JP3714161B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図19は従来のプリンタ装置(画像形成装置)の概観斜視図である。同図において、プリンタ装置1は装置本体上部であるルーフ2と装置本体下部3で構成されている。ルーフ2には、その上面に用紙が排紙される排紙口5、及び排紙された用紙が積載される排紙トレイ6が設けられ、装置本体下部3には、その前面に開閉可能なフロントカバー7及び装置本体下部3より着脱自在の用紙カセット8が配設され、その右側面に装置本体下部3に収納可能なMPFトレイ9(マルチペーパーフィーダー:汎用給紙トレイ)が配設され、その上面右側にプリンタ装置1への情報入力やプリンタ装置1の状態表示を行う操作表示部4が設けられている。
【0003】
このプリンタ装置1において、ジャム処理やメンテナンス等の作業を行う際には、回転軸Aを中心に、ルーフ2を矢印B方向に開成する。図20は、上述のプリンタ装置1を開成した際の断面構成を示し、またその内部構造を示す。同図に示すように、プリンタ装置1は、着脱自在の用紙カセット8、この用紙カセット8内に積載収納された用紙を順次給送する給紙ロール12、給送されてきた用紙を一旦待機させ所定のタイミングで画像形成ユニット11へ送り出す待機ロール対13、トナー像を用紙上に定着させる定着器14、定着済みの用紙を装置外へ排出する排紙ロール対18(駆動ロール18a及び従動ロール18b)、及びプリンタ装置1への各種設定や状態表示等を行う前述の操作表示部4を備える。
【0004】
また、画像形成ユニット11において、帯電器25は感光体ドラム23の周表面を一様な電荷に帯電させ、印字ヘッド26は、印刷データに基づいて、感光体ドラム23の周面に選択的に露光を行い、その露光による低電位部を形成し、初期帯電電位と露光低電位部からなる静電潜像を感光体ドラム23周面上に記録する。現像器27は、現像ロール27aを介して内部のトナーを感光体ドラム23の低電位部に転移させ、静電潜像を顕像化(現像)する。転写器28は搬送されてくる用紙の紙面に感光体ドラム23上のトナー像を逆極性の電界によって転写する。
【0005】
尚、画像形成ユニット11の内、感光体ドラム23、帯電器25、現像器27、転写器28、クリーナ24、等については装置本体下部3に備えられ、印字ヘッド26は装置本体上部であるルーフ2に備えられている。
ここで、ルーフ2は装置本体下部3に対しヒンジ部15を支点に矢印B方向へ開閉自在に構成される。このとき、上述の印字ヘッド26及び従動ロール18bはルーフ2と一体となって開閉される。同図中の実線に示すルーフ2は閉成状態を示し、点線に示すルーフ2は開成状態を示す。
【0006】
一方、画像形成ユニット11の大部分は、装置本体下部3に対し着脱自在なカートリッジCを構成し、これは感光体ドラム23及びクリーナ24等が一体化されてなる第1のカートリッジC1と、現像器7等が一体化されてなる第2のカートリッジC2とに分割及び合体が可能であり、これらカートリッジC1、C2はルーフ2を開成した状態で装置本体下部3の所定の装着部に対し着脱自在となり、例えば、感光体の劣化やトナーの消耗等により、これらカートリッジの交換や消耗品の補給等の保守点検作業等のメンテナンスが行われる。
【0007】
また、今日、カラープリンタ装置(カラー画像形成装置)が広く使用され、カラー印刷の方式も各種方法が採用されている。例えば、一つの感光体ドラムの周面近傍に複数の現像器を配設し、順次ドラム面にトナー像を形成する方式がある((イ)の方式)。また、ドラム状の中間転写媒体を使用する方式もあり((ロ)の方式)、更には複数の画像形成ユニットを所定方向に配設し、用紙に直接トナー像を形成する方式(いわゆるタンデム方式)も存在する。
【0008】
この中で上記(イ)の方式では形状の大きな感光体ドラムを使用する必要があり、印刷速度が低下する。また、(ロ)の方式では中間転写媒体を使用するため、形状が大きくなる。そこで、印刷速度が優れ、形状の面でも問題が少ないタンデム方式のカラープリンタが有望である。そして、この方式のプリンタ装置では、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像形成ユニットを使用する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記画像形成ユニット11は、消耗品であり、定期的に交換する必要がある。この場合、上記従来の画像形成装置では、例えば上記画像形成ユニット11を構成する第1のカートリッジC1のみを交換する場合でも(カートリッジC2とは寿命が異なるので)、まず、上記画像形成ユニット11を(カートリッジC1、C2が合体した状態のまま)装置本体から取り外し、これをカートリッジC1とC2とに分割し、このうちカートリッジC2を残し、これと新品のカートリッジC1とを合体させて成る画像形成ユニット11を、装置本体に装着するという手間が掛る作業が必要であった。特に、タンデム方式のカラープリンタの場合、4個の画像形成ユニットを使用する為、非常に手間が掛かっていた。
【0010】
また、カートリッジC1及びC2は内部に廃トナーを有するので、カートリッジC1、又はC2の交換に際してはトナーの飛散を防止する必要もある。また、カートリッジの交換操作によってカートリッジの一部が機体に接触するような交換構造も避けなければならない。
【0011】
