JP3939956B2 - Hydraulic control equipment for construction machinery - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、油圧ショベルのような建設機械に係り、特に同建設機械における油圧エネルギーの回生を行なう油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、図4に示す油圧ショベル10の油圧回路の概略を示す図で、主に上部旋回体12の回路について示している。同図7において214、216、は可変容量ポンプであり、218はパイロットポンプである。220はこれらのポンプを駆動する原動機である。222は旋回用切換弁であり、この旋回用切換弁222には旋回用油圧モータ224が接続され、この旋回用油圧モータ224は大きな慣性を有する上部旋回体226を駆動する。旋回用切換弁222は、パイロット操作弁228を操作し当該切換弁222の操作圧入力ポート222A、222Bにパイロットポンプ218からの操作圧信号a1、b1を供給することにより切換えられるようになっている。旋回用油圧モータ224の通路232、通路234にはそれぞれリリーフ弁236、リリーフ弁238が設けられている。これらのリリーフ弁236、リリーフ弁238が作動すると、各リリーフ弁を通過した油は逆止弁240、242を経て低圧ポート側へ流れるとともに一部は通路246を経てタンク244へ流出するようになっている。ここで、旋回駆動部分12の油圧回路の作動について説明する。
【0003】
パイロット操作弁228を操作し旋回用切換弁222の操作圧入力ポート222Aへパイロット操作圧力信号a1を供給すると、可変容量ポンプ214の圧油は旋回用切換弁222を介して旋回用油圧モータ224の通路234へ供給される。
【0004】
旋回用油圧モータ224は上部旋回体226を回そうとするが、その慣性が非常に大きいため、即起動することができず、リリーフ弁236が作動しつつ、このリリーフ弁236で定まる圧力にて旋回用油圧モータ224を駆動する。そしてこの圧力により上部旋回体226は次第に加速されつつ、駆動圧力は低下していく。この通路234における旋回駆動(加速)圧力と駆動時間の関係は図9(A)に示される。
【0005】
さらに、一旦作動した後上部旋回体226を停止させる場合には、パイロット操作弁228を中立に戻す、つまり、旋回用切換弁222を中立に戻すと旋回用油圧モータ224の両通路232、通路234はともに遮断されるので、このような状態で旋回用油圧モータ224は上部旋回体226によって回動され、従って排出側の通路232の圧力が上昇し、この圧力が上昇した圧油はリリーフ弁236で定まる圧力で通路246へ排出されるとともに一部は逆止弁242を介して通路234へも供給される。こうして、リリーフ弁236が作動しつつ上部旋回体226は次第に減速されると共にブレーキ圧力も次第に低下し停止に到る。このときの通路232における回路圧力と時間の関係を図9(B)に示す。
【0006】
以上説明した如く、図7に示した従来例においては、上部旋回体226のような大きな慣性体を加速、減速する際には油圧エネルギーがリリーフ弁において熱に変換され捨てられており、省エネルギー、環境保全の面で問題である。
【0007】
また、他の従来例を図8に示す。図8において図7と同一構成要素は同じ参照番号で示す。図8において、原動機220の出力回転軸には可変容量ポンプ214及びパイロットポンプ218が回動可能に結合され、さらに可変容量ポンプ214の出力回転軸上には、斜板が両側制御できる、オーバーセンター型可変容量ポンプ250が配置されている。このオーバーセンター型可変容量ポンプ250からの圧油が旋回用油圧モータ224へ供給されることにより大きな慣性を有する上部旋回体226が旋回駆動されるようになっている。なお、図示のように上部旋回体226の旋回動作は単独でオーバーセンター型可変容量ポンプ250からの圧油の供給を受けることで行われ、当該ポンプ・モータ250と旋回用油圧モータ224とは通路232、通路234とにより接続され閉回路を構成している。一方、可変容量ポンプ214には旋回用油圧モータ224以外のアクチュエータを操作するための切換弁群200が接続されている。また、通路232、通路234にはリリーフ弁236,238、逆止弁240,242が接続されており、前記各リリーフ弁236,238は背圧チェック弁251を経てタンク244に接続されている。なお、通路246には補給ポンプ252が接続されており、通路232、通路234へは逆止弁240,242を介して当該補給ポンプ252の圧力が補給され、これら通路が異常に低圧になるのを防止している。ここで、パイロット操作弁228を操作し、オーバーセンター型可変容量ポンプ250を作動、例えば、通路232を吐出側、通路234を吸い込み側となるよう操作すると図7の場合と同様、旋回用油圧モータ224は上部旋回体226を回そうとするが、その慣性が非常に大きいため、即起動することができず、リリーフ弁236が作動しつつ、このリリーフ弁236で定まる圧力にて旋回用油圧モータ224を駆動する。そしてこの圧力により上部旋回体226は次第に加速されつつ、駆動圧力は低下し、図9(A)と同様な圧力特性となる。この過程ではリリーフ弁236から通路246へ流出した油は逆止弁242を経て通路234へ流入し再度、オーバーセンター型可変容量ポンプ250から吸い込まれる。この旋回用油圧モータ224が定常旋回速度に到る間での加速過程では、高圧側の通路232の圧油は、リリーフ弁236から大量に流出し熱として放出されるので、省エネルギー上問題がある。
【0008】
上記のような過程で上部旋回体226が加速され定常旋回速度に到った後は、上部旋回体226の慣性が非常に大きいために、旋回モータ224は上部旋回体226によって回転させられてポンプ作用を呈する様になる。
【0009】
この状態から上部旋回体226を減速・停止させるにはオーバーセンター型可変容量ポンプ250を加速時とは逆方向(つまりオーバーセンター型可変容量ポンプ250の斜板を加速時とは中立位置を越えた反対側)へ操作すればよい。こうするとオーバーセンター型可変容量ポンプ250は、ポンプ作用をする旋回モータ224からの圧油の供給を受けて回転するモータとして動作することになる。従って旋回モータ224により送出される油圧エネルギーがオーバーセンター型可変容量ポンプ250を駆動することによって消費されるために、上部旋回体226は次第に減速し最終的には停止する。
【0010】
このように上部旋回体226の減速・停止の過程では、オーバーセンター型可変容量ポンプ250がモータとして作動することで消費されるエネルギーは、原動機220を駆動するように作用するので、原動機220への動力回生がされていることとなり、旋回以外のアクチュエータが旋回と同時に駆動されている場合にはオーバーセンター型可変容量ポンプ250へ供給されるエネルギーの分だけ省エネルギーとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に示した従来例においては、上部旋回体226のような慣性の大きい被駆動体を加速または減速するときの油圧エネルギーをリリーフ弁において熱として捨てていることは、環境保全の面から問題であり、さらに、原動機220への供給燃料の一部が無駄に消費されているという点で資源の浪費を意味する。
【0012】
また、図8に示した従来例においては、一定の条件下で動力回生の技術思想が開示されているものの、旋回用油圧モータ224によって上部旋回体226を停止させるためには、逆方向へ旋回させるようにパイロット操作弁228を操作しなければならず、且つ上部旋回体226の停止後は再度パイロット操作弁228を中立状態に戻さねばならないので、図7の油圧回路方式に慣れたオペレータの操作感覚とはかけ離れており、安全性、操作性の面から問題があった。
【0013】
