JP4017641B2 - Flat pneumatic radial tire for heavy loads - Google Patents
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Description
本発明は重荷重用偏平空気入りラジアルタイヤに関し、さらに詳しくは、タイヤの耐久性と耐偏摩耗性を一段と向上するようにした重荷重用偏平空気入りラジアルタイヤに関する。 The present invention relates to a heavy load flat pneumatic radial tire, and more particularly to a heavy load flat pneumatic radial tire that further improves the durability and uneven wear resistance of the tire.
近年、乗用車用空気入りラジアルタイヤのみならず重荷重用空気入りラジアルタイヤでも偏平化がすすみ、偏平率60%以下の超偏平タイヤが増えつつある。日本市場では、特に低床式のバスに端を発して広がりを見せつつある。このような超偏平化したラジアルタイヤでは、トレッドが広幅であるため、その広幅のトレッドを路面に対して如何に均一に接地させるようにするかが重要な課題になっている。つまり、接地性が不均一であると、タイヤの耐久性や耐偏摩耗性が悪化するという問題があるからである。 In recent years, flattening is progressing not only in pneumatic radial tires for passenger cars but also in pneumatic radial tires for heavy loads, and super-flat tires with a flatness ratio of 60% or less are increasing. In the Japanese market, it is starting to spread especially with low-floor buses. In such a super flat radial tire, since the tread is wide, how to uniformly ground the wide tread with respect to the road surface is an important issue. That is, if the grounding property is not uniform, there is a problem that the durability and uneven wear resistance of the tire deteriorate.
重荷重用空気入りラジアルタイヤの接地形状は、トレッドに埋設したベルト層の構成如何によって左右される。従来の一般的なラジアルタイヤでは、ベルト層におけるスチールコードのタイヤ周方向に対するコード角度を15〜60度程度のバイアスにし、かつ層間でコード方向を交差させるように配置している。しかし、このようなバイアス構造のベルト層の構成を偏平ラジアルタイヤにそのまま使用すると、偏平ラジアルタイヤではベルト層の幅が広いため、ベルト層エッジ部で周方向剛性が低下し、図3に実線Aで示す接地形状のように、ショルダーエッジ部が極端に膨らんだ形状になる。さらに、ベルト層エッジ部での層間剪断力が大きくなるため、そのエッジ部に剥離故障が発生する。したがって、タイヤが偏摩耗を引き起こしたり、耐久性を低下させたりする原因になっている。 The ground contact shape of the heavy-duty pneumatic radial tire depends on the configuration of the belt layer embedded in the tread. In a conventional general radial tire, the cord angle with respect to the tire circumferential direction of the steel cord in the belt layer is set to a bias of about 15 to 60 degrees, and the cord directions are arranged to cross each other. However, if the belt layer configuration having such a bias structure is used for a flat radial tire as it is, the width of the belt layer in the flat radial tire is wide, so that the circumferential rigidity is reduced at the edge of the belt layer. The shoulder edge portion is extremely swollen like the ground contact shape shown in FIG. Further, since the interlaminar shear force at the edge portion of the belt layer becomes large, a peeling failure occurs at the edge portion. Therefore, the tire causes uneven wear and decreases durability.
従来、上記のような偏平ラジアルタイヤに起こる問題の対策として、バイアスベルト層の中にスチールコードをタイヤ周方向に対して実質的0度に配列した所謂0度ベルト層を挿入することにより、周方向剛性を増大させるようにした提案がなされている(特許文献1等)。例えば、特許文献1では、スチールコードをタイヤ周方向に対して10〜45度のコード角度にした2つのバイアスベルト層の間に、このバイアスベルト層よりも幅の狭い0度ベルト層を挿入すると共に、バイアスベルト層の端部同士間に薄いゴム層を介在させて結合するようにしている。
Conventionally, as a countermeasure against the problems that occur in the flat radial tire as described above, a so-called 0 degree belt layer in which steel cords are arranged at substantially 0 degree with respect to the tire circumferential direction is inserted into the bias belt layer. Proposals have been made to increase the directional rigidity (
このようにバイアスベルト層に0度ベルト層を挿入したことにより、バイアスベルト層だけを配置した従来タイヤに比べると、タイヤの耐久性や耐偏摩耗性を向上する効果が一応は認められる。しかしながら、得られる耐久性や耐偏摩耗性の効果は、必ずしも満足しうるレベルには達しておらず、現状では、更なる改善が求められている。
本発明の目的は、タイヤの耐久性と耐偏摩耗性を一段と向上するようにした重荷重用偏平空気入りラジアルタイヤを提供することにある。 An object of the present invention is to provide a heavy-duty flat pneumatic radial tire that further improves the durability and uneven wear resistance of the tire.
