JP4037963B2

JP4037963B2 - Check valve for filler pipe of fuel tank

Info

Publication number: JP4037963B2
Application number: JP18505698A
Authority: JP
Inventors: 英樹松本; 寛北村
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1998-06-30
Filing date: 1998-06-30
Publication date: 2008-01-23
Anticipated expiration: 2018-06-30
Also published as: JP2000016098A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として車両用燃料タンクのフィラーパイプに適用されるフィラーパイプ用チェックバルブに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、燃料タンクに、キャニスタに連なるベント通路の入口部に位置させてフロート弁を設け、満タンまで給油されたときフロート弁が閉じて燃料タンク内の息抜きが停止されるようにしたものは知られている。このようにフロート弁が閉じて息抜きが停止されると、給油ガンからの燃料がフィラーパイプ内を上昇し、燃料が給油ガンの先端に達したとき給油ガンのオートストップ機構が働いて給油が自動的に停止される。
【０００３】
ところで、フロート弁の閉弁直後、供給される燃料の慣性でタンク内圧がピーク的に上昇し、その反動で燃料タンク側からフィラーパイプに燃料が逆流してフィラーパイプ内を燃料が駆け上がり、オートストップ機構が働く間もなくフィラーパイプから燃料が吹き出す現象、所謂、吹き返しを生ずることがある。
【０００４】
かかる吹き返しを防止するため、従来、実開昭６３−８８５２９号公報により、フィラーパイプの燃料タンク側の端部に、燃料タンク側からフィラーパイプ側への燃料の逆流を阻止するチェックバルブを設けたものが知られている。このチェックバルブは、バルブケーシングのフィラーパイプ側の部分に形成したテーパー状の弁座部に向けてばねで付勢される弁体を備えており、給油時の燃料の動圧で弁体が押し開かれ、燃料タンク側からの燃料の逆流を生じたとき弁体が弁座部に着座して、燃料の逆流が阻止される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上記の如くチェックバルブを設ける場合、給油時に燃料が円滑に燃料タンクに注入されるよう、チェックバルブの弁体の開閉ストロークを大きく取ることが望まれるが、弁体の付勢ばねとして、バルブケーシングの燃料タンク側の端壁部と弁体との間に介設するコイルスプリングを用いた場合、開閉ストロークを大きく取ると、コイルスプリングの倒れを生じ易くなる。この倒れは、バルブケーシングの端壁部と弁体とにコイルスプリングに嵌合するスプリングガイドを突設することで防止できるが、これでは、スプリングガイド同士の干渉で開閉ストロークを大きく取ることが困難になる。
【０００６】
本発明は、以上の点に鑑み、コイルスプリングの倒れを防止して、且つ、弁体の開閉ストロークも大きく取れるようにした燃料タンクのフィラーパイプ用チェックバルブを提供することを課題としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、本発明では、燃料タンク内に連通するフィラーパイプの燃料タンク側の端部に、燃料タンクからフィラーパイプへの燃料の逆流を防止すべく設けられるチェックバルブであって、チェックバルブのバルブケーシングのフィラーパイプ側の部分に形成した弁座部に向けてチェックバルブの弁体を付勢するコイルスプリングをバルブケーシングの燃料タンク側の端部と弁体との間に介設するものにおいて、前記弁体をロッドを備えた傘型に形成するとともに、該ロッドを挿通して前記弁体を前記バルブケーシングの軸線方向に移動自在に支持するバルブガイドを前記バルブケーシングの端壁部に設け、該バルブケーシングの端壁部に第１のスプリングガイドを前記バルブガイドと同芯状に配設する一方、前記弁体の裏側には第２のスプリングガイドを前記ロッドと同芯状に配設し、前記第１のスプリングガイドに前記コイルスプリングの一端部外周を嵌合させるとともに、前記第２のスプリングガイドに前記コイルスプリングの他端部内周を嵌合させ、前記弁体が全開状態まで移動した際には、前記第１のスプリングガイドの先端面が前記弁体のスプリングガイド設置面に当接して、前記コイルスプリングの少なくとも一部が第１及び第２のスプリングガイドによって挟まれる状態になる一方、前記バルブケーシングの周壁部には、全開状態の前記弁体の先端部を臨むように開口部を形成し、前記ロッドと前記第２スプリングガイドの間に凹部を形成し、前記弁体が全開状態まで移動した際に、前記バルブガイドの弁体側の端部が前記凹部に進入して前記スプリングガイド設置面よりもフィラーパイプ側に位置すること、を特徴としている。
【０００８】
