JP3726948B2 - 断熱枠 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属枠材の屋内側に樹脂、木材などの断熱性を有する被覆材を取り付けた断熱サッシの断熱サッシ枠及び断熱障子枠(以下両枠を「断熱枠」という)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から例えば特開平10−317831号や特開平11−107631号の断熱枠が知られている。しかしながら、これらは断熱性を有する被覆材を各々金属枠材に対しネジ止めやカシメにより予め固定してから枠組みする構造のため組立作業性が悪く、そしてリサイクルのときに金属枠材と被覆材とを分離する作業が困難であった。また、これらは冬期に屋内と屋外の温度差が著しく大きくなりかつ例えば被覆材が薄肉である場合に、内周側に組み込むパネルを取り付けるパネル取り付け溝の屋外側面を構成する金属枠材の側壁からパネル取り付け溝内に外気熱が伝わり、さらにその熱がパネル取り付け溝の屋内側壁を構成する被覆材の側壁に伝わり被覆材が断熱性能を発揮できないほど過度に冷やされることになり、被覆材の屋内側面に結露を発生させる問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、これらの問題点を解決し、組立作業性が良好で、リサイクルが容易であり、しかも断熱性を向上した断熱枠を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1においては、横枠材と、横枠材の長手方向の端面に連結した竪枠材と、横枠材の屋内側に設けた断熱性を有する横被覆材と、竪枠材の屋内側に設けた断熱性を有する竪被覆材とを備え、竪被覆材は竪枠材の内周側面の少なくとも屋内側を被覆し少なくとも横枠材の端面との連結部まで延びる内周側壁を有しており、竪枠材と横枠材を固定するネジが竪枠材から内周側壁を挿通して横枠材にねじ込まれており、竪被覆材が横枠材の端面と竪枠材との間に内周側壁を挟着して固定してあり、横被覆材は横枠材に設けた係止部に係合されかつ竪被覆材によって長手方向の移動が規制されて固定してあるようにしたことにより、横枠材と横被覆材とを及び竪枠材と竪被覆材とを予め固定することなく枠組みすることができ、そして枠組みを外すことにより横枠材と横被覆材とを及び竪枠材と竪被覆材とを分離することができる断熱枠を提供するものである。
【0005】
【0006】
また上記目的を達成するために、本発明の請求項2においては横枠材と、横枠材の長手方向の端面に連結した竪枠材と、横枠材の屋内側に設けた断熱性を有する横被覆材と、竪枠材の屋内側に設けた断熱性を有する竪被覆材と、横枠材及び竪枠材の内周側に組み込まれるパネルとを備え、横枠材及び竪枠材は屋外側位置において内周側に突出する屋外側壁を有しており、横被覆材及び竪被覆材は、横枠材又は竪枠材の内周側面の少なくとも屋内側を被覆する内周側壁と、内周側壁から内周側に突出し屋外側壁の屋内側面を被覆する屋外側被覆壁と、内周側壁の屋内側位置から内周側に突出する屋内側壁とで形成されるパネル取り付け溝を有していると共に、竪被覆材は内周側壁を少なくとも横枠材の端面との連結部まで延ばしてあり、竪枠材と横枠材を固定するネジが竪枠材から内周側壁を挿通して横枠材にねじ込まれており、竪被覆材が横枠材の端面と竪枠材との間に内周側壁を挟着して固定してあり、横被覆材は横枠材に設けた係止部に係合されかつ竪被覆材によって長手方向の移動が規制されて固定してあることにより、横枠材と横被覆材とを及び竪枠材と竪被覆材とを予め固定することなく枠組みすることができ、そして枠組みを外すことにより横枠材と横被覆材とを及び竪