本発明者は、上述した問題点を解決せんとして鋭意研究を重ね検討した結果、建設機械における油圧シリンダや油圧モータ等のアクチュエータの供排通路の圧力がそのアクチュエータの稼動状態に関連して変化することに注目した。そして、この変化を検出することで、そのアクチュエータの稼動状態を判定し、原動機に接続した可変容量型油圧モータの供給通路とアクチュエータの供排通路との接続及び、上記可変容量型油圧モータの容量の調整を行うことで、上記問題点が解決できることを突き止めた。
【0014】
従って本発明の目的は、従来から多用されている油圧ショベル等の操作方法を変えることなく建設機械等の大幅な省エネルギー運転を実現することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため本発明は、建設機械に取り付けられた原動機と、同原動機の出力回転軸に結合された油圧ポンプと、同ポンプから供給される圧油を前記建設機械の被駆動体を駆動せしめるよう結合されたアクチュエータに供給する第1の切換弁と、同第1の切換弁に操作圧油信号を与えるパイロット操作弁と、同パイロット操作弁にパイロット用圧油を供給するパイロットポンプと、前記原動機の出力回転軸と結合された回転軸を備え、且つ容量制御機構を有する可変容量型油圧モータと、前記アクチュエータの稼動に伴い圧力上昇を生ずる前記第1の切換弁近傍の油路と、同第1の切換弁近傍の油路内の圧力及び前記パイロット操作弁の出力操作圧力を検出してそれらを電気信号に変換する検出手段と、同検出手段の複数の出力電気信号の値に対応して制御信号を与える信号処理部ならびに前記制御信号を対応する操作圧油信号に変換する電油変換器を備えた変換制御部と、前記第1の切換弁近傍の油路と前記可変容量型油圧モータの圧油供給側とを連通せしめる第2の切換弁と、前記変換制御部から与えられる操作圧油信号に応答して駆動される前記可変容量型油圧モータの容量制御機構とからなり、前記アクチュエータの稼動に伴い前記第1の切換弁近傍の油路の圧力が上昇したときに、前記複数の出力電気信号の値に応じて前記第2の切換弁を制御し、その上昇した圧油を前記可変容量型油圧モータへ供給して油圧エネルギーの回生を行うようにした建設機械の油圧制御装置を提供する。
【0016】
その際、前記アクチュエータは旋回用油圧モータで構成され、前記被駆動体は前記旋回用油圧モータにより回転駆動される上部旋回体であり、さらに前記検出手段には前記旋回用油圧モータの回転数を検出する回転数検出器を備えるよう構成されることが可能である。
【0017】
また、前記第1の切換弁近傍の油路は前記第1の切換弁と前記旋回用油圧モータを接続するそれぞれの通路から分岐するとともにその端部において前記第2の切換弁と接続される分岐路を含み、前記検出手段には前記旋回用油圧モータのそれぞれの圧油通路の圧力及び前記パイロット操作弁の出力操作圧力を検出する圧力検出器を備えており、さらに前記信号処理部は前記上部旋回体を前記旋回用油圧モータにより駆動したとき前記検出手段の各出力の値とその値の組み合わせに基づいて前記第2の切換弁及び前記容量制御機構を制御する制御信号を生成するよう構成されることが可能である。
【0018】
さらに、前記信号処理部は、前記パイロット操作弁のいずれか一方の出力操作圧力を上昇させて前記第1の切換弁を操作し前記油圧ポンプからの圧油を前記旋回用油圧モータに供給し前記上部旋回体を駆動した後であって前記旋回用油圧モータの他方の圧油通路における圧力検出値および前記旋回用油圧モータの回転数検出器の値がそれぞれ予め定められた値を超え且つ前記一方の出力操作圧力が予め定められた値より小さい場合に、前記旋回用油圧モータの前記他方の圧油通路に相当する前記分岐路を前記可変容量型油圧モータの圧油供給側と連通せしめる前記第2の切換弁用の制御信号ならびにその連通による前記圧力検出値と回転数検出値の低下に対応して前記容量制御機構の開度を閉方向に制御する容量制御機構用の制御信号を生成して前記旋回用油圧モータの減速時における油圧エネルギーの回生を行うよう構成されることが可能である。
【0019】
さらに、前記信号処理部は、前記パイロット操作弁のいずれか一方の出力操作圧力を上昇させて前記第1の切換弁を操作し前記油圧ポンプからの圧油を前記旋回油圧モータに供給して前記上部旋回体を駆動し前記旋回用油圧モータの圧油通路における圧力検出値及び前記出力操作圧力の検出圧力の値が予め定められた値より大きく、且つ前記旋回油圧モータの回転数検出器の値が予め定められた値より小さい場合に、前記旋回用油圧モータの前記圧油通路に相当する前記分岐路を前記可変容量型油圧モータの圧油供給側と連通せしめる第2の切換弁用の制御信号ならびにその連通による前記回転検出器の値の上昇に対応して前記容量制御機構の開度を閉方向に制御する容量制御機構用の制御信号を生成して前記旋回用油圧モータの加速時における油圧エネルギーの回生を行うよう構成されることが可能である。
【0020】
さらに、前記第2の切換弁を前記旋回用油圧モータと一体的に構成されることができる。
【0021】
また、前記被駆動体は前記アクチュエータの稼動により位置のエネルギーを獲得する前記建設機械の構造物であってもよい。
【0022】
その場合、前記建設機械の構造物はブームであり、前記アクチュエータはブームシリンダであるよう構成されることができる。
【0023】
さらにまた、前記第2の切換弁は前記第1の切換弁の戻り側通路に接続されており、前記ブームの獲得した位置のエネルギーを前記ブームシリンダを介して油圧エネルギーとして放出するとき前記第2の切換弁を切換えて前記戻り側通路を前記可変容量型油圧モータの圧油供給側と連通するよう構成し、前記位置のエネルギーを油圧エネルギーとして前記可変容量型油圧モータを介して回生するよう構成されることが可能である。
【0024】
【作用】
本発明による建設機械の油圧制御装置は、建設機械に取り付けられた原動機と、同原動機の出力回転軸に結合された油圧ポンプと、同ポンプから供給される圧油を前記建設機械の被駆動体を駆動せしめるよう結合されたアクチュエータに供給する第1の切換弁と、同第1の切換弁に操作圧油信号を与えるパイロット操作弁と、同パイロット操作弁にパイロット用圧油を供給するパイロットポンプと、前記原動機の出力回転軸と結合された回転軸を備え且つ容量制御機構を有する可変容量型油圧モータと、前記アクチュエータの稼動に伴い圧力上昇を生ずる前記第1の切換弁近傍の油路と、同第1の切換弁近傍の油路内の圧力及び前記パイロット操作弁の出力操作圧力を検出してそれらを電気信号に変換する検出手段、同検出手段の複数の出力電気信号の値に対応して前記可変容量型油圧モータの容量制御機構を駆動せしめるための制御信号を生成する信号処理部ならびに前記制御信号を対応する操作圧油信号に変換する電油変換器を備えた変換制御部と、同変換制御部から与えられる操作圧油信号に応答して前記第1の切換弁近傍の油路と前記可変容量型油圧モータの圧油供給側とを連通せしめる第2の切換弁とから構成されており、前記アクチュエータの稼動に伴い前記第1の切換弁近傍における油路の圧力が上昇したときその上昇した圧油を前記第2の切換弁を介して前記可変容量型油圧モータへ供給すると共に前記変換制御部からの操作圧油信号により前記可変容量型油圧モータの容量を制御して油圧エネルギーの回生を行うものであり、しかも建設機械のオペレータにはその油圧エネルギーの回生を行うための特別な操作は何ら必要とされないので本来の運転操作に集中できるようになっている。
【0025】
【実施例】
