JP3909220B2 - Power steering device for vehicle - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用パワーステアリング装置に関し、とりわけ、パワーシリンダに油圧を給排する油圧通路の構造を改良した車両用パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のパワーステアリング装置としては、例えば、特開昭59−118569号公報に記載されているものが知られている。
【0003】
図6に基づきその概略を説明すれば、ステアリングホイール1が上端部に取り付けられた操舵軸2と、この操舵軸2に図外のトーションスプリングを介して連結された出力軸3と、この出力軸3の下端に設けられたラック4a、ピニオン4bと、ピストンロッド5の一端に前記ラック4aが形成され、油圧によって作動されるパワーシリンダ6と、モータ7によって作動される可逆式の油圧ポンプ8と、この油圧ポンプ8の二つのポート9a,9bを、ピストン10によって隔成されたパワーシリンダ6内の第1作動室11aと第2作動室11bに接続する第1通路12aと第2通路12bと、前記操舵軸2と出力軸3の間のトーションスプリングの捩れ角から操舵トルクを検出するトルク検出機構13と、このトルク検出機構13の検出信号に基づいて油圧ポンプ8の回転方向と吐出圧を制御するコントローラ14とを備えている。尚、15は、油圧ポンプ8を迂回してパワーシリンダ6の第1作動室11aと第2作動室11bを連通させるバイパス通路であり、16は、操舵トルクが所定値以下のときにバイパス通路15を開き、操舵トルクが所定値を越えたときにバイパス通路15を閉じる電磁切換弁である。
【0004】
そして、このパワーステアリング装置は、以上のような構成であるため、車両走行中においてステアリングホイール1が操舵されると、そのときトルク検出機構13が検出したトルクに応じてコントローラ14が油圧ポンプ8の回転方向と吐出圧を制御し、それによって各作動室11a,11bにトルクに応じた油圧を相対的に供給することにより、操舵機構にアシスト力を付与する
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来のパワーステアリング装置は、油圧源である油圧ポンプ8とパワーシリンダ6の各作動室11a,11bの間が直接連通しているため、例えば、一定操舵角での走行中に車輪を通しての路面からの反力とパワーシリンダ6の圧力とがほぼ釣り合い、油圧ポンプ8がリーク分を補うように低速度で回転する場合等には、図7に示すように油圧ポンプ8の吐出脈動がそのままパワーシリンダ6に伝達され、その脈動に起因するパワーシリンダ6の振動がステアリング1に入力されて操舵フィーリングを悪化させることがある。
【0006】
そこで本発明は、油圧源の脈動に起因するパワーシリンダの振動を無くし、操舵フィーリングの向上を図ることのできる車両用パワーステアリング装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するための手段として、本発明は、操舵機構に油圧によるアシスト力を付与するパワーシリンダと、該パワーシリンダに選択的に作動油を供給する可逆式の油圧ポンプと、該可逆式の油圧ポンプの二つの吸排ポートを、ピストンによって隔成された前記パワーシリンダ内の第1作動室と第2作動室に接続する第1通路と第2通路を備えた車両用パワーステアリング装置において、前記可逆式の油圧ポンプ側の圧力が前記作動室側の圧力よりも設定圧以上に大きくなったときに開弁する吐出弁と、前記作動室側から前記可逆式の油圧ポンプへの作動油の流入のみを許容する一方向弁と、を前記第1通路と第2通路の夫々に並列に設け、前記吐出弁の開弁圧を、前記一方向弁の開弁圧よりも大きく設定して前記可逆式の油圧ポンプの脈圧変動を低減することを特徴としている。
【0008】
この発明の場合、可逆式の油圧ポンプから各作動室には、可逆式の油圧ポンプ側の圧力が作動室側の圧力よりも設定圧以上大きくなったときにだけ開弁する吐出弁を設けたため、吐出弁の開弁時には、可逆式の油圧ポンプ側の圧力が作動室側の圧力よりも吐出弁の開弁圧分だけ高くなっている。このため、この状態から可逆式の油圧ポンプ側の圧力が低下するときには、該可逆式の油圧ポンプ側の圧力が吐出弁の開弁圧分だけ低下するまでは、可逆式の油圧ポンプ側と作動室側とは同圧にならず、吐出弁の開弁圧分だけ低下した後に始めて一方向弁が開き、作動油が作動室から可逆式の油圧ポンプ側に戻される。したがって、可逆式の油圧ポンプの吐出脈動によって可逆式の油圧ポンプ側の圧力が変動する場合には、ピーク圧から低圧側に吐出弁の開弁圧分の不感帯ができ、液圧の変動が作動室側に伝達されにくくなる。
