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JP4293242B2 - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、利用者が目的地を選択しようとする場合の参考となるように、目的地情報を提示する車両用ナビゲーション装置に関する。
車両用ナビゲーション装置において、利用者が目的地を設定しようとする場合に、その選択を容易にするため、適当と推定される目的地候補を提示するようにした技術は様々なものが提案されている。例えば、特許文献1には、入力された住所の行政区画について、過去に検索されたことがあるものを表示する技術が開示されている。また、特許文献2には、ネット上のサーバと通信することで、複数の目的地への到達予定時刻であるスケジュール情報を取り込み、そのスケジュール情報に基いてそれらを巡る経路を算出するものが開示されている。また、特許文献3には、利用者が過去に一度訪れたことがある場所に車両が近づいた場合には、その場所を自動的に報知する技術が開示されている。
特開2004−184563号公報 特開2001−147129号公報 特開2004−325148号公報
特許文献1の技術では、利用者が履歴ボタンを操作すると、過去に検索された目的地のうち最新のものを表示したり、検索回数順や距離順にリスト表示するようになっている。そのため、利用者は、それらの内から適切な目的地を選択するのに時間を要するという問題がある。
また、特許文献2の技術では、利用者が予めスケジュール表に登録した目的地しか選択の対象にならないため、利用者がその時点で選択したいと考える目的地が含まれているとは限らず、前記目的地が含まれていなければ利用者が改めて登録を行う必要がある。また、特許文献3の技術では、一度訪れたことがある目的地に近付かない限りその目的地が報知されることは無いため、事前に選択することができない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、利用者の行動パターンにより適合するように、目的地情報を提示することができる車両用ナビゲーション装置を提供することにある。
請求項1記載の車両用ナビゲーション装置によれば、目的地情報記録手段は、利用者により設定された目的地について、当該目的地を訪問した回数と、訪問した際の状況に関する情報とを記録する。そして、優先度計算手段は、記録された目的地のうち、所定のトリガ信号が与えられた時点の状況に適合するものにつき、前記状況の項目毎に分類された訪問回数に基づき優先度を計算し、目的地情報提示手段は、計算された優先度の高さに基づいて、利用者に、以降に行なう運転の目的地を選択させるための情報を提示する。
即ち、目的地情報記録手段によって記録される情報は、利用者が過去に訪問した目的地がどのような状況下で選択された回数が多いのかを示しているので、目的地の優先度は、トリガ信号が与えられた時点の状況に適合した、訪問回数の多寡に基づき計算される。その結果、優先度は、利用者が過去に行動したパターンに一致するものが高くなるため、優先度の高さに応じて目的地を選択させるための情報を提示すれば、利用者は、提示されたものがその時点の状況に適合していると考える可能性が高い。従って、利用者は、自身の行動パターンにより一致する目的地を簡単に選択できるようになる。
また、優先度計算手段は、各状況の項目毎に分類された訪問回数に夫々重み係数を乗じたものを加算して状況優先度を計算するので、複数の状況項目について夫々設定した重みに応じて状況優先度の高低が決まるように計算することができる。
更に、優先度計算手段は、その時点の車両の位置と状況優先度を計算した各目的地との距離を評価し、状況優先度に重み係数を乗じたものと、重み係数を前記距離の評価値で除したものとを加算して最終優先度を計算する。即ち、最終優先度は、状況優先度の計算対象となる各目的地との距離も考慮して計算されるので、優先度をより適切に設定することができる。
請求項記載の車両用ナビゲーション装置によれば、優先度計算手段は、状況優先度のランクが上位のものから幾つかを選択し、それらについて最終優先度を計算するので、計算対象を限定して処理時間を短くすることができる。
請求項記載の車両用ナビゲーション装置によれば、優先度計算手段は、その時点の車両の位置と、優先度を計算する対象となる各目的地との距離を評価し、優先度を、各状況の項目毎に分類された訪問回数に夫々重み係数を乗じたものと、重み係数を前記距離の評価値で除したものとを加算して計算する。従って、最初から各目的地との距離を考慮した優先度を設定することができる。
請求項記載の車両用ナビゲーション装置によれば、トリガ信号として、利用者により新たな目的地候補(中継地候補)の提示要求入力があると、優先度計算手段は、その時点の車両の位置と状況優先度を計算した各中継地候補との第1距離,各中継地候補と既に設定済みの最終目的地との第2距離を夫々評価し、中継地優先度を、状況優先度に重み係数を乗じたものと、重み係数を第1距離の評価値で除したものと、重み係数を第2距離の評価値で除したものとを加算して計算する。
即ち、最終的な目的地は確定している状況で、利用者がその途中に寄り道などをしたくなったような場合に、優先度計算手段は、その時点の状況に適合する中継地候補についての優先度を、車両の位置と各中継地候補との間,各中継地候補と最終目的地との間の距離を夫々評価した上で計算する。従って、目的地情報提示手段は、その優先度に基づいて中継地候補の情報を適切に提示することができる。
