JP4219872B2 - トナーとその製造方法、画像形成方法及び装置とプロセスカートリッジ - Google Patents
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Description
このような感光体の潜像保持面上に形成される静電荷像を現像するための現像剤として、キャリアとトナーからなる二成分系現像剤、およびキャリアを必要としない磁性トナーあるいは非磁性トナーからなる一成分系現像剤が用いられ、これらは乾式トナーとして知られている。従来、このような電子写真、静電記録、静電印刷などに用いられる乾式トナーとしては、スチレン系樹脂やポリエステル系樹脂などのトナーバインダーを着色剤などとともに溶融混練し、それを微粉砕したものが用いられている。
この場合、トナーの粒径サイズや粒度分布が決定される大きな要素として、乳化機によって供給される原材料に与えられるせん断時のエネルギー、せん断による微粒子化と該微粒子の合一の平衡反応が行われている間に与えられる、原材料フィード単位流量当りの全せん断エネルギー(単位トータルエネルギーと略す。)が考えられる。
例えば、上下隣接する攪拌翼の上段に位置する攪拌翼が下段に位置する攪拌翼に対して90度未満の交差角度で回転方向に先行して配接されてなる攪拌翼を備えた攪拌槽を用いることにより、シャープな粒度分布とトナー粒子間に性能のバラツキのないとされるトナーを製造する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
前記油相は、少なくとも樹脂及び樹脂前駆体を含む有機相よりなる溶解物もしくは分散物であり、
かつ、前記撹拌翼による乳化液の撹拌時における、下記式(1)により求められる撹拌レイノルズ数(撹拌Re)が、3000≦撹拌Re≦15000であり、
前記乳化液循環経路を構成する主配管の基準内径を1としたとき、配管内径の変化率が、0.8〜1.4の範囲であり、
前記主配管の内径変化の範囲において生ずる乳化液の流動エネルギー損失(Eloss)が20〜82J/kgであることを特徴とするトナーの製造方法である。
撹拌Re=ρnd2/μ …(1)
(式中、ρ:乳化液の密度(kg/m3)、n:撹拌翼の回転数(rps)、d:撹拌翼の翼径(m)、μ:乳化液の粘度(Pa・s)を示す。)
E=(n×60)3×d5/Q …(2)
(式中、n:撹拌翼の回転数(rps)、d:撹拌翼の翼径(m)、Q:乳化液循環経路内の流量値(L/min)を示す。)
e=[(n×60)3×d5×Q]/F2 …(3)
(式中、nは撹拌翼の回転数(rps)、dは撹拌翼の翼径(m)、Qは乳化液循環経路内の流量値(L/min)、Fは原材料フィード量(kg/min)を示す。)
流れRe=ρvD/μ …(4)
(式中、ρ:乳化液の密度(kg/m3)、v:乳化液の流速(m/s)、D:主配管の内径(m)、μ:乳化液の粘度(Pa・s)を示す。)
ここで、前記トナーの体積平均粒径(Dv)を個数平均粒径(Dn)で除した値が1.05〜1.25であることが好ましい。
以下、本発明の好適な実施の形態について図を参照して説明する。
このようなポリマーとして、特に、フルカラー画像の再現性のよいポリエステル樹脂が好適である。ポリエステル樹脂としては、少なくともウレア結合で変性された変性ポリエステル樹脂とウレア結合で変性されていない未変性ポリエステル樹脂で分子量の異なる2種類以上の樹脂を用いた組成とするのが、低温定着性、耐熱保存性、耐ホットオフセット性のバランスをとることができるため好ましい。また、樹脂前駆体はイソシアネート基含有ポリエステルプレポリマー、樹脂は未変性ポリエステル樹脂であることが好ましい。これらの樹脂の詳細に関しては、後述する。なお、本発明におけるトナー組成分として、スチレンアクリル樹脂、ポリオール樹脂など通常のトナー用に用いられる樹脂を用いることができる。
以下、本発明の製造方法におけるトナー組成分として、変性ポリエステル樹脂と未変性ポリエステル樹脂を用いる場合を例として説明する。
STM10で混合された油相と、水相9が乳化機構部4に所定の量で連続的に送液され、乳化液循環経路3の経路中に設けられた、乳化機(PLHM)2により、撹拌されながらせん断力を受けて乳化が行われる。ここで、PLHMはパイプラインホモミキサーの略である。乳化された液は、乳化液循環経路3において循環・滞留しながら好適なトナーサイズの液滴とされ、その乳化液は移送配管5に排出されて収斂タンク6に送られる。
前述のように、安定した微小粒径で、かつシャープな粒度分布を有するトナーを得るには、せん断による微粒子化と該微粒子の合一化の平衡反応を制御することが必要である。すなわち、微粒子化の条件と合一化の条件の両方を好適に規定することが要求される。以下、これらについて順に説明する。
それぞれの諸条件規定とその根拠を以下に説明する。
乳化機の撹拌翼による撹拌レイノルズ数(撹拌Re)は、下記式(1)により求められ、乳化液の撹拌時における撹拌Reが、3000≦撹拌Re≦15000、さらに好ましくは5000≦撹拌Re≦15000であると、流体全体がマクロ的に掻き乱されて乱流拡散が生じる。
撹拌Re=ρnd2/μ …(1)
(式中、ρは乳化液の密度(kg/m3)、nは撹拌翼の回転数(rps)、dは撹拌翼の翼径(m)、μは乳化液の粘度(Pa・s)を示す。)
