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JP3718567B2 - Decorative plate manufacturing method - Google Patents

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JP3718567B2
JP3718567B2 JP30528896A JP30528896A JP3718567B2 JP 3718567 B2 JP3718567 B2 JP 3718567B2 JP 30528896 A JP30528896 A JP 30528896A JP 30528896 A JP30528896 A JP 30528896A JP 3718567 B2 JP3718567 B2 JP 3718567B2
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groove
decorative
decorative board
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sheet
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久美 須田
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Sumitomo Forestry Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧板の製造方法に関し、詳しくは、シート状の化粧材を木質基材に貼着してなる化粧板、いわゆるラッピング製品を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ラッピング製品は、木質資源が年々、減少して行くに伴い、再生可能な樹種を用いる事によって得られるMDF・集成材・合板等を基材として、その表面にシート状の化粧材を貼着したものであるが、表面の化粧性・均一性が優れている為、近年その需要は特に高まっている。このようなラッピング製品を製造する方法としては、例えば特公昭57−5183号公報に記載のものが知られている。該公報に記載の化粧板の製造方法は、表面に長手方向に凹溝を有する基材に、先ずシート状物を凹溝圧着用ロールを用いて凹溝内に貼着し、次いで平ロールによって基材表面へ貼着し、最後に基材側面へ順次貼着するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載の化粧板の製造方法は、凹溝圧着用の圧着ロールの調整が難しく、凹溝部に化粧材のシワが生じたり、特に突板のシートを貼着する場合においては凹溝部に割れが生じる等の欠点があった。また、凹溝部と凹溝圧着用ロールの形状がほぼ同調していないと圧締ムラが出やすく、従って凹溝圧着用ロールの形状精度が要求されるという問題点があった。さらに言及すれば、このような凹溝圧着用ロールは使用している間に形状寸法精度が低下しやすく、頻繁にロールの取り替えが必要であるという問題点があった。また、基材の表面への貼着を行う平ロールについても、凹溝部に該当する部位で変形が起こりやすいという問題点があった。
【0004】
従って、本発明の目的は、圧着用ロールの調整に熟練を要さず、凹溝部におけるシワ・割れ等を生じることなく、極めて良好な外観を呈する化粧板を製造することができる化粧板の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、表面に長手方向に凹溝を有する木質基材に、該凹溝の方向に沿ってシート状の化粧材を連続的に圧着させながら貼着する化粧板の製造方法において、上記化粧材を、先ず上記凹溝の一方の縁部よりも外側の表面に貼着し、次いで、該凹溝の内壁面に貼着し、その後該凹溝の他方の縁部よりも外側の表面に貼着することを特徴とする化粧板の製造方法を提供することにより上記目的を達成したものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記凹溝の内壁面に上記化粧材を貼着するに際し、該化粧材を該凹溝の一方の縁部から他方の縁部に亘って順次貼着することを特徴とする化粧板の製造方法を提供することにより上記目的を達成したものである。
また、請求項5に記載の発明は、表面に長手方向に凹溝を有する木質基材に、該凹溝の方向に沿ってシート状の化粧材を連続的に圧着させながら貼着する化粧板の製造方法において、上記化粧材を凹溝の内壁面に貼着するに先立ちシーラーを該内壁面へ塗布し、該シーラーの塗布された木質基材に接着材を塗布した化粧材を圧着することを特徴とする化粧板の製造方法を提供することにより上記目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の化粧板の製造方法の一実施態様について図面を参照して説明する。図1は、本発明の化粧板の製造方法の一実施形態における、圧着ロールの配置及び圧着順序を示す概略説明図である。図2は、木質基材に化粧材が貼着される状態を示す斜視図である。図3は、化粧材が貼着された状態の木質基材の断面図である。
本形態の化粧板の製造方法においては、表面に長手方向に凹溝を有する木質基材に、該凹溝の方向に沿ってシート状の化粧材を連続的に圧着させながら貼着することにより化粧板1が製造される。
【0007】
本形態における木質基材2は、その表面に長手方向に延びる一本の凹溝3を備えた長尺状の基材である。該木質基材としては、特に制限されないが、MDF・集成材・合板が挙げられる。該凹溝3は、図3に示すように、木質基材2の表面との境界を構成する一対の縁部3a、3eと、底面部3cと、該縁部3a、3eから該底面部3cまでを構成する両側の凹溝側面部3b、3dとからなる。
このような凹溝3を有する木質基材2は、ラッピング装置に備えられた搬送手段(図示せず)によりその長手方向に向かって搬送される。搬送される木質基材2には、図2に示すように、表面全体を覆うようにシート状の化粧材4が広げられ、搬送方向の定位置にそれぞれ配置された複数の圧着ロールにより該化粧材4の貼着が行われる。尚、図3は、化粧材4が既に貼着された状態を示したものである。
【0008】
而して、本発明における化粧板の製造方法においては、上記化粧材4は、図1に示すように、先ず凹溝の一方の縁部3aよりも外側の表面2aに貼着される。該貼着は、圧着ロールAにより、木質基材2上に広げられた化粧材4を上方から押圧することにより行う。次いで、圧着ロールB〜Gにより凹溝の内壁面への圧着による貼着を行う。該凹溝の内壁面への圧着に際しては、先ず圧着ロールAよりも木質基材2の搬送方向に向かって下流に設けられた圧着ロールBにより、上記凹溝の一方の縁部3aに化粧材4を圧着する。圧着ロールBはその表面が平滑なものでも、貼着面である該縁部3aに対応する形状のロール表面を有するものであっても良い。この実施形態における圧着ロールBは、図1に示すように、その周面に縁部3aに同調した凹状溝5を有する。この圧着ロールBのような、貼着面に対応する形状のロール表面を有する圧着ロールを凹溝3の内壁面への化粧材の貼着に採用することにより、凹溝におけるシワや割れの発生をより一層防止することができ、より外観の優れた化粧板を製造するができる。尚、この圧着ロールBが縁部3aを圧着すると同時に、別の圧着ロールB’が圧着ロールBの押圧位置よりも木質基材の側面部2cよりの位置を圧着する。これは、圧着ロールB及びB’間で化粧材4に好適なテンションを生じさせることによって、良好な貼着面を形成させる為である。
