JP3804097B2 - 着用快適性に優れたサポートストッキング - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ストッキングの改良に関するものであり、特に夏期における着用快適性が改善されたストッキングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年におけるパンティストッキングの変革は著しく、従来の仮撚り加工ナイロン糸を用いたパンストから、ポリウレタン弾性糸にナイロン糸を巻付けてなるカバリング弾性糸を用いた“サポート”パンストへと急激にシフトして来ている。この“サポート”パンストは、ポリウレタン弾性糸の伸長回復による優れたフィット性、伸長回復性を有するとともに耐久性にも優れているので、市場において好評を得ている。
【0003】
また、この“サポート”パンストは、従来は、カバリング弾性糸とナイロン糸を交互に編成して製造されていたが、最近になって交編による横段を解消するとともに、より高いフィット性を得ることを目的にして、カバリング弾性糸のみで編成してなるパンスト、いわゆるゾッキ“サポート”が市販されている。
【0004】
しかしながら、交編“サポート”もゾッキ“サポート”も、その編成糸に用いられているカバリング弾性糸はポリウレタン弾性糸にナイロン糸を巻付けた構造を有する物であるのでフィット性には優れるものの、ナイロン糸のみからなる従来パンストと比較して編地が厚くなるので着用快適性が劣り、ムレる、べとつく等の問題点を抱えている。
【0005】
この問題点の改善のため、着用により生じた汗を吸水・発散させる方法が種々提案されている。例えば、長繊維の横断面形状を扁平、四葉、三葉などの非円形とすることによって編成糸中に毛細管現象を生じさせて、べとつき感を解消する方法が提案されている。
【0006】
しかし、繊維断面を非円形化するだけでは、着用により生じた水蒸気を吸湿させて衣服外に放出させる効果は不十分であるので、夏の高温多湿時や運動時等におけるムレ感を解消することはできず、着用快適性は依然不満足なものであった。
【0007】
また、ストッキングの編成糸としては、耐摩耗性、ソフト性、吸水性及び染色性が他の合成繊維よりも優れていることからポリアミド繊維が好適に用いられている。しかし、ポリアミド繊維は綿等の天然繊維に比べると吸湿性が劣り、一般に用いられているポリアミド繊維の最高吸湿率と標準吸湿率との差(以下、△MRという)は小さく、ポリアミド長繊維からなる従来のストッキングの△MRは高くても2.0%以下と小さいものであった。
【0008】
そこで、ポリアミド繊維のポリマ自体をポリビニルピロリドンによって改質し、吸湿性を向上させることを先に提案した(特開平7−150414号公報等)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この技術では、目標とする吸湿特性は得られるものの、色調が悪化するので、審美性が強く要求されるストッング用には不満足なものとなる。さらに、ストッキング用ポリアミド長繊維として要求される極細糸や変形糸を製造しようとすると糸切れが多発し、安定生産が困難であるという問題があった。
【0010】
そこで、本発明者らは、上記のような従来技術の欠点の解消についてさらに検討を続けた結果、本発明をなすに至ったものである。
即ち、本発明の主たる目的は、従来のストッキングの有する審美性や機能性を損うことなく、ムレ感やべとつき感等の着用快適性を大幅に改善することであり、そして、吸湿性、色調、染色性等に優れ、夏期等においても着用時の触感性及び快適性がともに優れ、審美性や機能性にも優れ、しかも、工業生産が可能な高吸湿性ストッキングを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明のサポートストッキングは、ポリアミド繊維を用いて編成されてなるストッキングにおいて、前記ポリアミド繊維が、ピロリドン含有量が0.05重量%以下のポリビニルピロリドンを3〜15重量%含有する高吸湿性ポリアミド長繊維であり、高吸湿性ポリアミド長繊維の染色前の黄化度が10以下であり、かつ、水溶性成分の溶出率が5%以下であることを特徴とする。
