JP3615125B2 - オイルユニット及び電動工具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トルクが伝達されるケースとスピンドルとの相対回転によりスピンドルへ瞬間的なトルクを発生させるオイルユニットと、そのオイルユニットを用いたインパクトレンチやインパクトドライバ等の電動工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
オイルユニットは、モータ等からトルク伝達され、作動油が充填される筒状のケースにスピンドルを挿通させ、ケース両端の閉塞部でスピンドルを軸支すると共に、スピンドルからケースの半径方向に突出されるブレード等のシール体によって、ケース内を周方向に分割する複数の油室を形成している。よって、ケースとスピンドルとに相対回転が生じると、ブレードと、ケース内部に形成されたリブ等との間で所定の油室がシールされて油圧が高まり、スピンドルに瞬間的なトルクが発生する。このようなオイルユニットにおいては、作動油の温度変化に伴う容積変化で出力トルクに変動が生じることから、特許第2718500号掲載公報には、ケース内部に、スピンドルが微小間隙を有して遊挿する壁体によって油室の軸方向に隣接する低圧室を形成し、その低圧室に、スピンドルが遊挿する環状ピストンをコイルバネによって低圧室の閉塞方向へ付勢して設けることで、作動油の容積変化を低圧室への流入と流出とによって吸収させ、出力トルクの安定を図る発明が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報の発明においては、環状ピストンとコイルバネに加え、低圧室の形成のために油室を仕切る壁やリング要素、シールリングといった多くの部品が必要となるため、コストアップに繋がる上、オイルユニットが軸方向に長くなって大型化するという欠点がある。
一方、同公報には、油室に連通する有底孔と、その有底孔を閉塞して螺合される調整ネジとを設けて、調整ネジによる有底孔の容積の調整により、油室のピーク圧力、即ち最大出力トルクを調整可能とする発明も開示されているが、これは前述の出力トルク安定に係る低圧室とは全く別の場所に設ける技術であるから、このように両発明を併設すると、部品点数がより多くなって一層のコスト増大を招く。又、この調整機構のスペース確保のために油室等の形状に制約を受けることにもなる。
【0004】
更に、このようなオイルユニットを電動工具に組み込んで使用すると、作動油漏れ等によって最初に設定した最大出力トルクに誤差が生じてしまうことがある。よって、この場合は、オイルユニットを一旦電動工具から取り外し、調整ネジを操作して適正な出力トルクに調整し、再び電動工具に組み込む操作が必要となって手間がかかり、使い勝手が非常に悪くなる。
【0005】
そこで、請求項1に記載の発明は、出力トルクの安定と最大出力トルクの調整とを少ない部品点数で簡単且つコンパクトに達成できるオイルユニットを提供することを目的としたものである。
又、請求項3に記載の発明は、このようなオイルユニットを用いた場合の最大出力トルクの調整操作を簡単に行うことができる電動工具を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、スピンドルの後端部を軸支する一方の閉塞部をケース内で軸方向へスライド可能に設けると共に、その閉塞部における後端部の軸支部分を、スピンドルの後端部に対向する底面を備えた有底孔とする一方、スピンドル内に、シールされる油室内の作動油を有底孔の底面へ誘導可能な作動油導入路を設け、更にケース内に、一方の閉塞部を油室側へ付勢する弾性部材と、その弾性部材の付勢力を調整可能な調整部材とを設けたことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の目的に加えて、よりコンパクト化に寄与できる弾性部材や調整部材を得るために、弾性部材を一方の閉塞部の後方へ配置される皿バネとし、調整部材を皿バネの後方でケースに螺合されるナット部材としたものである。
【0007】