フィラーパイプから給油で弁体がコイルスプリングの付勢力に抗して押し開かれる際、第１スプリングガイドと第２スプリングガイドとによりコイルスプリングがガイドされてコイルスプリングの倒れが防止されると共に、両スプリングガイド同士の干渉が無く弁体の開閉ストロークも大きく取れる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
図１を参照して、１は車両に搭載される燃料タンクであり、燃料タンク１内に連通するフィラーパイプ２を、フィラーパイプ２の給油口２１が燃料タンク１より高所に位置するように燃料タンク１に固着している。
【００１０】
燃料タンク１には、キャニスタ１０に連なるベント通路１１が接続されており、燃料タンク１内にベント通路１１の入口部に位置するフロート弁１２を設け、燃料タンク１への給油で満タンになったとき、フロート弁１２が閉じられるようにしている。また、ベント通路１１には、正圧弁１３ａと負圧弁１３ｂとを有するツーウエイバルブ１３が設けられており、燃料タンク１の内圧が所定の正圧以上になったときに、燃料タンク１内のベーパーをベント通路１１を介してキャニスタ１０に導いてこれに吸着させ、タンク内圧が所定の負圧以下になったときベント通路１１を介して燃料タンク１内に大気を導入し、タンク内圧が所定範囲に収まるようにしている。
【００１１】
チェックバルブ３は、図２（Ａ）に示すように、フィラーパイプ２の端部２２に設けられるバルブケーシング３０に弁体３１を収納して構成される。
【００１２】
バルブケーシング３０は、フィラーパイプ２側の部分、即ち、上方部分に上方に向かって径が減少するテーパー状の弁座部３００ａを形成した硬質樹脂から成る筒状本体部３００と、筒状本体部３００の燃料タンク１側の端部、即ち、下端部に係止爪３０１ａで係着される同じく硬質樹脂から成る端壁部３０１とで構成されており、端壁部３０１に弁体３１からのびるロッド３１ａを挿通する筒状のバルブガイド３０１ｂを形成して、弁体３１をバルブガイド３０１ｂによりバルブケーシング３０の軸線方向に移動自在に支持すると共に、弁体３１と端壁部３０１との間に付勢ばねたる円筒状のコイルスプリング３２を介設し、弁体３１を弁座部３００ａ側に付勢している。端壁部３０１には、コイルスプリング３２の端部外周に嵌合する筒状の第１スプリングガイド３２ａがバルブガイド３０１ｂと同心状に立設されており、更に、第１スプリングガイド３２ａより径方向外側の端壁部３０１の部分に、燃料を流通させる複数の開口部３０１ｃを形成してる。また、弁座部３００ａから端壁部３０１側にのびる筒状本体部３００の周壁部にも、燃料を流通させる複数の開口部３００ｂが形成されている。筒状本体部３００の上端には、フィラーパイプ２の端部２２にＯリング３００ｅを介して嵌合する接続部３００ｆが形成されており、フィラーパイプ２の外周に装着されるジョイントスリーブ３０２の下端部に接続部３００ｆを内挿し、接続部３００ｆに形成した係止片３００ｇをジョイントスリーブ３０２に係合させて、バルブケーシング３０をフィラーパイプ２の端部２２に取付けている。
【００１３】
弁体３１は、前記ロッド３１ａを一体成形した傘状の本体部材３１０と、前記コイルスプリング３２を当接させるばね受け部材３１１とで構成されており、本体部材３１０とばね受け部材３１１との間にシール部材３１２を挟持している。本体部材３１０及びばね受け部材３１１は、硬質樹脂で形成されるが、シール部材３１２は、ＮＢＲ等の弾性材で形成されており、シール部材３１２の外周にリップ部３１２ａを形成している。本体部材３１０は、傘形状の周縁部に平坦なフランジ部３１０ａを備えており、フランジ部３１０ａの裏面に突設した係合突起３１０ｂをばね受け部材３１１に形成した係合孔にシール部材３１２を通して嵌合係止することにより、弁体３１をワンタッチで組立てられるようにしている。フランジ部３１０ａの外径は、弁座部３００ａの最小径部より大きく、且つ、リップ部３１２ａの外径より小さくなっている。かくて、リップ部３１２ａが弁座部３００ａに着座してシール性が確保されると共に、リップ部３１２ａの過度の撓みが弁座部３００ａへのフランジ部３１０ａの当接で防止され、リップ部３１２ａの耐久性も確保される。尚、弁体３１の外周面に凹溝を形成してこれにシール部材３１２装着することも可能であるが、上記の如く、本体部材３１０とばね受け部材３１１との間にシール部材３１２を挟持すれば、シール部材３１２の脱落を確実に防止でき、有利である。
【００１４】
ばね受け部材３１１及びシール部材３１２は、内径を前記バルブガイド３０１ｂの外径より大きくした環状に形成されており、弁体３１の下方への開動作に際し、ばね受け部材３１１及びシール部材３１２がバルブガイド３０１ｂに干渉しないようにしている。また、ばね受け部材３１１の内周縁に、コイルスプリング３２の端部内周に嵌合する筒状の第２スプリングガイド３２ｂを垂設し、前記第１スプリングガイド３２ａと第２スプリングガイド３２ｂとでコイルスプリング３２の倒れを防止できるようにしている。尚、第１と第２の両スプリングガイド３２ａ、３２ｂを共にコイルスプリング３２の端部内周または端部外周に嵌合するように形成することも可能であるが、これではスプリングガイド３２ａ、３２ｂ同士が干渉して、弁体３１の開閉ストロークを大きく取れなくなる。これに対し、本実施形態では、第１スプリングガイド３２ａをコイルスプリング３２の端部外周、第２スプリングガイド３２ｂをコイルスプリング３２の端部内周に嵌合させているため、スプリングガイド３２ａ、３２ｂ同士の干渉を生じず、図２（Ｂ）に示す如く、ばね受け部材３１１が第１スプリングガイド３２ａの端面に当接するまで弁体３１が押し開かれるようになり、弁体３１の開閉ストロークを大きく取れる。尚、コイルスプリング３２の端部外周にコイルスプリング３２の端部外周に嵌合する第１スプリングガイド３２ａをばね受け部材３１１に形成し、コイルスプリング３２の端部内周に嵌合する第２スプリングガイド３２ｂを端壁部３０１に形成しても良い。