【0012】
その高吸湿性ポリアミド長繊維は、その繊維中に含有されるポリビニルピロリドンがイソプロピルアルコールを溶媒として合成された物であること、また、その伸度(A)が35〜50%であり、かつ、伸度(A%)とヤング率(Bg/d)とフィラメント数(C)とが0.25≦A/(B×C)≦.40 を満足することが好ましい。
【0013】
また、そのストッキングは、編成糸が、弾性糸がポリアミド長繊維によってカバリングされたカバリング弾性糸及び/又はポリアミド長繊維糸条であり、ストッキングの着用快適性の向上のためには、その編成糸の全体の30%以上を前記高吸湿性ポリアミド長繊維で構成すればよい。この高吸湿ポリアミド長繊維はストッキングのいずれの部位に用いられてもよいが、特に、パンティ部やレッグ部に用いることが効果的である。
【0014】
このように、本発明では、ポリビニルピロリドンの配合によって吸湿性の改善されたポリアミド繊維を用いてなるストッキングにおいて、ポリビニルピロリドンとして、従来とは異なる特定の物を用いることを主たる特徴とするものであり、これにより前記した目的を達成することができるのである。さらに、その高吸湿性ポリアミド繊維を用いると、その伸度、ヤング率の水準が適正化され、ソフト性、生地外観、洗濯堅牢性というストッキング特性を向上させることが可能となる。
【0015】
その特定のポリビニルピロリドンは、その中に含まれるピロリドンの量が0.05重量%以下と極めて少ないことを特徴とするものであり、これは、イソプロピルアルコールを重合時溶媒として用いる合成法によって得ることができる。
【0016】
これに対し、従来のポリビニルピロリドンは、水を重合時溶媒として製造された物であるので、その製造時の重合工程において副生成物としてのピロリドンの発生が多く、その結果、得られるポリビニルピロリドンはピロリドン含有量が0.15〜0.30重量%程度と多い物であった。このようにピロリドン含有量が多いと、それをポリアミドに添加して繊維とした場合に黄色度が高くなり、黄色度を10以下に低減させることは困難であるので、染色後の色調にくすみ感がでてしまい、透明感や色調が重視されるストッキング用途には不適当なものとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
ストッキングの編成糸の全部又は一部を構成する高吸湿性ポリアミド長繊維は、ピロリドンの含有量が0.05重量%以下と少ないポリビニルピロリドンを3〜15重量%含むことが必要である。
【0018】
ポリビニルピロリドン(以下PVPという)は、ストッキングのムレ感やべとつき感を抑制するために、ポリアミドに対し3重量%以上15重量%以下含有させることが必要であり、特に4〜8重量%が好ましい。PVPの含有量が3重量%未満と少な過ぎると吸湿性が不足し所望のストッキング特性が得られない。また15重量%を越える程に多過ぎるとべたつき感が強くなるので、着用時の快適性が劣り、しかも、安定して製糸することが困難となる。
【0019】
また、そのPVP中のピロリドンの含有量は0.05重量%以下とすることが必要であり、さらに好ましくは0.03重量%以下である。このピロリドン含有量が多過ぎる場合は、未染色状態での黄色度を10以下とすることができず、ストッキング用に適した色調良好な繊維が得られない。即ち、未染色状態でのポリアミドフィラメントの黄色度が10を越えると、染色した後の色調にくすみ感が出てしまうので、くすみ感があって色調の悪いストッキングとなり透明感や高級感が得られず不適である。
【0020】
本発明で用いるピロリドン含有量0.05重量%以下のPVPは、イソプロピルアルコールを重合時溶媒として製造することによって得られる。また、その際、重合開始剤として過酸化水素系の触媒を含まないことが、黄色度の原因となる副生成物のピロリドンの発生をさらに抑制するために好ましい。
【0021】
また、本発明で用いるPVPは、そのK値が20〜70、特に20〜60であることがPVPのポリマ中への練込みやチップ化等を容易に実施するために好ましい。
