JP3882990B2 - アレルギーメイクふとん及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、防ダニふとん等に好適なアレルギーメイクふとん及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】
図9と図10は従来の防ダニふとんの2例を示している。図9(a),(b)の防ダニふとんは、特開平8−89368号に開示されているもので、中綿16を側生地である外袋用上下布11,12で被覆するが、その際、上下布11,12の間に中綿16を挟み込み、該上下布11,12の周囲部つまり、縁部分11a,12aを独立気泡組織で弾力性を有したヘム生地13で覆うと共に、縁部分11a,12aの間に中綿16を介在した状態でヘム生地13の上下部分13a,13bを縫製し固定したものである。符号14は該縫製ラインである。符号15は、キルティングであり、中綿16を上下布11,12の間で動かないよう規制している。これに対し、図10(a),(b)の防ダニふとんは、特開平11−187954号に開示されているもので、中綿16を収納している中袋17と、中袋17を被覆し、かつその周囲部17aを固定している外袋18とからなる。この構造では、中綿16を被覆した中袋17を、袋状に形成された外袋18に収納した後、中袋16の側生地つまり袋状を形成している上下布19,20と、外袋18の側生地つまり袋状を形成している上下布21,22との周囲部全体にわたって超音波ミシン等で熱溶着し該熱溶着部23で一体化し、又、該熱溶着部23の外側をヘム生地24で覆った状態で縫製したミシン縫製部(縫製ライン)25で固定している。符号26はキルティングである。
【0003】
なお、防ダニ対策としては、例えば、側生地つまり袋状を形成している上下布として防虫作用を付与し、超極細繊維でち密に織ったものを使用してダニ類を防虫すると共に内部に出入りできないようにしたり(特開平9−294879号等)、中綿等に各種の防ダニ剤等を保持させたり、本発明者が開発したふとん構造(特公平7−32735号)やダニ抗原処理方法(特許第3005655号)等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記後者の防ダニふとんは、中袋17及び外袋18の二重構造であるため前者より各素材選定に自由度があり、感触性や高級感を向上でき、信頼性も得られる。ところが、この構造では、中袋17の周囲部17aを外袋用上下布21,22で挟み込んだ状態で熱溶着により一体化することから、複雑で作業性が悪くなり易いだけではなく、4枚重ねとなった部分を精度よく溶着できなかったり、熱溶着部23を幅広に設定すると感触性を損なう虞もある。また、上記した両従来構造では、ヘム生地13や24で周囲部を覆ってミシン縫いすることから、材料費や製造費を増大したり、前者の如くヘム生地13を単に断面コ形に配置すると外観阻害要因となったり、後者の如くヘム生地24の各端部を内側に折り曲げると作業性阻害要因となる。
【0005】
本発明は以上の各問題を解消したものである。その目的は、ダニやダニの糞、死骸、脱皮殻、卵などダニ抗原の影響を一掃する場合に好適であり、しかも外観見栄えやソフト感を向上したり、材料費及び製造費を抑えて低コスト化も図り易くしたアレルギーメイクふとん及びその製造方法を実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1の発明は、図面に例示される如く、中綿5を収納している中袋2と、前記中袋2を被覆しかつ該中袋の周囲部を固定している外袋6とからなるふとんにおいて、前記中袋2は、袋用上下布3,4の縁部分3a,4aの内側を縫製して該縫製ライン10dと前記縁部分の端末との間に所定幅の周囲接続部2aを有し、前記外袋6は、袋用上下布7,8の縁部分7a、8aの内側を縫製した第1縫製ライン10aで外側へ折返し、該折返しにより4枚重ねになった折返部に沿って縫製した第2縫製ライン10bで周囲平坦部6bを形成していると共に、前記第2縫製ライン10bで区画される袋内に突出して該第2縫製ライン10bと前記縁部分7a,8aの端末との間に所定幅の周囲接続部6aを有し、当該周囲接続部6aに対し前記中袋2の周囲接続部2aを縫製固定していることを特徴としている。