【００１５】
また、弁体３１には、弁体３１の上流部と下流部とを連通するバイパス穴３１ｂが形成されている。本実施形態では、弁体３１の本体部材３１０の傘形状の斜面部分に座ぐり形状部に本体部材３１０の表裏に貫通するバイパス穴３１ｂを形成している。尚、バイパス穴３１ｂの穴径は、チェックバルブ３の本来の機能である燃料の逆流防止機能を損なわないように小さく設定すべきである。
【００１６】
フィラーパイプ２の給油口２１に給油ガンＧを挿入して燃料を流し込むと、図２（Ｂ）に示す如く、フィラーパイプ２内を流れる燃料の動圧により弁体３１がコイルスプリング３２の付勢力に抗して押し開かれ、バルブケーシング３０の筒状本体部３００の開口部３００ｂを介して燃料タンク１内に燃料が注入される。
【００１７】
ここで、弁体３１の開弁動作に際し、第１スプリングガイド３２ａと第２スプリングガイド３２ｂとがコイルスプリング３２をガイドしつつ近接し、最終的にはコイルスプリング３２の外周側の第１スプリングガイド３２ａとコイルスプリング３２の内周側の第２スプリングガイド３２ｂとでコイルスプリング３２を内外から挟むような状態になるため、コイルスプリング３２の倒れを防止できると共に、第１、２スプリングガイド３２ａ、３２ｂ同士の干渉が無く弁体３１の開閉ストロークも大きく取れ、燃料が円滑に燃料タンク内に注入される。
【００１８】
そして、燃料の注入に際しベント通路１１を介して燃料タンク１内の息抜き作用が得られるが、燃料タンク１が満タンになってフロート弁１２がベント通路１１を閉鎖し息抜き作用が停止されると、その直後、供給される燃料の慣性でタンク内圧がピーク的に上昇し、その反動で燃料タンク１側からフィラーパイプ２に燃料が逆流しようとするが、バルブケーシング３０の端壁部３０１の開口部３０１ｃを介して弁体３１の裏面に作用するタンク内圧により弁体３１が押し上げられ、チェックバルブ３が閉じて燃料の逆流が阻止される。かくて、燃料がフィラーパイプ２内を急速に駆け上がり、給油ガンＧのオートストップ機構が働く間もなく燃料が給油口２１から吹き出すといった、所謂、吹き返しの発生が防止される。ここで、チェックバルブ３の閉じ動作に際し、シール部材３１２のリップ部３１２ａが弁座部３００ａに着座して、閉弁時の衝撃がシール部材３１２の弾性で緩和され、弁体３１及び弁座部３００ａの叩き摩耗による耐久性の悪化が抑制される。
【００１９】
給油後は、フィラーパイプ２の給油口２１をフィラーキャップ（図示せず）で施蓋する。このフィラーキャップには、前記ツーウエイバルブ１３の正圧弁１３ａよりも開弁設定圧を高くしたリリーフ弁が設けられており、ベント通路１１の目詰まり等によるタンク内圧の過度の上昇がリリーフ弁の働きで防止されるが、チェックバルブ３の閉弁で燃料タンク１内とフィラーパイプ２との連通が遮断されると、リリーフ弁によるリリーフ機能が得られなくなる。然し、本実施形態では、上記の如くチェックバルブ３の弁体３１にバイパス穴３１ｂを形成しているため、チェックバルブ３が閉弁しても、燃料タンク１内とフィラーパイプ２とはバイパス穴３１ｂを介して連通している。
【００２０】
ベント通路１１の目詰まりでタンク内圧が上昇すると、チェックバルブ３がタンク内の液面下に位置する場合には燃料が、或いは、チェックバルブ３が液面上に位置する場合にはベーパーがバイパス穴３１ｂを介してフィラーパイプ２内に流入し、フィラーキャップのリリーフ弁の働きでタンク内圧の過度の上昇が防止される。
【００２１】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、コイルスプリングの倒れを防止して、且つ、弁体の開閉ストロークも大きく取ることができ、燃料タンク内に円滑に給油できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による燃料タンクのフィラーパイプ用チェックバルブの一例を示す断面図
【図２】（Ａ）弁体の閉弁による連通路の遮断状態を示す側断面図
（Ｂ）弁体の開弁による連通路の連通状態を示す側断面図
【符号の説明】
１燃料タンク
２フィラーパイプ２２端部
３チェックバルブ３０バルブケーシング
３１弁体
３１ｂバイパス穴
３００ａ弁座部
３２コイルスプリング
３２ａ第１スプリングガイド