【0022】
さらに、本発明で用いるポリアミド長繊維は水溶性成分の溶出率が5%以下、特に3重量%以下であることが好ましい。この溶出率は、本発明のポリアミド長繊維を沸騰水中で30分間処理した際の重量変化率から求めた水溶性成分溶出率の値である。
【0023】
本発明で用いるPVPは極めて水溶性が高く、ポリマ中に含有させた後でも、ポリマ表面へブリードアウトし易い性質を持っている。また、副生成物のピロリドンもきわめて水溶性が高く、同様にポリマ表面へブリードアウトし易い。
【0024】
従って、PVPの含有による高吸湿性ポリアミド繊維では、その中に含有するPVPやピロリドンの溶出を抑えることが、吸湿特性の保持、及び、良好な風合や感触の保持のために必要である。例えば、溶出率が5%を越える場合では、ストッキングを着用した時にPVPが繊維表面に析出し、ざらつき感が生じ易くなるので好ましくない。
【0025】
溶出率を所望の低水準とするためにはPVPとナイロンポリマとの分子鎖の絡み合いを強くする手段をとることが好ましい。例えば、PVPをエクストルーダーによりポリアミド中に練り混みマスタポリマとする方法が、ナイロン分子鎖とPVP分子鎖の絡み合いを強くすることができ、好ましいものである。
【0026】
その練込みは、低酸素濃度での練り混み法により行うことが紡糸時の糸切れを低減させるために好ましい。その低酸素濃度の水準は、8%以下であればよく、そのためには、窒素のごとき不活性気体をホッパーやシリンダーに流して酸素濃度を低減させる方法をとればよい。マスタポリマ中のPVPの練り込み濃度は10%以上50%以下がよい。
【0027】
このようにして得られたPVP含有ポリアミドマスタポリマチップは、次に、実質的にPVP無添加のチップとチップブレンドされて濃度を調整するチップブレンド法によって所定の濃度とされた後に、溶融紡糸に供給される。
【0028】
所定濃度のPVPを含有するポリアミドは通常の方法で溶融紡糸法により製糸される。その製糸方法は、溶融紡糸、冷却、給油の後に、紡糸速度1000m/分以上で引取り、一旦巻き取ることなく延伸して巻取る直接紡糸延伸方法によってもよいし、また、3000m/分以上の高速で紡糸引取りし、延伸することなく巻取る高速紡糸法によってもよい。
【0029】
高吸湿性ポリアミド長繊維の単糸の断面形状は丸断面でもよく、三葉や四葉のような変形断面でもよい。また、その繊度は特に限定されないが、単糸繊度が0.5〜8.0デニール程度が好適である。
【0030】
最高吸湿率と標準吸湿率の差(△MR)は、着用時のムレ感の指標となる値であり、その値が低すぎる場合は着用により生じた水蒸気が十分吸湿されずに、ムレ感を生じ好ましくない。逆に高すぎる場合は着用によりべとつき感を生じるので好ましくない。従って、ストッキングの場合は△MRが2.5〜7.5%程度が好適である。
【0031】
ストッキング特性を向上させるためには、高吸湿性ポリアミド長繊維は、その伸度が35%以上50%以下の範囲内であり、かつ、伸度(A)とヤング率(B)とフィラメント数(C)とが、 0.25≦A(%) /(B(g/d) ×C)≦0.40 を満足する値を有することが好ましい。0.25未満の場合は、ポリアミド長繊維の初期引張り応力(ヤング率)が相対的に高いので、ストッキングとした場合ソフトな風合いが得られ難い。また、0.40を越える場合は、ポリアミド長繊維の初期引張り応力(ヤング率)が相対的に低いので糸自体のコシがなく、交編ストッキングとした場合にカバリング糸と交編ナイロン糸とのループバランスが崩れ、編み目くずれヤ生折れ等を引き起こし易く優れた生地外観が得られ難い。また、伸度が50%を越えると十分な洗濯堅牢性が得られ難い。
【0032】
PVPを含有しない従来のポリアミド長繊維ではヤング率が相対的に高くなるので、上記した伸度及び[A/(B×C)]の範囲を満足させることは難しいが、本発明の高吸湿性ポリアミド繊維とすれば、上記した伸度及び[A/(B×C)]の範囲を満足させることができる。
【0033】
