JP3702331B2 - Inter-vehicle distance control device and inter-vehicle distance control method - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は車間距離制御装置、及び車間距離制御方法に関し、より詳細にはECUに車間距離測定手段、車速検出手段及びブレーキ制御手段等が接続されて構成される車間距離制御装置、及び車間距離制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
長距離輸送を行うトラックや一般乗用車等の追突事故の原因は、運転者の居眠り運転や漫然運転が過半数を占めている。このような事情から、現在、自車と前方車両との車間距離を検知し、その距離がある所定距離以下になったら所定の車間距離を保つべくブレーキが自動的に制御されるような車間距離制御装置が開発されている。該装置の一例としては、探知ビームであるレーザー光を自車より前方車両に向けて発射し、そのレーザー光が前方車両の後面のリフレクタに当たって反射してきたところを受光し、その時間差から車間距離を求め、自車速度及びその車間距離がその自車速度に対応する所定距離以上であるか否かによりブレーキを作動させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の車間距離制御装置にあっては、前記レーザ光の照射範囲は、例えば照射距離約70〜80mの前方において3.5〜3.6m(1レーン)程度であり、また1点照射であるため、前方車両が手前である程その照射距離での照射範囲は狭くなる。そのため、以下のような場合には前方車両が前記レーザ光の照射範囲から外れて不検出となる。例えば前方車両がレーンを変えた場合(i)、あるいはカーブや路面勾配により前方車両がエリアから外れる場合(ii)等である。
【0004】
特開平5ー262164号公報においては、前方車両が前記レーザ光の照射範囲から外れた場合、運転者の指示によって入力設定された目標車速Vmaxが送出される自動走行速度制御装置が提案されている。
【0005】
しかしながら上記した車間距離制御装置にあっては、上記(i)、(ii)のような場合、前方車両が遠ざかったと判断して実際には自車速度を上げると衝突の可能性が高い領域に前方車両が存在するにもかかわらず、運転者の指示によって入力設定された目標車速Vmaxが送出されて自車速度が上げられ、運転者が危険を感じる場合があるという課題があった。
【0006】
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、前方車両が前記レーザ光の照射範囲外であっても衝突の可能性が高い領域に存在する場合を考慮し、運転者に違和感を感じさせることなくスムーズに車間距離を制御することができる車間距離制御装置、及び車間距離制御方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係る車間距離制御装置(1)は、ECUに車間距離測定手段、車速検出手段、ブレーキ制御手段、及びスロットル制御手段が接続された車間距離制御装置において、前方車両の接近を検出して前記ブレーキ制御手段の作動による減速中に前方車両が不検出になった場合、前記ブレーキ制御手段の作動による減速制御を解除し、(該解除時の車速−x)km/hの車速を目標車速に設定して走行させる速度調整手段を備えていることを特徴としている。
【0008】
また、本発明に係る車間距離制御装置(2)は、ECUに車間距離測定手段、車速検出手段、ブレーキ制御手段、及びスロットル制御手段が接続された車間距離制御装置において、前方車両の接近を検出して前記ブレーキ制御手段の作動による減速中に前方車両が不検出になった場合、前記ブレーキ制御手段の作動による減速制御を解除し、該解除後y秒間で自然減速した車速を目標車速に設定して走行させる速度調整手段を備えていることを特徴としている。
【0009】
また、本発明に係る車間距離制御方法(1)は、車間距離を制御するための車間距離制御方法において、前方車両の接近による減速中に前方車両が不検出になった場合、減速制御を解除するステップと、(該解除時の車速−x)km/hの車速を目標車速に設定するステップとを有していることを特徴としている。
【0010】
また、本発明に係る車間距離制御方法(2)は、車間距離を制御するための車間距離制御方法において、前方車両の接近による減速中に前方車両が不検出になった場合、減速制御を解除するステップと、該解除後y秒間で自然減速した車速を目標車速に設定するステップとを有していることを特徴としている。
【0011】
【作用】
上記した車間距離制御装置(1)によれば、前方車両の接近を検出して前記ブレーキ制御手段の作動による減速中に前記前方車両が不検出になった場合、前記ブレーキ制御手段の作動による前記減速制御が解除され、(該解除時の車速−x)km/hの車速を目標車速とする前記速度調整手段による制御が実行されるので、前方車両が不検出になったからといって自車速度がただちに上げられることはなく、前記前方車両が前記探知ビームの照射範囲外でありながらも衝突の可能性が高い領域に存在するような場合にも、運転者により安心感を与えながらスムーズに車間距離が制御される。また、上記した車間距離制御方法(1)によっても、上記と同様の効果が得られる。
【0012】
