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JP3705615B2 - Urethane oxazolidine - Google Patents

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JP3705615B2
JP3705615B2 JP17419794A JP17419794A JP3705615B2 JP 3705615 B2 JP3705615 B2 JP 3705615B2 JP 17419794 A JP17419794 A JP 17419794A JP 17419794 A JP17419794 A JP 17419794A JP 3705615 B2 JP3705615 B2 JP 3705615B2
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JP
Japan
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group
urethane
oxazolidine
formula
present
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川 和 憲 石
田 浩 之 細
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ポリイソシアネートおよびエポキシをベースとする防水材、シーラントおよび接着剤の一液湿気硬化型の潜在性硬化剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ウレタン、エポキシの湿気硬化型潜在性硬化剤としては、オキサゾリジン系、ケチミン系、エナミン系、チオシリル基系などが知られている。この中で、特にウレタンオキサゾリジン系が硬化性、貯蔵安定性のバランスのとれた硬化剤であり、硬化物の性能も比較的よい(特公昭55−35407号、特公昭58−5913号および特公昭58−5914号)。
【0003】
オキサゾリジン環の2位の置換基は、その加水分解に大きな影響を与えることが知られている。
オキサゾリジン環の2位の置換基に2個の置換基がある場合で、その2個の置換基ともが脂肪族炭化水素基であると加水分解が速すぎ、貯蔵安定性が悪い。
そして、オキサゾリジン環の2位の置換基が無置換のフェニル基であると加水分解が遅い。
また、オキサゾリジン環の2位の置換基が1個の脂肪族炭化水素基である場合には、比較的加水分解が速く、十分な貯蔵安定性が得られない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、貯蔵安定性と硬化性に優れた潜在性硬化剤を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前述の問題点を解決するために貯蔵安定性、硬化性に優れた潜在性硬化剤で下記式(1)で示される構造を有する化合物を合成し、本発明に至った。
【0006】
【化2】

Figure 0003705615
【0007】
すなわち、本発明は、一般式(1):
【化3】
Figure 0003705615
【0008】
(式中、R1 およびR2 は、各々独立に炭素数2〜3の脂肪族炭化水素基、R3 は炭素数1〜6の脂肪族炭化水素基もしくは炭素数1〜3のアルキルオキシ基を表わす。R4 は、脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、もしくは尿素基、アロファネート基、ビュレット基、イソシアヌレート基、カルボジイミド基、ウレタン基を含む基またはこれらの組み合わせを表す。mは1〜3の整数、nは0〜2の整数、pは1〜3の整数である。)
で示されるウレタンオキサゾリジンを提供する。
【0009】
以下に、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明の潜在性硬化剤である、下記式(1):
【0010】
【化4】
Figure 0003705615
で示されるオキサゾリジン化合物は、下記一般式(2):
【0011】
【化5】
Figure 0003705615
【0012】
で表されるN−ヒドロキシアルキル−1,3−オキサゾリジンを下記一般式(3):
4 (NCO)m+n …………(3)
で表されるポリイソシアネートと反応させて得られる。
【0013】
1 およびR2 は各々独立に炭素数2〜3の脂肪族炭化水素基である。具体的には、エチレン基、プロピレン基、イソプロピレン基が挙げられる。中でも、エチレン基、イソプロピレン基であるのが好ましい。
3 は炭素数1〜6の脂肪族炭化水素基もしくは炭素数1〜3のアルキルオキシ基を表わす。具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、メチルオキシ基、エチルオキシ基、プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基等が挙げられる。なかでも、メチル基、エチル基、メチルオキシ基であるのが好ましい。
【0014】
4 は有機のジイソシアネートまたはトリイソシアネートからイソシアネート基を除いて得られる残基である。
【0015】