請求項記載の車両用ナビゲーション装置によれば、トリガ信号として利用者により最終目的地を設定するための新たな目的地候補(最終地候補)の提示要求入力があると、優先度計算手段は、状況優先度を計算した最終地候補と既に設定済みの目的地との距離を評価し、最終地候補に関する最終地優先度を、状況優先度に重み係数を乗じたものと、重み係数を前記距離の評価値で除したものとを加算して計算する。
即ち、既に設定済みの目的地を中継地として、利用者がその先に新たな目的地を設定したくなった場合に、優先度計算手段は、その時点の状況に適合する最終地候補についての優先度を、既に設定済みの目的地との距離を評価した上で計算する。従って、目的地情報提示手段は、その優先度に基づいて最終地候補の情報を適切に提示することができる。
請求項記載の車両用ナビゲーション装置によれば、優先度計算手段は、前記状況優先度が上位のものから幾つかを選択し、それらについて前記計算を行なうので、請求項と同様に、計算対象を限定して処理時間を短くすることができる。
請求項記載の車両用ナビゲーション装置によれば、優先度計算手段は、実際に利用者が目的地を設定した結果に基づき学習し、重み係数を最適化するように更新するので、優先度が利用者による実際の選択結果を反映した値となるように修正することができ、利用者がより快適な使用感を得られるようになる。
請求項記載の車両用ナビゲーション装置によれば、トリガ信号が、起動後において利用者による目的地候補の提示要求入力が所定時間内に行われなかった場合に与えられると、目的地情報提示手段は、車両の位置を含むように表示手段に表示されている地図画面上に優先度のランクが上位に属する目的地候補が位置する場合は、その目的地候補を強調して表示する。従って、利用者が目的地候補の提示要求を明確に示さなかった場合でも、利用者は、その時点で表示されている地図画面上から優先度が上位の目的地候補を選択することが可能となる。
請求項記載の車両用ナビゲーション装置によれば、目的地情報提示手段は、表示手段に表示されている地図画面上に、優先度のランクが上位に属する目的地候補を表示できない場合は、その目的地候補が位置する方向を地図画面上に表示する。従って、利用者が画面外に位置している候補を選択したいと思った場合でも、その表示に基づいて選択を行うことができる。
請求項10記載の車両用ナビゲーション装置によれば、トリガ信号として利用者による目的地候補の提示要求入力があると、目的地情報提示手段は、目的地候補を、優先度が高いものから表示手段にリスト表示する。従って、利用者は、そのリストのうちから自身が選択すべき目的地を選択することができる。
請求項1記載の車両用ナビゲーション装置によれば、トリガ信号として車両のエンジンの始動信号が与えられると、目的地情報提示手段は、優先度が最高となった目的地候補を自動的に目的地として設定し、その目的地について案内経路を検索する。従って、利用者は、自動的に設定された目的地をそのまま選択することが可能となる。
請求項1記載の車両用ナビゲーション装置によれば、トリガ信号が車両のエンジンが始動され、当該車両が走行を開始してから所定時間が経過した後に与えられると、目的地情報提示手段は、優先度が最高となった目的地候補を自動的に目的地として設定し、その目的地について案内経路を検索する。即ち、車両が走行を開始してから所定時間が経過した時点の状況で優先度が最高となったものを目的地に設定すれば、その時点の車両の走行状況を反映させて設定を行うことができる。
請求項1記載の車両用ナビゲーション装置によれば、優先度計算手段は、車両が走行を開始してから所定時間が経過するまでの当該車両の走行軌跡を考慮して優先度を計算するので、その走行軌跡に基づき車両がこれから向おうとしている方向を反映した最適な目的地を設定できる。
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1乃至図9を参照して説明する。図1は、ナビゲーション装置1の構成を示す機能ブロック図である。車両用ナビゲーション装置1は、マイコンを主体として構成された制御回路(目的地情報記録手段,優先度計算手段,目的地情報提示手段)2、車両の現在位置を検出するための位置検出器(位置取得手段)3、地図データ入力器(地図データベース)4、操作スイッチ群5、外部メモリインターフェイス(I/F)6、カラー液晶ディスプレイ等からなる表示装置(表示手段)7、スピーカ(報知手段)8が接続された音声コントローラ9、マイク10から入力された音声を認識する音声認識装置11、リモコン12との間でコマンド等の送受信を行うリモコンセンサ13、及び外部、例えばVICS(登録商標)センター15や種々の情報センターとの間で無線通信によりデータの送受信を行う外部情報入出力装置(例えば、携帯電話機や自動車電話機,FM多重受信機やVICS用ビーコンなど)14から構成されている。
位置検出器3は、車両の回転角速度を検出するジャイロスコープ16、車両の走行距離を検出する距離センサ17、人工衛星からの送信電波に基づいて車両の現在位置を検出(測位)するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機18を有している。各センサ16〜18は、それぞれ性質の異なる誤差を有している。このため、制御回路2は、各センサ16〜18の検出値を補間しながら用いることにより、車両の現在位置、進行方向、速度、走行距離、現在時刻等を高精度で検出するようになっている。なお、精度によっては、位置検出器3を上述したセンサ16〜18の一部のみで構成してもよい。また、ステアリングの回転センサや各転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