図1は、本発明における建設機械の油圧制御装置に係る主要構成部の相互関係を示すブロック図である。同図1において、原動機EGNの出力回転軸RTAXISには油圧ポンプPMPの駆動軸が結合され、さらに同ポンプPMPの駆動軸上には容量制御機構VLMADJを備えた可変容量型油圧モータVMTRの駆動軸が結合されている。油圧ポンプPMPから吐出される圧油は図中央部の油路HYDC内に設けられているアクチュエータ用方向切換弁である第1の切換弁SWVL1を経てアクチュエータACTUへ与えられ同アクチュエータACTUの作動により建設機械の被駆動体OBJが駆動されるようになっている。また、図中、左方側のパイロット操作弁PLOVLからは前記第1の切換弁SWVL1へ操作圧油信号a1、b1が与えられるようになっている。前記油路HYDCは、第1の切換弁SWVL1を含み、前記アクチュエータACTUの稼動に関連して圧力上昇を生ずる第1の切換弁近傍の油路を示しており、同図に示されるように同油路HYDCは第2の切換弁SWVL2を介して可変容量型油圧モータVMTRの圧油供給側に通じるよう構成されている。CNVTRは変換制御部であって、前記油路HYDC内の圧力及びパイロット操作弁PLOVLの操作圧油信号a1、b1を検出し、対応する電気信号に変換する検出手段と、同検出手段からの複数の電気信号の大きさとそれらの組み合わせに基づいて前記第2の切換弁SWVL2及び容量制御機構VLMADJへの操作圧油信号S1、S2、S3を生成するための信号処理部と同信号処理部からの制御信号を対応する操作圧油信号に変換する電油変換部とを有している。パイロット操作弁PLOVLにはパイロットポンプPLPMPから圧油が供給され、また、逆止弁CHKVLを介して可変容量型油圧モータVMTRと接続されている。このパイロットポンプPLPMPは点線で示すように油圧ポンプPMPの駆動軸により回転駆動されるものとして示したが、別途、独立して配置してもよい。同図で、被駆動体OBJが建設機械の上部旋回体あり、アクチュエータACTUがその上部旋回体を回転駆動する旋回用油圧モータとして構成される場合には一点鎖線で示すようにアクチュエータとしての旋回用油圧モータの回転数(rpm)が検出手段により検出されることを示す。前記第2の切換弁SWVL2へは2本の一点鎖線で示す操作圧油信号S1、S2ならびにb1が与えられている。内側線の信号S1、S2は後に図2で詳細に説明されるように、被駆動体OBJとして上部旋回体、アクチュエータACTUとして旋回用油圧モータを採用したときに第2の切換弁SWVL2を切換え制御するための操作圧油信号であり、もう一方の信号b1は、後に図3で詳細に説明されるように、被駆動体OBJとして、建設機械のブーム、アクチュエータACTUとしてブームシリンダを採用したときに第2の切換弁SWVL2を切換え制御するための操作圧油信号である。前述した如く、第2の切換弁SWVL2は、第1の切換弁近傍の油路HYDCにおいて、アクチュエータACTUの稼動状態に伴い圧力上昇が生ずるとき、その油路内の圧油を可変容量型油圧モータVMTRへ供給するよう弁の切換えが制御され、この圧油による可変容量型油圧モータVMTRの回転力が原動機EGNの回転駆動軸に伝達されるので、結果として圧油が有する油圧エネルギーの回生作用が遂行される。
【0026】
このような油圧エネルギーの回生は、典型的には以下に2つの実施例の中で説明されるように、慣性の大きい上部旋回体の加減速時やブームの下降時に適用される。
【0027】
図2は、図1に示される被駆動体OBJに油圧ショベル10の上部旋回体12を適用し、アクチュエータACTUにその上部旋回体を回転せしめる旋回用油圧モータ24を適用した場合の旋回駆動機構を中心とした油圧回路図である。同図2において、参照番号14、16は可変容量ポンプであり、原動機20及び歯車機構54によって駆動されるようになっている。又、前記可変容量ポンプ14、可変容量ポンプ16の後ろには可変容量型油圧モータ56、パイロットポンプ18が取付けられている。旋回用切換弁22には旋回用油圧モータ24が接続されており、この旋回用油圧モータ24は上部旋回体26を回転駆動する。この旋回用油圧モータ24の両通路32、通路34にはそれぞれリリーフ弁36、リリーフ弁38及び逆止弁40、42が接続され、リリーフ弁36、リリーフ弁38が作動した場合、これらを通過した圧油は通路43を経てタンク44に排出される。又、通路32、通路34は共に切換弁58に接続されており、切換弁58が中立位置にあるときは、通路32、通路34は遮断されている。
【0028】
さらに、可変容量ポンプ14からの吐出油は旋回用切換弁22を含む切換弁群100に供給され、可変容量ポンプ16は図示してないブーム、バケット等を操作するための切換弁群102に接続されている。可変容量型油圧モータ56の供給側通路60は通路62を経て切換弁58へ、戻り(吐出)通路64は切換弁58が中立位置にあるときは当該切換弁58を経てタンク44へ接続されている。又、可変容量型油圧モータ56の供給側通路60は逆止弁66を介してパイロットポンプ18の吐出側通路68に接続されている。可変容量型油圧モータ56は容量制御機構70を備えており、この容量制御機構70は印加される信号圧力の上昇に従い容量が増加する構造であり、信号圧力が所定以下の場合には当該可変容量型油圧モータ56の容量は可変範囲の最小値に設定してある。従って、可変容量型油圧モータ56は原動機20により常に回転させられポンプ作用を行うが、切換弁58が中立位置にあるときでもパイロットポンプ18からその最小容量に見合う油が常に補給されているのでキャビテーションを生ずることはない。又、旋回用切換弁22はパイロット操作弁28の操作により操作圧a1、またはb1(以下、操作圧油信号という)として出力される圧力により操作される。旋回用切換弁22の左右の操作圧入力ポート22A、22Bにはそれぞれ前記操作圧油信号a1、b1が入力されており、これらの操作圧は圧力検出用センサー21A、21Bにより対応する電気信号Pa、Pbに変換される。又、通路34、通路32、通路62の圧力は圧力検出用センサー24A、24B、24Cによりそれぞれ対応する電気信号PA、PB、PCに変換されるようになっている。参照番号25は旋回用油圧モータ24の回転数N(rpm)を検出する回転数検出器である。又、記号RF1, RF2, RF3, RF4はそれぞれが接続されている通路圧力を調整するリリーフ弁を示す。
【0029】
参照番号72は信号処理部であって、前記各検出器からの電気信号Pa、Pb、PA、PB、PCおよびNが入力されている。信号処理部72からは制御信号SG1、SG2、SG3が出力される。これらの制御信号はそれぞれ電油変換器74、電油変換器76、電油変換器78を介して操作圧油信号S1、S2、S3として、切換弁58及び可変容量型油圧モータ56の容量制御機構70に与えられるようになっている。
【0030】
このように構成された図2に示す油圧回路において、ここでは便宜上、各検出データの値がそれぞれ大、中、小の3ゾーンに区分したいずれかの範囲にあるものとして加減速時の油圧エネルギー回生の動作を説明する。
【0031】
(1)加速状態でPaが中以上(Pbは0)、PAは大、PBは小以下、Nは小以下の組み合わせの場合:
旋回用切換弁22を中以上に操作しており、駆動圧が高いのにもかかわらず回転数が上昇いないので、上部旋回体26は加速初期の状態にあることがわかる。PAのレベルによってはリリーフ弁38が作動している。Nが所定以上の回転数になると上部旋回体26は加速の初期状態を過ぎ、定常旋回へと変化しつつある過程である。
【0032】
この組み合わせの場合に、切換弁58の信号ライン80へ操作圧油信号S1を与えると図2において、切換弁58は通路34と62、通路32と64をそれぞれ接続する。この結果、圧力(PA)の高い通路34の圧油は可変容量型油圧モータ56の供給側通路60に供給される。ここで可変容量型油圧モータ56のモータ容量を操作圧油信号S3により調整することにより、リリーフ弁38を作動させることなく通路32の油をタンクへ排出できる。従ってリリーフ弁38を作動させた場合にはリリーフ弁38から熱として放出されてしまう油圧エネルギーを利用して可変容量型油圧モータ56を駆動し、原動機20にかかる実トルクを大幅に低減し、もって大幅に省エネを図ることが可能となる。
【0033】
(2)減速状態でPaが小以下(Pbは0)、PAは小以下、PBは大、Nは中以上の組み合わせの場合:
旋回用切換弁22は小以下の位置に戻しており、旋回用油圧モータ24の停止側の圧力が高く、且つ旋回用油圧モータ24の回転数が比較的高いので、上部旋回体26は減速状態にあることがわかる。PBのレベルによってはリリーフ弁36が作動している。回転数及びブレーキ圧力が所定以下になると減速過程を終え、停止に至る過程である。
