JP3980422B2 - 光送信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、PON(Passive Optical Network)システム全体の通信不能を防止する光送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の光送受信装置が適用されるPONシステムを示す構成図であり、図において、1は上位装置、2は上位装置1と接続されている局側の光送受信装置、3は光ファイバ、4は光ファイバ3を分岐するスターカプラや光スプリッタなどの分岐装置、5〜7は光ファイバ3の支線、8〜10は光ファイバ3の支線5〜7と接続されている端末側の光送受信装置、11〜13は端末側の光送受信装置8〜10と接続されているパーソナルコンピュータなどの端末である。なお、この例では、3台の光送受信装置8〜10が接続されているが、端末側の光送受信装置が4台以上接続されていてもよい。
【0003】
図6は端末側の光送受信装置8を示す構成図である。ただし、光送受信装置9,10の構成は光送受信装置8と同一である。図において、21は端末11から出力されたデータを復号化して、そのデータをシリアル/パラレル変換する一方、PON制御回路22から出力されたデータをパラレル/シリアル変換し、そのデータを符号化して端末11に出力するデータインタフェース変換・制御回路、22はデータインタフェース変換・制御回路21から出力された連続しているデータを分割し、分割後の各データを断続的に光データインタフェース変換・制御回路23に出力する一方、光データインタフェース変換・制御回路23から出力された非連続のデータを結合して連続データをデータインタフェース変換・制御回路21に出力するPON制御回路である。
【0004】
23はPON制御回路22から出力されたデータのデータフォーマットを光信号に適する形式に変換してパラレル/シリアル変換する一方、光送受信器25から出力されたデータをシリアル/パラレル変換して、そのデータのデータフォーマットを変換する光データインタフェース変換・制御回路、24は光データインタフェース変換・制御回路23から出力されたデータを光送受信器25に適する電圧レベルの信号に変換するバッファ、25はバッファ24から出力されたデータを電気信号から光信号に変換し、その光信号を局側の光送受信装置2に送信する一方、局側の光送受信装置2から送信された光信号を受信して、その光信号を電気信号に変換する光送受信器、26は外部から供給された電源電圧を内部回路に適した電圧に変換して内部主電源を生成し、その内部主電源を光送受信装置の各要素に供給する電源回路である。
【0005】
次に動作について説明する。
図7は端末側の光送受信装置8〜10における光信号の送信タイミングを示す説明図であるが、端末側の光送受信装置8〜10は、互いの光信号が重ならないように定められたタイミングで送信を行っている。即ち、端末側の光送受信装置8〜10が同一時刻に光信号を送信することがないように、送信タイミングが定められている。
局側の光送受信装置2に接続されている光ファイバ3上には、端末側の光送受信装置8〜10から出力された光信号がそれぞれ現われる。
このようにPONシステムでは、光ファイバ3を時分割でシェアしながら局側と端末側で光通信を行っている。
【0006】
ただし、例えば、端末側の光送受信装置10が暴走を起こして、無効なデータを送り続けると、図8に示すように、その無効データに係る光信号によって正常な端末側の光送受信装置8,9から送信された光信号が光ファイバ3上で破壊され、PONシステムの全体が通信不能に陥ることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光送受信装置は以上のように構成されているので、PONシステムを構成する他の光送受信装置と光信号の送信タイミングが重ならないように、光ファイバ3を時分割シェアしているが、故障や暴走に伴う光信号の連続出力を検出する機能を備えていないため、故障や暴走に伴う光信号の連続出力が発生すると、PONシステムの全体が通信不能に陥る課題があった。
【0008】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、故障や暴走に伴う光信号の連続出力を検出して、PONシステム全体の通信不能を回避することができる光送受信装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る光送信装置は、設定変更手段がPONシステムを構成する他の装置の要求に応じてタイマのタイムアウト設定値を変更するようにしたものである。
【0013】
この発明に係る光送信装置は、送信手段を構成する発光素子が発する光を受光するモニタ用受光素子の出力信号を監視して、送信手段から送信される光信号を検出するようにしたものである。
【0014】
この発明に係る光送信装置は、送信手段を構成する発光素子の駆動電圧又は駆動電流、あるいは、発光素子に供給される電源電流、あるいは、送信手段に供給される電源電流を監視して、送信手段から送信される光信号を検出するようにしたものである。
【0015】
この発明に係る光送信装置は、送信手段を構成する発光素子に供給される駆動信号又は電源、あるいは、送信手段に供給される電源、あるいは、電源回路の内部主電源を止めるようにしたものである。
【0016】