また、上記した車間距離制御装置(2)によれば、前方車両の接近を検出して前記ブレーキ制御手段の作動による減速中に前記前方車両が不検出になった場合、前記ブレーキ制御手段の作動による前記減速制御が解除され、該解除y秒後の車速を目標車速とする前記速度調整手段による制御が実行され、前記減速制御の解除y秒間は慣性により速度が自然減速し、その後は前記y秒後の低速度の車速が維持される。従って、上記(1)の装置と同様の作用が得られる。また、上記した車間距離制御方法(2)によっても、上記と同様の効果が得られる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明に係る車間距離制御装置、及び車間距離制御方法の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は実施例及び参考例に係る車間距離制御装置11を概略的に示したブロック図であり、図中1はECUを示している。ECU1はブレーキ制御手段6及びスロットル制御手段7、スロットルバルブ8を介して速度を調整する速度調整手段9及び車間距離制御を中止する制御手段10を備えており、また、ECU1には前方車両までの車間距離を検出する車間距離測定手段2、自車速度を検出する車速検出手段3、運転者によってブレーキペダルが踏み込まれると作動し、ブレーキのオン・オフを検出するブレーキスイッチ4、車間距離の自動制御に入る時運転者によって操作されるコントロールスイッチ5が接続されている。またECU1内の速度調整手段9にはブレーキのオン・オフを制御するブレーキ制御手段6、スロットルバルブ8の開度を制御するスロットル制御手段7が接続され、スロットル制御手段7はスロットルバルブ8に接続され、スロットルバルブ8の開度はECU1に入力されるようになっている。これらECU1〜制御手段10を含んで車間距離制御装置11は構成されている。
【0014】
車間距離制御装置11においては、車間距離測定手段2、車速検出手段3からの信号を基に、ECU1によりその速度における適正な車間距離が保たれているか否かが判断され、このECU1中の速度調整手段9によってブレーキ制御手段6又はスロットル制御手段7等が制御され、車速を制御することにより前方車両との車間距離が制御される。
【0015】
上記の如く構成された、参考例1に係る車間距離制御装置11の動作を図2に示したフロ−チャ−ト及び図3に示したタイミングチャートに基づいて説明する。
コントロールスイッチ5がオンされ、一定の自車速度で走行中に前方車両が検出されると前方車両との車間距離が計算され、前方車両との車間距離が所定値以下になると(図3のA区間)、速度調整手段9からの信号に基づきスロットル制御手段7によりスロットルバルブ8が閉じられ、エンジンブレーキによる減速が行われる(図3のB区間)。それでも車間距離が適正値を確保し得ない場合は速度調整手段9からの信号に基づきブレーキ制御手段6による制御が行われ、ブレーキがONされる(図3のC区間)。そしてこのようなブレーキ制御手段6の作動による減速中に前方車両が不検出になった場合、ブレーキ制御手段6の作動による減速制御が解除され、該解除時における車速での走行が実施される(図3のD区間)。
【0016】
かかる動作を図2に示したフローチャートに基づいてさらに詳しく説明する。まずステップ1において自車速Vnが計算され、次に車間距離測定手段2にて前方車両との車間距離Dが計算され(S2)、さらに車速検出手段3からの信号及び車間距離Dの変化を基に相対速度が計算される(S3)。次にステップ4にてコントロールスイッチ5が操作された車間距離制御中であるか否かが判断され、車間距離制御中でないと判断された場合は前方車両が不検出となった場合に立てられる不検出定速走行モードフラグXCMが0とされ(S5)、不検出定速走行モード制御は行われず、スタートへ戻る。一方ステップ4にて車間距離制御中であると判断された場合は、ステップ6に進み車間距離(以下Dと記す)が無限大(前方車両が不検出)であるか否かが判断される。Dが無限大であると判断された場合、ステップ7にてXCMが1であるか否かが判断される。XCMが1である場合、即ち不検出定速走行モードフラグが立てられている場合はステップ16に進んでスロットル制御が行われ、XCMが1でない場合、即ち不検出定速走行モードフラグが立てられていない場合はステップ8にてブレーキスイッチ4がおされたブレーキ制御がオンの状態であるか否かが判断される。ここでブレーキ制御がオンの状態でないと判断された場合はステップ12に進みXCMが0に設定される一方、ブレーキ制御がオンの状態であると判断された場合はステップ9にてその時点の自車速度(以下Vnと記す)が目標車速(以下Vtと記す)とされる。またその後XCMが1とされ、即ち不検出定速走行モードフラグが立てられて(S10)、ブレーキ制御がOFFされ(S11)、Vtを維持するためのスロットル制御が行われる(S16)。
【0017】
他方、ステップ6にてDが無限大でないと判断された場合、すなわち前方車両が検出されている場合、及びステップ8にてブレーキ制御がオンの状態でないと判断された場合、すなわち前方車両との車間距離が確保されている場合はステップ12に進みXCMが0とされ、自車速度及び車間距離に基づいてVtが演算され(S13)た後ブレーキ制御が成立しているか否かが判断される(S14)。ブレーキ制御が成立していると判断された場合はステップ15にてブレーキ制御が行われ、続いてステップ16にてスロットル制御が行われる。ステップ14にてブレーキ制御が成立していないと判断された場合はブレーキ制御が行われることなくステップ16に進んでスロットル制御が行われる。ステップ16に進んだ後はまたスタートに戻り一連のフローが繰り返される。
【0018】
上記した参考例1に係る車間距離制御装置によれば、前方車両の接近を検出してブレーキ制御手段6の作動による減速中に前方車両が不検出になった場合、すなわち前方車両がスピードを上げて遠ざかったのではなく、上記(i)(ii)等の場合ブレーキ制御手段6の作動による減速制御が解除され(S11)、該解除時における車速(Vn)が目標車速(Vt)に設定され(S9)、このVtとなるように以後スロットル制御が実行され(S16)るので、前方車両がレーザ光の照射範囲外であり、しかも衝突の可能性が高い領域に存在する場合であっても、運転者に危険を感じさせることなくスムーズに車間距離を制御することができる。
