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JP4386425B2 - 表面実装機 - Google Patents

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Description

本発明は、IC等の電子部品を実装用ヘッドにより吸着保持し、プリント基板等の基板上に搬送して実装する表面実装機において、特に、実装用ヘッドによる部品の吸着状態を画像認識することにより吸着位置誤差がある場合にはその補正を行ってから部品を実装するように構成された表面実装機に関するものである。
従来から、実装用ヘッドを備えた移動可能なヘッドユニットにより部品供給からIC等の電子部品を負圧吸着し、プリント基板上の所定位置に搬送して実装するように構成された表面実装機が一般に知られている。
この種の表面実装機では、実装用ヘッドによる部品の吸着ミスや吸着位置ずれ(誤差)に伴う実装不良を防止するために、事前(実装前)に吸着部品を画像認識してその吸着状態を調べることが行われており、従来は、部品吸着後、基台上に固定されたカメラ上にヘッドユニットを移動させてから吸着部品を撮像することが行われていた。しかしながら、このような構成では、部品吸着後、ヘッドユニットを必ず基台上の特定位置に一旦移動させる必要があるため部品の吸着位置によってはヘッドユニットの移動距離が長くなってしまいタクトタイムを短縮する上で不利となる。
そのため近年では、部品供給部と実装作業位置との間にフィーダー配列方向に亘って長尺のミラー(反射鏡)を配置しておき、部品実装時には、ヘッドユニットを部品供給部から実装作業位置へ直線的に移動させるとともに、ヘッドユニットがミラー上を通過するときに該ミラーに映る吸着部品をヘッドユニットに搭載されたカメラで撮像するようにした表面実装機が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平6−216568号公報
特許文献1に開示される表面実装機は、上記のようにヘッドユニットを部品供給部から実装作業位置へ直線的に移動させることができるためタクトタイムを短縮する上で優れているが、以下の点で改善の余地が残されている。
すなわち、ミラーを介して吸着部品を撮像する場合にはミラーのもつ歪みに起因して画像歪みが生じ得るため、予めミラー各部の画像歪みの傾向をデータとして取得しておき、部品実装時にはミラーに対する吸着部品の移動経路と上記データとに基づいて画像の歪み補正を行うことが必要となる。ところが、特許文献1のものではミラーが長尺であるため歪みが生じ易く、また、実装用ヘッドの通過位置によって歪みが異なるが、その全てを予め精査するにも限界があり歪み補正を精度良く行うことが難しい。また、ミラーが長尺であるため雰囲気温度の変化に伴うミラーの歪みも無視できない場合があり得る。従って、吸着部品の画像認識を精度よく行う上で未だ改善の余地が残されている。
また、吸着部品を鮮明に撮像するためにミラー近傍に照明装置を設けるが、この場合には、複数の発光体をミラー全体に亘って配置した上で、吸着部品の移動経路に応じて発光体を発行させる場所やその光度(照度)を制御する必要があるため照明の制御負担も大きいという問題もある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであって、タクトタイムを短縮する一方で、吸着部品の画像認識精度を向上させること、より好ましくは照明装置の制御負担を軽減することを目的としている。
上記課題を解決するために発明は、部品供給部が配置された基台の上方にヘッドユニットが移動可能に設けられ、このヘッドユニットに搭載される実装用ヘッドにより前記部品供給部から部品を吸着して前記基台上の実装作業位置に配置された基板上に搬送して実装するとともに、この実装に先立ち吸着部品を撮像手段により撮像して該部品の吸着状態を画像認識してから実装するように構成された表面実装機において、前記基台上の前記部品供給部と前記実装作業位置との間であって、かつ前記ヘッドユニットの移動に伴い前記実装用ヘッドが通過する領域内に配置され、前記ヘッドユニットが上方を通過することにより前記実装用ヘッドによる吸着部品像又は前記実装用ヘッド先端の像を反射させる光学部材と、この光学部材を前記領域内で移動させる移動装置と、前記部品供給部において前記実装用ヘッドにより部品を吸着した後、当該部品吸着位置から前記実装作業位置の基板上に部品を搬送して実装すべく前記ヘッドユニットを駆動制御するとともに、この部品搬送に先立ち、前記光学部材を前記実装用ヘッドによる部品搬送経路下方に配置すべく前記移動装置を駆動制御し、かつ部品実装後は、前記実装作業位置から前記部品供給部の次の部品吸着位置に前記実装用ヘッドを移動させるべく前記ヘッドユニットを駆動制御するとともに、この移動に先立ち、前記光学部材を前記実装用ヘッドの移動経路下方に配置すべく前記移動装置を駆動制御する制御手段と、前記ヘッドユニットが前記光学部材の上方を通過する際に該光学部材で反射する前記吸着部品像又は前記実装用ヘッド先端の像を撮像可能に設けられる前記撮像手段と、部品実装後、前記ヘッドユニットが前記光学部材の上方を通過する際に前記撮像手段により撮像される像に基づいて実装作業の良否判定を行う判定手段とを備えており、前記ヘッドユニットは、直線状に並ぶ複数の前記実装用ヘッドを備え、前記光学部材は、全ての前記実装用ヘッドに吸着された前記吸着部品像を同時に反射させ得るように前記実装用ヘッドの配列方向に細長に設けられ、前記撮像手段は、前記光学部材で反射する前記吸着部品像を順次撮像できるように前記実装用ヘッドに対してその配列方向に相対的に移動可能に設けられ、前記移動装置は、前記光学部材を移動可能に保持する保持部材を有しかつこの保持部材に前記撮像手段による撮像用の照明を提供する照明装置を備えるものであり、前記照明装置は、前記光学部材の全周に亘って配設されかつほぼ真上に向かって前記撮像用の照明光を照射する複数の発光体を備えているものである。
