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JP3882328B2 - 感震遮断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は地震を検出して気体及び液体の流路を遮断する感震遮断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の感震遮断装置は特開平8−219829号公報に記載されているようなものが一般的であった。この感震遮断装置(ガス遮断装置)は図10に示すように地震を検知する振動検出手段105を有し、一つの流路101を流れるガスの流量を流量計測手段103で計測するように構成されている。
【0003】
そして地震発生時には、振動検出手段105が地震が起きたことを検知し流量計測手段103が地震発生前後の流量を一定時間計測して、流量があらかじめ設定されている流量以上であれば流路開閉手段102を遮断するようになっていた。
【0004】
また、特開平10−38620号公報に記載されているように振動検出手段を有し、流量計測手段に超音波式流量計測手段を用いたものも開示されている。
【0005】
この様に流量計測手段が超音波式のものは、従来の一定の容積を有する2つの袋が交互にガスを吸入吐出する機構的動きを計数するものに比べ、短時間に流量を計測できる利点を持っている。
【0006】
ここで図11に流量計測手段に超音波式を用いた流量計を例に示す。図に示すように流路114の上流側および下流側にそれぞれ超音波素子110を設け、超音波素子110に対する信号を発生したりあるいは超音波素子110からの信号を処理する信号発生・処理部111aおよび信号発生・処理部111aのデータを基に流量を算出する演算部111bを備えた流量計測手段111を設けている。
【0007】
間欠動作手段112は前記信号発生・処理部111aと演算部111bに接続され、これらを間欠動作させる。電源113は前記各部に電力を供給する。間欠動作手段112が信号発生・処理部111aと演算部111bを間欠動作を行うのは電力の消費を抑え、電源113の容量で設定仕様時間(例えば10年間)の使用を可能にするためである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の感震遮断装置において、通常時に大流量が流れる流路では流路が大きくなることで、大型の流路開閉手段を用いることが必要になり、またこれを制御する回路が大きくなり機器の大型化につながっていた。さらに小流量から大流量までの流量を計測する必要があるため、特に超音波式の流量計測手段に於いては広いダイナミックレンジが必要で、そのために回路が大きくなったり、流量の計測精度を高く取ることが困難であった。さらに流量計測手段に計測時間が短い超音波式を用いた流量計測手段を持つものでも、流量計測手段が消費電力を抑えるため間欠動作を行っているのが一般的で、このようなものでは流量計測のタイミングによっては、振動検出手段により地震を検出しても流量計測が直ぐには行われず、それにより遮断が最大流量計測の間欠周期分遅れるという課題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような従来の課題を解決したもので、複数の流路と、前記流路をそれぞれ開閉する複数個の流路開閉手段と、少なくとも一つの流路の流量を計測する超音波流量計測手段と、地震などの振動を検出する振動検出手段と、この振動検出手段が振動を検出したときに、前記超音波流量計測手段で流量計測が行われる流路以外の流路の流路開閉手段を閉じる制御手段と、前記振動検出手段に連係して前記超音波流量計測手段の計測周期および計測回数を制御する計測制御部とを具備し、この計測制御部は、前記振動検出手段が振動を検出した場合に、超音波流量計測手段の計測周期を早めてその計測回数を増やすようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の感震遮断装置は、複数の流路と、前記流路をそれぞれ開閉する複数個の流路開閉手段と、少なくとも一つの流路の流量を計測する超音波流量計測手段と、地震などの振動を検出する振動検出手段と、この振動検出手段が振動を検出したときに、前記超音波流量計測手段で流量計測が行われる流路以外の流路の流路開閉手段を閉じる制御手段と、前記振動検出手段に連係して前記超音波流量計測手段の計測周期および計測回数を制御する計測制御部とを具備し、この計測制御部は、前記振動検出手段が振動を検出した場合に、超音波流量計測手段の計測周期を早めてその計測回数を増やすようにしたものである。