E=(n×60)3×d5/Q …(2)
(式中、nは撹拌翼の回転数(rps)、dは撹拌翼の翼径(m)、Qは乳化循環路内の流量値(L/min)を示す。)
e=[(n×60)3×d5×Q]/F2 …(3)
(式中、nは撹拌翼の回転数(rps)、dは撹拌翼の翼径(m)、Qは乳化循環路内の流量値(L/min)、Fは原材料フィード量(kg/min)を示す。)
単位トータルエネルギー(e)を上記の範囲内に規定すると、適度なせん断、合一の平衡反応が進み、シャープな粒度分布形成において有利に働く。逆に、1×106未満であるとせん断有利な状態となり、また5×106を超えると合一有利な状態となるので、シャープな粒度分布が形成され難くなる。
乳化液循環経路3内における乳化液の流速(v)は、0.5〜3m/sec、好ましくは、1〜2m/secの範囲である。
乳化液循環経路3を構成する主配管の内径(D)は、0.02〜0.10m、好ましくは、0.02〜0.05mの範囲である。
流れRe=ρvD/μ …(4)
(式中、ρ:乳化液の密度(kg/m3)、v:乳化液の流速(m/s)、D:主配管の内径(m)、μ:乳化液の粘度(Pa・s)を示す。)
また、主配管が4個以下の直角形エルボを有する場合に、直角形エルボ間の配管直管部長(S)と主配管内径(D)の比(S)/(D)が10以上確保されていることが必要である。
上記主配管の内径変化の範囲において生ずる乳化液の流動エネルギー損失(Eloss)は、20〜100J/kg、好ましくは、20〜82J/kg、より好ましくは、20〜50J/kgの範囲である。
さらに、乳化液循環経路3を上記のように規定することで、循環・滞留中の局所的な乱れ、すなわち乱流状態を抑制でき、平衡反応を妨げることがない。また、処理液の粘性変化による負荷変動、循環中のキャビテーションの抑制や圧力変動に対しても影響を受け難いと考えられる。逆に、上記規定以上であると、せん断後に局所的な乱れを受ける機会が多くなり、衝突頻度に差異が生じて目標とする粒径の作り込みが難しくなる。なお、乳化液循環経路3の主配管は、好ましくは異径配管の無いものである。
さらに、安定した粒径でシャープな粒度分布を有するトナー母粒子とするためには、乳化液を乳化液循環経路3から次工程、すなわち移送配管5に排出する際の条件を規定する必要がある。つまり、乳化液循環経路3から乳化液が排出される際に、直角形エルボを経由することなく移送配管5に排出できる循環経路形状とし、また、異径配管を経由することなく排出できる主配管径とすることが必要である。
次に、トナー組成分として、前述のポリエステル系樹脂を用いた場合、トナー(乾式トナー)の体積平均粒径(Dv)を3〜10μmの範囲とし、体積平均粒径(Dv)を個数平均粒径(Dn)で除した値を1.05〜1.25の範囲とすることによって、耐熱保存性、低温定着性、耐ホットオフセット性のいずれにも優れ、とりわけフルカラー複写機などに用いた場合に画像の光沢性に優れ、さらに二成分現像剤においては、長期にわたるトナーの収支が行われても、現像剤中のトナー粒子径の変動が少なくなり、現像装置における長期の攪拌においても、良好で安定した現像性が得られる。
前記トナーの粒径(体積平均粒径)および粒度分布は下記のようにして測定した。
測定装置として、コールターマルチサイザーIII(コールター社製)を用い、パーソナルコンピューター(IBM社製)を接続し、専用解析ソフト(コールター社製)によりデータ解析した。Kd値は、10μmの標準粒子を用いて設定し、アパーチャカレントはオートマティックの設定で行なった。電解液として、1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液に調製したものを用いた。その他に、ISOTON −II(コールターサイエンティフィックジャパン社製)が使用できる。
有機相には、樹脂及び樹脂前駆体を含むことができるが、前述のように、樹脂及び樹脂前駆体としてバランンスの良い特性を得るに適した2種以上の分子量の異なるポリマー、特に、フルカラー画像の再現に好適であるポリエステル樹脂(変性ポリエステル樹脂と未変性ポリエステル樹脂の組合せ)を例として、以下説明する。
ポリエステル樹脂中に、原料成分として用いる酸とアルコールのモノマーユニットに由来する官能基およびエステル結合以外の結合基を含有する樹脂、あるいはポリエステル樹脂中に、共有結合やイオン結合などで結合した構成の異なる樹脂成分を含有する樹脂を変性ポリエステル樹脂と定義する。
ウレア結合で変性されたポリエステル(ウレア変性ポリエステル樹脂)(i)としては、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)とアミン類(B)との反応物などが挙げられる。イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー(A)としては、ポリオール(1)とポリカルボン酸(2)の重縮合物で、かつ活性水素基を有するポリエステルを、さらにポリイソシアネート(3)と反応させたものなどが挙げられる。