枠材と竪被覆材とを分離することができる、また、パネル取り付け溝部に外気熱が伝わらない断熱枠を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の断熱枠1を片開き−Fix連窓断熱サッシで実施した場合の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、本発明の実施に係る断熱枠1の断熱サッシ枠1aおよび断熱サッシ枠1aに組み込まれた本発明の実施に係る断熱片開き障子枠1a並びに断熱サッシ枠1aに組み込みまれた本発明の実施に係る断熱Fix障子枠1cの横断面図を示す。図2は、断熱サッシ枠1a及び断熱片開き障子枠1bの竪断面図を示し、図3は、断熱サッシ枠1a及び断熱Fix障子枠1cの竪断面図を示す。尚、本実施例は連窓サッシであるため断熱サッシ枠1aの横方向の中間に方立材を嵌め込んで用いており、断熱サッシ枠1a及び断熱Fix障子枠1cにおいて竪枠の一方が方立材となっているが、竪枠材においても方立材においても本発明の思想は同一のものであり、以下本発明の実施例の説明においては重複を省くために方立材も竪枠材として記述する。
【0008】
断熱サッシ枠1aは金属製形材を用いた横枠材2a及び竪枠材3aと断熱性を有する樹脂材料で成形された横被覆材4a及び竪被覆材5aとで構成されている。竪枠材3aは、屋外側位置において外周側に突出する屋外側壁10aと、屋外側の内周側にあって竪被覆材5aの屋外側端部を呑み込み固定するための外れ止め係止部17aと、竪枠材3aの屋内側の外周側にあって竪被覆材5aの外周側端部を受けるための仮止め係止部18aとを有している。横枠材2aは、屋外側位置において外周側に突出する屋外側壁10aと、屋外側の内周側にあって横被覆材4aの屋外側端部を呑み込み固定するための外れ止め係止部17aと、屋内側の内周側にあって横被覆材4aの外周側端部を受けるための仮止め係止部18aと、仮止め係止部18aの屋内側端部にあって内周側に折り返しを付け横被覆材4aの外周側端部を呑み込めるようにした仮止め係止溝19aと、タッピングホール15aとを有している。竪被覆材5aは内周側壁12aと屋内側壁13aと内周側壁12aのやや屋内側にあって外周側に突出し竪枠材3aの仮止め係止部18aに当接させるための突条部とを有しており、横被覆材4aは内周側壁12aと屋内側壁13aと内周側壁12aのやや屋内側にあって外周側に突出し横枠材2aの仮止め係止部18aに当接させるための仮止め係止条20aとビスホール16aを有している。
【0009】
これらの部材を枠体として組み立てるための端部や中間部の切り欠き加工及び穴明け加工は各部材毎に個別に施されて組立工程に供給される。横枠材2aと横被覆材4aとは枠体の組み立て前に横被覆材4aの屋外側の先端部を横枠材2aの外れ止め係止部17aに嵌め合わせ、同時に横被覆材4aの外周側に突出した仮止め係止条20aを横枠材2aの仮止め係止溝19aに嵌め合わせることによって略一体に仮止めされる。竪枠材3aと竪被覆材5aとは竪被覆材5aの屋外側の先端部を竪枠材3aの外れ止め係止部17aに嵌め合わせ、同時に竪被覆材5aの外周側に突出した仮止め係止条20aを竪枠材3aの仮止め係止部18aに当接させ、さらに枠体の組み立てのために断熱サッシ枠1aを固定するための固定ネジ6aを竪枠材3aと竪被覆材5aとに設けられたネジ穴に挿通させることによって略一体に仮止めされる。
【0010】