【0011】
また、複数の流路と、前記流路をそれぞれ開閉する複数個の流路開閉手段と、少なくとも一つの流路の流量を計測する超音波流量計測手段と、地震などの振動を検出する振動検出手段と、この振動検出手段が振動を検出したときに、前記超音波流量計測手段で流量計測が行われる流路以外の流路の流路開閉手段を閉じる制御手段と、前記振動検出手段に連係して前記超音波流量計測手段の計測周期を初期化する周期初期化部とを具備し、この周期初期化部は、前記振動検出手段が振動を検出した場合に、超音波流量計測手段の計測周期を初期化するようにした。
【0012】
したがって、振動検出手段が地震などの振動を検出すると、超音波流量計測手段で流量計測が行われる流路のみが開かれて的確な流量計測が行われるとともに、超音波流量計測手段の計測周期が早められてその計測回数が増やされ、或いは、計測周期が初期化されるため、計測精度も高められることとなる。
【0013】
以下本発明の実施例の前にその参考実施例を説明する。
【0014】
【参考実施例】
(参考実施例1)
図1において、1a、1bはガス等の流体の流路であり、2a、2bは流路1a、1bの上流側に設けられた遮断弁等の流路開閉手段である。3は超音波素子を用い流路1bを流れる流体の流速により流量を計測する超音波式の流量計測手段である。5は加速度センサ等を用いた地震などの振動を検出する振動検出手段で、4は流量計測手段3および振動検出手段5からの信号により流路開閉手段2a、2bを開閉制御する制御手段である。
【0015】
次に動作、作用について説明する。流路開閉手段2a、2bがどちらも開状態である場合、流路1a、1bの構成上定まる比でそれぞれの流路に流体が流れる。流量計測手段3は流路1bに流れる流体の流量を検出するので、流量計測手段3で計測した流量値に流路1a、1bの流量比を掛けることで全体の流量が求まる。
【0016】
例えば、流路1a、1bの流量比が1:1であれば全体の流量値は流量計測手段3で計測した流量値を2倍すれば求まる。
【0017】
また、このように流路を2本構成にした場合は流量計測手段3の計測範囲は全体の1/2程度の流量を計測が可能であればよい。さらに、流量開閉手段2a、2bは流路の本数に比例して小型の物を使用できる。
【0018】
この様な構成で振動検出手段5により振動を検出するとその旨の信号を制御手段4に送り、制御手段4はこの信号により流量計測手段3を設けた流路1b以外の流路開閉手段2aを閉じる。流路開閉手段2aが閉じると流体はすべて流路1bを通り、流量計測手段3において総流量を計測するようになる。このように地震発生後、流量計測手段で総流量を計測することで地震によって流体の漏れが生じたか否かを判断すれば小流量に於いても精度よく検出できる。
【0019】
(参考実施例2)
図2において、4cはあらかじめ設定された流量設定値を記憶する設定記憶部であり、4bは流量計測手段3と設定記憶部4cとの出力を比較し流量の大小を判定する流量判定部である。6は時間を計時する計時手段で、4aは流量判定部4bと流量計測手段3と計時手段6と振動検出手段5の出力より流量開閉手段2a、2bを制御する制御部である。
【0020】
次に動作、作用について説明する。
【0021】
計時手段6が計時する計時時間を基に、所定時間が経過したことを制御部4aが認識した状態で、流量計測手段3が計測する流量値と設定記憶部4cに記憶されている流量設定値を比較している流量判定部が、流量値が小さいと判定すると制御部4aが流量計測手段3を設けた流路1b以外の流路開閉手段2aを閉じる。流路開閉手段2aが閉じられると、流体はすべて流路1bを通り、流量計測手段3において小流量の計測を精度よく計測できるようになる。
【0022】
(参考実施例3)