本発明においては、前記ウレア変性ポリエステル樹脂(i)だけでなく、この(i)と共に、ウレア結合で変性されていないポリエステル(未変性ポリエステル樹脂と略称する。)(ii)をトナーバインダー成分として含有させることができる。(ii)を併用することで、低温定着性およびフルカラー装置に用いた場合の光沢性が向上する。
本発明におけるトナー組成分として用いられる着色剤としては、公知の染料および顔料が全て使用できる。
このような着色剤としては、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ポグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボンおよびそれらの混合物が使用できる。
着色剤の含有量はトナー組成分全体に対して通常1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%である。
本発明におけるトナー組成分として用いる離型剤としてワックスを含有させることもできる。
本発明で用いられるワックスとしては公知のものが使用でき、例えば、ポリオレフィンワッックス(例えば、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスなど);長鎖炭化水素(例えば、パラフィンワッックス、サゾールワックスなど);カルボニル基含有ワックスなどが挙げられる。これらのうち好ましいものは、カルボニル基含有ワックスである。カルボニル基含有ワックスとしては、ポリアルカン酸エステル(例えば、カルナバワックス、モンタンワックス、トリメチロールプロパントリベヘネート、ペンタエリスリトールテトラベヘネート、ペンタエリスリトールジアセテートジベヘネート、グリセリントリベヘネート、1,18-オクタデカンジオールジステアレートなど);ポリアルカノールエステル(例えば、トリメリット酸トリステアリル、ジステアリルマレエートなど);ポリアルカン酸アミド(例えば、エチレンジアミンジベヘニルアミドなど);ポリアルキルアミド(例えば、トリメリット酸トリステアリルアミドなど);およびジアルキルケトン(例えば、ジステアリルケトンなど)などが挙げられる。これらカルボニル基含有ワックスのうち好ましいものは、ポリアルカン酸エステルである。
さらに、本発明におけるトナー組成分として、必要に応じて帯電制御剤を含有してもよい。帯電制御剤としては、公知のものが全て使用でき、例えば、ニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(例えば、フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩およびサリチル酸誘導体の金属塩等が挙げられる。
次に、水系媒体中における乳化による液滴の形成について説明する。
前述のように本発明のトナー製造における乳化工程では、撹拌翼を具備した乳化機と乳化液循環経路とを備えた乳化機構部により、油相と水相とが連続的に混合、乳化され、トナーサイズの液滴が形成され造粒される。造粒された後で次工程に乳化液が送液され、順次、脱溶剤、濾過、洗浄、乾燥などの工程を経て、トナー母体粒子が形成される。
前記のように本発明において用いる水系媒体としては、水単独でもよいが、水と混和可能な溶剤を併用することもできる。混和可能な溶剤としては、アルコール(例えば、メタノール、イソプロパノール、エチレングリコールなど)、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、セルソルブ類(例えば、メチルセルソルブなど)、低級ケトン類(例えば、アセトン、メチルエチルケトンなど)などが挙げられる。
この重合反応によって、ウレア結合で変性されたポリエステル(変性ポリエステル樹脂)(i)を得る。ウレア結合で変性されていないポリエステル(未変性ポリエステル樹脂)(ii)としては、上記水酸基を有するポリエステル同様にして得られる。なお、(3)を反応させる際および(A)と(B)を反応させる際には、溶剤を用いることができる。
このような溶剤としては、例えば、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いることができる。特に、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒および塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が好ましい。その他アルコール、水等の水性媒体に溶解可能な溶剤を併用することによりトナー形状をさらに調節したりすることもできる。トナー組成分100部に対する溶剤の使用量は、通常10〜900部である。
高速せん断式分散機を使用した場合、回転数は、乳化液の撹拌時における撹拌レイノルズ数(撹拌Re)や、せん断エネルギー(E)などが前述の、微粒子化と合一化の条件に好適となるように調整される。
回転数としては、例えば、通常1000〜30000rpm、好ましくは5000〜20000rpmである。分散時の温度としては、通常、0〜150℃(加圧下)、好ましくは10〜98℃である。高温であるほうが、変性ポリエステル樹脂(i)やイソシアンネート結合を有するプレポリマー(A)からなる分散体の粘度が低く、分散が容易な点で好ましい。