地図データ入力器4は、道路地図データ、目印データ、マップマッチング用データ、目的地データ(施設データベース)、交通情報を道路データに変換するためのテーブルデータなどの各種データを記録した地図データ記録メディアからデータを読み出すためのドライブ装置により構成されている。地図データ記録メディアには、DVD等の大容量記憶媒体を用いるのが一般的であるが、メモリカード、ハードディスク装置等の媒体を用いてもよい。
上記道路地図データは、道路形状、道路幅、道路名、信号、踏切、建造物、各種施設、地名、地形等のデータを含むとともに、その道路地図を表示装置7の画面上に表示するためのデータを含んでいる。そして、各道路については、一方通行又は進入禁止が設定されている場合には、その交通規則情報も併せて記録されている。
また、目的地データは、駅等の交通機関、レジャー施設、宿泊施設、公共施設等の施設や、小売店、デパート、レストラン等の各種の店舗、住居やマンション、地名などに関する情報からなり、このデータにはそれらの電話番号や住所、緯度および経度等のデータが含まれるとともに、施設を示すランドマーク等を、表示装置7の画面上に道路地図に重ね合せて表示するためのデータを含んで構成されている。
入力手段である操作スイッチ群5は、表示装置7の画面の近傍に設けられたメカニカルスイッチや、表示装置7の画面上に設けられるタッチパネルを含んで構成されている。ユーザ(ドライバ)は、この操作スイッチ群5を用いて、目的地、目的地の検索に必要な情報(目的地検索条件)、通過点(中継地)などの入力、表示装置7の画面や表示態様の切り替え(地図縮尺変更、メニュー表示選択、経路探索、経路案内開始、現在位置修正、音量調整等)を行う各種のコマンドの入力を行う。また、リモコン12には複数の操作スイッチが設けられており、スイッチ操作によりリモコン12からリモコンセンサ13を介して各種の指令信号が制御回路2に送信される。なお、操作スイッチ群5とリモコン12は、何れの操作によっても制御回路2に同様の機能を実行させることができる。
外部メモリI/F6は、例えばフラッシュメモリカード等のメモリ媒体に対応するものであり、ナビゲーションに関するものとしては、例えば経路案内時に制御回路2が設定した目的地までの経路のデータ、車両が通過した経路のデータ等を、例えばメモリカードのような記録媒体に書き込んで記憶するために使用される。
表示装置7(表示手段)の画面には、車両の位置周辺の地図が各種縮尺で表示されるとともに、その表示に重ね合わせて、車両の現在位置と進行方向とを示す現在地マーク(ポインタ)が表示される。また、目的地までの経路案内の実行時には経路案内用の画面が表示される。さらに、ユーザが目的地の検索に必要な情報等を入力したり、目的地の検索や設定を行うための入力用の画面や、各種のメッセージ等も表示される。
音声認識装置11は、マイク10を介して入力される音声と内部に記憶する認識用の辞書データとを照合し、入力された音声を認識する。音声コントローラ9は、音声認識装置11を制御して音声認識結果を制御回路2に出力するとともに、認識された音声をスピーカ8を介してトークバック出力する。また、制御回路2からの音声出力指令に基づいて音声出力信号をスピーカ8に出力する。スピーカ8から出力される音声は、案内に関する音声、操作説明に関する音声、上記のトークバック音声などである。
制御回路2を構成するマイコンは、CPU、メモリ(RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ等)19、I/Oなどを備えている。CPUがROM(またはフラッシュメモリ)に記憶されたプログラムを実行することにより、制御回路2は、目的地設定手段、経路探索手段、表示制御手段、経路案内手段などとして機能する。経路探索手段としての機能は、車両の出発地(現在位置)から目的地までの推奨する走行経路を自動計算するものであり、その手法としては例えばダイクストラ法が用いられている。
経路案内手段としての機能は、走行経路に沿って移動可能なように、表示装置7の画面に現在地周辺の道路地図を表示するとともに、車両の現在位置と進行方向を示す現在地マークを道路地図に重ね合わせて表示する機能である。この場合、車両の走行に伴って現在地の表示は地図上を移動し、地図は車両の位置に応じてスクロール表示される。このとき、車両の現在地を道路上にのせるマップマッチングが行われる。
次に、本実施例の作用について図2乃至図9も参照して説明する。
<ファイル更新処理>
図2は、ナビゲーション装置1の制御回路2によって行われる、目的地情報ファイル更新処理のフローチャートである。目的地情報ファイルは、利用者がナビゲーション装置1において目的地を設定した場合の状況を複数の項目に分け、その目的地の訪問回数を項目毎にメモリ19に記憶するもので、その項目としては、例えば、「月」、「曜日」、「時間帯」などがある。そして、制御回路2は、図2に示すファイル更新処理を、例えば、利用者が目的地を設定入力した時点や、車両が設定した目的地に到着した時点、或いは車両が設定した目的地に到着した後、エンジンが停止された時点に実行して、月ファイル、曜日ファイル、時間帯ファイルを順次更新する(ステップS1〜S3)。
例えば、月ファイルは、「月」、「候補地アドレス」、「訪問回数」で構成されている。「月」は1月ないし12月の何れか、「候補地アドレス」は過去に選択設定された目的地(将来の候補地)に対応する格納アドレス、「訪問回数」は、前記ファイル更新処理の実行タイミングに応じて、目的地を設定した、或いは目的地に到着した、若しくは目的地に到着して車両のエンジンを停止させた回数である。なお、曜日ファイル、時間帯ファイルも月ファイルと同様の構成であり、「曜日」は日曜〜土曜の何れか、「時間帯」は、例えば午前,午後の何れかである。