本発明の課題は、メンテナンス作業を効率良く行え、更に交換作業の際にトナー回収機構を備える画像形成ユニットを簡単/確実に構成でき、更にカートリッジの交換に際してトナーの飛散を防止し、カートリッジの一部を破損することのない画像形成装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題は請求項1記載の発明によれば、装置本体が開閉自在に上部機体と下部機体に分割され、開成時に該上部機体に、装置の構成の一部がユニット化されて成る画像形成ユニットを構成する第1の副ユニットと第2の副ユニットを挿脱可能な画像形成装置において、前記画像形成装置本体は、前記第1の副ユニット、第2の副ユニットを各々独立に略水平方向に挿脱させる副ユニット挿脱手段を備え、前記第1の副ユニットは第1の連結手段を備え、前記第2の副ユニットは第2の連結手段を備え、該第1の副ユニットと第2の副ユニットとは該第1の連結手段と第2の連結手段とにより相互の連結/連結解除を可能とすると共に該相互連結時に廃トナー回収手段を構成するものであって、前記第2の副ユニットの有する第2の連結手段は、前記第1の副ユニットの第1の連結手段と連結する連結位置と、該第1の連結手段との連結が解除されると共に第1の副ユニットを前記略水平方向に挿脱可能にする連結解除位置とに回動可能であり、連結位置方向に付勢する手段を備える画像形成装置を提供することによって達成できる。
【0013】
上記画像形成装置は、画像形成ユニットを構成する第1の副ユニットと第2の副ユニットを、各々別々に略水平方向に挿脱可能とする構成を有する。ここで、画像形成ユニットは、第1の副ユニットにおいて印刷後に不要なトナーを除去した廃トナーを、第1の副ユニットから第2の副ユニットに搬送して回収させる廃トナー回収機構を有し、第1の副ユニットと第2の副ユニットを別々に装置本体に挿入した後、特に第1の副ユニットから第2の副ユニットに廃トナーを渡す搬送路を開くことで廃トナー回収機構の機能を確立させる必要がある。上記画像形成装置によれば、第1の連結手段と第2の連結手段とにより、簡単な操作により第1の副ユニットと第2の副ユニットとを相互に連結させることができ、更にこれに伴って上記搬送路が開き廃トナー回収機構が構成されるようになっている。
【0014】
これにより、メンテナンス作業を効率良く行え、更に交換作業の際にトナー回収機構を備える画像形成ユニットを簡単/確実に構成できる。
そして、前記第2の副ユニットの第2の連結手段を連結位置方向に常時付勢する力が働いているので、第1の連結手段と第2の連結手段の連結を解除し、第2の連結手段を解放する際解放方向に強い力が働くことがなく、トナーの飛散を防止する。
【0019】
請求項4記載の発明は、上記請求項3記載の発明において、前記第2の連結手段は前記嵌合部の回動を阻止する第1のロック手段を備え、前記第1の連結手段は該第2の連結手段との連結によって該第1のロック手段によるロックを解除する第1のロック解除手段を有する構成である。
【0024】
また、第1の副ユニット、又は第2の副ユニットを装置に装着した後、上記付勢力により必ず第2の連結手段は上記第1の連結手段との連結位置に戻るので、第2の副ユニットに設けられた第2の連結手段が装置から突出し、例えば上部機体を閉成する際、破損することがない。
【0025】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記第1の副ユニットは少なくとも像担持体と、印刷後に該像担持体上に残留するトナーを除去するトナー除去手段を有し、前記第1の連結手段は、該トナー除去手段により得られた廃トナーを排出する廃トナー排出口と、該廃トナー排出口を開閉する第1のシャッターを有する構成である。
【0026】
請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明において、前記第2の連結手段は、前記第1の副ユニットの廃トナー排出口より排出される廃トナーを受け取る廃トナー受取口と、該廃トナー受取口を開閉する第2のシャッターと、前記第1の連結手段と嵌合する嵌合部と、該嵌合部を回動操作させる操作部とを有し、前記第2の副ユニットは前記廃トナー受取口より受け取った廃トナーを搬送し蓄積する廃トナー搬送・蓄積手段を有し、該廃トナー搬送・蓄積手段と前記第1の連結手段と第2の連結手段とにより前記廃トナー回収手段が構成され、前記嵌合部が第1の連結手段と嵌合した後該操作部の操作により該嵌合部が回動すると前記第2のシャッターが開くと共に該嵌合部に連動して前記第1の連結手段が回動して前記第1のシャッターが開く構成である。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態の画像形成装置であり、所謂タンデム方式のカラープリンタの例である。また、本例の画像形成装置は両面印刷用のプリンタである。同図において、プリンタ装置31は、不図示のケーブルによってパーソナルコンピュータ等のホスト機器に接続されている。
【0028】
プリンタ装置31は装置本体上部32と装置本体下部33によって構成され、装置本体上部2にはオペレーションパネル34が配設され、またその上面には印字用紙の排紙部35も形成されている。オペレーションパネル34は複数のキーが配設されたキー操作部34aと、不図示のCPUから出力される表示情報に基づき表示を行う液晶ディスプレイ34bで構成されている。また、排紙部35には、排紙ロール36の回動によって後述する画像形成ユニットにより作成された印刷出力が排出され、排紙部35上に順次積載される。
【0029】