本発明において水系媒体に分散させる固体微粒子分散剤は、水系媒体中で水に難溶の固体状で存在するものであり、平均粒径が0.01から1μmの微粒子のものが好ましい。このような固体微粒子分散剤としては、無機の固体微粒子分散剤と有機物の固体微粒子分散剤がある。
無機微粒子の具体例としては、例えば、シリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ペンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げることができる。
さらに好ましくは、リン酸三カルシウム、炭酸カルシウム、コロイド状酸化チタン、コロイダルシリカ、ヒドロキシアパタイトなども用いることができる。特に、水中でリン酸ナトリウムと塩化カルシウムを塩基性下反応させて合成したヒドロキシアパタイトが好ましい。
上記のように、水系媒体には予め固体微粒子分散剤を分散しておくが、固体微粒子分散剤の液滴への吸着性を調整するためにその他の分散剤を併用することができる。
例えば、商品名として、サーフロンSーl21(旭硝子社製)、フロラードFC−135(住友3M社製)、ユニダインDSー202(ダイキンエ業杜製)、メガファックF−150、F−824(大日本インキ社製)、エクトップEFーl32(トーケムプロダクツ社製)、フタージェントF一300(ネオス社製)などが挙げられる。
分散剤を使用した場合には、該分散剤がトナー粒子表面に残存したままとすることもできるが、伸長および/または架橋反応後、残りの固体微粒子分散剤を溶解洗浄除去するほうがトナーの帯電面から好ましい。
前記トナー母体粒子と異種粒子を混合して処理した後、さらに乾式トナー、すなわち現像剤として調製するため、疎水性シリカ微粉末等の無機微粒子を外添剤として添加混合し、流動性や保存性、現像性、転写性を高めてもよい。
外添剤の混合は、一般の粉体の混合機が用いられるがジャケット等を装備して、内部の温度調節がきることが好ましい。外添剤に与える負荷の履歴を変えるには、途中または漸次外添剤を加えていけばよい。もちろん混合機の回転数、転動速度、時間、温度などを変化させてもよい。始めに強い負荷を、次に比較的弱い負荷を与えてもよいし、その逆でもよい。使用できる混合設備の例としては、V型混合機、ロッキングミキサー、レーディゲミキサー、ナウターミキサー、ヘンシェルミキサーなどが挙げられる。
本発明で得られた着色粒子の流動性や現像性、帯電性を補助するための外添剤としては、無機微粒子を好ましく用いることができる。
この無機微粒子の一次粒子径は、5mμ〜2μmであることが好ましく、特に5mμ〜500mμであることが好ましい。また、BET法による比表面積は、20〜500m2/gであることが好ましい。この無機微粒子の使用割合は、トナーの0.01〜5重量%であることが好ましく、特に0.01〜2.0重量%であることが好ましい。
この他 高分子系微粒子、例えば、ソープフリー乳化重合や懸濁重合、分散重合によって得られるポリスチレン、メタクリル酸エステルやアクリル酸エステル共重合体やシリコーン、ベンゾグアナミン、ナイロンなどの重縮合系、熱硬化性樹脂による重合体粒子が挙げられる。
本発明の製造方法によって得られるトナーを2成分系現像剤に用いる場合には、磁性キャリアと混合して用いればよく、現像剤中のキャリアとトナーの含有比は、キャリア100重量部に対してトナー1〜10重量部が好ましい。磁性キャリアとしては、粒子径20〜200μm程度の鉄粉、フェライト粉、マグネタイト粉、磁性樹脂キャリアなど従来から公知のものが使用できる。
上記導電粉は、平均粒子径1μm以下のものが好ましい。平均粒子径が1μmよりも大きくなると、電気抵抗の制御が困難になる。また、本発明のトナーはキャリアを使用しない1成分系の磁性トナーあるいは、非磁性トナーとしても用いることができる。
さらに、上記プロセスカ−トリッジを画像形成装置に搭載することによって、メンテナンスを簡便とし、信頼性が高く、高品質の画像形成を可能とすることができる。
前記実施の形態で説明した図1と同様の構成からなる造粒装置により油相(A油相とB油相を一緒にしたもの)と水相を混合して乳化分散液とし、造粒した。A油相、B油相、水相をそれぞれ以下のように調製して造粒した後、脱溶剤、濾別、洗浄、乾燥してトナー母体粒子を得た。
まず、〔A油相〕の調製に必要な低分子ポリエステルからなる未変性ポリエステル樹脂、マスターバッチ(MB)、ケチミンなど各原料を準備した。
冷却管、撹拌機および窒素導入管の付いた反応容器中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物229部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加物529部、テレフタル酸208部、アジピン酸46部およびジブチルチンオキサイド2部を投入し、常圧で230℃で8時間反応し、さらに10〜15mmHgの減圧で5時聞反応した後、反応容器に無水トリメリット酸44部を入れ、180℃、常圧で2時間反応し、低分子ポリエステルからなる[未変性ポリエステル樹脂1]を得た。[未変性ポリエステル樹脂1]は、数平均分子量2500、重量平均分子量6700、Tg43℃、酸価25であった。なお、[未変性ポリエステル樹脂1]は、前記詳細な説明で定義した、いわゆるウレア結合で変性されていないポリエステルを指す。
