JP3712235B2 - ４つの刃先を備える湿式のシェービング・カートリッジ - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的にはシェービング装置に関し、特に多数の刃を有するシェービング装置に関する。
【０００２】
【発明の背景】
昨今の安全カミソリは、ハンドルにマウントされているヘッドに配設された１〜３の刃を備える。安全カミソリのあるものは、替え刃カートリッジを有しており、他のものは、一体として使い捨てできるように組み合わせたハンドル及びヘッドを有している。様々なカミソリ・ヘッドの形状が存在するが、カミソリ・ヘッドは、典型的に、硬質のプラスチックで形成されるフレームと、このフレーム中にマウントされる１〜３の刃とを含む。フレームは、座部位置と頂部位置とを含み、１〜３の刃は、座部と頂部との間に配置される。ヘッドは、刃の前方に配置された保護部材すなわちガードをさらに備え、人の肌が刃に当たる前にこのガードに当たるようにしている。頂部は、刃の後部に配置され、人の肌が刃に当たった後に頂部に当たるようにしている。ガードと頂部は、刃によるシェービングを最適にするため、刃に対して人の肌の位置を適合させる。昨今の安全カミソリは、ヘッドに取り付けられる１またはそれ以上の快適性を与えるための細片すなわちコンフォート・ストリップを含むことが周知である。コンフォート・ストリップは、典型的に、可溶性の材料と混合した不溶性の材料を含む。ある例では、可溶性の材料は、それ自身でシェービング処理を容易にし、別の例では、１以上のシェービング補助剤（例えば、潤滑剤、引っかかり低減剤、脱毛剤、洗浄剤、薬剤等）が、コンフォート・ストリップに付加されてシェービング処理をさらに向上させる。
【０００３】
特定のカミソリによって提供される快適性と性能は、カミソリの商業的な成功にとって決定的なものである。カミソリの快適性、及び／又は性能に利する改良が、重要若しくは微妙のいずれであるにしても、カミソリの商業的な成功に対しての明確なインパクトとなり得る。カミソリの快適性を増すための１つの手法は、剃毛すなわちシェービングを完了するのに必要なストロークの回数を減らすことである。カミソリの各ストロークは、シェービングされている人の肌を傷つけたり炎症を起こしたりする機会を与えることになる。シェービングを完了するのに必要なストロークの回数を減らす１つの手法は、カミソリの性能を改良することである。一回のストロークで体毛を十分にシェービングするカミソリは、同様のシェービングを得るために複数のストロークを必要とするようなカミソリよりも高性能である。それゆえ、既存のカミソリを凌ぐ性能のカミソリであって既存のカミソリよりも快適に使用することができるカミソリを提供することが望ましい。
【０００４】
【発明の開示】
したがって、本発明は、既存のカミソリに対して改良された性能を有するカミソリであって、既存のカミソリよりも快適に使用することができるカミソリを提供することを目的とする。
【０００５】
本発明によれば、カミソリ・カートリッジは、フレームと、少なくとも４つのカミソリ刃と、ある接触表面を含むガードと、ある接触表面を含む頂部とを含んでいる。フレームは、カミソリ刃を支持する。ガードは、カミソリ刃の前方に配設されており、頂部は、カミソリ刃の後部に配設されている。カミソリ刃は、各カミソリ刃の切れ刃がガードと頂部の接触表面と接するようにこれらと交わる平面に近接するように配置されている。結果的に、カミソリの各ストロークによって、シェービングされている表面が連続して少なくとも４つのカミソリ刃の切れ刃にさらされる。上述のカートリッジと同様の特徴を有するヘッドを含む単体のカミソリ組立体も同様に提供される。以下、特記しない場合、「カートリッジ」の語によって、カミソリ・カートリッジとカミソリ組立体とを集合的に表現するものとする。
【０００６】