また、請求項3の発明は、前記アレルギーメイクふとんを製造方法から特定したもので、中綿5を収納している中袋2と、前記中袋2を被覆しかつ該中袋の周囲部を固定している外袋6とからなるふとんの製造方法において、外袋用上下布7,8を周囲に所定幅を残した状態で一部を開口した袋状に縫製(10a)した後、前記開口を利用して袋状の内外面を逆にして4枚重ねになった周囲部を前記開口を除いて縫製(10b)することにより周囲平坦部6b及び内部に突出して外袋用上下布の縁部分の端末側である周囲接続部6aを形成する袋形成工程と、前記袋形成工程後の外袋用上下布7,8を前記開口を利用して袋状の内外面を逆にした状態で、予め作製されて周囲接続部2aを有した袋状内に前記中綿5を収納している前記中袋2を重ね、前記袋形成工程で形成された前記周囲接続部6aと前記中袋2の周囲接続部2aとを縫製により固定する一体化工程と、前記一体化工程後の外袋用上下布7,8を前記開口を利用して袋状の内外面を逆にして前記中袋2を被覆すると共に、前記開口を封止処理する袋詰め工程とを経ることを特徴としている。
【0007】
以上の本発明は、次の観点から検討を加え完成されたものである。即ち、本発明の基本は、上記した従来構造に対し、中袋及び外袋で構成しヘム生地を用いないこと、中袋及び外袋の周囲部を溶着で一体化せず品質安定な縫製を適用して材料費や製造費を低減することにある。工夫点は、特に、中袋2の周囲接続部2aを外袋6の対応部に固定する際の構造にあり、外袋6が袋用上下布7,8の縁部分7a、8aの内側を縫製した第1縫製ライン10aで外側へ折返し、該折返しにより4枚重ねになった折返部に沿って縫製した第2縫製ライン10bで周囲平坦部6bを形成している点と、外袋6が第2縫製ライン10bで区画される袋内に突出して該第2縫製ライン10bと前記縁部分の端末との間に所定幅の周囲接続部6aを有し、そこに中袋2の周囲接続部2aを縫製固定している点にある。外観的には、第1縫製ライン10aが周囲平坦部6b内に隠され、第2縫製ライン10bの縫い糸だけが外に露出されている。
【0008】
そして、前者の点は、例えば、周囲平坦部6bが外袋用上下布7,8の一部で構成されているため全体の一体感を維持でき、請求項2の様にステッチ縫い等により外観見栄えを簡単かつ多様に展開できる。後者の点は、中袋2が中綿5を収納した状態で該袋内と区分された周囲接続部2aを有し、その箇所を外袋6の第2縫製ライン10bにより区分されて外袋内に突出位置した周囲接続部6aに縫製していることから、ふとんを繰り返して折り畳んだり丸洗いしても、中袋2の縫製部に対する悪影響つまり応力によって縫い穴が拡大し難く、品質低下要因を阻止できる様にしたり、外袋6の密閉状態を確実に維持できる様にする。なお、本発明の「アレルギーメイク」とは、例えば、特公平7−32735号や特許第3005655号に記載の様にダニ類の汚染をなくしたりダニ抗原を無害にしたふとんを想定し、更に、従来ふとん構造及び製法を外観見栄えと洗浄性及びコスト低減の観点から数段向上したふとんを意識したものである。従って、商品名としては、「ふとん」、「洗えるふとん」、「防ダニふとん」等と称することもある。また、「ふとん」は掛けぶとんや敷ぶとん等を含む。「上下布」は、中袋や外袋を形成している側生地と同じ意味であり具体的な素材は任意である。「中綿」はクッション体であり素材は任意である。「縫製ライン」は、縫製された糸の縫い目或いは縫製部と同じ意味で使用している。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1と図2は本発明を適用したアレルギーメイクふとんの2つの形態例を模式的に示し、各図の(a)は上から見たふとん上面図、(b)は(a)のA−A線に沿った(ハッチングを省略した)拡大断面模式図である。図3〜図8は本発明の製造方法を説明するための模式図であり、各図の(a)は上から見た上面図、各(b)は(a)のB−B線に沿った拡大断面模式図である。
【0010】