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のオイルユニットをハウジング内に内蔵し、モータにより回転する第1スピンドルのトルクをオイルユニットのケースからオイルユニットのスピンドルに伝達させる電動工具であって、ハウジング内に、差し込まれた工具によってオイルユニットのケースが回り止めされ、且つオイルユニットの調整部材又はナット部材が調整操作可能となる調整機構を設けたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3の目的に加えて、調整部材をナット部材とした場合の調整機構を簡単に構成するために、調整機構を、ナット部材側の端面へその軸線を中心とした円周上に直接又は間接的に形成された噛み合い歯と、噛み合い歯から端面の半径方向でハウジングの外面に開口するように形成された差し込み孔と、噛み合い歯から差し込み孔との間で、差し込まれた工具と干渉してケースを回り止めする回り止め部としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1(A)はオイルユニット1の軸方向の断面図、同図(B)はA−A線断面図、同図(C)はB−B線断面図である。オイルユニット1において、2は円筒状のケースで、ケース2には、後方(図1(A)の左側を前方として説明する。)から閉塞部として円盤状のボトムキャップ4が遊挿されてケース2前端のストッパ部3に当接し、ケース2の前方を閉塞している。5はストッパ部3の切欠きを貫通してボトムキャップ4に挿通し、ボトムキャップ4をケース2と回転方向で一体化させるスプリングピン、6はボトムキャップ4に螺合されたボルトで、ここから作動油を供給可能となる。又、ボトムキャップ4の後方には、スリーブ状のライナ7が回動可能に遊挿されるが、複数のピン8,8・・によってボトムキャップ4と一体に連結されている。このライナ7内は、断面が略長円状となる透孔に形成され、その内周面には、周方向へ等間隔で配置され、軸方向と平行な4つのリブ9,9・・によって仕切られる4つの凹部10,10・・が形成されている。更に、ライナ7の後方には、閉塞部として円盤状のトップキャップ11が回動可能且つ軸方向へ移動可能にケース2へ遊挿され、ライナ7とは、複数のピン12,12・・によって回転方向で一体に連結されている。13はトップキャップ11の後方に突設され、六角孔を開口する筒状の連結部、14はOリングである。
【0009】
17はスピンドルで、スピンドル17の前端の出力部18はボトムキャップ4を貫通してケース2の前方に突出し、後端の円柱部19は、トップキャップ11の前面に凹設され、円柱部19と対向する底面16を有する円形の有底孔15に遊挿して、夫々回動自在に軸支されている。又、スピンドル17の中央には大径部20が形成され、大径部20には、軸線を中心に対称となる一対の収納溝21,21と一対のリブ22,22とが軸方向に形成されて、各収納溝21にブレード23が周方向へ若干揺動可能に収納されている。このブレード23は、スピンドル17を貫通する2つのコイルバネ24,24によって互いの離反方向へ付勢されて、外端をライナ7の内面に当接させる。よって、ライナ7内はブレード23,23によって2つに仕切られることになるが、同図(C)に示すスピンドル17の回転位置にあっては、スピンドル17側のシール体となるブレード23,23及びリブ22,22と、ライナ側の4つのリブ9,9・・との当接によって、作動油が充填されるライナ7内に、夫々シールされる4つの油室25,25,26,26を形成可能となっている。但し、スピンドル17の中央には、接続路27,27が交差状に形成されて、点対称の油室25,25同士、油室26,26同士を互いに接続している。
【0010】
一方、スピンドル17の収納溝21,21は、スピンドル17の軸方向前後に形成される連通孔28,28によって互いに連通し、ブレード23の側面と収納孔21との間に隙間が生じる揺動角度では、油室25,25同士、又は油室26,26同士が連通可能となっている。又、スピンドル17の円柱部19端面には、同軸で透孔29が形成され、円柱部19が軸支されるトップキャップ11の有底孔15と後方の連通孔28とを連通させている。この連通孔28と透孔29とによって、油室25,26内の作動油を有底孔15へ誘導する作動油導入路を形成するものである。
そして、トップキャップ11の連結部13には、前方から、弾性部材としての皿バネ30と、調整部材としてのトップナット31とが夫々外装されている。トップナット31は、外周に雄ネジ部32を形成してケース2の内面に形成された雌ネジ部33に螺合しており、トップナット31を回転操作して前方へネジ送りすることで、皿バネ30による付勢力でトップキャップ11をライナ7の後端へ押圧し、各油室25,26を閉塞可能となっている。