本発明の重荷重用偏平空気入りラジアルタイヤは、カーカス層の外周に複数プライのスチールコードベルト層を配置した重荷重用偏平空気入りラジアルタイヤにおいて、前記スチールコードベルト層を、前記カーカス層の直上からタイヤ外側へ順に、応力ー歪み関係が非線形の特性を有するスチールコードをタイヤ周方向に対するコード角度を実質的0度でストレートに巻き付けた少なくとも1プライの0度ベルト層と、応力ー歪み関係が線形の特性を有するスチールコードをタイヤ周方向に対して45〜65度の範囲の実質的平衡角度で配置した少なくとも2プライのバイアスベルト層と、応力ー歪み関係が線形の特性を有するスチールコードをタイヤ周方向に対して15〜30度のコード角度で配置した保護ベルト層とを積層した構成にしたことを特徴とするものである。 Heavy duty flat pneumatic radial tire of the present invention, the tire in heavy duty flat pneumatic radial tire placing the steel cord belt layers of a plurality plies on the outer periphery of the carcass layer, the steel cord belt layer, from just above the carcass layer In order to the outside, at least one ply of a 0 degree belt layer in which a steel cord having a nonlinear stress-strain relationship is wound straight at a cord angle with respect to the tire circumferential direction is substantially 0 degree, and the stress-strain relationship is linear tires and bias belt layers of at least two plies of steel cords arranged at substantially equilibrium angle in the range of pairs to 45 to 65 degrees in the tire circumferential direction having a characteristic, a steel cord stress over strain relationship has a linear characteristic the laminated structure and a protection belt layer arranged at a cord angle of pairs to 15 to 30 degrees in the circumferential direction It is characterized in that the.
本発明によれば、カーカス層の直上にコード角度が実質的に0度の0度ベルト層を配置し、その上にコード角度が実質的平衡角度のバイアスベルト層を配置するようにスチールコードベルト層を構成したので、0度ベルト層はタイヤ周方向に高い剛性を付与することによってトレッド全体の剛性を均等化し、さらにバイアスベルト層は、そのコード角度をコード補強された複合材料における力学上の平衡角度(=54.7度)又はその近傍とすることにより、平衡角度の理論からタイヤ周方向張力に対して実質的に変形が起こらないようにしたので、0度ベルト層との層間及び隣接するバイアスベルト層との層間で剪断変形を起こり難くする。したがって、上記0度ベルト層とバイアスベルト層との相乗作用により、タイヤの耐久性及び耐偏摩耗性を一層向上することができる。 According to the present invention, a steel cord belt is arranged such that a 0-degree belt layer having a cord angle of substantially 0 degrees is disposed immediately above the carcass layer, and a bias belt layer having a cord angle of substantially equilibrium angle is disposed thereon. Since the 0-degree belt layer is provided with high rigidity in the tire circumferential direction, the rigidity of the entire tread is equalized, and the bias belt layer has a cord angle with respect to the mechanical strength of the cord-reinforced composite material. By setting the equilibrium angle (= 54.7 degrees) or in the vicinity thereof, the deformation of the tire circumferential direction tension is substantially prevented from occurring according to the theory of the equilibrium angle. This makes it difficult for shear deformation to occur between the layer and the bias belt layer. Therefore, the durability and uneven wear resistance of the tire can be further improved by the synergistic action of the 0 degree belt layer and the bias belt layer.
図1は本発明の重荷重用偏平空気入りラジアルタイヤの子午線断面を例示した図、図2は同タイヤのスチールコードベルト層を半径方向の外側から見た部分展開図である。
図1及び図2において、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部、4はカーカス層である。カーカス層4は、多数本のスチールコード4aがタイヤ周方向に対して90度に配列するように構成され、中央のトレッド部1からそれぞれ左右両側のサイドウォール部2,2を経てビード部3,3に至り、その両端部をビードコア5,5の周りにタイヤ内側から外側へ折り返すようになっている。
FIG. 1 is a diagram illustrating a meridional section of a heavy-duty flat pneumatic radial tire according to the present invention, and FIG. 2 is a partial development view of a steel cord belt layer of the tire as viewed from the outside in the radial direction.
