JP3788415B2 - 機械モジュールを含む装置及び代用特性値取得方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、機械モジュールを含む装置及び代用特性値取得方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からファクシミリ、プリンタといった記録紙に印刷して出力する機能を持つ情報機器においては、DCモータ、パルスモータといった各種モータを使用して各部の駆動を行っている。そして、その駆動条件(電圧値、電流値等)は、その情報機器を設計する際に各部または全体で試験をし、さらに環境条件等による想定される負荷変動を考慮して決定されている。
【0003】
例えば、印字ヘッドを記録紙に対して横切る方向に移動させるドットプリンタやインクジェットプリンタのキャリッジであれば、バネ秤等で移行負荷を測定した後、環境条件の変動分を見込んで電圧、電流を決めるといった方法である。
そして、実際に機器が出来上がった後で再度試験を行い、設計値通りで動作するかどうかを確認し、十分でなければ電圧を上げる、電流を上げる等の駆動条件変更を行い、その情報機器の最終的な駆動条件として採用していた,
また、負荷の測定の方法として、特開昭55−71196号公報に記載されるように、所定の電流値で駆動したときにモータが動き出すまでに必要な時間を測定し、その結果で負荷の大小を代用的に測定する方法も提案されているが、操作容易な電流値を負荷の代用特性値として使用できるため、研究開発の段階では有効と思われるものの、実際の製品の製造段階やフィールドでの修理では、電流値や電圧値を簡単に変えることは難しいので、結果的には現状の設定値で実際に動作するかどうかを確認するだけになっていた
【0004】
【特許文献】
特開昭55−71196号公報(先行技術文献1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記確認は、出荷時(修理時)に動作を確認するだけであり、その個々の製品において、実際にどれだけの動作マージン、設定の電圧値、電流値の負荷に対する余裕)を有しているのかが分からないため、仮に動作マージンが少ない製品がユーザーに渡った後、実際の使用による各部の磨耗等によって駆動負荷が増加した場合、駆動負荷の増加によって動作マージンが無くなって、動作不良を起こす可能性があった。
【0006】
また、組み立て上のミス等で部品が正常に組み立てられていなかったり、不足していた場合などに負荷が軽くなったり重くなったりすることがあるが、組み立て時、修理時の動作確認試験では、負荷の債までほ確認しない。さらに、予め想定された負荷の許容範囲であればそれを駆動するには十分な電圧、電流が与えられているので、とりあえず動作してしまっていた。その結果、製造、修理段階の全ての検査が終了したときに初めて問題が明らかになり、再度分解、組み立てを行わなければならなくなるという問題もあり、品質管理、製造管理上好ましくなかった。
【0007】
そこで本発明では、処理が簡単で、適正に品質管理可能な機械モジュールを含む装置、及び、該装置を適正に品質管理するための代用値取得方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達するためになされた請求項1記載の発明は、
機械モジュールを含む装置において、
前記機械モジュールに駆動力を付与する駆動源と、
該駆動源に供給される駆動用電力を変化させて供給可能な電力供給手段と、
前記機械モジュールが静状態から動状態に変化したことを検出する検出手段と、
前記駆動源の駆動力又は駆動用電力を前記機械モジュールの代用特性値として記憶する記憶手段と、
前記駆動源に前記電力供給手段から前記駆動用電力を供給させ、前記検出手段が前記変化を検出した時点の前記機械モジュールの静負荷の代用特性値を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記機械モジュールを予想最高負荷位置の手前に移動させ、そこで前記記憶手段に記憶されている代用特性値にて前記機械モジュールを移動させ、前記検出手段が前記変化を検出した場合はより低い代用特性値にて、前記検出手段が前記変化を検出しなかった場合はより高い代用特性値にて、前記機械モジュールを前記予想最高負荷位置の手前で繰り返し移動させることにより、前記機械モジュールの新たな代用特性値を決定し、前記記憶手段に記憶させることを特徴とする。
【0009】
この機械モジュールを含む装置では、検出手段を用いて、電力供給手段が駆動源に駆動用電力を変化させながら供給しているときに機械モジュールが静状態から動状態に変化したことを検出し、検出手段が検出した時点の駆動源の駆動力又は駆動用電力を機械モジュールの静負荷の代用特性値として記憶手段に記憶している。 従って、本発明の機械モジュールを含む装置では、検出した静負荷の代用特性値を記憶手段に記憶しているので、この代用特性値をチェックすることで機械モジュールを含む装置の適正な品質管理を行うことができる。