図3は、ステップS1における月ファイルの更新処理を示すフローチャートである。制御回路2は、先ず、目的地が選択された時点の“月”と同じ『月』のファイルに、前記“目的地”が存在するか否かを判断し(ステップS4)、“目的地”が存在すれば(YES)、その『月』のファイルの“目的地”に対応する『候補地』の『訪問回数』をインクリメントする(ステップS5)。一方、“目的地”が存在しなければ(NO)、上記『月』のファイルの『候補地』に新たな“目的地”に対応するアドレスを設定し、『訪問回数』を“1”とする(ステップS6)。尚、曜日ファイル、時間帯ファイルの更新処理も、図3と同様にして行われる。
ここで、図4(a)〜(c)には、月ファイル、曜日ファイル、時間帯ファイルの一例を示す。例えば、各ファイルが図4に示す状態から、利用者が“200x年1月13日(月)の午前”に、“A”地点に行ったとする。この場合、図2のファイル更新処理を実行すると、月ファイルの『1月』,『A地点』の『訪問回数』がインクリメントされて『3』になり(ステップS1)、曜日ファイルの『月曜』,『A地点』の『訪問回数』がインクリメントされて『4』になる(ステップS2)。また、時間帯ファイルの『午前』には『A地点』が存在しないため、新たに『A地点』を設定し、『訪問回数』を『1』とする(ステップS3)。
<状況優先度の計算>
そして、図5に示す状況優先度決定処理が実行されると、月,曜日,時間帯の各ファイルデータに基づいて、各候補地毎の状況優先度が決定され、図6に示すように候補地ファイルが更新作成される。図5の状況優先度決定処理は、例えば利用者が車両のエンジンを始動させた時、若しくは車両の走行中に状況項目の何れかに変化が生じた場合に実行される。即ち、これらの何れか1つが、上記処理を実行するためのトリガ信号として与えられる。
例えば、各ファイルが図4に示す状態から、利用者が“200x年1月20日(月)の午前”に車両に乗車し、エンジンを始動させたとする。この時、図5のフローチャートでは、月ファイルの『1月』に存在する全ての候補地を、候補地ファイルの『候補地』と『訪問回数(月)』に記憶させる(ステップS7)。
次に、曜日ファイルの『月曜』に存在する全ての候補地を、候補地ファイルの『候補地』と『訪問回数(曜日)』に記憶させると(ステップS8)、時間帯ファイルの『午後』に存在する全ての候補地を、候補地ファイルの『候補地』と『訪問回数(時間帯)』に記憶させる(ステップS9)。それから、候補地ファイルの全ての候補地について、(1)式により状況優先度を計算し、候補地ファイルに記憶させる(ステップS10)。
(状況優先度)=α×(訪問回数(月))+β×(訪問回数(曜日))
+γ×(訪問回数(時間帯)) …(1)
ここで、α,β,γは、夫々訪問回数:(月),(曜日),(時間帯)について設定される重み係数であり、α=1,β=2,γ=3の場合、状況優先度の計算結果並びに候補地ファイルは図6に示すようになる。即ち、A地点,B地点,C地点の状況優先度は、夫々『14』,『7』,『12』となる。
つまり、候補地ファイルに記録される情報は、利用者が過去に訪問した目的地がどのような状況下(月,曜日,時間帯)で選択された回数が多いのかを示しているので、目的地の状況優先度は、トリガ信号が与えられて計算が行われる時点の状況に適合して訪問回数が多いものが高くなるように計算される。その結果、状況優先度は、利用者の行動パターンにより一致するものが高くなるように設定されることになる。
<最終優先度の計算>
それから、制御回路2は、各『候補地』の状況優先度と、車両の現在位置と各『候補地』との距離に基づいて、図7に示すフローチャートに従い最終優先度を計算する。図7の処理は、例えば、利用者が目的地を設定するための入力操作を行ったタイミングで行ったり、或いは制御回路2によるその他の処理が行われていない間に常に行うようにする。尚、最終優先度の計算対象は、候補地ファイルの全ての候補地としても良いし、状況優先度が上位の『候補地』より幾つかを選択しても良い。後者の場合、計算対象を限定して処理時間を短くすることができる。
図7において、制御回路2は、計算対象とした『候補地』と現在位置との距離を計算する(ステップS11)。尚、ここで計算する「距離」は正確な値を求める必要はなく、相対的に長短が評価できれば良いので、例えば、両者のx座標間距離xlと、y座標間距離ylとの2乗和を演算する(処理に余裕があれば、2乗和の平方根を演算しても良い)。
「距離」=xl+yl …(2)
続いて、制御回路2は、ステップS11で求めた『候補地』の「距離」(評価値)と状況優先度から、(3)式によって最終優先度を計算し、その計算結果を候補地ファイルに記録する(ステップS12)。
(最終優先度)=φ×(状況優先度)+ψ/「距離」 …(3)
ここで、φ,ψは、夫々状況優先度,「距離」について設定される重み係数である。そして、例えば、A地点の「距離」=40,B地点の「距離」=50,C地点の「距離」=200であり、φ=1,ψ=200の場合、最終優先度の計算結果並びに候補地ファイルは図8に示すようになる。即ち、A地点,B地点,C地点の状況優先度は、夫々『19』,『11』,『13』となる。
<利用者への情報提示>
図9(a)は、ナビゲーション装置1の表示装置7における目的地設定入力用の画面イメージであり、例えば、「候補地」,「住所」,「施設」,「郵便番号」,「50音」,「電話番号」などの項目が表示されている。これらより利用者が「候補地」を選択すると、制御回路2は、候補地ファイル中の各『候補地』を、最終優先度が高いものから図9(b)に示すようにリスト表示する。即ち、最終優先度は、A>C>Bの順で高くなっているので、候補地がその順で表示されている。