この発明に係る光送信装置は、光信号の送信を停止させると、異常発生を示す情報を表示するようにしたものである。
【0017】
この発明に係る光送信装置は、送信停止手段から出力されたアラーム信号を保持するアラーム状態保持手段を設けたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による端末側の光送受信装置を示す構成図であり、図において、31は端末から出力されたデータを復号化して、そのデータをシリアル/パラレル変換する一方、PON制御回路32から出力されたデータをパラレル/シリアル変換し、そのデータを符号化して端末に出力するデータインタフェース変換・制御回路、32はデータインタフェース変換・制御回路31から出力された連続しているデータを分割し、分割後の各データを断続的に光データインタフェース変換・制御回路33に出力する一方、光データインタフェース変換・制御回路33から出力された非連続のデータを結合して連続データをデータインタフェース変換・制御回路31に出力するPON制御回路(データ出力手段)である。
【0019】
33はPON制御回路32から出力されたデータのデータフォーマットを光信号に適する形式に変換してパラレル/シリアル変換する一方、光送受信器35から出力されたデータをシリアル/パラレル変換して、そのデータのデータフォーマットを変換する光データインタフェース変換・制御回路、34は光データインタフェース変換・制御回路33から出力されたデータを光送受信器35に適する電圧レベルの信号に変換するバッファ、35はバッファ34から出力されたデータを電気信号から光信号に変換し、その光信号を局側の光送受信装置(局側装置)に送信する一方、局側の光送受信装置から送信された光信号を受信して、その光信号を電気信号に変換する光送受信器(送信手段、受信手段)である。
【0020】
36は外部から供給された電源電圧を内部回路に適した電圧に変換して内部主電源を生成し、その内部主電源を光送受信装置の各要素に供給する電源回路、37は光出力暴走防止回路38のタイマ43(図2を参照)のタイムアウト設定値の設定・変更を受け付けて、そのタイムアウト設定値を示すタイマ設定信号を出力するスイッチ(設定変更手段)、38は光送受信器35が予め設定された期間以上連続して光信号を送信すると、その光信号の送信を停止させる光出力暴走防止回路(暴走防止手段)、39は光出力暴走防止回路38からアラーム信号を受けると、異常発生を示す情報を表示するLEDである。
【0021】
図2は光出力暴走防止回路38の内部を示す構成図であり、図において、41は光送受信器35から光信号が送信されていることを示す光出力検出信号を入力すると、その光出力検出信号に含まれている高周波成分を除去するフィルタ、42はフィルタ41の出力信号の電圧と基準電圧を比較し、フィルタ41の出力信号の電圧が基準電圧より高い場合、カウント指令信号をタイマ43に出力する電圧比較回路、43は電圧比較回路42からカウント指令信号を受けるとカウントを開始する一方、そのカウント指令信号が途絶えるとカウント値をゼロリセットし、そのカウント値がタイムアウト設定値に到達するとタイムアウト信号をラッチ回路44に出力するタイマ、44はタイマ43からタイムアウト信号を受けると、光信号の送信停止を指示するアラーム信号を出力するラッチ回路である。なお、ラッチ回路44はアラーム信号を保持するアラーム状態保持手段を構成している。
【0022】
図3は光送受信器35の内部を示す構成図であり、図において、51は電源回路36より供給された光送受信器電源、52はバッファ34から出力されたデータにしたがって発光素子54を駆動する発光素子駆動信号を出力する発光素子駆動回路、53は発光素子54に供給される発光素子電源、54は発光素子駆動回路52から出力される発光素子駆動信号に応じて発光する発光素子、55は発光素子54の光出力を光信号として光ファイバに出力する一方、光ファイバから光信号を入力して、その光信号を受光素子56に出力する多重化部である。
【0023】
56は多重化部55から出力された光信号を受光すると電気信号を出力する受光素子、57は受光素子56から出力された電気信号を増幅する増幅器、58は増幅器57から出力された電気信号からデータとクロックを抽出して光データインタフェース変換・制御回路33に出力するデータ/クロック抽出回路、59は発光素子54が発する光を受光すると光出力検出信号を出力するモニタ用受光素子、60はモニタ用受光素子59から出力された光出力検出信号を増幅する増幅器である。
【0024】
次に動作について説明する。
PONシステムを構成する端末側の1台の光送受信装置が暴走を起こして、無効なデータを送り続けると、上述したように、その無効データに係る光信号によって正常な端末側の光送受信装置から送信された光信号が光ファイバ上で破壊されて、PONシステムの全体が通信不能に陥る。
そこで、この実施の形態1では、端末側の光送受信装置が自己の暴走を検出して通信不能に陥る事態を回避するようにしている。
即ち、端末側の光送受信装置は、光出力暴走防止回路38を搭載することにより、光送受信器35が予め設定された期間以上連続して光信号を送信すると、その光信号の送信を停止させるようにして自己の暴走を防止している。具体的には次の通りである。
【0025】
まず、データインタフェース変換・制御回路31は、端末から局側の上位装置に送信するデータを受けると、そのデータを復号化して、そのデータをシリアル/パラレル変換する。なお、端末から出力されるデータは、バーストされていない連続データである。