図3において、4dは振動検出手段5が振動を検出中に流路開閉手段2a、2bを遮断する際の流量設定値を記憶する第1遮断設定記憶部で、4eは振動が終了後に計時手段6が計時する所定時間内に流路開閉手段2a、2bを遮断する際の流量設定値を記憶する第2遮断設定記憶部であり、第1遮断設定記憶部4dの方が大きな流量設定値を記憶している。
【0023】
4aは第1遮断設定記憶部4dと第2遮断設定記憶部4eと流量計測手段3と計時手段6と振動検出手段5の出力より流量開閉手段2a、2bを制御する制御部である。
【0024】
次に動作、作用について説明する。振動検出手段5が振動を検出すると制御部4aは先ず流路開閉手段2aを閉じ、その後、第1遮断設定記憶部4dの記憶する設定値と、流量計測手段3が計測した流量値とを比較し、流量値が大きければ流路開閉手段2bを遮断する。
【0025】
そして、振動検出手段5が振動を検出しなくなると計時手段6がその時点からの経過時間の計時を始める。また、振動検出手段5が振動を検出なくなった時点から所定時間経過まで制御部4aは第2遮断設定記憶部4eの記憶する設定値と、流量計測手段3が計測した流量値とを比較する。この間、流量値が大きければ流路開閉手段2bを遮断する。このように地震中は、地震がおさまってから所定期間のしきい値より大きなしきい値で計測流量値と比較し流路開閉手段2a、2bの遮断判定を行うため、地震による振動の影響を抑えることができる。
【0026】
(参考実施例4)
図6において、4hは計測制御部4fの計測周期を変更する周期変更部である。
【0027】
次に動作、作用について説明する。振動検出手段5が振動を検出すると制御部4aは先ず流路開閉手段2aを閉じる。
【0028】
そして、周期変更部4hが計測制御部4fの流量計測周期をランダムに変更する。そして、振動検出手段5が振動を検出なくなると周期変更部4hが計測制御部4fの流量計測周期を通常の周期(例えば10秒毎)に戻す。
【0029】
このように地震中の流量計測周期が常時可変されることで、流量計測手段3の流量値が振動の影響を受けてその瞬時値が変動しても流路開閉手段2bの誤遮断をなくすことができる。
【0030】
なお、本参考実施例では地震中、計測周期を可変するとしたが周期変更部4hにより周期無限大として振動検出手段5が振動を検出中、もしくは検出中+所定の時間の間は流量計測を行わないようにしても、同様に振動の影響を受け流路開閉手段2bの誤遮断をなくすことができる。
【0031】
(参考実施例5)
図7において、4iは流量計測手段3の計測値を積算する積算部である。
【0032】
次に動作、作用について説明する。振動検出手段5が振動を検出すると制御部4aは先ず流路開閉手段2aを閉じる。
【0033】
そして計時手段6に信号を送り流路開閉手段2aを閉じてからの経過時間を計測開始させる。以降、制御部4aは計時手段6を参照することで前記経過時間を認識する。
【0034】
さらに、流量判定部4bは振動検出手段5から地震が発生した旨の信号を受け積算部4iに積算開始の信号を出力し、以降、積算部4iの積算値と設定記憶部4cに記憶されている設定値とを比較し流量の大小判定を、制御部4aから所定の時間が経過したという旨の信号が出力されるまで行う。
【0035】
所定の時間が経過した場合には流量判定部4bは積算部4iの積算値との比較を止め、流量計測手段3と設定記憶部4cに記憶されている設定値とを比較し流量の大小判定を行う。このように振動検出手段が地震を検出するとあらかじめ設定された期間、流量判定部が積算部の積算値と設定記憶部の設定値とを比較し流量の判定を行うため、流量計測値の瞬時値で行う場合に比べ流量計測手段の流量値が振動の影響を受けてその瞬時値が変動しても流路開閉手段の誤遮断をなくすことができる。
【0036】
(参考実施例6)
図8において、4jは流量計測手段3の平均値を算出する平均算出部である。
【0037】
次に動作、作用について説明する。振動検出手段5が振動を検出すると制御部4aは先ず流路開閉手段2aを閉じる。
【0038】
そして、計時手段6に信号を送り流路開閉手段2aを閉じてからの経過時間を計測開始させる。
【0039】
以降、制御部4aは計時手段6を参照することで前記経過時間を認識する。さらに流量判定部4bは振動検出手段5から地震が発生した旨の信号を受け平均算出部4jに算出開始の信号を出力し、以降、平均算出部4jの算出平均値と設定記憶部4cに記憶されている設定値とを比較し流量の大小判定を、制御部4aから所定の時間が経過したという旨の信号が出力されるまで行う。