以上のように本実施例によれば、ナビゲーション装置1の制御回路2は、利用者により設定された目的地について、当該目的地を訪問した回数と、訪問した際の状況に関する情報とを記録する。そして、記録された目的地のうち、所定のトリガ信号が与えられた時点の状況に適合するものにつき、前記状況の項目毎に分類された訪問回数に基づき優先度を計算し、計算された優先度の高さに基づいて、利用者に、以降に行なう運転の目的地を選択させるための情報を提示する。
上記のように計算される優先度は、利用者の行動パターンにより一致するものが高くなるため、優先度の高さに応じて目的地を選択させるための情報を提示すれば、利用者は、その目的地候補が、その時点の状況に適合していると考える可能性が高い。従って、利用者は、自身の行動パターンにより一致する目的地を簡単に選択できるようになる。具体的には、前記情報に、前記目的地が設定された月,曜日,時間帯を含むので、利用者が、各月毎,各曜日毎,各時間帯毎に訪問回数が多くなる傾向を示す目的地の情報を記録し、各情報に基づいて優先度を計算することができる。
そして、状況優先度を(1)式に基づいて計算するので、各状況項目につき夫々設定した重みに応じて状況優先度の高低が決まるように計算することができる。また、最終優先度を(3)式に基づいて計算するので、状況優先度の計算対象となる各候補地との距離も考慮して、優先度をより適切に設定することができる。更に、制御回路2は、利用者による目的地候補の提示要求入力があると、目的地候補を、優先度が高いものから表示装置7にリスト表示するので、利用者は、そのリストのうちから自身が選択すべき目的地を選択することができる。
(第2実施例)
図10及び図11は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2実施例は、最終優先度の計算までは第1実施例と同様に行われるが、その計算結果に基づく候補地の提示態様が相違している。図10に示す情報提示処理のフローチャートにおいて、制御回路2は、ナビゲーション装置1に電源が投入されて起動すると、一定時間(例えば、1分程度)内に利用者による目的地設定の入力操作が行われたか否かを判断する(ステップS13)。ここで、上記入力操作が行われると(YES)、図7の最終優先度決定処理を実行した後(ステップS16)、図9(a)に示した目的地設定画面を表示する(ステップS17)。その後の処理は、第1実施例と同様に行われる。
一方、上記入力操作が一定時間内に行われなかった場合は(NO)それがトリガ信号となり、ステップS16と同様に最終優先度決定処理を実行すると(ステップS14)、車両の現在位置を含む地図の画面を表示装置7に表示させる(ステップS15)。それから、ステップS14で計算した最終優先度が上位に属する『候補地』が、ステップS15で表示した地図画面の範囲内に存在するか否かを判断し(ステップS18)、存在していれば(YES)その『候補地』を地図画面上で強調表示する(ステップS19)。
また、ステップS18で最終優先度が上位の『候補地』が地図画面の範囲内に存在しなければ(NO)、当該『候補地』が位置する地図外の方向をオンスクリーンにより画面上に示す(ステップS21)。以上のステップS18,S19,S21の処理を、提示対象となる『候補地』の残りがなくなるまで(ステップS20,NO)繰り返す。
図11は、図10に示す情報提示処理の実行結果の一例を示す、表示装置7の画面イメージである。この例では、A地点が地図画面の範囲内に存在しているので強調表示されており、B地点,C地点は画面内に存在しておらず、画面外に位置する方向が提示されている(前者は右方向,後者は左上方向)。また、D地点は最終優先度が低いので、画面内に位置してはいるが強調表示されていない。そして、この画面上で、利用者がA〜D地点の何れかをカーソルなどで指示して設定入力を行えば、それらを目的地として設定することができる。
以上のように第2実施例によれば、制御回路2は、ナビゲーション装置1の起動後において利用者による目的地候補の提示要求入力が所定時間内に行われなかった場合、車両の現在位置を含むように表示装置7に表示されている地図画面上に優先度のランクが上位に属する目的地候補が位置する場合は、その目的地候補を強調して表示する。従って、利用者が目的地候補の提示要求を明確に示さなかった場合でも、利用者は、その時点で表示されている地図画面上から優先度が上位の目的地候補を選択することが可能となる。
また、制御回路2は、表示装置7に表示されている地図画面上に、優先度のランクが上位に属する目的地候補を表示できない場合は、その目的地候補が位置する方向を地図画面上に表示するので、従って、利用者が画面外に位置している候補を選択したいと思った場合でも、その表示に基づいて選択を行うことができる。
(第3実施例)
図12乃至図20は本発明の第3実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分のみ説明する。第3実施例は、利用者がナビゲーション装置1により提示された情報に基づいて目的地を一旦設定した後に、その目的地との間に中継地点を追加設定する場合、若しくは、その目的地を中継地点として新たに最終目的地を追加設定する場合を示す。図12(a)は、第1実施例の図9(b)に対応するもので、目的地を一旦設定すると、表示装置7の画面上に「追加」の操作ボタンが表示される。この時点で画面上に候補としてリスト表示されているX,Y,Z地点は、既に設定済みの目的地を除いて、最終優先度が高いものが表示されている。