【0019】
次に、実施例1に係る車間距離制御装置11の動作を、図4に示したフロ−チャ−ト及び図5に示したタイミングチャートに基づいて説明する。
図5においてA〜C区間の車間距離制御装置11の動作は参考例1の場合と同様である。
【0020】
次にブレーキ制御がオンの時に例えば上記(i)〜(ii)のような理由により前方車両が不検出となった場合(図5(D))、すなわちステップ6にてD=∞と判断され、ステップ8にてブレーキ制御がONの状態であると判断された場合、ステップ29にてVn−xがVtとされる。その他は参考例1におけるフローチャートと同様である。
【0021】
上記した実施例1に係る車間距離制御装置によれば、前方車両の接近を検出してブレーキ制御手段6の作動による減速中に前方車両が不検出になった場合、ブレーキ制御手段6の作動による減速制御が解除され、(該解除時の車速(Vn)−x)km/hの車速を目標車速(Vt)とするスロットル制御が実行されるので、前方車両がレーザ光の照射範囲外であり、しかも衝突の可能性が高い領域に存在する場合であっても、運転者に安心感をより与えながらスムーズに車間距離を制御することができる。
【0022】
次に、実施例2に係る車間距離制御装置11の動作を、図6に示したフロ−チャ−ト及び図7に示したタイミングチャートに基づいて説明する。
図7においてA〜C区間の車間距離制御装置11の動作は参考例1の場合と同様である。
【0023】
すなわちステップ1〜4は参考例1の場合と同様であり、ステップ4にて車間距離制御中でないと判断された場合はステップ5にてXCMが0にセットされ、次にステップ31にて前方車両が不検出になると一定時間毎にカウントアップされるCCMが0にセットされる。
【0024】
他方ステップ4にて車間距離制御中であると判断された場合は、ステップ6に進みDが無限大であるか否かが判断され、無限大であると判断された場合、すなわち前方車両不検出と判断された場合は、次にXCMが1であるか否かが判断され(S7)、XCMが1でないと判断された場合はステップ8に進みブレーキ制御がONの状態であるか否かが判断される。ブレーキ制御がONの状態であると判断された場合はステップ10に進んでXCMが1にセットされ、次にステップ13にてVtが演算される。
【0025】
一方ステップ6にてDが無限大でないと判断された場合、すなわち前方車両が検出されている場合、及びステップ8にてブレーキ制御がONの状態でないと判断された場合はステップ32に進み、CCMが0にセットされ、次にステップ12に進み、XCMが0にセットされた後ステップ13にてVtが演算される。 ステップ13にてVtが演算された後はステップ14に進み、ステップ14〜16は参考例1の場合と同様に行われる。
【0026】
他方、ステップ7にてXCMが1であると判断された場合はステップ33に進みCCMがMAXであるか否かが判断され、CCMがMAXであると判断された場合はステップ16に進んで通常のスロットル制御が行われ、ステップ33にてCCMがMAXでないと判断された場合はステップ34にてCCMの値がy以上であるか否かが判断される。CCMの値がy未満であると判断された場合はステップ16に進んでやはり通常のスロットル制御が行われ、一方ステップ34にてCCMの値がy以上であると判断された場合はステップ9に進んでその時点でのVnがVtとされる。その後ステップ35に進んでCCMがMAXにセットされ、ステップ16に進んでVtとするためのスロットル制御が行われる。ステップ16に進んだ後はまたスタートに戻り一連のフローが繰り返される。
【0027】
上記した実施例2に係る車間距離制御装置によれば、前方車両がレーザ光の照射範囲外であり、しかも衝突の可能性が高い領域に存在する場合であっても、ブレーキ制御解除y秒間は速度が慣性により自然減速し、前記y秒後の低速度の車速がその後維持されるので、上記実施例1の場合と略同様の効果を得ることができる。
【0028】
次に、参考例2に係る車間距離制御装置11の動作を、図8に示したフロ−チャ−ト及び図9に示したタイミングチャートに基づいて説明する。
図9においてA〜C区間の車間距離制御装置11の動作は参考例1の場合と同様である。
【0029】
すなわちステップ1〜4は参考例1の場合と同様であり、ステップ4にて車間距離制御中でないと判断された場合はスタートに戻り、車間距離制御中であると判断された場合はステップ6にてDが無限大であるか否かが判断される。Dが無限大であると判断された場合、すなわち前方車両不検出と判断された場合はステップ8にてブレーキ制御がONであるか否かが判断され、ブレーキ制御がONであると判断された場合はステップ41にて車間距離制御がOFFされる。
【0030】
他方、ステップ6にてDが無限大でないと判断された場合すなわち前方車両が検出されている場合、及びステップ8にてブレーキ制御がONでないと判断された場合、すなわち前方車両との車間距離が確保されている場合はステップ13に進み、自車速度及び車間距離に基づいてVtが演算され、次にステップ14に進む。ステップ14〜16は実施例1と同様に行われる。ステップ41及びステップ16の後は再びスタートに戻り、一連のフローが繰り返される。
【0031】
上記した参考例2に係る車間距離制御装置によれば、前方車両がレーザ光の照射範囲外であり、しかも衝突の可能性が高い領域に存在する場合であっても、ブレーキ制御手段の作動による減速制御が解除されると共に、車間距離制御が中止される(S41)ので、その後は運転者の意志に基づいて車間距離制御がなされることになり、運転者に違和感及び危機感を与えるのを防ぐことができる。
【0032】