【0011】
以上の如く構成されたオイルユニット1は、インパクトレンチやインパクトドライバ等の電動工具のハウジングに収容し、トップキャップ11の連結部13に電動工具の出力軸を連結して、スピンドル17先端の出力部18にビット保持用のチャック等を装着する。よって、電動工具の出力軸の回転に伴い、トップキャップ11が回転すると、これと回転方向で一体のライナ7及びケース2も回転(図1(B)で左回転)する。そして、ライナ7とスピンドル17との相対回転により、ブレード23,23の先端がケース2の回転方向へ傾いた姿勢でライナ7の内面を摺動し、スピンドル17側のブレード23,23及びリブ22,22と、ライナ7側のリブ9,9とによって油室25,25をシールし、各油室25の圧力が高まると、ブレード23,23を介してスピンドル17への出力トルクを瞬間的に増大させてスピンドル17を回転させる(オイルパルス発生)。このオイルパルスの繰り返しによってネジ締め等が可能となる。尚、このオイルパルスの発生の際は、ブレード23,23の傾きによって油室25,25とスピンドル17内の連通孔28とが連通するため、連通孔28から透孔29を介して油圧がトップキャップ11の有底孔15の底面16へ加わることになる。
【0012】
そして、オイルユニット1の作動に連れてライナ7内の作動油の温度が上昇し、作動油に容積変化が生じると、オイルパルス発生の際の出力トルクにムラが生じるおそれがある。しかし、ここでは、トップキャップ11を軸方向へスライド可能とし、これを皿バネ30によってライナ7側へ押圧することで各油室25,26の密封を維持しているため、油室25,25内の圧力が皿バネ30の付勢力で設定される油室25,25のピーク圧力を超えると、透孔29を介してトップキャップ11の有底孔15の底面16へ加わる油圧により、有底孔15内へ作動油が流入し、図2のように皿バネ30の付勢に抗してトップキャップ11を後退させる。すると、各油室25,26の後方の閉塞が解かれ、隣接する油室25,26同士がブレード23の後端を超えて連通し、油室25,25の圧力を低下させるため、再び図1(A)のように皿バネ30の付勢によってトップキャップ11が前進して有底孔15内の作動油を連通孔28側へ戻し、各油室25,26を閉塞する。このようにトップキャップ11がスライドして油室25,25の圧力を逃がすことでピーク圧力が安定し、常に一定の出力トルクでオイルパルスを発生させることができる。
【0013】
一方、最大出力トルクを調整する場合は、トップナット31を回転させてケース2内で軸方向へネジ送りすれば、皿バネ30の付勢力を変更してトップキャップ11が後退するピーク圧力を任意に設定可能となる。よって、使用により作動油が減少した場合等においても、トップナット31による皿バネ30の付勢力の調整でピーク圧力を一定に維持できることになる。
【0014】
このように上記形態によれば、作動油の温度上昇に伴う油室25,26内の圧力変化が生じても、ピーク圧力を一定に維持し、出力トルクを好適に安定させることができる。又、最大出力トルクの調整は、トップナット31の回転操作による皿バネ30の付勢力変更で実現でき、調整作業も簡単となる。特に、スピンドル17の後端部を軸支する有底孔15を受圧室に利用し、皿バネ30を出力トルクの安定と調整とに共用する構造であるから、スペースをとらず、部品点数も少ない合理的な構成となり、ライナや油室等の形状に制約を受けることもない。よって、このような出力トルクの調整機構を採用してもコンパクト化やコストアップの抑制が効果的に実現可能となる。
又、弾性部材を皿バネ30とし、調整部材をトップナット31としたことで、軸方向に必要なスペースが小さくて済み、オイルユニット1の一層のコンパクト化に寄与できる。
【0015】
尚、弾性体は、トップナットとトップキャップとのバネ受け部分を凹部とする等スペース的に問題なければコイルバネを用いても良い。又、スピンドル端部に設ける作動油導入路は、上記形態のように連通孔28と透孔29とに限らず、有底孔の底面へ均等に加圧できれば、例えば透孔を複数設ける等の設計変更が可能である。
更に、オイルユニットの具体的な構造は、上記形態に限定するものでなく、ライナがなくケースの内面にリブが直接形成されるものや、ブレードが1つのもの等であっても本発明は適用可能である。