(ふとん構造)各形態のアレルギーメイクふとん1A又は1Bは、図1又は図2に示される通り中袋2及び外袋6の二重構造からなっていて、中袋2と外袋6との間の一体化構造に工夫が施されている。図1の第1形態と図2の第2形態は基本構造が同じため、同一部材及び部位に同じ符号を付している。以下、細部構造を含めて説明する。
【0011】
中袋2は、側生地である上下布3,4を袋状に縫製する際に形成された周囲接続部2aを有している。該周囲接続部2aは、図6の例の如く上下布3,4の縁部分3a,4aを合わせ縫いした縫製ライン(縫製部と同じ)10dより端末側に位置し、15〜30mm程度の幅寸法となっている。中袋2内には中綿5が収納配置されている。縫製ライン10dは、例えば、返し縫い等によりダニ類を通さないよう処理されることが好ましい。中綿5としては、もめん繊維に上質ポリエステル綿を混入したものが用いられると共に熱処理が施されている。側生地である上下布3,4は、ダニ類が生息し難い純綿の布等が用いられている。また、中袋2には、十字形のキルティング9が刺し子縫いにより複数箇所に施されている。中綿5と中袋2はそのキルティング9によって一体化されている。このキルティング9は、例えば、防ダニ対策の観点から縫い穴を封止処理することが好ましい。
【0012】
外袋6は、側生地である上下布7,8を袋状にする際に形成された周囲平坦部6bと、中袋2を袋内に被覆する際に前記周囲接続部2aを固定する周囲接続部6aとを一体に有している。上下布7,8は、織布又は不織布の何れであってもよいが、図示を省略した図柄が施されている。周囲平坦部6bは、上下布7,8の縁部分7a、8aが第1縫製ライン(縫製部)10aで合わせ縫いされると共に、該第1縫製ライン10aで互いに外側へ折返された状態となっている。そして、前記折返しにより4枚重ねとなった折返部に沿って縫製したものである。符号10bはその折返部に縫製された第2縫製ライン(縫製部)を示している。従って、周囲平坦部6bは、第2縫製ライン10bで縫製された状態で4枚重ねの比較的厚肉の平坦状となっており、第1縫製ライン10aを内側に目視不能に隠蔽している。これに対し、周囲接続部6aは、縁部分7a、8aの端末側で構成されていて、周囲平坦部6bの内側から袋内に突出された状態に設けられている。また、周囲接続部6aは、基部が第2縫製ライン10bで位置規制され、先端が縁部分7a、8aの端末側であることから揺動自在となっている。
【0013】
そして、この構造では、中袋2が外袋6内に収納配置されると共に、中袋2の周囲接続部2aが周囲接続部6aに縫製で固定されることにより一体化されている。符号10cはその中袋2の周囲接続部2aと外袋6の周囲接続部6aとを合わせ縫いしている第3縫製ライン(縫製部)である。この様に、周囲接続部2a及び周囲接続部6aは、第3縫製ライン10cにより連結されており、外袋6の袋内にあって中袋2の対応部との間に収まっている。なお、図面では、作図上、周囲接続部2a及び周囲接続部6aを厚く図示したが、4枚重ねとなった布であり、実際には外袋6の袋内と中袋2の対応部との間に馴染んだ状態に収まっている。以上の構造では、中袋2と外袋6とを周囲部で固定する場合にも専用部材(従来のヘム生地等)を必用とせず、また、ふとんを繰り返し折り畳んだり丸洗いしても、応力が周囲接続部2a,6aの揺動変位により吸収され、中袋2の縫製ライン10dに過剰な負荷が加わらない。しかも、外袋6の上下布7,8が中袋2に対し周囲接続部2aと周囲接続部6aとを介し略全周で連結されることにより、例えば、図9の様に外袋をキルティングする態様に対し上下布7,8に施されている図柄も湾曲変形し難くなるという利点もある。
【0014】
