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JP4379770B2 - 貼着体をインモールド成形した容器の成形方法および成形装置 - Google Patents

貼着体をインモールド成形した容器の成形方法および成形装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願の発明は、各種の合成樹脂製容器の胴壁部の外周面に、従来から用いている印刷した薄い紙やフィルム等のラベルその他の貼着体がインモールド成形により貼着された容器を成形するインモールド成形方法に係わるもので、特に、射出成形金型のキャビティ内に上記のような貼着体を装着して、前記キャビティ内に溶融した熱可塑性合成樹脂を射出して成形する際に、溶融樹脂流により上記の薄い貼着体が捲くれたり、移動したりすることがないように射出成形ができて、該貼着体が綺麗に容器面にインモールド成形された容器を成形する方法と成形金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から各種容器の外壁面に色々な貼着体を設けて、装飾効果をもたらしたり、または、商品名や内容物を表示したり、あるいは、使用上の各種の注意書等を表示する方法としては、容器の表面に直接印刷する直接印刷法、印刷した薄い紙やフィルム等を糊等により貼り付ける貼着法、印刷した熱収縮性のフィルムを容器に被せて加熱、収縮させるフィルムシュリンク法等が採用されているが、その中でも、糊付けする貼着法は色々な形状をした容器に対して簡単に適用できる利点があることから多用されている。
【0003】
そして、上記の貼付ける方法を合成樹脂製の容器に適用するには、射出成形などにより成形された容器を金型から取り出した後に、ラベル等の裏面に予め糊付けした貼着体を手作業により容器の外壁面に貼り付けるか、あるいは、専用の貼着機を用いて貼着体を貼付ける方法が採られている。
しかし、これらの手作業あるいは機械作業による貼着方法のいずれを採用するにしても、ラベル等の貼着体の裏面に糊付けをしてから容器面に貼着作業をしなければならないので、作業がやや煩雑になるという難点がある。
【0004】
そこで、合成樹脂容器に対してラベル等を貼着する方法に於いて、上記のような煩雑さを解消する方法の一つとして、容器を成形する金型内に貼着体を予め装着しておいてから、ブロー成形あるいは射出成形を行うことにより、容器の成形と同時に成形される容器表面にラベルを貼着する、所謂インモールド成形またはインサート成形する方法が採られている。
【0005】
そして、熱可塑性合成樹脂を用いて各種容器を成形する一般的な方法としては、瓶形をした中空容器を成形するのには、軟化状態にあるパリソンを二軸延伸成形するブロー成形方法が適しているのに対して、瓶形に限らず、食品その他の内容物を収容して密封するのに適した広口の容器やその他の容器を成形するのには、溶融樹脂を成形金型のキャビティ内に射出して成形する射出成形方法が適している。
【0006】
上記した中空容器のブロー成形にインモールド成形等を適用した場合には、インモールド成形される貼着体に皺等が発生して容器の見栄えが悪くなるような恐れはないが、しかし、射出成形に対してインモールド成形を適用して、図3に示すような容器を成形する場合には、インモールド成形される貼着体が移動して位置がずれたり、皺状になったりするような不都合を生ずる恐れがある。
そこで、このように貼着体がずれたり、皺状になったりすることがないように、貼着体を成形金型の内面に吸着、固定しておいて、容器の外周面に貼着体を正確にインモールド成形するようにした成形装置が、特開平5−285981号公報に提案されている。
【0007】
上記公報に記載される発明は、図4に示すように、一般的な射出成形装置に於いて、雌型(下型)36と雄型(上型)38とが型締め台盤32,32にそれぞれ取り付けられた成形金型31からなり、前記雌型と雄型とが嵌合されて容器1を成形するキャビティ37が形成される。
そして、前記雌型36には、射出成形機のノズル33先端が係合される射出口34が底壁部に設けれると共に、キャビティ37内に貼着体6を吸着、固定するための吸引孔35が内壁部に複数個設けられており、前記吸引孔35には外壁部に設けた吸引管39を介して真空ポンプ等の吸引装置に連通されて、前記キャビティ37内に装着された貼着体6を雌型の内面に吸着して保持するように構成されている。
【0008】
上記のような構成をした成形装置に於いて、図3に示すような容器の外壁面に貼着体6を設けた容器1を成形するには、図4に示したように、成形金型31のキャビティ37内に貼着体6を装填して、吸引装置により貼着体6を雌型36内面に吸着、保持した状態にしてから、射出成形機のノズル33から雌型36の射出口34を通して溶融樹脂Pを成形金型31のキャビティ37内に射出せしめると、キャビティ内に充填された溶融樹脂Pが所定形状をした容器に成形されると共に、貼着体6がインモールド成形されて、容器の外壁面に貼着体6が貼りつけられた容器1が成形される。