1 and 2, 1 is a tread portion, 2 is a sidewall portion, 3 is a bead portion, and 4 is a carcass layer. The
トレッド部1には、カーカス層4の外周側に複数プライからなるスチールベルト層6が配置されている。実施形態におけるスチールベルト層6は、カーカス層4の直上から外側へ順に、2プライからなる0度ベルト層7、2プライからなるバイアスベルト層8及び1プライの保護ベルト層9が積層されるように構成されている。このようにスチールベルト層6を構成するベルト層のうち、0度ベルト層7の幅Woが最も幅広で、タイヤ総幅Wの75〜85%である。この0度ベルト層7に次いでバイアスベルト層8の幅が大きく、その幅Wbがタイヤ総幅Wの60〜80%になっている。保護ベルト層9が最も幅狭で、その幅Wpがタイヤ総幅Wの25〜70%になっている。
In the
最内層の0度ベルト層7は、カーカス層4の直上にスチールコード7aをタイヤ周方向に対して実質的に0度のコード角度で平行に巻き付けて形成されている。0度ベルト層7の形成は、1本又は2〜10本のスチールコード7aからなるゴム引きテープを、タイヤ周方向に対して連続的かつ螺旋状に巻き付けて形成されている。このようにスチールコード7aをタイヤ周方向に対し略0度の角度に配列した0度ベルト層7は、タイヤ周方向に高い剛性を付与してトレッド剛性を全体的に均等化するため、接地形状を図3に破線Bで示すようにスクェア状にする。
The innermost 0-
0度ベルト層7は少なくとも1プライを設ければよいが、好ましくは図示の例のように2プライ又はそれ以上を設けるのがよい。0度ベルト層7を2プライ以上設けることにより、スチールコード7aの張力を全域に均等化し、接地形状の均一化を一層有利にすることができる。0度ベルト層7のプライ数の上限は特に制限されないが、重量を抑制する観点から1または2プライまでにするのがよい。
The 0-
なお、0度ベルト層7においてコード角度がタイヤ周方向に対して実質的に0度とは、スチールコード7aのコード角度が完全0度である場合のほか、0度±3度の範囲までを含むことを意味する。
In the 0
また、0度ベルト層7に使用するスチールコードには、バイアスベルト層8や保護ベルト層9に使用するスチールコードとは特性が異なるものが使用される。バイアスベルト層8や保護ベルト層9には、応力ー歪み関係が線形の特性を有するスチールコードを使用するが、0度ベルト層7には、非線形の特性を有するスチールコードを使用する。非線形の特性とは、応力ー歪み関係の低応力域では伸度3%程度までの歪み変化(伸び)が大きく、中・高応力域で歪み変化(伸び)が小さくなるような特性のものをいう。このように非線形の特性を有するスチールコードを0度ベルト層に使用することにより、加硫時のリフトを円滑にし、ユニフォミティーに優れたタイヤを得ることができる。
The steel cord used for the 0-
0度ベルト層7の外周側に配置されるバイアスベルト層8は、スチールコード8aがタイヤ周方向に対して45〜65度のコード角度αで平行に配列するように形成されている。このバイアスベルト層8としては、少なくとも2プライを配置し、好ましくはスチールコード8aが、隣接する層間で互いに反対側に交差する関係に配置するのがよい。プライ数の上限は特に限定されないが、好ましくは2プライまたは4プライとし、特に2プライとするのがよい。
The
バイアスベルト層8のコード角度αを45〜65度の範囲にすることは、スチールコード8aのコード角度αが平衡角度又はその近傍であることを意味する。コード補強された複合材料に関する力学の理論によれば、コード補強されたゴム・プラスチック複合材料に引張り荷重を与えると、補強コードが引張り荷重の方向に対して54.7度の角度であるとき、複合材料は引張り荷重に対して伸びも縮みもしない非変形状態を維持する。この非変形状態になるときのコード角度(54.7度)を平衡角度といっている。
Setting the cord angle α of the
したがって、上記バイアスベルト層8は、タイヤ周方向の張力に対して殆ど変形を起こさないため、隣接する0度ベルト層7との間やバイアスベルト層8同士間において剪断変形を起こすことがない。そのため、0度ベルト層7のタイヤ周方向の剛性向上効果と相まって、接地形状を図3において破線Bで示すようなスクェアにし、タイヤの耐久性向上や耐偏摩耗性の向上に大いに寄与することができる。
Therefore, the
バイアスベルト層8の外側に配置された保護ベルト層9は、スチールコード9aのタイヤ周方向に対するコード角度βを15〜30度にしたベルト層である。この保護ベルト層9は、スチールコードベルト層6の面内曲げ剛性の向上に寄与するため、タイヤの偏摩耗防止効果を一層向上することに寄与する。コード角度βが15度未満では、層間剪断応力が増大するためエッジ部の剥離を生ずるようになり、また30度を超えると、面内剛性向上の効果が低下する。
The
本発明におけるスチールコードベルト層6は、上述したように0度ベルト層7の幅Woを、タイヤ総幅Wの75〜85%の範囲にすることが好ましい。また、バイアスベルト層8の幅Wbは、0度ベルト層7の幅Woよりも小さく、かつタイヤ総幅Wの60〜80%の範囲にすることが好ましい。さらに、保護ベルト層9の幅Wpは、バイアスベルト層8の幅Wbよりも小さく、かつタイヤ総幅Wの25〜70%の範囲にすることが好ましい。このような範囲に設定することにより、タイヤの耐久性及び耐偏摩耗性を一層優れたものにすることができる
本発明は重荷重用偏平空気入りラジアルタイヤに適用されるが、特に偏平率が60%以下のタイヤに適用する場合に特に優れた効果を発揮することができる。
