JP4053340B2 - Fuel delivery pipe - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子燃料噴射式自動車用エンジンの燃料加圧ポンプから送給された燃料をエンジンの各吸気通路あるいは気筒内に直接噴射する燃料インジェクタ(噴射ノズル)を介して供給するためのフユーエルデリバリパイプの改良に関し、特に燃料通路を有する連通管の断面構造及び連通管の外部構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
フユーエルデリバリパイプは、ガソリンエンジンの電子燃料噴射システムに広く使用されており、燃料通路を有する連通管から複数個の円筒状ソケットを介して燃料インジェクタに燃料を送った後、燃料タンク側へと戻るための戻り通路を有するタイプと、戻り通路を持たないタイプ(リターンレス)とがある。最近は高温の戻り燃料による蒸散ガス低減対策やコストダウンのため戻り通路を持たないタイプが増加してきたが、それに伴い、インジェクタから噴射させるために弁を開閉させるスプールの往復運動に起因する反射波(衝撃波)や脈動圧による燃料噴射脈動によって、フユーエルデリバリパイプや関連部品が振動し耳ざわりな異音を発するという問題が発生していた。加えて、インジェクタのスプールの着座に伴う衝撃による異音も発生していた。
燃料を直接燃焼室内に噴射するいわゆる直噴型のエンジンでは、高圧のサプライポンプが設けられるため、その大きな脈動を吸収するためにパルセーションダンパが設けられており、通常の燃料噴射型(MPI)エンジンの場合においても一部で採用されているが、スペースの制約とコスト高から採用するのは容易でない。
【0003】
図6は、フユーエルデリバリパイプ1,2の箱形断面の一部を可撓性のアブゾーブ面にして振動を吸収するようにした従来例を表している。図6Aでは燃料噴射弁に接続されるソケット3の燃料流入口13に対向する上面85が薄板で作られてアブゾーブ面を提供しており、図6Bでは側面86が薄板で作られてアブゾーブ面を提供している。
【0004】
図7は従来のソケットと噴射ノズルの関係を拡大して表しており、連通管11の上面11aをアブゾーブ面にした場合、噴射ノズル6の後端に設けられる燃料供給孔6a(内径d:通常4〜5mm)から放出される弾性波(衝撃波)が、ソケット3内部の噴射ノズル後端を受け入れる凹所3aの上端に設けられた燃料流入口13(内径D)における急激な断面変化により反射して、噴射ノズル6と燃料流入口13の間で定在波を生じ、この定在波にフユーエルデリバリパイプが機械的に共振し、特に高周波域の騒音がフユーエルデリバリパイプの周囲に伝達・伝播・放射されているのではないかという問題点があった。
【0005】
特開平10−331743号「内燃機関の燃料分配管構造」では、フユーエルデリバリパイプの剛性を高めることで、脈動による大きな放射音が発生するのを抑制している。
特開昭60−240867号「内燃機関用燃料噴射装置の燃料供給導管」は、フユーエルデリバリパイプを改良するため、燃料供給導管の壁の少なくとも1つを燃料の脈動を減衰させるように弾性的に構成している。
同様に、特開平8−326622号「燃料圧力脈動減衰装置」や特開平11−37380号「デリバリパイプ」にも、フユーエルデリバリパイプを改良して脈動を抑制させる装置が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、燃料噴射ノズルの開閉に伴って発生する衝撃波や脈動圧を低減させると共に前述した高周波域の騒音の発生・伝達・伝播・放射を低減させることが可能なフユーエルデリバリパイプの新規な構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、前述した高周波域の騒音を低減させるには、ソケットの燃料流入口の内径(D)を噴射ノズル後端の燃料供給孔の内径(d)の2倍以上にすることが極めて効果的であることを発見し、実験によってその効果を確認した。
すなわち、本発明の前述した課題は、連通管のソケットに対向する外壁面が平坦状又は円弧状で可撓性のアブゾーブ面を包含し、かつソケット内部の噴射ノズル後端を受け入れる凹所の上端に設けられた燃料流入口の内径(D)が噴射ノズル後端の燃料供給孔の内径(d)の2倍以上であるフユーエルデリバリパイプによって達成されることになる。
【0008】
【作用】
ソケット内部の噴射ノズル後端を受け入れる凹所の上端に設けられた燃料流入口の内径(D)を噴射ノズル後端の燃料供給孔の内径(d)の2倍以上にすると、噴射ノズルの燃料供給孔(内径d)から放出される騒音は、ソケットの燃料流入口(内径D)で反射をほとんど起こすことがなく、そのまま燃料流入口を通過してアブゾーブ面へと伝播するので、ソケット部分で共振を発生させることがなくアブゾーブ面で減衰させられることになる。すなわち、従来のように噴射ノズルの燃料供給孔(内径d)から放出される騒音が燃料流入口(内径D)付近で定在波を生じることがなく、そのまま燃料流入口を通過してアブゾーブ面に伝播して減衰させられることになるから、特に高周波域の騒音がフユーエルデリバリパイプの周囲に伝達・伝播・放射されるのが防止できることになる。