mは1〜3の整数、nは0〜2の整数、pは1〜3の整数である。
式(1)で表される化合物の具体例としては、下記式(I)〜(VI)で表される化合物等が挙げられる。
【0016】
【化6】
Figure 0003705615
【0017】
なかでも、式(IV)〜(VI)で表される化合物であるのが、硬化性の点で特に好ましい。
【0018】
本発明の式(1)で表される化合物は、上記式(2)で表されるN−ヒドロキシアルキル−1,3−オキサゾリジンと上記式(3)で表されるポリイソシアネートから製造される。
この内、N−ヒドロキシアルキル−1,3−オキサゾリジンは、置換ベンズアルデヒドとビス−(ヒドロキシアルキル)アミンとの縮合反応により製造される。
【0019】
置換ベンズアルデヒドとしては、メチルベンズアルデヒド、ジメチルベンズアルデヒド、トリメチルベンズアルデヒド、エチルベンズアルデヒド、イソプロピルベンズアルデヒド、イソブチルベンズアルデヒド、メトキシベンズアルデヒド、ジメトキシベンズアルデヒド、トリメトキシベンズアルデヒドが好適である。
【0020】
N−(ヒドロキシアルキル)アミンとしては、特に、ビス−(2−ヒドロキシエチル)アミン、ビス−(2−ヒドロキシイソプロピルアミン)およびN−(2−ヒドロキシエチル)−N−(2−ヒドロキシイソプロピル)アミンが好適である。
【0021】
本発明で使用されるポリイソシアネートは、好ましくはm+nの和が1〜5、特に2または3が好ましい。式中のR4 基は、脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、あるいは変性ポリイソシアネートとして知られている尿素基、アロファネート基、ビュレット基、イソシアヌレート基、カルボジイミド基、またはウレタン基を含む基である。具体的な例を挙げると以下の通りである。
【0022】
2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、P−フェニレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンイソシアネート、などの芳香族ポリイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネートなどの脂肪族ポリイソシアネート;イソホロンジイソシアネートなどの脂環式ポリイソシアネート;キシレンジイソシアネートなどの芳香族脂肪族イソシアネート;およびこれらの変性ポリイソシアネートが挙げられ、これらの1種または2種以上の組み合わせとして使用される。
【0023】
このほかにウレタン化学で知られているウレタンプレポリマーと称される分子量が1000〜10000のジヒドロキシルまたはトリヒドロキシル化合物と上記イソシアネート化合物とを反応させ、慣用法で得られるものも使用可能である。分子量1000〜10000のヒドロキシル化合物としては、ポリウレタンを製造するのに既知であるポリエステル、ポリエーテル、ポリチオエーテル、ポリアセタール、ポリカーボネートおよびポリエステルアミドが含まれる。
【0024】
N−ヒドロキシアルキル−1,3−オキサゾリジンとポリイソシアネートの反応は10℃〜80℃の温度で行なうのが好ましい。N−ヒドロキシアルキル−1、3−オキサゾリジンのOH基とポリイソシアネートのNCO基との化学量論的割合は、反応混合物において4:1〜1:20の範囲内で変わりうる。特に好ましくは2:1〜1:15の範囲である。
上述のようにして得られた式(1)の化合物は、潜在性硬化剤として有用である。
【0025】
さらに、本発明の式(1)で表される化合物と、ウレタンプレポリマーとを含有するウレタン組成物は、優れた貯蔵安定性と潜在性硬化性を発揮するので、優れた一液型湿気硬化性組成物として有用である。本発明の化合物は、置換基を有するフェニル基を含むウレタンオキサゾリジンであるので、本発明の組成物の硬化剤として用いると組成物の貯蔵安定性と硬化性のバランスにおいて優れている。
【0026】
本発明のウレタン組成物において、式(1)で表される化合物は、予めウレタンプレポリマーに加えておいても、また、ウレタンプレポリマーとは別個に単独で含有させてもよい。
組成物中の本発明の式(1)の化合物の配合量は、ウレタンプレポリマー100重量部に対して、0.5〜10重量部、特に1〜5重量部であるのが、硬化性と貯蔵安定性の点で好ましい。
【0027】
本発明のウレタン組成物に用いられるウレタンプレポリマーとしては、接着剤やシーラントの分野で通常に使用されるポリエステル、ポリエーテル、ポリチオエーテル、ポリアセタール、ポリカーボネートおよびポリエステルアミドなどのヒドロキシ化合物と、ジイソシアネートやトリイソシアネートから得られる汎用のプレポリマーが挙げられる。さらに、ウレタンプレポリマーの代わりに、ビスフェノールA,F型などのエポキシ樹脂をプレポリマーとして使用してもよいし、これらとウレタンプレポリマーとの混合物であってもよい。
【0028】
本発明のウレタン組成物には、さらに、本発明の趣旨を損なわない範囲で、充填剤、可塑剤、着色剤、硬化促進剤、硬化遅延剤、タレ防止剤、老化防止剤など湿気硬化性組成物に通常添加される添加剤を加えてもよい。
【0029】
充填剤としては、炭酸カルシウム、カーボンブラック、クレー、タルク、酸化チタン、生石灰、カオリン、ゼオライト、硅ソウ土、塩化ビニルペーストレジン、ガラスバルーン、塩化ビニリデン樹脂バルーン等があげられ、単独または混合して使用することができる。