この表面実装機では、部品吸着後、部品供給部から実装作業位置の基板上に部品が搬送されるのに先立ち、移動装置の作動により光学部材が前記実装用ヘッド(吸着部品)の部品搬送経路下方に配置される。これにより部品の実装時には、実装用ヘッドに吸着保持された部品が光学部材の上方を通過することとなり、撮像手段によって光学部材に映った当該吸着部品の撮像が行われることとなる。また、部品実装後は、基板から部品供給部にヘッドユニットがリセットされるのに先立ち、移動装置の作動により光学部材が前記実装用ヘッドの移動経路下方に配置される。これによりヘッドユニットが光学部材の上方を通過することとなり、光学部材で反射した前記実装用ヘッドの先端像が撮像手段によって撮像され、その画像認識に基づいて実装作業の良否判定が行われることとなる。例えば、実装用ヘッドに依然部品が残っている場合には実装不良が発生したと判定される。
吸着部品等の撮像時には、実装用ヘッドに対してその並び方向に撮像手段が相対的に移動することにより、光学部材で反射した各実装用ヘッドの吸着部品像が順次撮像される。
なお、発明において「光学部材」とは、ミラー、ハーフミラー、プリズム等、吸着部品像を反射させる(映す)ことができる部材を意味するものである
本発明に係る表面実装機によれば、光学部材を移動可能に設け、この光学部材を実装作業時毎に実装用ヘッドに吸着された部品の搬送経路下方に移動させて吸着部品像を撮像するように構成されているので、光学部材自体を従来に比べて小型化することができる。そのため、光学部材自体に歪みが生じ難くなり、また、雰囲気温度の上昇による歪みの発生も低減することから、光学部材自体の歪みに起因する画像への影響を効果的に低減させることができる。その上、画像歪みを補正するためのデータの収集負担も軽減される。従って、トータル的にみると光学部材の歪みに起因する画像への影響を大幅に低減させることが可能となり、例えば部品吸着位置から基板上の実装位置へより短距離で部品を搬送することによってタクトタイムを効果的に短縮する一方で、吸着部品の画像認識精度を向上させることができる。しかも、実装作業の良否判定を行うことができるので、表面実装機の機能性を高めることもできる。
また、ヘッドユニットに複数の実装用ヘッド搭載しながらも、各実装用ヘッドの吸着部品像を大きく、かつ鮮明に撮像することが可能となるので、部品の吸着状態を正確に認識することができる。
また、光学部材を保持する保持部材に一体に照明装置を搭載しているので、被写体(吸着部品)に近接した位置から照明を提供しながらも、照明装置の発光体の数を減らすことができるので、照明装置を安価に製作することができるとともに照明装置の制御負担を軽減することができる。
本発明の最良の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本発明に係る表面実装機(以下、実装機と略す)を概略的に示している。同図に示すように、実装機の基台1上には、プリント基板搬送用のコンベア2が配置され、プリント基板3(PCB;Printed Circuit Board)がこのコンベア2上を搬送されて所定の実装作業位置(同図に示すプリント基板の位置)で停止されるようになっている。
上記コンベア2の両側には部品供給部4が配置されている。これらの部品供給部4には、例えば多数列のテープフィーダー4aが設けられている。各テープフィーダー4aは、各々IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状のチップ部品を所定間隔おきに収納、保持したテープがリールから導出されるように構成されており、後述するヘッドユニット6により部品が取出されるに伴い間欠的に部品を繰り出すように構成されている。
上記基台1の上方には、部品装着用のヘッドユニット6が装備されている。このヘッドユニット6は、部品供給部4とプリント基板3が位置する実装作業位置とにわたって移動可能とされ、X軸方向(コンベア2の方向)及びY軸方向(水平面上でX軸と直交する方向)に移動することができるようになっている。
すなわち、基台1上には、Y軸方向の固定レール7と、Y軸サーボモータ9により回転駆動されるボールねじ軸8とが配設され、上記固定レール7上にヘッドユニット支持部材11が配置されて、この支持部材11に設けられたナット部分12が上記ボールねじ軸8に螺合している。また、上記支持部材11には、X軸方向のガイド部材13と、X軸サーボモータ15により駆動されるボールねじ軸14とが配設され、上記ガイド部材13にヘッドユニット6が移動可能に保持され、このヘッドユニット6に設けられたナット部分(図示せず)が上記ボールねじ軸14に螺合している。そして、Y軸サーボモータ9の作動により上記支持部材11がY軸方向に移動するとともに、X軸サーボモータ15の作動によりヘッドユニット6が支持部材11に対してX軸方向に移動するようになっている。
