JP3962552B2 - 車体搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の車体組立ラインで使用される車体搬送装置に関し、特に複数車種の車体をいわゆる混流形態で搬送するのに好適な汎用型の車体搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の汎用型の車体搬送設備として例えば特許第2745841号公報に記載されているものがある。
【0003】
この従来の構造では、所定の間隔毎に作業ステージが設定された車体組立ラインの最終ステージと最初のステージとを復帰ラインをもって連結して、車体を支持して搬送する搬送台車を循環使用するにあたり、搬送台車にロケータ治具として直交3軸の動作自由度をもつ複数の多軸ユニットを配置するとともに、各々の多軸ユニットの先端にロケートピンを持たせて実質的に各ロケートピンの三次元位置を任意の位置に切り換えることができるようにする一方、上記循環ラインに設定される切換ステージには切換ロボットを配置し、搬送台車にて別の車種の車体を搬送する際には、切換ステージにおいて、各多軸ユニットの動作自由度を拘束しているブレーキユニット等の締結力(拘束力)を一旦解除した上で、その切換ステージにある切換ロボットにて各多軸ユニットのロケートピンを把持して任意の位置に移動させて位置決めし、再度各多軸ユニットの動作自由度を拘束することで各ロケートピンの位置の切り換えを行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の構造では、ロケートピンの位置の切り換えに際して外部から圧縮空気を供給してブレーキユニット等の締結力(拘束力)を解除すると、同時に直交3軸の各動作自由度毎に内蔵する原点位置復帰用のエアシリンダが作動して、それぞれの方向の原点位まで一旦ロケートピンを原点復帰させるようになっているため、各動作自由度ごとにブレーキユニットとは別に原点位置復帰用のエアシリンダを付帯させる必要があり、部品点数の増加により装置全体が大型且つ複雑化することとなって好ましくない。
【0005】
また、ロケートピンの位置の切り換えに際して、そのロケートピンの近くに設定された環状溝を被把持部として切換ロボットのハンドにて把持してX,Y,Z方向の直交3軸の動作自由度を使って各方向に一気に動かすようになっているため、切換ロボットの力が作用する環状溝から各動作自由度ごとのスライド部分までの距離に差があることによって、そのスライド部分の抵抗によるモーメント差が生じ、例えばいずれかの動作自由度の方向についてはスムーズな動きができず、その動作自由度の方向の位置決め精度が極端に悪くなるおそれがある。
【0006】
さらに、切換ロボットのハンドは上記環状溝の把持に際してその相対位置決め誤差を補正する機能を有してもいなければ、環状溝を把持したことを検知する機能をも有していないため、何らかの理由により万が一ハンドが環状溝を把持できないような位置ずれを起こしていても切換ロボットは正規の動作を実行してしまうことになり、装置全体の信頼性の面でなおも改善の余地を残している。
【0007】
本発明は以上のような課題に着目してなされたもので、基本的には上記と同様に外部駆動によってロケートピンの三次元位置を切り換えることを前提としつつも、エアシリンダ等のアクチュエータを必要とすることなく、きわめてスムーズな安定した動作でロケートピンの三次元位置を切り換えることができるようにした車体搬送装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、車体を位置決め支持した搬送台車を所定の搬送経路に沿って走行移動させることにより車体を搬送するとともに、車体の搬送を終えた搬送台車を上記搬送経路の始端部に戻して循環使用するようにした車体搬送装置であることを前提としている。
【0009】
その上で、上記搬送台車上に設けられ、先端に車体を位置決めするための上向きのロケートピンを備えるとともにそのロケートピンの三次元位置を任意に変更するべく従動によるX,Y方向の水平2方向および上下(Z)方向の直交3軸の動作自由度をもつ複数のロケータ治具と、上記各ロケータ治具に個別に設けられて、直交3軸のそれぞれの方向の動作自由度を拘束することによりロケートピンを三次元方向の各々の位置に自律的にロックするロック手段と、上記搬送経路の始端部よりも前段の治具切換ステージに設けられて、当該治具切換ステージに位置決めされた搬送台車の各ロケータ治具についてそのロック手段をアンロック操作するアンロック操作手段と、上記治具切換ステージに設けられて、ロック手段のアンロック状態のもとでロケータ治具の一部に係合するとともにそのロケータ治具の直交3軸の動作自由度を使ってロケートピンの三次元位置を任意の位置に切り換える治具切換ユニットとから構成されている。
【0010】
そしてさらに、上記治具切換ユニットは下記(a),(b)の要素を備えている。
【0011】
(a)ロケートピンと係合可能なソケット部を有していて、ロケータ治具のX,Y方向のの水平2方向のロック手段がアンロック状態のもとで、治具切換ユニットの自律動作によりロケートピンの上方から該ロケートピンに上記ソケット部を係合させて、治具切換ユニットとロケータ治具とについてX,Y方向の水平2方向の相対位置決めを行う機能を有すること。
【0012】
(b)上記治具切換ユニットとロケータ治具とについてX,Y方向の水平2方向の相対位置決め完了後に、上記ロケータ治具のうちロケートピンの近傍位置に横方向から係合して、治具切換ユニットの自律動作によりロケータ治具をZ方向に従動移動させることができるようにその治具切換ユニットとロケータ治具とを機械的に結合する連結手段を有していること。
【0013】
上記ロック手段としては、例えば弾性手段等の力により常時制動力を発揮していてロケート治具の三次元の各動作自由度をいわゆるメカニカル的にロックしている一方で、外部から圧縮空気を供給すると上記制動力が解除されるようなブレーキユニットを用いるものとし、その場合に上記アンロック操作手段としてはブレーキユニットに対して直接もしくは間接的に接続可能であって且つ圧縮空気を供給する機能があれば足りる。
【0014】
また、治具切換ユニットはその機能からして直角座標型ロボットの如き形態のものであるが、各ロケータ治具に個別に対応するようにロケータ治具と同数分だけ設けてもよく、また単数もしくは複数の治具切換ユニットを設けて、各治具切換ユニットがそれぞれ複数のロケータ治具のロケートピンの位置切り換えを分担するようにしてもよい。