以上、本実施例においては探知ビームとしてレーザ光を利用して車間距離を計測するシステムについて説明したが、ミリ波を利用したFM−CW方式等他の方式により車間距離を計測してもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明に係る車間距離制御装置(1)によれば、前方車両の接近を検出してブレーキ制御手段の作動による減速中に前記前方車両が不検出になった場合、前記ブレーキ制御手段の作動による減速制御が解除され、(該解除時の車速−x)km/hの車速を目標車速とする速度調整手段による制御が実行されるので、前方車両が不検出になったからといって自車速度がただちに上げられることはなく、前記前方車両が前記探知ビームの照射範囲外でありながらも衝突の可能性が高い領域に存在するような場合にも、運転者により安心感を与えながらスムーズに車間距離を制御することができる。
【0034】
また、本発明に係る車間距離制御装置(2)によれば、前方車両の接近を検出してブレーキ制御手段の作動による減速中に前記前方車両が不検出になった場合、前記ブレーキ制御手段の作動による減速制御が解除され、該解除y秒後の車速を目標車速とする速度調整手段による制御が実行され、前記減速制御の解除y秒間は慣性により速度が自然減速し、前記y秒後の低速度の車速が維持される。従って、上記(1)の装置と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る車間距離制御装置を概略的に示したブロック図である。
【図2】 参考例1に係る車間距離制御装置のECUの動作を示すフローチャートである
。
【図3】 参考例1に係る車間距離制御装置のタイムチャートである。
【図4】 実施例1に係る車間距離制御装置のECUの動作を示すフローチャートである
。
【図5】 実施例1に係る車間距離制御装置のタイムチャートである。
【図6】 実施例2に係る車間距離制御装置のECUの動作を示すフローチャートである
。
【図7】 実施例2に係る車間距離制御装置のタイムチャートである。
【図8】 参考例2に係る車間距離制御装置のECUの動作を示すフローチャートである
。
【図9】 参考例2に係る車間距離制御装置のタイムチャートである。
【符号の説明】
1 ECU
2 車間距離測定手段
3 車速検出手段
5 コントロールスイッチ
6 ブレーキ制御手段
7 スロットル制御手段
9 速度調整手段
10 制御手段[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an inter-vehicle distance control device and an inter-vehicle distance control method, and more specifically, an inter-vehicle distance control device configured by connecting an inter-vehicle distance measuring unit, a vehicle speed detecting unit, a brake control unit, and the like to an ECU, and an inter-vehicle distance control. Regarding the method.
[0002]
[Prior art]
The majority of the causes of rear-end collisions of trucks and general passenger cars that carry long distances are doze driving and random driving. Under these circumstances, the distance between the vehicle and the vehicle ahead is detected so that the brake is automatically controlled to maintain the predetermined distance when the distance falls below a certain distance. Control devices have been developed. As an example of such a device, a laser beam as a detection beam is emitted from the own vehicle toward the front vehicle, and the laser beam is reflected by being reflected by a reflector on the rear surface of the front vehicle, and the distance between the vehicles is calculated from the time difference. In other words, the brake is operated depending on whether the vehicle speed and the distance between the vehicles are equal to or greater than a predetermined distance corresponding to the vehicle speed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In such a conventional inter-vehicle distance control device, the irradiation range