なお、Y軸サーボモータ9及びX軸サーボモータ15には、それぞれエンコーダ9a,15aが設けられており、これにより上記ヘッドユニット6の移動位置が検出されるようになっている。
上記ヘッドユニット6には、軸状に構成された複数の実装用ヘッド16が設けられており、当実施形態では、6本の実装用ヘッド16がX軸方向に等間隔で一列に並べられた状態で搭載されている。
これらの実装用ヘッド16は、それぞれヘッドユニット6のフレームに対してZ軸方向の移動及びR軸(ノズル中心軸)回りの回転が可能とされ、サーボモータを駆動源とする昇降駆動手段および回転駆動手段により駆動されるようになっている。また、各実装用ヘッド16には、その先端(下端)に吸着ノズル16aが装着されており、図外の負圧供給手段から吸着ノズル先端に負圧が供給されることにより、この負圧による吸引力で部品を吸着するようになっている。
ヘッドユニット6には、さらに実装用ヘッド16(吸着ノズル16a)の先端、および吸着ノズル16aに吸着保持された部品を画像認識するためのカメラ18が搭載されている。カメラ18は、CCDエリアセンサを備えたカメラからなり、各実装用ヘッド16にそれぞれ対応して設けられている。各カメラ18は、ヘッドユニット6のフレームに対して斜め下向きに、具体的には後述する光学ユニット20,21上をヘッドユニット6が通過する際に、同ユニット20,21に設けられるミラー26に映る吸着部品像を撮像し得る角度で前記フレームに斜め下向きに固定されている。
前記基台1上には、さらにヘッドユニット6が部品供給部4と実装作業位置との間を移動する際に、実装用ヘッド16の先端(吸着ノズル16aの先端)、又は実装用ヘッド16により部品が吸着されている場合には該吸着部品の真下像(下面像)を映し出す(反射させる)ための一対の光学ユニット20,21が設けられている。
光学ユニット20,21は、それぞれコンベア2とその両側の部品供給部4との間のスペースに設けられており、吸着部品像等を反射させるミラー26(光学部材)と照明装置27とを一体にX軸方向に移動させるように構成されている。すなわち、図1および図3に示すように、前記基台1上であってコンベア2と部品供給部4との間のスペースには、X軸方向に延びる互いに平行な一対の固定レール22とサーボモータ23により回転駆動されるX軸方向のボールねじ軸24とが設けられ、前記固定レール22に可動テーブル25(保持部材)が移動可能に装着されるとともにこの可動テーブル25に対して前記ボールねじ軸24が螺合挿着されている。そして、前記ミラー26および照明装置が前記可動テーブル25に一体に搭載され、前記サーボモータ23の作動により前記ミラー26等が可動テーブル25と一体に固定レール22に沿ってX軸方向に移動するように構成されている。なお、この実施形態では、前記固定レール22、サーボモータ23、ボールねじ軸24等によりミラー26(光学部材)を移動させる移動装置が構成されている。
光学ユニット20,21のサーボモータ23には、それぞれエンコーダ23aが設けられており、これにより可動テーブル25の移動位置が検出されるようになっている。
前記ミラー26は、X軸方向に細長の矩形のミラーからなり、反射面を上向きにした状態で、かつ装置前側から後側(図1では下側から上側)に向ってやや先下がりの傾斜姿勢で前記可動テーブル25に搭載(保持)されている。なお、ミラー26のX軸方向のサイズは、ヘッドユニット6の全実装用ヘッド16に吸着された部品、具体的には実装部品のうち最大サイズの部品が吸着された場合にその部品の真下像(下面像)が同時に映る(反射する)ように両端の実装用ヘッド16の間隔よりも適度に長く設定されている。また、同Y軸方向のサイズは、上記の最大サイズの部品が余裕をもって映るように長さ設定されている。
照明装置27は、詳しく図示していないが、ミラー26の全周に亘って配設される複数のLED27aを有している。これらLED27aは略真上に指向する状態で前記可動テーブル25に固定されており、ヘッドユニット6が可動テーブル25の上方を通過する際に、実装用ヘッド16に対してその下側から照明光を照射するように構成されている。
図4は、上記実装機の制御系を概略ブロック図で示している。
当実施形態の実装機は、論理演算を実行する周知のCPU、そのCPUを制御する種々のプログラムなどを予め記憶するROMおよび装置動作中に種々のデータを一時的に記憶するRAM等から構成されるコントローラ30を有している。このコントローラ30は、その機能構成として主制御部32、軸制御部34、光学ユニット駆動制御部35、照明制御部36、カメラ制御部38および画像処理部40を含んでいる。
主制御部32は、実装機の動作を統括的に制御するもので、予め記憶されたプログラムに従ってヘッドユニット6等を作動させるべく軸制御部34を介してサーボモータ9,15等の駆動を制御するとともに、各カメラ18により撮像される部品画像に基づいて実装用ヘッド16(吸着ノズル16a)による部品吸着の有無判別や部品の吸着ずれ量(吸着位置誤差)の演算を行うものである。