【0015】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明を前提とした上で、治具切換ユニットは、結合手段による治具切換ユニットとロケータ治具との機械的結合に続き、ロケータ治具のZ方向のロック手段がアンロック状態となるのを待ってロケートピンを一旦最下降限位置まで下降させ、その状態でロケートピンのX,Y方向の水平2方向での位置の切り換えを行うものであることを特徴としている。
【0016】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明を前提とした上で、上記治具切換ユニットは、ロケートピンのX,Y方向の水平2方向での位置の切り換えが完了し且つロケータ治具の同水平2方向のロック手段が再度ロック状態となるのを待って、ロケートピンの上下方向での位置の切り換えを行うものであることを特徴としている。
【0017】
したがって、これら請求項1〜3に記載の発明では、搬送台車が治具切換ステージに位置決めされると、アンロック操作手段が作動して、ロケータ治具の各動作自由度ごとに独立しているロック手段のうちX,Y方向の水平2方向のロック手段がアンロック状態となるようにアンロック操作する。これにより、X,Y,Z方向の直交3軸の動作自由度をもつ各ロケータ治具についてX,Y方向の水平2方向の拘束状態が解除され、ロケートピンに外力を加えれば少なくとも水平面内ではそのロケートピンを自由に動かすことができる状態となる。
【0018】
なお、上記治具切換ステージに位置決めされた搬送台車がそれまでどの車種の車体を位置決め支持していたのか、すなわち各ロケータ治具のロケートピンの現在の三次元位置は所定の制御装置によって把握されており、同時に上記搬送台車が次に支持すべき車体の車種、すなわち次の車種の車体を位置決め支持するのに必要な各ロケートピンの三次元位置も上記制御装置によって予め把握されている。
【0019】
そこで、治具切換ユニットの自律動作によりソケット部をロケートピンの真上に移動させた上でこれを下降させ、ソケット部を該当するロケートピンに嵌合させる。この時、ロケートピンがソケット部に対して相対位置誤差を有していたとしても、周知のようにロケートピン自体はその機能よりして予めテーパ状のものとして形成されていることから、ロケートピンはソケット部との嵌合によっていわゆるセルフセンタリング機能を発揮し、ソケット部に倣うようにしてロケートピンのX,Y方向の二次元水平面内での位置が修正され、両者はその水平面内での位置が完全一致するようになる。
【0020】
この状態で、上記ソケット部とは別に設けられた治具切換ユニット側の連結手段が作動して、上記ロケートピンの近傍位置に横方向から係合し、治具切換ユニットとロケータ治具とを機械的に結合する。この時、先にソケット部とロケートピンとが嵌合することによって治具切換ユニットとロケータ治具との水平面内での相対位置出しがなされていて、しかもロケータ治具の上下方向(Z方向)の動作自由度はロック手段によってなおも拘束されたままであるから、治具切換ユニットとロケータ治具との機械的結合はスムーズに且つ確実に行われる。
【0021】
この治具切換ユニットとロケータ治具との機械的結合を待って、アンロック操作手段が再度作動して、ロケータ治具の各動作自由度ごとに独立しているロック手段のうち上下方向(Z方向)のロック手段がアンロック状態となるようにアンロック操作する。これにより、X,Y,Z方向の直交3軸の動作自由度をもつ各ロケータ治具についてX,Y方向のほか上下方向の拘束状態も解除され、ロケートピンに外力を加えればX,Y,Z方向のいずれの方向にもそのロケートピンを自由に動かすことができる状態となる。
【0022】
この状態で、治具切換ユニットの自律動作をもってロケータ治具をZ方向の最下降位置まで下降させ、この最下降位置にて同じく治具切換ユニットの自律動作によりロケートピンを二次元水平面内で動かして、次の車種の車体の位置決め支持にあたって必要な位置にロケートピンを位置決めする。なお、次の車種の車体の位置決め支持に必要なロケートピンの位置情報は先に述べた制御装置から治具切換ユニットに与えられる。このように、最下降位置にてロケートピンを動かすことにより、X,Y方向の動作自由度を司っているロケータ治具のスライド部分に無理な力が加わることがなく、きわめて小さな操作力で一段とスムーズにロケートピンの位置の切り換えが行われる。そして、X,Y方向の二次元水平面内でのロケートピンの位置が決まったならば、ロケータ治具の各動作自由度ごとに独立しているロック手段のうちX,Y方向のロック手段がロック状態となる。これにより、ロケートピンはX,Y方向については正規位置に位置決め拘束されたことになる。
【0023】
続いて、治具切換ユニットはその自律動作によりロケータ治具を引き上げて、次の車種の車体の位置決め支持に必要な高さ位置(Z方向位置)にロケートピンを位置決めし、その位置決め完了を待って同じくZ方向のロック手段が作動してロケートピンを位置決め拘束する。以上をもってロケートピンが次の車種の車体の位置決め支持に必要な三次元位置に切り換えられたことになる。そして、治具切換ユニットはその自律動作をもって、連結手段によるロケータ治具との機械的結合を解除するとともに、ソケット部をロケートピンから抜き取った上で元の原点位置に退避する。
【0024】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明を前提とした上で、上記ロケートピンの根元部側にワーク着座面が形成されていて、このワーク着座面には車体パネルの着座を検知するワーク着座検知手段が設けられていることを特徴としている。
【0025】
上記ワーク着座検知手段としては、接触式や非接触式のもの、あるいは光電式や空気圧式等のいずれの方式のものであってもよく、要はロケートピンの根元部側のワーク着座面にワーク着座検知手段の検知部が臨んでいて、そのワーク着座面に対する車体パネルの着座,非着座をON−OFF的に検知できるものであればよい。
【0026】
また、上記ロケートピンの内部には、請求項7に記載の発明のようにそのロケートピンによって位置決めされた車体パネルをクランプするクランプアーム等のクランプ手段が設けられていることが望ましい。
【0027】
したがって、この請求項4,7に記載の発明では、ロケートピンが相手側となる車体パネル側のロケート穴に挿入されてその車体パネルがワーク着座面に着座すると、ロケートピンとロケート穴との相互嵌合をもって車体パネルが位置決めされ、同時にワーク着座面に対する車体パネルの着座,非着座がワーク着座検知手段によって検知される。さらに、請求項7に記載の発明では、ロケートピンとロケート穴との相互嵌合をもって車体パネルが確実に位置決めされるのを待って、ロケートピンに内蔵されているクランプ手段によりその車体パネルがクランプされる。