そして、図12(a)の画面から利用者が「追加」の操作ボタンを操作すると、図12(b)に示すように、「中継地点」,「最終目的地」の操作ボタンが表示される。また、その時点で候補地ファイルの状況優先度は、図13に示すように、X,Y,Zの各地点が夫々『10』,『15』,『15』となっている。また、その時点の車両の現在位置と設定済みの目的地,X,Y,Zの各地点の位置関係は、図14に示すようになっており、図中に示す各地点間の数値は「距離」である。
<中継地点の設定>
利用者が、図12(b)の画面から「中継地点」の操作ボタンを操作すると(トリガ信号)、図15に示す中継地優先度決定処理が実行される。例えば、最終的な目的地は確定している状況で、利用者がその途中に寄り道などをしたくなったような場合に対応する。制御回路2は、候補地ファイルの各『候補地』と現在地との「距離」(第1距離),各『候補地』と設定済み目的地との「距離」(第2距離)を順次求める(ステップS22,S23)。それから、それらの各「距離」と、状況優先度から、(4)式によって中継地優先度を計算し、候補地ファイルに記録する(ステップS24)。
(中継地優先度)=φ×(状況優先度)+ψ/(第1距離)
+ε/(第2距離) …(4)
ここで、φ,ψ,εは、夫々状況優先度,各「距離」(第1距離,第2距離)について設定される重み係数である。
そして、例えば図14に示す各地点間の「距離」に対し、各重み係数がφ=1,ψ=100,ε=100に設定されている場合、中継地優先度の計算結果並びに候補地ファイルは図16に示すようになる。即ち、X地点,Y地点,Z地点の中継地優先度は、夫々『35』,『45』,『19』となる。また、その結果、中継地点としての候補地は、図17に示すように、中継地優先度の高さに従いY地点,X地点,Z地点の順でリスト表示される。
<最終目的地の設定>
利用者が、図12(b)の画面から「最終目的地」の操作ボタンを操作すると(トリガ信号)、図18に示す最終地優先度決定処理が実行される。例えば、既に設定済みの目的地を中継地として、利用者がその先に最終的な目的地を設定したくなった場合に対応する。制御回路2は、候補地ファイルの各『候補地』と設定済み目的地との「距離」を求めると(ステップS25)、それらの各「距離」と状況優先度から、(5)式によって最終地優先度を計算し、候補地ファイルに記録する(ステップS26)。
(最終地優先度)=φ×(状況優先度)+ψ/「距離」 …(5)
ここで、φ,ψは、夫々状況優先度,設定済み目的地との「距離」について設定される重み係数である。そして、例えば図14に示す各地点間の「距離」に対し、各重み係数がφ=1,ψ=100に設定されている場合、最終地優先度の計算結果並びに候補地ファイルは図19に示すようになる。即ち、X地点,Y地点,Z地点の最終地優先度は、夫々『30』,『25』,『17』となる。また、その結果、最終目的地としての候補地は、図20に示すように、最終地優先度の高さに従いX地点,Y地点,Z地点の順でリスト表示される。
尚、中継地優先度,最終地優先度の計算対象は、第1実施例と同様に、候補地ファイルの全ての候補地としても良いし、状況優先度が上位の『候補地』より幾つかを選択しても良い。
以上のように第3実施例によれば、制御回路2は、利用者が一度目的地を設定した後に、新たな目的地候補(中継地候補)の提示要求入力があると、中継地優先度を(4)式により計算するので、その優先度に基づいて中継地候補の情報を利用者に適切に提示することができる。また、制御回路2は、利用者により最終目的地を設定するための新たな目的地候補(最終地候補)の提示要求入力があると、最終地優先度を(5)式により計算するので、その優先度に基づいて最終地候補の情報を利用者に適切に提示することができる。
本発明は上記し又は図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形が可能である。
第2実施例と第3実施例とを組み合わせて、中継地候補や最終地候補を地図画面上に表示して利用者に提示しても良い。
各候補地の情報を、音声メッセージを出力することで利用者に提示しても良い。
最終優先度を状況優先度から求める必要は無く、最初から「距離」も含めて優先度を計算しても良い。その場合、(3)式における重み系数φは不要である。
また、最終優先度を求めることなく、状況優先度の高低によって情報の提示順を決定しても良い。
各実施例の重み系数は、適宜変更して実施すれば良い。また、これらは固定値として与えても良いし、実際に利用者が目的地を設定した結果に基づき学習し、重み係数を最適化するように更新しても良い。後者の場合、優先度が利用者による実際の選択結果を反映した値となるように修正することができ、利用者がより快適な使用感を得られるようになる。
また、各優先度の計算式は実施例に提示したものに限らず、例えば、コブ・ラグラス型関数などを用いるようにしても良い。
月,曜日,時間帯の各ファイルについて、訪問回数が1以上となっている『候補地』の優先度をより高くするように設定しても良い。
また、上記各ファイルの構造は任意であり、全項目を包含した1つのファイルを構成しても良い。
候補地ファイルを構成することなく、各データを変数として管理しても良い。
優先度を計算によって更新するタイミングは、その他、利用者の意思に従って更新したり、更新タイミングを学習して最適化しても良い。
優先度について、「距離」以外の重み係数を全て「0」にすれば、現在地からの距離が近い順に、又は設定済み目的地からの距離が近い順に候補地を提示することができる。
車両側よりエンジンの始動信号が与えられると、それをトリガ信号として、優先度が最高となった目的地候補を自動的にナビゲーション装置1の目的地に設定し、その目的地について案内経路も検索して利用者に提示するように構成しても良い。この場合、利用者は、自動的に設定された目的地をそのまま選択することが可能となる。また、自動的に設定された目的地が利用者の意に沿わない場合は、その設定を変更すれば良い。