【0009】
次に、圧着ロールBよりも搬送方向に向かって下流に設けられた圧着ロールCにより、凹溝側面部3bにおける圧着を行う。該圧着ロールCはそのロール表面に、そのロール表面に貼着面である縁部3aの下部から凹溝側面部3bに至る凹溝内壁面の形状に同調した凹状溝6を有する。この圧着ロールCによる圧着と同時に、圧着ロールC’により基材の側面角部2dを圧着する。
【0010】
さらに、上記凹溝側面部3bと底面部3cとの境界部において、断面略菱形形状の圧着ロールDを用いた圧着が行われる。圧着ロールDは、貼着面である境界部の形状に対応するように、凹溝側面部3bと底面部3cとのなす角よりも先鋭な周面を備える。この先鋭な周面7により該境界部が確実に押圧され、これにより該境界部における浮き等の欠点の発生が防止される。また、このような圧着ロールを採用することにより、使用している間に多少の形状寸法が変化しても良好な貼着を継続することができる。圧着ロールDは、圧着ロールCよりも木質基材2の搬送方向に向かって下流に設けられている。圧着ロールDの圧着と同時に木質基材の側面部2cが圧着ロールD’により圧着される。底面部3cは、凹溝側面部3b、3dと底面部3cとの二つの境界部間の距離wと同一の巾を有する圧着ロールEにより圧着される。圧着ロールEによる圧着と同時に側面下部2eにおける圧着が圧着ロールE’により行われる。
【0011】
上記底面部3cと他方の凹溝側面部3dとの境界部、該他方の凹溝側面部3d、及び他方の縁部3eについても、同様に木質基材2の搬送方向に向かって順次設けられた、それぞれの部位に好適な表面形状を有する圧着ロールF〜Hを使用して貼着がなされる。このようにして凹溝の内壁面に、該凹溝の一方の縁部3aから他方の縁部3eに亘って順次化粧材4が貼着される。尚、圧着ロールF、G及びHによる圧着と同時にそれぞれ圧着ロールF’、G’及びH’による木質基材側面部2cの所定の位置の圧着がなされる。
【0012】
凹溝内の内壁面への貼着が終了した後、該凹溝の他方の縁部3eよりも外側の表面2fへの化粧材4の貼着が行われる。該外側の表面2fへの貼着は、先ず圧着ロールIによりなされ、次いで圧着ロールIの圧着位置よりも外側において各圧着ロールJ、Kによりなされる。更に、圧着ロールLにより側面角部2d、圧着ロールMにより側面部中央、圧着ロールNにより側面下部の圧着がなされる。尚、本実施形態における木質基材2の搬送は、木質基材又は化粧材が被覆された木質基材に側面部から当接する材送り用側面ロールを回転駆動すること等により行うことができる。尚、図1及び図2において、材送り用側面ロール及び材送り用下部機構については図示を省略した。
【0013】
このようにして、木質基材2にその全長に亘って化粧材4が施され、表面外観の極めて良好な化粧板、いわゆるラッピング製品が製造される。このような化粧板は、適宜の長さに切断され、造作材、家具等各種製品の製造等に使用される。
【0014】
更に、本発明の化粧板の製造方法における製造条件等について説明する。
本発明における化粧材としては、突板、塩化ビニール樹脂製シート、オレフィン系合成樹脂製シート及び紙の何れかであることが好ましい。これらを採用すると、特に意匠性に優れた化粧材を提供することができる。
上記突板の樹種としては、比較的太い導管を有する樹種が好ましく、特にホワイトオーク、レッドオーク及びタモが意匠性・突板加工性並びにラッピング加工性等の理由で望ましい。本発明の化粧板の製造方法によれば、従来の製造方法ではシワや割れが生じ易く、従って良好な外観の化粧材を製造するのが困難であった、これらの突板も化粧材として好適に採用することができる。
【0015】
突板の厚さは0.15mm以上0.30mm以下が望ましく、0.19mm以上0.25mm以下が更に望ましい。0.15mm未満では突板自体の曲げならびに引張強度が極度に低下することにより、ラッピングマシンで貼着する際、そのテンションにより、突板のシートが切断あるいは裂けるという不具合があり、0.30mmを越える場合、突板シート自体の強度が大きくなりすぎ、ラッピング加工の際、突板部の割れ・裂け等が発生したり、貼着後も反発力により浮き上がる等の不具合が発生する。
【0016】
塩化ビニール樹脂製シートとしては、その代表的な加工方法であるダブリングエンボス、さらに住宅部材で用いられるワイピングシートがあり、その厚さは0.15mm以上0.20mmが望ましく、0.16mm以上0.18mm以下が更に望ましい。0.15mm未満では、突板の場合と同様に塩化ビニール樹脂製シート自体の強度が低下することにより、シートが切断あるいは、裂けるという不具合が有り、0.20mmを越える場合、塩化ビニール自体の強度が上がるために貼着後、反発力で浮き上がる等の不具合が発生する。
【0017】
オレフィン系合成樹脂シートについては、塩化ビニール樹脂製シートと同様に、その厚さは0.15mm以上0.20mmが望ましく、0.16mm以上0.18mm以下が更に望ましい。0.15mm未満では、オレフィン系シート自体の強度が低下することにより、シートの切断等の不具合が発生する。0.20mmを越える場合、オレフィン系シート自体の強度が上がるために、基材に貼着後、反発力で浮き上がる等の不具合が発生する。
【0018】
紙については、その厚さは0.08mm以上0.15mmが望ましく、0.10mm以上0.12mm以下がさらに望ましい。0.08mm未満では紙シート自体の曲げ並びに引張り強度が極度に低下することにより、シートが切断あるいは、裂けるという不具合があり、0.15mmを越える場合、紙シート自体の強度が上がるために、基材に貼着後、反発力で浮き上がる等の不具合が発生する。このように、請求項1〜3に記載の発明においては、上記化粧材が、厚さ0.15mm以上0.30mm以下の突板、厚さ0.15mm以上0.20mm以下の塩化ビニール樹脂製シート、厚さ0.15mm以上0.20mm以下のオレフィン系合成樹脂製シート、及び厚さ0.08mm以上0.15mm以下の紙の何れかであることが好ましい。
【0019】
本発明の化粧板の製造方法においては、上記化粧材の木質基材に当接される面に接着材が塗布された後、該化粧材が該木質基材に貼着されるようにするのが好ましい。
上記接着剤としては、2液硬化型ウレタン系樹脂接着剤、1硬化型ウレタン系樹脂接着剤、ホットメルト系樹脂接着剤、反応型ホットメルト系樹脂接着剤などが用いられるが、それらのうち、2液硬化型ウレタン系樹脂接着剤、ホットメルト系樹脂接着剤、反応型ホットメルト系樹脂接着剤を好ましく使用できる。