断熱サッシ枠1aは横被覆材4aが仮止めされた横枠材2aの長手方向の両端面を竪被覆材5aが仮止めされた竪枠材3aの長手方向の端部の内周面で挟み込み当接させて、さらに竪枠材3aと竪被覆材5aとを仮止めしている固定ネジ6aを横枠材2aに設けられたタッピングホール15aに螺入し、締め付けることによって固定されるものであり、竪被覆材5aは内周側壁12aの長手方向の両端部が竪枠材3aの内周面と横枠材2aの端面とに挟み込まれた状態で固定されており、同時に横被覆材4aは屋外側端部を横枠材2aの仮止め係止部17aに嵌め込んだ状態で長手方向の両端部を両側の竪被覆材5aによって挟み付けられて組み立てることによって固定されており、さらに竪被覆材5aに設けられたネジ穴を挿通して横被覆材4aのビスホール16aに固定ネジを螺入することによって固定され、はじめて一体の枠体として形成されるようにしたものである。
【0011】
断熱片開き障子枠1bは、金属製形材を用いた横枠材2b及び竪枠材3bと、断熱性を有する樹脂材料で成形された横被覆材4b及び竪被覆材5bとで構成されている。竪枠材3bは、屋外側位置において内周側に突出する屋外側壁10bと、竪被覆材5bの屋外側被覆壁11bを呑み込み固定するための外れ止め係止部17bと、竪被覆材5bの外周側壁12dの屋外側端部を受けるための仮止め係止部18bとを有している。横枠材2bは、屋外側位置において内周側に突出する屋外側壁10bと、横被覆材4bの屋外側被覆壁11bを呑み込み固定するための外れ止め係止部17bと、横被覆材4bの外周側壁12dの屋外側端部を受けるための仮止め係止部18bと、タッピングホール15bとを有している。竪被覆材5bは、内周側壁12bと、屋内側壁13bと、外周側壁12dと、内周側壁12bの屋外側端部において内周側に突出する屋外側被覆壁11bと、内周側壁12b及び屋外側被覆壁11b及び屋内側壁13bの内周側部分で形成されるパネル取り付け溝14bとを有しており、横被覆材4bは、内周側壁12bと、屋内側壁13bと、外周側壁12dと、内周側壁12bの屋外側端部において内周側に突出する屋外側被覆壁11bと、内周側壁12b及び屋外側被覆壁11b及び屋内側壁13bの内周側部分で形成されるパネル取り付け溝14bと、ビスホール16bとを有している。
【0012】
横枠材2bと横被覆材4bとは枠体の組み立て前に、横被覆材4bの屋外側被覆壁11bを横枠材2bの外れ止め係止部17bに係合させ、横被覆材4bの外周側壁12dの屋外側端部を横枠材2bの仮止め係止部18bに係止させることによって略一体に仮止めされる。竪枠材3bと竪被覆材5bとは枠体の組み立て前に、竪被覆材5bの屋外側被覆壁11bを竪枠材3bの外れ止め係止部17bに係合させ、竪被覆材5bの外周側壁12dの屋外側端部を竪枠材3bの仮止め係止部18bに係止させることによって略一体に仮止めされ、さらに枠体の組み立てに備えて枠体を固定するための固定ネジ6bを竪枠材3bと竪被覆材5bとに設けられたネジ穴に挿通させておくことによって断熱片開き障子枠1bの組み立ての用に供される。
【0013】
断熱片開き障子枠1bは横被覆材4bが仮止めされた横枠材2bの長手方向の両端面を竪被覆材5bが仮止めされた竪枠材3bの長手方向の端部の内周面で挟み込み当接させ、締め付け固定する前にパネル9bを挿入しておいてから、竪枠材3bと竪被覆材5bとを仮止めしている固定ネジ6bを横枠材2bに設けられたタッピングホール15bに螺入して締め付けることによって固定されはじめて一体の枠体として形成されるものであり、パネル9bは屋外側ガスケット7bおよび屋内側ガスケット8bをパネル取り付け溝14bの内周側端部とパネル9bとの間に挿入することによって固定される。このとき竪被覆材5bの内周側壁12bは長手方向の両端部が竪枠材3bの内周面と横枠材2bの端面とに挟み込まれた状態で固定されており、同時に横被覆材4bは屋外側端部を横枠材2bの仮止め係止部17bに嵌め込んだ状態で長手方向の両端部を両側の竪被覆材5bによって挟み付けられて組み立てることによって固定されており、さらに竪被覆材5bに設けられたネジ穴を挿通して横被覆材4bのビスホール16bに固定ネジを螺入することによって一層強固に枠体として固定されるようにしたものである。