充填剤を添加する場合、ウレタンプレポリマー100重量部に対して、1〜150重量部であるのが好ましい。
【0030】
可塑剤としては、例えば、ジオクチルフタレート(DOP)、ジブチルフタレート(DBP)、ジラウリルフタレート(DLP)、ブチルベンジルフタレート(BBP)、ジオクチル アジペート(DOA)、ジイソデシルアジペート(DIDA)、トリオクチルホスヘート(TOP)、トリス(クロロエチル)ホスヘート(TCEP)、トリス(ジクロロプロピル)ホスヘート(TDCPP)、アジピン酸プロピレングリコールポリエステル、アジピン酸ブチレングリコールポリエステル、エポキシステアリン酸アルキル、エポキシ化大豆油等が挙げられ、単独または混合して使用することができる。
可塑剤を添加する場合、ウレタンプレポリマー100重量部に対して、10〜100重量部であるのが、作業性の点で好ましい。
【0031】
粘着性付与剤としては、各種チタネート系あるいはシラン系カップリング剤、カップリング剤とイソシアネート化合物との反応生成物、2種類以上のカップリング剤の反応生成物(例えば各種アミノシランとエポキシシランの反応生成物、2分子以上のカップリング剤のアルコキシ基の縮合反応生成物)等があげられ、単独または混合して使用することができる。
【0032】
溶剤としては、キシレン、トルエン、ミネラルスピリット等が挙げられる。
溶剤の含有量は、ウレタンプレポリマー100重量部に対して、5〜50重量部、特に、10〜30重量部であるのが、作業性の点で好ましい。
【0033】
本発明のウレタン組成物の製造方法は、ウレタンプレポリマーに潜在性硬化剤、その他の添加剤を加えて、十分に混練することによって行われる。
本発明の式(1)のオキサゾリジン化合物を潜在性硬化剤として含有する一液型湿気硬化性組成物は、貯蔵安定性と硬化性のバランスに優れている。
得られたウレタン組成物は、金属とガラス、金属と樹脂、コンクリートと金属、コンクリートとコンクリート等の接着剤またはシーリング剤として有用である。
【0034】
【実施例】
以下に、本発明をさらに詳細に説明するために下記に実施例を示す。
(ウレタンオキサゾリジンの合成)
1L三つ口フラスコのジエタノールアミン1モル、ベンゼン100ml、置換ベンズアルデヒド1モルの混合溶液を油浴に浸漬し、還流条件下で8〜12時間反応させた。反応の終点は生成する水が理論量に達した時とした。さらに、反応混合物からベンゼンを留去させ、目的のヒドロキシエチルオキサゾリジン(下記式(IX))を得た。ついで、ジイソシアネート0.5モルを水冷下で2時間、80℃で4〜6時間反応させ下記(I)〜(VIII)で示されるウレタンオキサゾリジンを得た。反応は赤外分光計で追跡し、イソシアネート基が消失した時を終点とした。
【0035】
【化7】
Figure 0003705615
【0036】
【化8】
Figure 0003705615
【0037】
【化9】
Figure 0003705615
【0038】
(実施例1〜6)
平均分子量3000のポリプロピレングリコール、平均分子量5000のポリプロピレントリオール、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートとから合成した末端イソシアネート基1.7%のポリウレタンプレポリマー100重量部、炭酸カルシウム100重量部、ジオクチルフタレート40重量部、および表1に示される量の各ウレタンオキサゾリジンを混合ミキサーにて均一に分散させ、一液型湿気硬化性組成物を得た。
【0039】
(実施例7)
上記ウレタンプレポリマーにN−ヒドロキシエチル−オキサゾリジン(IX)2重量部を加え、80℃で1時間反応させたウレタンプレポリマー(II)102重量部を使用する以外は実施例1〜6と同様にして湿気硬化性組成物を得た。
得られた組成物について、物性試験を行なった結果を表1に示す。
物性試験において、粘度はB型粘度計を用いて測定した。貯蔵安定性は60℃×3日後の粘度により評価した。
さらに、硬化性はJIS A 5758に従って測定した。
【0040】
(比較例1および2)
表1に示すとおり、ウレタンオキサゾリジンとして化合物(VII) または(VIII)を用いる以外は、実施例1〜6と同様にして湿気硬化性組成物を得、物性試験を行なった。結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
Figure 0003705615
注)DOP:ジオクチルフタレート
【0042】
【発明の効果】
本発明の化合物は、優れた貯蔵安定性および硬化性のバランスを有する潜在性硬化剤である。また、本発明のウレタン組成物は、優れた貯蔵安定性および硬化性のバランスを有する一液湿気硬化型組成物である。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a one-component moisture-curing latent curing agent based on a polyisocyanate and an epoxy based waterproof material, sealant and adhesive.
[0002]
[Prior art]