３２ｂ第２スプリングガイド[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a filler pipe check valve mainly applied to a filler pipe of a vehicle fuel tank.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a fuel tank is provided with a float valve located at the inlet of a vent passage connected to the canister, and when the fuel tank is fully filled, the float valve is closed and breathing in the fuel tank is stopped. It has been. When the float valve is closed and breathing is stopped, the fuel from the refueling gun rises in the filler pipe, and when the fuel reaches the tip of the refueling gun, the refueling gun auto-stop mechanism works to automatically refuel. To be stopped.
[0003]
By the way, immediately after the float valve is closed, the tank internal pressure rises in a peak due to the inertia of the supplied fuel, and the reaction reversely causes the fuel to flow backward from the fuel tank to the filler pipe, causing the fuel to run up inside the filler pipe and auto-stop. There is a case in which fuel is blown out from the filler pipe immediately before the mechanism is operated, so-called blow-back.
[0004]
In order to prevent such blow-back, conventionally, according to Japanese Utility Model Laid-Open No. 63-88529, a check valve for preventing the back flow of fuel from the fuel tank side to the filler pipe side is provided at the end of the filler pipe on the fuel tank side. Things are known. This check valve includes a valve body that is urged by a spring toward a tapered valve seat formed on the filler pipe side of the valve casing, and the valve body is pushed by the dynamic pressure of fuel during refueling. When the fuel tank is opened and a backflow of fuel from the fuel tank side occurs, the valve body is seated on the valve seat portion to prevent the backflow of fuel.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the case where the check valve is provided as described above, it is desirable that the check valve has a large opening / closing stroke so that the fuel is smoothly injected into the fuel tank during refueling. When a coil spring interposed between the end wall on the fuel tank side and the valve body is used, if the open / close stroke is made large, the coil spring tends to fall. This fall can be prevented by projecting a spring guide that fits into the coil spring on the end wall and valve body of the valve casing, but this makes it difficult to make a large opening / closing stroke due to interference between the spring guides. become.