また、実装作業時には、後に詳述するが、実装用ヘッド16よる吸着部品又は実装用ヘッド16(吸着ノズル16a)の先端をカメラ18により撮像すべく、図外の実装データ記憶部に記憶されている基板情報、すなわちプリント基板3の種類とこれに実装する部品の種類および実装位置等に関する情報に基づき、部品供給部4とプリント基板3との間をヘッドユニット6(実装用ヘッド16)が移動するときの経路を演算するとともに、その移動経路下方に前記ミラー26を配置すべく可動テーブル25の座標位置を演算する。
軸制御部34は、エンコーダ9a,15aからの信号によってヘッドユニット6の現在位置(X,Y)を検知しながら、Y軸サーボモータ9及びX軸サーボモータ15を駆動制御してヘッドユニット6を所定の位置に移動させる。なお、図示を省略しているが、軸制御部34は、実装用ヘッド16の昇降駆動手段および回転駆動手段のサーボモータについても同様に駆動制御を行う。
光学ユニット駆動制御部35は、光学ユニット20,21の前記可動テーブル25の動作を制御するもので、エンコーダ23aからの信号によって可動テーブル25の現在位置(X座標)を検知しながら、サーボモータ23を駆動制御することにより可動テーブル25を所定の位置に移動させるものである。
照明制御部36およびカメラ制御部38は、光学ユニット20,21の照明装置27および各カメラ18の駆動を制御するものである。特に、照明制御部36は、後に詳述するように、吸着部品を撮像する際には、後記撮像グループ毎にそのグループに属する実装用ヘッド16に対応する一定エリア内のLED27aを点灯させ、また実装用ヘッド16先端を撮像する場合には、全てのLED27aを点灯させるべく主制御部32からの制御信号に基づいて照明装置27を発光制御する。
画像処理部40は、カメラ18から出力される画像信号に所定の処理を施すことにより部品認識に適した画像データを生成して主制御部32に出力するものである。
この画像処理部40は、歪み成分測定部41、歪み成分記憶部42及び歪み補正部43を含んでいる。歪み成分測定部41はミラー26の画像歪み成分を測定するもので、歪み成分記憶部42はその測定結果をミラー26の例えば部分領域別に記憶する。そして、歪み補正部43は、実装用ヘッド16による吸着部品の認識時、あるいは実装用ヘッド16先端の認識時に歪み成分記憶部42に記憶された歪み成分とミラー26に対する実装用ヘッド16等の移動経路とに基づいて画像補正を行う。たとえば歪み成分の正負を逆転した歪みを吸着部品等の撮像画像に付与することにより、その歪みを除去するように構成されている。
なお、ミラー26による画像歪み成分の測定は、例えば次のようにして行われる。すなわち、格子状に分割され、かつ色分けされたブロック模様(市松模様)が描かれたテスト用被写体をヘッドユニット6の任意の実装用ヘッド16に吸着保持させ、このテスト用被写体をカメラ18により撮像させる。具体的には、図3に示すように、ヘッドユニット6を光学ユニット20(21)の可動テーブル25の上方に配置して照明装置27を作動させる。このようにするとLED27aから照射された光が実装用ヘッド16に吸着されたテスト用被写体の下面で反射し、さらにミラー26で反射してカメラ18に入射することとなり、その結果、テスト用被写体がカメラ18により撮像されることとなる。
こうして撮像したテスト用被写の画像に基づき各ブロックが基準位置に対してどの程度ずれているか、その方向とずれ量(歪み成分)を歪み成分測定部41で測定する。そして、ヘッドユニット6を移動させながらテスト用被写体の大きさに応じて区画した部分領域毎にミラー26の全体(反射面全体)に対して測定を行い、部分領域別にその歪み成分を求めて前記歪み成分記憶部42にする。このようにして画像歪み成分の測定が行われる。
次に、上記コントローラ30による上記実装機の動作制御の一例について図5のフローチャートに基づいて説明する。
図5のフローチャートに基づき、実装動作が開始されると、まず、前記基板情報からヘッドユニット6の各実装用ヘッド16によって吸着する部品に関する情報(吸着部品情報)、すなわち対象部品の種類、対象部品が供給されるテープフィーダー4aの位置、対象部品の種類と該部品を吸着する実装用ヘッド16の位置、吸着順序等に関する情報を読出すとともに、対象部品のプリント基板3上の実装位置、実装順序等に関する情報(搭載位置情報)を読出す(ステップS1,S2)。
そして、上記各情報に基づいてミラー26を配置すべき座標位置を演算し、求められた座標位置にミラー26を配置すべく前記可動テーブル25を移動させる(ステップS3)。具体的には、部品供給部4において最後に部品を吸着する位置とプリント基板3上の最初の実装位置とを直線で結ぶヘッドユニット6の最短の部品搬送経路を求め、この経路下方に光学ユニット20(又は21)のミラー26を配置し得るように、詳しくは前記搬送経路上をヘッドユニット6が移動する際に実装用ヘッド16の並びの真下にミラー26が位置し、各実装用ヘッド16に吸着された全ての部品がミラー26に映るような座標位置を求め、この座標位置にミラー26を配置すべく前記サーボモータ23を駆動制御する。
次いで、上記情報に基づいて実装用ヘッド16を複数のグループに分割する処理を実行する(ステップS4)。すなわち、実装用ヘッド16に吸着された全ての部品を同時に撮像することも可能であるが、当実施形態では、照明干渉による画像への影響を回避するために、6本の実装用ヘッド16をその吸着部品の種類に応じて互いに隣接しない実装用ヘッド16(1本又は複数本)からなるN個のグループ(以下、撮像グループという)に分けて吸着部品を撮像するようにしており、当ステップではそのグループ分けを行う。