また、この場合には、化粧材の貼着に先立って凹溝の内壁面全体にシーラーを塗布しておくことが好ましい。シーラーを塗布することによって、木質基材表面との強度を向上させ、木質基材表面と化粧材の接着強度が向上するという効果が奏され、更に、これにより表面が滑らかで意匠性に極めて優れる化粧板を製造することができるという効果が奏される。
従って、本願は、請求項5に記載の化粧板の製造方法を提供し、更に請求項1〜4の何れかに記載の化粧板の製造方法において、上記化粧材を凹溝の内壁面に貼着するに先立ちシーラーを該内壁面へ塗布し、該シーラーの塗布された木質基材に接着材を塗布した化粧材を圧着することを特徴とする化粧板の製造方法を提供するものでもある。
上記シーラーの種類としては、通常公知の各種のものを使用することができるが、湿気硬化型ウレタン系樹脂塗料、2液硬化型ウレタン系樹脂塗料、アクリル系樹脂塗料、エポキシ系樹脂塗料等を好ましく使用することができる。
シーラーの塗布量としては、4〜10g/m2 が好ましく、特に6〜7g/m2 が好ましい。塗布量が4g/m2 未満であると、シーラーを塗布することによる上記効果あまり期待できず、10g/m2 を越えると、接着剤の木質基材への投錨効果が期待できなくなり、更に、接着材中に残存する溶剤が滲出し、特にシート自体に空隙が稀少な塩化ビニール樹脂製シートやオレフィン系合成樹脂製シート等を化粧材として用いた場合に、膨れ等の欠点が発生する危険性がある。
【0020】
2液硬化型ウレタン系樹脂接着剤を用いて、厚さ0.21mmのタモ突板をMDFに貼着する場合、接着剤の塗布量としては、アプリケータ間隙70μm以上140μm以下、乾燥ゾーン温度30℃以上80℃以下、ラッピングマシン材送り速度4m/min以上40m/min以下である。更に好ましい塗布量としては、アプリケータ間隙90μm以上120μm以下、乾燥ゾーン温度としては45℃以上65℃以下、ラッピングマシン材送り速度10m/min以上30m/min以下である。
【0021】
上記アプリケータ間隙が、70μm以下であれば、塗布量が不足となり、過乾燥接着あるいは基材への接着剤の吸い込みによる接着力の低下という不具合が有り140μmを越えると、乾燥不足により溶剤が多量に残留する。また、接着層の増大により、突板が反発力により戻ってしまう等の不具合が発生する。上記乾燥ゾーン温度が30℃未満の場合、接着剤中の溶剤が十分揮散せずに貼着する場合があり、上述した様に、溶剤が接着剤中に多量に残留することにより、シート状化粧材が戻ってしまう不具合があり、80℃を越えると過乾燥によるシート状化粧材と基材との間で、乾燥接着が生じる不具合が有る。
【0022】
上記ラッピングマシン材送り速度については、4m/min未満の場合、接着剤の塗布されたシート状化粧材が、乾燥ゾーンを通過する時間が長くなることによって接着剤が過乾燥状態になるために乾燥接着が生じる不具合が有り、40m/minを越える場合、接着剤が塗布されたシート状化粧材の乾燥ゾーン通過時間が短くなり、接着剤中の溶剤が揮散しにくい状態になるため、シート状化粧材が溶剤の膨張により、浮き上がってしまう不具合が生じる。
【0023】
更に、ライスター(熱風を発生する装置)を化粧材に処理する事も効果が有る。以上の条件で行うことにより、良好な接着力を有し、長期に亘って剥がれ等の生じない良好な外観を呈するラッピング製品を製造することができる。また、2液硬化型エマルジョン系樹脂接着剤についても、同様な条件でラッピングすれば、同様なラッピング製品を製造することができる。
【0024】
また、ラッピングマシン材送り速度が40m/minを越える場合であっても前述の圧着用ロールの配置及び順序を再度繰り返すことにより、浮き・割れ等欠点のないラッピング製品を得る事ができる。更に、木質基材の凹溝の形状が逆R面や銀杏面等であっても、同様に対応が可能である。
【0025】
本発明の化粧板の製造方法は、上記実施形態に何等制限されず様々な設計変更を加えて実施可能である。例えば、銀杏面形状の凹溝を長手方向に有する木質基材も好適に採用することができる。図4に、表面に銀杏面形状の凹溝3を有する木質基材2に化粧材4を貼着して製造した化粧板1の断面図を示す。
【0026】
このような凹溝を有する木質基材への化粧材の貼着も、上記実施形態におけるのと同様にして行うことができる。図5に、この実施形態における、圧着ロールの配置及び圧着順序を示した。この場合においても、先ず凹溝の一方の縁部3aよりも外側の表面2aに圧着ロールAにより化粧材(図示は省略する)を貼着する。この形態においては、該圧着ロールAは、該表面2aに貼着すると同時に凹溝の一方の縁部3aの一部も貼着する。次いで、圧着ロールBが該縁部3aの他の一部及び凹溝側面部を貼着する。以下、図5に示すように圧着ロールC〜Jにより該凹溝3の他方の縁部3eに至るまでの凹溝内壁面に化粧材が順次貼着され、更に圧着ロールJ及びKにより該凹溝3の他方の縁部よりも外側の表面2fに化粧材が貼着される。尚、凹溝3の内壁面に化粧材を貼着するに際しては、圧着ロールB〜Jのように、異なる貼着面に対してそれぞれ該貼着面の形状に対応する形状のロール表面を有する圧着ロールが採用される。
また、本発明の化粧板の製造方法は、図6に示すような逆R面である凹溝を長手方向に有する木質基材を採用することもできる。
【0027】
【実施例】
以下、本発明の化粧板の製造方法の実施例を示す。各実施例における木質基材はいずれも図3に示すような凹溝を有するものである。
〔実施例1〕
木質基材として、ニュージーランド産のMDF(樹種 ラジアータマツ 学名Pinus radiata D.DON.厚さ9mm、幅45mm、長さ4,060mm)、化粧シートとして突板シート(樹種 タモ 学名 Fraxinus mandshurica RUPR. 厚さ0.22mm、幅75mm)、接着剤として2液硬化型ウレタン系樹脂接着剤を用いて、第1図に示した様に、圧着ロールの配置を行なった汎用ラッピングマシンにて、アプリケータ間隙100μm、ラッピングマシン乾燥ゾーン設定温度50℃、ラッピングマシン材送り速度18m/minの条件にて貼着しラッピング製品として得た。
【0028】
〔実施例2〕
木質基材としてポルトガル産のMDF(樹種 マリタインマツ 学名 Pinus maritima Mill.厚さ9mm、幅45mm、長さ4,060mm)、化粧シートとして塩化ビニル製シート(厚さ0.16mm、幅75mm)、接着剤として2液硬化型ウレタン系樹脂接着剤を用いて、第1図に示した様に、圧着ロールの配置を行なった汎用ラッピングマシンにて、アプリケータ間隙80μm、ラッピングマシン乾燥ゾーン設定温度41℃、ラッピングマシン材送り速度25m/minの条件にて貼着しラッピング製品として得た。
【0029】
〔実施例3〕