【0028】
そして、上記ワーク着座検知手段はロケートピンの根元部のワーク着座面に設けられていることからきわめて占有スペースが小さいものとなり、例えば車種の違いにかかわらずロケートピンおよびロケート穴の大きさを予め共通化しておけば、ワーク着座検知手段はロケートピンとともに車種の異なる複数の車体パネルに共通して使用することができることになる。
【0029】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明を前提とした上で、上記ワーク着座検知手段は、ロケートピンに対するソケット部の係合の際の係合完了検知手段を兼ねていることを特徴としている。
【0030】
したがって、この請求項5に記載の発明では、治具切換ユニット側のソケット部をロケートピンに係合させる際に、ソケット部がワーク着座面に正しく着座すればこれをワーク着座検知手段が検知することから、ワーク着座検知手段の出力をインターロック信号として利用して、例えばワーク着座検知信号が得られなかった場合にはそれ以降の治具切換ユニットの動作を停止させたり、あるいはソケット部の着座不完全である旨の警報を発することができるようになる。
【0031】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明を前提とした上で、上記ワーク着座検知手段はワーク着座面から出没可能な検知ピンを備えていて、相手側部材の着座,非着座に伴う検知ピンの出没動作に応じてその着座を検知するようになっていることを特徴としている。
【0032】
例えば、ワーク着座面から出没する検知ピンの先端と反対側の端部をマイクロスイッチもしくは近接スイッチ等と対向させて、検知ピンの出没をワーク着座面から離れた位置で検知する。
【0033】
したがって、この請求項6に記載の発明では、検知ピンの出没動作をもってワークの着座,非着座が機械的に検知されることから、その着座検知の信頼性が高くなる。
【0034】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、ロケートピンの位置の切り換えにあたり、そのロケートピンを一気に三次元方向に動かすのではなく、水平面内での二次元位置を変えた後に高さ方向の位置を変えるようにしているので、従来のように各動作自由度毎に独立した原点位置復帰用のエアシリンダが不要であり、その構造を簡素化できるほか、各動作自由度を司っているスライド部分に無理な力が加わることがないので、ロケートピンの移動がきわめてスムーズに且つ安定して行われるようになり、ロケートピンの位置決め精度が大幅に向上する。
【0035】
また、ロケートピンの位置の切り換えにあたり、X,Y方向の水平2方向のロック手段をアンロック状態とした上でロケートピンにソケット部を係合させるようにしているので、ソケット部とロケートピンとの間に相対位置誤差があったとしても、その相対位置を修正しつついわゆるセルフセンタリング機能により両者を確実に係合させることができ、装置全体の動作信頼性も向上する。
【0036】
特に請求項2に記載の発明によれば、ロケートピンの位置の切り換えにあたり、ロケータ治具を最下降位置まで下降させた上で上記のX,Y方向の2方向にロケートピンを動かすようにしているため、各動作自由度を司っているスライド部分に無理な力が加わることがないので、ロケートピンの移動がきわめてスムーズに且つ安定して行われるようになり、請求項1に記載の発明と同様の効果に加えて、ロケートピンの位置決め精度が一段と向上する。
【0037】
また、請求項3に記載の発明によれば、ロケートピンのX,Y方向の水平2方向での位置の切り換えが完了し、同水平2方向のロック手段が再度ロック状態となるのを待って、ロケートピンの上下方向での位置の切り換えを行うようにしているので、上下方向での位置の切り換えの際にX,Y方向の位置が変動していしまうことがなく、上記ロケートピンの位置決め精度がなお一層向上する効果がある。
【0038】
請求項4に記載の発明によれば、ロケートピンの根元部のワーク着座面にワーク着座検知手段が設けられていることから、実質的にロケートピンの領域のみをもってロケートピンによる位置決め機能と着座検知機能とを発揮させることができ、したがって、車種の違いにかかわらずロケートピンおよびロケート穴の大きさを予め統一しておけば、ロケートピンのみならすワーク着座検知機能までも複数車種の車体パネルに共通して使用することが可能となってきわめて汎用性が高くなる。
【0039】
請求項5に記載の発明によれば、ワーク着座検知手段がロケートピンに対するソケット部の係合完了検知手段を兼ねていることから、両者の係合状態をその都度確認検知できるようになり、請求項4に記載の発明と同様の効果に加えて、その作動信頼性が一段と高くなる利点がある。
【0040】
請求項6に記載の発明によれば、ワーク着座検知手段は車体パネルもしくはソケット部の着座,非着座に伴う検知ピンの出没動作に応じてその着座状態を機械的に検知するようにしたため、請求項5に記載の発明と同様の効果に加えて、より確実な検知が可能となって着座検知の信頼性が高くなる利点がある。
【0041】
請求項7に記載の発明によれば、ロケートピンの内部に車体パネルをクランプするクランプ手段が設けられているため、上記ロケートピン機能とワーク着座検知機能とに加えてパネルクランプ機能までもロケートピンを母体として集約化されることになり、請求項6に記載の発明と同様の効果に加えて、クランプ機能付きのロケートピンの一層の小型化と省スペース化を達成できる利点がある。
【0042】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る車体搬送装置が適用される混流生産形態の自動車の車体組立ラインの概略平面図を示している。
【0043】
同図に示すように、この車体組立ラインは、溶接ロボットを主体とした複数の溶接ステージS1,S2,S3…Sn等を含むフロアメイン増打ライン1と、同じく溶接ロボットを主体とした複数の溶接ステージS11,S12,S13…Smを含むボデーメイン仮打ライン2、および左右のストレージライン3,4とをもって閉ループ状のものとして形成されている。そして、フロアメイン増打ライン1からストレージライン3さらにはボデーメイン仮打ライン2へと車体パネルを搭載した搬送台車5が図示しない搬送手段によって搬送されながら順次走行移動することで車体としての完成度が高められることになる。
【0044】
