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JP4114718B2 - Mdi特に2,4’−mdiの調製 - Google Patents

Mdi特に2,4’−mdiの調製 Download PDF

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Description

本発明は、
工程A) アニリンとホルムアルデヒドとを、アミンに対する酸のモル比が0.2以下となるように酸の存在下で反応させて、メチレン(ジフェニルジアミン)及びポリメチレンポリフェニレンポリアミンを得る工程、
工程B) ホスゲンと工程A)において得られた混合物とを反応させて、メチレン(ジフェニルジイソシアネート)及びポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートを得る工程、
工程C) 工程B)において得られた混合物を、単量体MDI及び多量体MDIへと分離する工程、
工程D) 2,4’−MDIの単離を伴って、工程C)で得られた単量体MDIを分離する工程、
を含むMDIの調製の方法に関する。
芳香族イソシアネートは、ポリウレタン化学にとって重要かつ多用途の素材である。
トリレンイソシアネート(TDI)及びMDIは、この場合に最も重要な工業用イソシアネートである。
MDIという包括的な用語は、この技術分野において、この応用の文脈では、メチレン(ジフェニルジイソシアネート)及びポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートを表す包括的な用語として、使用されている。メチレン(ジフェニルジイソシアネート)の用語は、異性体である2,2’−メチレン(ジフェニルジイソシアネート)、2,4’−メチレン(ジフェニルジイソシアネート) (2,4’−MDI)、及び4,4’−メチレン(ジフェニルジイソシアネート) (4,4’−MDI)を、含む。これらの異性体は、単量体MDIという総称により示される。ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートという用語は、多量体MDI(PMDI)を含み、これは単量体MDI及び単量体MDIより高次の同族列を含んでいる。
MDIの様々な異性体及び異性体混合物は、市販されており、4,4’−MDI以外にも、4,4’−/2,4’−MDI混合物及びPMDIが提供されている。異なった構造と性質を有する非常に多様なPUポリマーが、これらの種々のイソシアネートを使用して調製できるが、以下のような幾つかの制約がある:
多量体MDIは、異なったMDIオリゴマーの複雑な混合物である(一般にN=2〜10のN−核MDI、及びMDI異性体(例えば、7種の3−核MDI異性体が存在する)。これらの生成物は、工業的に非常に有用であるが、明確な化学構造を個々に確立することができない。しかし、明確なポリウレタン構造を確立することが、所望の性能特性を達成するためには、重要である。
単量体MDI種(4,4’−/2,4’−MDI)は二官能性のために、明確な構造を確立するためにPMDIよりもより適している。しかし、4,4’−MDIは同じ反応性の2個のイソシアネート基を含んでいるため、4,4’−MDIの場合には、1個のみのイソシアネート基における特異的な官能化は、実質的に不可能である。第二の付加はわずかではあるが不利となり、結果として得られる混合物は通常、付加反応において得られるものと同様なものである。
それゆえに、新規な性質・特性を得るために、異なった反応性の2個のイソシアネート基を有する2−核MDIを提供することが望まれる。2,4’−MDIはこれらの要求を満たす分子である。この点で、4−位における反応は、立体配置的な理由によって、2−位における反応よりも明らかに優先して起こり、そのために特異的な構造を確立することが可能である。
純粋な2,4’−MDI及び2,4’−MDIに富むMDI混合物の利点は、既に先行技術において議論されてきた。具体例を以下に挙げる。