木質基材としてニュージーランド産のMDF(樹種 ラジアータマツ 学名 Pinus radiata D.DON.厚さ9mm、幅45mm、長さ4,060mm)、化粧シートとしてオレフィン系合成樹脂シート(ポリプロピレン、厚さ0.16mm、幅75mm)、接着剤として2液硬化型ウレタン系樹脂接着剤を用いて、第1図に示した様に、圧着ロールの配置を行なった汎用ラッピングマシンにて、アプリケータ間隙80μm、ラッピングマシン乾燥ゾーン設定温度43℃、ラッピングマシン材送り速度20m/minの条件にて貼着しラッピング製品として得た。
【0030】
〔実施例4〕
木質基材としてニュージーランド産のMDF(樹種 ラジアータマツ 学名 Pinus radiata D.DON.厚さ9mm、幅45mm、長さ4,060mm)、化粧シートとしてコート紙(厚さ0.15mm、幅75mm)、接着剤として2液硬化型エマルジョン系樹脂接着剤を用いて、第1図に示した様に、圧着ロールの配置を行なった汎用ラッピングマシンにて、アプリケータ間隙60μm、ラッピングマシン乾燥ゾーン設定温度73℃、ラッピングマシン材送り速度22m/minの条件にて貼着しラッピング製品として得た。
【0031】
〔評価〕
上記実施例1〜4により得られたラッピング製品について目視により観察したところ、何れの実施例においてもシワや割れの発生は認められなかった。
【0032】
【発明の効果】
本発明の化粧板の製造方法によれば、圧着用ロールの調整に熟練を要さず、凹溝部におけるシワ・割れ等を生じることなく、極めて良好な外観を呈する化粧板を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の化粧板の製造方法の一実施形態における、圧着ロールの配置及び圧着順序を示す概略説明図である。
【図2】図2は、木質基材に化粧材が貼着される状態を示す概略斜視図である。
【図3】図3は、化粧材が貼着された木質基材を示す断面図である。
【図4】図4は、本発明の製造方法の一実施形態において製造される化粧板の断面図である。
【図5】図5は、図4の化粧板を製造する場合における、圧着ロールの配置及び圧着順序の一例を示す概略説明図である。
【図6】図6は、逆R面形状の凹溝を有する木質基材を使用した場合の、化粧板の断面図である。
【符号の説明】
1 化粧板
2 木質基材
3 凹溝
3a、3e 縁部
2a、2f 凹溝の外側の表面
4 化粧材
A〜N 圧着ロール
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a decorative board, and more particularly to a method for manufacturing a decorative board formed by sticking a sheet-like decorative material to a wooden base material, a so-called wrapping product.
[0002]
[Prior art]
Lapping products have MDF, laminated wood, plywood, etc. obtained by using renewable tree species as the wood resources decrease year by year, and a sheet-like cosmetic material is pasted on the surface. However, since the cosmetics and uniformity of the surface are excellent, in recent years, the demand has been particularly increased. As a method for producing such a wrapping product, for example, a method described in Japanese Patent Publication No. 57-5183 is known. In the method for producing a decorative board described in the publication, first, a sheet-like material is attached to a substrate having a groove in the longitudinal direction on the surface using a groove for crimping a groove, and then a flat roll is used. It sticks to the base material surface, and finally sticks to the base material side surface sequentially.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the decorative board manufacturing method described in the above publication is difficult to adjust the pressure-bonding roll for press-fitting a concave groove, and the groove of the decorative material is generated in the concave groove part. There were drawbacks such as cracking. Further, if the shape of the concave groove portion and the concave groove pressing roll is not substantially synchronized, pressing unevenness is likely to occur, and thus there is a problem that the shape accuracy of the concave groove pressing roll is required. If it mentions further, there was a problem that the shape and dimensional accuracy of such a concave groove pressure-bonding roll is likely to be lowered during use, and the roll needs to be frequently replaced. Further, the flat roll for sticking to the surface of the base material also has a problem that deformation easily occurs at a portion corresponding to the groove portion.