【0010】
また、本発明の装置では、出荷後機械モジュールに故障があった場合、記憶手段には出荷時点の代用特性値が記憶されているので、これと故障後の代用特性値とを比較することで、機械モジュールで故障が起こったか否かを判定できる。
さらに、この装置では、駆動源ではなく静状態から動状態に変化したことだけを検出しているので、先行技術文献1に記載の発明に比べ簡単な処理で、代用特性値すなわち負荷を検出することができる。
【0011】
尚、請求項11記載の発明は、機械モジュールに駆動力を付与する駆動源、および、該駆動源に供給される駆動用電力を変化させて供給可能な電力供給手段を備える機械モジュールを含む装置で実行され、
前記機械モジュールが静状態から動状態に変化したことを検出する検出手段と、
前記駆動源の駆動力又は駆動用電力を前記機械モジュールの代用特性値として記憶手段と、
前記駆動源に前記電力供給手段から駆動用電力を供給させ、前記検出手段が前記変化を検出した時点の前記機械モジュールの静負荷の代用特性値を前記記憶手段に記憶する制御手段とを用い、
前記制御手段により、
前記機械モジュールを予想最高負荷位置の手前に移動し、そこで前記記憶手段に記憶されている代用特性値にて前記機械モジュールを移動させ、前記検出手段が前記変化を検出した場合は、より低い代用特性値にて、前記検出手段が前記変化を検出しなかった場合はより高い代用特性値にて、前記機械モジュールを前記予想最高負荷位置の手前で繰り返し移動させることにより、前記機械モジュールの新たな代用特性値を決定し、前記記憶手段 に記憶することを特徴とする代用特性値取得方法であり、この代用特性値取得方法を利用すれば請求項1記載の発明と同様適正な品質管理を行うことができる。
【0012】
次に、請求項2記載の発明のように、前記機械モジュールが、ガイド軸と、該ガイド軸に対して往復移動可能なキャリッジと、該キャリッジに搭載される記録ヘッドと、前記キャリッジに対して前記駆動源からの駆動力を伝達する伝達手段とを含む装置の場合、前記検出手段は前記キャリッジが前記ガイド軸に沿って静状態から動状態に変化したことを検出するようにすることが好ましい。一般に負荷は静負荷が問題となってくる。そのため、本発明のように静状態から動状態に変化したことを検出すれば、この静負荷を検出することができ、機械モジュールを含む装置の適正な品質管理を行うことができる。
【0013】
尚、請求項12記載の発明は、前記機械モジュールが、ガイド軸と、該ガイド軸に対して往復移動可能なキャリッジと、該キャリッジに搭載される記録ヘッドと、前記キャリッジに対して前記駆動源からの駆動力を伝達する伝達手段とを含み、前記検出は、前記電力供給手段が前記駆動源に駆動用電力を変化させながら供給しているときに、前記キャリッジが前記ガイド軸に沿って静状態から動状態に変化したことを検出することを特徴とする請求項11に記載の代用地特性値取得方法であり、この代用特性値取得方法を利用すれば請求項2記載の発明と同様、上述した機械モジュールを含む装置(例えばプリンタ)の適正な品質管理を行うことができる。
【0014】
次に、請求項3記載の発明のように、前記検出手段は複数の箇所にて前記検出を実行し、各箇所における前記代用特性値が前記記憶手段に記憶されることがこのましい。このようにすると、複数の検出箇所の代用特性値が記憶されているので、例えば、故障等が発生した際、故障後の代用特性値と比較することで、故障箇所を的確に判定することができる。
【0015】
尚、請求項13記載の発明は、前記検出を複数の箇所にて実行し、各箇所における前記代用特性値を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項12に記載の代用特性値取得方法であり、この代用特性値取得方法を利用すれば請求項3記載の発明と同様故障箇所を的確に判定することができる。
【0016】
ところで、上記複数の箇所は、請求項4記載の発明のように、記録ヘッドと被記録媒体との間隙を調整する間隙調整領域と、記録ヘッドが被記録媒体に記録を行う記録領域と、非記録時に記録ヘッドが待機する待機領域のうち、少なくとも一つの領域を含むことが好ましい。請求項14記載の代用特性値取得方法でも同様である。
【0017】
また、代用特性値は、請求項5記載の発明のように、前記駆動力又は前記駆動用電力の平均値を算出する算出手段を備え、前記検出手段が一つの箇所で前記機械モジュールを複数回動作させ、前記算出手段が各回毎の最大値と最低値の平均値を算出してもよい。請求項15記載の代用特性値取得方法でも同様である。
【0018】