【0034】
この組み合わせの場合には、切換弁58の信号ライン82へ操作圧油信号S2を与えると通路32と62、通路34と64が連通し、上昇した通路32の圧油が可変容量型油圧モータ56の供給側通路60へ接続されると共に、戻り〈吐出〉通路64は切換弁58を介して通路34(一部は通路46を介してタンク44)へ接続される。同時に、容量制御機構70へ操作圧油信号S3を与えて可変容量型油圧モータ56の容量を調整することにより、リリーフ弁36を作動させることなく通路34への必要な油の供給を行なうことができる。上記(1)の場合と同様に、旋回減速操作と他のアクチュエータの駆動操作を同時に行った場合でも原動機20にかかる実トルクを大幅に低減することができ、もって大幅に省エネを図ることが可能となる。
【0035】
なお、上述のように、旋回減速の過程でポンプ作用をする旋回用油圧モータ24の吸い込み側の通路34には可変容量型油圧モータ56の戻り(吐出)通路64からの戻り油の供給を受けるので旋回用油圧モータ24のキャビテーションは防止されるようになっている。
【0036】
次に、前記信号処理部72の具体的構成とその動作の詳細について、以下に図6を参照して説明する。
【0037】
図6は、図2に示した信号処理部72の機能を説明するものであって同図(A)はマイクロコンピュータシステムを採用した場合の構成ブロック図であり、同図(B)は図2に示す上部旋回体26の加速、減速時における中央処理装置CPUへの指令プログラムの内容を示すフローチャートである。同図(A)において、信号処理部72(SGPRC)のi/oユニットには検出手段DTCTRからの検出電気信号PA,PB,PC,N,Pa,PbがサンプリングされA/D変換されてデータメモリDAMの検出データエリアにバスBSを介して時刻tの値としてストアされるようになっている。1または複数サンプリング回数前の上記各データもストアしておいて比較、演算用のデータとして利用してもよい。ここでは、時刻tにおける回転数Nに関し、1サンプリング前の検出データNt−1も示してある。そしてたとえば、加減速状態であることをサンプリング毎の回転数変化ΔNをチェックすることにより検知することが可能である。データメモリDAM内には他に上記各検出データに対応する比較演算時に参照される参照値データPAZ,PBZ,PCZ,NZ,PaZ,PbZがパラメータとして予めパラメータデータエリアにストアされている。出力データエリアには電油変換器E/Hへの出力信号SG1,SG2,SG3がストアされておりこれらのデータはバスBS、i/oユニットを経てD/A変換され、さらに、電油変換器E/Hを介して操作圧油信号S1,S2,S3としてそれぞれ与えられている。中央処理装置CPUに対する指令プログラムはプログラムメモリPGMにストアされており、ここでは上部旋回体26に対し加速、減速時の油圧エネルギーの回生を遂行するときの旋回動作プログラムが格納されていることを示している。以下に、このプログラムの内容についてその要部を図6(B)のフローチャートで説明する。同図(B)において、このプログラムの実行が開始されると、ステップSTP1で割り込み可能か否かが判定される。YESのときは次のステップSTP2において検出データの取り込みが指令される。次いで、判定ステップSTP3で旋回動作中か否かが判定される。ステップSTP3でYESであると、さらにステップSTP4において上部旋回体26が加速中か否かが判定される。ここでは、説明の都合上、図2で操作圧油信号a1が与えられ上部旋回体26を所定方向に旋回させる場合として説明する。今、加速中であると、次のステップSTP5において、旋回用油圧モータ24の回転数Nが対応する参照値データNZより小さく且つ、圧力検出値PAがその参照値データPAZより大きいか否かが判定される。これが意味するところは、図2でライン34の圧力(PA)が既に増大しているにもかかわらず上部旋回体26の慣性が大きいためその回転数Nが対応する参照値データNZに達していない状態であるということである。そして、ステップSTP5でYESであると、次のステップSTP6において出力データSG1とSG3が電油変換器E/Hへ与えられる。出力データSG1に対応する操作圧油信号S1は切換弁58を切換えてライン34上の高圧となっている圧油が戻りライン62から可変容量型油圧モータ56の供給側へ与えられ、同ポンプ・モータ56を回転駆動させこの回転駆動力が原動機20の駆動軸に伝達されるので、結果として油圧エネルギーの回生が行われる。また、出力データSG3に対応する操作圧油信号S3は前記可変容量型油圧モータ56の容量制御機構70へ与えられる。この操作圧油信号S3の元データSG3は例えば値PAに関連して次第に減少するように式SG3=ki・(PA-PAZ)(ki:定数)として各サンプリング毎に与えられる。一方、ステップSTP4で加速中ではないと判定されると、さらにステップSTP7で減速中か否かが判定される。減速中であると、次にステップSTP8において旋回用油圧モータ24の回転数Nが参照値データNZより大きく且つ、他方のライン32上の圧力検出値PBが参照値データPBZより大きいか否かが判定される。同ステップSTP8でYESの場合には、出力データSG2を出力し電油変換器E/Hから操作圧油信号S2が切換弁58のライン82に与えられるのでライン32上の圧油がライン62を経て前記可変容量型油圧モータ56へ与えられるようになっている。同時に、出力データSG3も出力されるようになっている。この電気信号SG3はステップSTP6における場合と同様に圧油の値PBに関連して次第に減少するように、kz・(PB-PBZ)(kz:定数)として各サンプリング毎に更新されて与えられるようになっている。上記ステップSTP7でNOの場合は定常に近い旋回状態と考えられる。又、上記ステップSTP1、STP3、STP5、STP7、及びSTP8の各判定でNOの場合は最初の割り込み可能の判定へ戻るようになっている。以上説明した図6(A)、(B)の信号処理部は図示してない建設機械全体の電気制御装置の一部として構成されることも可能である。又、図6(A)ではCPUを使用して、各検出信号の処理や判定をプログラムにより遂行する例を示したが、すべてをアナログ信号として処理するよう演算増幅器を用いたアナログ方式の信号処理回路として構成することも可能である。
【0038】
以上の説明ではアクチュエータとして油圧ショベル10の旋回について説明したが、さらに建設機械構造物の位置のエネルギーを回生する場合について説明する。
【0039】
図3は本発明の他の実施例を示す油圧回路であって、被駆動体として油圧ショベル10のブーム、アクチュエータとして同ブームを駆動するブームシリンダを対応させたものである。
【0040】
同図3において、参照番号104、106は原動機20、歯車機構108によって駆動される可変容量ポンプである。可変容量ポンプ106はブーム用切換弁110を含む切換弁群100Aに接続され、又、可変容量ポンプ104は図示していない他のアクチュエータ用の切換弁群102Aに接続され圧油を供給する。参照番号112はパイロットポンプ、114は可変容量型油圧モータであり、これらも原動機20によって駆動されるようになっている。又、上記可変容量型油圧モータ114の容量は、通常は最小容量に維持されており、パイロットポンプ112の吐出油は逆止弁152を介して可変容量型油圧モータ114の供給通路116に接続されている。このように構成されることにより、可変容量型油圧モータ114は原動機20によって駆動されるのでポンプ作用をするが常にパイロットポンプ112からの圧油の補給によってキャビテーションの発生は防止されるようになっている。又、可変容量型油圧モータ114は容量制御機構118を備え、操作圧油信号S3によりその容量が制御されるようになっている。ブーム用切換弁110からブームの戻り油をタンク120へ排出する通路上には切換弁122が設けられており、ブームからの戻り通路は、この切換弁122が中立位置ではタンク120へ、操作信号b1が作用したときには前記可変容量型油圧モータ114の供給通路へ接続するよう構成されている。