ステップS5では、ヘッドユニット6を部品供給部4に移動させて各実装用ヘッド16によりテープフィーダー4aから部品を吸着させる。具体的には、実装用ヘッド16を対象となるテープフィーダー4aの上方に配置した後、実装用ヘッド16の下降および上昇に伴いテープ内の部品を吸着ノズル16aに吸着させる。この際、可能な場合には複数の実装用ヘッド16により同時にテープフィーダー4aから部品を吸着させる。
全ての実装用ヘッド16による部品の吸着が完了すると、光学ユニット20(21)の前記ミラー26が上記座標位置に配置されたか否かを判断し(ステップS6)、ここでYESと判断した場合には、部品供給部4からプリント基板3に向ってステップS3で求められた上記部品搬送経路に沿ってヘッドユニット6を移動させる(ステップS7)とともに、この移動中に以下のステップS8〜ステップS11の処理を実行することにより、ヘッドユニット6が上記ミラー26上方を通過する間に各実装用ヘッド16に吸着された部品の撮像処理を行う。
先ず、カウンタ値Iに初期値「1」をセットし、照明装置27のLED27aのうち第1グループに属する実装用ヘッド16に対応する部分のLED27aを点灯させる(ステップS8,S9)。具体的には、上記部品搬送経路に基づいてミラー26の周囲に並ぶLED27aのうち第1グループに属する実装用ヘッド16が通過する部分を特定し、当該部分を含む一定エリア内のLED27aを点灯させる。このようにするとLED27aから照射された光が実装用ヘッド16に吸着された部品の下面で反射し、さらにミラー26で反射してカメラ18に入射することとなり、その結果、吸着部品の下面像がカメラ18により撮像される。次いで、カウンタ値Iを「1」だけインクリメントした後、同値Iが撮像グループ数N未満か否か、すなわち全ての撮像グループについて吸着部品の撮像が終了したか否かを判断し(ステップS10,S11)、ここでNOと判断した場合には、ステップS9に移行して同様の処理を繰り返し、これによってヘッドユニット6が上記ミラー26上方を通過する間に各実装用ヘッド16に吸着された部品を撮像グループ毎に順次撮像する。
ステップS11でYESと判断した場合には、各吸着部品の画像に基づいて各実装用ヘッド16による部品の吸着状態を画像認識することにより吸着ノズル16aに対する部品のX軸、Y軸およびR軸回りの吸着位置誤差を求めるとともに、この誤差に基づいて補正量(ΔX,ΔY,ΔR)を演算する(ステップS12)。そして、この補正量に基づいて目標位置の再設定を行い、この再設定された目標位置に従ってヘッドユニット6を駆動制御することにより、各実装用ヘッド16に吸着された部品を順次プリント基板3上に実装する(ステップS13)。具体的には、ヘッドユニット6を目標位置に移動させることにより実装用ヘッド16を実装位置の上方に配置した後、実装用ヘッド16を下降および上昇させるとともにその最下位置で吸着ノズル16aへの負圧供給を遮断し、これによってプリント基板3上に部品を実装する。このような実装動作を実装用ヘッド16毎に繰り返すことにより各実装用ヘッド16に吸着された部品を順次プリント基板3上に実装する。
次いで、プリント基板3に対する全ての実装処理が終了したか否かを判断し、ここでNOと判断した場合には、次の吸着部品情報を読出すとともに、この情報に基づいてミラー26を配置すべき座標位置を演算し、求められた座標位置にミラー26を配置すべく前記可動テーブル25を移動させる(ステップS16,S17)。具体的には、プリント基板3において最後に部品を実装した位置と次に部品を吸着するテープフィーダー4aとを直線で結ぶヘッドユニット6の最短の移動経路を求め、ステップS3の処理と同様に、この経路下方に光学ユニット20(又は21)のミラー26が配置され得るように前記サーボモータ23を駆動制御する。
そして、光学ユニット20(21)の前記ミラー26が上記座標位置に配置されたか否かを判断し(ステップS18)、ここでYESと判断した場合には、ステップS16で求められた上記移動経路に沿って実装作業位置(プリント基板3)から部品供給部4に向ってヘッドユニット6を移動させるとともに、この移動中、ヘッドユニット6が上記ミラー26上方を通過する間に各実装用ヘッド16の吸着ノズル先端の撮像処理を行う(ステップS19)。なお、実装用ヘッド16(吸着ノズル16a)先端の画像認識については吸着部品の画像認識(ステップS9の処理)ほど精度は要求されない。従って、ステップS19の処理では、照明装置27のLED27aを全て点灯させておくことにより各実装用ヘッド16の先端を同時に撮像する。
次いで、各実装用ヘッド16の先端画像に基づいて部品持ち帰り有無の判断、および汚れの有無判断を行い(ステップS20,S21)、それぞれNOと判断した場合、例えば先端画像の輪郭が明らかに部品の輪郭に一致するために部品の持ち帰りが生じていると判断できる場合や、吸着ノズル16aの先端にはんだ等が付着していると判断できる場合には、ステップS23に移行し、ここで液晶表示器等の表示装置(図示省略)を作動させてエラー表示を行うとともに実装機を停止させ、さらに音声装置(図示省略)を作動させてオペレータの注意を喚起する。