Oxazolidines, ketimines, enamines, thiosilyl groups, and the like are known as urethane and epoxy moisture curing latent curing agents. Of these, urethane oxazolidine is a curing agent having a good balance between curability and storage stability, and the performance of the cured product is relatively good (Japanese Patent Publication Nos. 55-35407, 58-5913, and Japanese Examined Publications). 58-5914).
[0003]
It is known that the substituent at the 2-position of the oxazolidine ring has a great influence on the hydrolysis.
In the case where there are two substituents at the 2-position substituent of the oxazolidine ring and both of the two substituents are aliphatic hydrocarbon groups, hydrolysis is too fast and storage stability is poor.
If the substituent at the 2-position of the oxazolidine ring is an unsubstituted phenyl group, hydrolysis is slow.
In addition, when the substituent at the 2-position of the oxazolidine ring is one aliphatic hydrocarbon group, the hydrolysis is relatively fast and sufficient storage stability cannot be obtained.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention is intended to provide a latent curing agent having excellent storage stability and curability.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present inventors synthesized a compound having a structure represented by the following formula (1) with a latent curing agent having excellent storage stability and curability, and arrived at the present invention. .
[0006]
[Chemical formula 2]
Figure 0003705615
[0007]
That is, the present invention relates to the general formula (1):
[Chemical 3]
Figure 0003705615
[0008]
Wherein R 1 and R 2 are each independently an aliphatic hydrocarbon group having 2 to 3 carbon atoms, R 3 is an aliphatic hydrocarbon group having 1 to 6 carbon atoms or an alkyloxy group having 1 to 3 carbon atoms. R 4 represents an aliphatic hydrocarbon group, an alicyclic hydrocarbon group, an aromatic hydrocarbon group, a group containing a urea group, an allophanate group, a burette group, an isocyanurate group, a carbodiimide group, a urethane group, or these the. m representing the combination of integer of 1 to 3, n represents an integer of 0 to 2, p is an integer of 1-3.)
A urethane oxazolidine represented by the formula:
[0009]
The present invention is described in further detail below.
