよく、特に限定するものではない。
PC6は、レーザトラッカー4から出力された各位置データに基づき、中胴後部MB2および後胴RBの結合位置および移動経路等を算出する演算部7と、ポジショナー3a,3bをX,Y,Z軸方向に駆動制御する制御部8と、を備えている。
次に、上記の構成からなるLAPS1を用いた中胴前部MB1と中胴後部MB2との結合および中胴後部MB2と後胴RBとの結合について説明する。まず、中胴前部MB1と中胴後部MB2との結合作業について説明する。
図3は、中胴前部MB1と中胴後部MB2との結合作業の流れを説明するフローチャートである。図4は、支持用治具2およびポジショナー3a,3bの配置関係を説明する斜視図である。
まず、結合作業を行う床面に中胴前部MB1を支持する支持用治具2と、中胴後部MB2を支持する4つのポジショナー3aと、後胴RBを支持する4つのポジショナー3bとが、図4に示すように、中胴前部MB1、中胴後部MB2、後胴RBの配置位置に配置される。ポジショナー3aおよびポジショナー3bは、それぞれ中胴前部MB1および中胴後部MB2を支持するように、略矩形状に配置されている(STEP1)。
支持用治具2およびポジショナー3a,3bが配置されると、次に、中胴前部MB1が支持用治具2の上に設置される(STEP2)。
図5は、中胴前部MB1に配置されたレーザトラッカー4およびターゲット5a,5bの位置関係を説明する図である。
中胴前部MB1が支持用治具2に設置されたら、図5に示すように、中胴前部MB1の前部フロアF1上に治具を介してレーザトラッカー4が設置される。そして、同じく前部フロアF1上にターゲット5が6個取り付けられる。ターゲット5aは、前部フロアF1の四隅および長辺の略中央に配置される。また、中胴後部MB2を支持するポジショナー3aの先端部にもターゲット5bが配置される(STEP3)。
なお、ターゲット5aの配置位置は上述した6箇所でもよいし、前部フロアF1上の他の地点でもよいし、配置数も6箇所よりも多くてもよいし、少なくてもよく、特に限定されるものではない。
ターゲット5a,5bが配置されると、レーザトラッカー4により中胴前部MB1に配置されたターゲット5aの位置が測定され、測定された位置データはPC6に出力される。PC6は演算部7により、入力された位置データに基づき、基準となる中胴前部MB1の機体座標系を測定値と設計位置情報とのベストフィット演算により算出する(STEP4)。
次に、レーザトラッカー4によりポジショナー3aに取り付けられたターゲット5bの位置が、ポジショナー3aを動かしながら測定され、測定されたデータはPC6に出力される。PC6は、演算部7によりポジショナー3aの座標軸を算出し、上述の機体座標系とポジショナー3aの座標軸とのずれを算出して補正する(STEP5)。
図6は、中胴前部MB1に配置されたレーザトラッカー4と中胴後部MB2に配置されたターゲット5cとの位置関係を説明する図である。
その後、ターゲット5bを取り外し、ポジショナー3aを中胴後部MB2の待ち受け位置に移動させる。ここで、ポジショナー3aの待ち受け位置とは、中胴後部MB2をポジショナー3aに設置する位置に配置した際に、中胴前部MB1と中胴後部MB2とが干渉せず、同時に中胴後部MB2とポジショナー3aとが干渉しない位置のことである。
ポジショナー3aが待ち受け位置に移動すると、中胴後部MB2がポジショナー3aの上方の設置位置に配置される。そして、ポジショナー3aをZ軸方向に移動させて、ポジショナー3aを中胴後部MB2の支持受け部21と結合させ、図6に示すように、中胴後部MB2を支持する(STEP6)。
中胴後部MB2が支持されると、中胴後部MB2の後部フロアF2の上にターゲット5cが配置される。ターゲット5cは、図6に示すように、後部フロアF2の略四隅に配置される。ターゲット5cが配置されると、レーザトラッカー4によりターゲット5cの位置が測定され、測定された位置データはPC6に出力される(STEP7(計測ステップ))。
PC6は演算部7により、ターゲット5cの位置データに基づき、後部フロアF2により構成される面の平面度を算出する。
その後、中胴後部MB2の結合位置が算出される。中胴後部MB2の結合位置は、5Cの位置データと設計位置情報との差が最も小さくなるように、最小2乗法を用いたベストフィット演算により算出される。また、同時に、中胴後部MB2を中胴前部MB1と干渉させることなく中胴前部MB1に接近させる経路である移動経路が、中胴前部MB1の3次元設計データに基づいて算出される(STEP8(演算ステップ))。