【0014】
断熱Fix障子枠1cは金属製形材を用いた横枠材2a及び竪枠材3aと断熱性を有する樹脂材料で成形された横被覆材4a及び竪被覆材5aとパネル9cとで構成されている。横枠材2a、竪枠材3a、横被覆材4a及び竪被覆材5aの各々の構成は断熱サッシ枠1aにおいて説明した構成とまったく同一なので省略する。パネル取り付け溝14cは、横被覆材4a及び竪被覆材5aの構成部分である内周側壁12aと、横被覆材4a及び竪被覆材5aの構成部分である屋内側壁13aと、竪枠材3aの屋外側に取り付けられた押縁材(屋外側壁10c)の屋内側に予め接着された断熱性を有する被覆材の屋外側被覆壁11cと、横枠材2aの屋外側に取り付けられた押縁材(屋外側壁10c)の屋内側及び内周側に予め接着された断熱性を有する被覆材の屋外側被覆壁11c及び内周側被覆壁12cとで構成されるものである。
【0015】
断熱Fix障子枠1cは横枠材2a、横被覆材4a、竪枠材3a及び竪被覆材5aによる枠組み手順及び構成が断熱サッシ枠1aとまったく同一であるが、それに加えて屋内側ガスケット8cは屋内側壁13cの内周側端部に屋外側に向けて設けられた溝部に挿入され、パネル9cは屋内側面が屋内側ガスケット8cに当接するように組み込まれている。そして、屋外側ガスケット7cは押し縁材(屋外側壁10c)の内周側端部に嵌め込まれてパネル9cを固定している。
【0016】
以上、図1〜図3に基づいて説明したように本発明の断熱枠1(1a、1b、1c)は横枠材(2a、2b、2a)と、横枠材(2a、2b、2a)の長手方向の端面に連結した竪枠材(3a、3b、3a)と、横枠材(2a、2b、2a)の屋内側に設けた断熱性を有する横被覆材(4a、4b、4a)と、竪枠材(3a、3b、3a)の屋内側に設けた断熱性を有する竪被覆材(5a、5b、5a)とを備え、竪被覆材(5a、5b、5a)は竪枠材(3a、3b、3a)の内周側面の少なくとも屋内側を被覆し少なくとも横枠材(2a、2b、2a)の端面との連結部まで延びる内周側壁(12a、12b、12a)を有している。そして、竪枠材(3a、3b、3a)を挿通し横枠材(2a、2b、2a)のタッピングホール(15a、15b、15a)に螺入されて竪枠材(3a、3b、3a)と横枠材(2a、2b、2a)とを固定する固定ネジ(6a、6b、6a)が竪被覆材(5a、5b、5a)を挿通し、竪被覆材(5a、5b、5a)が横枠材(2a、2b、2a)の端面と竪枠材(3a、3b、3a)との間に内周側壁(12a、12b、12a)を挟着して固定してある。そして、横被覆材(4a、4b、4a)は横枠材(2a、2b、2a)に設けた外れ止め係止部(17a、17b、17a)および仮止め係止溝(19a、19b、19a)に係合され、かつ竪被覆材(5a、5b、5a)によって長手方向の移動が規制されている。このような簡単な構造とすることによって、横枠材(2a、2b、2a)と横被覆材(4a、4b、4a)とを、そして、竪枠材(3a、3b、3a)と竪被覆材(5a、5b、5a)とを、各々例えばカシメなどの機械的な嵌合やネジ止めなどの固定手段を用いて予め組み合わせ一体化させておくといった前作業を不要としたものであり、組み立て作業性に優れ、また逆にリフォームなどで解体する場合にも容易に分別処理できるのでリサイクル性にも優れているものである。
【0017】