A.M.Sarpeshkar,P.H.Markusch,R.L.Cline、”Designing Polyurethane Elastomers with low Compression Sets”、於:Polyurethanes Conference2000 講演集、2000年10月8〜11日Massachusetts Boston講演。この要旨集における2,4’−MDIの有利な効果は、特定の性質を有するPU弾性体の調製用として記載されている。
EP−B−0676434は、PU柔軟(成型)フォーム系(システム)において使用される2,4−TDI/2,6−TDI混合物を、例えば2,4’−MDIの使用で置き換えることができることを示している。
EP−B−0431331は、熱硬化性1−成分PU系における2,4’−MDIの使用を開示している。
EP−A−0572994は、ウレトジオン基(Uretdiongruppen)を有するポリイソシアネートの調製を記載している。
DE−A−19904444及びWO/9702304は、デンドリマー及び高度に分岐したポリウレタンを記載している。
上述の説明から、特にPU系の調製の部分において、2,4’−MDIが必要とされていることは明らかである。しかし、2,4’−MDI分子は既に長く知られていたにも関わらず、純粋な異性体の型で工業的な規模では市販されていない。2,4’−MDI及び4,4’−MDIの混合物(例、50/50 登録商標Lupranat MI、BASF製)、及び2,4’−MDIに富むポリマー性MDIプレポリマー(例、登録商標Rubinat 9483、Huntsman製)のみが市販されている。
全ての関連する工業的調製方法において、MDIはメチレン(ジフェニルジアミン)(MDA)のホスゲン化によって調製される。この合成は、2段階の方法で行われる。最初に、アニリンとホルムアルデヒドとを縮合させて、オリゴマー性及び異性体メチレン(ジフェニルジアミン)、及びポリメチレンポリフェニレンポリアミンの混合物、即ち粗製MDAを、生じさせる。この粗製MDAを次いで第2の段階で、それ自体既知の方法でホスゲンと反応させて、対応のオリゴマー性及び異性体メチレン(ジフェニルジイソシアネート)及びポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートの混合物、即ち粗製MDIを、生じさせる。ここで、異性体組成及びオリゴマー組成は、変わらないままである。一般に、2−核化合物の一部が、次いでさらに次の方法段階(工程)で(例えば、蒸留又は結晶化によって)分離され、ポリマー性MDI(PMDI)は残渣として残る。
上述の説明から次のことが明らかである。すなわち、それをしなければ一定である生成物混合物、特にそれをしなければ一定の量の2,4’−/4,4’−MDI混合物が調製されている先行技術による調製プラントにおいては、純粋な2,4’−MDIの増産は、PMDI中の2,4’−MDI含量の減少をもたらす。これは、粗製MDIから純粋な2,4’−MDIをより大量に分離することになるためである。しかし、性能特性に関する理由によって、そこから生じるPU系の性能特性に反対に(不都合に)影響し得るために、PMDI組成の変化(PMDI中の2,4’−MDI含量の減少)は望ましくない。工業的なPMDI生産のために、この結果、このPMDIの組成が、一定のままであること(変化しないこと)が重要であり、このことは、なぜ2,4’−MDIが現在まで市販されないままであるかを明白にしている。
EP−B−0676434 EP−B−0431331 EP−A−0572994 DE−A−19904444 WO/9702304 A.M.Sarpeshkar,P.H.Markusch,R.L.Cline、"Designing Polyurethane Elastomers with low Compression Sets"、於:Polyurethanes Conference2000 講演集、2000年10月8〜11日Massachusetts Boston講演。
本発明の目的は、MDI処理、特にホスゲン化段階に製造コストを実質的に増大させることなく、且つプラントの生成物混合物の組成を変化させることなく、2,4’−MDIを得ることを可能にするMDIの調製の方法を提供することにある。このプラントの生成物混合物は、特に排出PMDIの組成及び排出モノマー性MDI混合物の組成及び量を意味するものとして、理解されている。