なお、操作信号b1は、ブーム用切換弁110をブーム下げ方向に制御するための操作圧油信号である。ここで、例えば、図5のブームBMが(イ)の位置から(ロ)の位置まで降下させる場合を想定する。即ち、パイロット操作弁28を操作し、操作圧油信号b1をブーム用切換弁110の通路134を介して切換弁122に与え、可変容量ポンプ106の圧油をブームシリンダ通路132に供給すると共にブーム戻り通路130を切換弁110及び122を介して可変容量型油圧モータ114の供給通路116へ導くよう構成すると、ブーム下降時の油圧エネルギーは可変容量型油圧モータ114を回転させつつ通路128を経てタンク120へ放出される。この際、通路130の油に余分な背圧がかからない状態でタンク120へ排出されるように、可変容量型油圧モータ114のモータ容量を操作油圧信号S3により調整すれば、ブーム下降時の位置エネルギーを原動機の実トルク低減に利用し、省エネルギーを図ることができる。操作油圧信号S3の調整には、例えば可変容量型油圧モータ114への供給通路116の圧力(PC)を圧力検出用センサー142により検出し調整すればよい。
【0041】
以上、図2、図3で説明した例において可変容量型油圧モータを原動機20に取り付けるに際し、建設機械の各アクチュエータに圧油を供給する2台の可変容量ポンプを並列に配置し、これらの一方の背面に前記可変容量型油圧モータを配置すれば可変容量ポンプ、モータの全長が短くなり、母機の設計が容易となる。
【0042】
【発明の効果】
本発明による建設機械の油圧制御装置は、建設機械に取り付けられた原動機と、同原動機の出力回転軸に結合された油圧ポンプと、同ポンプから供給される圧油を前記建設機械の被駆動体を駆動せしめるよう結合されたアクチュエータに供給する第1の切換弁と、同第1の切換弁に操作圧油信号を与えるパイロット操作弁と、同パイロット操作弁にパイロット用圧油を供給するパイロットポンプと、前記原動機の出力回転軸と結合された回転軸を備え、且つ容量制御機構を有する可変容量型油圧モータと、前記アクチュエータの稼動に伴い圧力上昇を生ずる前記第1の切換弁近傍の油路と、同第1の切換弁近傍の油路内の圧力及び前記パイロット操作弁の出力操作圧力を検出してそれらを電気信号に変換する検出手段と、同検出手段の複数の出力電気信号の値に対応して制御信号を与える信号処理部ならびに前記制御信号を対応する操作圧油信号に変換する電油変換器を備えた変換制御部と、前記第1の切換弁近傍の油路と前記可変容量型油圧モータの圧油供給側とを連通せしめる第2の切換弁と、前記変換制御部から与えられる操作圧油信号に応答して駆動される前記可変容量型油圧モータの容量制御機構とからなり、前記アクチュエータの稼動に伴い前記第1の切換弁近傍の油路の圧力が上昇したときに、前記複数の出力電気信号の値に応じて前記第2の切換弁を制御し、その上昇した圧油を前記可変容量型油圧モータへ供給して油圧エネルギーの回生を行うようにしたので、上部旋回体226のような慣性の大きい被駆動体を加速または減速するときの油圧エネルギーを有効に活用するため、環境保全の問題が解決され、さらに、原動機220への供給燃料の全てが有効に消費されるため資源が有効に利用される。
【0043】
また、あらゆる条件下で動力回生の技術思想が開示されて、旋回用油圧モータ224によって上部旋回体226を停止させるためにはパイロット操作弁228を中立状態に戻すだけであり、油圧回路方式に慣れたオペレータの操作感覚と一致しており、安全性、操作性の面でも優れたものである。
【0044】
以上、従来から多用されている油圧ショベル等の操作方法を変えることなく建設機械等の大幅な省エネルギー運転を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建設機械の油圧制御装置の主要構成ブロック図である。
【図2】本発明に係る建設機械の油圧制御装置の第1実施例を示す油圧回路図である。
【図3】本発明に係る建設機械の油圧制御装置の第2実施例を示す油圧回路図である。
【図4】建設機械としての油圧ショベルの外観図である。
【図5】図4に示される油圧ショベルのブームおよびブームシリンダの動作を示す図である。
【図6】図2の信号処理部の具体的態様を示し、(A)はそのコンピュータシステムのブロック図、(B)は旋回用油圧モータの加速・減速時における油圧エネルギー回生制御を示すフローチャートである。
【図7】建設機械の油圧制御装置の従来技術を示す油圧回路図である。
【図8】建設機械の油圧制御装置の他の従来技術を示す油圧回路図である。
【図9】図7における旋回用油圧モータの加速、減速時における特性を示す図であり、(A)は加速時における旋回駆動圧力と駆動時間の関係を示し、(B)は減速時における旋回駆動圧力と駆動時間の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 油圧ショベル
12 上部旋回体
14、104 可変容量ポンプ
16、106 可変容量ポンプ
18、112 パイロットポンプ
20 原動機
22 旋回用切換弁
24 旋回用油圧モータ
26 上部旋回体
28 パイロット操作弁
32 通路
34 通路
36 リリーフ弁
38 リリーフ弁
40 逆止弁
46 通路
54、108 歯車機構
56、114 可変容量型油圧モータ
58 切換弁
60 供給側通路
64 戻り通路
66 逆止弁
70、118 容量制御機構
72 信号処理部
74 電油変換器
110 ブーム用切換弁[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a construction machine such as a hydraulic excavator, and more particularly to a hydraulic control device that regenerates hydraulic energy in the construction machine.
[0002]
[Prior art]
FIG. 7 is a diagram schematically showing the hydraulic circuit of the
[0003]
When the
[0004]
The swing
[0005]
Further, when the
[0006]
As described above, in the conventional example shown in FIG. 7, when accelerating and decelerating a large inertial body such as the
[0007]
Another conventional example is shown in FIG. In FIG. 8, the same components as those in FIG. 7 are denoted by the same reference numerals. In FIG. 8, the
[0008]
After the
[0009]
To decelerate and stop the
[0010]
Thus, in the process of deceleration / stop of the
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional example shown in FIG. 7, the hydraulic energy when accelerating or decelerating a driven body having a large inertia such as the
[0012]
Further, in the conventional example shown in FIG. 8, although the technical idea of power regeneration is disclosed under a certain condition, in order to stop the