水1200部、カーボンブラック(Printex35:デクサ製)540部、 ポリエステル樹脂1200部を加え、ヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)で混合し、この混合物を2本ロールにより150℃で30分混練後、圧延冷却してパルペライザーで粉砕、[マスターバッチ1]を得た。なお、カーボンブラックは、DBP吸油量=42ml/100mgで、pH=9.5である。
撹拌棒および温度計をセットした反応容器に、イソホロンジアミン170部とメチルエチルケトン75部を仕込み、50℃で5時間反応を行い、[ケチミン化合物1]を得た。[ケチミン化合物1]のアミン価は418であった。なおケチミンは、下記B油相のイソシアネート基を有するポリエステルプレポリマーの伸長剤として働く。
上記で調製した[未変性ポリエステル樹脂1]、[マスターバッチ1]、[ケチミン化合物1]を用い、以下のようにしてA油相(ブラック)を調製した。
撹拌棒および温度計をセットした容器に、[未変性ポリエステル樹脂1]378部、カルナバWAX110部、CCA(サリチル酸金属錯体E−84:オリエント化学工業)22部、酢酸エチル947部を仕込み、撹拌下80℃に昇温し、80℃のまま5時間保持した後、1時問で30℃に冷却した。次に、容器に[マスターバッチ1]500部、酢酸エチル500部を仕込み、1時間混合し、[原料溶解液1]を得た。得られた[原料溶解液1]1324部を容器に移し、ビーズミル(ウルトラビスコミル、アイメックス社製)を用いて、送液速度1kg/hr、ディスク周速度6m/秒、0.5mmジルコニアビーズを80体積%充填、3パスの条件で、カーボンブラック、WAXの分散を行った。次いで、[未変性ポリエステル樹脂1]の65%酢酸エチル溶液1324部加え、上記条件のビーズミルで1パスし、[顔料・WAX分散液1]を得た。[顔料・WAX分散液1]の固形分濃度(130℃、30分)は50%であった)。[顔料・WAX分散液1]749部、[ケチミン化合物1]2.9部を容器に入れ、ホモディスパー(特殊機化製)で5,000rpmで1分間混合して[A油相(ブラック)1]を調製した。
次に、〔B油相〕の調製に必要なイソシアネート基を有するポリエステルプレポリマーを準備した。
冷却管、撹拌機および窒索導入管の付いた反応容器中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物682部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物81部、テレフタル酸283部、無水トリメリット酸22部およびジブチルチンオキサイド2部を入れ、常圧で230℃で8時間反応し、さらに10〜15mmHgの減圧で5時間反応した[中間体ポリエステル1]を得た。[中間体ポリエステル1]は、数平均分子量2100、重量平均分子量9500、Tg55℃、酸価0.5、水酸基価51であった。
次に、冷却管、撹拌機および窒素導入管の付いた反応容器中に、[中間体ポリエステル1]410部、イソホロンジイソシアネート89部、酢酸エチル500部を加えて100℃で5時間反応し、[プレポリマー1]を得た。[プレポリマー1]の遊離イソシアネート重量%は、1.53%であった。これを〔B油相1〕とする。
次に、〔水相〕を下記のようにして調製した。
撹拌棒および温度計をセットした反応容器に、水683部、メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルのナトリウム塩(エレミノールRS−30、三洋化成工業製)11部、スチレン83部、メタクリル酸83部、アクリル酸ブチル110部、過硫酸アンモニウム1部を仕込み、400回転/分で15分間撹拌したところ、白色の乳濁液が得られた。加熱して、系内温度75℃まで昇温し5時間反応させた。さらに、1%過硫酸アンモニウム水溶液30部を加え、75℃で5時間熟成してビニル系樹脂(スチレン−メタクリル酸−アクリル酸ブチル−メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルのナトリウム塩の共重合体)の水性分散液[微粒子分散液1]を得た。[微粒子分散液1]をLA−920で測定した体積平均粒径は、105nmであった。[微粒子分散液1]の一部を乾燥して樹脂分を単離した。該樹脂分のTgは59℃であり、重量平均分子量は15万であった。この[微粒子分散液1]83部、水990部、ドデシルジフェニルェーテルジスルホン酸ナトリウムの48.5%水溶液(エレミノールMON−7:三洋化成工業製)37部、酢酸エチル90部を混合撹拌して乳白色の液体を得た。これを〔水相1〕とする。
上記で得た、〔A油相(ブラック)1〕、〔B油相1〕 〔水相1〕を前記図1における各原料供給槽から乳化機構部4に送液して乳化を行った。なお、A油相1とB油相1はスタティックミキサー(STM)10において予め混合してから水相1と混合される。乳化時におけるA油相1、B油相1、水相の各混合割合は、重量部表示で、A油相60.4部、B油相7.4部、水相101.6部である。また、乳化機構部4を構成する乳化機2、乳化液循環経路3における条件は以下のようである。
<乳化条件>