ここで、フロアメイン増打ライン1とは、前工程にてエンジンコンパートメントとフロントフロアおよびリアフロアとの仮止めをもって組み立てられた車体パネルとしてのフロアメメインにさらに多数の打点のスポット溶接を施す工程であり、同様にボデーメイン仮打ライン2とは、増打完了後のフロアメインに対して左右のボデーサイドおよびルーフパネル等を組み付けてスポット溶接をもって仮止めする工程である。
【0045】
フロアメイン増打ライン1の始端部であるパネル投入ステージSsに搬送台車5が位置決めされると、オーバーヘッドコンベア6等によって搬送されてきたフロアメインが図示しないドロップリフタによって搬送台車5上に投入されて、その搬送台車5上にフロアメインが位置決め載置される。そして、フロアメイン増打ライン1の各ステージS1,S2,S3…Snを搬送台車5が走行移動する過程で順次スポット溶接(増打ち)が施されて、その増打ちを終えたフロアパネルを載せた搬送台車5がフロアメイン増打ライン1からストレージライン3へと搬送される。
【0046】
ストレージライン3ではフロアパネルを載せたままの搬送台車5が横詰め方式にてストレージされ、やがてはフロアメイン増打ライン1通過時とは逆向きでボデーメイン仮打ライン2に搬入される。そして、ボデーメイン仮打ライン2の各ステージS11,S12,S13…Smを搬送台車5が走行移動する過程で順次スポット溶接(仮打ち)が施される。その仮打ちを終えたボデーメインを載せた搬送台車5がボデーメイン仮打ライン2の終端部のパネル搬出ステージSeに位置決めされると、図示しないドロップリフタによってボデーメインのみが持ち上げられてオーバーヘッドコンベア7等によって次工程へと搬送される。
【0047】
一方、上記ボデーメインの搬出によって空載状態となった搬送台車5はそのままストレージライン4へと搬送されて上記と同様に横詰め方式にてストレージされ、やがてはフロアメイン増打ライン1の始端部に戻されて循環使用される。
【0048】
ここで、搬送台車5には後述するように車体パネルを位置決め支持するためのロケートピンを有する複数のロケータ治具が立設されており、各ロケータ治具は混流生産形態であるが故に複数の車種の車体パネルの位置決め支持に対応するために上記ロケートピンの三次元位置を任意に切換可能もしくは変更可能となっている。そして、ストレージライン4からフロアメイン増打ライン1に搬送台車5が搬入されてパネル投入ステージSsにてフロアメインが投入されるまでに、次の車種のフロアメインを位置決め支持するのに必要な位置に予め各ロケートピンの位置を切り換える必要があり、そのためにパネル投入ステージSsの前段に治具切換ステージSjが設定されている。なお、この治具切換ステージSjの詳細は後述する。
【0049】
図2は上記搬送台車5の詳細を示平面図を、図3は同じくその正面図をそれぞれ示しており、同図に示すようにその搬送台車5の母体となるベース8の上には車体パネルであるフロアメインFを安定して位置決め支持できるように複数(本実施の形態では合計10機)のロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Eが二列にわたり立設されている。これらの各ロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Eは、それぞれアクチュエータ等を全く有しないスライドユニットタイプのY軸ユニットとX軸ユニットおよびZ軸ユニットとをそのZ軸ユニットが最も上側のものとなるように組み合わせることにより直交(直角)3軸の動作自由度をもつマニピュレータもしくはロボットの如き形態をもってロケータ母機とし、そのロケータ母機におけるZ軸ユニットの先端部に後述する上向きのロケートピン12を主体とするロケート装置11を具備させることによりロケータ治具としたものである。そして、各ロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Eは後述するように各動作自由度ごとに独立したロック手段としてブレーキユニットを有していて、直交3軸の動作自由度を拘束することにより上記ロケートピン12の三次元位置を堅固に自己保持できる機能を有している一方、上記ブレーキユニットの拘束力を解除することを条件に、それぞれ独立しつつ例えばロケートピン12を入力部として他の機器により外力を受けることにより、直交3軸の動作自由度をもって先端のロケートピン12の三次元位置を任意に変更できる機能を有している。
【0050】
なお、上記ベース8の両側部には搬送台車5を治具切換ステージSjを含む各ステージにて位置決めする際の位置決め基準部となる複数の位置決め穴13が対角二箇所に形成されている。
【0051】
上記複数のロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Eのうち例えばロケータ治具9Bの詳細を代表例として図4,5に基づき説明する。なお、図4は図3の要部拡大図を、図5は図4の右側面図をそれぞれ示している。
【0052】
図2,3のほか図4,5に示すように、ベース8上は各列ごとの複数のロケータ治具9A〜9Eまたは10A〜10Eが共有することになるに二組のX軸ガイドレール14,15がその全長にわたって配設されており、X軸ガイドレール14にはリニアガイド15aを介してX軸ユニット16の主体となるX軸スライダ17がX方向にスライド可能に搭載されている。また、ベース8上にはX軸ガイドレール14,15と同様に各列ごとの複数のロケータ治具9A〜9Eまたは10A〜10Eが共有することになるに一対のブレーキシャフト18,19がその全長にわたって配設されており、一方のブレーキシャフト18に外挿されるかたちのブレーキユニット20がロック手段としてX軸スライダ17に固定されている。このブレーキユニット20は、例えばコイルばね等の弾性体の力により常時はブレーキシャフト18を圧締拘束するような制動力をもってX軸スライダ17を所定位置にメカニカル的にロックしている一方、外部から圧縮空気を導入することにより瞬時に上記制動力が解除されて、X軸スライダ17に本来のスライド自由度を与えることができるようになっている。
【0053】
上記X軸スライダ17上にはY軸ベース21が固定されているとともに、そのY軸ベース21にX軸ガイドレール14と直交するY軸ガイドレール22が固定されており、このY軸ガイドレール22にはリニアガイド23を介してY軸ユニット24の主体となるY軸スライダ25がY方向にスライド可能に搭載されている。また、Y軸ベース21にはY方向に延在するかたちでブレーキシャフト26が固定されており、このブレーキシャフト26に外挿されるかたちのブレーキユニット27がロック手段としてY軸スライダ25に固定されている。このブレーキユニット27は、上記X軸ユニット16側のものと全く同構造であって、常時はブレーキシャフト26を圧締拘束するような制動力をもってY軸スライダ25を所定位置にメカニカル的にロックしている一方、外部から圧縮空気を導入することにより瞬時に上記制動力が解除されて、Y軸スライダ25に本来のスライド自由度を与えることができるようになっている。