【0009】
しかし、上記のような成形金型31に於いては、雌型36の内周面が平滑面に形成されているので、雌型36内に装着された貼着体6は成形金型の内面から貼着体6の厚さの分だけ突出した状態になっているので、射出成形機のノズル33から溶融樹脂Pがキャビティ37内に射出された時に、キャビティ37の下方部分から上方に向けて高速で注入された溶融樹脂Pが印刷した薄い紙やフィルム等の貼着体6の下端部分に衝突して、その流動圧により貼着体6の下端部分が圧力を受けて捲れたようになることがある。
その結果、貼着体6の下端部に捲れ部分6bが発生したままの状態でインモールド成形が行われると、貼着体6の表面に溶融樹脂が回り込むような現象が現れて、容器1の外観が損なわれることになるので改良する余地がある。
【0010】
そこで、上記のように貼着体6に捲れ部分6bが発生しないようにしてインモールド成形を行うようにしたものとして、特開平4−14420号公報に記載するような方法が提案されている。
上記公報に見られる発明は、溶融樹脂を成形するキャビティが形成される成形金型面に、切欠き面あるいは凸部等が形成されており、前記切欠き面や突起等により溶融樹脂の流れの方向を誘導して、射出された溶融樹脂の圧力がキャビティ内に配置された貼着体の縁を金型の内面に密着させるようにして、貼着体に皺が発生することがなくて、また、貼着体の表面に溶融樹脂がはみ出ることがないようにしたものである。
【0011】
しかしながら、上記公報に記載される発明の成形方法では、容器の形状の如何や貼着体の貼着位置の如何等によって、貼着体の捲れを確実に防止するためには、前記した切欠き面あるいは凸部等をどのような形状や大きさにするかを決めてから形成しなければならず、成形金型がやや複雑になる面倒な作業を要して、実際には非常に難しい場合がある。
そこで、成形金型等をもう少し簡単にして、貼着体の捲くれや皺の発生を防止できるようにしたインモールド成形方法と成形装置が望まれる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本願の発明は、上記した問題点をなくすべく創案されたものであって、成形金型の雌型の内周面の所定位置に貼着体を配置して、射出成形法により貼着体がインモールドされた容器を成形する方法に於いて、成形される容器の外壁面に貼着可能に雌型内に装着されている貼着体の端部に、射出成形機のノズルからキャビティの内に射出された溶融樹脂が衝突しないように構成して、貼着体が捲れたり、皺が発生するのを、容易に且つ確実に防止できる貼着体のインモールド成形方法と成形装置容器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本願の発明は、上記したような目的を達成するために、雄型と雌型との嵌合により容器の形状に合ったキャビティが形成される射出成形金型の雌型の内壁面に、容器の表面に貼着する貼着体が装着される大きさの装着凹部を形成すると共に、該装着凹部に装着された貼着体を吸着して保持できるように形成した吸引孔を設けて射出成形金型を形成する。
そして、上記射出成形金型の雌型の外壁部に、前記装着凹部の吸引孔に連通する吸引管を設けて真空吸引装置に連結して、貼着体を吸着して保持可能に形成すると共に、前記射出成形金型の雌型の底部に射出成形機のノズルが係合する射出口を設けて射出成形装置を形成して、射出された溶融樹脂の流動圧で貼着体の端部が捲られないようにして貼着体を容器の外周面にインモールド成形するようにした射出成形装置を構成する。
【0014】
【発明の実施の形態】
本願の発明は、射出成形機と成形金型から構成される射出成形装置に於いて、容器を成形するキャビティ13が形成された射出成形金型7の雌型12内壁面に、容器の壁面に貼着される貼着体6を吸着、保持する貼着凹部18を形成して、前記装着凹部に貼着体6を装着して吸着、保持した後に、射出成形機から溶融樹脂Pを前記キャビティ13内に射出成形せしめて、貼着体6の端部6aが溶融樹脂の流動圧で捲られないようにインモールド成形を行うようにして、容器の外壁面に貼着体6が貼着された容器1を成形可能な射出成形装置を構成する。
【0015】
上記の射出成形装置に於ける成形金型7を、内壁面に貼着体6を保持可能にした貼着凹部18を形成すると共に、底部に射出成形機のノズル9を係合可能にした射出口10を形成した雌型12と、前記雌型12に嵌合されて容器1を成形するためのキャビティ13を形成する雄型14とから形成する。