【0009】
前記吐出弁の開弁圧は、可逆式の油圧ポンプの脈圧変動幅よりも大きく設定することが好ましい。この場合には、前記不感帯の幅が圧力源の脈圧変動幅よりも大きくなることから、可逆式の油圧ポンプ側の脈動は作動室側にまったく伝達されなくなる。
【0010】
また、前記吐出弁の開弁圧は、吐出弁の弁体を閉方向に付勢するばね部材のばね力によって設定することが望ましい。
さらに、前記可逆式の油圧ポンプは、モータによって駆動されることが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1の実施形態と第2の実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0012】
図1は、第1の実施形態のパワーステアリング装置の全体概略構成を示し、同図に示すように、この実施形態のパワーステアリング装置は、上端部にステアリングホイール20が連結された操舵軸21と、この操舵軸21に連結された出力軸22と、この出力軸22の下端に設けられて操舵機構を成すラック23、ピニオン24と、出力軸22の下端近傍に設けられてステアリングホイール20の操舵トルクや、操舵輪25a,25bからの路面入力を検出する検出手段26と、前記ラック23に連繋されたパワーシリンダ27と、このパワーシリンダ27に油圧を給排する油圧回路28と、を備えている
前記パワーシリンダ27は、車体幅方向に延設された筒状シリンダ部29内を前記ラック23に連繋したピストンロッド30が貫通していると共に、このピストンロッド30に筒状シリンダ部29内を摺動するピストン31が固定されている。また、シリンダ部29内は、ピストン31によって左右の第1作動室32aと第2作動室32bに隔成されている。
【0013】
前記油圧回路28は、モータ33によって駆動される可逆式の油圧ポンプ34と、この油圧ポンプ34の一方のポート35aと前記第1作動室32aを接続する第1通路36aと、油圧ポンプ34の他方のポート35bと前記第2作動室32bを接続する第2通路36bと、回路内の不足分の作動油を油圧ポンプ34を通して補充するリザーバ37とを備えており、第1通路36aと第2通路36bには夫々供給路38と排出路39が並列に設けられ、この各供給路38と排出路39には後述する吐出弁40と一方向弁41が夫々介装されている。また、油圧ポンプ34を駆動するモータ33はコントローラ42によって制御されるが、このコントローラ42には前記検出手段26からの信号が入力されるようになっている。尚、この実施形態においては、油圧源はモータ33と油圧ポンプ34等によって構成されている。
【0014】
吐出弁40は、油圧ポンプ34側の圧力が作動室32a(または32b)側の圧力よりも大きい設定開弁圧以上となったときに供給路38を開き、一方向弁41は作動室32a(または32b)側から油圧ポンプ34側への作動油の流入を常時許容するようになっている。具体的には、吐出弁40と一方向弁41は、図2,図3に夫々示すように通路孔43と円錐状の弁座44を有するバルブボディ45と、弁座44に近接離反して通路孔43を開閉する球状弁体46と、この弁体46を収容するフレーム状のリテーナ47とを備え、吐出弁40側のリテーナ47側にのみ、弁体46を所定の力で弁座44方向(閉弁方向)に付勢するばね部材であるスプリング48が収容されている。
【0015】
ここで、吐出弁40の開弁圧Psは、スプリング48のばね剛性の設定調整によって任意に変更することができるが、この第1の実施形態の場合、開弁圧Psは、図4に示すように油圧ポンプ34の脈圧変動幅Paよりも若干小さい値に設定されている。
【0016】
以上の構成において、ステアリングホイール1が操作されると、そのときのステアリングホイール1の操舵トルクや路面入力が検出手段26によって検出され、コントローラ42がこの検出信号に基づいてモータ33の回転方向と駆動トルクを制御し、それによってパワーシリンダ27の作動圧を調整する。これにより、操舵輪は操舵条件に応じたアシスト力をパワーシリンダ27から受け、ステアリングホイール1の操作に応じた角度だけ操舵されることとなる。
【0017】
そして、車両が一定操舵角を維持して走行しているときのように、パワーシリンダ1に入力される路面からの反力とパワーシリンダ1の作動圧が釣り合うときには、油圧ポンプ34が作動油のリークを補うように低速で連続若しくは間欠的に作動する。このような条件下では、油圧ポンプ34の吐出脈動が通路36a(36b)を通して作動室32a(32b)側に伝達され易くなるが、このパワーステアリング装置の場合、各通路36a(36b)において油圧ポンプ34側の圧力が上昇した後には、図4に示すように油圧ポンプ34側の圧力が作動室32a(32b)側の圧力よりも吐出弁40の開弁圧分高くなるため、作動室32a(32b)側にはほとんど脈動が伝達されなくなる。