なお、上述の3次元設計データ上のフロアの平面度および中胴前部MB1の3次元設計データは、例えばCATIA(登録商標)のような3次元CAD(Computer Aided Design)により設計された3次元設計データであってもよいし、その他の設計支援ツールにより構築された3次元設計データであってもよい。
図7は、中胴前部MB1に中胴後部MB2が組み合わされた状態を説明する図である。
結合位置および移動経路が算出されると、制御部8は、移動経路に基づきポジショナー3aを制御し、中胴後部MB2を結合位置に移動させる。中胴後部MB2が中胴前部MB1に所定距離まで接近するまでは、X軸方向に沿って直線的に中胴後部MB2を中胴前部MB1に接近させ、ラフ位置決めする。中胴後部MB2のラフ位置決め後、制御部8は、中胴後部MB2を移動経路に沿って中胴前部MB1と干渉しないようにステップ状に移動させ、図7に示すように、中胴後部MB2を結合位置に精密位置決めする。
精密位置決め後、レーザトラッカー4により後部フロアF2のターゲット5cの位置が測定され、演算部7により後部フロアF2が所定の位置に配置されたか確認が行われる(STEP9(移動ステップ))。
確認の完了後ポジショナー3aを固定(インターロック、ブレーキ)し、その後、レーザトラッカー4およびターゲット5a,5cを前部フロアF1および後部フロアF2から取り外す。そして、中胴前部MB1と中胴後部MB2とを結合する帯板などの結合用の部品の位置決めを行い、マーキングする。その後、中胴前部MB1と中胴後部MB2とを結合するリベット等を通す穴を開け、皿取りが行われる(STEP10)。
穴開けが終わると、開けた穴の位置や穴の径の大きさや穴の内部のキズ等の検査を行い、ポジショナー3aの固定が解除される。そして、制御部8がポジショナー3aを制御して、中胴後部MB2を中胴前部MB1と干渉しないように分離し、退避位置に移動させる(STEP11)。
中胴後部MB2を退避位置にまで移動させると、ポジショナー3aを固定し、上記穴および皿取り周囲のバリ取りや、中胴前部MB1および中胴後部MB2内部に落ちた切子等の清掃が行われる(STEP12)。
その後、中胴前部MB1および中胴後部MB2の結合部にシール材が塗布され、ポジショナー3aの固定が解除される。ポジショナー3aの固定が解除されると、制御部8は、記憶されている上記移動経路に沿って中胴後部MB2を、図7に示す上記結合位置にまで、自動的に、再び移動させ再結合する(STEP13)。
このとき、中胴後部MB2が中胴前部MB1に所定距離まで接近するまでは、X軸方向に沿って直線的に中胴後部MB2を中胴前部MB1に高速に移動させ接近させる。その後、結合位置までは低速で移動させる。その後、ポジショナー3aを固定し、中胴前部MB1と中胴後部MB2とをリベット等で打鋲し、結合する(STEP14)。
中胴前部MB1および中胴後部MB2の結合が終わると、再びレーザトラッカー4およびターゲット5aを前部フロアF1に取り付け、ターゲット5cを後部フロアF2に取り付ける。そして、レーザトラッカー4によりターゲット5a,5cが測定され、中胴前部MB1および中胴後部MB2の結合結果の検査データが取得(STEP15)される。取得された検査データは、検査記録書として出力され、中胴前部MB1および中胴後部MB2の結合作業が終了する。
次に、中胴後部MB2と後胴RBとの結合作業について説明する。
図8は、中胴後部MB2と後胴RBとの結合作業の流れを説明するフローチャートである。図9は、レーザトラッカー4と、中胴後部MB2の結合面32に取り付けられたターゲット5dと、ポジショナー3bに取り付けられたターゲット5eとの位置関係を説明する図である。
まず、図9に示すように、床面の上にレーザトラッカー4が設置される。そして中胴後部MB2を支持しているポジショナー3aが固定されていることを確認する(STEP21)。
その後、中胴後部MB2の後胴RBとの結合面32にターゲット5dが4個取り付けられる。ターゲット5dが取り付けられると、レーザトラッカー4によりターゲット5dの位置が測定され、測定された位置データはPC6に出力される。PC6は、入力された位置データに基づき、演算部7により中胴後部MB2の機体座標系を算出する(STEP22)。
機体座標系が算出されると、後胴RBを支持するポジショナー3bの先端部にターゲット5eが取り付けられる。そして、レーザトラッカー4によりターゲット5eの位置が測定されることによりポジショナー3bの稼動方向が測定され、そのデータがPC6に出力される。PC6は、入力されたデータに基づき、演算部7によりポジショナー3bの座標軸方向を算出し、後胴RBの機体座標系との軸ずれを補正する(STEP23)。