In the steel
タイヤサイズが435/45R22.5で、かつスチールコードベルト層を設けた偏平重荷重用空気入りラジアルタイヤを製造するに際し、スチールコードベルト層を構成するベルト層を下記のように異ならせた5種類の空気入りラジアルタイヤを製造した(なお、ベルト層はカーカス層側を第1層とし、トレッド側に向って順に第2層、第3層、・・・・とする)。 When manufacturing a flat heavy load pneumatic radial tire having a tire cord size of 435 / 45R22.5 and having a steel cord belt layer, five types of belt layers constituting the steel cord belt layer are differentiated as follows. A pneumatic radial tire was manufactured (in the belt layer, the carcass layer side is the first layer, and the second layer, the third layer,... Are sequentially arranged toward the tread side).
(比較例1)
第1層(0度ベルト層);
ベルト幅; タイヤ総幅Wの75%
コード角度; 0度
コード構造; 3×(1+5)×0.25mm、25エンド/50mm
第2層(0度ベルト層);
ベルト幅; タイヤ総幅Wの75%
コード角度; 0度
コード構造; 3×(1+5)×0.25mm、25エンド/50mm
第3層(バイアスベルト層);
ベルト幅; タイヤ総幅Wの53%
コード角度; 50度(左傾斜)
コード構造; 3+9×0.22mm、21エンド/50mm
第4層(バイアスベルト層);
ベルト幅; タイヤ総幅Wの48%
コード角度; 50度(右傾斜)
コード構造; 3+9×0.22mm、21エンド/50mm
( Comparative Example 1 )
First layer (0 degree belt layer);
Belt width; 75% of total tire width W
Cord angle; 0 degree
Cord structure: 3 x (1 + 5) x 0.25mm, 25 ends / 50mm
Second layer (0 degree belt layer);
Belt width; 75% of total tire width W
Cord angle; 0 degree
Cord structure: 3 x (1 + 5) x 0.25mm, 25 ends / 50mm
Third layer (bias belt layer);
Belt width; 53% of total tire width W
Cord angle: 50 degrees (left tilt)
Cord structure: 3 + 9 × 0.22mm, 21 ends / 50mm
4th layer (bias belt layer);
Belt width; 48% of total tire width W
Cord angle: 50 degrees (right tilt)
Cord structure: 3 + 9 × 0.22mm, 21 ends / 50mm
(実施例1)
第1層(0度ベルト層);
ベルト幅; タイヤ総幅Wの75%
コード角度; 0度
コード構造; 3×(1+5)×0.25mm、25エンド/50mm
第2層(0度ベルト層);
ベルト幅; タイヤ総幅Wの75%
コード角度; 0度
コード構造; 3×(1+5)×0.25mm、25エンド/50mm
第3層(バイアスベルト層);
ベルト幅; タイヤ総幅Wの53%
コード角度; 50度(左傾斜)
コード構造; 3+9×0.22mm、21エンド/50mm
第4層(バイアスベルト層);
ベルト幅; タイヤ総幅Wの48%
コード角度; 50度(右傾斜)
コード構造; 3+9×0.22mm、21エンド/50mm
第5層(バイアスベルト層);
ベルト幅; タイヤ総幅Wの29%
コード角度; 20度(右傾斜)
コード構造; 3×0.20mm+6×0.35mm、15エンド/50mm
(Example 1 )
First layer (0 degree belt layer);
Belt width; 75% of total tire width W
Cord angle; 0 degree
Cord structure: 3 x (1 + 5) x 0.25mm, 25 ends / 50mm
Second layer (0 degree belt layer);
Belt width; 75% of total tire width W
Cord angle; 0 degree
Cord structure: 3 x (1 + 5) x 0.25mm, 25 ends / 50mm
Third layer (bias belt layer);
Belt width; 53% of total tire width W
Cord angle: 50 degrees (left tilt)
Cord structure: 3 + 9 × 0.22mm, 21 ends / 50mm
4th layer (bias belt layer);
Belt width; 48% of total tire width W