そして、これに対してオペレータが所定の復旧処理を行ったか否かを判断し(ステップS24)、YESと判断した場合にはステップS22に移行し、再度プリント基板3に対する全ての実装処理が終了したか否かを判断する。ここで、NOと判断した場合には、ステップS2に移行して次の部品実装動作に移行する。一方、YESと判断した場合には、実装作業位置のプリント基板3を搬出して本フローチャートを終了する。
なお、ステップS14の判断においてYESと判断した場合には、ヘッドユニット6の所定の待機位置に関する情報(リセット位置情報)を読み出した後(ステップS15)、ステップS17に移行する。つまり、ステップS15の処理を経由した場合には、ステップS17においてこのリセット位置情報に基づいてミラー26を配置すべき座標位置を演算し、求められた座標位置にミラー26を配置すべく前記可動テーブル25を移動させる。具体的には、プリント基板3において最後に部品を実装した位置とヘッドユニット6のリセット位置とを直線で結ぶヘッドユニット6の最短の移動経路を求め、この経路下方に光学ユニット20(又は21)のミラー26を配置すべく前記サーボモータ23を駆動制御することとなる。
上記のような実装動作を簡単にまとめると図6のようになる。まず、ヘッドユニット6が部品供給部4に移動して部品を吸着し、部品供給部4からプリント基板3上の実装作業位置に直線的に移動する。この際、可動テーブル25がその部品搬送経路下方に移動することによりヘッドユニット6が部品供給部4からプリント基板3上に移動する間に各実装用ヘッド16に吸着された部品が撮像される(同図中[1]で示す動作)。そして、部品の実装が終了すると、その実装位置から部品供給部4又は待機位置にヘッドユニット6が直線的に移動し、この際、可動テーブル25がその移動経路下方に移動することにより、ヘッドユニット6がプリント基板3上から部品供給部4等へ移動する間に各実装用ヘッド16先端が撮像されることとなる(同図中[2]で示す動作)。
以上のようにこの実装機では、ミラー26を搭載した可動テーブル25を部品供給部4と実装作業位置との間においてX軸方向に移動可能に設けることにより、小型のミラー26で部品供給部4からプリント基板3上へ移動する際のヘッドユニット6の任意の移動経路について吸着部品像等を反射させ得るように構成されている。そのため、部品供給部と実装作業位置との間にフィーダー配列方向に亘って延びる長尺のミラーを配置する従来のこの種の実装機に比べると、ミラー26自体に歪みが生じ難くなり、また、雰囲気温度の上昇による歪みの発生も低減することから、ミラー26自体の歪みに起因する画像への影響を効果的に低減させることができる。さらにミラー26が小型化されることにより、画像歪みを補正するためのデータの収集負担、つまりテスト用被写体を使った歪み成分の収集作業の負担も軽減されるため、ミラー26の全体(反射面全体)を精査することも容易になる。従って、トータル的にみるとミラー26の歪みに起因する画像への影響を大幅に低減させることが可能となり、従来装置に比べると、吸着部品の画像認識精度を高めること、さらには部品の実装をより正確に行うことが可能となる。
しかも、部品吸着後、ヘッドユニット6を直線的にプリント基板3上に移動させるように構成されているので、タクトタイム的にも従来装置と遜色ないレベルで部品を実装することが可能であり、従って、タクトタイムを短縮する上での有利性を確保した上で部品の実装精度を高めることができる。
また、ミラー26が保持される可動テーブル25に照明装置27を一体に搭載した構成となっているので、吸着部品等により近接した位置から照明を提供しながらも、従来のこの種の装置に比べるとLED27a(発光体)の数を大幅に減らすことができる。従って、照明装置27を安価に製作することができるとともに、照明装置27の制御負担を大幅に軽減することができる。
さらに、プリント基板3への部品実装後は、実装用ヘッド16による吸着部品の認識と同様の手順で実装用ヘッド16(吸着ノズル16a)の先端を画像認識することにより、部品の持ち帰りの有無を判断する(実装作業の良否を判別する)ように構成されているので、実装不良(ミス)が発生したまま作業が続行されるといったトラブルの発生を未然に防止することができる。また、部品の持ち帰りが発生していない場合でも、さらにノズル汚れの有無を判断するように構成されているので、はんだ付着等の発生を早期に検知することにより部品の吸着不良や実装ミスの発生を未然に回避することもできる。従って、必要な部品をプリント基板3に対して確実、かつ正確に実装することができるようになる。
ところで、以上説明した実装機は、本発明に係る表面実装機の最良の実施形態であって、その具体的な構成は本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、ヘッドユニット6や光学ユニット20,21の構成として、図7〜図10に示すような構成を採用することもできる。