The following formula (1) which is a latent curing agent of the present invention:
[0010]
[Formula 4]
Figure 0003705615
The oxazolidine compound represented by the following general formula (2):
[0011]
[Chemical formula 5]
Figure 0003705615
[0012]
N-hydroxyalkyl-1,3-oxazolidine represented by the following general formula (3):
R 4 (NCO) m + n (3)
It is obtained by reacting with a polyisocyanate represented by the formula:
[0013]
R 1 and R 2 are each independently an aliphatic hydrocarbon group having 2 to 3 carbon atoms. Specific examples include an ethylene group, a propylene group, and an isopropylene group. Among these, an ethylene group and an isopropylene group are preferable.
R 3 represents an aliphatic hydrocarbon group having 1 to 6 carbon atoms or an alkyloxy group having 1 to 3 carbon atoms. Specific examples include methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, pentyl, hexyl, methyloxy, ethyloxy, propyloxy, and isopropyloxy groups. Of these, a methyl group, an ethyl group, and a methyloxy group are preferable.
[0014]
R 4 is a residue obtained by removing an isocyanate group from an organic diisocyanate or triisocyanate.
[0015]
m is an integer of 1 to 3, n is an integer of 0 to 2, and p is an integer of 1 to 3.
Specific examples of the compound represented by the formula (1) include compounds represented by the following formulas (I) to (VI).
[0016]
[Chemical 6]
Figure 0003705615
[0017]
Among these, compounds represented by formulas (IV) to (VI) are particularly preferable from the viewpoint of curability.
[0018]
The compound represented by the formula (1) of the present invention is produced from the N-hydroxyalkyl-1,3-oxazolidine represented by the above formula (2) and the polyisocyanate represented by the above formula (3).
Among these, N-hydroxyalkyl-1,3-oxazolidine is produced by a condensation reaction of a substituted benzaldehyde and bis- (hydroxyalkyl) amine.
[0019]
As the substituted benzaldehyde, methylbenzaldehyde, dimethylbenzaldehyde, trimethylbenzaldehyde, ethylbenzaldehyde, isopropylbenzaldehyde, isobutylbenzaldehyde, methoxybenzaldehyde, dimethoxybenzaldehyde, and trimethoxybenzaldehyde are suitable.
[0020]
N- (hydroxyalkyl) amines include in particular bis- (2-hydroxyethyl) amine, bis- (2-hydroxyisopropylamine) and N- (2-hydroxyethyl) -N- (2-hydroxyisopropyl) amine Is preferred.
[0021]
The polyisocyanate used in the present invention preferably has a sum of m + n of 1 to 5, particularly 2 or 3. R 4 groups in the formula, fat aliphatic hydrocarbon group, alicyclic hydrocarbon group, aromatic hydrocarbon group or a modified polyisocyanate as known urea groups, allophanate groups, biuret groups, isocyanurate groups, It is a group containing a carbodiimide group or a urethane group. Specific examples are as follows.
[0022]
Aromatic polyisocyanates such as 2,4-tolylene diisocyanate, 2,6-tolylene diisocyanate, 4,4'-diphenylmethane diisocyanate, 2,4'-diphenylmethane diisocyanate, P-phenylene diisocyanate, polymethylene polyphenylene isocyanate; Aliphatic polyisocyanates such as methylene diisocyanate; alicyclic polyisocyanates such as isophorone diisocyanate; aromatic aliphatic isocyanates such as xylene diisocyanate; and modified polyisocyanates thereof, and one or a combination of two or more of these used.
[0023]
In addition, a compound obtained by a conventional method by reacting a dihydroxyl or trihydroxyl compound having a molecular weight of 1000 to 10,000 called urethane prepolymer known in urethane chemistry with the above isocyanate compound can also be used. Hydroxyl compounds having a molecular weight of 1000-10000 include polyesters, polyethers, polythioethers, polyacetals, polycarbonates and polyesteramides that are known for making polyurethanes.