また、装置本体下部33には、不図示の両面印刷用搬送ユニットや給紙カセットが配設され、例えばプリンタ装置31の側面に設けられた不図示の蓋を開放することによって、不図示の両面印刷用搬送ユニットを着脱できる構成である。また、装置本体下部33には、その前面に開閉可能なフロントカバー37及び装置本体下部33より着脱自在な給紙カセット38が設けられ、例えばフロントカバー37はジャム処理やメンテナンス等において開放される。
【0030】
また、装置本体下部33の右側面には、MPFトレイ(マルチペーパーフィードトレイ)の装着部39、及びカバー40が設けられている。但し、図1において上記装着部39にMPFトレイは装着されていない。また、カバー40は用紙搬送路確認用のカバーであり、本形態ではこのカバー40を開放して、用紙詰まり等のメンテナンスを行う。
【0031】
図2は上記フロントカバー37及びカバー40を開放した状態を示すプリンタ装置31の外観図である。また、本例のプリンタ装置31の最下段には前述のように給紙カセット38が収納され、給紙カセット38に用紙を補給する際、例えば取手38aを手前に引くことによって、給紙カセット38を矢印方向に引き出すことができる。
【0032】
図3は上記外観を有するプリンタ装置31の内部構成を説明する断面図である。同図において、プリンタ装置31は画像形成部41、両面印刷用搬送ユニット42、及び給紙部43で構成されている。ここで、画像形成部41は4個の画像形成ユニット44〜47を矢印方向に並設した構成であり、同図の紙面右側から左側に向かってマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の順に配設されている。また、この中のマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の画像形成ユニット44〜46は減法混色によりカラー印刷を行う構成であり、ブラック(K)の画像形成ユニット47はモノクロ印刷に使用する。
【0033】
ここで、上記各画像形成ユニット44〜46はそれぞれドラムセットC1とトナーセットC2で構成され、現像容器に収納された現像剤(の色)を除き同じ構成である。したがって、イエロー(Y)用の画像形成ユニット46を例にして構成を説明する。ドラムセットC1には感光体ドラム50、帯電器51a、クリーナ51e等が収納され、またドラムセットC1の上方には印字ヘッド51bが配置されている。トナーセットC2には現像ロール51cやトナーが収納されている。また、トナーセットC2には、後述する可動連結機構が設けられており、これによってドラムセットC1の挿脱を邪魔することなく、ドラムセットC1とトナーセットC2とを確実に連結させて後述する廃トナー回収機構を有する画像形成ユニットを構成することができる。これについては後に詳細に説明する。
【0034】
感光体ドラム50は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成され、感光体ドラム50の周面近傍には、帯電器51a、印字ヘッド51b、現像ロール51c、転写器51d、クリーナ51eが順次配設されている。感光体ドラム50は矢印方向に回動し、先ず帯電器51aからの電荷付与により、感光体ドラム50の周面を一様に帯電する。そして、印字ヘッド51bからの印字情報に基づく光書き込みにより、感光体ドラム50の周面に静電潜像を形成し、現像ロール51cによる現像処理によりトナー像を形成する。この時、感光体ドラム50の周面に形成されるトナー像は、現像容器51cに収納したイエロー(Y)色のトナーによる。このようにして感光体ドラム50の周面に形成されるトナー像は、感光体ドラム50の矢印方向の回動に伴って転写ロール51dの位置に達し、感光体ドラム50の直下を矢印方向に移動する用紙に転写される。
【0035】
また、上記各画像形成ユニット44〜46を構成するドラムセットC1(第1の副ユニット)、トナーセットC2(第2の副ユニット)は、それぞれ装置本体に対し着脱自在に構成される。これは、ユニット装着部63により各々独立に挿脱自在となるものであり、ユニット装着部63は、その一部に、ドラムセットC1、トナーセットC2を、それぞれ、略水平方向にスライドさせつつ挿脱させる為のレール形状を有している。また、印字ヘッド51bは、位置的に、ユニット装着部63内部の空間に配置されている。
【0036】
一方、用紙の搬送は、前述の給紙部43を構成する給紙カセット38、待機ロール52、搬送ベルト53、駆動ロール54等で構成され、給紙コロ55の回動によって給紙カセット38から搬出された用紙は、待機ロール52まで送られ、更にトナー像に一致するタイミングで搬送ベルト53上に送られ、各転写部51dに達する。そして、各転写部51dにおいてトナー像が転写され、トナー像が転写された用紙は搬送ベルト53の移動に従って、搬送ベルト53上を矢印方向に移動し、定着ユニット56において熱定着処理が施される。
【0037】
また、用紙の上面には、上記イエロー(Y)のトナー像のみならず、ドラムセットC1によって転写されたマゼンダ(M)、及びシアン(C)のトナー像も転写され、前述の減法混色に従った色の印刷が行われる。
尚、上述の用紙は給紙カセット38から搬出される用紙のみならず、MPFトレイ39’から供給される用紙も含まれ、この場合には用紙は給紙コロ39aによって搬入され、前述の経路によって印刷処理が行われる。
【0038】
また、上記定着ユニット56は熱ロール56a、56b、及びクリーニングロール56cで構成され、用紙が上述の熱ロール56aと56b間を挟持搬送される間、用紙に転写された例えば複数色のトナー像は溶融して用紙に熱定着する。また、クリーニングロール56cは熱ロール56a周面に離型性オイルを塗布すると共に熱ロール56aに残るトナーを除去する機能を有する。尚、定着ユニット56によってトナー像が定着された用紙は切換板61を介して上方、又は紙面左方向に搬送される。