本発明に係るカートリッジの４つまたはそれ以上のカミソリ刃は、現在入手できるカミソリ・カートリッジやカミソリ組立体を超える幾多の利点を有する。最も最新式の安全カミソリは、ガードと頂部との間に配置された１から３のカミソリ刃を含む。各カミソリ刃の切れ刃は、ガード及び頂部の接触表面と接するように交わるある平面（つまり、上記「接触平面」）に近接して配置されている。接触平面は、シェービングされている表面の論理上の位置を表す。接触平面に対するカミソリ刃の切れ刃の位置は、切れ刃の「露出」という用語によって表現される。「正の露出」となっている切れ刃は、刃と切れ刃が上記接触平面を通って延在するものであり、シェービングされる対象によって通常占有される領域に入り込んでいる。「負の露出」となっている切れ刃は、刃の切れ刃が上記平面の下方にあってそのため接触平面と交差していない。「中間の露出」となっている切れ刃は、刃の切れ刃が上記接触平面と接触しており、単一刃のカミソリでは、単一刃が、一回の通過において既定の高さにある各体毛をカットし、或いは、複数通過において各体毛の部分をそれらの各々が既定の高さに達するまでカットする。仮に、単一刃が単一の通過によって既定の高さにある各体毛をカットするものとするならば、これはかなりな正の露出となるであろう。刃をかなりな正の露出とすることの問題は、皮膚の炎症を増加させる機会を増加させることである。一方、刃をわずかな正の露出、中間の露出、負の露出とすると、一回の通過において皮膚の炎症の可能性を減少させる。しかしながら、一回の通過で可能になるシェービング緻密さが低下し、カミソリを同一の表面に複数回通過させる必要が生じ、これまた、皮膚の炎症を増加させる。
【０００７】
本発明では、これに比較して、シェービングすべき表面を少なくとも４つのカミソリ刃に連続してさらすことになる。複数の刃は、異なる「感触」を提供し、或いはカミソリを異なる適用状態に調整するため、様々な露出状態の形態に配置することができる。すべての場合において、体毛のカット作業は、４つ以上のカミソリ刃に分担される。各カミソリは、体毛の一部をカットし、一回の通過によって全体としてのシェービングを所望の緻密さとすることができる。炎症の機会は、結果的に減少する。
【０００８】
本発明に係る４以上の刃、及びこれによって可能になる異なる状態に露出させた刃の形態は、現在入手できる１から３の刃では得られない多数のオプションを提供する。上述のように、刃の露出と炎症の機会との間、さらにカミソリの通過回数と炎症の機会との間にも関係がある。本発明は、刃の露出とを低減させ、同一の肌を多数回通過させる必要性を減少させる。結果として、炎症の可能性が大幅に減少し、シェービング装置の快適さと性能が改善される。
【０００９】
さらに、本発明に係る４以上の刃は、２又は３の刃を備えるカミソリでは実際不可能なような刃の露出範囲を可能にする。例えば、隣接する刃間で許容される露出の変化が０.２ｍｍであるとすると、３の刃を備えるカミソリ・カートリッジは、全体としての刃の露出が最大で０.６ｍｍとなる。本発明のもとでは、これに比較して、全体としての刃の露出が最大で０.８ｍｍ或いはそれ以上となる。このような範囲の増加により、例えば、最も前方の刃をかなり負の露出の配置とし、最も後部の刃をかなり正の露出の配置とすることができる。
【００１０】
本カミソリ・カートリッジで可能な他の形態では、カミソリ刃の露出の範囲を現在得られる２又は３の刃を備えるカミソリの場合の範囲と同様とすることができるにも拘わらず、隣接する刃間で露出の変化量が減少する。このような形態により、刃ごとに除去される体毛の量が減少するので、快適さと性能が向上する。
【００１１】
本カミソリ・カートリッジで可能な他の形態では、刃が交互に露出し、或いは刃の露出が漸増又は漸減する刃であり、若しくは鋭利度の異なる刃であり、若しくは刃間の間隔が非一様なカートリッジである。
【００１２】
本発明のこれら及び他の目的、特徴、並びに本発明の利点は、本発明の詳細な説明に照らして明らかになるであろう。
【００１３】
【発明の実施の形態】
図１は一体型カミソリを図解して示し、図２はカミソリ・カートリッジを図解する平面図を示し、図３はカミソリ・カートリッジを図解する正面図を示し、図４は４つのカミソリ刃を有するカミソリ・カートリッジを図解する断面図を示し、図５は５つのカミソリ刃を有するカミソリ・カートリッジを図解する断面図を示し、図６の（ａ）〜（ｃ）は、接触平面に関してカミソリ刃を図解して示し、図７の（ｄ）、（ｅ）は、接触平面に関してカミソリ刃を図解して示す。