さらに、代用特性値は、請求項6記載の発明のように、前記駆動力又は前記駆動用電力の平均値を算出する算出手段を備え、前記検出手段が一つの箇所で前記機械モジュールを複数回動作させ、前記算出手段が全動作回数における駆動力又は前記駆動用電力の平均値を算出し、算出された平均値をその箇所における代用特性値として前記記憶手段に記憶してもよい。請求項16記載の代用特性値取得方法でも同様である。
【0019】
1回だけの検出では、検出時のみの環境に左右されたデューティ値となる恐れがあるが、請求項5、6、15あるいは16記載の発明のように、平均値を取ることで、検出時ごとの環境要因に左右されない一般的なデューティ値を算出することができる。また、最大値と最低値との平均値だけをとるようにすれば、平均値を算出する処理を簡単にすることができる。
【0020】
次に、請求項7記載の発明のように、前記記憶手段への代用特性値の記憶の開始を入力する入力手段と、
前記記憶手段に記憶された前記機械モジュールの代用特性値に基づき、前記機械モジュールの良否を表示する表示手段とを備え、
前記入力手段から前記記憶手段への代用特性値の記憶の開始が入力された場合には、前記表示手段が前記機械モジュールの良否を表示するよう構成してもよい。 このようにすると、入力手段の操作後、表示手段の表示を見れば機械モジュールの良否を容易に判別することができ、品質管理を容易に行うことができる。
【0021】
尚、請求項17記載の発明のように、代用特性値取得方法において、代用特性値の記憶の開始を入力すると、記憶された前記機械モジュールの代用特性値に基づき、前記機械モジュールの良否を表示すると、請求項7記載の装置と同様の効果を得ることができる。
【0022】
次に、請求項8記載の発明のように、情報処理装置との間で情報を送受信可能に接続する通信部を備え、
前記情報処理装置から前記検出手段に対して前記代用特性値の送信を要求された場合には、前記通信部は前記記憶手段に記憶した代用特性値を前記情報処理装置へと送信してもよい。
【0023】
このようにすると、外部装置に情報を送信することによって、パソコン等のモニタに表示することができる。装置がプリンタの場合、表示部を備えていても小さいことが多いので、この通信部を備えることで、表示画面の大きい外部装置での表示も可能となり、より細かな代用特性値の表示も可能となる。そのため、修理等の際には、細かな代用特性値を外部で見ることで、故障箇所の的確な特定及び故障原因の特定等に大いに役立てることができる。
【0024】
尚、請求項18記載の発明のように、代用特性値取得方法において、外部から前記代用特性値の送信を要求された場合には、記憶した代用特性値を前記情報処理装置へと送信してもよい。請求項8記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0025】
次に、請求項9及び請求項19記載の発明のように、前記記憶手段は、不揮発性メモリであることがこのましい。
次に、請求項10及び請求項20記載の発明のように、前記記憶手段に代用特性値として記憶される駆動用電力は、電流地又はパルス幅変調のデューティ値であることがこのましい。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明が適用された実施形態について説明する。
ここで、以下の説明で利用する図面のうち、図1はプリンタの概略構成図、図2はエンコーダの概略構成図、図3は受光素子から出力されるON−OFF信号の時間−出力グラフ、図4はプリンタの制御装置のブロック図である。
【0027】
本実施形態のプリンタ1は、インクジェット式のプリンタ装置である。このプリンタ1は、画像を形成する旨の指示があると、給紙部から供給された記録紙に、外部から与えられた画像情報に基づいてインクを吹付けて画像を形成し、そして、その画像が形成された記録紙を排紙する機構を有する一般的なものである。
【0028】
以下のプリンタ1の説明では、本実施形態の特徴点を説明するために必要な構成のみを示しているが、給紙機構や排紙機構等その他の構成を備えていることは言うまでもない。
本実施形態のプリンタ1について、図1を用いて説明する。
【0029】
本実施形態のプリンタ1は、機械モジュール2と、キャリッジモータ3と、キャリッジモーター駆動回路4と、検出装置5と、制御装置6とを備えている。
機械モジュール2は、ガイド軸20、キャリッジ21、記録ヘッド22、移動ベルト23とを備えている。
【0030】
ガイド軸20は、給紙方向(図1の紙面に垂直な方向)に対して垂直かつ水平に設置されている。
キャリッジ21は、ガイド軸20に対して往復移動可能に取付けられている。
記録ヘッド22は、キャリッジ21に搭載され、内部に複数色のインクを貯留する図示しないインクタンクを備えている。この記録ヘッド22は、制御装置6の制御により、インクタンクに貯留されたインクを記録紙αに吐出可能に形成されている。
【0031】
移動ベルト23は、ガイド軸20に平行に設置された無端ベルトであり、一端にキャリッジモータ3が取付けられ、キャリッジモータ3の駆動力をキャリッジ21に伝達している。キャリッジ21及び記録ヘッド22はこの移動ベルト23に誘導され、ガイド軸20に沿って移動する。