【0039】
一方、両面印刷用搬送ユニット42は装置本体に対して着脱自在に構成され、本例のプリンタ装置31によって両面印刷を行う際装着するユニットであり、内部に複数の搬送ロール60a〜60eが配設されている。両面印刷の場合には、上記切換板61によって一旦上方に用紙が送られ、例えば用紙の後端が搬送ロール62に達した時、用紙の搬送を停止し、更に用紙を逆方向に搬送する。この制御によって、用紙は点線で示す位置に設定された切換部61の左側を下方に搬送され、両面印刷用搬送ユニット42の用紙搬送路に搬入され、搬送ロール60a〜60eによって用紙が送られ、待機ロール52に達し、前述と同様トナー像と一致するタイミングで転写部に送られ、トナー像が用紙の裏面に転写される。
【0040】
尚、図3には、装置本体上部32を装置本体下部33に対し略水平に開閉するための機構の一部であるFRフレーム(カラープリンタ31の左右にそれぞれ設けられるFRフレーム65a、65b)の位置のみを示している。
本例のプリンタ装置31においては、装置本体上部32を装置本体下部33に対し略水平に開閉して、メンテナンス作業等を行う。
【0041】
図4は、装置本体上部32を開成した状態を示す図である。同図に示すように、装置本体上部32は、装置本体下部33に対し略水平を保ったまま開成される。よって、開成時には、ドラムセットC1、トナーセットC2は、略水平方向で抜き差し可能となる。
【0042】
これにより、ドラムセットC1を交換する場合には、図5に示すようにドラムセットC1を手前に抜き出し、新たなドラムセットC1を挿入する。また、トナーセットC2を交換する場合も同様に、図6に示すようにトナーセットC2を手前に抜き出し、新たなトナーセットC2を挿入する。したがって、本例によればドラムセットC1やトナーセットC2の交換を容易に行うことができる。
【0043】
このように、本実施形態の画像形成装置においては、ドラムセットC1、トナーセットC2をそれぞれ独立に装置本体に挿脱可能となる。これによって、例えばトナーセットC2を交換する際にはトナーセットC2のみを取り外して交換すればよくなり、従来のような余計な手間が掛ることがなくなり、メンテナンス等の作業効率の向上が図れる。
【0044】
ところで、ドラムセットC1、トナーセットC2が、各々独立に交換可能であっても、これらを個別に装置本体に挿入しただけでは画像形成ユニットは構成されない。ドラムセットC1とトナーセットC2を装置本体に挿入した状態で、両者を連結することで、画像形成ユニットが構成される。これは廃トナー回収機構に係わる。すなわち、画像形成ユニットは、ドラムセットC1とトナーセットC2とを相互に連結することで機能する廃トナー回収機構を備えており、この廃トナー回収機構により、ドラムセットC1は、クリーナ51e等により印刷後に感光体ドラム50の周面上に残留するトナー(廃トナー)を取り除いた後、この廃トナーをトナーセットC2側に搬送して収容させることができる。よって、ドラムセットC1とトナーセットC2を装置本体に挿入後、両者を連結することに加え、更に廃トナー回収機構を構成させる必要があるが、本例では、ドラムセットC1、トナーセットC2の各々が、相互に連結すると共に上記廃トナー回収機構を構成できる相互連結機構(ドラムセットC1側の構成を第1の連結部、トナーセットC2側の構成を第2の連結部と呼ぶ)を備える。相互連結機構は、ドラムセットC1及びトナーセットC2の構成上、図7等に示すように、その長手方向の両端のうちの一方に設けられており、更にトナーセットC2側の連結機構(以下、可動連結機構70という)は、ドラムセットC1の挿脱の邪魔にならないように、図7(a)〜(c)に示すように可動式(回動自在)にする。
【0045】
まず、ドラムセットC1とトナーセットC2を装置本体に挿入直後(または、ドラムセットC1やトナーセットC2を装置本体から抜き出すために両者の連結を解除したとき)は、図7(a)に示す状態になっている。トナーセットC2の可動連結機構70は、回動連結部71(ベアリング、リング等)によりトナーセットC2本体と回動自在(紙面、矢印で示す方向に回動自在)に連結されており、ドラムセットC1との連結を解除しているときには(バネ76の付勢力により)図7(a)に示すようにドラムセットC1の挿脱の邪魔にならない位置にある(以下、開成位置という)。可動連結機構70は、上記第2の連結部等を有し、第2の連結部は大別してTSシャッター操作部72とジョイント部73とより成る。例えば作業者等が手により上記バネ76の付勢力に抗して可動連結機構70を図7(a)に示す位置から図7(b)に示す位置へ回動させると、ジョイント部73がドラムセットC1のDSシャッター69と嵌合する。この状態で更に作業者等が手によりTSシャッター操作部72を時計廻り方向に約90度程度廻すと、図7(c)に示す状態となる。このようにすると、特に図示しないが、DSシャッター及びTSシャッターが開き、ドラムセットC1側からトナーセットC2側へのトナー搬送路が開通する構成となっている。ドラムセットC1側で上記クリーナ51e等により得られた廃トナーは、DSシャッター69の排出口から排出され、この廃トナーはTSシャッターを通ってトナーセットC2側に渡り、更にトナー搬送チューブ74内を通って、不図示のトナー回収袋まで搬送される。また、ドラムセットC1側には略1/4円形状のU字溝を有するガイド64が設けられており、一方TSシャッター操作部72の構成の一部にはこのガイドのU字溝と掛合する掛合爪72aがあり、上記図7(b)に示す状態からTSシャッター操作部を時計廻り方向に廻し始めると、掛合爪72aがU字溝に掛合しつつガイド64に沿って(上記略 1/4円形に沿って)回動される。このように、ガイド64によって、ドラムセットC1とトナーセットC2とを連結する際には正確な位置決めが行えるようになる。そして、TSシャッター操作部72を図7(c)に示す位置まで廻すとロック状態となり、ドラムセットC1とトナーセットC2とは確実に連結される。