【0016】
一方、上記オイルユニット1においては、使用による作動油の漏れ等によって、トップナット31の回転操作により設定した最大出力トルクに誤差が生じることがあり、この場合にトップナット31を簡単に調整操作できる電動工具の形態を以下に説明する。尚、オイルユニット1における上記形態と同じ符号は同じ部品を示すため、重複する説明は省略する。
図3において、40はアングルソフトインパクトレンチで、ハウジング41の後部(図3の右側を後方として説明する。)にはモータ42が内蔵され、モータ42の前方には遊星歯車減速機構44が配置される。遊星歯車減速機構44は、ハウジング41内に固定されるギヤハウジング45にボールベアリング46を介して軸支されるキャリア47を、モータ42の出力軸43に固着されるピニオン48に外装させ、キャリア47が軸支する複数の遊星歯車49,49・・をピニオン48に噛合させたもので、キャリア47の前方には、出力軸43と同軸で第1スピンドル50が突設されている。
【0017】
又、第1スピンドル50の前端は、ハウジング41内でニードルベアリング54によって軸支される二段筒状のカップリング51の小筒部52に遊挿され、カップリング51後方のカップ部53内では、更にハンマー55に遊挿される。第1スピンドル50とハンマー55とは、ハンマー55の内面で軸方向に凹設された凹溝56,56と、第1スピンドル50の表面に凹設されたV字状のカム溝57,57とに跨って嵌合されるボール58,58によって回転方向で一体に連結される。但し、ハンマー55は、その外面に嵌入されたボール59,59が、カップリング51のカップ部53の内面で軸方向に凹設された連結溝60,60内に嵌合してカップリング51と回転方向で一体となっているため、第1スピンドル50はハンマー55を介してカップリング51と一体回転することになる。61は、ハンマー55とキャリア47との間に配置されたコイルバネで、ハンマー55を前方へ付勢して、ボール58,58を凹溝56の後端部とカム溝57の尖端部とに位置させるものである。
【0018】
そして、オイルユニット1は、ハウジング41内においてカップリング51の前方に同軸で収容され、カップリング51の小筒部52をオイルユニット1のトップキャップ11の連結部13へ一体回転可能に連結している。一方、オイルユニット1のスピンドル17は、前方の出力部18がハウジング41の前方に同軸で軸支されるベベルギヤ62へ一体回転可能に連結される。このベベルギヤ62は、ハウジング41の前端でスピンドル17と直交状に軸支される第2スピンドル63と一体のベベルギヤ64と噛合しており、この構成によって、スピンドル17のトルクを第2スピンドル63へ直交状に伝達可能としている。
【0019】
又、オイルユニット1におけるトップナット31の後面には、調整リング65が配置されている。この調整リング65は、トップナット31の後面に形成された回転操作用の孔66,66に差し込んだピン67,67を介してトップナット31と一体回転可能に連結されるもので、調整リング65の後面には、調整リング65の軸心を中心とする円周上に噛み合い歯68,68・・が突設されている。一方、カップリング51のカップ部53の前面において、噛み合い歯68,68・・と対向する同心円周上には、回り止め部としての半円状の溝穴69,69・・が等間隔に4箇所半径方向で凹設されている。
更に、ハウジング41内には、第1スピンドル50の軸線から噛み合い歯68,68・・と溝穴69,69・・との間を通る半径方向で、ハウジング41に開口する差し込み孔70が穿設されている。即ち、この差し込み孔70から調整工具71を差し込むことで、調整工具71の後面側がカップリング51側の溝穴69の何れかに嵌合する一方、前面側が調整リング65側の噛み合い歯68,68・・に噛合する調整機構を構成するものである。
【0020】
以上の如く構成されたアングルソフトインパクトレンチ40においては、モータ42を駆動させると、遊星歯車減速機構44を介して減速されたトルクで第1スピンドル50が回転し、第1スピンドル50と一体的にハンマー55、カップリング51、オイルユニット1が回転するため、オイルユニット1のスピンドル17がベベルギヤ62,64を介して第2スピンドル63を回転させ、ボルト締め等が可能となる。又、締付作業につれて第2スピンドル63への負荷が高まると、オイルユニット1が前述のようにオイルパルスを発生させるため、この衝撃力によって増し締めが可能となる。