本発明のポリアミド長繊維は、例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン46や、これらポリアミドのコポリマー等からなるポリアミド長繊繊であればよい。
【0034】
また、カバリング用糸や、交編用ナイロン糸等として使用されるポリアミド繊維の強伸度特性を、ストッキングの耐久性を満足させ得る水準とするためには、98%硫酸相対粘度が2.5〜3.5の重合度とすることが好ましい。
【0035】
そのポリアミドには必要に応じて艶消し剤、顔料、光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、染色性向上剤等が配合されていてもよい。
【0036】
本発明の対象とするストッキングは、パンティストッキング、ロングストッキング、ショートストッキング、タイツで代表されるストッキング製品である。
【0037】
図1はパンティストッキングを例示するものであり、トウ部11、レッグ部13、パンティ部14および伸縮性ベルト部15から構成され、パンティ部14及び伸縮性ベルト部15において左右が縫合されている。
【0038】
本発明のストッキングは、そのトウ部、レッグ部、パンティ部の少なくともいずれかの部位をなす編成糸として、ピロリドン含有量が0.05重量%以下のポリビニルピロリドンを3〜15重量%含有する高吸湿性ポリアミド長繊維が用いられてなるものであり、その編成糸の実質的に30重量%以上が高吸湿性ポリアミド長繊維であればよい。
【0039】
また、図2は“サポート”パンストに用いられるカバリング弾性糸を模式的に示す図であり、図2(a)は、シングルカバリング弾性糸(SCY)、図2(b)はダブルカバリング弾性糸(DCY)である。シングルカバリング弾性糸は、弾性糸21の周囲にポリアミド長繊維22を一重に巻き付けてなる複合弾性糸である。ダブルカバリング弾性糸は、弾性糸21の周囲にポリアミド長繊維22、23を二重に巻き付けてなる複合弾性糸である。
【0040】
そのカバリング弾性糸の芯糸をなす弾性糸としては、ポリウレタン系弾性繊維、ポリアミド系エラストマ弾性繊維、ポリエステル系エラストマ弾性繊維、天然ゴム、合成ゴム、ブタジエン系繊維等が用いられるが、ストッキング用としてその弾性特性、熱特性、耐久性等から好ましいのは、ポリウレタン系弾性繊維及びポリアミド系エラストマ弾性繊維である。
【0041】
本発明のストッキングは、2口あるいは4口給糸の編機を用い、カバリング弾性糸のみで編成、カバリング弾性糸とナイロン糸とを交互に編成などいずれの編成方法で編成してもよい。
【0042】
以上の如く、本発明は、ピロリドン含有量が0.05重量%以下のポリビニルピロリドンを3重量%以上15重量%以下含有するポリアミド長繊維からなることを特徴とするストッキングであるため、ムレ感やべとつき感が解消され、着用快適性やソフト性が向上する。しかも、色調が悪化せず、審美性の優れたストッキングが得られる。
【0043】
ここで、本発明における各種特性値は次の測定方法によるものである。
<ピロリドン含有率>
試料をクロロホルムに溶解させ、定法によりガスクロマトグラム分析を行う。装置はGC14A(島津製作所製)、カラムはNB−1(15m)を使用する。ピロリドンの定量にはバレロラクタムの検量線をあらかじめ作成し、用いる。下記式によりピロリドン含有率を求める。
ピロリドン含有率(重量%)=[(GCピーク面積/検量線係数)(mg/ml) ×溶液量(ml)/試料量(mg)]×100
【0044】
<K値>
PVPを濃度1%の水溶液とし、その相対粘度を測定し、Fikentscherの式により求める。
logZ=C[75k2 /(1+1.5kC)+k]
但し、Z:濃度Cの水溶液の相対粘度、k:K値×10-3、C:水溶液濃度(W/V%)である。
【0045】
<溶出率>
ポリアミドフィラメントを110℃、8時間乾燥した後、重量を測定する。その後、沸騰水で30分間処理した後、再度110℃8時間乾燥し、処理前後の重量減少率を溶出率とする。
【0046】
<黄化度>
27Gの筒編み機により、編み密度45本/インチの筒編地を作成する。得られた筒編地を2つ折りとして日本電色工業製カラーメーターΣ80により、同測定器所定の方法にて3刺激値X,Y,Zを測定し、下記式により黄化度を求める。