Cord angle: 50 degrees (right tilt)
Cord structure: 3 + 9 × 0.22mm, 21 ends / 50mm
5th layer (bias belt layer);
Belt width; 29% of total tire width W
Cord angle: 20 degrees (right tilt)
Cord structure: 3 x 0.20 mm + 6 x 0.35 mm, 15 ends / 50 mm
(比較例2)
第1層(0度ベルト層);
ベルト幅; タイヤ総幅Wの75%
コード角度; 0度
コード構造; 3×(1+5)×0.25mm、25エンド/50mm
第2層(0度ベルト層);
ベルト幅; タイヤ総幅Wの25%のベルト層2枚をタイヤ総幅Wの27% の間隔をあけて配置
コード角度; 0度
コード構造; 3×(1+5)×0.25mm、25エンド/50mm
第3層(バイアスベルト層);
ベルト幅; タイヤ総幅Wの53%
コード角度; 50度(左傾斜)
コード構造; 3+9×0.22mm、21エンド/50mm
第4層(バイアスベルト層);
ベルト幅; タイヤ総幅Wの48%
コード角度; 50度(右傾斜)
コード構造; 3+9×0.22mm、21エンド/50mm
( Comparative Example 2 )
First layer (0 degree belt layer);
Belt width; 75% of total tire width W
Cord angle; 0 degree
Cord structure: 3 x (1 + 5) x 0.25mm, 25 ends / 50mm
Second layer (0 degree belt layer);
Belt width: Two belt layers of 25% of the total tire width W are arranged with an interval of 27% of the total tire width W.
Cord angle; 0 degree
Cord structure: 3 x (1 + 5) x 0.25mm, 25 ends / 50mm
Third layer (bias belt layer);
Belt width; 53% of total tire width W
Cord angle: 50 degrees (left tilt)
Cord structure: 3 + 9 × 0.22mm, 21 ends / 50mm
4th layer (bias belt layer);
Belt width; 48% of total tire width W
Cord angle: 50 degrees (right tilt)
Cord structure: 3 + 9 × 0.22mm, 21 ends / 50mm
(比較例3)
第1層(バイアスベルト層):
ベルト幅; タイヤ総幅Wの68%
コード角度; 50度(左傾斜)
コード構造; 3+9×0.32mm、21エンド/50mm
第2層(バイアスベルト層):
ベルト幅; タイヤ総幅Wの75%
コード角度; 20度(右傾斜)
コード構造; 3+9×0.32mm、21エンド/50mm
第3層(バイアスベルト層):
ベルト幅; タイヤ総幅Wの71%
コード角度; 20度(左傾斜)
コード構造; 3+9×0.32mm、21エンド/50mm
第4層(バイアスベルト層):
ベルト幅; タイヤ総幅Wの52%
コード角度; 20度(右傾斜)
コード構造; 3×0.20mm+6×0.35mm、15エンド/50mm
(Comparative Example 3 )
First layer (bias belt layer):
Belt width; 68% of total tire width W
Cord angle: 50 degrees (left tilt)
Cord structure: 3 + 9 × 0.32mm, 21 ends / 50mm
Second layer (bias belt layer):
Belt width; 75% of total tire width W
Cord angle: 20 degrees (right tilt)
Cord structure: 3 + 9 × 0.32mm, 21 ends / 50mm
Third layer (bias belt layer):
Belt width; 71% of total tire width W
Cord angle: 20 degrees (left tilt)
Cord structure: 3 + 9 × 0.32mm, 21 ends / 50mm
Fourth layer (bias belt layer):
Belt width; 52% of total tire width W
Cord angle: 20 degrees (right tilt)
Cord structure: 3 x 0.20 mm + 6 x 0.35 mm, 15 ends / 50 mm
(比較例4)
第1層(バイアスベルト層):
ベルト幅; タイヤ総幅Wの75%
コード角度; 20度(左傾斜)
コード構造; 3+9×0.32mm、21エンド/50mm
第2層(0度ベルト層):
ベルト幅; タイヤ総幅Wの64%
コード角度; 0度
コード構造; 3×(1+5)×0.24mm、21エンド/50mm
第3層(バイアスベルト層):
ベルト幅; タイヤ総幅Wの71%
コード角度; 20度(右傾斜)
コード構造; 3+9×0.32mm、21エンド/50mm
第4層(バイアスベルト層):
ベルト幅; タイヤ総幅Wの52%