【0021】
このオイルパルスの発生時に、第2スピンドル63の回転の低下に連れて回転が低下しようとするオイルユニット1やカップリング51、ハンマー55と、等速で回転しようとする第1スピンドル50との間にギャップが生じる。しかし、第1スピンドル50とハンマー55との間のボール58,58が、カム溝57,57の傾斜部分に沿って相対的に後退し、ハンマー55をコイルバネ61の付勢に抗して後退させることで、第1スピンドル50の空転を許容するため、この動作によりギャップを吸収できる。オイルパルスが発生してギャップが解消されると、コイルバネ61の付勢によりハンマー55は前進すると共に、ボール58,58がカム溝57,57の傾斜部分に沿って尖端まで前進し、図3の位置に復帰する。
このように、上記形態では、ハンマー55の後退と第1スピンドル50の空転とによってオイルパルス発生時の衝撃を緩衝し、遊星歯車減速機構44やモータ42側への反動を防止することができる。よって、各ギヤの摩耗やモータ42の焼損がなくなり、アングルソフトインパクトレンチ40の耐久性が向上すると共に、作業者の使用感も良好となる。
【0022】
そして、アングルソフトインパクトレンチ40の使用に伴い、オイルユニット1において、油漏れ等で最初に設定した最大出力トルクに変動が生じた場合は、差し込み孔70に調整工具71を差し込んで何れかの溝穴69に嵌合させると、カップリング51が回り止めされ、オイルユニット1のケース2も同様に回り止めされる。よって、このまま調整工具71を回転させると、噛み合い歯68,68・・を介して調整リング65が回転し、これと一体のトップナット31も回転してケース2内でネジ送りされるため、皿バネ30の付勢力が変動して最大出力トルクが変化する。従って、油漏れ等で変動した最大出力トルクを再び適正な値に調整可能となる。
このように上記アングルソフトインパクトレンチ40によれば、調整リング65に形成した噛み合い歯68と、カップリング51に形成した溝穴69と、ハウジング41内に形成した差し込み孔70とからなる調整機構の採用により、オイルユニット1の最大出力トルクの調整を調整工具71を差し込んで簡単に行うことができ、オイルユニット1をいちいちハウジング41から取り外して調整し、再び組み込むといった作業が不要となる。よって、トルク調整に係る作業性が良好となり、使い勝手が向上する。特に調整機構を噛み合い歯68と溝穴69、差し込み孔70としたことで、調整部材としてトップナット31を採用した場合の調整機構が簡単に構成可能となる。
【0023】
尚、この形態では、噛み合い歯68を、調整リング65を用いて間接的にトップナット31へ形成しているが、調整リング65をなくして、トップナット31の後面に直接噛み合い歯を形成しても良い。この場合部品点数が減少して構成の簡略化が図られる。
又、ここでは、回り止め部として溝穴69をカップリング51に設けているが、オイルユニット1のケース2の後端を延設して調整工具71が貫通可能な切欠きや透孔を設け、その切欠き等への調整工具71の貫通によってケース2の回り止めを図ることもできる。
更に、上記形態では、第1スピンドル50にハンマー55とカップリング51とを介してオイルユニット1を連結した構造で説明しているが、オイルパルス発生時のギャップが問題なければ、オイルユニット1へのトルク伝達の構造はこの形態に限らず、第1スピンドル50がオイルユニット1のトップキャップ11に直結される構造であっても差し支えない。勿論、第2スピンドルがなくオイルユニットのスピンドルがそのまま出力軸となる電動工具でも採用可能である。
【0024】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、作動油の温度上昇に伴う油室内の圧力変化が生じても、ピーク圧力を一定に維持し、出力トルクを好適に安定させることができる。又、最大出力トルクの調整は、調整部材の回転操作による弾性部材の付勢力変更で実現でき、調整作業も簡単となる。特に、スピンドルの後端部を軸支する有底孔を受圧部に利用し、弾性部材を出力トルクの安定と調整とに共用する構造であるから、スペースをとらず、部品点数も少ない合理的な構成となり、油室等の形状に制約を受けることもない。よって、このような出力トルクの調整機構を採用してもコンパクト化やコストアップの抑制が効果的に実現可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、弾性部材を一方の閉塞部の後方へ配置される皿バネとし、調整部材を皿バネの後方でケースに螺合されるナット部材としたことで、軸方向に必要なスペースが小さくて済み、オイルユニットの一層のコンパクト化に寄与できる。