【0018】
即ち、油圧ポンプ34側の圧力が一旦脈動のピーク値に達すると、このピーク値から吐出弁40の開弁圧Ps分だけ圧力が低下するまでは油圧ポンプ34側の圧力の方が作動室32a(32b)側の圧力よりも高くなっている。このため、このとき吐出弁40の開弁圧Ps分の不感帯が作られ、油圧がこの不感帯にある限り一方向弁41が開いて作動室32a(32b)側から油圧ポンプ34側に作動油が流れることはない。したがって、作動室32a(32b)側の圧力はこのとき一定圧に維持される。
【0019】
ただし、油圧ポンプ34側の圧力がピーク値から吐出弁40の開弁圧Ps分以上に低下すると(不感帯から外れると)、作動室32a(32b)側の圧力が油圧ポンプ34側の圧力よりも高くなるため、一方向弁41が開いて作動室32a(32b)側から油圧ポンプ34側に作動油が流出し、作動室32a(32b)側の圧力は油圧ポンプ34側の脈動と共に低下する。そして、油圧ポンプ34側の圧力が再度高まると、作動室32a(32b)側の圧力はピーク値に対して開弁圧Ps分だけ低い圧力まで上昇し、そこで一定圧に維持される。
【0020】
この実施形態のパワーステアリング装置においては、このように作動室32a(32b)側に伝達されようとする油圧ポンプ34側の脈動のほとんどの成分を遮断することができるため、パワーシリンダ27には油圧ポンプ34側の脈動に起因する振動が殆ど生じず、操舵フィーリングの低下を招くこともない。
【0021】
また、図5は本発明の第2の実施形態における油圧ポンプ側と作動室側の油圧特性を示すものであるが、この実施形態のパワーステアリング装置は、基本的な構成は第1の実施形態とほぼ同様であるが、吐出弁の開弁圧Psを油圧ポンプの脈圧変動幅Paよりも大きく設定している点が異なっている。
【0022】
したがって、この実施形態の場合、一方向弁の作動しない不感帯が油圧ポンプ側の脈圧変動幅Paよりも大きくなり、作動室側の圧力はまったく脈動の影響を受けなくなる。よって、この実施形態においては、油圧ポンプの脈動に起因する操舵フィーリングの低下を完全に無くすことができる。
【0023】
【発明の効果】
以上のように本発明は、可逆式の油圧ポンプと各作動室を連通する通路に、吐出弁と一方向弁を並列に設けることにより、可逆式の油圧ポンプ側の圧力が増加から減少に変化するときに吐出弁の開弁圧分の不感帯が作られるようにしたため、少なくとも吐出弁の開弁圧分の圧力幅範囲においては、可逆式の油圧ポンプの脈動が作動室側に伝達されなくなる。したがって、本発明によれば、可逆式の油圧ポンプの脈圧に起因するパワーシリンダの振動を防止して操舵フィーリングを向上させることができる。
【0024】
また、吐出弁の開弁圧を、可逆式の油圧ポンプの脈圧変動幅よりも大きく設定した場合には、可逆式の油圧ポンプ側の脈動が作動室側に伝達されるのを完全に無くし、より確実に操舵フィーリングを向上させることができる。
【0025】
さらに、吐出弁の開弁圧を、吐出弁の弁体を閉弁方向に付勢するばね部材のばね力によって設定するようにした場合には、ばね部材のばね剛性等の変更によって任意の開弁圧に容易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体の概略構成図。
【図2】同実施形態を示す吐出弁の断面図。
【図3】同実施形態を示す一方向弁の断面図。
【図4】同実施形態の油圧ポンプ側と作動室側の圧力特性を示す図。
【図5】本発明の他の実施形態の油圧ポンプ側と作動室側の圧力特性を示す図。
【図6】従来の技術を示す全体の概略構成図。
【図7】同技術を示す油圧ポンプ側と作動室側の圧力特性を示す図。
【符号の説明】
27…パワーシリンダ
31…ピストン
32a…第1作動室
32b…第2作動室
34…油圧ポンプ
36a…第1通路
36b…第2通路
40…吐出弁
41…一方向弁[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle power steering device, and more particularly to a vehicle power steering device having an improved structure of a hydraulic passage for supplying and discharging hydraulic pressure to and from a power cylinder.