of the laser light is, for example, about 3.5 to 3.6 m (one lane) in front of an irradiation distance of about 70 to 80 m, and one point. Since it is irradiation, the irradiation range at the irradiation distance becomes narrower as the vehicle ahead is closer. Therefore, in the following cases, the vehicle ahead is out of the laser light irradiation range and is not detected. For example, when the forward vehicle changes lanes ( i ), or when the forward vehicle deviates from the area due to a curve or road gradient ( ii ).
[0004]
In JP-5 over 262,164 discloses, if the forward vehicle is out of the irradiation range of the laser beam, it is proposed an automatic speed control system the target vehicle speed V max input set by the driver's instruction is transmitted is Yes.
[0005]
However, in the case of the above-mentioned inter-vehicle distance control device, in the cases ( i ) and ( ii ) above, if it is determined that the preceding vehicle has moved away and the vehicle speed is actually increased, the possibility of a collision is increased. despite the forward vehicle is present, the input set target vehicle speed V max is sent by the instruction of the driver raised the speed of the vehicle, there is a problem that there is a case where the driver feels dangerous.
[0006]
The present invention has been made in view of such problems, and the driver feels uncomfortable in consideration of a case in which the vehicle ahead is present in a region where there is a high possibility of a collision even outside the laser light irradiation range. It is an object of the present invention to provide an inter-vehicle distance control device and an inter-vehicle distance control method capable of smoothly controlling the inter-vehicle distance without causing the above.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an inter-vehicle distance control device ( 1 ) according to the present invention includes an inter-vehicle distance control device in which an inter-vehicle distance measuring means, a vehicle speed detecting means, a brake control means, and a throttle control means are connected to an ECU. When the approaching vehicle is detected and the preceding vehicle is not detected during deceleration due to the operation of the brake control means, the deceleration control due to the operation of the brake control means is canceled, and (vehicle speed at the time of release −x) km It is characterized by having a speed adjusting means for setting the vehicle speed of / h as the target vehicle speed.