YI(黄化度)=100×[1.28X−1.06Z]/Y
【0047】
<最高吸湿率、標準吸湿率>
ストッキングをガラス秤量瓶(風袋重量F)にいれ、乾燥機中110℃2時間の条件で乾燥する。瓶を密封し、デシケータ中で30分間放冷した後、試料の入った秤量瓶の総重量(K)を測定する。次に、20℃65%RHに設定された恒温恒湿槽((株)田葉井製作所製の恒温恒湿槽“レインボー”)に開放状態で入れ、24時間放置する。その後再び密封状態でデシケーター30分間放置後、試料の入った秤量瓶の重量(H)を測定する。引続き、30℃90%RHに設定された恒温恒湿槽に開放状態にした秤量瓶を入れ、24時間後の総重量(S)を同様に測定する。以上の各値から下記式により算出する。
最高吸湿率=[(S−K)/(K−F)]×100(%)
標準吸湿率=[(H−K)/(K−F)]×100(%)
【0048】
【実施例】
以下におけるストッキング製品の評価は次の方法によった。
ソフト性: ストッキング製品を人体足型に履かせ、検査者(5人)の触感によって風合いのソフト感を相対評価したものであり、その結果は、◎:極めて良好、○:良好、△:やや不良、×:不良、の基準でもって示す。
【0049】
ムレ感、べとつき感: 1日8時間の被験者(5人)の着用によって評価したものであり、その結果は、上記の触感性と同様の基準でもって示す。
着用快適性: 上記のムレ感、べとつき感を総合的に評価したものであり、その結果は、上記の触感性と同様の基準でもって示す。
【0050】
生地外観: ストッキング製品を白型板にはめ、検査者(5人)の目によって、透明感、生地の美しさを相対評価したものであり、その結果は、上記の触感性と同様の基準でもって示す。
洗濯堅牢性: JIS L 0844洗濯に対する染色堅牢度の試験A−2法に準じてグレースケールにて変退色の判定を行った。
【0051】
[実施例1]
PVPとして、イソプロピルアルコールを溶媒として通常の方法で合成されたK値が30のPVP(BASF社製“ルビスコール”K30スペシャルグレード:以下K30SPと記載する)を用いた。このPVP(K30SP)中のピロリドン含有量は0.02重量%であった。このPVPをエクストルーダー(φ40mm、2条、2軸)を用いて、98%硫酸相対粘度ηr が2.8のナイロン6に練り混み、ガット状に押し出し、冷却後にペレタイズすることで、PVP濃度30重量%のマスタポリマチップとした。この際、ホッパー、シリンダーに窒素を流すことで、酸素濃度を8%以下とした。
【0052】
回転式真空乾燥機中で、ナイロン6チップと上記マスタポリマチップとを所定の割合でブレンドしながら通常の方法で乾燥した。乾燥して得られたブレンドチップにおけるナイロン6に対するPVPの含有率は、3、7、15重量%とした。
【0053】
それぞれのブレンドチップ(酸化チタンを含まない)を270℃で溶融し、円型吐出孔から吐出して、紡糸速度1300m/分、延伸倍率2.3倍、巻き取り速度3000m/分の直接紡糸延伸法により製糸して、10デニール5フィラメントのPVP含有ナイロン6長繊維糸条(伸度45%)を得た(水準 No.1、3、8)。
【0054】
比較として、回転式真空乾燥機中でのポリマブレンド割合を変えPVPの含有率を0.5、2、18wt%とした以外は上記と同様にしてPVP含有率ポリアミドブレンドチップを得、同様にナイロン6長繊維糸条を製造した(水準 No.6、7、9)。
【0055】
別の比較として、PVPの品種を変更し、水を溶媒として合成され、ピロリドン含有量が0.15wt%、K値が30のPVP(BASF社製“ルビスコール”K30通常グレード:以下K30と記載する)を用いた以外はすべて上記と同様に実施し、PVPの添加率が3wt%、7wt%のナイロン6長繊維糸を製造した(水準 No.2、4)。
【0056】
さらに比較として、PVPを含まない以外は前記と同じナイロン6ペレットを同様に溶融紡糸し10デニール5フィラメントのナイロン6長繊維糸を得た(水準 No.5)。
【0057】