[0013]
As a result of intensive studies to solve the above-mentioned problems, the present inventor has found that the pressure in the supply / discharge passage of an actuator such as a hydraulic cylinder or hydraulic motor in a construction machine changes in relation to the operating state of the actuator. I paid attention to it. By detecting this change, the operating state of the actuator is determined, the connection between the supply passage of the variable displacement hydraulic motor connected to the prime mover and the supply / discharge passage of the actuator, and the displacement of the variable displacement hydraulic motor. It has been found out that the above problems can be solved by making the adjustment.
[0014]
Accordingly, an object of the present invention is to realize a significant energy saving operation of a construction machine or the like without changing the operation method of a hydraulic excavator or the like that has been widely used conventionally.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, the present invention provides a prime mover attached to a construction machine, a hydraulic pump coupled to an output rotary shaft of the prime mover, and pressure oil supplied from the pump to a driven body of the construction machine. A first switching valve for supplying an actuator coupled to drive the pilot valve, a pilot operating valve for supplying an operating pressure oil signal to the first switching valve, and a pilot pump for supplying pilot pressure oil to the pilot operating valve A variable displacement hydraulic motor having a rotation shaft coupled to the output rotation shaft of the prime mover and having a displacement control mechanism, and an oil passage in the vicinity of the first switching valve that causes a pressure increase with the operation of the actuator Detecting means for detecting the pressure in the oil passage near the first switching valve and the output operating pressure of the pilot operating valve and converting them into electrical signals, and a plurality of outputs of the detecting means A signal processing unit for providing a control signal corresponding to the value of the air signal; a conversion control unit including an electro-oil converter for converting the control signal into a corresponding operation pressure oil signal; and an oil in the vicinity of the first switching valve. A second switching valve for communicating the path with the pressure oil supply side of the variable displacement hydraulic motor, and the displacement of the variable displacement hydraulic motor driven in response to an operation pressure oil signal given from the conversion control unit When the pressure in the oil passage near the first switching valve increases with the operation of the actuator. And controlling the second switching valve according to the values of the plurality of output electric signals, Provided is a hydraulic control device for a construction machine which supplies the raised pressure oil to the variable displacement hydraulic motor to regenerate hydraulic energy.
[0016]
At that time, the actuator is constituted by a turning hydraulic motor, the driven body is an upper turning body that is rotationally driven by the turning hydraulic motor, and the detection means is provided with a rotation speed of the turning hydraulic motor. It can be configured to include a rotational speed detector for detecting.