さらに、本発明の断熱枠1(1b、1c)においては、横枠材(2b、2a)及び竪枠材(3b、3a)の屋外側壁(10b、10c)の屋内側に設けた断熱性を有する横被覆材(4b、4a)及び竪被覆材(5b、5a)に、屋外側壁(10b、10c)の屋内側面を被覆する屋外側被覆壁(11b、11c)と横枠材(2b、2a)及び竪枠材(3b、3a)の内周側面の少なくとも屋内側を被覆する内周側壁(12b、12aおよび12c)と屋内側壁(13b、13a)とを設けて、パネル取り付け溝(14b、14c)を構成してあるので、屋内と屋外の温度差が著しく大きくなった場合にも横枠材(2b、2a)及び竪枠材(3b、3a)の屋外側壁(10b、10c)から直接パネル取り付け溝(14b、14c)内に外気熱が伝えられることが無くなり、横被覆材(4b、4a)及び竪被覆材(5b、5a)の屋内側面に結露を発生させたりしていた従来の方法での問題点を解決することができ、断熱性被覆材を薄肉にすることも可能とするものである。
【0018】
尚、本発明は上述した実施例の形態に限らず、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば断熱枠1は引き違い障子枠、両開き障子枠であってもよく、枠種は限定されない。横枠材(2a、2b)、竪枠材(3a、3b)の材質は金属であればスチールでもよく、限定されない。横被覆材(4a、4b)、竪被覆材(5a、5b)の材質は断熱性を有するものであれば樹脂の他に木材などでもよく、限定されない。屋外側ガスケット(7b、7c)及び屋内側ガスケット(8b、8c)は全体を軟質樹脂材料単体で成形したものに限られるものでなく、硬質樹脂材料と軟質樹脂材料を同時一体押出成形したものであってもよい。また、屋外側ガスケット(7b、7c)及び屋内側ガスケット(8b、8c)は一体成形されたグレイジングチャンネルであってもよい。横被覆材(4a、4b)及び竪被覆材(5a、5b)は横枠材(2a、2b)及び竪枠材(3a、3b)の内周側面の少なくとも屋内側や屋内側面を被覆するだけでなく、内周側面の屋内側方向における全面又は屋外側面又は外周側面を被覆するものであってもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上述べてきたように、請求項1に記載の発明によれば、横枠材及び竪枠材に対して横被覆材及び竪被覆材をネジ止めやカシメなどの手段により予め固定しておく工程を不要としているので断熱サッシ枠の組立作業性に優れておりかつ枠組みを外すことにより枠材と被覆材とを分離できるのでリサイクルも容易である。請求項2に記載の発明によれば横および竪枠材と横および竪被覆材とをネジ止めやカシメなどの手段により予め固定しておく工程を不要としており、かつ横および竪枠材の屋内側面を被覆する断熱性を有する被覆材でパネル取り付け溝を構成し、横および竪枠材からパネル取り付け溝内への外気熱の出入りを無くしているので、組み立て作業性に優れ、リサイクルが容易で、かつ断熱性能が一層向上し断熱性被覆材が薄肉であってもパネル取り付け部の屋内側に結露が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に関わる片開き−Fix連窓断熱サッシを屋内側から見た横断面図である。
【図2】図1の片開き窓部分の竪断面図である。
【図3】図1のFix窓部分の竪断面図である。
【符号の説明】
1 断熱枠
1a 断熱サッシ枠
1b 断熱片開き障子枠
1c 断熱Fix障子枠
2a 断熱サッシ枠、断熱Fix障子枠の横枠材
2b 断熱片開き障子枠の横枠材
3a 断熱サッシ枠、断熱Fix障子枠の竪枠材
3b 断熱片開き障子枠の竪枠材
4a 断熱サッシ枠、断熱Fix障子枠の横被覆材
4b 断熱片開き障子枠の横被覆材
5a 断熱サッシ枠、断熱Fix障子枠の竪被覆材