また、車両のエンジンが始動され、当該車両が走行を開始してから所定時間が経過した後、制御回路2にトリガ信号を与えるようにして、例えば、その間の車両の走行軌跡を考慮して優先度を計算し、目的地を自動設定するように構成しても良い。例えば、車両が概ね北に向っている場合は、北を中心とする所定範囲内に位置する候補について優先度を計算すれば良い。この場合、上記の走行軌跡に基づき車両がこれから向おうとしている方向を反映した最適な目的地を設定できる。
時間帯については、例えば「朝,昼,夜」に三分したり、「朝,昼,晩,夜」に四分しても良い。
状況項目としては、その他、年,祝日,天気,気温などを設定しても良い。また、必ずしも月,曜日,時間帯を状況項目に設定する必要はく、必要と思われる項目を適宜選択して実施すれば良い。
本発明の第1実施例であり、ナビゲーション装置の構成を示す機能ブロック図 ナビゲーション装置の制御回路によって行われる、目的地情報ファイル更新処理のフローチャート 図2のステップS1における月ファイルの更新処理を示すフローチャート (a)月ファイル,(b)曜日ファイル,(c)時間帯ファイルの一例を示す図 状況優先度決定処理のフローチャート 候補地ファイルの一例を示す図 最終優先度決定処理のフローチャート 最終優先度が計算された後の図6相当図 (a)は表示装置における目的地設定入力用の画面イメージ,(b)は候補地をリスト表示した画面イメージ図 本発明の第2実施例を示す情報提示処理のフローチャート 情報提示処理の実行結果の一例を示す表示装置の画面イメージ図 本発明の第3実施例であり、(a)は図9(b)相当図,(b)は利用者が「追加」の操作ボタンを操作した場合の画面イメージ図 図6相当図 車両の現在位置と設定済み目的地,X,Y,Z地点の位置関係を示す図 中継地優先度決定処理のフローチャート 中継地候補に関する図6相当図 図9(b)相当図 最終地優先度決定処理のフローチャート 最終地候補に関する図6相当図 図9(b)相当図
符号の説明
図面中、1は車両用ナビゲーション装置、2は制御回路(目的地情報記録手段,優先度計算手段,目的地情報提示手段)、7は表示装置(表示手段)を示す。

Claims (13)

  1. 利用者により設定された目的地について、当該目的地を訪問した回数と、訪問した際の状況に関する情報とを記録する目的地情報記録手段と、
    所定のトリガ信号が与えられると、前記目的地情報記録手段によって記録された目的地のうち、前記トリガ信号が与えられた時点の状況に適合するものについて、前記状況の項目毎に分類された訪問回数に基づき優先度を計算する優先度計算手段と、
    前記優先度の高さに基づいて、前記利用者に、以降に行なう運転の目的地を選択させるための情報を提示する目的地情報提示手段とを備え
    前記優先度計算手段は、各状況の項目毎に分類された訪問回数に夫々重み係数を乗じたものを加算することで状況優先度を計算すると共に、その時点の車両の位置と、前記状況優先度を計算した各目的地との距離を評価し、前記状況優先度に重み係数を乗じたものと、重み係数を前記距離の評価値で除したものとを加算することで最終優先度を計算することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  2. 前記優先度計算手段は、前記状況優先度のランクが上位のものから幾つかを選択し、それらについて前記最終優先度を計算することを特徴とする請求項1記載の車両用ナビゲーション装置。
  3. 利用者により設定された目的地について、当該目的地を訪問した回数と、訪問した際の状況に関する情報とを記録する目的地情報記録手段と、
    所定のトリガ信号が与えられると、前記目的地情報記録手段によって記録された目的地のうち、前記トリガ信号が与えられた時点の状況に適合するものについて、前記状況の項目毎に分類された訪問回数に基づき優先度を計算する優先度計算手段と、
    前記優先度の高さに基づいて、前記利用者に、以降に行なう運転の目的地を選択させるための情報を提示する目的地情報提示手段とを備え、
    前記優先度計算手段は、その時点の車両の位置と、前記優先度を計算する対象となる各目的地との距離を評価し、前記優先度を、各状況の項目毎に分類された訪問回数に夫々重み係数を乗じたものと、重み係数を前記距離の評価値で除したものとを加算して計算することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  4. 利用者により設定された目的地について、当該目的地を訪問した回数と、訪問した際の状況に関する情報とを記録する目的地情報記録手段と、
    所定のトリガ信号が与えられると、前記目的地情報記録手段によって記録された目的地のうち、前記トリガ信号が与えられた時点の状況に適合するものについて、前記状況の項目毎に分類された訪問回数に基づき優先度を計算する優先度計算手段と、
    前記優先度の高さに基づいて、前記利用者に、以降に行なう運転の目的地を選択させるための情報を提示する目的地情報提示手段とを備え、
    前記トリガ信号は、一度以上目的地が設定された後、利用者により中継地点を設定するための新たな目的地候補(中継地候補)の提示要求入力があった場合に与えられ、