【0040】
所定の時間が経過した場合には流量判定部4bは平均算出4jの算出平均値との比較を止め、流量計測手段3と設定記憶部4cに記憶されている設定値とを比較し流量の大小判定を行う。
【0041】
このように振動検出手段が地震を検出するとあらかじめ設定された期間、流量判定部4bが平均算出部4jの積算値と設定記憶部4cの設定値とを比較し流量の判定を行うため、流量計測値の瞬時値で行う場合に比べ流量計測手段3の流量値が振動の影響を受けてその瞬時値が変動しても流路開閉手段2bの誤遮断をなくすことができる。
【0042】
(参考実施例7)
図9において、4kは制御部4aからの信号により流量出力手段3が計測した流量値を記憶するゼロ点補正部である。7は流路1bを流れる流体の流量を計測し、計測した流量値からゼロ点補正部4kに記憶されている流量値を加えて流量判定部4bに出力する流量出力手段である(但し、流量出力手段3は超音波式により流量を計測するものでありがその計測した流量値は正負両方の符号の値をとるものである)。
【0043】
次に動作、作用について説明する。
【0044】
流量出力手段3は計測した流量値からゼロ点補正部4kに記憶されている流量値を加えて流量判定部4bに出力するとともに、流路開閉手段2a、2bは閉じている時に、ゼロ点補正部からの信号により計測した流量値をゼロ点補正部に流量値を返すものである。
【0045】
また、ゼロ点補正部の初期値はゼロである。振動検出手段5が振動を検出すると制御部4aは先ず流路開閉手段2aを閉じ、流量判定部4bにより流量出力手段3の出力した流量値と設定記憶部4cに記憶されている設定値とを比較し流量の大小判定を行う。
【0046】
判定の結果、流量値が大きければ流路開閉手段2bを遮断する。さらに、制御部4aは計時手段6に計時開始信号を送り、流路開閉手段2bを遮断してからの経過時間を計測開始させる。以降、制御部4aは計時手段6を参照することで前記経過時間を認識する。
【0047】
そして、流量判定部4bにおいて流量出力手段3の流量値と設定記憶部4cに記憶されている設定値とを比較し流量の大小判定を行う。計時手段6が計時する所定時間、流量が設定値以下であれば流量判定部4bは制御部4aへその旨の信号を送り、制御部4aはゼロ点補正部4kにゼロ点補正の信号を送る。
【0048】
この時点では流路開閉手段2a、2bは閉じたままであり、ゼロ点補正部4kでは流量出力手段7に流量値の要求を出し、この流路開閉手段2a、2bが閉じている時の、流量出力手段3が計測した流量値を記憶する。以降、流量出力手段3は計測した流量値からゼロ点補正部4kに記憶されている流量値を加えて流量判定部4bに出力する。
【0049】
このように流路開閉手段2a、2bを閉じているときの計測流量値を以降の計測流量値に加えることで、本来流量がゼロであるべき時に計測される流量値(主に流量出力手段7の回路的なゼロ点のズレ)を以降の流量計測値から除くことができ、流量出力手段7のオフセットをキャンセルできるものである。
【0050】
なお、本参考実施例ではゼロ点補正部4kに流量値を記憶させる時期を地震を検知して、流路開閉手段2a、2bを遮断し、その復帰時に行うとしたが、経過時間もしくは流量の計測回数により行うようにしても同様な効果が得られる。
【0051】
【実施例】
以上の各参考実施例をふまえ以下その実施例について説明する。なお、上記各参考実施例と同一の作用・動作を行う構成については同一符号を付して詳細な説明はこれら各参考実施例のものを援用する。
【0052】
(実施例1)
図4において、4fは流量計測手段の計測周期および計測回数を可変する計測制御部である。
【0053】
次に動作、作用について説明する。
【0054】
振動検出手段5が振動を検出すると制御部4aは先ず流路開閉手段2aを閉じる。そして計測制御部4fが流量計測手段3の計測周期を早め(例えば10秒毎から1秒毎に変更する)、さらに計測回数を増やす(例えば1回から10回へ変更する)。この様に地震後、単位時間あたりの流量計測回数を増やすことにより流量計測の精度を向上することができる。
【0055】
(実施例2)