撹拌レイノルズ数(撹拌Re):5118、せん断エネルギー(E):1813、単位トータルエネルギー(e):4.0×106 、乳化液循環経路内における乳化液の流速(v):1.89m/s、配管内の流れレイノルズ数(流れRe):851、乳化液の流動エネルギー損失(Eloss):125J/kg、直角形エルボ数:4個、乳化液循環経路を構成する主配管の内径(D):0.0225m、主配管内面の表面粗さ(Ra):0.5、乳化液循環経路を構成する主配管内径の変化率:1.0〜1.2、直角形エルボ間の配管直管部長(S)/主配管内径(D):20、乳化液の排出条件:直角形エルボ経由。
上記構成条件で連続的に乳化してトナーサイズの液滴に造粒した後、乳化液を次工程に移送し、下記のように処理することでトナーとした。
次に、得られた母体粒子100部および帯電制御剤(ボントロンE−84:オリエント化学社製)0.25部をQ型ミキサー(三井鉱山社製)に仕込み、タービン型羽根の周速を50m/secに設定し、2分間運転−1分間休止とするサイクルを5サイクル行い、合計の処理時間を10分間とした。さらに、疎水性シリカ(H2000:クラリアントジャパン社製)を0.5部添加し、周速を15m/secとし、30秒混合−1分間休止とするサイクルを5サイクル行った。さらに、疎水性シリカ0.5部と、疎水化酸化チタン0.5部をヘンシェルミキサーにて混合し、目開き37μmのスクリーンにて粗大粒子を除去して、実施例1のトナー(ブラックトナー)を得た。
上記実施例1のトナーを現像剤に用いて、これを中間転写方式の市販カラー複写機(イマジオカラー5000:リコー社製)の定着オイル部分を除いた改造機に収納し、細線再現性を評価した。
評価は、リコー社製6000ペーパーを用いてランニングを実施し、画像占有率7%の印字率で行った。ランニングにおける初期10枚目の画像と3万枚目の画像の細線部を原稿と比較し、光学顕微鏡で100倍で拡大観察し、ラインの抜けの状態を段階見本と比較しながら5段階で評価した。1〜5の評価で5が一番良好な状態を表す。 以上が問題ないレベルである。結果を表2に示す。
実施例1における乳化条件を下記に変更したほかは、同様にして連続的に乳化してトナーサイズの液滴に造粒した後、乳化液を次工程に移送し、脱溶剤、濾別、洗浄、乾燥処理を施してトナー母体粒子とし、実施例1と同様に処理して実施例2のトナーとした。
<乳化条件>
撹拌レイノルズ数(撹拌Re): 13269、せん断エネルギー(E):655、単位トータルエネルギー(e):2.6×106 、乳化液循環経路内における乳化液の流速(v):1.92m/s、配管内の流れレイノルズ数(流れRe):4608、乳化液の流動エネルギー損失(Eloss):152J/kg、直角形エルボ数:5個、乳化液循環経路を構成する主配管の内径(D):0.12m、主配管内面の表面粗さ(Ra):0.91、乳化液循環経路を構成する主配管内径の変化率:1.4、直角形エルボ間の配管直管部長(S)/主配管内径(D):5、乳化液の排出条件:直角形エルボ経由。
実施例1と同様に、実施例2のトナーを現像剤に用いて細線再現性を評価した結果を、下記表2に示す。
実施例2における乳化条件を下記に変更したほかは、同様にして連続的に乳化してトナーサイズの液滴に造粒した後、乳化液を次工程に移送し、脱溶剤、濾別、洗浄、乾燥処理を施してトナー母体粒子とし、実施例2と同様に処理して実施例3のトナーとした。
<乳化条件>
乳化液の流動エネルギー損失(Eloss):130J/kg、直角形エルボ数:3個。
実施例1と同様に、実施例3のトナーを現像剤に用いて細線再現性を評価した結果を、下記表2に示す。
実施例3における乳化条件を下記に変更したほかは、同様にして連続的に乳化してトナーサイズの液滴に造粒した後、乳化液を次工程に移送し、脱溶剤、濾別、洗浄、乾燥処理を施してトナー母体粒子とし、実施例3と同様に処理して実施例4のトナーとした。
<乳化条件>
乳化液の流動エネルギー損失(Eloss):98J/kg、乳化液循環経路を構成する主配管の内径(D):0.053m。
実施例1と同様に、実施例4のトナーを現像剤に用いて細線再現性を評価した結果を、下記表2に示す。
実施例4における乳化条件を下記に変更したほかは、同様にして連続的に乳化してトナーサイズの液滴に造粒した後、乳化液を次工程に移送し、脱溶剤、濾別、洗浄、乾燥処理を施してトナー母体粒子とし、実施例4と同様に処理して実施例5のトナーとした。
<乳化条件>
乳化液の流動エネルギー損失(Eloss):82J/kg、主配管内面の表面粗さ(Ra):0.5。
実施例1と同様に、実施例5のトナーを現像剤に用いて細線再現性を評価した結果を、記表2に示す。
実施例5における乳化条件を下記に変更したほかは、同様にして連続的に乳化してトナーサイズの液滴に造粒した後、乳化液を次工程に移送し、脱溶剤、濾別、洗浄、乾燥処理を施してトナー母体粒子とし、実施例5と同様に処理して実施例6のトナーとした。
<乳化条件>
乳化液の流動エネルギー損失(Eloss):70J/kg、乳化液循環経路を構成する主配管内径の変化率:1.0。
実施例1と同様に、実施例6のトナーを現像剤に用いて細線再現性を評価した結果を、記表2に示す。