かくして、フユーエルデリバリパイプのアブゾーブ面から放射される高周波域の騒音が低減させられ、かつソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃波はアブゾーブ面の撓みで低減させられることになる。
【0009】
好適な態様として、ソケットの凹所の内径と燃料流入口の内径とを概ね同一にすることができる。これはソケットの上端を水平にカットしたり、ソケットを単純な筒形にする方法でも得られる。
【0010】
アブゾーブ面による脈動吸収の理論的な根拠としては、燃料インジェクタの開閉時に発生する衝撃波が、ソケットの燃料流入口へと流入あるいは瞬間的な逆流によって流出する際に、可撓性のアブゾーブ面の撓みによって衝撃や脈動が吸収されることと、バネ定数の比較的小さい薄肉の部材が撓んで変形することにより容積が変化し燃料の圧力変動を吸収するものと理解される。
【0011】
本発明において、アブゾーブ面の肉厚は他の面の肉厚と同じか又はそれ以下であることが望ましい。また、アブゾーブ面を構成する円弧面の曲率半径はアブゾーブ面の肉厚の2倍よりも大きいことが望ましい。
【0012】
本発明において、連通管の外壁部やアブゾーブ面の板厚・縦横の比率・ソケットの燃料流入口と対向する面との隙間などは、特にエンジンのアイドリング時において振動や脈動が最も小さい値になるように実験や解析によって定めることができる。
本発明は基本的に連通管の断面構造及び連通管の外部構造に係るものであるから、ブラケットの取り付け寸法を維持することにより、従来のフユーエルデリバリパイプに対して互換性を維持することができる。本発明の他の特徴及び利点は、添付図面の実施例を参照した以下の記載により明らかとなろう。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1A〜Cは本発明の第1の態様によるフユーエルデリバリパイプ10を表しており、図1Aは全体の斜視図、図1Bは連通管の長手方向に沿って一部を破断した縦断面図、図1Cはソケット部分での縦断面図である。
クランク軸方向に沿って延伸する連通管11の底面には、噴射ノズルの後端を受け入れるためのソケット3が、例えば4気筒エンジンであれば4個が所定の間隔と角度で取り付けられている。連通管11には、さらにフユーエルデリバリパイプ10をエンジン本体に取り付けるための厚肉で堅固なブラケット4が2個横方向に架け渡されている。燃料は矢印の方向へと流れ、ソケット3から燃料インジェクタ6を介してその先端の噴射ノズルから各吸気通路あるいは気筒内へ直接噴射される。
【0014】
内部に燃料通路12を有する連通管11の端部にはコネクタ(図示せず)を介して燃料導入管5がろう付けや溶接で固定されている。連通管11の端部には燃料タンクに戻るための戻り管を設けることができるが、リターンレスタイプのフユーエルデリバリパイプでは、戻り管は設けられていない。
【0015】
図1Cに示すように、この例では連通管11は円形断面の炭素鋼・ステンレス鋼などのパイプをつぶして形成した偏平長方形断面に作られている。連通管11の縦横寸法は、例えば板厚1.2mmの平板で、高さを6.4mm、幅を32mm程度に設定することができる。
【0016】
本発明の特徴に従い、偏平長方形断面の連通管11の外壁部でソケット取付面11bに対向する上面11aが可撓性のアブゾーブ面を提供し、このアブゾーブ面はソケット3の燃料流入口13に対向しているため、燃料噴射の際の振動や衝撃を吸収する働きをする。
さらに本発明の特徴に従い、ソケット3内部の噴射ノズル後端を受け入れる凹所3aの上端に設けられた燃料流入口13の内径(D)が、噴射ノズル後端の燃料供給孔6aの内径(d)の2倍以上の大きさに作られている。
【0017】
図1Cから理解されるように、ソケット3の燃料流入口13の内径(D)が噴射ノズル後端の燃料供給孔6aの内径(d)の2倍以上になっているので、噴射ノズルの燃料供給孔6aから放出される弾性波は、ソケットの燃料流入口13の周囲の壁面にほとんど衝突・反射することがなく、定在波を生ぜずにそのまま燃料流入口13を通過してアブゾーブ面11aへと伝播する。このため、従来のようにソケット部分で定在波を発生させることがなくアブゾーブ面で減衰させられることになる。従って、特に高周波域の騒音がフユーエルデリバリパイプの周囲に伝達・伝播・放射されるのが防止される。
かくして、噴射ノズルから放射される高周波域の騒音が低減させられ、かつソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃波はアブゾーブ面11aの撓みで低減させられることになる。
【0018】