(変形例)図1と図2のアレルギーメイクふとん1A,1Bは次の点で相違している。まず、図1の周囲平坦部6bは矩形の各辺が皆同じ幅寸法Lに設定されているのに対し、図2の周囲平坦部6bは矩形の1辺つまり図の左辺が比較的小さな幅寸法L1で、残りの3辺つまり図の上下辺と右辺が比較的大きな幅寸法L2に設定されている。これは、幅寸法L2の部分が積極的な装飾機能を受け持ち、幅寸法L1の部分がふとん使用状態で人の顔側となる前側にして区別容易にしたり当たり感を損なわないようにする。また、図1の周囲平坦部6bはシングルステッチ縫いされた第2縫製ライン10bで処理されているのに対し、図2の周囲平坦部6bはダブルステッチ縫いされた第2縫製ライン10bで処理されている。この点を詳述すると、本発明の第2縫製ライン10bは、外袋6に周囲平坦部6bを区画形成して外袋6の袋内の大きさを決めること、周囲接続部6aの基部を固定すること、及びこの縫製の仕方によって前記した周囲平坦部6bの装飾機能を多様かつ多彩に変化可能にするものである。
【0015】
(製造方法)次に、以上のアレルギーメイクふとん1A,1Bの製法例について、図3〜図8を参照しながら概説する。アレルギーメイクふとん1A,1Bは、例えば、量産の形態として、中袋2を作製するラインと、外袋6を上記した袋状に形成する外袋形成工程、完成された中袋2を外袋6に固定する一体化工程、外袋6で中袋2を被覆して開口部を封止する袋詰め工程等からなる主ラインとに分けられる。何れにしても、本発明では前記外袋形成工程と、一体化工程と、袋詰め工程とを少なくとも経る。
【0016】
ここで、中袋形成ラインでは、設計大に裁断された側生地、ここでは中袋用上下布3,4を縫製により中綿挿入用開口を残して袋状に形成する。この縫製では、上下布3,4の周囲部つまり縁部分3a,4aを重ね、縫製ライン10dを端末よりも内側にすることで上記した周囲接続部2aを形成する。そして、中袋2には前記開口から中綿5が挿入配置される。この作業では、中綿5が予め形状だしされた状態で収納配置されたり、機械的な吹き込み方式で収納される。その後、前記開口は、縫製ライン10dと同様な合わせ縫いによって閉じられる。次に、キルティング9が施される。このキルティング9は、専用機の刺し子縫いにより複数箇所に設けられ、中綿5と中袋2とを一体化して相対的なずれを防いでいる。図6はこの様にして完成された中袋2である。これに対し、外袋6及びふとんは図3〜図5、図7と図8及び図1等の如く作製される。この場合、外袋6は作製工程で合計3回だけ内外面を逆に操作される。このため、図3、図5及び図7では、側生地である上下布7,8が上が内面を露出した下布8として図示し、下が内面を露出した上布7として図示している。
【0017】
前記外袋形成工程では、図3の如く設計大に裁断された側生地、ここでは上下布7,8を縫製により一部を開口(図3の縫製ライン10aがない箇所)した袋状に縫製する。この縫製では、上下布7,8が裏返しされた状態(内側をふとん使用時の外面にした状態)で周囲部つまり縁部分7a,8aを重ね、第1縫製ライン10aが端末よりも内側に位置するようにして合わせ縫いされる。縫製後は、図4の如く前記開口を利用して袋状の内外面を逆にし(外側をふとん使用時の外面にし)、4枚重ねになった周囲部を縫製する。この縫製では、前記開口を除いて合わせ縫いした第2縫製ライン10bにより上記した周囲平坦部6b及び袋内に突出した縁部分7a,8aの端末側である周囲接続部6aが区画形成される。
【0018】
前記一体化工程は、図5の如く上下布7,8が前記開口を利用して袋状の内外面を逆つまり再び裏返しの状態にされる。この状態では周囲平坦部6bが袋内に位置し、周囲接続部6aが周囲に突出されている。次に、前記完成された中袋2が図7の如く裏返しされた外袋6の上に位置決め配置つまり周囲接続部6aの上に周囲接続部2aが重ねられる。その後、周囲接続部2aと周囲接続部6aとは、前記開口を除いて合わせ縫いした第3縫製ライン10cにより一体化される。
【0019】
前記袋詰め工程では、図8の如く前記一体化された中袋2を外袋6の内側に入れるよう袋状の内外面を前記開口を利用して逆にし(外側がふとん使用時の外面となる)、外袋6で中袋2を被覆する。その後、図1や図2の如く前記開口を閉じるよう対応部を縫製して封止処理する。この縫製では、外観見栄え上、開口対応部を第2縫製ライン10bに沿って合わせ縫いし、該縫製ライン10eが第2縫製ライン10bと区別不能にすることが好ましい。上記アレルギーメイクふとん1A,1Bは、以上の様にして既存の縫製設備によって簡単かつ合理的に製造できるものである。