[0004]
Therefore, an object of the present invention is to produce a decorative board that can produce a decorative board that exhibits a very good appearance without requiring skill in adjusting the pressure-bonding roll and without causing wrinkles or cracks in the groove portion. It is to provide a method.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides a decorative board manufacturing method in which a sheet-like decorative material is bonded to a wooden base material having a groove in the longitudinal direction on the surface while continuously pressing a sheet-like decorative material along the direction of the groove. The material is first attached to the surface outside the one edge of the groove, then attached to the inner wall surface of the groove, and then to the surface outside the other edge of the groove. The object is achieved by providing a method for producing a decorative board, which is characterized by being attached.
The invention according to claim 2 is the invention according to claim 1, wherein the decorative material is attached to the inner wall surface of the concave groove from the edge of the concave groove to the other. The object is achieved by providing a method for manufacturing a decorative board, which is characterized by sequentially sticking the edges of the decorative board.
Further, the invention according to claim 5 is a decorative board that is adhered to a wooden base material having a groove in the longitudinal direction on the surface while continuously pressing a sheet-like decorative material along the direction of the groove. In this manufacturing method, prior to pasting the decorative material on the inner wall surface of the groove, a sealer is applied to the inner wall surface, and the decorative material applied with the adhesive material is pressure-bonded to the wooden substrate to which the sealer is applied. The above object is achieved by providing a method for producing a decorative board characterized by the above.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a method for producing a decorative board according to the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic explanatory diagram showing the arrangement of crimping rolls and the crimping order in one embodiment of the decorative board manufacturing method of the present invention. FIG. 2 is a perspective view showing a state in which a decorative material is attached to a wooden base material. FIG. 3 is a cross-sectional view of a woody base material with a decorative material attached thereto.
In the manufacturing method of the decorative board of this embodiment, by sticking a sheet-like decorative material to a wooden substrate having a groove in the longitudinal direction on the surface while continuously pressing the sheet-shaped decorative material along the direction of the groove. The decorative board 1 is manufactured.
[0007]
The wooden base material 2 in this embodiment is a long base material provided with a single concave groove 3 extending in the longitudinal direction on the surface thereof. Although it does not restrict | limit especially as this wooden base material, MDF, a laminated material, and a plywood are mentioned. As shown in FIG. 3, the concave groove 3 includes a pair of edge portions 3a and 3e constituting a boundary with the surface of the wooden substrate 2, a bottom surface portion 3c, and the bottom surface portion 3c from the edge portions 3a and 3e. It consists of the groove side surfaces 3b and 3d on both sides.
The wooden base material 2 having such a concave groove 3 is transported in the longitudinal direction by a transport means (not shown) provided in the wrapping apparatus. As shown in FIG. 2, a sheet-like decorative material 4 is spread on the wooden substrate 2 to be conveyed so as to cover the entire surface, and the decorative material is provided by a plurality of crimping rolls arranged at fixed positions in the conveying direction. The material 4 is attached. FIG. 3 shows a state in which the decorative material 4 has already been adhered.
[0008]
Thus, in the method of manufacturing a decorative board according to the present invention, the decorative material 4 is first attached to the surface 2a outside the one edge 3a of the groove as shown in FIG. The sticking is performed by pressing the decorative material 4 spread on the wooden base material 2 from above with the pressure-bonding roll A. Next, sticking is performed by press-bonding to the inner wall surface of the concave groove by the press-bonding rolls B to G. At the time of pressure bonding to the inner wall surface of the concave groove, first, a decorative material is applied to one edge portion 3a of the concave groove by a pressure roller B provided downstream of the pressure roller A toward the conveying direction of the wooden substrate 2. 4 is crimped. The pressing roll B may have a smooth surface, or may have a roll surface having a shape corresponding to the edge portion 3a which is a sticking surface. As shown in FIG. 1, the pressure-bonding roll B in this embodiment has a concave groove 5 that is synchronized with the edge 3 a on the peripheral surface thereof. By using a crimping roll having a roll surface having a shape corresponding to the pasting surface, such as this crimping roll B, for applying a decorative material to the inner wall surface of the concave groove 3, wrinkles and cracks are generated in the concave groove. Can be further prevented, and a decorative board having a better appearance can be produced. At the same time as this crimping roll B crimps the edge 3 a, another crimping roll B ′ crimps the position from the side surface part 2 c of the wooden substrate rather than the pressing position of the crimping roll B. This is for forming a favorable sticking surface by generating a suitable tension on the decorative material 4 between the pressure-bonding rolls B and B ′.
[0009]
Next, crimping is performed on the concave groove side surface portion 3b by the crimping roll C provided downstream of the crimping roll B in the transport direction. The pressure-bonding roll C has a concave groove 6 in synchronization with the shape of the inner wall surface of the concave groove extending from the lower portion of the edge portion 3a, which is a sticking surface, to the concave groove side surface portion 3b. Simultaneously with the crimping by the crimping roll C, the side surface corner 2d of the substrate is crimped by the crimping roll C ′.
[0010]
Further, crimping using a crimping roll D having a substantially rhombic cross section is performed at the boundary between the concave groove side surface portion 3b and the bottom surface portion 3c. The crimping roll D has a peripheral surface that is sharper than the angle formed by the groove side surface portion 3b and the bottom surface portion 3c so as to correspond to the shape of the boundary portion that is the sticking surface. The sharp peripheral surface 7 reliably presses the boundary portion, thereby preventing the occurrence of defects such as floating at the boundary portion. Further, by adopting such a pressure-bonding roll, good sticking can be continued even if some shape and dimension change during use. The crimping roll D is provided downstream of the crimping roll C in the transport direction of the wooden substrate 2. Simultaneously with the crimping of the crimping roll D, the side surface portion 2c of the wooden substrate is crimped by the crimping roll D ′. The bottom surface portion 3c is crimped by a crimping roll E having the same width as the distance w between the two boundary portions between the concave groove side surface portions 3b and 3d and the bottom surface portion 3c. Simultaneously with the crimping roll E, crimping at the lower side surface 2e is performed by the crimping roll E ′.