図１〜３を参照すると、カミソリ組立体１０（図１参照）は、相互に取り付けられているハンドル１２とヘッド１４とを備える。ヘッド１４は、ハンドル１２に恒久的に取り付けられることができ、或いは、交換カートリッジ１６（図２、３参照）としてハンドル１２に対し分離可能に取り付けられることができる。両方の場合において、取り付けられた部品すなわちアタッチメントは、固定型又は枢支型のアタッチメントとすることができる。本欄の詳細説明を容易にするため、本発明は、分離可能なカートリッジ１６によって説明される。しかしながら、本発明は、ハンドルとヘッドを備える一体型すなわち単体のカミソリ組立体の形態をとることもできる。
【００１４】
図２〜５を参照すると、カートリッジ１６は、ガード１８と、フレーム２０と、フレーム２０中にマウントされた４つ以上のカミソリ刃２２とを備える。各カミソリ刃２２は、刃２２の長さ方向にわたって延在する切れ刃２４を有している。フレーム２０は、座部２６と、頂部２８と、複数のスペーサ３０とを備える。カミソリ刃２２は、フレーム２０の座部２６と頂部２８の間に配設されている。頂部２８は、外側接触表面３２を含む。ここで用いられている用語「前方」及び「後部」は、２以上の物の間の相対的な位置を規定する。例えば、カミソリ刃２２の「前方」の物は、カートリッジ１６を意図したカット方向にストロークさせると仮定した場合に、シェービングすべき表面がカミソリ刃２２に遭遇する前にその物に遭遇するような位置に配置されている。ガード１８は、カミソリ刃２２の切れ刃２４の前方においてフレーム２０に固定されている。カミソリ刃２２の「後部」の物は、カートリッジ１６を意図したカット方向にストロークさせると仮定した場合に、シェービングすべき表面がカミソリ刃２２に遭遇した後にその物に遭遇するような位置に配置されている。頂部２８は、カミソリ刃２２の切れ刃２４の後部に固定されている。
【００１５】
スペーサ３０がカミソリ刃２２間に配設されて、スペーサ３０の高さに等しい距離だけカミソリ刃２２を互いに引き離すように離間させる。いくつかの実施形態で、カミソリ刃２２の異なる対の間におけるスペーサ３０の高さは異なるものとされており、以下により詳細に説明するように、隣接するカミソリ刃２２間の間隔を変更している。いくつかの実施形態で、スペーサ３０は、これらが分離するカミソリ刃２２が互いに横方向に平行になるように成形されている。他の実施形態で、スペーサ３０は、これらが分離するカミソリ刃２２が互いに横方向に斜めになるように、すなわち切れ刃２４から離れるに従ってこれらが互いに広がるように成形されている。
【００１６】
本発明では、様々なガード１８を用いることができる。ガードは、当業者に周知であり、それゆえここでは詳細に説明しないが、本発明は、いずれかの特別なタイプのガードを用いる場合に限られるものではない。ガードは、外側接触表面３４を含む。
【００１７】
今度は図４〜７を参照すると、各カミソリ刃２２の切れ刃２４は、接触平面３６に近接して配置され、この接触平面３６は、ガード１８と頂部２８の外側接触表面３２、３４に接するように交わる。本発明の一実施形態（図５参照）では、カミソリ刃２２の切れ刃２４が接触平面に接しており、これらは、それぞれ中間の露出となっている。本発明の他の実施形態（図６（ａ）、（ｂ）及び図７（ａ）、（ｂ）参照）では、４つのカミソリ刃２２の露出が、最も前方のカミソリ刃から最も後部のカミソリ刃にかけて増加しており、４つのカミソリ刃の各々は、後部に配置されたカミソリ刃に比較してより大きな露出量となっている。最も前方のカミソリ刃２２は、負の露出、中間の露出、又は正の露出となるいずれかの位置に配置可能であり、他のカミソリ刃は、相対的に配置される。図６（ａ）は、最も前方のカミソリ刃から始まって最も後部のカミソリ刃に至るような、カミソリ刃２２からカミソリ刃２２にかけての露出量の変化が等量になっている場合を示す。別の実施形態（図６（ｃ）参照）では、カミソリ刃２２の露出が交互になっている。つまり、最も前方のカミソリ刃２２は負の露出になっており、次の後部のカミソリ刃２２は正の露出になっており、次の後部のカミソリ刃２２は負の露出になっており、次の後部のカミソリ刃２２（これが、４つの刃の実施形態では最後部の刃である）は正の露出になっている。