PON制御回路32は、データインタフェース変換・制御回路31から連続データを受けると、その連続データを分割して、分割後の各データを断続的に光データインタフェース変換・制御回路33に出力する。
【0026】
光データインタフェース変換・制御回路33は、PON制御回路32から出力された分割後の各データのデータフォーマットを光信号に適する形式に変換し、形式変換後のデータをパラレル/シリアル変換してバッファ34に出力する。
バッファ34は光データインタフェース変換・制御回路33から出力された断続的なデータの電圧レベル変換を実施したのち、光送受信器35に出力する。
【0027】
光送受信器35の発光素子駆動回路52は、バッファ34から出力されたデータにしたがって発光素子54を駆動する発光素子駆動信号を出力する。例えば、そのデータが“1”であれば、発光素子54に対して発光を指示する発光素子駆動信号を出力し、そのデータが“0”であれば、発光素子54に対して消光を指示する発光素子駆動信号を出力する。
【0028】
光送受信器35の発光素子54は、発光素子駆動回路52から出力された発光素子駆動信号が発光を指示しているとき発光し、その発光素子駆動信号が消光を指示しているとき消光する。
光送受信器35の多重化部55は、発光素子54の光出力を光信号として光ファイバに出力する。これにより、光信号が局側の光送受信装置に到達し、その後、光送受信装置により光信号が電気的なデータに変換されて上位装置に伝達される。
【0029】
一方、光送受信器35のモニタ用受光素子59は、発光素子54が光を発する毎に、その光を受光して光出力検出信号を出力し、増幅器60が当該光出力検出信号を増幅して出力する。なお、増幅器60による増幅後の光出力検出信号の電圧は、後述する光出力暴走防止回路38の電圧比較回路42に入力される基準電圧より高い電圧になる。
【0030】
光出力暴走防止回路38のフィルタ41は、光送受信器35の増幅器60から光出力検出信号を入力すると、その光出力検出信号に含まれている高周波成分を除去する。
光出力暴走防止回路38の電圧比較回路42は、フィルタ41の出力信号の電圧と基準電圧を比較し、フィルタ41の出力信号の電圧が基準電圧より高い場合、カウント指令信号をタイマ43に出力する。即ち、発光素子54が発光している状態ではタイマ43のカウントアップを指令する。
一方、フィルタ41の出力信号の電圧が基準電圧より高くない場合には、タイマ43に対するカウント指令信号の出力を停止する。即ち、発光素子54が連続的に消光している状態では、タイマ43のカウント値を初期状態に戻すようにする。
【0031】
光出力暴走防止回路38のタイマ43は、電圧比較回路42からカウント指令信号を受けるとカウントを開始する一方、そのカウント指令信号が途絶えるとカウント値をゼロリセットし、そのカウント値がタイムアウト設定値に到達するとタイムアウト信号をラッチ回路44に出力する。なお、この例では、タイムアウト設定値はスイッチ37によって設定・変更されるものとする。
光出力暴走防止回路38のラッチ回路44は、タイマ43からタイムアウト信号を受けると、光信号の送信停止を指示するアラーム信号を光送受信器35に出力する。
【0032】
光送受信器35の発光素子駆動回路52は、光出力暴走防止回路38のラッチ回路44からアラーム信号を受けると、発光素子54に対して消光を指示する発光素子駆動信号を出力する。これにより、発光素子54が予め設定された期間以上連続して発光する不具合を回避することができる。
ここで、図4は端末側の光送受信装置(C)に障害が発生した例を示している。この実施の形態1では、上述したように、発光素子54における予め設定された期間以上の連続発光を回避することができるので、端末側の光送受信装置(A)から出力された光信号A1については破壊されるが、その後は、端末側の光送受信装置(C)がPONシステムから切り離されるため、端末側の光送受信装置(A),(B)の通信を継続することができる。
【0033】
なお、光出力暴走防止回路38のラッチ回路44からLED39にもアラーム信号が出力され、LED39はアラーム信号を受けると、異常発生を示す情報を表示する。
これにより、端末側の光送受信装置のユーザは、異常が発生している旨を認識することができる。
【0034】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、光送受信器35が予め設定された期間以上連続して光信号を送信すると、その光信号の送信を停止させる光出力暴走防止回路38を設けるように構成したので、故障や暴走に伴う光信号の連続出力を検出して、PONシステム全体の通信不能を回避することができる効果を奏する。
【0035】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、スイッチ37がタイムアウト設定値の設定や変更を受け付けるものについて示したが、PON制御回路32がPONシステムを構成する他の装置(例えば、端末、局側の光送受信装置)からタイムアウト設定値に関する要求信号を受信したとき、タイマ43のタイムアウト設定値の設定や変更を行うようにしてもよい。この場合、PON制御回路32が設定変更手段を構成する。
これにより、タイマ43のタイムアウト設定値の設定や変更を容易に行うことができる効果を奏する。
【0036】
実施の形態3.