本発明の方法では製造コストを増加させることなく2,4’−MDIを調製するが、この必要性については、工業的MDIプラントは複雑であり、連続処理プラントは有用性及び信頼性に関して、非常に高度な要求を満足しなければならないという事実を考慮して検討すべきである。そのために、本発明は、現行の工業的MDI生産においても技術的複雑性をほとんど伴わず、方法の有用性及び信頼性を揺るがすことなく行うことができる方法を提供することを、他の目的とする。
2,4’−MDIの調製の方法と利点を文献では十分に記載しているが、現在までのところ、関連した(カップルした)PMDI生成物(製品)の組成を変えることのない、簡素で、経済的な2,4’−MDIの調製の方法は、知られていない。
DE−A−2930411は、塗料安定剤、酸化防止剤、難燃剤等の溶剤として、2,2’−MDI及び2,4’−MDIの高い含有量を有する2−核MDI異性体の混合物を記載している。
BE 735258は、非常に多量の酸を使用するMDA処理方法を開示しており、ここで調製されると言及されているMDAは非常に低い2,4’−MDA含量を有している。ここで使用される酸の量は、経済的処理方法としてはあまりに多く、加えて、所望の2,4’−異性体はほとんど得られない。
DE−A−2631168は、塩素化合物の所定の含量を有しているジイソシアネートジフェニルメタン異性体の調製の方法を記載している。この非常に純粋な2−核MDIの調製は、複雑な蒸留連続過程を用いて行われる。ここでの実験では、純粋な2,4’−MDIの調製も記載されている。しかし、この実験の目的は、低い塩素含量を有する2−核MDIの調製であった。しかしながら、DE−A−2631168は、対応のPMDIの組成を変化させることのない、より多量の2,4’−MDIの調製に関する情報は、開示していない。
US−A−3892634U、EP−A−0482490、JP−A−2951782、US−A−772790及びDE−A−2532722は、非常に淡い色の、非常に塩素が少ない単量体MDIを得る目的で、2−核MDIの蒸留と精製を記載している。この純粋な4,4’−MDIの単離は、好適である。これらの分離又は蒸留においても、2,4’−MDIに富む流れは生じるけれども、純粋な2,4’−MDIの調製はこれらの発明の目的ではない。
US−A−3,362,979は、高い2,4’−MDI含量を有するMDI混合物の調製を記載している。しかし、MDA前駆物質の合成のために、特定の固体触媒がHClの代わりに使用される。純粋な2,4’−MDIの調製は、記載されていない。
RU2058303は、相対的に高い2,4’−MDI含量を有するMDI混合物の調製を記載している。しかし、この目的のために、ジメチル又はジエチルアセタール、又はホルムアルデヒドに対するアニリン縮合は、純粋なホルムアルデヒドからではなくHClの存在下で行われる。この処理方法は、付加的に出発物質を要し、これは、非常に簡易で経済的な処理方法への要求とは反する。
JP06009539は、高い2,4’−MDI含量を有するMDI混合物を記載している。これが−10℃においてもなお液体であり、結晶化しないという事実が、利点として記載されている。
4,4’−MDIの単離と精製を記載している多くの刊行物が既に存在している。この処理方法の結果として、相対的に高い2,4’−MDI含量を有する処理流が、いずれにしても得られる。しかし、2,4’−MDIの供給は、これらの発明の主題ではない。この例としては、BE884805、US−A−470,400、DE−A−21051193、DE−A−2425658、WO98/25889及びDE−A−2532722がある。
本発明者等は、この目的が、驚くべきことに、触媒として使用される酸の量が、MDA合成段階で、減少させられ、得られる粗製MDAが次いでホスゲン化されて粗製MDIを生じ、さらに次いで2,4’−MDIの単離のために特別な分離の連続過程、好ましくは蒸留連続過程へともたらされた場合に、達成されることを見いだした。
そのため本発明は、以下の処理工程;
A) アニリンとホルムアルデヒドを、アミンに対する酸のモル比が0.2以下となるように酸の存在下で反応させて、メチレン(ジフェニルジアミン)及びポリメチレンポリフェニレンポリアミンを得る工程、
B) ホスゲンと工程A)において得られた混合物とを反応させて、メチレン(ジフェニルジイソシアネート)及びポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートを得る工程、