[0006]
In view of the above, the present invention has an object to provide a check valve for a filler pipe of a fuel tank that prevents a coil spring from collapsing and allows a large opening / closing stroke of a valve body.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the present invention is a check valve provided at the end of the filler pipe communicating with the fuel tank on the fuel tank side to prevent the backflow of fuel from the fuel tank to the filler pipe, A coil spring that urges the valve body of the check valve toward the valve seat formed on the filler pipe side of the valve casing of the check valve is interposed between the fuel tank side end of the valve casing and the valve body. The valve body is formed in an umbrella shape having a rod, and a valve guide is inserted through the rod to support the valve body so as to be movable in the axial direction of the valve casing. provided parts, while providing the first spring guide in said valve guide and coaxially to the end wall of the valve casing, the rear side of the valve body A second spring guide disposed in said rod and coaxially, the causes is fitted one end periphery of the coil spring in the first spring guide and the other end of the coil spring to said second spring guide the inner peripheral is fitted, when the valve body is moved to the fully open state, the front end surface of the first spring guide in contact with the spring guide installation surface of the valve body, at least a portion of the coil spring Is sandwiched between the first and second spring guides, and an opening is formed in the peripheral wall portion of the valve casing so as to face the tip of the valve body in the fully open state. When a recess is formed between the two spring guides and the valve body moves to the fully open state, an end of the valve guide on the valve body side enters the recess and the spring It than Gugaido installation surface positioned on the filler pipe side, is characterized in.
[0008]
When the valve body is pushed open against the urging force of the coil spring by refueling from the filler pipe, the coil spring is guided by the first spring guide and the second spring guide to prevent the coil spring from falling down. There is no interference between the spring guides, and the opening and closing stroke of the valve element can be increased.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Referring to FIG. 1, reference numeral 1 denotes a fuel tank mounted on a vehicle, and a filler pipe 2 communicating with the inside of the fuel tank 1 is arranged so that a filler port 21 of the filler pipe 2 is positioned higher than the fuel tank 1. It is fixed to the fuel tank 1.
[0010]
A vent passage 11 connected to the canister 10 is connected to the fuel tank 1, and a float valve 12 located at the inlet of the vent passage 11 is provided in the fuel tank 1 so that the fuel tank 1 is filled with fuel. The float valve 12 is closed. The vent passage 11 is provided with a two-way valve 13 having a positive pressure valve 13a and a negative pressure valve 13b. When the internal pressure of the fuel tank 1 becomes a predetermined positive pressure or higher, the vapor in the fuel tank 1 is provided. Is introduced into the canister 10 through the vent passage 11 and adsorbed thereto, and when the tank internal pressure becomes a predetermined negative pressure or less, the atmosphere is introduced into the fuel tank 1 through the vent passage 11 so that the tank internal pressure is within a predetermined range. To fit in.
[0011]
As shown in FIG. 2A , the check valve 3 is configured by accommodating a valve body 31 in a valve casing 30 provided at an end 22 of the filler pipe 2.
[0012]
The valve casing 30 includes a cylindrical main body 300 made of a hard resin having a tapered valve seat portion 300a whose diameter decreases upward in a portion on the filler pipe 2 side, that is, in an upper portion, and a cylindrical main body. The end portion of the fuel tank 1 on the side of the fuel tank 1, that is, the end wall portion 301 made of the same hard resin that is fixed to the lower end portion by the locking claw 301 a, extends from the valve body 31 to the end wall portion 301. A cylindrical valve guide 301b that passes through the rod 31a is formed, and the valve body 31 is supported by the valve guide 301b so as to be movable in the axial direction of the valve casing 30, and between the valve body 31 and the end wall portion 301. A cylindrical coil spring 32 as an urging spring is interposed to urge the valve body 31 toward the valve seat portion 300a. A cylindrical first spring guide 32a fitted on the outer periphery of the end portion of the coil spring 32 is provided on the end wall portion 301 so as to be concentric with the valve guide 301b. A plurality of openings 301c through which fuel flows are formed in the outer end wall portion 301. A plurality of openings 300b through which fuel flows are also formed in the peripheral wall portion of the cylindrical main body portion 300 extending from the valve seat portion 300a to the end wall portion 301 side. At the upper end of the cylindrical main body 300, a connection portion 300 f is formed that is fitted to the end portion 22 of the filler pipe 2 via an O-ring 300 e, and the lower end of the joint sleeve 302 that is attached to the outer periphery of the filler pipe 2. The valve casing 30 is attached to the end portion 22 of the filler pipe 2 by inserting the connection portion 300 f into the portion and engaging the locking piece 300 g formed on the connection portion 300 f with the joint sleeve 302.
