JP3885930B2 - 障害物検知装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の障害物を検知して警報を発する障害物検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の障害物検知装置では、障害物検知センサとして車両の前後のバンパなどの適宜位置に設置された超音波センサから超音波バースト波を送信し、障害物からの反射波を受信するまでの時間を計測し、計測時間に応じたセンサから障害物までの距離が所定距離より短い場合に警報を発するように構成されている。警報については、検知位置を表示するとともに、警報用の表示灯/ブザーを、例えば20cm〜50cmの範囲では点滅/間欠音で、また、20cm以下では連続点灯/連続音で駆動する。
また、他の従来例として、車両の後方にTVカメラを配置して後方の映像と共に、ガイダンスとして車両の走行予測軌道を表示する装置も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の障害物検知装置では、センサから障害物までの距離が所定距離より短い場合に一義的に警報を発するので、例えば車両の旋回方向や進行方向などの車両状態に関係なく警報を発し、このため、不要な警報を発したり、必要な警報を発しなかったりして運転者にとって煩わしいという問題点がある。例えば車両が左前方に旋回する場合、衝突しない右前方の障害物を検知すると不要な警報を発する。また、車両の進行方向と逆方向の障害物を検知すると不要な警報を発する。
【0004】
本発明は上記従来例の問題点に鑑み、車両旋回方向に応じた最適な警報を発することができる障害物検知装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、車両が進行するであろう車両軌道を推定し、推定された車両軌道から障害物までの距離をも考慮して警報を発するようにし、さらに、車両軌道から障害物までの距離が所定距離以下の検知エリアが他のエリアと異なるようにバックモニタ画面に表示し、かつ検知エリアがバックモニタ画面に映らない車両方向の場合にも障害物を検知した旨を表示する。
上記構成により、センサから障害物までの距離のみではなく推定された車両軌道から障害物までの距離をも考慮して警報を発するので、車両の旋回方向に応じた最適な警報を発することができる。
【0006】
本発明はまた、車両が進行するであろう車両軌道を推定し、推定された車両軌道から障害物までの距離をも考慮して警報を発するようにし、さらに、車両軌道から障害物までの距離が所定距離以下の検知エリアが他のエリアと異なるようにバックモニタ画面に表示するとともに、第2の距離に応じて検知エリアの表示が異なるように表示し、かつ検知エリアがバックモニタ画面に映らない車両方向の場合にも障害物を検知した旨を表示する。
上記構成により、車両状態に応じた最適な警報を発することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る障害物検知装置の一実施形態を示すブロック図、図2は図1のマイコンの処理を説明するためのフローチャート、図3は舵角−車両軌跡テーブルを示す説明図、図4は図1のセンサの検知エリアを示す説明図、図5は車両軌道と障害物の一例を示す説明図、図6は車両軌道から障害物までの距離を示す説明図、図7はバックモニタ画面の一例を示す説明図である。
【0008】
図1において、障害物検知センサである超音波センサ11、12、13、14は車両の前後のバンパなどの適宜障害物検知位置に設置され、中央制御装置である処理ユニット1内のアナログSW5とそれぞれのラインを介してスター接続されている。センサ11、12、13、14は、この例では後のバンパ(前でもよい)の左コーナ、左後(中央寄り)、右後(中央寄り)、右コーナに取り付けられているものとして説明する。
【0009】
マイコン2は車両のシフトポジション22がR(前のバンパにもセンサが設けられている場合にはD、2、Lのいずれか)であって車速信号21が、例えば10km/h以下を示す場合に超音波送信命令を送信回路3に出力するとともに、アナログSW5を、例えばセンサ11側に切り替えると、送信回路3が超音波信号を発生してこの超音波信号がアナログSW5を介してセンサ11に出力される。もし、センサ11が障害物を検知するとその反射信号がセンサ11からアナログSW5、受信回路4を介してマイコン2に出力される。
【0010】
また、車両の後方にカメラ15が配置され、シフトポジション22がRの場合にカメラ15により後方の映像が撮像され、その撮像信号が処理ユニット1内の画像処理回路6に送られ、マイコン2の制御と画像処理回路6の処理により、後方の映像と車両の走行予測軌道がモニタ16に表示される。
【0011】
次に図2を参照してマイコン2の処理を説明する。マイコン2は車両のシフトポジション22がRであって車速信号21が、例えば10km/h以下を示す場合に、まず、ステアリングの舵角23を入力し(ステップS1)、次いでこの入力した舵角23と、図3に示すようにあらかじめ車両毎に記憶された舵角θs及び軌道座標が対応したテーブルに基づいてこれから当該車両が進行するであろう領域を車両軌道として推定する(ステップS2)。この推定された車両軌道を推定軌道ともいう。なお、推定軌道は車両の左側の軌道の座標(XL1,YL1)…と右側の軌道の座標(XR1,YR1)…により与えられる。次いでセンサカウンタS=1にセットしてアナログSW5によりカウンタS=1のセンサ11を選択し(ステップS3)、次いでセンサ11から超音波を発生させる(ステップS4)。