【0046】
尚、上記図7(a)〜図7(c)、及び以下に説明する図8〜図12に示すドラムセットC1とトナーセットC2は、特に図示/説明はしないが、装置本体のユニット装着部63が有するレール形状部分に緩挿した状態となっている。すなわち、ドラムセットC1は、作業者等により、その突出部66a及びDSステー67がユニット装着部63の有するレールに掛けられて、レール上を略水平方向に摺動しつつ挿入されている。トナーセットC2も同様に、作業者等がその突出部75a、75bをユニット装着部63の有するレールに乗せて、突出部66aがレール上を略水平方向に摺動しつつ挿入されている。
【0047】
図8は、図7(a)に示す状態における可動連結機構70近辺の詳細な構成を示す斜視図である。
同図において、図7(a)〜図7(c)において既に説明してあるものについては、同一符号を付してある。同図では、トナーセットC2の可動連結機構70と、ドラムセットC1のDSシャッター69について、特に詳細に図示し説明するものとする。
【0048】
トナーセットC2の可動連結機構70は、上記の通り、その筐体75が、回動連結部71(ベアリング、リング等)によりトナーセットC2本体と回動自在に連結されており、筐体75の上面には第2の連結部が固定されており、第2の連結部は大別してTSシャッター操作部72とジョイント部73とより構成される。また、例えばシリコンチューブ等の変形可能なチューブの中に不図示のコイルが螺旋状に入っており、このコイルを回転させることによってトナーを搬送する構成のトナー搬送チューブ74が、第2の連結部の下から回動連結部71のリング内を通ってトナーセットC2本体内の不図示のトナー回収袋まで設けられている。
【0049】
可動連結機構70の第2の連結部において、ジョイント部73は、図示のように外円筒部73a、内円筒部73b、廃トナー受取口73c、TSシャッター開口部73d、係合爪73e、及びDSシャッター・ロック解除部73fより成る。外円筒部73aは、可動連結機構70の筐体75に固定されており、その一部に廃トナー受取口73cが空けられており、この廃トナー受取口73cはトナー搬送チューブ74に対して開口している。また、内円筒部73bにはTSシャッター開口部73dが空けられており、後述する回動操作によりこのTSシャッター開口部73dが廃トナー受取口73cに対向する位置にくると、廃トナー受取口73cが開いた状態となる。このように内円筒部73bを回動させることによって廃トナー受取口73cを空けたり閉じたりすることを、以後、TSシャッターを開閉するという。内円筒部73bは、TSシャッター操作部72と一体であり、例えば製造時には、TSシャッター操作部72と一体の内円筒部73bを、外円筒部73a内に挿入した後、係合爪73eにより回動可能な状態で係合される。但し、図の状態では、後述するTSシャッターロック機構により、TSシャッター操作部72を廻そうとしても出来ないようになっている。DSシャッター・ロック解除部73fは、図8に示す状態から作業者等が手で可動連結機構70を図9に示す位置まで回動させると、これに伴ってドラムセットC1の不図示のDSシャッター・ロックを解除できるような形状の切込みが、ジョイント部73に設けられているものである。これについては、後に図11を参照しながら説明する。
【0050】
一方、ドラムセットC1のDSシャッター69は、リブ69a、TSシャッター・ロック解除部69b、DSシャッター開口部69c等より成り、更に不図示の突起部(後に、図11で説明するDSシャッター・ロック機構に係わる突起部69d)を備える。尚、このDSシャッター69に後述するストッパー68を含めた構成を、第1の連結部と呼ぶものとする。
【0051】
リブ69aは、可動連結機構70を閉成する(図9の状態にする)ことでDSシャッター69がジョイント部73内に挿入されると、ジョイント部73内に設けられる不図示の溝に嵌合する。これにより、リブ69aは、TSシャッター操作部72を廻すと一緒に廻されDSシャッター69が回動する。また、特に図示していないがDSシャッター69の内部にはドラムセットC1本体に固定された円筒が入っており、この円筒の下側には不図示の廃トナー排出口が空けられている。これより、リブ69aが廻されDSシャッター69が回動することでそのDSシャッター開口部69cが下側の位置すなわち廃トナー排出口に対向する位置まで移動すると、ドラムセットC1内にある廃トナーを外部に排出できる状態になる(以後、これをDSシャッター開の状態という。その反対にリブ69aを廻す前の状態はDSシャッター閉である)。
【0052】
尚、図8の状態では、例えばリブ69aを手で掴んで回動させようとしても、後述するDSシャッター・ロック機構によって阻止される。TSシャッター・ロック解除部69bは、可動連結機構70を閉成すると、後述するTSシャッターロック機構を解除する構成である。DSシャッター69は、図8ではDSシャッター閉の状態であり、廃トナーが廃トナー排出口から外にこぼれ落ちないようになっている。そして、可動連結機構70を閉成してTSシャッター操作部72が操作されると、上記の通りTSシャッター開となると共に連動してDSシャッター開となり、ドラムセットC1側からトナーセットC2側へトナーを搬送する搬送路が開通する構成となっている。尚、当然、廃トナー排出口は、DSシャッター69をジョイント部73内に挿入したときに、廃トナー受取口73cに対向する位置となるように設けられている。