上記実施の形態1では、光送受信器35のモニタ用受光素子59が発光素子54が発する光を受光すると光出力検出信号を出力するものについて示したが、これに限るものではなく、発光素子54の発光状態を間接的に検出して、光出力検出信号を出力するようにしてもよい。例えば、発光素子駆動回路52から出力される発光素子駆動信号の電圧や電流のレベルに応じて光出力検出信号を出力するようにしてもよい。発光素子駆動信号の電流変化を検出する場合、発光素子駆動回路52と発光素子54を接続する信号線に直列に抵抗器を挿入し、その抵抗器の両端電圧を検出するものとする。あるいは、その信号線から電磁誘導作用を利用して得られる電圧を検出するものとする。
【0037】
また、発光素子電源53から発光素子54に供給される電流のレベルに応じて光出力検出信号を出力するようにしてもよい。この場合、発光素子電源53と発光素子54を接続する電源線に直列に抵抗器を挿入し、その抵抗器の両端電圧を検出するものとする。あるいは、その電源線から電磁誘導作用を利用して得られる電圧を検出するものとする。
あるいは、光送受信器35に供給される光送受信器電源51の電流のレベルに応じて光出力検出信号を出力するようにしてもよい。この場合、光送受信器電源51と光送受信器35を接続する電源線に直列に抵抗器を挿入し、その抵抗器の両端電圧を検出するものとする。あるいは、その電源線から電磁誘導作用を利用して得られる電圧を検出するものとする。
この実施の形態3によれば、構成の複雑化を招くことなく、発光素子54の発光状態を監視することができる効果を奏する。
【0038】
実施の形態4.
上記実施の形態1では、発光素子駆動回路52が光出力暴走防止回路38からアラーム信号を受けると、発光素子54に対して消光を指示する発光素子駆動信号を出力するものについて示したが、これに限るものではなく、例えば、発光素子電源53から発光素子54に供給される電流を遮断するようにしてもよい。この電流遮断は、発光素子電源53と発光素子54を接続する電源線に直列に挿入されている図示せぬ開閉機器(例えば、スイッチ、リレー、ヒューズ)を開放するようにすればよい。
【0039】
また、光送受信器電源51から光送受信器35に供給される電流を遮断するようにしてもよい。この電流遮断は、光送受信器電源51と光送受信器35を接続する電源線に直列に挿入されている図示せぬ開閉機器(例えば、スイッチ、リレー、ヒューズ)を開放するようにすればよい。
あるいは、光出力暴走防止回路38がアラーム信号を電源回路36に出力し、電源回路36がアラーム信号を受けると、光送受信器35に対する内部主電源の供給を停止するようにしてもよい。なお、光送受信器35が内部主電源の生成を中止してもよいが、この場合、電源回路36がスタンバイ電源を生成して、光出力暴走防止回路38にはスタンバイ電源を供給するようにする。
この実施の形態4によれば、構成の複雑化を招くことなく、発光素子54を消光させることができる効果を奏する。
【0040】
実施の形態5.