【0012】
次いで受信回路4からの反射波レベルを取り込み、この反射波レベルに基づいて障害物検知の有無を判断し(ステップS5)、障害物を検知すると超音波送信時から反射波受信時までの時間に基づいて図4に示すようにセンサから障害物◎までの距離Lを演算する(ステップS6)。次いでセンサカウンタSをインクリメントし(ステップS7)、次いでS=4か否かを判定し(ステップS8)。S=4でなければステップS4に戻って次のセンサについて同じ障害物検知処理を実行し、他方、S=4の場合にはステップS9に進む。
【0013】
ステップS9では、ステップS2において求めた車両軌道と、ステップS6において求めたセンサから障害物◎までの距離L及び検知エリア(おおよその方向)に基づいて図5に示すように障害物◎の座標を求め、次いで図6に示すように車両軌道から障害物◎までの距離Dを求める。ここで距離Dは車両軌道を定める左側と右側の軌道のうち、障害物◎に近い方の軌道を適用する。次いでこの距離Dに基づいて警報を発し(ステップS10)、次いでステップS1に戻る。ステップS10では、例えば警報用の表示灯/ブザーを、例えばD=20cm〜50cmの範囲では点滅/間欠音で、また、D=20cm以下では連続点灯/連続音で駆動する。
【0014】
また、ステップS10では、図7に示すようにモニタ16のバックモニタ画面100上の検知エリア101の表示方法を替えて表示する。表示方法としては、障害物◎を検知したエリア101の輪郭を連続又は連続表示する。また、検知エリア101の色調、階調、輝度、明度を他のエリアと異なるように、さらには連続又は連続表示する。また、検知エリア101にバックモニタ画面100の映像を透過させて上記の検知エリア表示により障害物が隠れないように表示する。また、車両軌道から障害物◎までの距離Dに応じて表示を変える。例えばD=20cm〜50cmの範囲では黄色で表示し、D=20cm以下では赤で表示する。また、距離Dそのものを表示する。さらにバックモニタ画面101上に障害物◎が映らない車両角度(カメラアングル)の場合にも、障害物◎を運転手に知らせるための情報を表示する。
【0015】
以上説明したように本発明によれば、センサから障害物までの距離のみではなく推定された車両軌道から障害物までの距離をも考慮して警報を発するので、車両の旋回方向に応じた最適な警報を発することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る障害物検知装置の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1のマイコンの処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】舵角−車両軌跡テーブルを示す説明図である。
【図4】図1のセンサの検知エリアを示す説明図である。
【図5】車両軌道と障害物の一例を示す説明図である。
【図6】車両軌道から障害物までの距離を示す説明図である。
【図7】バックモニタ画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
2 マイコン
11〜14 センサ
15 カメラ
16 モニタ
100 バックモニタ画面
101 検知エリア
Claims (2)
- 車両の旋回方向に基づいて車両軌道を演算する手段と、
前記車両の適宜位置に設置された複数の障害物検知センサにより検知された障害物検知信号に基づいて障害物の座標と前記障害物までの第1の距離を演算する手段と、
前記車両軌道と前記障害物の座標に基づいて前記車両軌道から前記障害物までの第2の距離を演算する手段と、
前記第1の距離と前記第2の距離に基づいて警報を発する手段と、
前記車両の後方を撮像したバックモニタ画面を表示するモニタとを、
有し、前記車両軌道から前記障害物までの距離が所定距離以下の検知エリアが他のエリアと異なるように前記バックモニタ画面に表示し、かつ前記検知エリアがバックモニタ画面に映らない車両方向の場合にも障害物を検知した旨を表示する障害物検知装置。 - 車両の旋回方向に基づいて車両軌道を演算する手段と、
前記車両の適宜位置に設置された複数の障害物検知センサにより検知された障害物検知信号に基づいて障害物の座標と前記障害物までの第1の距離を演算する手段と、
前記車両軌道と前記障害物の座標に基づいて前記車両軌道から前記障害物までの第2の距離を演算する手段と、
前記第1の距離と前記第2の距離に基づいて警報を発する手段と、
前記車両の後方を撮像したバックモニタ画面を表示するモニタとを、
有し、前記車両軌道から前記障害物までの距離が所定距離以下の検知エリアが他のエリアと異なるように前記バックモニタ画面に表示するとともに、前記第2の距離に応じて検知エリアの表示が異なるように表示し、かつ前記検知エリアがバックモニタ画面に映らない車両方向の場合にも障害物を検知した旨を表示する障害物検知装置。
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