[0017]
Further, the oil passage in the vicinity of the first switching valve branches from the respective passages connecting the first switching valve and the turning hydraulic motor, and the branch connected to the second switching valve at the end thereof. The detection means includes a pressure detector for detecting a pressure of each pressure oil passage of the turning hydraulic motor and an output operation pressure of the pilot operation valve, and the signal processing unit includes the upper part. When the swing body is driven by the swing hydraulic motor, a control signal for controlling the second switching valve and the capacity control mechanism is generated based on a value of each output of the detection means and a combination of the values. Is possible.
[0018]
Further, the signal processing unit increases the output operation pressure of one of the pilot operation valves to operate the first switching valve to supply the hydraulic oil from the hydraulic pump to the turning hydraulic motor, After the upper swing body is driven, the pressure detection value in the other pressure oil passage of the swing hydraulic motor and the value of the rotation speed detector of the swing hydraulic motor exceed a predetermined value and the one The branch passage corresponding to the other pressure oil passage of the turning hydraulic motor is communicated with the pressure oil supply side of the variable displacement hydraulic motor when the output operation pressure of the variable pressure hydraulic motor is smaller than a predetermined value. And a control signal for the capacity control mechanism for controlling the opening of the capacity control mechanism in the closing direction in response to a decrease in the pressure detection value and the rotation speed detection value due to the communication. It is capable of being configured to perform regeneration of the hydraulic energy during deceleration of the swing hydraulic motor.
[0019]
Further, the signal processing unit increases the output operation pressure of any one of the pilot operation valves to operate the first switching valve to supply the hydraulic oil from the hydraulic pump to the swing hydraulic motor. The value of the pressure detection value in the pressure oil passage of the swing hydraulic motor and the detected pressure of the output operation pressure is greater than a predetermined value and the value of the rotation speed detector of the swing hydraulic motor is driven. Control for the second switching valve that causes the branch passage corresponding to the pressure oil passage of the turning hydraulic motor to communicate with the pressure oil supply side of the variable displacement hydraulic motor when the pressure is smaller than a predetermined value A control signal for the capacity control mechanism that controls the opening of the capacity control mechanism in the closing direction in response to an increase in the value of the rotation detector due to the signal and the communication thereof is generated to accelerate the turning hydraulic motor. It is capable of being configured to perform regeneration of the hydraulic energy.
[0020]
Furthermore, the second switching valve can be configured integrally with the turning hydraulic motor.
[0021]
The driven body may be a structure of the construction machine that acquires position energy by operating the actuator.
[0022]
In that case, the construction machine structure may be a boom, and the actuator may be a boom cylinder.
[0023]
Furthermore, the second switching valve is connected to a return side passage of the first switching valve, and when the energy at the position acquired by the boom is discharged as hydraulic energy through the boom cylinder, the second switching valve is connected. The switching valve is switched so that the return side passage communicates with the pressure oil supply side of the variable displacement hydraulic motor, and the position energy is regenerated through the variable displacement hydraulic motor as hydraulic energy. Can be done.
[0024]
[Action]
A hydraulic control apparatus for a construction machine according to the present invention includes a prime mover attached to the construction machine, a hydraulic pump coupled to an output rotation shaft of the prime mover, and pressure oil supplied from the pump to a driven body of the construction machine. A first switching valve for supplying an actuator coupled to drive the pilot valve, a pilot operating valve for supplying an operating pressure oil signal to the first switching valve, and a pilot pump for supplying pilot pressure oil to the pilot operating valve A variable displacement hydraulic motor having a rotary shaft coupled to an output rotary shaft of the prime mover and having a capacity control mechanism, and an oil passage in the vicinity of the first switching valve that generates a pressure increase as the actuator is operated. Detecting means for detecting the pressure in the oil passage in the vicinity of the first switching valve and the output operating pressure of the pilot operating valve and converting them into electrical signals, and a plurality of output electrical signals of the detecting means A signal processing unit that generates a control signal for driving the displacement control mechanism of the variable displacement hydraulic motor corresponding to the value of the signal, and an electro-oil converter that converts the control signal into a corresponding operation pressure oil signal A second control unit that communicates an oil passage in the vicinity of the first switching valve with a pressure oil supply side of the variable displacement hydraulic motor in response to an operation pressure oil signal given from the conversion control unit. And when the pressure of the oil passage in the vicinity of the first switching valve increases with the operation of the actuator, the increased pressure oil is transferred to the variable displacement type via the second switching valve. The hydraulic energy is supplied to the hydraulic motor and the capacity of the variable displacement hydraulic motor is controlled by the operation pressure oil signal from the conversion control unit to regenerate the hydraulic energy. No special operation is required to regenerate the ghee so that he can concentrate on the original driving operation.
[0025]
【Example】
FIG. 1 is a block diagram showing the interrelationships of main components related to a hydraulic control device for a construction machine according to the present invention. In FIG. 1, a drive shaft of a hydraulic pump PMP is coupled to the output rotary shaft RTAXIS of the prime mover EGN, and a drive shaft of a variable displacement hydraulic motor VMTR having a displacement control mechanism VLMADJ on the drive shaft of the pump PMP. Are combined. Pressure oil discharged from the hydraulic pump PMP is given to the actuator ACTU via the first switching valve SWVL1, which is a direction switching valve for the actuator provided in the oil passage HYDC in the center of the figure, and is constructed by operating the actuator ACTU. The driven body OBJ of the machine is driven. In the figure, the operation pressure oil signals a1 and b1 are supplied from the left pilot operation valve PLOVL to the first switching valve SWVL1. The oil passage HYDC includes a first switching valve SWVL1 and shows an oil passage in the vicinity of the first switching valve that generates a pressure increase in connection with the operation of the actuator ACTU. As shown in FIG. The oil passage HYDC is configured to communicate with the pressure oil supply side of the variable displacement hydraulic motor VMTR via the second switching valve SWVL2. CNVTR is a conversion control unit that detects the pressure in the oil passage HYDC and the operation pressure oil signals a1 and b1 of the pilot operation valve PLOVL and converts them into corresponding electrical signals, and a plurality of detection means from the detection means From the signal processing unit and the signal processing unit for generating the operation pressure oil signals S1, S2 and S3 to the second switching valve SWVL2 and the capacity control mechanism VLMADJ based on the magnitude of the electrical signal and the combination thereof An electro-oil converting unit that converts the control signal into a corresponding operation pressure oil signal. The pilot operating valve PLOVL is supplied with pressure oil from the pilot pump PLPMP, and is connected to a variable displacement hydraulic motor VMTR via a check valve CHKVL. Although the pilot pump PLPMP is shown as being driven to rotate by the drive shaft of the hydraulic pump PMP as indicated by a dotted line, it may be separately provided. In the figure, when the driven body OBJ is an upper swing body of a construction machine and the actuator ACTU is configured as a swing hydraulic motor that rotationally drives the upper swing body, as shown by the alternate long and short dash line, for turning as an actuator It shows that the rotational speed (rpm) of the hydraulic motor is detected by the detecting means. Operation pressure oil signals S1, S2 and b1 indicated by two one-dot chain lines are given to the second switching valve SWVL2. Signals S1 and S2 for the inner lines are used to switch the second switching valve SWVL2 when an upper swing body is used as the driven body OBJ and a swing hydraulic motor is used as the actuator ACTU, as will be described in detail later with reference to FIG. And the other signal b1 is obtained when a boom of a construction machine is used as a driven body OBJ and a boom cylinder is used as an actuator ACTU, as will be described in detail later with reference to FIG. This is an operation pressure oil signal for switching and controlling the second switching valve SWVL2. As described above, when the pressure rises due to the operating state of the actuator ACTU in the oil passage HYDC in the vicinity of the first switching valve, the second switching valve SWVL2 sends the pressure oil in the oil passage to the variable displacement hydraulic motor. The switching of the valve is controlled so that it is supplied to VMTR, and the rotational force of the variable displacement hydraulic motor VMTR due to this pressure oil is transmitted to the rotational drive shaft of the prime mover EGN, resulting in the regenerative action of the hydraulic energy that the pressure oil has Carried out.