図2はソケットの変形例を表している。ソケット23の上部につば状の折り返し部25が形成されてストッパとろう付け面を提供しており、ソケット23の凹所23aの内径Dと燃料流入口の内径Dとが概ね同一寸法で、噴射ノズル6の燃料供給孔6aの内径dの2倍以上に作られている。図示のような折り返し部25を設けると、ソケットと連通管とのろう付け作業の際にソケット23がその中心軸線方向から傾くのを防止できるという利点がある。
【0019】
図3はソケット30の上端を外側に折り返してフランジ部32を形成し、ソケット30の内径Dと等しい穴11dを連通管のソケット取付面11bの側に穿設した例である。内径Dは噴射ノズル6の燃料供給孔6aの内径dの2倍以上に作られている。このようなフランジ部32を設けると、ソケットと連通管とのろう付け作業の際にソケット30がその中心軸線方向から傾くのを防止できるという利点がある。
【0020】
図4はソケット40の下端を外側に折り返してフランジ部42を形成し、ソケット40の上端を水平にカットした例である。ソケット40の内径Dは噴射ノズル6の燃料供給孔6aの内径dの2倍以上に作られている。このようなフランジ部42を形成すると、ソケットと連通管とのろう付け作業の際にソケット40がその中心軸線方向から傾くのを防止できるという利点がある。
【0021】
図5A,Bは他の実施例によるフユーエルデリバリパイプ60,66を表している。図5Aにおいて、連通管の上面61aが可撓性のアブゾーブ面を提供し、ソケット取付面61bのソケット受入部分の周囲が上向きに折り返されて案内部61dを形成し、その中に筒形のソケット63が挿入されろう付けされている。ソケット63の内径Dは噴射ノズルの燃料供給孔の内径dの2倍以上に作られている。図5Bにおいて、連通管の上面67aが可撓性のアブゾーブ面を提供し、ソケット取付面67bのソケット受入部分の周囲が下向きに折り返されて案内部67dを形成し、その中に筒形のソケット68が挿入されろう付けされている。ソケット68の内径Dは噴射ノズルの燃料供給孔の内径dの2倍以上に作られている。
このような案内部61d,67dを形成すると、ソケットと連通管とのろう付け作業の際にソケット63,68がその中心軸線方向から傾くのを防止できるという利点がある。
【0022】
【発明の効果】
以上詳細に説明した如く、本発明によれば、燃料流入口の内径(D)が噴射ノズル後端の燃料供給孔の内径(d)の2倍以上に作られるので、噴射ノズルの燃料供給孔(内径d)から放出される弾性波が、ソケットの燃料流入口(内径D)の周囲の壁面などに衝突・反射して定在波を生じることがなく、そのまま燃料流入口を通過してアブゾーブ面へと伝播し、共振を発生させることなく減衰させられることになる。これにより、噴射ノズルから放射される高周波域の騒音が低減させられ、かつソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃波はアブゾーブ面の撓みで低減させられるなど、その技術的効果には極めて顕著なものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるフユーエルデリバリパイプの全体を表わす斜視図とソケット部分の縦断面図である。
【図2】 他の実施例によるソケット部分の断面図である。
【図3】 他の実施例によるソケット部分の断面図である。
【図4】 他の実施例によるソケット部分の断面図である。
【図5】 他の実施例によるソケット部分の断面図である。
【図6】 従来のデリバリパイプにおけるアブゾーブ面の断面図である。
【図7】 従来のデリバリパイプにおける噴射ノズル取付部分の断面図である。
【符号の説明】
3,23,30,40,63,68 ソケット
3a,23a 凹所
5 燃料導入管
6 噴射ノズル
6a 燃料供給孔
10,60,66 フユーエルデリバリパイプ
11 連通管
11a,61a,67a アブゾーブ面
11b,61b,67b ソケット取付面
12 燃料通路
12b 燃料通路下面
13 燃料流入口
D 燃料流入口内径
d 燃料供給孔内径[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fuel for supplying fuel fed from a fuel pressurizing pump of an electronic fuel injection type automobile engine via a fuel injector (injection nozzle) for directly injecting the fuel into each intake passage or cylinder of the engine. The present invention relates to the improvement of the delivery pipe, and particularly relates to the cross-sectional structure of the communication pipe having the fuel passage and the external structure of the communication pipe.