C) 工程B)において得られた混合物を、単量体MDI及び多量体MDIへと分離する工程、
D) 2,4’−MDIの単離を伴って、工程C)で得られた単量体MDIを分離する工程、
を含むMDIの調製方法にある。
先行技術の方法と比較して、この新規な方法は、以下の利点を有している: 2,4’−MDIは、プラントの生成物混合物の組成、特に同時に得られる生成物であるPMDIの組成を実質的に変えることなく、そしてホスゲン化による既存のイソシアネート調製方法を根本的に変える必要もなく、比較的大量のイソシアネートとして供給される。しかも、この新規な方法は、MDA法における酸(触媒)の要求量を減少させることが可能である。その結果として、第1に、続けて行われる酸の中性化に要する水酸化ナトリウム水溶液はより少なくて済み、すなわち必要なアルカリのコストを減らすことができる。第2に、廃水における塩の負荷もより小さなものとなり、すなわち環境汚染より少ない。
工程A)に記載された、メチレン(ジフェニルジアミン)及びポリメチレンポリフェニレンポリアミン、この混合物は粗製MDAとして言及されているが、これを生じるホルムアルデヒトとのアニリンの反応のために、出発物質は通常、適切な混合装置、例えば混合ポンプ、ノズル又は静的ミキサーで混合して、そして適切な反応装置、例えば管状反応器、攪拌反応器又は反応カラム、又はこれらの組み合わせにおいて、反応させる。反応温度は、一般に20〜200℃、好ましくは30〜140℃である。
工程A)の反応は、触媒としての酸の存在下で行われ、触媒は好ましくはアニリンとの混合物として添加される。好ましい触媒には、無機酸があり、例えば、塩化水素酸、硫酸及びリン酸がある。酸の混合物を使用してもよい。塩化水素酸は、特に好ましい。塩化水素が触媒として使用されるときには、気体状態で使用してもよい。本発明の処理方法においては、触媒の量は、酸/アニリン(Ac/An)のモル比が、0.2以下であり、好ましくは0.16未満であり、特に好ましくは0.1未満となるように、選択される。
好ましい実施の態様においては、工程A)の反応は、触媒としてHClを使用した水性媒体において行われる。さらに、この反応は溶媒の存在下で行うこともできる。エーテル、水及びそれらの混合物は、特に好適である。これらの例としては、ジメチルホルムアミド(DMF)、テトラヒドロフラン(THF)及びジエチルイソフタレート(DEIP)がある。
ホルムアルデヒトは、単量体ホルムアルデヒドの形態及び/又はより高次の同族体、すなわちポリ(オキシメチレン)グリコールの形態で、この新規な方法へと供給することができる。アニリン:ホルムアルデヒトのモル比は、一般には1.5:1〜10:1、好ましくは2:1〜5:1である。さらに、この反応は、バッチ又はセミバッチ処理方法において、連続法又はバッチ法のいずれでも行うことができる。
工程B)においては、工程A)からの粗製MDA混合物のホスゲン化は、当業者にとってそれ自体既知の方法で行うことができ、これは例えば、Chemistry and Technology of Isocyanates H.Ulrich著、John Wiley Publishers刊、1996年、又はここに引用されている文献に記載されている方法である。使用する溶媒としては、ホスゲン化処理用として知られていて、それぞれイソシアネートが可溶であり、反応条件下で攻撃されないような、不活性な芳香族又は脂肪族炭化水素又はハロ炭化水素の全てを用いることができる。芳香族化合物、例えばモノクロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン又はトルエンは、好適に使用される。調製されるイソシアネートそれ自体が、溶媒として作用し得る。
ホスゲン化に続けて、粗製イソシアネートの処理が行われることが好ましく、この処理では、過剰のホスゲンと溶媒とが、分離される。可能な実施の態様においては、厄介な副生成物を除去するための、物理的、例えば熱的、及び/又は化学的後処理を、続けて行うこともでき、これは例えば、US3912600、DD288599、US5364958、EP0133538、JP06345707、DD288598、DD288593、EP0524507、及びEP0866057に記載されている通りである。上述の処理及び後処理は、この適用の目的のために工程B)に含まれている。