【0032】
また、本実施形態の機械モジュール2は、画像形成を行わない非記録時に記録ヘッド22が待機する待機領域が、ガイド軸20の一端側に設けられており、この待機領域には、インクを吐出するキャップ装置25が備えられている。
さらに、記録紙αの厚みに応じて、記録ヘッド22と記録紙αとの間隙を調整するための間隙調整領域が、ガイド軸20の他端側に設けられており、この間隙領域には、記録ヘッド22の高さを調整する隙間調整装置26が備えられている。
【0033】
キャップ装置25は、ガイド軸20の一端側(図1の紙面の右側)であって、記録紙αの給紙スペースの外側に設置されている。このキャップ装置25は、外側に向かって上向きなスロープ250と、このスロープを移動可能なキャップ251と、キャップ251をスロープの下方に向かって引っ張るバネ252とを備えている。キャリッジ21は図示しないフックを備えており、キャリッジ21がガイド軸20の右側の端部に向かって移動すると、まずフックがキャップ251に引っかかる。そして、さらにキャリッジ21が右側の端部に向かって移動すると、キャリッジ21がキャップ251をスロープ250に沿って引っ張り上げ、キャリッジ21が右端に達するとキャップ251が記録ヘッド22のインクを吹き出す吹出部分を覆う。一方、キャップ251がかぶせられた右端に位置するキャリッジ21を左方に向かって移動すると、キャップ251はバネ252に引っ張られ、左方に移動すると共に下方に引っ張られて、キャップ251が記録ヘッド22からはずれ、スロープ250に沿って下方に移動する。
【0034】
隙間調盤機構26は、ガイド軸の他端側(図1の紙面の左側)であって、記銀ヘッド22の記録範囲外に設置されている。この隙間調整機構26は、記録ヘッド22と記録紙αとの間隔を紙の厚さによって適切に変更するものであり、本願ではその詳細については省略するが、キャリッジ21に設けられた間隔調整部材(図示せず)と隙間調整機構26が当接、押圧することにより、キャリッジ21の移動力を駆動源として、間隔調整部材の姿勢を変えて、キヤリッジ21(記縁ヘッド22)と記録紙αとの間隔を変更するものである。
【0035】
キャリッジモータ3は、ステッピングモータあるいはDCモータが用いられ、移動ベルト23を介して駆動力をキャリッジ21に付与する。
キャリッジ駆動回路4は、キャリッジモータ3に駆動用電力を供給等するものである。
【0036】
検出装置5はキャリッジ21の移動方向および移動量を検出するものであり、具体的には、図2に示すように、エンコーダストリップ50と、発光素子51と、2つの受光素子52a,52bとを備えている。
エンコーダストリップ50は、ガイド軸20に沿って設置され、その長さ方向に沿って複数のスリット500が形成されている。このスリット500は、150dpiの間隔で形成され、キャリッジ21の移動範囲を含むように図示しないフレームに張設されている。
【0037】
発光源51は、発光ダイオードからなり、エンコーダストリップ50の一方の面から所定距離離れた位置で、エンコーダストリップ50の一方の面に対し垂直に設置されている。この発光源51は、キャリッジ21に設置されている。
受光素子52a,52bは、エンコーダストリップ50から見て発光源51が設置された側とは反対側に設置され、発光源51に対向するキャリッジ21上にエンコーダストリップ50の長さ方向に沿って600dpiの間隔を離して設置されている。この受光素子52a,52bは制御装置6に接続されている。
【0038】
この検出装置5では、キャリッジ21が移動しているときに発光源51を発光させると、スリット500が設けられているところを通過するときは受光素子52a,52bが発光源51から光を受光し、スリット500が設けられていないときは光を受光しないので、受光素子52a,52bからは、図3に示すように、ON−OFF信号が所定時間間隔ごとに出力される。ただし、受光素子52a,52bは、600dpiの間隔で設置されているので、ON−OFF信号は、600dpi分ずれて出力される。
【0039】
図4を参照して制御系の構成を説明する。
制御装置60には、ユーザがプリンタ1を操作するための繰作装置61、文字や設定値、電話番号といった情報を表示するモニタ62、キヤリッジ21の移動方向、移動量を検出する検出手段5が接続される。
【0040】
また、制御装置60には、CPU600、ROM601、RAM602、EEPROM603を備えており、ROM601には、後述するキヤリッジ21の移動負荷を測定する測定位置データ601aが、EEPROM603には、キヤリッジ21の移動負荷測定位置に応じたキャリッジモータに与える電流デューティ債603a、603b、603c、用紙搬送モータに与える電流デューティ値603dがそれぞれ記憶されている.