[0002]
[Prior art]
Fuel delivery pipes are widely used in electronic fuel injection systems for gasoline engines. After fuel is sent from a communication pipe having a fuel passage to a fuel injector through a plurality of cylindrical sockets, the fuel delivery pipe is moved to the fuel tank side. There are a type having a return path for returning and a type having no return path (returnless). Recently, the type that does not have a return passage has been increasing due to measures to reduce transpiration gas with high-temperature return fuel and cost reduction. Along with this, the reflected wave caused by the reciprocating motion of the spool that opens and closes the valve to inject from the injector The fuel injection pulsation due to (shock wave) and pulsation pressure has caused a problem that the fuel delivery pipe and related parts vibrate and generate an unusual noise. In addition, abnormal noise was also generated due to the impact accompanying the seating of the injector spool.
In a so-called direct injection type engine in which fuel is directly injected into a combustion chamber, a high-pressure supply pump is provided. Therefore, a pulsation damper is provided to absorb the large pulsation, and a normal fuel injection type (MPI) Although it is also used in some cases in the case of engines, it is not easy to adopt due to space constraints and high costs.
[0003]
FIG. 6 shows a conventional example in which part of the box-shaped cross section of the
[0004]
FIG. 7 is an enlarged view of the relationship between a conventional socket and an injection nozzle. When the
[0005]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-331743 “Fuel distribution pipe structure for internal combustion engine” suppresses the generation of large radiated sound due to pulsation by increasing the rigidity of the fuel delivery pipe.
Japanese Patent Application Laid-Open No. 60-240867, “Fuel Supply Pipe for Fuel Injection Device for Internal Combustion Engine” is an elastic so as to attenuate fuel pulsation at least one of the walls of the fuel supply pipe in order to improve the fuel delivery pipe. It is configured.
Similarly, Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-326622 “Fuel Pressure Pulsation Damping Device” and Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-37380 “Delivery Pipe” also show devices for improving pulsation by improving the fuel delivery pipe.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The object of the present invention is to reduce the shock wave and pulsation pressure generated by opening and closing the fuel injection nozzle and to reduce the generation, transmission, propagation and radiation of the above-mentioned high frequency noise. It is to provide a new structure.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to reduce the above-described noise in the high frequency range, the inventor has to make the inner diameter (D) of the fuel inlet of the socket more than twice the inner diameter (d) of the fuel supply hole at the rear end of the injection nozzle. It was found to be effective, and the effect was confirmed by experiment.
That is, the above-described problem of the present invention is that the outer wall surface facing the socket of the communication pipe is flat or arcuate and includes a flexible absorber surface, and the upper end of the recess that receives the rear end of the injection nozzle inside the socket. This is achieved by a fuel delivery pipe in which the inner diameter (D) of the fuel inlet provided in the fuel inlet is at least twice the inner diameter (d) of the fuel supply hole at the rear end of the injection nozzle.
[0008]
[Action]
When the inner diameter (D) of the fuel inlet provided at the upper end of the recess for receiving the rear end of the injection nozzle in the socket is set to be twice or more the inner diameter (d) of the fuel supply hole at the rear end of the injection nozzle, the fuel of the injection nozzle Noise emitted from the supply hole (inner diameter d) hardly reflects at the socket's fuel inlet (inner diameter D) and propagates through the fuel inlet to the absorber surface as it is. It will be damped by the absorber surface without causing resonance. That is, the noise emitted from the fuel supply hole (inner diameter d) of the injection nozzle does not generate a standing wave in the vicinity of the fuel inlet (inner diameter D) as in the prior art, and passes through the fuel inlet as it is. Therefore, noise in the high frequency range can be prevented from being transmitted / propagated / radiated around the fuel delivery pipe.
Thus, the noise in the high frequency range radiated from the absorber surface of the fuel delivery pipe is reduced, and the pulsation pressure and the shock wave of the fuel flowing into the socket are reduced by the deflection of the absorber surface.
[0009]
As a preferred embodiment, the inner diameter of the socket recess and the inner diameter of the fuel inlet can be made substantially the same. This can also be obtained by cutting the upper end of the socket horizontally or by making the socket into a simple cylinder.