【0054】
上記Y軸スライダ25上にはブラケット28を介してZ軸ベース29が固定されているとともに、そのZ軸ベース29に上記と同様にZ軸ガイドレールおよびリニアガイドを介してZ軸ユニット30の主体となるZ軸スライダ31が上下方向すなわちZ方向にスライド可能に搭載されている。また、Z軸ベース29には上記とは逆にロック手段としてのブレーキユニット32が、Z軸スライダ31には上下方向に延在するかたちでブレーキシャフト33がそれぞれ固定されていて、このブレーキシャフト33にブレーキユニット32が外挿されている。このブレーキユニット32は、上記X軸ユニット16およびY軸ユニット24側のものと全く同構造であって、常時はブレーキシャフト33を圧締拘束するような制動力をもってZ軸スライダ31を所定高さ位置にメカニカル的にロックしている一方、外部から圧縮空気を導入することにより瞬時に上記制動力が解除されて、Z軸スライダ31に本来の上下方向のスライド自由度を与えることができるようになっている。そして、そのZ軸スライダ31の上端部に後述するようなクランプ機能付きのロケートピン12を主体とした上向きのロケート装置11と水平なフックピン34(図11,12参照)とが互いに隣接するように装着されている。なお、フックピン34は図12に示すように一対のブラケット35にて両持ち支持されている。
【0055】
以上により、ロケータ治具9Bは、外部から駆動力を受けることを条件に、X軸ユニット16とY軸ユニット24およびZ軸ユニット30の協働によってロケートピン12の三次元位置を任意に変更可能となっている。なお、このようなロケート装置11を含むロケータ治具9Bの構造は、それ以外の各ロケータ治具9A,9C〜9Eおよび10A〜10Eについても基本的に同様である。
【0056】
図6〜9は上記の各ロケータ9A〜9Eおよび10A〜10Eの先端部に装着されるロケート装置11の詳細を示しており、取付フランジ部36を有する中空円筒状のポスト37部とエアシリンダもしくは油圧シリンダタイプの略角柱状をなすクランプシリンダ38とが双方の軸心を同じくするようにして結合されていて、そのポスト部37の先端には根元部側に着座フランジ部39を有するテーパ状のロケートピン12がスペーサ40を介して複数のボルト41にて結合されている。
【0057】
なお、上記クランプシリンダ38は内蔵する圧縮コイルスプリングによってそのピストンロッド45およびそれに連結されるクランプアーム43を引き下げていて(クランプ状態)、外部から圧縮空気もしくは油圧が導入された時にのみピストンロッド45を押し上げてアンクランプ状態となるタイプのものである。
【0058】
上記ロケートピン12の一部には直径方向に貫通するすり割り溝42が形成されているとともにこのすり割り溝42はポスト部37の内部空間と連通して、これらすり割り溝42およびポスト部37の内部空間に相当する部分にはクランプ手段として図9に示すような略鉤形状のクランプアーム43が挿入されている。このクランプアーム43はその鉤形状の先端部をロケートピン12の根元部の開口部44から外部に臨ませてある一方、他端部をクランプシリンダ38のピストンロッド45に連結し、さらに略くの字状に形成された溝カム46をポスト部37の直径方向に横架された固定ピン47に係合させてある。これにより、先に述べたようにクランプシリンダ38を伸縮動作させればそれに応じてクランプアーム43がクランプ位置C1とアンクランプ位置C2との間でクランプ,アンクランプ動作して、特にクランプ状態では図7に示すようにそのクランプアーム43の先端部と着座フランジ部39とをもって所定のパネル例えばフロアメインFの一部であるロアパネルW3を挟圧状態としてクランプするようになっている。
【0059】
一方、上記ロケートピン12により位置決めされることになる相手側のパネルW3には、図7に示すようにそのロケートピン12に挿入されることになるロケート穴Rの周縁部にエンボス部Eが膨出形成されていて、ロケートピン12とロケート穴Rとの相互嵌合と同時に上記エンボス部Eがロケートピン12側の着座フランジ部39に着座することでそのロケートピン12による最終的な位置決めがなされるようになっている。
【0060】
また、上記ロケート装置11のポスト部37内には段付軸状のシャフト48がロケートピン12の軸心と平行となるようにスライド可能に配置されていて、このシャフト48は圧縮コイルスプリング49によって図7の上方向に付勢されている。上記シャフト48の小径端部には連結プレート50が連結されていて、この連結プレート50にはそのシャフト48からオフセットした位置に該シャフト48と平行で且つロケートピン12側の着座フランジ部39のワーク着座面39aから出没可能な検知ピン51が連結されている。そして、この検知ピン51は着座フランジ部39にパネルW3が着座していない時にはその着座フランジ部39から突出しているも、着座フランジ部39に所定のパネルW3等が着座するとその着座フランジ部39内に没し、それに応じてシャフト48全体が下降するようになっている。
【0061】
さらに、上記ポスト部37のうちシャフト48の大径側の端部と対向する位置には近接スイッチ52が配置されていて、同図に示すように着座フランジ部39から検知ピン51が突出していてシャフト48の大径側の端部が近接スイッチ52から離間している時にはその近接スイッチ52はOFFとなっているものの、上記のように検知ピン51が着座フランジ部39内に没するとそれに応じたシャフト48のスライド動作に基づく接近を感知してその近接スイッチ52がON動作するようになっている。
【0062】
すなわち、上記シャフト48や検知ピン51および近接スイッチ52をもって着座フランジ部39に対するパネルW3等の着座,非着座を検知するためのワーク着座検知手段たるワーク着座検知機構53が形成されており、着座フランジ部39に対するパネルW3等の着座に伴う検知ピン51およびシャフト48のスライド変位をもって上記パネルW3等の着座,非着座を近接スイッチ52にてON−OFF的に検知するようになっている。
【0063】