[0026]
Such regeneration of hydraulic energy is typically applied at the time of acceleration / deceleration of the upper rotating body having a large inertia or lowering of the boom, as will be described in the following two embodiments.
[0027]
FIG. 2 shows a swing drive mechanism when the
[0028]
Further, the oil discharged from the
[0029]
[0030]
In the hydraulic circuit shown in FIG. 2 configured as described above, for the sake of convenience, it is assumed that the value of each detection data is in one of the ranges divided into three zones, large, medium, and small. The operation of regeneration will be described.
[0031]
(1) In the acceleration state, when Pa is medium or higher (Pb is 0), PA is large, PB is small or small, and N is small or small:
Since the
[0032]
In this combination, when the operation pressure oil signal S1 is given to the
[0033]
(2) In the deceleration state, Pa is small or smaller (Pb is 0), PA is small or smaller, PB is large, and N is medium or larger.
Since the
[0034]
In the case of this combination, when the operation pressure oil signal S2 is given to the
[0035]
As described above, return oil is supplied from the return (discharge)
[0036]
Next, a specific configuration and details of the operation of the
[0037]
FIG. 6 explains the function of the
[0038]
In the above description, the swing of the
[0039]
FIG. 3 shows a hydraulic circuit according to another embodiment of the present invention, in which a boom of a
[0040]
In FIG. 3,
[0041]
As described above, when the variable displacement hydraulic motor is attached to the
[0042]
【The invention's effect】
A hydraulic control apparatus for a construction machine according to the present invention includes a prime mover attached to the construction machine, a hydraulic pump coupled to an output rotation shaft of the prime mover, and pressure oil supplied from the pump to a driven body of the construction machine. A first switching valve for supplying an actuator coupled to drive the pilot valve, a pilot operating valve for supplying an operating pressure oil signal to the first switching valve, and a pilot pump for supplying pilot pressure oil to the pilot operating valve A variable displacement hydraulic motor having a rotation shaft coupled to the output rotation shaft of the prime mover and having a displacement control mechanism, and an oil passage in the vicinity of the first switching valve that causes a pressure increase with the operation of the actuator Detecting means for detecting the pressure in the oil passage in the vicinity of the first switching valve and the output operating pressure of the pilot operating valve and converting them into electric signals, and a plurality of the detecting means A signal processing unit that provides a control signal corresponding to the value of the force electric signal, a conversion control unit that includes an electric oil converter that converts the control signal into a corresponding operation pressure oil signal, and a vicinity of the first switching valve. A second switching valve for communicating an oil passage with the pressure oil supply side of the variable displacement hydraulic motor, and the variable displacement hydraulic motor driven in response to an operation pressure oil signal given from the conversion control unit. When the pressure in the oil passage in the vicinity of the first switching valve increases with the operation of the actuator. And controlling the second switching valve according to the values of the plurality of output electric signals, Since the increased pressure oil is supplied to the variable displacement hydraulic motor to regenerate hydraulic energy, the hydraulic energy when accelerating or decelerating a driven body having a large inertia such as the
[0043]
Further, the technical idea of power regeneration is disclosed under all conditions, and in order to stop the
[0044]
As described above, it is possible to realize a significant energy saving operation of a construction machine or the like without changing the operation method of a hydraulic excavator or the like that has been widely used conventionally.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of main components of a hydraulic control device for a construction machine according to the present invention.
FIG. 2 is a hydraulic circuit diagram showing a first embodiment of a hydraulic control device for a construction machine according to the present invention.
FIG. 3 is a hydraulic circuit diagram showing a second embodiment of the hydraulic control apparatus for a construction machine according to the present invention.
FIG. 4 is an external view of a hydraulic excavator as a construction machine.
FIG. 5 is a diagram showing operations of the boom and boom cylinder of the hydraulic excavator shown in FIG. 4;
6 shows a specific mode of the signal processing unit in FIG. 2, (A) is a block diagram of the computer system, and (B) is a flowchart showing hydraulic energy regeneration control at the time of acceleration / deceleration of the turning hydraulic motor. is there.
FIG. 7 is a hydraulic circuit diagram showing a conventional technique of a hydraulic control device for a construction machine.
FIG. 8 is a hydraulic circuit diagram showing another conventional technique of a hydraulic control device for a construction machine.
9 is a diagram showing characteristics during acceleration and deceleration of the turning hydraulic motor in FIG. 7, (A) shows the relationship between the turning drive pressure and drive time during acceleration, and (B) shows turning during deceleration. It is a graph which shows the relationship between a drive pressure and drive time.
[Explanation of symbols]
10 Excavator
12 Upper swing body
14, 104 Variable displacement pump
16, 106 Variable displacement pump
18, 112 Pilot pump
20 prime mover
22 Switching valve for turning
24 Hydraulic motor for turning
26 Upper swing body
28 Pilot operated valve
32 passage
34 Passage
36 relief valve
38 Relief valve
40 Check valve
46 passage
54, 108 Gear mechanism
56, 114 Variable displacement hydraulic motor
58 selector valve
60 Supply side passage
64 Return passage
66 Check valve
70, 118 Capacity control mechanism
72 Signal processor
74 Electro-Oil Converter
110 Boom switching valve
Claims (14)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001320029A JP3939956B2 (en) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | Hydraulic control equipment for construction machinery |
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Publications (2)
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