これらのナイロン6長繊維糸(撚数12t/m)をカバリング用糸に用い、20デニールのポリエステル系ポリウレタン弾性糸“スパンデックス”を芯糸とし、芯糸のドラフト率を3.0倍に設定し、撚数2000t/mの設定でS方向またはZ方向でシングルカバリングしてS方向シングルカバリング糸とZ方向シングルカバリング弾性糸を製造した。
【0058】
得られたシングルカバリング弾性糸を用い、永田精機(株)製のスーパー4編機(針数400本)で、S方向シングルカバリング弾性糸とZ方向シングルカバリング弾性糸とを交互に編機の給糸口に供給し、レッグ部をシングルカバリング弾性糸のみで編成された編地とし、通常の方法にてパンティストッキングとし、染色、仕上げ及び型板セットしてパンティストッキング製品とした。
【0059】
得られたパンティストッキング製品のレッグ部について評価した結果は表1のとおりであった。
表1に示す結果からわかるように、本発明によるパンティストッキング(水準 No.1、3、8)は、着用快適性、最高吸湿率と標準吸湿率の差(△MR)、が優れていた。
【0060】
PVP中のピロリドン含有量が多過ぎる場合(水準 No.2、4)は、染色前の黄化度が10を越えてしまい、製品としたときに色調にくすみが生じ透明感が失われストッキングとして審美性に欠けるものとなった。
【0061】
PVP含有量が多い場合(水準 No.9)は、べとつき感を生じ、着用快適性が劣るとともに、染色前の黄化度が10を越え、色調にくすみが出て、透明感が失われた。また、PVP無添加の場合(水準 No.5)は着用時にムレ感があり、着用快適性が劣っていた。さらにまた、PVP添加量が少ない場合(水準 No.6、7)は、△MRは若干向上するものの、ムレ感を解消することはできなかった。
【0062】
【表1】
【0063】
[実施例2]
紡糸速度及び延伸倍率を、それぞれ1000m/分、3.1倍、又は、1800m/分、1.7倍に変化させることによって、伸度、ヤング率を調整した以外は、実施例1の水準 No.3と同様に製糸して、10デニール5フィラメントのナイロン6長繊維糸条を得た。(水準11、12)
得られたナイロン6長繊維糸条をカバリング用原糸として用い、実施例1と同様に、パンティストッキング製品とした。得られたパンティストッキング製品のレッグ部を評価した結果は表2の通りであった。
【0064】
表2に示す結果から分かるように、[A/(B×C)]の値が0.25以上0.40以下を満たす場合(本発明)(水準 No.1、3、8)は、ソフト性、生地外観、洗濯堅牢性が優れていた。
【0065】
これに対し、0.25未満の場合(水準 No.11、5)は生地が硬くソフト性に劣っていた。また、0.40を越える場合(水準 No.12、9)は生地外観等に劣っていた。
【0066】
【表2】
【0067】
[実施例3]
98%硫酸相対粘度2.8で酸化チタンを含まないナイロン6ペレットにピロリドン含有量0.02重量%のポリビニルピロリドン(PVP)を含有させてなるブレンドチップを、270℃で溶融紡糸し、円型吐出孔から吐出し、紡糸速度1900m/分、巻取速度3000m/分の高速紡糸延伸により製糸して、30デニール10フィラメントのPVP含有のナイロン6糸条を得た。得られたナイロン6に対するPVP含有率は3%(水準 No.13)、7%(水準 No.14)、18%(水準 No.15)とした。
【0068】
得られたナイロン6POY糸条を加工速度500m/分、加工温度170℃、S仮撚り又はZ仮撚りの条件で仮撚り加工し、30デニール10フィラメントのナイロン6のS撚仮撚り加工糸条、Z撚仮撚り加工糸条を得た。
【0069】
得られたナイロン6仮撚り加工糸条をカバリング用糸に用い、30デニールのポリエーテル系ポリウレタン弾性糸を芯糸とし、芯糸のドラフト率3.2倍、巻付け撚数1700t/mの設定で、S仮撚り加工ナイロン6糸条でS方向カバリングしてS方向シングルカバリング弾性糸、及び、Z仮撚り加工ナイロン6糸条でZ方向カバリングしてZ方向シングルカバリング弾性糸とを製造した。
【0070】