実施例6における乳化条件を下記に変更したほかは、同様にして連続的に乳化してトナーサイズの液滴に造粒した後、乳化液を次工程に移送し、脱溶剤、濾別、洗浄、乾燥処理を施してトナー母体粒子とし、実施例6と同様に処理して実施例7のトナーとした。
<乳化条件>
乳化液の流動エネルギー損失(Eloss):61J/kg、直角形エルボ間の配管直管部長(S)/主配管内径(D):10.2。
実施例1と同様に、実施例7のトナーを現像剤に用いて細線再現性を評価した結果を、記表2に示す。
実施例7における乳化条件を下記に変更したほかは、同様にして連続的に乳化してトナーサイズの液滴に造粒した後、乳化液を次工程に移送し、脱溶剤、濾別、洗浄、乾燥処理を施してトナー母体粒子とし、実施例7と同様に処理して実施例8のトナーとした。
<乳化条件>
乳化液の流動エネルギー損失(Eloss):42J/kg、乳化液の排出条件:直角形エルボ経由無し。
実施例1と同様に、実施例8のトナーを現像剤に用いて細線再現性を評価した結果を、記表2に示す。
実施例1における乳化条件を下記に変更したほかは、同様にして連続的に乳化してトナーサイズの液滴に造粒した後、乳化液を次工程に移送し、脱溶剤、濾別、洗浄、乾燥処理を施してトナー母体粒子とし、実施例1と同様に処理して比較例1のトナーとした。
<乳化条件>
撹拌レイノルズ数(撹拌Re):1866、せん断エネルギー(E):241、単位トータルエネルギー(e):2.8×105 、乳化液循環経路内における乳化液の流速(v):2.12m/s、配管内の流れレイノルズ数(流れRe):954、乳化液の流動エネルギー損失(Eloss):95J/kg、直角形エルボ数:3個、乳化液循環経路を構成する主配管の内径(D):0.0225m、主配管内面の表面粗さ(Ra):0.72、乳化液循環経路を構成する主配管内径の変化率:1.0、直角形エルボ間の配管直管部長(S)/主配管内径(D):11.5、乳化液の排出条件:直角形エルボ経由無し。
実施例1と同様に、比較例1のトナーを現像剤に用いて細線再現性を評価した結果を、記表2に示す。
実施例1における乳化条件を下記に変更したほかは、同様にして連続的に乳化してトナーサイズの液滴に造粒した後、乳化液を次工程に移送し、脱溶剤、濾別、洗浄、乾燥処理を施してトナー母体粒子とし、実施例1と同様に処理して比較例2のトナーとした。
<乳化条件>
撹拌レイノルズ数(撹拌Re):2710、せん断エネルギー(E):508、単位トータルエネルギー(e):3.1×105 、乳化液循環経路内における乳化液の流速(v):2.7m/s、配管内の流れレイノルズ数(流れRe):1215、乳化液の流動エネルギー損失(Eloss):160J/kg、直角形エルボ数:5個、乳化液循環経路を構成する主配管の内径(D):0.0225m、主配管内面の表面粗さ(Ra):0.92、乳化液循環経路を構成する主配管内径の変化率:1.5、直角形エルボ間の配管直管部長(S)/主配管内径(D):10.2、乳化液の排出条件:異径配管(1D→1.2D)経由。
実施例1と同様に、比較例2のトナーを現像剤に用いて細線再現性を評価した結果を、記表2に示す。
すなわち、試験結果から以下のような傾向のあることが分かる。
実験において、実施例1の乳化粒径(体積平均粒径)Dv=3.82μmに対し、実施例2〜8は全て乳化粒径Dv=6μm近辺である。このことから、微粒子化因子の能力がほぼ同じであるため粒径による影響には大差が生じないと考えられる。しかし、合一挙動因子の値の変動によって、粒度分布(Dv/Dn)が異なり、所定の範囲、すなわち規定範囲内の値に収まる合一挙動因子が増えるにつれ粒度分布が良くなっている。また、排出条件として、直角形エルボや異径配管を経由する場合は、乳化粒径に対してトナー粒径の粒度分布が若干悪くなる傾向のあることが確かめられる。微粒子化因子と合一挙動因子の全てが規格内に収まっている実施例8においては最もシャープな粒度分布となり、画像評価も5.0と良好な結果が得られている。一方、比較例1においては、攪拌Re、せん断エネルギー(E)が規定範囲外であるため、乳化粒径自体が粗大化傾向にある。また、比較例2においては、せん断エネルギー(E)は規定範囲内にあるため粒径は目標とする値となるが、その他規定範囲外である合一因子があるため粒度分布が悪くなり、画像評価結果も悪い。
2 乳化機(PLHM)
3 乳化液循環経路
4 乳化機構部
5 移送配管
6 収斂タンク
7 A油相
8 B油相
9 水相
10 STM(スタティックミキサー)
11 直角形エルボ
12 エルボ
17 A油相供給槽
18 B油相供給槽
19 水相供給槽
Claims (19)
- トナー製造の乳化工程において用いられる、少なくとも撹拌翼を具備した乳化機と乳化液循環経路とを備えた乳化機構部により、油相と水相とを乳化するトナーの製造方法であって、
前記油相は、少なくとも樹脂及び樹脂前駆体を含む有機相よりなる溶解物もしくは分散物であり、
かつ、前記撹拌翼による乳化液の撹拌時における、下記式(1)により求められる撹拌レイノルズ数(撹拌Re)が、3000≦撹拌Re≦15000であり、
前記乳化液循環経路を構成する主配管の基準内径を1としたとき、配管内径の変化率が、0.8〜1.4の範囲であり、
前記主配管の内径変化の範囲において生ずる乳化液の流動エネルギー損失(Eloss)が20〜82J/kgであることを特徴とするトナーの製造方法。