図7は、カメラ18を真下に向けた状態でヘッドユニット6に搭載する一方、共に45°傾いた状態の相対向する2枚のミラー26a,26b(26)を可動テーブル25に搭載し、各実装用ヘッド16の着部品像をミラー26a,26bで90°屈折させてカメラ18で撮像するように構成したものである。つまり、ヘッドユニット6の具体的な構造との関係でカメラ18の取付け位置や姿勢に制約があり、一枚のミラー26では吸着部品像等を直接撮像できない場合には、その制約の範囲内でカメラ18をヘッドユニット6に取付けた上で、複数のミラー26を可動テーブル25に設けて吸着部品像等を撮像するように構成してもよい。なお、この種の実装機では、プリント基板の位置や種類を認識するためにヘッドユニットにカメラを真下に向けた状態で搭載する場合があるが、図7に示す構成によると、前記カメラ18の一つを基板認識用のカメラとして共用できるという利点がある。
図8(a),(b)は、吸着部品等を画像認識するためのカメラ18をヘッドユニット6に移動可能に設け、共通(1台)のカメラ18で各実装用ヘッド16の吸着部品等を撮像するように構成したものである。すなわち、ヘッドユニット6には、X軸方向に延びるガイドレール50と、サーボモータ52により回転駆動されるボールねじ軸51とが配設され、上記ガイドレール50にカメラ支持部材53が移動可能に装着されるとともに上記ボールねじ軸8がこのカメラ支持部材53に螺合している。そして、カメラ支持部材53にカメラ18が固定され、前記サーボモータ52の作動によりカメラ18がカメラ支持部材53と一体に実装用ヘッド16の配列方向(X軸方向)に移動するように構成されている。
この構成の場合には、部品吸着後、部品供給部4からプリント基板3上への移動途中でヘッドユニット6を光学ユニット20,21の前記ミラー26の上方で一旦停止させ、この状態でカメラ18を一端側の実装用ヘッド16の位置(同図中実線で示す位置)から他端側の実装用ヘッド16の位置(同図中一点鎖線で示す位置)まで移動させることで、各実装用ヘッド16の吸着部品を共通のカメラ18で撮像することができる。また、部品実装後、実装用ヘッド16先端を撮像する場合も同様の手順で行うことができる。
このような構成によると、上記の通り、ヘッドユニット6を光学ユニット20,21上で一旦停止させて吸着部品等を撮像する必要があるためタクトタイムを短縮する上では実施形態ものより若干劣るが、共通(1台)のカメラ18で部品認識を行うことができるため製作コストの低廉化、あるいはヘッドユニット6の軽量化等といったメリットも多く合理的な構成となる。なお、この場合には、図4の制御系において、カメラ18の移動を制御するカメラ駆動制御部を設けることにより、主制御部32によりカメラ駆動制御部を介してサーボモータ52の駆動を制御するように構成すればよい。
図9は、図8に示す構成の変形例、つまり吸着部品等を画像認識するためのカメラ18を各実装用ヘッド16に対してその並び方向(X軸方向)に相対的に移動可能に設ける構成の変形例として、カメラ18をヘッドユニット支持部材11に対して移動可能に設けたものである。すなわち、前記ガイドレール50、ボールねじ軸51、サーボモータ52、カメラ支持部材53およびカメラ18は全てヘッドユニット支持部材11に設けられおり、カメラ18がこの支持部材11に対してX軸方向に移動するように構成されている。この構成の場合も、図8の構成の場合と同様に、ヘッドユニット6を光学ユニット20,21の前記ミラー26の上方で一旦停止させ、この状態でカメラ18を一端側の実装用ヘッド16の位置から他端側の実装用ヘッド16の位置まで移動させることで、各実装用ヘッド16の吸着部品等を共通のカメラ18で撮像することができる。
このような構成によれば、吸着部品等を認識するための構成(カメラ18等)が全てヘッドユニット支持部材11に搭載されるため、ヘッドユニット6を大幅に軽量化することができ、ヘッドユニット6を高速駆動させる上で特に有利となる。
なお、図3に示す実施形態では、吸着部品等を画像認識するためのカメラ18をヘッドユニット6側に設けているが、図10に示すように、可動テーブル25にカメラ18を並べて搭載するように構成してもよい。このような構成によれば、ヘッドユニット6やヘッドユニット支持部材11には、吸着部品等を認識するための構成(カメラ18等)が一切搭載されないため、図9に示す構成以上にヘッドユニット6を高速駆動する上で有利となる。しかも、上記実施形態の実装機と同様に、ヘッドユニット6をその移動途中で停止させることなく吸着部品等を撮像することができる。従って、ヘッドユニット6をより高速で駆動制御することにより上記実施形態の実装機以上にタクトタイムを短縮することが可能になるというメリットがある。
図示を省略するが、例えば図10の構成においてさらにカメラ18を共通化してもよい。すなわち、カメラ18を可動テーブル25に対してX軸方向に移動可能に設け、共通(1台)のカメラ18でミラー26に映る各実装用ヘッド16の吸着部品等を撮像するように構成してもよい。この場合には、図8に示す構成と同様にガイドレールやボールねじ軸を使った移動機構によりカメラ18を駆動するようにすればよい。
なお、図3に示す実施形態や図7〜図10の例は、吸着部品等を画像認識するためのカメラ18としていずれもCCDエリアセンサをもつカメラを設けているが、図8又は図9の例の如く、各実装用ヘッド16に対してその並び方向(X軸方向)にカメラ18を相対的に移動可能に設ける構成、あるいは図10に示す構成において上記のようにカメラ18を可動テーブル25に対して移動可能に設ける構成の場合には、カメラ18としてCCDラインセンサ(リニアセンサ)をもつカメラを使うこともできる。すなわちカメラ18の移動方向と直交する方向に撮像素子が並ぶカメラ18を設け、このカメラ18をX軸方向に移動させることによりミラー26に映る各実装用ヘッド16の吸着部品像等を連続的に撮像するように構成することもできる。