[0024]
The reaction between N-hydroxyalkyl-1,3-oxazolidine and polyisocyanate is preferably carried out at a temperature of 10 ° C to 80 ° C. The stoichiometric ratio of the OH group of N-hydroxyalkyl-1,3-oxazolidine to the NCO group of the polyisocyanate can vary within the range of 4: 1 to 1:20 in the reaction mixture. Particularly preferred is a range of 2: 1 to 1:15.
The compound of the formula (1) obtained as described above is useful as a latent curing agent.
[0025]
Furthermore, since the urethane composition containing the compound represented by the formula (1) of the present invention and the urethane prepolymer exhibits excellent storage stability and latent curability, it is excellent in one-component moisture curing. It is useful as a sex composition. Since the compound of the present invention is a urethane oxazolidine containing a phenyl group having a substituent, when used as a curing agent for the composition of the present invention, it is excellent in the balance between storage stability and curability of the composition.
[0026]
In the urethane composition of the present invention, the compound represented by the formula (1) may be added to the urethane prepolymer in advance, or may be contained separately from the urethane prepolymer.
The compounding amount of the compound of the formula (1) of the present invention in the composition is 0.5 to 10 parts by weight, particularly 1 to 5 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the urethane prepolymer. It is preferable in terms of storage stability.
[0027]
Examples of the urethane prepolymer used in the urethane composition of the present invention include hydroxy compounds such as polyesters, polyethers, polythioethers, polyacetals, polycarbonates, and polyesteramides that are commonly used in the field of adhesives and sealants; The general-purpose prepolymer obtained from isocyanate is mentioned. Furthermore, instead of the urethane prepolymer, an epoxy resin such as bisphenol A or F type may be used as the prepolymer, or a mixture of these with a urethane prepolymer.
[0028]
The urethane composition of the present invention further includes a moisture curable composition such as a filler, a plasticizer, a colorant, a curing accelerator, a curing retarder, an anti-sagging agent, and an anti-aging agent as long as the gist of the present invention is not impaired. You may add the additive normally added to a thing.
[0029]
Examples of the filler include calcium carbonate, carbon black, clay, talc, titanium oxide, quicklime, kaolin, zeolite, persimmon earth, vinyl chloride paste resin, glass balloon, vinylidene chloride resin balloon, and the like. Can be used.
When adding a filler, it is preferable that it is 1-150 weight part with respect to 100 weight part of urethane prepolymers.
[0030]
Examples of the plasticizer include dioctyl phthalate (DOP), dibutyl phthalate (DBP), dilauryl phthalate (DLP), butyl benzyl phthalate (BBP), dioctyl adipate (DOA), diisodecyl adipate (DIDA), trioctyl phosphate ( TOP), tris (chloroethyl) phosphate (TCEP), tris (dichloropropyl) phosphate (TDCPP), propylene glycol adipate polyester, butylene glycol adipate polyester, alkyl epoxystearate, epoxidized soybean oil, etc. Can be used as a mixture.
When adding a plasticizer, it is preferable in terms of workability to be 10 to 100 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the urethane prepolymer.
[0031]
Examples of tackifiers include various titanate or silane coupling agents, reaction products of coupling agents and isocyanate compounds, reaction products of two or more coupling agents (for example, reaction products of various aminosilanes and epoxysilanes). Products of two or more molecules of the coupling agent alkoxy group), and the like can be used alone or in combination.
[0032]
Examples of the solvent include xylene, toluene, mineral spirit and the like.
The content of the solvent is preferably 5 to 50 parts by weight, particularly 10 to 30 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the urethane prepolymer, from the viewpoint of workability.
[0033]
The method for producing the urethane composition of the present invention is performed by adding a latent curing agent and other additives to the urethane prepolymer and kneading them sufficiently.
The one-pack type moisture curable composition containing the oxazolidine compound of the formula (1) of the present invention as a latent curing agent is excellent in the balance between storage stability and curability.
The obtained urethane composition is useful as an adhesive or sealing agent for metal and glass, metal and resin, concrete and metal, concrete and concrete, and the like.