5b 断熱片開き障子枠の竪被覆材
6a 断熱サッシ枠、断熱Fix障子枠の固定ネジ
6b 断熱片開き障子枠の固定ネジ
7b 断熱片開き障子の屋外側ガスケット
7c 断熱Fix障子の屋外側ガスケット
8b 断熱片開き障子の屋内側ガスケット
8c 断熱Fix障子の屋内側ガスケット
9b 断熱片開き障子のパネル
9c 断熱Fix障子のパネル
10a 断熱サッシ枠の竪及び横枠材の屋外側壁
10b 断熱片開き障子枠の竪及び横枠材の屋外側壁
10c 断熱Fix障子枠の屋外側壁(押縁材)
11b 断熱片開き障子枠の屋外側被覆壁
11c 断熱Fix障子枠の押縁材の被覆材が形成する屋外側被覆壁
12a 断熱サッシ枠の竪及び横被覆材の内周側壁
12b 断熱片開き障子枠の竪及び横被覆材の内周側壁
12c 断熱Fix障子枠の押縁材の被覆材が形成する内周側壁
12d 断熱片開き障子枠の竪及び横被覆材の外周側壁
13a 断熱サッシ枠の竪及び横被覆材の屋内側壁
13b 断熱片開き障子枠の竪及び横被覆材の屋内側壁
13c 断熱Fix障子枠の竪及び横被覆材の屋内側壁
14b 断熱片開き障子のパネル取り付け溝
14c 断熱Fix障子のパネル取り付け溝
15a 断熱サッシ枠、断熱Fix障子枠の横枠材のタッピングホール
15b 断熱片開き障子枠の横枠材のタッピングホール
16a 断熱サッシ枠、断熱Fix障子枠の横被覆材のビスホール
16b 断熱片開き障子枠の横被覆材のビスホール
17a 断熱サッシ枠、断熱Fix障子枠の竪及び横枠材の外れ止め係止部
17b 断熱片開き障子枠の竪及び横枠材の外れ止め係止部
18a 断熱サッシ枠、断熱Fix障子枠の竪枠材の仮止め係止部
18b 断熱片開き障子枠の竪枠材の仮止め係止部
19a 断熱サッシ枠、断熱Fix障子枠の横枠材の仮止め係止溝
19b 断熱片開き障子枠の横枠材の仮止め係止溝
20a 断熱サッシ枠、断熱Fix障子枠の横被覆材の仮止め係止条
Claims (2)
- 横枠材と、横枠材の長手方向の端面に連結した竪枠材と、横枠材の屋内側に設けた断熱性を有する横被覆材と、竪枠材の屋内側に設けた断熱性を有する竪被覆材とを備え、竪被覆材は竪枠材の内周側面の少なくとも屋内側を被覆し少なくとも横枠材の端面との連結部まで延びる内周側壁を有しており、竪枠材と横枠材を固定するネジが竪枠材から内周側壁を挿通して横枠材にねじ込まれており、竪被覆材が横枠材の端面と竪枠材との間に内周側壁を挟着して固定してあり、横被覆材は横枠材に設けた係止部に係合されかつ竪被覆材によって長手方向の移動が規制されて固定してあることを特徴とする断熱枠。
- 横枠材と、横枠材の長手方向の端面に連結した竪枠材と、横枠材の屋内側に設けた断熱性を有する横被覆材と、竪枠材の屋内側に設けた断熱性を有する竪被覆材と、横枠材及び竪枠材の内周側に組み込まれるパネルとを備え、横枠材及び竪枠材は屋外側位置において内周側に突出する屋外側壁を有しており、横被覆材及び竪被覆材は、横枠材又は竪枠材の内周側面の少なくとも屋内側を被覆する内周側壁と、内周側壁から内周側に突出し屋外側壁の屋内側面を被覆する屋外側被覆壁と、内周側壁の屋内側位置から内周側に突出する屋内側壁とで形成されるパネル取り付け溝を有していると共に、竪被覆材は内周側壁を少なくとも横枠材の端面との連結部まで延ばしてあり、竪枠材と横枠材を固定するネジが竪枠材から内周側壁を挿通して横枠材にねじ込まれており、竪被覆材が横枠材の端面と竪枠材との間に内周側壁を挟着して固定してあり、横被覆材は横枠材に設けた係止部に係合されかつ竪被覆材によって長手方向の移動が規制されて固定してあることを特徴とする断熱枠。
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