[0002]
[Prior art]
As this type of power steering device, for example, one described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 59-118569 is known.
[0003]
The outline thereof will be described with reference to FIG. 6. A
[0004]
Since the power steering device is configured as described above, when the steering wheel 1 is steered while the vehicle is running, the
[Problems to be solved by the invention]
However, in this conventional power steering device, the
[0006]
Accordingly, the present invention is intended to provide a power steering apparatus for a vehicle that can eliminate the vibration of the power cylinder caused by the pulsation of the hydraulic power source and can improve the steering feeling.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As means for solving the above-described problems, the present invention includes a power cylinder that applies hydraulic assist force to a steering mechanism, a reversible hydraulic pump that selectively supplies hydraulic oil to the power cylinder, and the reversible In a vehicle power steering apparatus comprising a first passage and a second passage for connecting two intake / exhaust ports of a hydraulic pump of a type to a first working chamber and a second working chamber in the power cylinder separated by a piston A discharge valve that opens when the pressure on the reversible hydraulic pump side exceeds the set pressure on the working chamber side, and hydraulic oil from the working chamber side to the reversible hydraulic pump. A one-way valve that allows only inflow of the first passage and the second passage in parallel, and the valve opening pressure of the discharge valve is set larger than the valve opening pressure of the one-way valve. The reversible hydraulic port It is characterized by reducing the pulse pressure variation of the flop.
[0008]
In this invention, since each working chamber from reversible hydraulic pump, provided with a discharge valve the pressure of reversible hydraulic pump side is only opened when the increased set pressure than the pressure of the working chamber side When the discharge valve is opened, the pressure on the reversible hydraulic pump side is higher than the pressure on the working chamber side by the valve opening pressure of the discharge valve. Therefore, activated when the pressure of the reversible side of the hydraulic pump is decreased from this state until the pressure of the hydraulic pump side of the reversible type is reduced by the opening pressure of the discharge valve includes a hydraulic pump side of the reversible The one-way valve opens only after the pressure of the discharge valve is reduced by the valve opening pressure, and the hydraulic oil is returned from the working chamber to the reversible hydraulic pump side. Therefore, when varying the pressure of the reversible hydraulic pump side by the discharge pulsation of the reversible hydraulic pump can dead zone of the valve-opening pressure of the discharge valve to the low pressure side from the peak pressure variation of the fluid pressure actuated It becomes difficult to be transmitted to the room side.
[0009]
The valve opening pressure of the discharge valve is preferably set to be larger than the pulse pressure fluctuation range of the reversible hydraulic pump . In this case, since the width of the dead zone becomes larger than the pulsation fluctuation range of the pressure source, the pulsation on the reversible hydraulic pump side is not transmitted to the working chamber side at all.
[0010]
Further, it is desirable that the valve opening pressure of the discharge valve is set by a spring force of a spring member that urges the valve body of the discharge valve in the closing direction.
Further, the reversible hydraulic pump is preferably driven by a motor.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, a first embodiment and a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0012]
FIG. 1 shows an overall schematic configuration of a power steering device according to a first embodiment. As shown in FIG. 1, the power steering device according to this embodiment includes a
[0013]
The hydraulic circuit 28 includes a reversible
[0014]
The
[0015]
Here, the valve opening pressure P s of the
[0016]
In the above configuration, when the steering wheel 1 is operated, the steering torque and road surface input of the steering wheel 1 at that time are detected by the detection means 26, and the
[0017]
When the reaction force from the road surface input to the power cylinder 1 and the operating pressure of the power cylinder 1 are balanced, such as when the vehicle is traveling while maintaining a constant steering angle, the
[0018]
That is, once the pressure on the
[0019]
However, when the pressure on the
[0020]
The power steering apparatus of this embodiment, it is possible to cut off most of the components of the pulsation of the
[0021]
FIG. 5 shows the hydraulic characteristics on the hydraulic pump side and the working chamber side in the second embodiment of the present invention. The basic structure of the power steering apparatus of this embodiment is the first embodiment. When is substantially similar, except that differs by greater than pulse pressure variation width P a of the hydraulic pump valve opening pressure P s of the discharge valve.