さらに制御装置60には、キヤリッジモータ3を駆動するキヤリッジモータ駆動回路4、記録ヘッド22を駆動する印字ヘッド駆動回路40、用紙搬送モータ50を駆動する用紙搬送モータ駆動回路51が接続され、プリンタ1の動作を制御している。
【0041】
さらに制御装置60は、パソコンなどの外部装置52と入出力インターフェース53を介して制御され、外部装置52から与えられたデータ等を印刷可能になっている。
また、キャリッジモータ駆動回路4、用紙搬送モータ駆動回路51は、一定時間内の電流のON−OFFの割合を変えて、モータに与える電圧値、電流値そのものは変化させずに駆動のための電力値を変更するいわゆるPWM(Puls Width Modulation)制御が可能となっており、電圧値、電流値を変更する代わりに、−定時間内の電流のON−OFFの割合であるデューティ値を変更することによって各モータに与える駆動電力を制御可能となっている。
【0042】
また、プリンタ1には上述したように、印字領域外にキャリッジ21の移動に対して負荷となる、隙間調整機構6、キャップ装置25が存在するため、キャリッジ21の移動範囲における位置と負荷との関係を調べると、図6のようになる。
【0043】
図6において、横軸はキャリッジ21の左右方向(記録紙αを横切る方向)の移動位置であり、縦軸は、静止摩擦による静負荷を表している。
これから分かるように、キャリッジ21の各位置における静負荷値は、記録領域(領域1)においてはほぼ均一である。また、間隙調整領域(領域2)については、隙間調整機構6とキャリッジ21が当接して、キャリッジ21と記録紙αとの間隔を変要する部分で、局所的に高くなり、他ではほぼ均一である。さらに、待機領域(領域3)では、キャップ装置25のキャップ251を記銀ヘッド22のノズル面を封止する位置までバネ252の弾性力に逆らいながらキャリッジ21を移動させることになるので、封止位置である左端の位置まで静止負荷は徐々に上昇する。
【0044】
従って、各々の領域の最大静負荷値を超えるのに必要な電流のデイーティ値を、それぞれの領域ごとに与えれば、キャリッジ21は問題なく動作することが可能となる。
このように構成されたプリンタ1において、キヤリッジ21に関しての本願の代用特性値取得動作(代用特性値処理)について図5のフローチャートを用いて説明する。
【0045】
この代用特性値処理は、各負荷の代用特性値を取得するよう指示する繰作が操作装置61でなされると開始される。
この処理が開始されると、CPU600は、まずキャリッジ21をROM601に記憶された測定位置データ601aに基づいて、予め定められた最初の検出位置に移動する。
【0046】
例えば図6における待機領域(領域3)から間隔調整額域(領域1)の予想最高負荷位置の手前に移動する(S10)。このときのデューティ値は100%でもよい。
次に領域ごとに関連つけて記憶されているデユーティ値をEEPROM603から読み出して、そのデューティ値をキャリッジ駆動回路4に設定する(S11)。
【0047】
この場合キャリッジモータ21の領域1であれば603aから読み出すことになる。
そのデューティ値でキヤリッジモータ4を駆動したとき、キャリッジ21が移動するか否か、即ち静状態から動状態に変化したか否かを検出装置5からの情報を基に判定する(S12)。この判定は、キャリッジ21が最低2スリット分移動したか否かによって判定される。このようにしているのは、キャリッジ21がキャリッジモータ3からの駆動力を受けて振動しているときでも、1スリット分は移動しているように見えることがあるため、2スリット分動いたことを検知することでキャワッジ21が振動しているときに動き出したと判定しないことを保証するためである。
【0048】
この他、予め予想最高負荷位置を含むように移動範囲を決めておき、キャリッジ21が移動開始位置から最終的な移動目的位置まで到達できたか否かで判定しても良い。
この判定(S12)で、移動したと判定されたら(S12:YES)、キャリッジ21を元の場所に戻し(S13)、そのとき設定されているデューティ値より低いデューティ値に設定して(S14)、キャリッジ21が移動したとき及び、キャリッジ21が移動しないときの2種類のデューティ値が取得できたか否かを判定し(S16)、否定判定されたら再びS12の判定を実行する。
【0049】
一方、移動していないと判定されたら(S12:NO)、そのとき設定されているデューティ値よりも高いデューティ値に設定して(S15)、キャリッジ21が移動したとき及び、キャリッジ21が移動しないときの2種類のデューティ値が取得できたか否かを判定し(S16)、否定判定(S16:NO)されたら再びS12の判定を実行する。