更に、前記雌型12の貼着凹部18に吸引孔11を設けると共に、該吸引孔に連通した吸引管15を介して真空ポンプ等の吸引装置に連結して、貼着体6を成形金型7の雌型12内に吸着、保持可能にした射出成形装置を形成する。
【0016】
上記のよう形成された射出成形装置の成形金型7を開いて、雌型12の装着凹部18に貼着体6を装填して、吸引装置を作動させて吸引管15及び吸引孔11を通して貼着体6を前記貼着凹部18内に吸着して保持してから、前記雌型12内に雄型14を嵌合するようにして成形金型7を型締めしてから、射出成形機からノズル9を通してキャビティ13内に溶融樹脂Pを射出せしめて、成形された容器の外壁面に貼着体6が貼着された容器1を成形可能となす。
【0017】
【実施例】
以下に、本願発明の貼着体をインモールド成形する容器の成形方法について、最適な一つの実施例に基づいて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
本願発明により貼着体6がインモールド成形された容器1は、図3に示すように、熱可塑性合成樹脂からなる上方に拡がるようなテーパ状に形成された円筒状をした胴壁部3と、該胴壁部3の下端部より少し上の部分を閉塞する円板状の底壁部4と、胴壁部3の上端部に僅かに外側に突設した環状の鍔部5とから形成されてなる広口状の容器本体2の外壁面に、各種の印刷した薄い紙や合成樹脂フィルムその他からなる貼着体6が射出成形と同時に貼着されたものである。
【0018】
このように貼着体6がインモールド成形された容器1を成形するには、図1に示すように、容器を成形する射出成形装置に於いて、成形金型7の雌型12の内壁面に、貼着体6を装着するための貼着凹部18を貼着体の厚さ相当分だけ窪ませて形成し、前記貼着凹部18の壁面に貼着体6を吸着して保持する吸引孔11を設けると共に、雌型の外部側壁面に設けられた吸引管15に連通せしめて、前記吸引管を介して真空ポンプ等の吸引装置に接続して、前記貼着凹部18内に装着された貼着体6を吸着して保持可能にした雌型12を形成する。
そして、前記雌型12の底部に射出成形機のノズル9を係合可能にした射出口10を形成すると共に、前記雌型に嵌合して容器の成形キャビティーを形成するようにテーパー状に突出した雄型14を形成して、前記雌型と雄型とをそれぞれ型締め台盤8に固定して成形金型を開閉可能となして、貼着体6がインモールド成形された容器を成形可能な射出成形装置を形成する。
【0019】
そして、上記のように形成された成形装置により熱可塑性合成樹脂を射出成形して、貼着体6がインモールド成形された容器1を成形するには、以下のようにして成形される。
まず、図1に示すように、成形装置の成形金型7を開いて雄型14と雌型12とが両側に離れた状態にして、前記雌型12の貼着凹部18に貼着体6を装填してから吸引装置を作動させて、貼着凹部18内に貼着体6を吸着してインモールド可能に保持する。
【0020】
上記のようにして貼着凹部18内に貼着体6が吸着、保持された雌型12に雄型14を嵌合させて、図2に示すように、容器を成形するためのキャビティ13を形成するように成形金型7を型締めしてから、雌型12の底部に設けた射出口10に射出成形機のノズル9先端を係合せしめて溶融樹脂Pを射出する。
このようにして射出された溶融樹脂Pは、雌型12の射出口10を通ってキャビティ13の底部から成形空間部に流入して、キャビティ13内を容器1の胴壁部3に沿って筒状の空間を上昇して、キャビティ13の空間部に充填される。
【0021】
この時、本願発明に於いては、前記貼着体6は貼着凹部18内に吸着して保持されているので、キャビティ13内に射出されて容器1の胴壁部3を形成しながら上方へ流動していく溶融樹脂Pは、貼着体6の下端部に達しても、衝突したり、抵抗を受けるこすることもなく、貼着体6の内面(裏側)に沿って滑らかに通過するので、溶融樹脂Pの流動圧により貼着体6に皺ができたり,端部が捲れて樹脂が表側に流出するようなこともない。
従って、上記のようにして射出成形される溶融樹脂Pは、貼着体6の縁部と貼着凹部18の周縁部との間に形成された隙間19に流入するので、貼着体6は、その裏面は容器の胴壁面に接合されると共に縁部が溶融樹脂に囲まれた状態にインモールド成形される。
【0022】
上記のようにして、容器の胴壁面に貼着体6がインモールド成形された後に、吸引装置の吸引動作を停止して貼着体6の吸着、保持状態を解除してから、成形金型の型締めを開いた状態にすると、雄型14と雌型12とが分離されて貼着体がインモールド成形された容器1を取り出し可能になる。
このようにして射出成形された容器1は、胴壁面に貼着体6が強固に接合されたものとなる。
【0023】