[0022]
Therefore, in this embodiment, the dead zone does not operate the one-way valve is larger than the pulse pressure variation width P a of the hydraulic pump side, the pressure of the working chamber side is not completely under the influence of pulsation. Therefore, in this embodiment, it is possible to completely eliminate the deterioration of the steering feeling due to the pulsation of the hydraulic pump.
[0023]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the pressure on the reversible hydraulic pump side changes from increasing to decreasing by providing the discharge valve and the one-way valve in parallel in the passage connecting the reversible hydraulic pump and each working chamber. Since a dead zone corresponding to the valve opening pressure of the discharge valve is created at this time, the pulsation of the reversible hydraulic pump is not transmitted to the working chamber side at least in the pressure width range corresponding to the valve opening pressure of the discharge valve. Therefore, according to the present invention, it is possible to improve the steering feeling by preventing the vibration of the power cylinder caused by the pulse pressure of the reversible hydraulic pump .
[0024]
Further, the valve opening pressure of the discharge valve, when larger than the pulse pressure variation width of the reversible hydraulic pump, completely eliminate the pulsations of the hydraulic pump side of the reversible is transmitted to the working chamber side Thus, the steering feeling can be improved more reliably.
[0025]
Furthermore, when the valve opening pressure of the discharge valve is set by the spring force of the spring member that urges the valve body of the discharge valve in the valve closing direction, it can be opened arbitrarily by changing the spring rigidity of the spring member. The valve pressure can be easily set.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall schematic configuration diagram showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a discharge valve showing the same embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a one-way valve showing the embodiment.
FIG. 4 is a view showing pressure characteristics on the hydraulic pump side and the working chamber side of the embodiment.
FIG. 5 is a diagram showing pressure characteristics on a hydraulic pump side and a working chamber side according to another embodiment of the present invention.
FIG. 6 is an overall schematic configuration diagram showing a conventional technique.
FIG. 7 is a view showing pressure characteristics on the hydraulic pump side and the working chamber side showing the technique.
[Explanation of symbols]
27 ...
Claims (4)
該パワーシリンダに選択的に作動油を供給する可逆式の油圧ポンプと、
該可逆式の油圧ポンプの二つの吸排ポートを、ピストンによって隔成された前記パワーシリンダ内の第1作動室と第2作動室に接続する第1通路と第2通路を備えた車両用パワーステアリング装置において、
前記可逆式の油圧ポンプ側の圧力が前記作動室側の圧力よりも設定圧以上に大きくなったときに開弁する吐出弁と、前記作動室側から前記可逆式の油圧ポンプへの作動油の流入のみを許容する一方向弁とを、前記第1通路と第2通路の夫々に並列に設け、
前記吐出弁の開弁圧を、前記一方向弁の開弁圧よりも大きく設定して前記可逆式の油圧ポンプの脈圧変動を低減することを特徴とする車両用パワーステアリング装置。A power cylinder that applies hydraulic assist force to the steering mechanism;
A reversible hydraulic pump that selectively supplies hydraulic oil to the power cylinder;
A power steering for a vehicle comprising a first passage and a second passage for connecting two intake / exhaust ports of the reversible hydraulic pump to a first working chamber and a second working chamber in the power cylinder separated by a piston. In the device
A discharge valve that opens when the pressure on the reversible hydraulic pump side exceeds the set pressure on the working chamber side, and the hydraulic fluid from the working chamber side to the reversible hydraulic pump. A one-way valve allowing only inflow is provided in parallel in each of the first passage and the second passage;
A vehicular power steering apparatus, wherein a valve opening pressure of the discharge valve is set larger than a valve opening pressure of the one-way valve to reduce a pulse pressure fluctuation of the reversible hydraulic pump .
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