[0011]
Similarly, the boundary portion between the bottom surface portion 3c and the other groove side surface portion 3d, the other groove groove side surface portion 3d, and the other edge portion 3e are also sequentially provided in the transport direction of the wooden base material 2. In addition, sticking is performed using pressure-bonding rolls F to H having surface shapes suitable for the respective portions. In this way, the decorative material 4 is sequentially attached to the inner wall surface of the groove from one edge 3a to the other edge 3e of the groove. In addition, simultaneously with the press-bonding by the press-bonding rolls F, G, and H, the press-bonding at the predetermined position of the wooden base material side surface portion 2c is performed by the press-bonding rolls F ′, G ′, and H ′.
[0012]
After the attachment to the inner wall surface in the groove is completed, the decorative material 4 is attached to the surface 2f outside the other edge 3e of the groove. The sticking to the outer surface 2f is first performed by the press roll I, and then by the press rolls J and K outside the press position of the press roll I. Further, the side surface corner 2 d is pressed by the pressure-bonding roll L, the center of the side surface is pressed by the pressure-bonding roll M, and the lower part of the side surface is pressed by the pressure-bonding roll N. In addition, conveyance of the wooden base material 2 in this embodiment can be performed by rotationally driving the side roll for material feeding which contact | abuts the wooden base material or the wooden base material coat | covered with the decorative material from the side part. In FIG. 1 and FIG. 2, illustration of the material feeding side roll and the material feeding lower mechanism is omitted.
[0013]
In this way, the decorative material 4 is applied to the wooden base material 2 over its entire length, and a decorative board having a very good surface appearance, a so-called wrapping product is manufactured. Such a decorative board is cut into an appropriate length and used for manufacturing various products such as artificial materials and furniture.
[0014]
Furthermore, the manufacturing conditions etc. in the manufacturing method of the decorative board of this invention are demonstrated.
The decorative material in the present invention is preferably any one of a veneer, a vinyl chloride resin sheet, an olefin synthetic resin sheet, and paper. When these are employed, a decorative material particularly excellent in design can be provided.
As the tree species of the above-mentioned veneer, a tree species having a relatively thick conduit is preferable, and white oak, red oak and tamo are particularly desirable for reasons such as design properties, veneer workability and lapping workability. According to the method for manufacturing a decorative board of the present invention, wrinkles and cracks are likely to occur in the conventional manufacturing method, and thus it is difficult to manufacture a decorative material having a good appearance. Can be adopted.
[0015]
The thickness of the projecting plate is preferably 0.15 mm or more and 0.30 mm or less, and more preferably 0.19 mm or more and 0.25 mm or less. If it is less than 0.15 mm, the bending and tensile strength of the veneer itself will decrease drastically. When sticking with a wrapping machine, the tension may cause the sheet of the veneer to be cut or torn. In addition, the strength of the veneer sheet itself becomes too large, and during the lapping process, a problem such as cracking or tearing of the veneer part, or lifting due to the repulsive force after sticking occurs.
[0016]
As a sheet made of vinyl chloride resin, there are doubling embossing which is a typical processing method, and further a wiping sheet used in a housing member, and the thickness is desirably 0.15 mm or more and 0.20 mm, 0.16 mm or more and 0.00. 18 mm or less is more desirable. If the thickness is less than 0.15 mm, the strength of the vinyl chloride resin sheet itself decreases as in the case of the projecting plate, so that the sheet may be cut or torn. If the thickness exceeds 0.20 mm, the strength of the vinyl chloride itself is reduced. In order to rise, after sticking, problems such as lifting due to repulsive force occur.
[0017]
As for the olefin-based synthetic resin sheet, the thickness is desirably 0.15 mm or more and 0.20 mm, and more desirably 0.16 mm or more and 0.18 mm or less, like the vinyl chloride resin sheet. If the thickness is less than 0.15 mm, the strength of the olefin-based sheet itself is reduced, which causes problems such as sheet cutting. If it exceeds 0.20 mm, the strength of the olefin-based sheet itself is increased, so that problems such as lifting due to the repulsive force after sticking to the substrate occur.
[0018]
The thickness of the paper is preferably 0.08 mm to 0.15 mm, and more preferably 0.10 mm to 0.12 mm. If the thickness is less than 0.08 mm, the bending and tensile strength of the paper sheet itself is extremely reduced, so that the sheet may be cut or torn. If the thickness exceeds 0.15 mm, the strength of the paper sheet itself is increased. After sticking to the material, problems such as lifting due to repulsive force occur. Thus, in the inventions according to claims 1 to 3, the decorative material is a protruding plate having a thickness of 0.15 mm to 0.30 mm, and a vinyl chloride resin sheet having a thickness of 0.15 mm to 0.20 mm. The olefin-based synthetic resin sheet having a thickness of 0.15 mm to 0.20 mm and the paper having a thickness of 0.08 mm to 0.15 mm are preferable.
[0019]
In the decorative board manufacturing method of the present invention, after the adhesive is applied to the surface of the decorative material in contact with the wooden base material, the decorative material is adhered to the wooden base material. Is preferred.
As the adhesive, a two-component curable urethane resin adhesive, a 1 curable urethane resin adhesive, a hot melt resin adhesive, a reactive hot melt resin adhesive, and the like are used. A two-component curable urethane resin adhesive, a hot melt resin adhesive, and a reactive hot melt resin adhesive can be preferably used.