工程B)の反応は、様々なMDIオリゴマー及び異性体の混合物を生じる。この混合物は、一般に、粗製MDIとして知られる。この新規な方法の工程C)及びD)においては、粗製MDIの分離が行われる。これには、例えば、蒸留、溶媒抽出、例えば超臨界CO等の超臨界溶媒での抽出、結晶化等の、既知の方法を使用することができる。蒸留は好適である。
この新規な方法の工程C)では、工程B)で得られた粗製MDIから、少なくとも単量体MDIの一部が分離され、好ましくは蒸留除去される。この分離の残余の部分は、一般に、多量体MDI(ポリマー性MDI)(PMDI)と称される。分離される単量体MDI(モノマー性MDI)の量は、残余のPMDIが有することになっている組成に依存し、これは、粗製MDIの量に対して、通常は10以上、好ましくは10〜70、特に好ましくは20〜50質量%である。流出画分は、単量体MDIからなり、次いで工程D)で、特に2,4’−MDIの単離のために、さらに処理を受ける。この残余のPMDIは、ポリウレタン調製のために使用することもできる。ポリウレタンは、互いのために調製された、イソシアネート及びポリオールの系(組成物)であるために、PMDIは常に一定の含量の単量体MDI及びPMDIを有していること、即ち異なったバッチでも異なった特性を有しないことが、所望される。
工程D)において、工程C)から得られた、実質的に2,4’−MDI及び4,4’−MDIを含む単量体MDIは、少なくとも部分的に2,4’−MDIを分離除去することによって、分離される。ここで、工程C)から得られた単量体MDIに含まれている2,4’−MDIの総量に対して、5以上、好ましくは10〜80、より好ましくは15〜70、特に30〜70質量%の2,4’−MDIが分離除去される。分離後に、4,4’−MDIを含む混合物が残り、あるいは2又はそれ以上の混合物が残り、前者は4,4’−MDIを含み、残余の混合物は、4,4’−MDI及び2,4’−MDIを同量又は場合に応じて異なった量で含む。
可能な実施の態様において、この分離は、好ましくは蒸留カラム(蒸留塔)で行われ、4,4’−MDIは底部において得られ、2,4’−MDIは頂部生成物(製品)として得られる。
好ましい実施の態様において、分離は蒸留カラムにおいて行われ、4,4’−MDIは底部において、2,4’−MDIは頂部生成物として得られ、2,4’−MDIと4,4’−MDIの混合物はカラム(塔)の側方部排出で得られる。
特に好ましい実施の態様において、この混合物は30〜70、好ましくは約50質量%の2,4’−MDIを含み、及び3〜70、好ましくは約50質量%の4,4’−MDIを含む。この実施の態様においては、工程C)から得られた単量体MDIの総量に対して、1〜90、好ましくは40〜80質量%の4,4’−MDI、
1〜80、好ましくは5〜30質量%のおおよそ50/50の2,4’−MDIと4,4’−MDIの混合物、及び
1〜50、好ましくは2〜20質量%の2,4’−MDIが、通常、得られる。
さらなる実施の態様において、混合物C)は、最初の蒸留カラムにおいて、純粋な4,4’−MDIと、2,4’−MDI及び4,4’−MDIの混合物へと分離することが可能である。この2,4’−MDI及び4,4’−MDIの混合物は、さらに2,4’−MDIを単離する蒸留を行うことが可能である。4,4’−MDIは残渣として残る。
さらなる実施の態様において、工程C)から得られた異性体の分離は、結晶化によって行うことも可能であり、これは例えばDE2322574、GB1417087、US4014914、BE215525、DE2606364又はDE19645659に記載されている通りであり、あるいは溶媒抽出によっても可能であり、これは例えばDD118618、US4876380、US4871460又はDE4200236に記載されている通りである。
好ましい実施の態様において、工程D)に従った分離は、蒸留カラムで実施される。分離工程C)が蒸留で行われ、分離工程D)が結晶化及び/又は溶媒抽出で行われれば、より一層好ましい。分離工程C)が結晶化及び/又は溶媒抽出で行われ、分離工程D)が蒸留で行われることもまた可能である。