【0053】
図9は、図7(b)に示す状態における可動連結機構70近辺の詳細な構成を示す斜視図である。
図9に示す状態にすると、上述してあるようにDSシャッター・ロック及びTSシャッター・ロックは、自動的に解除される。これについては、以下、図11、図12を参照して詳細に説明するが、これによって、TSシャッター操作部72を廻すことが可能になる。また、図9に示す状態では、TSシャッター操作部72の掛合爪72aが、ガイド64のU字溝に掛合可能な位置となっており、この状態からTSシャッター操作部72を時計廻り方向に廻すと、掛合爪72aがガイド64のU字溝に掛合しつつ、TSシャッター操作部72を(内円筒部73bも含む)ガイド64に沿って約90度程度回動させることができ、これより図10に示す状態になると、上記の通り、DSシャッターとTSシャッターとが連動して開き、ドラムセットC1側からトナーセットC2側へトナーを搬送する搬送路が開通する。尚、図9に示す状態で作業者等が手を離すと、バネ76の付勢力によって可動連結機構70は開成する(図8に示す状態となる)。
【0054】
図11は、DSシャッター・ロック解除方法を説明する為の図である。
DSシャッター69は突起部69dを有し、この突起部69dには通常時には同図(a)に示すようにストッパー68が当接しており、これよりDSシャッター69は時計廻り方向への回動を阻止されている(ロックされている)。尚、DSシャッター69は、不図示の機構により、同図(a)に示す状態から反時計廻り方向には回動できないようになっている。ストッパー68は、紙面の上または下方向に外力(応力)が加わると曲り、外力を取り除くと元の状態に戻る(形状回復力をもつ)。そして、可動連結機構70は閉成しようとする過程で、第2の連結部のDSシャッター・ロック解除部73fが、ストッパー68の下側から接触しつつ上方向への応力を与えるように構成されており、これによりストッパー68は同図(b)に示すように紙面の上方向に曲げられていき、DSシャッターのロックが解除される。
【0055】
また、同図(c)には、同図(b)におけるDSシャッターの断面図を示してある。同図(c)には、図8で述べたDSシャッター69の内部にある円筒78と、この円筒78の下側に空けられている廃トナー排出口78aが示されている。尚、図では、DSシャッター69と円筒78とは離れているが、これは分りやすく示すためであり、DSシャッター69の内側と円筒78の外側とは接しており、DSシャッター69は円筒78に対し摺動するようにして回動する。
【0056】
図12は、TSシャッター・ロック解除方法を説明する為の図である。
可動連結機構70の第2の連結部のジョイント部73には、同図(a)に示すように、TSシャッター・ロック部材77が設けられている。TSシャッター・ロック部材77は、例えば同図(b)に示す形状であり、板バネ77aとこの板バネ77aの一端に設けられる突起部77bとより成る。一方、ジョイント部73には、同図(a)に示すように、内円筒部73bの一部には、上記突起部77bが挿脱可能で且つ上記DSシャッター69のTSシャッター・ロック解除部69bが摺動しつつ挿脱可能な切込み部73gが設けられている。これより、ジョイント部73は、通常時(DSシャッター69を挿入していないとき)には、TSシャッター操作部72を廻そうとしても上記突起部77bによって内円筒部73bは回動できないようになっている。そして、ジョイント部73にDSシャッター69が挿入されると、DSシャッター69のTSシャッター・ロック解除部69bが切込み部73gに嵌挿しつつジョイント部73内部に向かって摺動していく過程で、突起部77bに突き当たるとこの突起部77bを同図(a)に点線で示す位置まで押込む。これより、TSシャッター・ロックは解除され、TSシャッター操作部72を廻す操作を行えるようになる。尚、その際、DSシャッター69も内円筒部73bに連動して回動するので、TSシャッター・ロック解除部69bが内円筒部73bの回動を邪魔することはない。また、TSシャッター・ロック部材77の板バネ77aは、形状回復力を有するので、DSシャッター69をジョイント部73から抜き出せば、突起部77bは元の位置に戻り、再びTSシャッターロック状態となる。
【0057】
以上のように構成することによって、ドラムセットC1やトナーセットC2の交換作業を簡単に行うことができ、各セット間の連結を簡単/確実に行うこともできる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0058】
図13は本実施形態を説明するトナーセットC2の要部を説明する斜視図である。尚、本例においても画像形成装置の基本構成は前述の図1乃至図6に示す構成であり、本例においてはTSシャッターを回動するための可動連結機構70の構成が異なる。
【0059】
前述のように可動連結機構70は回動連結部71によってトナーセットC2に接続され、図13に示す矢印方向に回動可能に取り付けられている。また、前述のように可動連結機構70にはTSシャッターを構成するTSシャッター操作部72、ジョイント部73、外円筒部73a、内円筒部73b、廃トナー受取口73c、TSシャッター開口部73d、係合爪73e等が形成され、DSシャッター69と係合する。また、本例の可動連結機構70には後述する押圧部(プッシュ部)70aが設けられ、TSシャッターをDSシャッター69に押し込む際操作される。