[0010]
The rationale for absorbing pulsation by the absorber surface is that the shock wave generated when the fuel injector is opened and closed flows into the socket's fuel inlet or flows out due to momentary reverse flow. It is understood that shock and pulsation are absorbed by this, and that a thin member having a relatively small spring constant is bent and deformed to change the volume and absorb fuel pressure fluctuations.
[0011]
In the present invention, the thickness of the absorber surface is preferably the same as or less than the thickness of the other surfaces. Further, it is desirable that the radius of curvature of the arc surface constituting the absorber surface is larger than twice the thickness of the absorber surface.
[0012]
In the present invention, the outer wall of the communication pipe, the thickness of the absorber surface, the aspect ratio, the gap between the socket and the surface facing the fuel inlet, etc., have the smallest values of vibration and pulsation especially when the engine is idling. It can be determined by experiment and analysis.
Since the present invention basically relates to the cross-sectional structure of the communication pipe and the external structure of the communication pipe, it is possible to maintain compatibility with the conventional fuel delivery pipe by maintaining the mounting dimensions of the bracket. it can. Other features and advantages of the present invention will become apparent from the following description with reference to the embodiments of the accompanying drawings.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1A to 1C show a
For example, in the case of a four-cylinder engine, four
[0014]
The
[0015]
As shown in FIG. 1C, in this example, the
[0016]
According to the feature of the present invention, the
Further, according to the feature of the present invention, the inner diameter (D) of the
[0017]
As can be understood from FIG. 1C, since the inner diameter (D) of the
Thus, the noise in the high frequency range radiated from the injection nozzle is reduced, and the pulsation pressure and the shock wave of the fuel flowing into the socket are reduced by the bending of the
[0018]
FIG. 2 shows a modification of the socket. A flange-like folded
[0019]
FIG. 3 shows an example in which the upper end of the
[0020]
FIG. 4 shows an example in which the lower end of the
[0021]
FIGS. 5A and 5B show
Forming
[0022]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, the inner diameter (D) of the fuel inlet is made more than twice the inner diameter (d) of the fuel supply hole at the rear end of the injection nozzle. The elastic wave emitted from the (inner diameter d) does not collide with or reflect on the wall surface around the fuel inlet (inner diameter D) of the socket to generate a standing wave. It propagates to the surface and is attenuated without causing resonance. As a result, noise in the high frequency range radiated from the injection nozzle is reduced, and the pulsation pressure and shock wave of the fuel flowing into the socket are reduced by the deflection of the absorber surface. There is.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing the entire fuel delivery pipe according to the present invention and a longitudinal sectional view of a socket portion.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a socket portion according to another embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a socket portion according to another embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a socket portion according to another embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a socket portion according to another embodiment.
FIG. 6 is a cross-sectional view of an absorber surface in a conventional delivery pipe.
FIG. 7 is a cross-sectional view of an injection nozzle mounting portion in a conventional delivery pipe.
[Explanation of symbols]
3, 23, 30, 40, 63, 68
Claims (2)
前記連通管の前記ソケットに対向する外壁面が平坦状又は円弧状で可撓性のアブゾーブ面を包含し、
前記ソケット内部の噴射ノズル後端を受け入れる凹所の上端に設けられた燃料流入口の内径(D)が噴射ノズル後端の燃料供給孔の内径(d)の2倍以上であり、
これにより、フユーエルデリバリパイプのアブゾーブ面から放射される高周波域の騒音を低減させ、かつソケットに流入する燃料の脈動圧と衝撃波をアブゾーブ面の撓みで低減させるようになっていることを特徴とするフユーエルデリバリパイプ。A communication pipe having a fuel passage extending in a straight line, a fuel introduction pipe fixed to an end portion or a side portion of the communication pipe, a portion projecting across the communication pipe and a part thereof communicating with the fuel passage And a fuel delivery pipe having a plurality of sockets whose open ends receive the rear end of the fuel injection nozzle,
The outer wall surface facing the socket of the communication pipe includes a flat or arcuate flexible absorber surface,
The inner diameter (D) of the fuel inlet provided at the upper end of the recess for receiving the rear end of the injection nozzle in the socket is at least twice the inner diameter (d) of the fuel supply hole at the rear end of the injection nozzle;
This reduces the noise in the high frequency range radiated from the absorber surface of the fuel delivery pipe, and reduces the pulsation pressure and shock wave of the fuel flowing into the socket by bending the absorber surface. Fuel delivery pipe.
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