得られたシングルカバリング弾性糸と仮撚り加工糸を用い、永田精機(株)製のスーパー4編機(針数400本)で、S方向シングルカバリング糸、S仮撚り加工ナイロン6糸、Z方向シングルカバリング糸、Z仮撚り加工ナイロン6糸、の順に編機の給糸口に供給し、シングルカバリング弾性糸とナイロン6仮撚り加工糸とで交互に編成されたパンティ部編地とした。また、レッグ部は実施例1の水準5で編成してパンティストッキングとし、通常の方法にて染色仕上げし、型板セットしてパンティストッキング製品とした。
【0071】
さらに比較としてPVPを含まない以外は上記と同じナイロン6ペレットを上記と同様に溶融紡糸、仮撚り加工し、カバリング弾性糸として、同様にパンティブ編地を編成し、染色仕上げし型板セットしてパンティストッキングとした。(水準 No.16)。
【0072】
得られたパンティストッキング製品のパンティ部について評価した結果は表3のとおりであった。
表3に示す結果からわかるように、本発明によるパンティストッキング(水準 No.13、14)は、最高吸湿率と標準吸湿率の差(△MR)が大きく着用快適性に優れていた。
【0073】
これに対し、PVP含有量が多過ぎた場合(水準15)は、べとつき感を生じ着用快適性が劣っていた。また、PVP無添加の場合(水準16)は、ムレ感を生じ着用快適性が劣っていた。
【0074】
【表3】
【0075】
【発明の効果】
本発明のストッキングは、色調に優れ、染色後の色くすみがない高吸湿性ポリアミド長繊維を用いているので、従来のストッキングの有する審美性や機能性を損うことなく、ムレ感やべとつき感等の着用快適性を大幅に改善することができる。さらに、風合のソフトさを向上させることもできる。従って、夏期や運動時においても着用時の触感性及び快適性がともに優れ、しかも審美性や機能性にも優れたストッキングとでき、高吸湿性ポリアミド繊維製ストッキングの工業生産による実用化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象とするストッキングのうちのパンティストッキングを例示する正面図である。
【図2】本発明で用いられるカバリング弾性糸を模式的に示す図であり、(a)はシングルカバリング弾性糸を、(b)はダブルカバリング弾性糸を例示する。
【符号の説明】
1:トウ部、 2:レッグ部、 3:パンティ部、 4:ベルト部、 11弾性糸、 12、13:カバリング用糸(ポリアミド長繊維)
Claims (4)
- ポリアミド繊維を用いて編成されてなるストッキングにおいて、前記ポリアミド繊維が、ピロリドン含有量が0.05重量%以下のポリビニルピロリドンを3〜15重量%含有する高吸湿性ポリアミド長繊維であり、高吸湿性ポリアミド長繊維の染色前の黄化度が10以下であり、かつ、水溶性成分の溶出率が5%以下であることを特徴とする着用快適性に優れたサポートストッキング。
- 前記高吸湿性ポリアミド長繊維中に含有されるポリビニルピロリドンがイソプロピルアルコールを溶媒として合成された物であることを特徴とする請求項1記載の着用快適性に優れたサポートストッキング。
- 前記高吸湿性ポリアミド長繊維中に含有されるポリビニルピロリドンがイソプロピルアルコールを溶媒として合成された物であり、前記高吸放湿性ポリアミド長繊維が酸素濃度8%以下の酸素濃度でのポリビニルピロリドンをポリアミド中に練り混みマスタポリマーチップとし、該マスタポリマーチップとポリビニルピロリドン無添加のチップを用いて製造されたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の着用快適性に優れたサポートストッキング。
- ストッキングの編成糸が、弾性糸がポリアミド長繊維によってカバリングされたカバリング弾性糸及び/又はポリアミド長繊維糸条からなるサポートストッキングであって、前記編成糸の30%以上が、前記高吸湿性ポリアミド長繊維からなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の着用快適性に優れたサポートストッキング。
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