一方、図10は図1に示した治具切換ステージSjの詳細を示しており、例えばプレーンシャトルタイプの搬送手段61によって当該治具切換ステージSjに搬送されてきた搬送台車5は位置決め穴13(図2参照)を基準としてポスト62に水平状態にて位置決めされるようになっている。治具切換ステージにSjには位置決め状態の搬送台車5を跨ぐようにして門型の機枠63が立設されており、この機枠63には搬送台車5側のロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bと同数の治具切換ユニット64が吊り下げ支持されている(ただし、図10は図4の右側面図に対応しており、同図では1台の治具切換ユニット64とそれに対応するロケータ治具9Bのみ図示している)。すなわち、搬送台車5上の各ロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bにおけるロケートピン12の位置の切り換えに際して各ロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bごとに独立した治具切換ユニット64が用意されていることになる。
【0064】
この治具切換ユニット64は、図11,12に示すように、それぞれNCモータを駆動源とするボールねじ式のX軸ユニット65とY軸ユニット66およびZ軸ユニット67とをそのZ軸ユニット67が最も下側のものとなるように組み合わせることにより直交(直角)3軸の動作自由度をもつマニピュレータもしくはロボットの如き形態をもって母機とし、その母機におけるZ軸ユニット67の下端部にソケット部68と連結手段としてのスイングアーム69とを装着したもので、その自律動作により先端のソケット部68およびスイングアーム69の三次元位置を任意に変更することができる機能を有している。
【0065】
より詳しくは、X軸モータ70によって回転駆動されるボールねじのスクリューシャフト71を内蔵したX軸ベース72にそのスクリューシャフト71によってスライド駆動されるX軸スライダ73が設けられ、これらX軸モータ70とX軸ベース72およびX軸スライダ73の三者によってX軸ユニット65が形成されている。上記X軸スライダ73にはY軸モータ74によって回転駆動されるボールねじのスクリューシャフト75を内蔵したY軸ベース76がブラケット78を介して搭載されているとともに、そのY軸ベース76にスクリューシャフト75によってスライド駆動されるY軸スライダ77が設けられており、これらY軸モータ74とY軸ベース76およびY軸スライダ77の三者によってY軸ユニット66が形成されている。さらに、上記Y軸スライダ77にはZ軸モータ79によって回転駆動されるボールねじのスクリューシャフト80を内蔵したZ軸ベース81がブラケット82を介して設けられているとともに、そのZ軸ベース81にはスクリューシャフト80によってスライド駆動されるZ軸スライダ83が設けられている。Z軸スライダ83にはこれをさらに下方に延長するべくエクステンション84が固定されており、このエクステンション84の下端部にソケット部68と連結手段としてのスイングアーム69とがそれぞれ装着されている。以上により、治具切換ユニット64は、X軸ユニット65とY軸ユニット66およびZ軸ユニット67の協働によってその先端のソケット部68およびスイングアーム69の三次元位置を任意に変更可能となっている。
【0066】
上記ソケット部68はエクステンション84の下端に直接溶接固定されているとともに、先に述べたように治具切換ステージSjに位置決めされた搬送台車5上のロケータ治具9Bのロケートピン12に係合可能な単純円筒状のものとして形成されていて、後述するように両者のクリアランスはロケートピン12そのものの位置決め精度に影響することから、そのソケット部68とロケートピン12との係合(嵌合)時のクリアランスは比較的厳格に設定されている。
【0067】
また、上記連結手段としてのスイングアーム69はブラケット85とヒンジピン86とを介してエクステンション84に揺動可能に支持されていて、その先端には係合溝87が形成されているとともに、上端部には駆動源であるトラニオン型のエアシリンダ88のピストンロッド89が連結されている。これにより、図11に示すようにスイングアーム69はエアシリンダ88の伸縮作動に応じて連結位置P1と退避位置P2との間で揺動動作可能となっている。すなわち、上記スイングアーム69の退避位置かP2ら連結位置P1への揺動動作は常にソケット部68がロケートピン12に先に係合していて、その治具切換ユニット64とロケータ治具9Bとの相対位置決めがなされていることを条件に行われるようになっており、したがって、スイングアーム69が連結位置P1へ向かって揺動する際には図11に示すようにロケータ治具9B側のフックピン34に対してその横方向から接近してフックピン34に係合するようになっている。
【0068】
したがって、このように構成された車体搬送装置によれば、図1のほか図10に示すように特定車種の車体の搬送を終えた搬送台車5が一旦ストレージライン4にてストレージのち、次の車種の車体搬送のために同図に示す治具切換ステージSjに位置決めされると、図10に示すように搬送台車5上の各ロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bと治具切換ステージSjにて待機している各治具切換ユニット64とが相互に対向するようになり、次の車種の車体を位置決め支持するのに必要な位置にロケートピン12の位置を変更するいわゆる治具切換作業が行われる。
【0069】
同時に、治具切換ステージSjに予め用意されている図示外の空圧供給ユニット100と給電ユニットとが作動して、空圧供給用の複数系統のジョイント部材と給電用のジョイント部材とが搬送台車5側に備えられた相手側のジョイント部材と結合される。これにより、搬送台車5のうちそれぞれのエネルギーを必要とする部位に圧縮空気もしくは電気エネルギーを供給することが可能となる。そして、上記空圧供給ユニット100は各ロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bに付設されたブレーキユニット20,26,32の制動力を解除するアンロック操作手段として機能することになる。なお、これらの動作は治具切換ステージSj以外のフロアメイン増打ライン1およびボデーメイン仮打ライン2の各ステージにおいても同様である。
【0070】