【0050】
そして、S16の判定で、キャリッジ21が移動したとき及び、キャリッジ21が移動しないときの2種類のデューティ値が取得できたと判定されたら(S16:YES)、キャリッジ21が移動したときのデューティ値に環境変化等に対応するためのマージンを加えてEEPROM603の測定位置に相当するエリアへ記憶する(S17)。この場合は、キャリッジモータ領域のデューティ値603aに書き込まれる。このマージンは一定値でもよい。
【0051】
その後、すべての検出地点でのデューティ値の検出が終了したか否かを判定し(S18)、検出が終了したと判定されたら(S18:YES)、本処理を終了する。一方、検出が終了していないと判定されたら(S18:NO)、次の検出箇所にキャリッジ21を移動し、移動先のデューティ値をEEPROM603から検索して、その検索されたデューティ値を用いてS12〜S18の処理を実行する。
【0052】
本処理を実行すると、各検出点でのデューティ値が位置情報に関連つけされてEEPROM603に記憶される。
以上説明した本実施形態のプリンタを用いると以下のような効果がある。
まず、上述した検出処理では、各検出点で、キャリッジモータ3に駆動用電力を変化させながら供給して、キャリッジ21が静状態から動状態に変化したことを検出し、各検出点でのキャリッジ21の静負荷の代用特性値であるデューティ値をEEPROM603に記憶しているので、このデューティ値を読み出し、この代用特性値であるデューティ値をチェックすることで適正なプリンタ1の品質管理を行うことができる。
【0053】
また、本実施形態のプリンタ1では、出荷後のプリンタ1に故障があった場合、代用特性値であるデューティ値がEEPROM603に記憶されているので、これと故障後に得たデューティ値とを比較することで、プリンタ1で故障がどこで発生したか否かを判定することができる。
【0054】
一般に負荷は静負荷が問題となってくる。そのため、本実施形態のように静状態から動状態に変化したことを検出すれば、この静負荷を検出することができ、プリンタ1の適正な品質管理を行うことができる。
ところで、上述した実施形態では、キャリッジ21が移動する全範囲について説明したが、操作装置61を操作すると、間隙調整装置26が設置され記録ヘッド22と記録紙αとの間隙を調整する間隙調整領域と、記録ヘッド22が記録紙αに記録を行う記録領域と、キャップ装置25が設置され非記録時に記録ヘッド22が待機する待機領域を指定可能に形成し、その指定された各指定領域ごとに、デューティ値を検出可能に形成してもよい。このようにすると、動作点検時には、点検を要する箇所だけを点検でき、また、出荷後故障箇所等を調べる際、故障箇所だけを点検でき、効率的だからである。
【0055】
また、本実施形態では、外部装置と通信可能に形成されているので、パソコンから指示があったときはEEPROM603に記憶されたデューティ値をパソコンに送信することもできる。そのため、パソコンでも、デューティ値を見ることができる。そしてデューティ値をパソコンでも見れることで、パソコンのモニタはプリンタ1のモニタに比べ表示スペースが広いので、窓に比べ多くの情報を表示できる。従ってパソコンにデューティ値等を表示するときは、より多くの情報を送信して、詳しい表示を行うこともできる。
【0056】
尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、1回検出したデューティ値をそのまま位置情報とともにEEPROM603に記憶しているが(S17)、同一箇所で複数のデューティ値を取得し、その平均値を記憶してもよい。あるいは最大値と最低値との平均値を記憶してもよい。1回だけの検出では、検出時のみの環境に左右されたデューティ値となることが考えられるが、このように、平均値を取ることで、検出時ごとの環境要因に左右されない一般的なデューティ値を得ることができる。また、最大値と最低値との平均値だけをとるようにすれば、平均値を算出処理を簡単にすることができる。
【0057】
また、本実施形態では、代用特性値としてデューティ値を用いたものについて説明したが、デューティ値以外にも、駆動用電力値や、駆動力値、モータ3に供給する駆動用電力の電流値等を用いてもよいことはもちろんである。
さらに、本実施形態では、例えば、上述した検出処理が終了し、デューティ値がEEPROM603に記憶されたとき、これらのデューティ値のうち、いずれか一つのデューティ値が所定の値(例えば80%)以上であったとき、プリンタ1は不良品であると判定してもよい。そして、その旨モニタ62に表示するようにしてもよい。