【0060】
図14は上記可動連結機構70を拡大して示す斜視図であり、上記押圧部(プッシュ部)70aを矢印A方向から押すことによってTSシャッターをDSシャッター69に押し込む構成である。また、押圧部(プッシュ部)70aの下方には所定の角度を有する当接部70bが形成され、下方から(矢印B方向から)押圧部材が押圧する構成である。この押圧部材は前述の図13に示す90であり、押圧部材90は下部機体33の所定の位置に設けられている。
【0061】
尚、上記当接部70bの表面は滑らかに形成され、押圧部材90が当接部70bに当接し、当接部70bを押し上げながらスライドする間、滑らかに動作できる構成である。
一方、可動連結機構70の内部には引っ張りバネが配設されている。図15はこの構成を説明する図である。同図は可動連結機構70を上方から見た図であり、ドラムセットC1、及びトナーセットC2の構成の一部も示す。可動連結機構70の回転軸の近傍には所定の曲率を有するガイド板70cが配設され、ガイド板70cの一端にフック70c’が形成されている。このフック70c’に引っ張りバネ70dの一端が掛けられ、引っ張りバネ70dの他端はトナーセットC2の筐体に設けられたフック70c”に掛け渡されている。
【0062】
引っ張りバネ70dは所定のバネ定数を有し、フック70c’と70c”間に常時引っ張りの付勢力を与える。したがって、可動連結機構70は常時矢印方向の付勢力を受ける。
また、上記ガイド板70cにはロック部材70eも形成され、このロック部材70eは上記フック70c”の位置に達するとフック70c”にロックする構成である。但し、このロックの力は弱く、例えば軽い力でロック解除する構成である。
【0063】
次に、上記構成において、本例の動作を説明する。前述のように、TSシャッターがDSシャッター69にロックしている状態から、例えばドラムセットC1を交換するためTSシャッター操作部72を操作し、ロックを解除して可動連結機構70を解放する。このとき、引っ張りバネ70dの付勢力は可動連結機構70を閉じる方向に働くため、付勢力に抗して可動連結機構70を解放する。したがって、前述の第1の実施形態のように付勢力が加わり解放するのではないため、勢いよく可動連結機構70が解放し、例えば廃トナーが飛散することもない。
【0064】
次に、可動連結機構70を90度解放すると図16に示す状態となり、ロック部材70eがフック70c”の位置で軽くロックされる。また、図17はこの状態を示す斜視図である。したがって、この状態において、ドラムセットC1の交換作業等を行う。
【0065】
次に、上記図16、図17の状態から可動連結機構70を閉じる。このとき、上記ロックは弱い力で解放でき、例えば図16に示す矢印方向に軽く押すだけで可動連結機構70はDSシャッター69側に閉じる。したがって、例えば前述のドラムセットC1を交換した後、可動連結機構70を閉じることを忘れても、上部機体を閉成する際、下部機体33のフレームが可動連結機構70に当接すると、ロックが解除され、引っ張りバネ70dの付勢力によって可動連結機構70はDSシャッター69側に自動的に閉じる。このため、可動連結機構70が破損する等の問題が発生しない。
【0066】
図18は上記操作によって可動連結機構70がDSシャッター69の位置に移動した状態を示す。次に、TSシャッターをDSシャッター69にセットするため、前述の押圧部(プッシュ部)70aを押し、前述の図15に示す状態とする。この場合にも、押圧部(プッシュ部)70aの押し忘れに対して本例は対応することができる。すなわち、押圧部(プッシュ部)70aを押し忘れ、例えば上部機体32を閉成すると、前述の押圧部材90が図14に示す当接部70bに当たり、押圧部材90が当接部70bの表面をスライドしながら当接部70bを押し上げ、TSシャッターをDSシャッター69に押し込む。したがって、押圧部(プッシュ部)70aの押圧を忘れた場合でも、上部機体32を閉じることによってTSシャッターをDSシャッター69に挿入することができる。
【0067】
以上のように、本例によれば第1の実施形態のバネ76とは逆方向に付勢力を与える引っ張りバネ70dを採用したことによって可動連結機構70を解放する際の廃トナーの飛散を防止し、また軽い力で外れるロック機構と上記引っ張りバネ70dの機能によって可動連結機構70の破損を回避できる。さらに、押圧部(プッシュ部)70aのプッシュを忘れた場合でも自動的にTSシャッターをDSシャッター69にセットできるものである。
【0068】
したがって、第1の実施形態の画像形成装置に比べて更に利便性がよく、廃トナー飛散や装置の破損を防止できる画像形成装置を提供できる。
【0069】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、画像形成装置において画像形成ユニットの交換作業等のメンテナンス作業を簡単に行うことができる。更に、画像形成ユニットを構成するドラムユニットとトナーユニット間の連結を簡単/確実に行える。
【0070】
また、廃トナー飛散や装置の破損を防止でき、より利便性の優れた画像形成装置を提供することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の画像形成装置であり、所謂タンデム方式のカラープリンタの例である。
【図2】フロントカバー等を開放した状態を示すプリンタ装置の外観図である。
【図3】プリンタ装置の内部構成を説明する断面図である。
【図4】装置本体上部を開成した状態を示す図である。