[0008]
Further, the inter-vehicle distance control device ( 2 ) according to the present invention detects the approach of the preceding vehicle in the inter-vehicle distance control device in which the inter-vehicle distance measuring means, the vehicle speed detecting means, the brake control means, and the throttle control means are connected to the ECU. If the vehicle ahead is not detected during deceleration due to the operation of the brake control means, the deceleration control due to the operation of the brake control means is canceled, and the vehicle speed that is naturally decelerated within y seconds after the cancellation is set as the target vehicle speed. And a speed adjusting means for running the vehicle.
[0009]
Further, the inter-vehicle distance control method ( 1 ) according to the present invention is the inter-vehicle distance control method for controlling the inter-vehicle distance, and cancels the deceleration control when the front vehicle is not detected during deceleration due to the approach of the front vehicle. And a step of setting a vehicle speed of (vehicle speed at the time of release-x) km / h as a target vehicle speed.
[0010]
Further, the inter-vehicle distance control method ( 2 ) according to the present invention is the inter-vehicle distance control method for controlling the inter-vehicle distance, in which the deceleration control is canceled when the front vehicle is not detected during deceleration due to the approach of the front vehicle. And a step of setting a vehicle speed that has been naturally decelerated within y seconds after the cancellation to a target vehicle speed.
[0011]
[Action]
According to the above-mentioned inter-vehicle distance control device ( 1 ), when the approach of the preceding vehicle is detected and the preceding vehicle is not detected during the deceleration by the operation of the brake control means, the operation by the operation of the brake control means The deceleration control is canceled, and the control by the speed adjusting means is executed to set the vehicle speed of (vehicle speed at the time of cancellation −x) km / h as the target vehicle speed. The speed will not be increased immediately, and even when the vehicle ahead is outside the detection beam irradiation range but in a region where there is a high possibility of a collision, it will be smooth while giving the driver a sense of security. The inter-vehicle distance is controlled. Also, the same effect as described above can be obtained by the above-mentioned inter-vehicle distance control method ( 1 ).
[0012]
Further, according to the above-mentioned inter-vehicle distance control device ( 2 ), when the approach of the preceding vehicle is detected and the preceding vehicle is not detected during deceleration by the operation of the brake control means, the operation of the brake control means is activated. The deceleration control is canceled by the control, and the control by the speed adjusting means is executed to set the vehicle speed after the release y seconds to the target vehicle speed. The speed is naturally reduced by inertia during the release y seconds of the deceleration control, and thereafter the y Low vehicle speed after 2 seconds is maintained. Therefore, the same operation as the apparatus ( 1 ) can be obtained. Also, the same effect as described above can be obtained by the above-mentioned inter-vehicle distance control method ( 2 ).
[0013]
【Example】
Embodiments of an inter- vehicle distance control device and an inter-vehicle distance control method according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a block diagram schematically showing an inter-vehicle
[0014]
In the inter-vehicle
[0015]
The operation of the inter-vehicle
When the
[0016]
This operation will be described in more detail based on the flowchart shown in FIG. First, in
[0017]
On the other hand, if it is determined in
[0018]
According to the inter-vehicle distance control device according to Reference Example 1 described above, when the approach of the preceding vehicle is detected and the preceding vehicle is not detected during deceleration by the operation of the brake control means 6, that is, the preceding vehicle increases the speed. In the cases ( i ), ( ii ), etc., the deceleration control by the operation of the brake control means 6 is canceled (S11), and the vehicle speed (Vn) at the time of the cancellation is set to the target vehicle speed (Vt). (S9) Since the throttle control is executed thereafter so as to become this Vt (S16), even if the preceding vehicle is outside the laser light irradiation range and is in a region where there is a high possibility of collision. The inter-vehicle distance can be controlled smoothly without causing the driver to feel danger.