【0058】
尚、本実施形態のキャリッジモータ3が本発明の駆動源に相当し、本実施形態の駆動回路4,51及び制御装置6で行われるPWM制御が本発明の電力供給手段に相当し、本実施形態の記録紙αが本発明の被記録媒体に相当し、本実施形態の操作装置61が入力手段に相当し、本実施形態の入出力インターフェイス53が本発明の通信部に相当し、本実施形態のパソコンが本発明の情報処理装置に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のプリンタの概略構成図である。
【図2】 本実施形態のエンコーダの概略構成図である。
【図3】 本実施形態の受光素子から出力されるON−OFF信号の時間−出力グラフである。
【図4】 本実施形態のプリンタの制御装置のブロック図である。
【図5】 負荷の特性曲線グラフである。
【図6】 代用特性値処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1…プリンタ、2…機械モジュール、3…モータ、4…キャリッジモーター駆動回路、5…検出装置、6…制御装置、20…ガイド軸、21…キャリッジ、22…記録ヘッド、23…移動ベルト、25…キャップ装置、26…隙間調整装置、50…エンコーダストリップ、51…発光素子、52…受光素子、60…制御装置、61…操作装置、62…モニタ、250…スロープ、251…キャップ、252…バネ、500…スリット、600…CPU、601…ROM、602…RAM、603…EEPROM
Claims (20)
- 機械モジュールを含む装置において、
前記機械モジュールに駆動力を付与する駆動源と、
該駆動源に供給される駆動用電力を変化させて供給可能な電力供給手段と、
前記機械モジュールが静状態から動状態に変化したことを検出する検出手段と、
前記駆動源の駆動力又は駆動用電力を前記機械モジュールの代用特性値として記憶する記憶手段と、
前記駆動源に前記電力供給手段から前記駆動用電力を供給させ、前記検出手段が前記変化を検出した時点の前記機械モジュールの静負荷の代用特性値を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記機械モジュールを予想最高負荷位置の手前に移動させ、そこで前記記憶手段に記憶されている代用特性値にて前記機械モジュールを移動させ、前記検出手段が前記変化を検出した場合はより低い代用特性値にて、前記検出手段が前記変化を検出しなかった場合はより高い代用特性値にて、前記機械モジュールを前記予想最高負荷位置の手前で繰り返し移動させることにより、前記機械モジュールの新たな代用特性値を決定し、前記記憶手段に記憶させることを特徴とする装置。 - 前記機械モジュールは、ガイド軸と、該ガイド軸に対して往復移動可能なキャリッジと、該キャリッジに搭載される記録ヘッドと、前記キャリッジに対して前記駆動源からの駆動力を伝達する伝達手段とを含み、前記検出手段は前記キャリッジが前記ガイド軸に沿って静状態から動状態に変化したことを検出することを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記検出手段は複数の箇所にて前記検出を実行し、各箇所における前記代用特性値が前記記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項2に記載の装置。
- 前記複数の箇所は、記録ヘッドと被記録媒体との間隙を調整する間隙調整領域と、記録ヘッドが被記録媒体に記録を行う記録領域と、非記録時に記録ヘッドが待機する待機領域のうち、少なくとも一つの領域を含むことを特徴とする請求項3に記載の装置。
- 更に、前記駆動力又は前記駆動用電力の平均値を算出する算出手段を備え、
前記検出手段が一つの箇所で前記機械モジュールを複数回動作させ、前記算出手段が各回毎の最大値と最低値の平均値を算出し、算出された平均値をその箇所における代用特性値として前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の装置。 - 更に、前記駆動力又は前記駆動用電力の平均値を算出する算出手段を備え、
前記検出手段が一つの箇所で前記機械モジュールを複数回動作させ、前記算出手段が全動作回数における駆動力又は前記駆動用電力の平均値を算出し、算出された平均値をその箇所における代用特性値として前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の装置。 - 更に、前記記憶手段への代用特性値の記憶の開始を入力する入力手段と、
前記記憶手段に記憶された前記機械モジュールの代用特性値に基づき、前記機械モジュールの良否を表示する表示手段とを備え、