[0034]
【Example】
The following examples are provided to further illustrate the present invention.
(Synthesis of urethane oxazolidine)
A mixed solution of 1 mol of diethanolamine, 100 ml of benzene and 1 mol of substituted benzaldehyde in a 1 L three-necked flask was immersed in an oil bath and reacted for 8 to 12 hours under reflux conditions. The end point of the reaction was when the water produced reached the theoretical amount. Further, benzene was distilled off from the reaction mixture to obtain the desired hydroxyethyl oxazolidine (formula (IX) below). Subsequently, 0.5 mol of diisocyanate was reacted under water cooling for 2 hours and at 80 ° C. for 4 to 6 hours to obtain urethane oxazolidine represented by the following (I) to (VIII). The reaction was followed by an infrared spectrometer, and the end point was when the isocyanate group disappeared.
[0035]
[Chemical 7]
Figure 0003705615
[0036]
[Chemical 8]
Figure 0003705615
[0037]
[Chemical 9]
Figure 0003705615
[0038]
(Examples 1-6)
Polypropylene glycol having an average molecular weight of 3000, polypropylene triol having an average molecular weight of 5000, 4, 4 '- synthesized terminal isocyanate groups 1.7% of the polyurethane prepolymer 100 parts by weight of diphenylmethane diisocyanate, 100 parts by weight of calcium carbonate, dioctyl phthalate 40 wt Parts and the amounts of each urethane oxazolidine shown in Table 1 were uniformly dispersed with a mixing mixer to obtain a one-component moisture-curable composition.
[0039]
(Example 7)
The same procedure as in Examples 1 to 6 except that 2 parts by weight of N-hydroxyethyl-oxazolidine (IX) was added to the urethane prepolymer and 102 parts by weight of urethane prepolymer (II) reacted at 80 ° C. for 1 hour was used. Thus, a moisture curable composition was obtained.
Table 1 shows the results of physical property tests performed on the obtained composition.
In the physical property test, the viscosity was measured using a B-type viscometer. The storage stability was evaluated by the viscosity after 3 hours at 60 ° C.
Further, the curability was measured according to JIS A 5758.
[0040]
(Comparative Examples 1 and 2)
As shown in Table 1, a moisture curable composition was obtained in the same manner as in Examples 1 to 6 except that compound (VII) or (VIII) was used as urethane oxazolidine, and physical properties tests were performed. The results are shown in Table 1.
[0041]
[Table 1]
Figure 0003705615
Note) DOP: Dioctylphthalate [0042]
【The invention's effect】
The compounds of the present invention are latent hardeners with an excellent balance of storage stability and curability. The urethane composition of the present invention is a one-component moisture-curable composition having an excellent balance between storage stability and curability.

Claims (1)

一般式(1)
Figure 0003705615
(式中、R1 およびR2 は、各々独立に炭素数2〜3の脂肪族炭化水素基、R3 は炭素数1〜6の脂肪族炭化水素基もしくは炭素数1〜3のアルキルオキシ基を表わす。R4 は、脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、もしくは尿素基、アロファネート基、ビュレット基、イソシアヌレート基、カルボジイミド基、ウレタン基を含む基またはこれらの組み合わせを表す。mは1〜3の整数、nは0〜2の整数、pは1〜3の整数である。)
で示されることを特徴とするウレタンオキサゾリジン。
General formula (1)
Figure 0003705615
Wherein R 1 and R 2 are each independently an aliphatic hydrocarbon group having 2 to 3 carbon atoms, R 3 is an aliphatic hydrocarbon group having 1 to 6 carbon atoms or an alkyloxy group having 1 to 3 carbon atoms. R 4 represents an aliphatic hydrocarbon group, an alicyclic hydrocarbon group, an aromatic hydrocarbon group, a group containing a urea group, an allophanate group, a burette group, an isocyanurate group, a carbodiimide group, a urethane group, or these the. m representing the combination of integer of 1 to 3, n represents an integer of 0 to 2, p is an integer of 1-3.)
A urethane oxazolidine characterized by the following:
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