図10は、レーザトラッカー4と、中胴後部MB2に配置されたターゲット5dと、後胴RBに配置されたターゲット5fとの位置関係を説明する図である。
その後、ターゲット5eを取り外し、ポジショナー3bを後胴RBの待ち受け位置に移動させる。
ポジショナー3bが待ち受け位置に移動すると、後胴RBがポジショナー3bの設置位置に配置される。そして、ポジショナー3bのシリンダ部11をZ軸方向に移動させて、ポジショナー3bを後胴RBの支持受け部21と結合させ、後胴RBを支持する(STEP24)。
その後、図10に示すように、後胴RBの中胴後部MB2との結合面32にターゲット5fを4個取り付ける。ターゲット5fが取り付けられると、レーザトラッカー4によりターゲット5fの位置が測定され、測定された位置データはPC6に出力される(STEP25)。
PC6は、ターゲット5fの位置データに基づいて、演算部7により後胴RBの結合位置を算出する。5dと5fの位置情報の差が最も小さくなるように、ベストフィット演算により算出される(STEP26)。
図11は、中胴後部MB2に後胴RBが組み合わされた状態を説明する図である。
その後、制御部8は、算出された結合位置データに基づいて、ポジショナー3bを駆動して、後胴RBの結合面32のレベル出しを行う。レベル出しとは、後胴RBの結合面32が中胴後部MB2の結合面32と略平行になるように位置調節することである。そして、中胴後部MB2および後胴RBに取り付けられたターゲット5d,5fを取り外し、図11に示すように、後胴RBを結合位置に移動させる(STEP27)。
後胴RBが結合位置に移動したら、中胴後部MB2および後胴RBの結合用穴等の相対位置を確認し、ポジショナー3bを固定する。
その後、中胴後部MB2と後胴RBとをボルトで固定し(STEP28)、中胴後部MB2と後胴RBとの相対位置を検査・確認し(STEP29)、中胴後部MB2と後胴RBとの結合作業が終了する。
次に、本発明のLAPS1を用いて胴体の結合を行った場合の、作業時間の試算結果について説明する。
図12は、従来の方法で胴体の結合を行った場合に要する作業時間と、本発明のLAPS1を用いて胴体の結合を行った場合に要する作業時間と、を比較したグラフである。図12に示すように、従来方法による1機あたりの作業時間は略53時間であり、LAPS1を用いる方法では、1機あたりの作業時間は略10.5時間に短縮されている。この時間の短縮は、検査、アライメント確認、再結合、レベル測定等の中胴後部MB2および後胴RBの位置測定、移動および配置位置の調整に要する時間が短縮されたことにより達成されている。
上記の構成によれば、中胴後部MB2および中胴前部MB1の位置データをレーザトラッカー4およびターゲット5a,5cにより取得した中胴後部MB2および中胴前部MB1の位置データに基づいて、結合位置情報を算出している。そのため、中胴後部MB2および中胴前部MB1の製造時の形状誤差・中胴後部MB2および中胴前部MB1を配置した時の姿勢に関わらず結合位置データの精度を確保することができ、組み合わせ位置精度を向上させることができる。
中胴後部MB2を3次元設計データに基づいて算出された移動経路に沿って移動させているので、中胴後部MB2と中胴前部MB1とが干渉しないように接近させることができる。
また、3次元設計データに基づき、上記移動経路の長さが最も短くなる移動経路を算出することができる。その結果、中胴後部MB2の移動距離を最短にすることができ、中胴後部MB2および中胴前部MB1の組み合わせ・結合に要する時間を短縮することができる。
さらに、上記の移動経路や、最短距離の移動経路を再現することができ、これら移動経路の検証、検討を容易に行うことができる。
中胴後部MB2および後胴RBを、制御部8により駆動制御されたポジショナー3a,3bにより移動させている。そのため、中胴後部MB2および後胴RBの移動に要する時間および位置合わせに要する時間を、作業員が手動で行う場合と比較して、より短縮することができる。
また、中胴後部MB2および後胴RBを、それぞれの結合位置データに基づいて結合位置に移動させることができる。そのため、一度、中胴後部MB2および後胴RBを組み合わせ、分離した後でも、同じ結合位置に短時間に移動させ、組み合わせることができる。