PMDI組成を一定に保持することは、ポリウレタン系の調製に重要である。この新規な方法は、PMDIのオリゴマー及び異性体分布に関して制御された方法で一定の組成を確立することを可能にしている。それゆえ、例えば硬質フォームへの適用において、高い単量体MDI含量は、良好な流れ特性を達成するために所望される。しかし、低く且つ一定の2,4’−MDI含量もまた、十分な硬化を達成するために決定的に重要である。加えて、低い2,4’−MDI含量のために、フォームにおいて良好な架橋反応が行われ、それゆえに高い圧縮強度が得られる。工程C)で得られたPMDIは、そのために好適には1〜6、より好適には1.5〜4、特に2〜4質量%の2,4’−MDI含量を有し、これは例えば、鋭敏な硬化フォーム系を有利に、再現性及び信頼性ある方法でつくりだすためである。
以下の実施例で本発明を説明する。
[比較例]
連続する処理方法において、アニリンは、A/F比2.2で、水性のホルムアルデヒド溶液と反応する。水性の、濃縮した塩化水素酸を触媒として添加する。アニリンに対する酸の比は0.25である。そして得られた反応混合物は、それ自体公知の方法で処理され、すなわち、粗製混合物は最初に水酸化ナトリウム水溶液で中性化され、次いで塩を含まない水で洗浄される。その後に、まず水、次いで未反応のアニリンが蒸留除去される。そして得られた水を含まない粗製MDA(5.95t/h)は、攪拌ケトルで120℃下、処理溶媒としてクロロベンゼンのなかで、8.5t/hのホスゲンと反応して、イソシアネートを生じる。ホスゲン化を終えた混合物は、ホスゲン及びクロロベンゼンを取り除かれて、先行技術に従った熱的後処理を受ける。約7.5t/hの粗製MDAが得られた。
単量体MDIの25%(1.86t/h)が、次いで、5.64t/hの多量体MDIが残るように、得られた粗製MDIから蒸留で分離された。この生成物のイソシアネート特性を測定し、表1に示した。表2は、オリゴマー組成を示す。2−核MDIは、さらにカラム(塔)での蒸留を受けて、1.6t/hの純粋な4,4’−MDIがカラムの底部で得られた。加えて、0.26t/hで4,4’−MDIと2,4’−MDIの50/50の混合物が得られた。この方法では、純粋な2,4’−MDIは得られなかった。
[実施例1]
本発明の方法の実施例1、 Ac/An=0.14:
連続した工業的方法において、アニリンは、水性のホルムアルデヒド溶液と、A/F比が2.3で反応する。水性の、濃縮した塩化水素酸を触媒として添加する。アニリンに対する酸の比は、0.14である。そして得られた反応混合物は、それ自体公知の方法で処理され、すなわち、粗製混合物は最初に水酸化ナトリウム水溶液で中性化され、次いで塩を含まない水で洗浄される。その後に、まず水、次いで未反応のアニリンが蒸留除去される。そして得られた水を含まない粗製MDA(5.95t/h)は、攪拌ケトルで120℃下、処理溶媒としてクロロベンゼンのなかで、8.5t/hのホスゲンと反応して、イソシアネートを生じる。ホスゲン化を終えた混合物から、ホスゲン及びクロロベンゼンを取り除き、先行技術に従った熱的後処理を行った。約7.5t/hで粗製MDAが得られた。
次いで2−核MDIの25%(1.86t/h)が、5.64t/hの多量体MDIが残るように、得られた粗製MDAから蒸留で除去された。この生成物のイソシアネート特性を測定し、これらの特性を表1に示した。表2はオリゴマー組成を示す。2−核MDIはさらにカラムでの蒸留を受けて、1.42t/hの純粋な4,4’−MDIがカラムの底部で得られた。加えて、4,4’−MDIと2,4’−MDIの50/50の混合物0.44t/hが得られた。この混合物0.26t/hは、貯蔵タンクに直接に満たされ、販売された。残った0.18t/hは、更に蒸留され、約0.09t/hの純粋な2,4’−MDIが調製された。加えて、約0.09t/hの純粋な4,4’−MDIが得られ、4,4’−MDIの1.51t/hが全体として得られるように、上記で得られた1.42t/hの4,4’−MDIの流れと混合された。
[実施例2]
本発明の方法の実施例2、 Ac/An=0.09:
連続した方法において、アニリンは、水性のホルムアルデヒド溶液と、A/F比2.3で反応する。水性の、濃縮した塩化水素酸が触媒として添加される。アニリンに対する酸の比は、0.09である。得られた反応混合物は、それ自体公知の方法で処理され、即ち粗製混合物はまず水酸化ナトリウム水溶液で中性化され、次いで塩を含まない水で洗浄される。その後に、最初に水、次いで未反応のアニリンが蒸留除去される。そして得られた水を含まない粗製MDA(1kg/h)は、攪拌ケトルで120℃下、処理溶媒としてクロロベンゼンのなかで、1.4kg/hのホスゲンと反応して、イソシアネートを生じる。ホスゲン化を終えた混合物は、ホスゲン及びクロロベンゼンを取り除かれて、先行技術に従った熱的後処理を受ける。約1.26t/hの粗製MDAが得られた。
次いで2−核MDIの25%(316g/h)が、944g/hの多量体MDIが残るように、得られた粗製MDAから蒸留で除去された。この生成物のイソシアネート特性を測定し、これらの特性を表1に示した。表2はオリゴマー組成を示す。2−核MDIはさらにカラムでの蒸留を受けて、204g/hの純粋な4,4’−MDIがカラムの底部で得られた。加えて、4,4’−MDIと2,4’−MDIの50/50の混合物112g/hが得られた。この混合物0.26t/hは、貯蔵容器に直接に満たされた。残った68g/hは更に蒸留され、約34g/hの純粋な2,4’−MDIが調製された。この4,4’−MDIのイソシアネート特性は、表3に示した。加えて、約34g/hの純粋な4,4’−MDIが得られ、4,4’−MDIの238g/hが全体として得られるように、上記で得られた204g/hの4,4’−MDI流と混合された。
Figure 0004114718
Figure 0004114718
Figure 0004114718
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EHC 酸度(容易に加水分解される塩素)、ASTM D 4667−87に従って測定された
DHC 加水分解され得る塩素(加水分解されにくい塩素)、ASTM D 4663−87に従って測定された
TC 全塩素含量、X線蛍光分析で測定された
NCO イソシアネート含量、DIN53185に従って測定された
粘度 DIN51550に従って測定された

Claims (7)

  1. 以下の工程;
    A) アニリンとホルムアルデヒドを、アミンに対する酸のモル比が0.2以下となるように酸の存在下で反応させて、メチレン(ジフェニルジアミン)及びポリメチレンポリフェニレンポリアミンを得る工程、
    B) ホスゲンと工程A)において得られた混合物とを反応させて、メチレン(ジフェニルジイソシアネート)及びポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートを得る工程、
    C) 工程B)で得られた混合物を、分離後の単量体MDIの総量が粗製MDIの総量に対して10〜70質量%となるように単量体MDI及び多量体MDIへと分離し、得られた多量体MDIが1〜6質量%の2,4’−MDI含量を有する工程、及び
    D) 工程C)から得られた単量体MDIに含まれる2,4'−MDIの総量に対して10〜80質量%の2,4'−MDIが分離されるように、2,4'−MDIの単離を伴って、工程C)で得られた単量体MDIを分離する工程、
    を含むMDIの調製方法。
  2. 分離工程C)及びD)を蒸留により行う、請求項1に記載の方法。
  3. 分離工程C)及びD)を結晶化及び/又は溶媒抽出により行う、請求項1に記載の方法。
  4. 分離工程C)を蒸留により行い、分離工程D)が結晶化及び/又を溶媒抽出により行う、請求項1に記載の方法
  5. 程D)において、工程C)で得られた単量体MDIを次の成分;
    D1) 4,4'−MDI及び
    D3) 2,4'−MDI
    へと分離する、請求項1〜のいずれかに記載の方法。
  6. 工程D)において、工程C)で得られた単量体MDIを次の成分;
    D1) 4,4'−MDI
    D2) 2,4'−MDIと4,4'−MDIの混合物、及び
    D3) 2,4'−MDI
    へと分離する、請求項1〜のいずれかに記載の方法。
  7. 混合物D2)が2,4'−MDIと4,4'−MDIのそれぞれ約50重量%からなる、請求項に記載の方法。
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