Further, in this case, it is preferable to apply a sealer to the entire inner wall surface of the groove before attaching the decorative material. By applying the sealer, the effect of improving the strength of the surface of the wooden base material and improving the adhesive strength between the surface of the wooden base material and the decorative material is achieved, and further, the surface is smooth and the design is extremely excellent. The effect that a decorative board can be manufactured is produced.
Therefore, this application provides the manufacturing method of the decorative board according to claim 5, and further, in the manufacturing method of the decorative board according to any one of claims 1 to 4, the decorative material is applied to the inner wall surface of the groove. Prior to wearing, the present invention also provides a method for producing a decorative board, wherein a sealer is applied to the inner wall surface, and a decorative material applied with an adhesive is pressure-bonded to a wooden substrate to which the sealer is applied.
As the type of the sealer, various kinds of commonly known ones can be used, but moisture curable urethane resin paints, two-component curable urethane resin paints, acrylic resin paints, epoxy resin paints and the like are preferable. Can be used.
The coating amount of the sealer is preferably 4~10g / m 2, in particular 6-7 g / m 2 is preferred. When the coating amount is less than 4 g / m 2 , the above-mentioned effect due to the application of the sealer cannot be expected so much, and when it exceeds 10 g / m 2 , the anchoring effect on the wood base material of the adhesive cannot be expected. There is a risk that the solvent remaining in the adhesive will bleed out, especially when vinyl chloride resin sheets or olefinic synthetic resin sheets with few voids are used as cosmetics as cosmetics. There is.
[0020]
When using a two-component curable urethane resin adhesive and sticking a 0.21 mm thick Tamo veneer to the MDF, the amount of adhesive applied is as follows: applicator gap 70 μm to 140 μm, drying zone temperature 30 ° C. The wrapping machine material feed speed is 4 m / min or more and 40 m / min or less. A more preferable coating amount is an applicator gap of 90 μm or more and 120 μm or less, a drying zone temperature of 45 ° C. or more and 65 ° C. or less, and a lapping machine material feed speed of 10 m / min or more and 30 m / min or less.
[0021]
If the applicator gap is 70 μm or less, the coating amount is insufficient, and there is a problem that the adhesive strength is reduced due to overdry adhesion or suction of the adhesive into the substrate. If it exceeds 140 μm, the solvent is large due to insufficient drying. To remain. In addition, due to the increase in the adhesive layer, problems such as the protruding plate returning due to the repulsive force occur. When the temperature of the drying zone is less than 30 ° C., the solvent in the adhesive may stick without volatilizing, and as described above, a large amount of the solvent remains in the adhesive. There is a problem that the material returns, and when it exceeds 80 ° C., there is a problem that dry adhesion occurs between the sheet-like decorative material and the substrate due to overdrying.
[0022]
When the wrapping machine material feed speed is less than 4 m / min, the sheet-like decorative material to which the adhesive is applied is dried because the adhesive is overdried due to a long time for passing through the drying zone. If there is a defect that causes adhesion, and if it exceeds 40 m / min, the sheet-shaped decorative material applied with the adhesive will have a shorter drying zone transit time, and the solvent in the adhesive will not easily evaporate. There arises a problem that the material floats due to the expansion of the solvent.
[0023]
Furthermore, it is also effective to treat the lyister (device for generating hot air) into a decorative material. By carrying out under the above conditions, it is possible to produce a wrapping product having a good adhesion and exhibiting a good appearance that does not peel off over a long period of time. Also, a two-part curable emulsion resin adhesive can be produced by wrapping under the same conditions as described above.
[0024]
Even if the wrapping machine material feed speed exceeds 40 m / min, a wrapping product free from defects such as floating and cracking can be obtained by repeating the arrangement and sequence of the above-mentioned crimping rolls again. Furthermore, even if the shape of the concave groove of the wooden substrate is an inverted R surface, a ginkgo surface, or the like, the same can be dealt with.
[0025]
The manufacturing method of the decorative board of the present invention is not limited to the above embodiment, and can be implemented with various design changes. For example, a wood substrate having a ginkgo-shaped groove in the longitudinal direction can also be suitably employed. FIG. 4 shows a cross-sectional view of a decorative board 1 manufactured by adhering a decorative material 4 to a wooden substrate 2 having a grove surface-shaped concave groove 3 on the surface.
[0026]
Adhesion of the decorative material to the wooden base material having such a concave groove can be performed in the same manner as in the above embodiment. FIG. 5 shows the arrangement of the crimping rolls and the crimping order in this embodiment. Also in this case, first, a decorative material (not shown) is adhered to the surface 2a outside the one edge 3a of the groove by the pressure roll A. In this embodiment, the pressure-bonding roll A is stuck to the surface 2a and at the same time, a part of one edge 3a of the groove is stuck. Next, the pressure-bonding roll B sticks the other part of the edge 3a and the side surface of the groove. Hereinafter, as shown in FIG. 5, a decorative material is sequentially attached to the inner wall surface of the concave groove up to the other edge 3 e of the concave groove 3 by the crimping rolls C to J. A decorative material is attached to the outer surface 2 f of the other edge of the groove 3. In addition, when sticking a decorative material on the inner wall surface of the concave groove 3, it has a roll surface having a shape corresponding to the shape of the sticking surface with respect to different sticking surfaces, such as the pressure-bonding rolls B to J. A pressure roll is adopted.
Moreover, the manufacturing method of the decorative board of this invention can also employ | adopt the wooden base material which has the ditch | groove which is a reverse R surface as shown in FIG. 6 in a longitudinal direction.
[0027]
【Example】
Hereinafter, the Example of the manufacturing method of the decorative board of this invention is shown. The wood base material in each example has a concave groove as shown in FIG.
[Example 1]
MDF (tree species Radiata pine D.DON. Thickness 9 mm, width 45 mm, length 4,060 mm) from New Zealand as woody base material, veneer sheet (tree species Tamino scientific name FRuxinus mansura RUPR. Thickness 0) .22 mm, width 75 mm), using a two-component curable urethane-based resin adhesive as an adhesive, and using a general-purpose wrapping machine in which a pressure roll is arranged as shown in FIG. A lapping machine drying zone was set to a temperature of 50 ° C. and a lapping machine material feed speed of 18 m / min was applied to obtain a lapping product.