撹拌Re=ρnd2/μ …(1)
(式中、ρ:乳化液の密度(kg/m3)、n:撹拌翼の回転数(rps)、d:撹拌翼の翼径(m)、μ:乳化液の粘度(Pa・s)を示す。) - 前記樹脂及び樹脂前駆体が分子量の異なるポリマーであることを特徴とする請求項1に記載のトナーの製造方法。
- 前記樹脂前駆体はイソシアネート基含有ポリエステルプレポリマーであり、
前記樹脂は未変性ポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項1に記載のトナーの製造方法。 - 前記水相が固体微粒子分散剤を含む水系媒体であることを特徴とする請求項1に記載のトナーの製造方法。
- 前記撹拌翼の回転によって生じる下記(2)式により求められるせん断エネルギー(E)が、400以上、2000以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のトナーの製造方法。
E=(n×60)3×d5/Q …(2)
(式中、n:撹拌翼の回転数(rps)、d:撹拌翼の翼径(m)、Q:乳化液循環経路内の流量値(L/min)を示す。) - 前記乳化液循環経路に乳化液が循環・滞留する間に、該乳化液が乳化機から受ける下記式(3)により求められる原材料フィード単位流量当りの単位トータルエネルギー(e)が、1×106以上、5×106以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のトナーの製造方法。
e=[(n×60)3×d5×Q]/F2 …(3)
(式中、nは撹拌翼の回転数(rps)、dは撹拌翼の翼径(m)、Qは乳化液循環経路内の流量値(L/min)、Fは原材料フィード量(kg/min)を示す。) - 前記乳化液循環経路内における乳化液の流速(v)が0.5〜3m/secであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のトナーの製造方法。
- 前記乳化液循環経路を構成する主配管の内径(D)が0.02〜0.10mであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のトナーの製造方法。
- 前記乳化液循環経路を構成する主配管の直管部における乳化液の、下記式(4)により求められる流れレイノルズ数(流れRe)が、500以上、4000以下であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のトナーの製造方法。
流れRe=ρvD/μ …(4)
(式中、ρ:乳化液の密度(kg/m3)、v:乳化液の流速(m/s)、D:主配管の内径(m)、μ:乳化液の粘度(Pa・s)を示す。) - 前記乳化液循環経路を構成する主配管内面の表面粗さ(Ra)が、Ra<0.8を満たすことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のトナーの製造方法。
- 前記乳化液循環経路を構成する主配管が直角形エルボを有する場合における、該直角形エルボが4個以下であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のトナーの製造方法。
- 前記主配管が4個以下の直角形エルボを有する場合における、該直角形エルボ間の配管直管部長(S)と主配管内径(D)の比(S)/(D)が10以上であることを特徴とする請求項11に記載のトナーの製造方法。
- 前記乳化液循環経路の形状を、乳化液が直角形エルボを経由することなく次工程に排出されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のトナーの製造方法。
- 前記乳化液循環経路の主配管径を、乳化液が異径配管を経由することなく次工程に排出されるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のトナーの製造方法。
- 請求項1〜14のいずれかに記載のトナーの製造方法により得られたトナーであって、該トナーの体積平均粒径(Dv)が3〜10μmであることを特徴とするトナー。
- 前記トナーの体積平均粒径(Dv)を個数平均粒径(Dn)で除した値が1.05〜1.25であることを特徴とする請求項15に記載のトナー。
- 感光体上に形成された静電潜像をトナーにより現像し、該トナー現像を記録媒体上に転写、定着する画像形成方法において、前記トナーは請求項15または16に記載のトナーであることを特徴とする画像形成方法。
- 感光体と、帯電手段、現像剤が収納された現像手段、クリ−ニング手段から選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在としたプロセスカ−トリッジであって、前記現像剤に用いられるトナーは請求項15または16に記載のトナーであることを特徴とするプロセスカ−トリッジ。
- 画像形成装置本体に着脱自在としたプロセスカ−トリッジを搭載した画像形成装置であって、前記プロセスカ−トリッジは請求項18に記載のプロセスカ−トリッジであることを特徴とする画像形成装置。
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