さらに別の実施形態（図７（ａ）参照）では、適用すなわち使用に際して適合するように、前方から後部へのカミソリ刃２２からカミソリ刃２２にかけての露出量の変化が異なるものとなっている。４枚刃のカートリッジ１６において、例えば、最も前方の第１カミソリ刃３８に隣接する第２カミソリ刃４０は、最前方の第１カミソリ刃３８の露出よりも量「ｘ」だけ多く露出する。また、次に後部の第３カミソリ刃４２は、第２カミソリ刃４０の露出よりも量「ｙ」だけ多く露出する。最も後部の第４カミソリ刃４４は、第３カミソリ刃４２の露出よりも量「ｚ」だけ多く露出する。ここで、ｘ＞ｙ＞ｚとなっている。また、カミソリ刃の位置は、上述のｘ、ｙ、ｚの相対的な位置を保ったままで、接触平面３６に対して集団的に調節することもできる。この実施形態では、４つのカミソリ刃２２がより少ないカミソリ刃で可能になる性能よりも優れた性能を提供し、各カミソリ刃２２間の露出が後部の方向に少なくなることによって人のシェービングに改善された快適性を提供する。カミソリ刃２２からカミソリ刃２２かけて露出率が減少することにより、シェービングすべき表面に近く配置されたカミソリの切れ刃についての安全性を増加させることになる。
【００１８】
本カートリッジ１６における４つ以上のカミソリ刃２２中の隣接するカミソリ刃２２は、典型的には、互いに等間隔で離間している。しかしながら、いくつかの例では、刃間の間隔を非一様にすることが望ましい。例えば、図７（ｂ）は、ｕ＞ｖ＞ｗとして、距離ｕ、ｖ、ｗだけ互いに離間する４つのカミソリ刃２２を図解する。減少する刃間隔は、より優れた快適性を提供し、本カートリッジの４つ以上のカミソリ刃２２は、同時に性能を向上させることができる。上述したように、いくつかの例では、隣接するカミソリ刃２２が横方向に互いに平行にならないように、隣接する刃間の角度を斜めにすることが望ましいが、横方向に移動して切れ刃２４から離れるに従って互いに広がることがより望ましい。広がる刃２２は、シェービング中に発生する切かすの除去に都合がよい。
【００１９】
本カートリッジ１６における４つ以上のカミソリ刃２２は、典型的には、同一の材料で形成され、それぞれは、他のカミソリ刃２２の鋭利さと同じ鋭利さを有する切れ刃２４を備える。しかしながら、本カートリッジ１６のいくつかの実施形態では、カミソリ刃２２の材料、及び/又はその鋭利さは、有利な特性を得るために様々に変更することができる。例えば、前方側の第１及び第２カミソリ刃２２は、後部側の第３及び第４カミソリ刃２２の鋭利さに比較してより鋭利なものとすることができる。このような配置は、鋭利さを増加させたカミソリ刃２２（つまり、第１及び第２のもの）が負又は中間の露出で配置され、標準的な鋭利さを有するカミソリ刃２２（つまり、第３及び第４のもの）が正の露出で配置される場合に、殊に望ましいものである。相対的に言えば、多数のカミソリ刃２２とすることにより、鋭利さを増加させたカミソリ刃をシェービングされる表面から離して配置することができ、標準的な鋭利さを有するカミソリ刃をシェービングされる表面に近接させて配置することができる。本実施形態の多数のカミソリ刃は、より鋭利なカミソリ刃が炎症を発生させにくいように操作・使用されて性能が改善され、炎症を発生させにくい標準的な鋭利さを有するカミソリ刃は、表面の近くでシェービングできるように配置されて操作・使用される。同様の方法で、カミソリ刃２２の材料も様々に変更することによって性能を増大させ、及び／又は快適性を増大させることができる。例えば、上記の実施形態において、標準的な鋭利さを有するカミソリ刃２２（つまり、第３及び第４のもの）は、それらの耐久性を増加させるためのコーティングを含むものとすることができる。
【００２０】
図２及び３を参照すると、カートリッジ１６のいくつかの実施形態では、隣接するカミソリ刃２２間で配置された複数のスキン・フロー部材４６をさらに含む。スキン・フロー部材４６は、正、中間、若しくは負の露出で配置することができる。スキン・フロー部材４６は、シェービングされている表面に係合して、これをカミソリ刃２２に対して適応させるのに役立つ。
【００２１】