上記のように搬送台車5が治具切換ステージSjに位置決めされると、アンロック操作指令を受けて、図4,5に示すようにロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bの各動作自由度ごとに独立しているロック手段たる複数のブレーキユニット20,26,32のうちX,Y方向の水平2方向の動作自由度に関するブレーキユニット20,26に圧縮空気が供給されて、それらのブレーキユニット20,26は直ちに制動力が解除される(アンロック状態)。これにより、X,Y,Zの直交3軸の動作自由度をもつ各ロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10BについてX,Y方向の水平2方向の拘束状態が解除され、各ロケートピン12に外力を加えれば少なくとも水平面内ではそのロケートピン12を自由に動かすことができる状態となる。
【0071】
同時に、図7に示したロケート装置11のクランプシリンダ38にも圧縮空気が供給されて、クランプアーム43を押し上げるためにそのクランプアーム43もアンクランプ状態に保持される。
【0072】
なお、上記治具切換ステージSjに位置決めされた搬送台車5がそれまでどの車種の車体を位置決め支持していたのか、すなわち各ロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bのロケートピン12の現在の三次元位置は図示しない制御装置によって把握されており、同時に上記搬送台車5が次に支持すべき車体の車種、すなわち次の車種の車体を位置決め支持するのに必要な各ロケートピン12の三次元位置も上記制御装置によって予め把握されている。
【0073】
そこで、上記制御装置からの指令を受けて、図11,12に示すように直交3軸の動作自由度をもつ各治具切換ユニット64の自律動作により先端のソケット部68をロケートピン12の真上に移動させた上でこれを下降させ、ソケット部68を該当するロケートピン12に係合させる。この時、ロケートピン12がソケット部68に対して水平面内での相対位置誤差を有していたとしても、周知のようにロケートピン12自体はその機能よりして予めテーパ状のものとして形成されていることから、ロケートピン12はソケット部68との係合によっていわゆるセルフセンタリング機能を発揮し、ソケット部68に倣うようにしてロケートピン12のX,Y方向の二次元水平面内での位置が修正され、両者はその水平面内での位置が完全一致するようになる。
【0074】
同時に、図7に示したロケート装置11のワーク着座検知機構53を有効利用してソケット部68の着座確認を行い、図11,12のほか図7に示したようにパネルW3に代わってソケット部68がロケートピン12の根元部の着座フランジ部39に着座するとワーク着座検知機構53が作動して、例えば万が一いずれかのロケートピン12がソケット部68の着座を検知しなかった場合には所定の警報を発して、一旦以降の動作を停止させる。
【0075】
続いて、上記のワーク着座検知機構53が作動したことを条件に、図11,12に示すように、上記ソケット部68とは別に設けられた治具切換ユニット64側の連結手段たるスイングアーム69が作動して、そのスイングアーム69が退避位置P2から連結位置P1へと揺動動作することで上記ロケートピン12の隣りのフックピン34に横方向から係合し、治具切換ユニット64各とロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bとを個別に機械的に結合する。この時、先にソケット部68とロケートピン12とが係合することによって治具切換ユニット64とロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bとの水平面内での相対位置出しがなされていて、しかもロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bの上下方向(Z方向)の動作自由度はブレーキユニット32によってなおも拘束されたままであるから、治具切換ユニット64とロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bとの機械的結合はスムーズに且つ確実に行われる。
【0076】
この治具切換ユニット64とロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bとの機械的結合に続き、次のアンロック操作指令を受けて、ロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bの各動作自由度ごとに独立しているロック手段たる複数のブレーキユニット20,26,32のうちZ方向(上下方向)の動作自由度に関するブレーキユニット32に圧縮空気が供給されて、それらのブレーキユニット32は直ちに制動力が解除される(アンロック状態)。これにより、X,Y,Zの直交3軸の動作自由度をもつ各ロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10BについてX,Y方向のほか上下方向の拘束状態も解除され、ロケートピン12およびスイングアーム69に外力を加えればX,Y,Z方向のいずれの方向にもそのロケートピン12を自由に動かすことができる状態となる。
【0077】
この状態で、治具切換ユニット64の自律動作をもってロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bを一旦Z方向の最下降位置まで下降させ、この最下降位置にて同じく治具切換ユニット64の自律動作によりロケートピン12をX,Y方向の二次元水平面内で動かして、次の車種の車体の位置決め支持にあたって必要な位置にロケートピン12を位置決めする。なお、次の車種の車体の位置決め支持に必要なロケートピン12の位置情報は先に述べた制御装置から治具切換ユニット64に与えられる。
【0078】
このように、最下降位置にてロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bの直交3軸の動作自由度を使ってロケートピン12を動かすことにより、X,Y方向の動作自由度を司っているロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bのスライド部分に無理な力が加わることがなく、きわめて小さな操作力で一段とスムーズにロケートピン12の位置の切り換えが行われる。そして、X,Y方向の二次元水平面内でのロケートピン12の位置が決まったならば、ロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bの各動作自由度ごとに独立しているブレーキユニット20,26,32のうちX,Y方向のブレーキユニット20,26への圧縮空気の供給が断たれて、再び制動拘束状態となる。これにより、ロケートピン12はX,Y方向については正規位置に位置決め拘束されたことになる。