図5において、4gは計測制御部4fの計測周期を初期化する周期初期化部である。
【0056】
次に動作、作用について説明する。
【0057】
振動検出手段5が振動を検出すると制御部4aは先ず流路開閉手段2aを閉じると共に、周期初期化部4gが計測制御部4fの計測周期を初期化する。例えば、計測制御部4fの計測周期が10秒毎であったとして、計測を行ってから2秒後に振動検出手段5が振動を検出したとすると、残りの8秒が経過しないと次の流量計測が行われないので、制御部4aが流量計測の結果、流量大の時に流路開閉手段2bを遮断するのが8秒後になってしまう。
【0058】
これは振動検出手段5が振動検出のタイミングによっては最大、流量計測周期分(この場合10秒)遅れることになる。上述のように振動検出手段5が振動を検出し流路開閉手段2aを閉じると共に、計測周期を初期化すると直ちに流量計測が行われ、それにより流量大の時に素早く流路開閉手段2bを遮断することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の感震遮断装置によれば、流路を複数にしてその内の一つの流路の流量を計測することで、流量計測手段を小型化でき、地震発生後、流量計測手段を設けた流路以外の流路を閉じて流量計測手段の設置された流路のみで流量を計測するため、計測精度のよい流量計測をすることができるものであり、特に、前記振動検出手段に連係して前記超音波流量計測手段の計測周期および計測回数を制御する計測制御部を具備し、この計測制御部が、前記振動検出手段が振動を検出した場合に、超音波流量計測手段の計測周期を早めてその計測回数を増やすようにしたり、或いは、振動検出手段に連係して前記超音波流量計測手段の計測周期を初期化する周期初期化部を具備し、この周期初期化部が、前記振動検出手段が振動を検出した場合に、超音波流量計測手段の計測周期を初期化するようにしたことによって、より一層、計測精度の向上が図られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考実施例1における感震遮断装置のブロック図
【図2】 本発明の参考実施例2における感震遮断装置のブロック図
【図3】 本発明の参考実施例3における感震遮断装置のブロック図
【図4】 本発明の実施例1における感震遮断装置のブロック図
【図5】 本発明の実施例2における感震遮断装置のブロック図
【図6】 本発明の参考実施例4における感震遮断装置のブロック図
【図7】 本発明の参考実施例5における感震遮断装置のブロック図
【図8】 本発明の参考実施例6における感震遮断装置のブロック図
【図9】 本発明の参考実施例7における感震遮断装置のブロック図
【図10】 従来の感震遮断装置のブロック図
【図11】 従来の超音波流量計のブロック図
【符号の説明】
3 流量計測手段
4 制御手段
4a 制御部
4b 流量判定部
5 振動検出手段

Claims (2)

  1. 複数の流路と、前記流路をそれぞれ開閉する複数個の流路開閉手段と、少なくとも一つの流路の流量を計測する超音波流量計測手段と、地震などの振動を検出する振動検出手段と、この振動検出手段が振動を検出したときに、前記超音波流量計測手段で流量計測が行われる流路以外の流路の流路開閉手段を閉じる制御手段と、前記振動検出手段に連係して前記超音波流量計測手段の計測周期および計測回数を制御する計測制御部とを具備し、この計測制御部は、前記振動検出手段が振動を検出した場合に、超音波流量計測手段の計測周期を早めてその計測回数を増やすようにした感震遮断装置。
  2. 複数の流路と、前記流路をそれぞれ開閉する複数個の流路開閉手段と、少なくとも一つの流路の流量を計測する超音波流量計測手段と、地震などの振動を検出する振動検出手段と、この振動検出手段が振動を検出したときに、前記超音波流量計測手段で流量計測が行われる流路以外の流路の流路開閉手段を閉じる制御手段と、前記振動検出手段に連係して前記超音波流量計測手段の計測周期を初期化する周期初期化部とを具備し、この周期初期化部は、前記振動検出手段が振動を検出した場合に、超音波流量計測手段の計測周期を初期化するようにした感震遮断装置。
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