    前記優先度計算手段は、各状況の項目毎に分類された訪問回数に夫々重み係数を乗じたものを加算することで状況優先度を計算すると共に、その時点の車両の位置と前記状況優先度を計算した各中継地候補との第1距離、並びに、前記各中継地候補と既に設定済みの最終目的地との第2距離を夫々評価し、前記中継地候補に関する中継地優先度を、前記状況優先度に重み係数を乗じたものと、重み係数を前記第1距離の評価値で除したものと、重み係数を前記第2距離の評価値で除したものとを加算して計算することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  5. 利用者により設定された目的地について、当該目的地を訪問した回数と、訪問した際の状況に関する情報とを記録する目的地情報記録手段と、
    所定のトリガ信号が与えられると、前記目的地情報記録手段によって記録された目的地のうち、前記トリガ信号が与えられた時点の状況に適合するものについて、前記状況の項目毎に分類された訪問回数に基づき優先度を計算する優先度計算手段と、
    前記優先度の高さに基づいて、前記利用者に、以降に行なう運転の目的地を選択させるための情報を提示する目的地情報提示手段とを備え、
    前記トリガ信号は、一度以上目的地が設定された後、利用者により最終目的地を設定するための新たな目的地候補(最終地候補)の提示要求入力があった場合に与えられ、
    前記優先度計算手段は、各状況の項目毎に分類された訪問回数に夫々重み係数を乗じたものを加算することで状況優先度を計算すると共に、前記状況優先度を計算した最終地候補と既に設定済みの目的地との距離を評価し、前記最終地候補に関する最終地優先度を、前記状況優先度に重み係数を乗じたものと、重み係数を前記距離の評価値で除したものとを加算して計算することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  6. 前記優先度計算手段は、前記状況優先度が上位のものから幾つかを選択し、それらについて前記計算を行なうことを特徴とする請求項4又は5記載の車両用ナビゲーション装置。
  7. 利用者により設定された目的地について、当該目的地を訪問した回数と、訪問した際の状況に関する情報とを記録する目的地情報記録手段と、
    所定のトリガ信号が与えられると、前記目的地情報記録手段によって記録された目的地のうち、前記トリガ信号が与えられた時点の状況に適合するものについて、前記状況の項目毎に分類された訪問回数に基づき優先度を計算する優先度計算手段と、
    前記優先度の高さに基づいて、前記利用者に、以降に行なう運転の目的地を選択させるための情報を提示する目的地情報提示手段とを備え、
    前記優先度計算手段は、各状況の項目毎に分類された訪問回数に夫々重み係数を乗じたものを加算することで状況優先度を計算すると共に、実際に利用者が目的地を設定した結果に基づき学習することで、前記重み係数を最適化するように更新することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  8. 利用者により設定された目的地について、当該目的地を訪問した回数と、訪問した際の状況に関する情報とを記録する目的地情報記録手段と、
    所定のトリガ信号が与えられると、前記目的地情報記録手段によって記録された目的地のうち、前記トリガ信号が与えられた時点の状況に適合するものについて、前記状況の項目毎に分類された訪問回数に基づき優先度を計算する優先度計算手段と、
    前記優先度の高さに基づいて、前記利用者に、以降に行なう運転の目的地を選択させるための情報を提示する目的地情報提示手段とを備え、
    前記トリガ信号は、起動後において利用者による目的地候補の提示要求入力が所定時間内に行われなかった場合に与えられ、
    前記目的地情報提示手段は、車両の位置を含むように表示手段に表示されている地図画面上に、前記優先度のランクが上位に属する目的地候補が位置する場合は、その目的地候補を強調して表示することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  9. 前記目的地情報提示手段は、前記表示手段に表示されている地図画面上に、前記優先度のランクが上位に属する目的地候補を表示できない場合は、その目的地候補が位置する方向を前記地図画面上に表示することを特徴とする請求項8記載の車両用ナビゲーション装置。
  10. 前記トリガ信号は、利用者による目的地候補の提示要求入力であり、
    前記目的地情報提示手段は、前記提示要求入力があると、前記目的地候補を、前記優先度が高いものから、表示手段にリスト表示することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の車両用ナビゲーション装置。
  11. 前記トリガ信号は、車両のエンジンの始動信号であり、
    前記目的地情報提示手段は、前記優先度が最高となった目的地候補を自動的に目的地として設定し、
    当該目的地について案内経路を検索することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の車両用ナビゲーション装置。
  12. 前記トリガ信号は、車両のエンジンが始動され、当該車両が走行を開始してから所定時間が経過した後に与えられ、
    前記目的地情報提示手段は、前記優先度が最高となった目的地候補を自動的に目的地として設定し、
    当該目的地について案内経路を検索することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の車両用ナビゲーション装置。
  13. 前記優先度計算手段は、前記車両が走行を開始してから前記所定時間が経過するまでの当該車両の走行軌跡を考慮して、前記優先度を計算することを特徴とする請求項12記載の車両用ナビゲーション装置。
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