本発明は、その詳細な実施形態によって説明されたが、本発明の理念と範囲内において、その形状や細部において多様な変更が当業者に可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】一体型カミソリを図解して示す。
【図２】カミソリ・カートリッジを図解する平面図である。
【図３】カミソリ・カートリッジを図解する正面図である。
【図４】４つのカミソリ刃を有するカミソリ・カートリッジを図解する断面図である。
【図５】５つのカミソリ刃を有するカミソリ・カートリッジを図解する断面図である。
【図６】（ａ）〜（ｃ）は、接触平面に関してカミソリ刃を図解して示す。
【図７】（ｄ）、（ｅ）は、接触平面に関してカミソリ刃を図解して示す。
【符号の説明】
１０ カミソリ組立体
１２ ハンドル
１４ ヘッド
１６ 交換カートリッジ
１８ ガード
２０ フレーム
２２ カミソリ刃
２４ 切れ刃
２６ 座部
２８ 頂部
３０ スペーサ
３２,３４ 外側接触表面
３６ 接触平面

Claims (11)

1. フレームと、前記フレームに支持された少なくとも４つのカミソリ刃であって、各々のカミソリ刃が当該カミソリ刃の長さ方向にわたって延在する切れ刃を有する少なくとも４つのカミソリ刃と、前記フレームに支持されて、前記少なくとも４つのカミソリ刃の前方に配置された、接触表面を含むガードと、前記フレームに支持されて、前記カミソリ刃の後部に配置された、接触表面を含む頂部とを備え、前記少なくとも４つのカミソリ刃は、前記ガードと前記頂部の接触表面間に延在する平面に対して、前記少なくとも４つのカミソリ刃の各々が後部に配置されたカミソリ刃で露出量が大きくなるように配置されていることを特徴とするカミソリ・カートリッジ。
2. 前記少なくとも４つのカミソリ刃のうち最も前方のカミソリ刃は、負の露出となっていることを特徴とする請求項１記載のカミソリ・カートリッジ。
3. 前記少なくとも４つのカミソリ刃のうち最も前方の２つのカミソリ刃の各々は、負の露出となっていることを特徴とする請求項１記載のカミソリ・カートリッジ。
4. 最も前方のカミソリ刃から始まって最も後部のカミソリ刃で終わるような、隣接するカミソリ刃間で、露出の増加量が、前記少なくとも４つのカミソリ刃において一様であることを特徴とする請求項１記載のカミソリ・カートリッジ。
5. 隣接するカミソリ刃間で、露出の増加量が、前記少なくとも４つのカミソリ刃において一様でないことを特徴とする請求項１記載のカミソリ・カートリッジ。
6. ハンドルと、
   フレームと、前記フレームに支持された少なくとも４つのカミソリ刃であって、各々のカミソリ刃が当該カミソリ刃の長さ方向にわたって延在する切れ刃を有する少なくとも４つのカミソリ刃と、前記フレームに支持されて前記カミソリ刃の前方に配置された接触表面を含むガードと、前記フレームに支持されて前記カミソリ刃の後部に配置された接触表面を含む頂部とを含むヘッドと
   を備え、
   前記少なくとも４つのカミソリ刃は、前記ガードと前記頂部の接触表面間に延在する平面に対して、前記少なくとも４つのカミソリ刃の各々が後部に配置されたカミソリ刃で露出量が大きくなるように配置されていることを特徴とするカミソリ組立体。
7. 前記少なくとも４つのカミソリ刃のうち最も前方のカミソリ刃は、負の露出となっていることを特徴とする請求項６記載のカミソリ組立体。
8. 前記少なくとも４つのカミソリ刃のうち最も前方の２つのカミソリ刃の各々は、負の露出となっていることを特徴とする請求項７記載のカミソリ組立体。
9. 最も前方のカミソリ刃から始まって最も後部のカミソリ刃で終わるような、隣接するカミソリ刃間で、露出の増加量が、前記少なくとも４つのカミソリ刃において一様であることを特徴とする請求項７記載のカミソリ組立体。
10. 隣接するカミソリ刃間で、露出の増加量が、前記少なくとも４つのカミソリ刃において一様でないことを特徴とする請求項７記載のカミソリ組立体。
11. 露出の増加量が正で、かつ、最も前方のカミソリ刃から始まって最も後部のカミソリ刃で終わるようなカミソリ刃からカミソリ刃にかけて漸減する請求項１０記載のカミソリ組立体。

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