コード角度; 20度(左傾斜)
コード構造; 3+9×0.32mm、21エンド/50mm
(Comparative Example 4 )
First layer (bias belt layer):
Belt width; 75% of total tire width W
Cord angle: 20 degrees (left tilt)
Cord structure: 3 + 9 × 0.32mm, 21 ends / 50mm
Second layer (0 degree belt layer):
Belt width; 64% of total tire width W
Cord angle; 0 degree
Cord structure: 3 × (1 + 5) × 0.24mm, 21 ends / 50mm
Third layer (bias belt layer):
Belt width; 71% of total tire width W
Cord angle: 20 degrees (right tilt)
Cord structure: 3 + 9 × 0.32mm, 21 ends / 50mm
Fourth layer (bias belt layer):
Belt width; 52% of total tire width W
Cord angle: 20 degrees (left tilt)
Cord structure: 3 + 9 × 0.32mm, 21 ends / 50mm
上記5種類のタイヤについて下記の試験条件による「室内耐久性」及び「耐偏摩耗性」を測定したところ、表1に記載する結果が得られた。実施例1のタイヤは、いずれも比較例1〜4のタイヤに比べて耐久性及び耐偏摩耗性が改善されていた。 When “indoor durability” and “uneven wear resistance” were measured for the above five types of tires under the following test conditions, the results shown in Table 1 were obtained. The tires of Example 1 all had improved durability and uneven wear resistance as compared with the tires of Comparative Examples 1 to 4 .
[室内耐久性]
試験タイヤに900kPaの空気圧を充填し、ドラム径1707mmのドラム試験機を使用し、JIS D 4230に規定の耐久性試験を終了後、10時間毎に10%ずつ荷重を増やしながら、タイヤが破壊するまでの走行距離を測定した。
[Indoor durability]
After filling the test tire with air pressure of 900 kPa and using a drum testing machine with a drum diameter of 1707 mm, after finishing the durability test specified in JIS D 4230, the tire breaks while increasing the load by 10% every 10 hours The distance traveled was measured.
評価は、比較例3のタイヤの走行距離を100とする指数で示した。指数値が大きいほど室内耐久性が優れていることを意味する。 Evaluation was shown by the index | exponent which makes the mileage of the tire of the comparative example 3 100. FIG. The larger the index value, the better the indoor durability.
[耐偏摩耗性]
試験タイヤを実車に装着し、5000kmを走行した時点で、トレッドセンター部と両端部との摩耗量の差を測定した。
[Uneven wear resistance]
When the test tire was mounted on a real vehicle and traveled 5000 km, the difference in wear amount between the tread center portion and both end portions was measured.
評価は測定値の逆数で行い、比較例3のタイヤの逆数を100とする指数で示した。指数値が大きいほど耐偏摩耗性が優れていることを意味する。 The evaluation was performed by the reciprocal of the measured value, and was represented by an index with the reciprocal of the tire of Comparative Example 3 being 100. The larger the index value, the better the uneven wear resistance.
1 トレッド
4 カーカス層
6 スチールベルト層
7 0度ベルト層7
8 バイアスベルト層
9 保護ベルト層9
4a、7a、8a、9a スチールコード
1
8
4a, 7a, 8a, 9a Steel cord
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