また、上記の実施形態では、光学ユニット20,21のうち可動テーブル25に照明装置27を設けているが、勿論、基台1側に照明装置27を設けるようにしてもよい。この場合には、可動テーブル25の移動経路、すなわち固定レール22に沿ってLED27aを並べるようにすればよい。また、照明装置27をヘッドユニット6に搭載するように構成してもよい。この場合には、カメラ18の配列箇所の近傍にLED27aを並べて設けるようにすればよい。
さらに、上記の実施形態では、部品供給部4から実装作業位置(プリント基板3上)へヘッドユニット6を移動させる際、あるいは実装作業位置から部品供給部4又は待機位置へヘッドユニット6を移動させる際には、ヘッドユニット6を最短距離で移動させるべく作業完了位置(部品吸着位置、実装位置)から直線的に目的位置に移動させるようにしているが、必ずしも最短距離でヘッドユニット6を移動させる必要はなく、実装作業上の種々の事情に応じてヘッドユニット6の移動経路を設定するようにすればよい。要は、ヘッドユニット6の移動経路に応じて可動テーブル25を移動させることにより、吸着部品や実装用ヘッド16先端の画像をミラー26に映して適切に撮像できればよい。
また、上記の実施形態等では、吸着部品を反射させるための光学部材としてミラー26が適用されているが、これ以外のハーフミラーやプリズム等の光学部材を適用することもできる。
本発明に係る表面実装機を示す平面図である。 本発明に係る表面実装機を示す正面図である。 ヘッドユニットおよび光学ユニットの構成を示す側面図である。 表面実装機の制御系を示すブロック図である。 実装動作制御の一例を示すフローチャートである。 実装動作制御に基づくヘッドユニットおよび光学ユニットの動作を示す模式図である。 ヘッドユニットおよび光学ユニットの別の構成を示す側面図(図3に対応する図)である。 ヘッドユニットおよび光学ユニットの別の構成を示す図で、(a)はそれらの側面図(図3に対応する図)で、(b)は(a)のA矢視図である。 ヘッドユニット(ヘッドユニット支持部材)および光学ユニットの別の構成を示す側面図(図3に対応する図)である。 ヘッドユニットおよび光学ユニットの別の構成を示す側面図(図3に対応する図)である。
1 基台
6 ヘッドユニット
16 実装用ヘッド
16a 吸着ノズル
18 カメラ
20,21 光学ユニット
22 固定レール
23 サーボモータ
24 ボールねじ軸
25 可動テーブル
26 ミラー
27 照明装置
27a LED

Claims (1)

  1. 部品供給部が配置された基台の上方にヘッドユニットが移動可能に設けられ、このヘッドユニットに搭載される実装用ヘッドにより前記部品供給部から部品を吸着して前記基台上の実装作業位置に配置された基板上に搬送して実装するとともに、この実装に先立ち吸着部品を撮像手段により撮像して該部品の吸着状態を画像認識してから実装するように構成された表面実装機において、
    前記基台上の前記部品供給部と前記実装作業位置との間であって、かつ前記ヘッドユニットの移動に伴い前記実装用ヘッドが通過する領域内に配置され、前記ヘッドユニットが上方を通過することにより前記実装用ヘッドによる吸着部品像又は前記実装用ヘッド先端の像を反射させる光学部材と、
    この光学部材を前記領域内で移動させる移動装置と、
    前記部品供給部において前記実装用ヘッドにより部品を吸着した後、当該部品吸着位置から前記実装作業位置の基板上に部品を搬送して実装すべく前記ヘッドユニットを駆動制御するとともに、この部品搬送に先立ち、前記光学部材を前記実装用ヘッドによる部品搬送経路下方に配置すべく前記移動装置を駆動制御し、かつ部品実装後は、前記実装作業位置から前記部品供給部の次の部品吸着位置に前記実装用ヘッドを移動させるべく前記ヘッドユニットを駆動制御するとともに、この移動に先立ち、前記光学部材を前記実装用ヘッドの移動経路下方に配置すべく前記移動装置を駆動制御する制御手段と
    記ヘッドユニットが前記光学部材の上方を通過する際に該光学部材で反射する前記吸着部品像又は前記実装用ヘッド先端の像を撮像可能に設けられる前記撮像手段と、
    品実装後、前記ヘッドユニットが前記光学部材の上方を通過する際に前記撮像手段により撮像される像に基づいて実装作業の良否判定を行う判定手段とを備えており、
    前記ヘッドユニットは、直線状に並ぶ複数の前記実装用ヘッドを備え、
    前記光学部材は、全ての前記実装用ヘッドに吸着された前記吸着部品像を同時に反射させ得るように前記実装用ヘッドの配列方向に細長に設けられ、
    前記撮像手段は、前記光学部材で反射する前記吸着部品像を順次撮像できるように前記実装用ヘッドに対してその配列方向に相対的に移動可能に設けられ、
    前記移動装置は、前記光学部材を移動可能に保持する保持部材を有しかつこの保持部材に前記撮像手段による撮像用の照明を提供する照明装置を備えるものであり、
    前記照明装置は、前記光学部材の全周に亘って配設されかつほぼ真上に向かって前記撮像用の照明光を照射する複数の発光体を備えていることを特徴とする表面実装機。
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