中胴後部MB2および後胴RBは、X,Y,Z軸の3軸方向に移動可能なポジショナー3a,3bにより支持されているため、中胴後部MB2および後胴RBの位置および姿勢を上記算出された結合位置に移動させやすく、中胴後部MB2および後胴RBの結合位置精度を向上させやすくすることができる。
ポジショナー3a,3bは、中胴後部MB2および後胴RBの形状に応じて使用するポジショナー3a,3bの数を変更し、中胴後部MB2および後胴RBを支持するポイントを変更することができる。そのため、ポジショナー3a,3bの形状を変更することなく、さまざまな形状および大きさの中胴後部MB2および後胴RB等を支持することができる。また、中胴後部MB2および後胴RBの結合作業に必要とされる空間を所定の領域に形成することができる。
また、専用治具よりも配置スペースの小さなポジショナー3a,3bにより中胴後部MB2および後胴RBを支持することができる。そのため、胴体結合に要する作業エリアをよりスリム化することができる。
レーザトラッカー4およびターゲット5a,5b,5c,5d,5e,5fを用いることにより、中胴前部MB1、中胴後部MB2、後胴RB、ポジショナー3a,3bを非接触で3次元計測することができる。
そのため、中胴前部MB1、中胴後部MB2、後胴RB、ポジショナー3a,3bの位置データを速やかに、かつ、その位置を乱すことなく高い精度で取得することができる。その結果、中胴前部MB1、中胴後部MB2、後胴RBの組み合わせ精度を向上させることができるとともに、組み合わせ・結合に要する時間を短縮することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、この発明を航空機の胴体の結合に適応して説明したが、この発明は航空機の胴体の結合に限られることなく、その他翼の結合や、各種の航空機以外の構造物の結合に適応できるものである。
本発明に係るLAPSの全体構成を示す概略図である。 図1のLAPSにより結合・製造される胴体の構成を示す側面図である。 中胴前部と中胴後部との結合作業の流れを示すフローチャートである。 支持用治具およびポジショナーの配置関係を示す図である。 中胴前部に配置されたレーザトラッカーおよびターゲットの位置関係を示す図である。 中胴前部に配置されたレーザトラッカーと中胴後部に配置されたターゲットとの位置関係を示す図である。 中胴前部に中胴後部が組み合わされた状態を説明する図である。 中胴後部と後胴との結合作業の流れを示すフローチャートである。 レーザトラッカーと、中胴後部の結合面に取り付けられたターゲットと、ポジショナーに取り付けられたターゲットとの位置関係を示す図である。 レーザトラッカーと、中胴後部および後胴に配置されたターゲットとの位置関係を示す図である。 中胴後部に後胴が組み合わされた状態を説明する図である。 従来方法の胴体結合に要する作業時間と、本発明のLAPSを用いた胴体結合に要する作業時間とを比較したグラフである。
符号の説明
1 LAPS(航空機の胴体の結合位置合わせ装置)
3a,3b ポジショナー(支持部)
4 レーザトラッカー(計測部)
5a,5b,5c,5d,5e,5f ターゲット(計測部)
7 演算部
8 制御部
MB1 中胴前部(他の胴体
MB2 中胴後部(一の胴体
RB 後胴(一の胴体

Claims (1)

  1. 航空機の機体の製造方法であって、
    航空機の一の胴体および他の胴体のフロアの四隅にターゲットを配置し、レーザトラッカーから前記ターゲットに向けて光を照射し、前記ターゲットの配置された方向および距離を測定することにより、前記一の胴体および前記他の胴体の位置情報を取得する計測ステップと、
    取得された前記位置情報に基づいて、前記一の胴体を前記他の胴体に結合させたときの結合位置情報を算出する演算ステップと、
    算出された前記結合位置情報に基づいて、前記一の胴体を移動させる移動ステップと、
    前記一の胴体と前記他の胴体を結合するステップと、
    を備え
    前記移動ステップは、
    さらに前記一の胴体を前記他の胴体に結合させたときの結合位置に前記一の胴体を移動するステップと、
    前記結合位置の前記一の胴体を前記他の胴体から分離するように前記一の胴体を移動するステップと、
    を備えることを特徴とする航空機の機体の製造方法。
JP2004233601A 2004-08-10 2004-08-10 航空機の機体の製造方法 Expired - Fee Related JP4444033B2 (ja)

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