【0025】
請求項3に記載の発明によれば、ハウジング内に、差し込まれた工具によってオイルユニットのケースが回り止めされ、且つオイルユニットの調整部材又はナット部材が調整操作可能となる調整機構を設けたことで、オイルユニットの最大出力トルクの調整を工具を差し込んで簡単に行うことができ、オイルユニットをいちいちハウジングから取り外して調整し、再び組み込むといった作業が不要となる。よって、トルク調整に係る作業性が良好となり、使い勝手が向上する。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3の効果に加えて、調整機構を、前記噛み合い歯と差し込み孔及び回り止め部としたことで、調整部材をナット部材とした場合の調整機構が簡単に構成可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)オイルユニットの軸方向の断面図である。
(B)A−A線断面図である。
(C)B−B線断面図である。
【図2】トップキャップが後退した状態を示すオイルユニットの断面図である。
【図3】オイルユニットを組み込んだアングルソフトインパクトレンチの断面図である。
【符号の説明】
1・・オイルユニット、2・・ケース、7・・ライナ、9・・リブ、11・・トップキャップ、15・・有底孔、16・・底面、17・・スピンドル、19・・円柱部、21・・収納溝、23・・ブレード、25,26・・油室、28・・連通孔、29・・透孔、30・・皿バネ、31・・トップナット、40・・アングルソフトインパクトレンチ、41・・ハウジング、50・・第1スピンドル、51・・カップリング、55・・ハンマー、63・・第2スピンドル、65・・調整リング、68・・噛み合い歯、69・・溝穴、70・・差し込み孔、71・・調整工具。
Claims (4)
- 作動油を充填した筒状のケース内にスピンドルを挿通させると共に、前記ケース両端の閉塞部で前記スピンドルを回動可能に軸支させ、前記スピンドルに、前記ケース内を周方向で複数の油室に分割するシール体を設けて、前記ケースとスピンドルとの相対回転により、前記シール体と前記ケース内面とで所定の油室をシールしてその油室の圧力を上昇させ、前記スピンドルへ瞬間的なトルクを発生させるオイルユニットであって、
前記スピンドルの後端部を軸支する一方の閉塞部を前記ケース内で軸方向へスライド可能に設けると共に、その閉塞部における前記後端部の軸支部分を、前記スピンドルの後端部に対向する底面を備えた有底孔とする一方、前記スピンドル内に、前記シールされる油室内の作動油を前記有底孔の底面へ誘導可能な作動油導入路を設け、更に前記ケース内に、前記一方の閉塞部を前記油室側へ付勢する弾性部材と、その弾性部材の付勢力を調整可能な調整部材とを設けたことを特徴とするオイルユニット。 - 弾性部材を一方の閉塞部の後方へ配置される皿バネとし、調整部材を前記皿バネの後方でケースに螺合されるナット部材とした請求項1に記載のオイルユニット。
- 請求項1又は2に記載のオイルユニットをハウジング内に内蔵し、モータにより回転する第1スピンドルのトルクを前記オイルユニットのケースから前記オイルユニットのスピンドルに伝達させる電動工具であって、
前記ハウジング内に、差し込まれた工具によって前記オイルユニットのケースが回り止めされ、且つ前記オイルユニットの調整部材又はナット部材が調整操作可能となる調整機構を設けたことを特徴とする電動工具。 - 調整部材をナット部材としたものにおいては、調整機構を、前記ナット部材側の端面へその軸線を中心とした円周上に直接又は間接的に形成された噛み合い歯と、前記噛み合い歯から前記端面の半径方向でハウジングの外面に開口するように形成された差し込み孔と、前記噛み合い歯から前記差し込み孔との間で、差し込まれた工具と干渉してケースを回り止めする回り止め部とした請求項3に記載の電動工具。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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