[0028]
[Example 2]
MDF from Portugal as woody base material (tree species Maritine Pine Scientific name: Pinus maritima Mill. Thickness 9mm, width 45mm, length 4,060mm), vinyl chloride sheet (thickness 0.16mm, width 75mm), adhesive as a decorative sheet As shown in FIG. 1, using a two-component curable urethane resin adhesive as shown in FIG. 1, the applicator gap was 80 μm, the wrapping machine drying zone set temperature was 41 ° C. A lapping machine material was fed under the condition of a feed speed of 25 m / min to obtain a lapping product.
[0029]
Example 3
New Zealand MDF (tree species Radiata pine D.DON. Thickness 9 mm, width 45 mm, length 4,060 mm) as woody base material, olefinic synthetic resin sheet (polypropylene, thickness 0.16 mm, as a decorative sheet) Width 75mm), using a two-component curable urethane resin adhesive as the adhesive, and using a general-purpose wrapping machine with pressure rolls as shown in Fig. 1, applicator gap 80μm, wrapping machine drying Adhesion was performed under conditions of a zone set temperature of 43 ° C. and a wrapping machine material feed speed of 20 m / min to obtain a wrapping product.
[0030]
Example 4
New Zealand MDF (tree species Radius pine D.DON. Thickness 9mm, width 45mm, length 4,060mm), coated paper (thickness 0.15mm, width 75mm), adhesive as woody base material As shown in FIG. 1, using a two-component curable emulsion-based resin adhesive as an agent, a general-purpose wrapping machine in which pressure rolls are arranged, an applicator gap of 60 μm, and a wrapping machine drying zone set temperature of 73 ° C. The wrapping machine material was fed at a feed rate of 22 m / min to obtain a wrapping product.
[0031]
[Evaluation]
When the wrapping products obtained in Examples 1 to 4 were visually observed, no wrinkles or cracks were observed in any of the Examples.
[0032]
【The invention's effect】
According to the method for manufacturing a decorative board of the present invention, it is possible to manufacture a decorative board that exhibits a very good appearance without requiring skill in adjusting the pressure-bonding roll and without causing wrinkles, cracks, and the like in the recessed groove portion. .
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a schematic explanatory view showing the arrangement of crimping rolls and the sequence of crimping in an embodiment of a method for producing a decorative board of the present invention.
FIG. 2 is a schematic perspective view showing a state in which a decorative material is adhered to a wooden base material.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a wooden base material to which a decorative material is attached.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a decorative board manufactured in an embodiment of the manufacturing method of the present invention.
5 is a schematic explanatory view showing an example of the arrangement of the crimping rolls and the crimping order when the decorative board of FIG. 4 is manufactured. FIG.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a decorative board in the case of using a wooden substrate having a concave groove having an inverted R-surface shape.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Decorative board 2 Wooden base material 3 Groove 3a, 3e Edge 2a, 2f Surface 4 of outer side of groove 4 Cosmetic material A-N Crimp roll

Claims (5)

表面に長手方向に凹溝を有する木質基材に、該凹溝の方向に沿ってシート状の化粧材を連続的に圧着させながら貼着する化粧板の製造方法において、上記化粧材を、先ず上記凹溝の一方の縁部よりも外側の表面に貼着し、次いで、該凹溝の内壁面に貼着し、その後該凹溝の他方の縁部よりも外側の表面に貼着することを特徴とする化粧板の製造方法。In a method for manufacturing a decorative board, in which a sheet-like decorative material is adhered to a wooden substrate having a groove in the longitudinal direction on the surface while continuously pressing the sheet-shaped decorative material along the direction of the groove, Adhering to the surface outside one edge of the groove, then adhering to the inner wall surface of the groove, and then adhering to the surface outside the other edge of the groove A method for producing a decorative board characterized by the above. 上記凹溝の内壁面に上記化粧材を貼着するに際し、該化粧材を該凹溝の一方の縁部から他方の縁部に亘って順次貼着することを特徴とする請求項1に記載の化粧板の製造方法2. When the decorative material is adhered to the inner wall surface of the concave groove, the decorative material is sequentially adhered from one edge portion to the other edge portion of the concave groove. Method for manufacturing decorative panels 上記凹溝の内壁面に上記化粧材を貼着するに際し、異なる貼着面に対してそれぞれ該貼着面の形状に対応する形状のロール表面を有する圧着ロールを用いて貼着することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の化粧板の製造方法。When the decorative material is attached to the inner wall surface of the concave groove, it is attached using a pressure-bonding roll having a roll surface having a shape corresponding to the shape of the attachment surface with respect to different attachment surfaces. The manufacturing method of the decorative board according to claim 1 or 2. 上記化粧材が、突板、塩化ビニール樹脂製シート、オレフィン系合成樹脂製シート及び紙の何れかであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の化粧板の製造方法。The method for producing a decorative board according to any one of claims 1 to 3, wherein the decorative material is any one of a veneer, a vinyl chloride resin sheet, an olefin synthetic resin sheet, and paper. 表面に長手方向に凹溝を有する木質基材に、該凹溝の方向に沿ってシート状の化粧材を連続的に圧着させながら貼着する化粧板の製造方法において、上記化粧材を凹溝の内壁面に貼着するに先立ちシーラーを該内壁面へ塗布し、該シーラーの塗布された木質基材に接着材を塗布した化粧材を圧着することを特徴とする化粧板の製造方法。In a method for manufacturing a decorative board, in which a sheet-like decorative material is bonded continuously to a wooden base material having a groove in the longitudinal direction on a surface thereof, the groove is formed with the groove. A method for producing a decorative board, comprising: applying a sealer to the inner wall surface before adhering to the inner wall surface, and press-bonding a decorative material having an adhesive applied to the wooden substrate to which the sealer is applied.
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