[0013]
The valve body 31 includes an umbrella-shaped main body member 310 integrally formed with the rod 31a and a spring receiving member 311 with which the coil spring 32 is brought into contact, and between the main body member 310 and the spring receiving member 311. The seal member 312 is sandwiched between the two. The main body member 310 and the spring receiving member 311 are formed of hard resin, but the seal member 312 is formed of an elastic material such as NBR, and a lip portion 312 a is formed on the outer periphery of the seal member 312. The main body member 310 includes a flat flange portion 310a at the peripheral portion of the umbrella shape, and an engagement protrusion 310b protruding from the back surface of the flange portion 310a is inserted into an engagement hole formed in the spring receiving member 311 through the seal member 312. By fitting and locking, the valve body 31 can be assembled with one touch. The outer diameter of the flange portion 310a is larger than the minimum diameter portion of the valve seat portion 300a and smaller than the outer diameter of the lip portion 312a. Thus, the lip portion 312a is seated on the valve seat portion 300a to ensure sealing performance, and excessive bending of the lip portion 312a is prevented by the contact of the flange portion 310a with the valve seat portion 300a, and the lip portion 312a. Durability is also ensured. It is possible to form a concave groove on the outer peripheral surface of the valve body 31 and attach the seal member 312 to the groove. However, as described above, the seal member 312 is sandwiched between the main body member 310 and the spring receiving member 311. This advantageously prevents the seal member 312 from falling off.
[0014]
The spring receiving member 311 and the sealing member 312 are formed in an annular shape having an inner diameter larger than the outer diameter of the valve guide 301b. When the valve body 31 is opened downward, the spring receiving member 311 and the sealing member 312 The guide 301b is not interfered with. In addition, a cylindrical second spring guide 32b fitted to the inner periphery of the end of the coil spring 32 is provided on the inner peripheral edge of the spring receiving member 311, and the coil is formed by the first spring guide 32a and the second spring guide 32b. The spring 32 can be prevented from falling down. Both the first and second spring guides 32a and 32b can be formed so as to be fitted to the inner circumference or the outer circumference of the end of the coil spring 32. Interferes with each other, and the opening / closing stroke of the valve body 31 cannot be increased. In contrast, in the present embodiment, the first spring guide 32a is fitted to the outer periphery of the end of the coil spring 32, and the second spring guide 32b is fitted to the inner periphery of the end of the coil spring 32. 2B, the valve body 31 is pushed and opened until the spring receiving member 311 comes into contact with the end surface of the first spring guide 32a, as shown in FIG. I can take it. A first spring guide 32 a that fits on the outer periphery of the end of the coil spring 32 is formed in the spring receiving member 311 on the outer periphery of the end of the coil spring 32, and a second spring guide that fits on the inner periphery of the end of the coil spring 32. You may form 32b in the end wall part 301. FIG.
[0015]
Further, the valve body 31 is formed with a bypass hole 31 b that communicates the upstream portion and the downstream portion of the valve body 31. In the present embodiment, a bypass hole 31 b penetrating the front and back of the main body member 310 is formed in the counterbore-shaped portion in the umbrella-shaped slope portion of the main body member 310 of the valve body 31. The diameter of the bypass hole 31b should be set small so as not to impair the fuel backflow prevention function, which is the original function of the check valve 3.
[0016]
When the fuel gun G is inserted into the filler port 21 of the filler pipe 2 and fuel is poured, the valve element 31 is biased by the coil spring 32 by the dynamic pressure of the fuel flowing in the filler pipe 2 as shown in FIG. The fuel is injected into the fuel tank 1 through the opening 300 b of the cylindrical main body 300 of the valve casing 30.
[0017]
Here, when the valve body 31 is opened, the first spring guide 32 a and the second spring guide 32 b are close to each other while guiding the coil spring 32, and finally the first spring guide on the outer peripheral side of the coil spring 32. Since the coil spring 32 is sandwiched from the inside and outside by the second spring guide 32b on the inner peripheral side of the coil spring 32, the coil spring 32 can be prevented from falling down and the first and second spring guides 32a and 32b can be prevented. There is no mutual interference, and the opening / closing stroke of the valve body 31 can be made large, so that fuel is smoothly injected into the fuel tank.