[0019]
Next, the operation of the inter-vehicle
In FIG. 5, the operation of the inter-vehicle
[0020]
Next, when the brake control is on, for example, when the preceding vehicle is not detected due to the reasons ( i ) to ( ii ) (FIG. 5D), that is, D = ∞ is determined in
[0021]
According to the inter-vehicle distance control device according to the first embodiment described above, when the approach of the preceding vehicle is detected and the preceding vehicle is not detected during deceleration by the operation of the
[0022]
Next, the operation of the inter-vehicle
In FIG. 7, the operation of the inter-vehicle
[0023]
That is, Steps 1 to 4 are the same as those in Reference Example 1. If it is determined in
[0024]
On the other hand, if it is determined in
[0025]
On the other hand, if it is determined in
[0026]
On the other hand, if it is determined in
[0027]
According to the inter-vehicle distance control device according to the second embodiment described above, even if the vehicle ahead is outside the laser light irradiation range and is in a region where there is a high possibility of a collision, the brake control release y seconds Since the speed naturally decelerates due to inertia and the low vehicle speed after y seconds is maintained thereafter, substantially the same effect as in the first embodiment can be obtained.
[0028]
Next, the operation of the inter-vehicle
In FIG. 9, the operation of the inter-vehicle
[0029]
That is, Steps 1 to 4 are the same as in Reference Example 1. If it is determined in
[0030]
On the other hand, if it is determined in
[0031]
According to the inter-vehicle distance control device according to Reference Example 2 described above, even when the vehicle ahead is outside the laser light irradiation range and is in a region where there is a high possibility of a collision, the brake control means is activated. Since the deceleration control is canceled and the inter-vehicle distance control is stopped (S41), the inter-vehicle distance control is performed based on the driver's will thereafter, which gives the driver a sense of incongruity and a sense of crisis. Can be prevented.
[0032]
As described above, in the present embodiment, the system for measuring the inter-vehicle distance using the laser beam as the detection beam has been described, but the inter-vehicle distance may be measured by other methods such as an FM-CW method using a millimeter wave.
[0033]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the inter-vehicle distance control device ( 1 ) according to the present invention, when the approach of the preceding vehicle is detected and the preceding vehicle becomes undetected during deceleration by the operation of the brake control means, Since the deceleration control by the operation of the brake control means is released and the control by the speed adjusting means for setting the vehicle speed of (vehicle speed at the time of release −x) km / h as the target vehicle speed is executed, the preceding vehicle is not detected. However, the driver's speed is not increased immediately, and the driver can feel safer even when the vehicle ahead is outside the irradiation range of the detection beam but in a region where there is a high possibility of collision. The inter-vehicle distance can be controlled smoothly while giving
[0034]
Further, according to the inter-vehicle distance control device ( 2 ) according to the present invention, when the preceding vehicle is not detected during the deceleration by the operation of the brake control means by detecting the approach of the preceding vehicle, the brake control means The deceleration control by the operation is canceled, and the control by the speed adjusting means for setting the vehicle speed after the release y seconds to the target vehicle speed is executed, and the speed is naturally decelerated due to the inertia for y seconds after the deceleration control is released. Low vehicle speed is maintained. Therefore, it is possible to obtain the same effect as that of the apparatus ( 1 ).
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram schematically showing an inter-vehicle distance control apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing the operation of the ECU of the inter-vehicle distance control device according to Reference Example 1 ;
3 is a time chart of the inter-vehicle distance control apparatus according to Reference Example 1. FIG.
FIG. 4 is a flowchart showing the operation of the ECU of the inter-vehicle distance control apparatus according to the first embodiment .
FIG. 5 is a time chart of the inter-vehicle distance control apparatus according to the first embodiment .
FIG. 6 is a flowchart showing the operation of the ECU of the inter-vehicle distance control apparatus according to the second embodiment .
FIG. 7 is a time chart of the inter-vehicle distance control apparatus according to the second embodiment .
FIG. 8 is a flowchart showing the operation of the ECU of the inter-vehicle distance control apparatus according to Reference Example 2 .
FIG. 9 is a time chart of the inter-vehicle distance control device according to Reference Example 2 ;
[Explanation of symbols]
1 ECU
2 Vehicle distance measurement means 3 Vehicle speed detection means 5
Claims (4)
Priority Applications (1)
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JP08519095A JP3702331B2 (en) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | Inter-vehicle distance control device and inter-vehicle distance control method |
Applications Claiming Priority (1)
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Family
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