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のアレルギーメイクふとんは、従来のヘム生地を用いる構造に対し簡易であり一体感を向上したり、外袋の第2縫製ラインで区分される周囲平坦部の幅寸法や第2縫製ラインの縫い方を工夫することにより外観的に斬新で多彩な意匠感を付与できる。また、外袋の周囲接続部が第1縫製ラインで外側へ折返した折返部に沿って縫製した第2縫製ラインで区画される袋内に突出されて、中袋の周囲接続部を外袋内で縫製固定しているため、ふとんを繰り返して折り畳んだり丸洗いしても、中袋の縫製ラインつまり縫い目に応力を受け難くしたり縫い穴を拡大し難くして品質低下要因を阻止でき、外袋内の密閉状態を確実に維持でき、防ダニ用として好適なものとなる。本発明の製造方法は、前記アレルギーメイクふとんを通常のミシン設備により効率よく製造可能にして、材料費と製造設備費及び製造工数を低減できるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した第1形態のふとん構造を示す模式構成図である。
【図2】 本発明を適用した第2形態のふとん構造を示す模式構成図である。
【図3】 本発明の製造方法のうち袋形成工程の一部を示す模式図である。
【図4】 上記袋形成工程を終了した状態を示す模式図である。
【図5】 本発明の製造方法のうち一体化工程の一部を示す模式図である。
【図6】 本発明の中袋の完成状態を示す模式図である。
【図7】 上記一体化工程を完了した状態を示す模式図である。
【図8】 本発明の製造方法のうち袋詰め工程の一部を示す模式図である。
【図9】 従来のふとん構造を示す模式構成図である。
【図10】 従来の他のふとん構造を示す模式構成図である。
【符号の説明】
1A,1B…アレルギーメイクふとん
2…中袋(2aは周囲接続部)
3,4…中袋用上下布(3aと4aは縁部分)
5…中綿
6…外袋(6aは周囲接続部、6bは周囲平坦部)
7,8…外袋用上下布(7aと8aは縁部分)
10a…第1縫製ライン(縫製部)
10b…第2縫製ライン(縫製部)
10c…第3縫製ライン(縫製部)
10d,10e…縫製ライン(縫製部)
Claims (3)
- 中綿を収納している中袋と、前記中袋を被覆しかつ該中袋の周囲部を固定している外袋とからなるふとんにおいて、
前記中袋は、袋用上下布の縁部分の内側を縫製して該縫製ラインと前記縁部分の端末との間に所定幅の周囲接続部を有し、
前記外袋は、袋用上下布の縁部分の内側を縫製した第1縫製ラインで外側へ折返し、該折返しにより4枚重ねになった折返部に沿って縫製した第2縫製ラインで周囲平坦部を形成していると共に、前記第2縫製ラインで区画される袋内に突出して該第2縫製ラインと前記縁部分の端末との間に所定幅の周囲接続部を有し、当該周囲接続部に対し前記中袋の周囲接続部を縫製固定していることを特徴とするアレルギーメイクふとん。 - 前記第2縫製ラインはステッチ縫いされており、前記周囲平坦部が外袋の全周ほぼ同じ幅か、ふとん使用状態で人の顔側に位置する前部分を除いて同じ幅で形成されている請求項1に記載のアレルギーメイクふとん。
- 中綿を収納している中袋と、前記中袋を被覆しかつ該中袋の周囲部を固定している外袋とからなるふとんの製造方法において、
外袋用上下布を周囲に所定幅を残した状態で一部を開口した袋状に縫製した後、前記開口を利用して袋状の内外面を逆にして4枚重ねになった周囲部を前記開口を除いて縫製することにより周囲平坦部及び内部に突出して外袋用上下布の縁部分の端末側である周囲接続部を区画形成する袋形成工程と、
前記袋形成工程後の外袋用上下布を前記開口を利用して袋状の内外面を逆にした状態で、予め作製されて周囲接続部を有した袋状内に前記中綿を収納している前記中袋を重ね、前記袋形成工程で形成された前記周囲接続部と前記中袋の周囲接続部とを縫製により固定する一体化工程と、
前記一体化工程後の外袋用上下布を前記開口を利用して袋状の内外面を逆にして前記中袋を被覆すると共に、前記開口を封止処理する袋詰め工程とを経ることを特徴とするアレルギーメイクふとんの製造方法。
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