前記入力手段から前記記憶手段への代用特性値の記憶の開始が入力された場合には、前記表示手段が前記機械モジュールの良否を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一つに記載の装置。 - 更に、情報処理装置との間で情報を送受信可能に接続する通信部を備え、
前記情報処理装置から前記検出手段に対して前記代用特性値の送信を要求された場合には、前記通信部は前記記憶手段に記憶した代用特性値を前記情報処理装置へと送信することを特徴とする請求項1乃至請求項7何れか一つに記載の装置。 - 前記記憶手段は、不揮発性メモリであることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか一つに記載の装置。
- 前記記憶手段に代用特性値として記憶される駆動用電力は、電流値又はパルス幅変調のデューティ値であることを特徴とする請求項1乃至請求項9何れか一つに記載の装置。
- 機械モジュールに駆動力を付与する駆動源、および、該駆動源に供給される駆動用電力を変化させて供給可能な電力供給手段を備える機械モジュールを含む装置で実行され、
前記機械モジュールが静状態から動状態に変化したことを検出する検出手段と、
前記駆動源の駆動力又は駆動用電力を前記機械モジュールの代用特性値として記憶手段と、
前記駆動源に前記電力供給手段から駆動用電力を供給させ、前記検出手段が前記変化を検出した時点の前記機械モジュールの静負荷の代用特性値を前記記憶手段に記憶する制御手段とを用い、
前記制御手段により、
前記機械モジュールを予想最高負荷位置の手前に移動し、そこで前記記憶手段に記憶されている代用特性値にて前記機械モジュールを移動させ、前記検出手段が前記変化を検出した場合は、より低い代用特性値にて、前記検出手段が前記変化を検出しなかった場合はより高い代用特性値にて、前記機械モジュールを前記予想最高負荷位置の手前で繰り返し移動させることにより、前記機械モジュールの新たな代用特性値を決定し、前記記憶手段に記憶することを特徴とする代用特性値取得方法。 - 前記機械モジュールは、ガイド軸と、該ガイド軸に対して往復移動可能なキャリッジと、該キャリッジに搭載される記録ヘッドと、前記キャリッジに対して前記駆動源からの駆動力を伝達する伝達手段とを含み、
前記検出は、前記電力供給手段が前記駆動源に駆動用電力を変化させながら供給しているときに、前記キャリッジが前記ガイド軸に沿って静状態から動状態に変化したことを検出することを特徴とする請求項11に記載の代用地特性値取得方法。 - 前記検出を複数の箇所にて実行し、
各箇所における前記代用特性値を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項12に記載の代用特性値取得方法。 - 前記複数の箇所は、記録ヘッドと被記録媒体との間隙を調整する間隙調整領域と、記録ヘッドが被記録媒体に記録を行う記録領域と、非記録時に記録ヘッドが待機する待機領域のうち、少なくとも一つの領域を含むことを特徴とする請求項13に記載の代用特性値取得方法。
- 一つの箇所で前記機械モジュールを複数回動作させ、各回毎の前記駆動力又は前記駆動用電力の最大値と最低値の平均値を算出し、
算出された平均値をその箇所における代用特性値として記憶することを特徴とする請求項11乃至請求項14のいずれか一つに記載の代用特性値取得方法。 - 一つの箇所で前記機械モジュールを複数回動作させ、全動作回数における駆動力又は前記駆動用電力の平均値を算出し、
算出された平均値をその箇所における代用特性値として記憶することを特徴とする請求項11乃至請求項14の何れか一つに記載の代用特性値取得方法。 - 代用特性値の記憶の開始を入力すると、記憶された前記機械モジュールの代用特性値に基づき、前記機械モジュールの良否を表示することを特徴とする請求項11乃至請求項16の何れか一つに記載の代用特性値取得方法。
- 外部から前記代用特性値の送信を要求された場合には、記憶した代用特性値を前記情報処理装置へと送信することを特徴とする請求項11乃至請求項17何れか一つに記載の代用特性値取得方法。
- 前記記憶手段は、不揮発性メモリであることを特徴とする請求項11乃至請求項18の何れか一つに記載の代用特性値取得方法。
- 代用特性値として記憶される駆動用電力は、電流地又はパルス幅変調のデューティ値であることを特徴とする請求項11乃至請求項19何れか一つに記載の代用特性値取得方法。
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