上記実施の形態1では、光出力暴走防止回路38のラッチ回路44がタイマ43からタイムアウト信号を受けると、光信号の送信停止を指示するアラーム信号を光送受信器35に出力するものについて示したが、ラッチ回路44の代わりに不揮発性メモリを使用し、光送受信器35が不揮発性メモリの記憶内容を参照して、光信号の送信停止を行うようにしてもよい。
また、ラッチ回路44の代わりにブレーカやヒューズなどの機構部品を使用してもよい。
この実施の形態5によれば、上記実施の形態1と同様に、暴走と復帰の繰り返しを防止することができる効果を奏する。
【0041】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、送信手段が予め設定された期間以上連続して光信号を送信すると、その光信号の送信を停止させる送信停止手段を設けるように構成したので、故障や暴走に伴う光信号の連続出力を検出して、PONシステム全体の通信不能を回避することができる効果がある。
また、設定変更手段がPONシステムを構成する他の装置の要求に応じてタイマのタイムアウト設定値を変更するように構成したので、簡単にタイムアウト設定値を変更することができる効果がある。
【0045】
この発明によれば、送信手段を構成する発光素子が発する光を受光するモニタ用受光素子の出力信号を監視して、送信手段から送信される光信号を検出するように構成したので、構成の複雑化を招くことなく、発光素子の発光状態を監視することができる効果がある。
【0046】
この発明によれば、送信手段を構成する発光素子の駆動電圧又は駆動電流、あるいは、発光素子に供給される電源電流、あるいは、送信手段に供給される電源電流を監視して、送信手段から送信される光信号を検出するように構成したので、構成の複雑化を招くことなく、発光素子の発光状態を監視することができる効果がある。
【0047】
この発明によれば、送信手段を構成する発光素子に供給される駆動信号又は電源、あるいは、送信手段に供給される電源、あるいは、電源回路の内部主電源を止めるように構成したので、構成の複雑化を招くことなく、発光素子を消光させることができる効果がある。
【0048】
この発明によれば、光信号の送信を停止させると、異常発生を示す情報を表示するように構成したので、端末側の光送信装置のユーザが、異常が発生している旨を認識することができる効果がある。
【0049】
この発明によれば、送信停止手段から出力されたアラーム信号を保持するアラーム状態保持手段を設けるように構成したので、暴走と復帰の繰り返しを防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による端末側の光送受信装置を示す構成図である。
【図2】 光出力暴走防止回路の内部を示す構成図である。
【図3】 光送受信器の内部を示す構成図である。
【図4】 端末側の光送受信装置(C)に障害が発生している例を示す説明図である。
【図5】 従来の光送受信装置が適用されるPONシステムを示す構成図である。
【図6】 端末側の光送受信装置を示す構成図である。
【図7】 端末側の光送受信装置における光信号の送信タイミングを示す説明図である
【図8】 端末側の光送受信装置(C)に障害が発生している例を示す説明図である。
【符号の説明】
31 データインタフェース変換・制御回路、32 PON制御回路(データ出力手段、設定変更手段)、33 光データインタフェース変換・制御回路、34 バッファ、35 光送受信器(送信手段、受信手段)、36 電源回路、37 スイッチ(設定変更手段)、38 光出力暴走防止回路(暴走防止手段)、39 LED、41 フィルタ、42 電圧比較回路、43 タイマ、44 ラッチ回路(アラーム状態保持手段)、51 光送受信器電源、52 発光素子駆動回路、53 発光素子電源、54 発光素子、55 多重化部、56 受光素子、57 増幅器、58 データ/クロック抽出回路、59 モニタ用受光素子、60 増幅器。
Claims (6)
- 連続しているデータを分割し、分割後の各データを断続的に出力するデータ出力手段と、上記データ出力手段から出力されたデータを電気信号から光信号に変換し、その光信号を局側装置に送信する送信手段とを備えた光送信装置において、タイマのタイムアウト設定値の変更を受け付ける設定変更手段と、上記送信手段から送信される光信号を検出すると上記タイマを起動し、その光信号の検出が途絶える前に上記タイマがタイムアウトすると、その光信号の送信停止を指示するアラーム信号を出力する送信停止手段とを設け、上記設定変更手段がPONシステムを構成する他の装置の要求に応じてタイマのタイムアウト設定値を変更することを特徴とする光送信装置。
- 送信停止手段は、送信手段を構成する発光素子が発する光を受光するモニタ用受光素子の出力信号を監視して、上記送信手段から送信される光信号を検出することを特徴とする請求項1記載の光送信装置。
- 送信停止手段は、送信手段を構成する発光素子の駆動電圧又は駆動電流、あるいは、上記発光素子に供給される電源電流、あるいは、上記送信手段に供給される電源電流を監視して、上記送信手段から送信される光信号を検出することを特徴とする請求項1記載の光送信装置。
- 送信停止手段は、送信手段を構成する発光素子に供給される駆動信号又は電源、あるいは、上記送信手段に供給される電源、あるいは、電源回路の内部主電源を止めることを特徴とする請求項1記載の光送信装置。
- 送信停止手段は、光信号の送信を停止させると、異常発生を示す情報を表示することを特徴とする請求項1記載の光送信装置。
- 送信停止手段から出力されたアラーム信号を保持するアラーム状態保持手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の光送信装置。
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