【図5】装置本体上部を開成した状態でのドラムセットの交換を説明する図である。
【図6】装置本体上部を開成した状態でのトナーセットの交換を説明する図である。
【図7】(a)、(b)、(c)は、ドラムセット、トナーセットを装置本体に挿入し相互に連結する手順を説明する為の図である。
【図8】図7(a)に示す状態における可動連結機構近辺の詳細な構成を示す斜視図である。
【図9】図7(b)に示す状態における可動連結機構近辺の詳細な構成を示す斜視図である。
【図10】ドラムセットC1とトナーセットC2との連結を完了した状態を示す詳細斜視図である。
【図11】(a)、(b)、(c)は、DSシャッター・ロック解除方法を説明する為の図である。
【図12】(a)、(b)は、TSシャッター・ロック解除方法を説明する為の図である。
【図13】第2の実施形態のトナーセットの要部を説明する斜視図である。
【図14】可動連結機構を拡大して示す斜視図である。
【図15】可動連結機構の内部に引っ張りバネが配設される構成を説明する図である。
【図16】可動連結機構を90度解放した状態を示す図である。
【図17】可動連結機構を90度解放した状態を示す斜視図である。
【図18】可動連結機構がDSシャッター69の位置に移動した状態を示す図である。
【図19】従来例のプリンタ装置の外観斜視図である。
【図20】従来例のプリンタ装置の内部構成図である。
【符号の説明】
31 プリンタ装置
32 装置本体上部
33 装置本体下部
34 オペレーションパネル
34a キー操作部
34b 液晶ディスプレイ
35 排紙部
36 排紙ロール
37 フロントカバー
38 給紙カセット
39 MPFトレイ
40 カバー
41 画像形成部
42 両面印刷用搬送ユニット
43 給紙部
44〜47 画像形成ユニット
50 感光体ドラム
51a 帯電器
51b 印字ヘッド
51c 現像ロール
51d 転写器
51e クリーナ
50f ドラム軸
52 待機ロール
53 搬送ベルト
54 駆動ロール
55 給紙コロ
56 定着ユニット
56a、56b 熱ロール
56c クリーニングロール
60a〜60e 搬送ロール
61 切換板
62 搬送ロール
63 ユニット装着部
63a レール部
63b レール部
64 ガイド
65 FRフレーム
66a 突出部
67 DSステー
68 ストッパー
69 DSシャッター
69a リブ
69b TSシャッター・ロック解除部
69c DSシャッター開口部
69d 突起部
70 可動連結機構
70a 押圧部(プッシュ部)
70b 当接部
70c ガイド板
70c’70c” フック
70d 引っ張りバネ
70e ロック部材
71 回動連結部
72 TSシャッター操作部
72a 掛合爪
73 ジョイント部
73a 外円筒部
73b 内円筒部
73c 廃トナー受取口
73d TSシャッター開口部
73e 係合爪
73f DSシャッター・ロック解除部
73g 切込み部
74 トナー搬送チューブ
75 筐体
76 バネ
77 TSシャッター・ロック部材
77a 板バネ
77b 突起部
78 円筒
78a 廃トナー排出口
90 押圧部材
Claims (3)
- 装置本体が開閉自在に上部機体と下部機体に分割され、開成時に該上部機体に、装置の構成の一部がユニット化されて成る画像形成ユニットを構成する第1の副ユニットと第2の副ユニットを挿脱可能な画像形成装置において、
前記画像形成装置本体は、前記第1の副ユニット、第2の副ユニットを各々独立に略水平方向に挿脱させる副ユニット挿脱手段を備え、
前記第1の副ユニットは第1の連結手段を備え、前記第2の副ユニットは第2の連結手段を備え、該第1の副ユニットと第2の副ユニットとは該第1の連結手段と第2の連結手段とにより相互の連結/連結解除を可能とすると共に該相互連結時に廃トナー回収手段を構成するものであって、
前記第2の副ユニットの有する第2の連結手段は、前記第1の副ユニットの第1の連結手段と連結する連結位置と、該第1の連結手段との連結が解除されると共に第1の副ユニットを前記略水平方向に挿脱可能にする連結解除位置とに回動可能であり、連結位置方向に付勢する手段を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1の副ユニットは少なくとも像担持体と、印刷後に該像担持体上に残留するトナーを除去するトナー除去手段を有し、前記第1の連結手段は、該トナー除去手段により得られた廃トナーを排出する廃トナー排出口と、該廃トナー排出口を開閉する第1のシャッターを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記第2の連結手段は、前記第1の副ユニットの廃トナー排出口より排出される廃トナーを受け取る廃トナー受取口と、該廃トナー受取口を開閉する第2のシャッターと、前記第1の連結手段と嵌合する嵌合部と、該嵌合部を回動操作させる操作部とを有し、前記第2の副ユニットは前記廃トナー受取口より受け取った廃トナーを搬送し蓄積する廃トナー搬送・蓄積手段を有し、該廃トナー搬送・蓄積手段と前記第1の連結手段と第2の連結手段とにより前記廃トナー回収手段が構成され、
前記嵌合部が第1の連結手段と嵌合した後該操作部の操作により該嵌合部が回動すると前記第2のシャッターが開くと共に該嵌合部に連動して前記第1の連結手段が回動して前記第1のシャッターが開くことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
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