【0079】
続いて、治具切換ユニット64はその自律動作によりロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bを引き上げて、次の車種の車体の位置決め支持に必要な高さ位置(Z方向位置)にロケートピン12を位置決めし、その位置決め完了を待って同じくZ方向のブレーキユニット32が制動拘束状態となってロケートピン12を位置決め拘束する。以上をもって各ロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bのロケートピン12が次の車種の車体の位置決め支持に必要な三次元位置に切り換えられたことになる。
【0080】
そして、治具切換ユニット64はその自律動作をもって、スイングアーム69を連結位置P1から退避位置P2へと戻してロケータ治具9A〜9Eおよび10A〜10Bとの機械的結合を解除するとともに、ソケット部68を対応するロケートピン12から抜き取った上で元の原点位置に退避する。
【0081】
以上をもって治具切換ステージSjでの治具切換作業が完了し、搬送台車5は空圧供給ユニットおよび給電ユニットとのジョイント部材による結合が解除されるのを待って、図1に示したようにフロアメイン増打ライン1の始端部であるパネル投入ステージSsに送り出される一方、治具切換ステージSjには次の搬送台車5が送り込まれて、以降は上記と同様の作業が繰り返されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車体搬送装置が適用される車体組立ラインの概略平面説明図。
【図2】図1で使用される搬送台車の平面説明図。
【図3】図2の側面説明図。
【図4】図3の要部拡大図。
【図5】図4の右側面図。
【図6】図4,5に示すロケートピンを含むロケート装置の拡大図。
【図7】図6の垂直断面図。
【図8】図7の平面説明図。
【図9】図7に示すクランプアームの拡大説明図。
【図10】図1に示治具切換ステージの詳細を示す説明図。
【図11】図10の要部拡大図。
【図12】図11の右側面図。
【符号の説明】
5…搬送台車
11…ロケート装置
12…ロケートピン
9A〜9E…ロケータ治具
10A〜10B…ロケータ治具
20…ブレーキユニット(ロック手段)
26…ブレーキユニット(ロック手段)
32…ブレーキユニット(ロック手段)
34…フックピン
39a…ワーク着座面
43…クランプアーム(クランプ手段)
48…検知ピン
52…近接スイッチ
53…ワーク着座検知機構(ワーク着座検知手段)
64…治具切換ユニット
68…ソケット部
69…スイングアーム(連結手段)
100…空気圧供給ユニット(アンロック操作手段)
Claims (7)
- 車体を位置決め支持した搬送台車を所定の搬送経路に沿って走行移動させることにより車体を搬送するとともに、車体の搬送を終えた搬送台車を上記搬送経路の始端部に戻して循環使用するようにした車体搬送装置において、
上記搬送台車上に設けられ、先端に車体を位置決めするための上向きのロケートピンを備えるとともにそのロケートピンの三次元位置を任意に変更するべく従動によるX,Y方向の水平2方向および上下(Z)方向の直交3軸の動作自由度をもつ複数のロケータ治具と、
上記各ロケータ治具に個別に設けられて、直交3軸のそれぞれの方向の動作自由度を拘束することによりロケートピンを三次元方向の各々の位置に自律的にロックするロック手段と、
上記搬送経路の始端部よりも前段の治具切換ステージに設けられて、当該治具切換ステージに位置決めされた搬送台車の各ロケータ治具についてそのロック手段をアンロック操作するアンロック操作手段と、
上記治具切換ステージに設けられて、ロック手段のアンロック状態のもとでロケータ治具の一部に係合するとともにそのロケータ治具の直交3軸の動作自由度を使ってロケートピンの三次元位置を任意の位置に切り換える治具切換ユニットと、
から構成されてなり、
上記治具切換ユニットは下記(a),(b)の要素を備えているものであることを特徴とする車体搬送装置。
(a)ロケートピンと係合可能なソケット部を有していて、ロケータ治具のX,Y方向の水平2方向のロック手段がアンロック状態のもとで、治具切換ユニットの自律動作によりロケートピンの上方から該ロケートピンに上記ソケット部を係合させて、治具切換ユニットとロケータ治具とについてX,Y方向の水平2方向の相対位置決めを行う機能を有すること。
(b)上記治具切換ユニットとロケータ治具とについてX,Y方向の水平2方向の相対位置決め完了後に、上記ロケータ治具のうちロケートピンの近傍位置に横方向から係合して、治具切換ユニットの自律動作によりロケータ治具をZ方向に従動移動させることができるようにその治具切換ユニットとロケータ治具とを機械的に結合する連結手段を有していること。 - 上記治具切換ユニットは、結合手段による治具切換ユニットとロケータ治具との機械的結合に続き、ロケータ治具のZ方向のロック手段がアンロック状態となるのを待ってロケートピンを一旦最下降限位置まで下降させ、その状態でロケートピンのX,Y方向の水平2方向での位置の切り換えを行うものであることを特徴とする請求項1に記載の車体搬送装置。
- 上記治具切換ユニットは、ロケートピンのX,Y方向の水平2方向での位置の切り換えが完了し且つロケータ治具の同水平2方向のロック手段が再度ロック状態となるのを待って、ロケートピンの上下方向での位置の切り換えを行うものであることを特徴とする請求項2に記載の車体搬送装置。
- 上記ロケートピンの根元部側にワーク着座面が形成されていて、このワーク着座面には車体パネルの着座を検知するワーク着座検知手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車体搬送装置。
- 上記ワーク着座検知手段は、ロケートピンに対するソケット部の係合の際の係合完了検知手段を兼ねていることを特徴とする請求項4に記載の車体搬送装置。
- 上記ワーク着座検知手段はワーク着座面から出没可能な検知ピンを備えていて、相手側部材の着座,非着座に伴う検知ピンの出没動作に応じてその着座を検知するようになっていることを特徴とする請求項5に記載の車体搬送装置。
- 上記ロケートピンの内部には、そのロケートピンによって位置決めされた車体パネルをクランプするクランプ手段が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の車体搬送装置。
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