[0018]
When the fuel is injected, a breathing action in the fuel tank 1 is obtained via the vent passage 11, but when the fuel tank 1 is full and the float valve 12 closes the vent passage 11 and the breathing action is stopped. Immediately thereafter, the tank internal pressure rises peakly due to the inertia of the supplied fuel, and the reaction causes the fuel to flow backward from the fuel tank 1 side to the filler pipe 2, but the opening of the end wall portion 301 of the valve casing 30. The valve body 31 is pushed up by the tank internal pressure acting on the back surface of the valve body 31 via the portion 301c, and the check valve 3 is closed to prevent the back flow of fuel. Thus, the so-called blow-back, in which the fuel rapidly rushes through the filler pipe 2 and the fuel is blown out from the fuel filler port 21 before the auto-stop mechanism of the fuel gun G is activated, is prevented. Here, when the check valve 3 is closed, the lip portion 312a of the seal member 312 is seated on the valve seat portion 300a, and the impact when the valve is closed is alleviated by the elasticity of the seal member 312. Deterioration of durability due to 300a hitting wear is suppressed.
[0019]
After refueling, the filler port 2 of the filler pipe 2 is covered with a filler cap (not shown). The filler cap is provided with a relief valve having a valve opening set pressure higher than that of the positive pressure valve 13a of the two-way valve 13. An excessive increase in the tank internal pressure due to clogging of the vent passage 11 or the like causes the relief valve to function. However, if the check valve 3 is closed and the communication between the fuel tank 1 and the filler pipe 2 is blocked, the relief function by the relief valve cannot be obtained. However, in this embodiment, since the bypass hole 31b is formed in the valve body 31 of the check valve 3 as described above, even if the check valve 3 is closed, the inside of the fuel tank 1 and the filler pipe 2 are bypass holes. It communicates via 31b.
[0020]
When the internal pressure of the tank rises due to clogging of the vent passage 11, fuel bypasses when the check valve 3 is positioned below the liquid level in the tank, or vapor bypasses when the check valve 3 is positioned above the liquid level. It flows into the filler pipe 2 through the hole 31b, and an excessive increase in the tank internal pressure is prevented by the function of the relief valve of the filler cap.
[0021]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, the coil spring can be prevented from falling over, and the valve element can be opened and closed in a large stroke, so that fuel can be smoothly supplied into the fuel tank.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an example of a check valve for a filler pipe of a fuel tank according to the present invention. FIG. 2A is a side cross-sectional view showing a shut-off state of a communication passage when a valve body is closed. Side sectional view showing the communication state of the communication passage by opening the valve 【Explanation of symbols】
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Fuel tank 2 Filler pipe 22 End part 3 Check valve 30 Valve casing 31 Valve body 31b Bypass hole 300a Valve seat part 32 Coil spring 32a 1st spring guide 32b 2nd spring guide

Claims

A check valve provided at an end of a filler pipe communicating with the inside of the fuel tank on the fuel tank side to prevent backflow of fuel from the fuel tank to the filler pipe, and a portion of the check valve valve casing on the filler pipe side A coil spring that urges the valve body of the check valve toward the valve seat portion formed between the end of the valve casing on the fuel tank side and the valve body,
The valve body is formed in an umbrella shape having a rod, and a valve guide is provided on an end wall portion of the valve casing for inserting the rod and supporting the valve body movably in the axial direction of the valve casing. A first spring guide is disposed concentrically with the valve guide on the end wall portion of the valve casing, while a second spring guide is disposed concentrically with the rod on the back side of the valve body. ,
Together is fitted one end periphery of the coil spring in the first spring guide, the by fitting the other end portion inner periphery of the coil spring to the second spring guide, when the valve body is moved to the fully open state On the other hand, the tip surface of the first spring guide abuts against the spring guide installation surface of the valve body, and at least a part of the coil spring is sandwiched between the first and second spring guides.
In the peripheral wall portion of the valve casing, an opening is formed so as to face the tip of the valve body in a fully open state,
A concave portion is formed between the rod and the second spring guide, and when the valve body moves to a fully open state, an end portion of the valve guide on the valve body side enters the concave portion and comes from the spring guide installation surface. Is also located on the filler pipe side,
The fuel tank filler pipe check valve.