本願発明は、雌型12の内壁面に形成した貼着凹部18を、吸着して保持する貼着体6の全体がその中に収まるように形成されているので、前記貼着凹部18の形状を、貼着体6の形状に合わせて矩形や多角形、または、円形や楕円形その他の形状に形成すると共に、貼着体6より僅かに大き目の相似形状に形成されている。
そして、貼着体6の縁部と貼着凹部18の周縁部との間に少しの隙間19が生ずるように形成されて、更に、貼着凹部18の深さが装着される貼着体6の厚みとほぼ等しくなるように形成されているので、前記貼着体6は裏面と側端面が溶融樹脂に接した状態になって、一層強固に容器面にインモールド成形されるようになっている。
【0024】
【発明の効果】
上記したように、本願発明は、成形金型の雌型の内壁部に貼着体の厚さ相当分の貼着凹部を形成して、該貼着凹部に貼着体を装着して容器をインモールド成形するので、射出された溶融樹脂が貼着体の端部に衝突することがないので、印刷した薄い紙や合成樹脂フィルムその他からなる貼着体も捲れないよう確実に保持することができる。
また、本願発明は、従来の吸着、保持手段を設けた成形金型に於ける吸着、保持部に貼着体を装填する僅かな凹部を設けただけであるから、成形金型は構造が簡単で、安価に形成することができて、しかも、貼着体と貼着凹部との間に凹み間隙に溶融樹脂が流入され、貼着体の外縁も容器に貼着されるので、貼着体を容器に対して一層強固に貼着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に用いる射出成形装置の於いて、成形金型に貼着体を装着、保持して型締めする直前を示す断面図である。
【図2】図1に示す成形装置の成形金型を閉じて射出成形した状態を示した断面図である。
【図3】貼着体をインモールド成形した容器を示す斜視図である。
【図4】従来の成形装置に於ける成形金型を閉じて射出成形した状態を示した断面図である。
【符号の説明】
1. 貼着体をインモールド成形した容器
6. 貼着体
7. 成形金型
8. 型締め台盤
9. 射出ノズル
10. 射出口
11. 吸引孔
12. 雌型
13. 成形キャビティ
14. 雄型
17. 金型内壁面
18. 貼着凹部
19. 間隙
P. 溶融樹脂

Claims (5)

  1. 射出成形装置の成形金型の雌型の内周壁部に商品名や内容物、その他について表記したラベル状の薄い貼着体を保持可能に形成した貼着凹部に貼着体を装着した後、前記貼着凹部に貼着体を吸着して保持した状態にして成形金型を閉じてから、溶融樹脂の射出流動圧により貼着体の端部が捲れないように成形金型の底部から溶融樹脂を射出してインモールド成形をすることにより、容器を成形すると同時に、該容器の外周壁面に上記した貼着体が貼着されてなる容器を成形することを特徴とする貼着体がインモールド成形された容器の成形方法。
  2. 熱可塑性樹脂成形品に貼着体をインモールド成形して該成形品の表面に貼着体を貼着する射出成形装置に於いて、成形金型の雌型の内周壁面に商品名や内容物その他について表記したラベル状の薄い貼着体を吸着して保持する貼着凹部を貼着体の厚さ相当分に形成して、前記貼着凹部に吸引孔を設けると共に該吸引孔に連通する吸引管を成形金型の外壁部に設けて型締め、型開きが可能な成形金型に形成して、更に、前記吸引管に吸引装置を接続せしめて、前記貼着凹部に装着された前記貼着体を吸着して保持するように成形金型を形成すると共に、該成形金型の底部に射出成形機の射出ノズルが係合する射出口を形成して、前記成形金型のキャビティ内に射出された溶融樹脂が前記貼着体の端部に衝突して、樹脂圧により端縁部が捲れたり、貼着体が移動して所定位置からずれることがない形状に前記貼着凹部を形成してなることを特徴とする貼着体をインモールド成形する容器の成形装置。
  3. 前記成形金型は、雄型と雌型とから形成されて、雌型の内周壁部に前記薄い貼着体を吸着して保持可能な貼着凹部が形成されると共に、該貼着凹部は装着された貼着体の端縁部が溶融樹脂の射出圧により捲れないような形状に形成されてなることを特徴とする請求項2に記載する貼着体をインモールド成形する容器の成形装置。
  4. 前記貼着体を吸着して保持する貼着凹部は、貼着体の端部が出っ張らないように貼着体の厚みに等しい深さに形成して、溶融樹脂の流動圧による貼着体の端縁部の捲れるのを防止してなることを特徴とする請求項2または請求項3に記載する貼着体をインモールド成形する容器の成形装置。
  5. 前記貼着体を吸着して保持する貼着凹部は、貼着する貼着体の周面形状よりやや大きくて、貼着体の周縁部と貼着凹部の内周縁部との間に溶融樹脂圧による貼着体の端縁部が捲れない程度に僅かの間隙を形成してなることを特徴とする請求項2または請求項3に記載する貼着体をインモールド成形する容器の成形装置。
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