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JP3697383B2 - 情報配信/再生システム、情報配信/再生方法、記憶媒体 - Google Patents

情報配信/再生システム、情報配信/再生方法、記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば協調型動画ストリーミング配信/再生システムなどの情報配信/再生システム、情報配信/再生方法、記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報再生システムの一つとして、インターネット・イントラネット等のネットワークを利用したデジタル動画のストリーミング配信/再生システムが急速に普及している。
【0003】
図6に示すように、従来のストリーミング配信/再生システムは、動画再生を行う複数のクライアントコンピュータ61〜63(以下クライアント1〜63と称す)と、これら複数のクライアント61〜63からの動画コンテンツの配信要求を受理し、各クライアント61〜63から指定された動画コンテンツをストリーミング配信するサーバコンピュータ50(以下配信サーバ50と称す)とをネットワーク1を介して接続して構成されている。
【0004】
この種のシステムは、オンデマンド方式をとっており、配信サーバ53は、各クライアント61〜63から要求があった場合に即座に配信処理を実行する。
【0005】
したがって、配信サーバ50が、各クライアント61〜63からそれぞれ異なるタイミングで配信要求を受けた場合には、それぞれの要求に対して即座に応答して該当クライアント61〜63から指定された動画コンテンツの配信を行うので、予め決められた通信容量(通信速度)を持つネットワーク1を利用していても一対一の配信形態となるためさほど問題とはならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数のクライアントからほぼ同時に同一の動画コンテンツについての配信要求があった場合は、配信サーバとクライアントの関係は、一対多となり、配信サーバに負荷集中が生じ、サーバ・クライアント間のデータ伝送量がクライアント数に比例して大きくなる。言い換えれば、予め決められた通信容量(通信速度)を持つネットワークでは、配信サーバあるいは配信サーバに接続されたネットワークがボトルネックとなり、配信サーバ/クライアント共にスムーズな動画配信/動画再生ができなくなるという問題がある。
【0007】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、ネットワーク上において負荷分散を図ることでスムーズな動画配信および動画再生を実現することのできる情報配信/再生システム、情報配信/再生方法、記憶媒体を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1記載の発明の情報配信/再生システムは、ネットワークを通じて受信された動画コンテンツを再生する複数のクライアントコンピュータと、前記ネットワークを通じて各クライアントコンピュータから要求された動画コンテンツを該当するクライアントコンピュータにストリーミング配信する配信サーバとを有する情報配信/再生システムにおいて、前記クライアントコンピュータは、所望の動画コンテンツを前記配信サーバへ配信要求するのに先立ち、前記ネットワーク上の他のクライアントコンピュータに対して所望の動画コンテンツのキャッシング状況に関する問い合わせを行い、この問い合わせに対して配信可能なキャッシュデータがある旨の応答があった他のクライアントコンピュータから前記所望の動画コンテンツの配信を受け、前記問い合わせに対して前記ネットワーク上の他のクライアントコンピュータからの応答が無い場合に、前記所望の動画コンテンツの配信要求を前記配信サーバに行い配信を受ける手段と、前記ネットワークを通じて配信される動画コンテンツを動画の再生時間に応じて必要な分だけ所定量づつキャッシュしながら順次再生するストリーミング動画再生手段とを具備したことを特徴としている。
【0009】
請求項2記載の発明の情報配信/再生システムは、ネットワークを通じて受信された動画コンテンツを再生する複数のクライアントコンピュータと、前記ネットワークを通じて各クライアントコンピュータから要求された動画コンテンツを該当するクライアントコンピュータにストリーミング配信する配信サーバとを有する情報配信/再生システムにおいて、前記クライアントコンピュータは、前記動画コンテンツの一部の動画データが一時的にキャッシングされるキャッシュ手段と、動画の再生時間に応じて必要な分だけ前記キャッシュ手段に所定量ずつキャッシュしながら順次再生するストリーミング動画再生手段と、前記配信サーバへの動画配信要求に先立ち、他のクライアントコンピュータから、所望の動画コンテンツのキャッシュデータの有無の問い合わせを受信する問い合わせ受信手段と、前記問い合わせ受信手段により受信された問い合わせに対して、前記キャッシュ手段にキャッシュしながら前記ストリーミング動画再生手段により再生中の動画コンテンツが同一のものか否かを確認する第1確認手段と、前記第1確認手段による確認結果、前記問い合わせされた動画コンテンツと前記再生中の動画コンテンツが同一のものであった場合、前記キャッシュ手段のキャッシュデータを他のクライアントコンピュータへ配信しているか否かを確認する第2確認手段と、前記キャッシュ手段のキャッシュデータが他のクライアントコンピュータへ配信されている場合、または前記第1確認手段による確認結果、再生中の動画コンテンツが問い合わせのあった動画コンテンツと異なる場合、問い合わせ元のクライアントコンピュータに対して配信不可能である旨を、一方、再生中の動画コンテンツが前記問い合わせのあった動画コンテンツと同一であり、かつ他のクライアントコンピュータへ配信されていない場合に、前記キャッシュ手段のキャッシュデータを配信可能である旨を、問い合わせ元のクライアントコンピュータへ応答する応答手段と、配信可能の応答に対して問い合わせ元のクライアントコンピュータから発行された動画コンテンツの配信要求が受信された場合、前記キャッシング手段のキャッシュデータを要求元のクライアントコンピュータへストリーミング配信する配信手段とを具備したことを特徴としている。
【0010】
請求項3記載の発明の情報配信/再生システムは、請求項1、2いずれか記載の情報配信/再生システムにおいて、前記キャッシュデータを要求元のクライアントコンピュータへ配信しているときに、前記ストリーミング動画再生手段による動画コンテンツの再生が停止された場合、前記ネットワークを通じてストリーミング配信されている動画コンテンツを該当クライアントコンピュータへ中継配信する中継手段をさらに具備したことを特徴としている。
【0011】
請求項4記載の発明の情報配信/再生システムは、請求項1、2いずれか記載の情報配信/再生システムにおいて、前記キャッシュデータを要求元のクライアントコンピュータへ配信しているときに、前記ストリーミング動画再生手段による動画コンテンツの再生が停止された場合、現在、前記動画コンテンツをストリーミング配信している配信元情報を当該クライアントコンピュータへ通知する配信元通知手段をさらに具備したことを特徴としている。
【0012】
請求項5記載の発明の情報配信/再生方法は、ネットワークを通じて受信された動画コンテンツを再生する複数のクライアントコンピュータと、前記ネットワークを通じて各クライアントコンピュータから要求された動画コンテンツを該当するクライアントコンピュータにストリーミング配信する配信サーバとを有する情報配信/再生システムにおける情報配信/再生方法において、前記クライアントコンピュータのストリーミング動画再生手段が、前記動画コンテンツの一部の動画データが一時的にキャッシングされるキャッシュ手段に、動画の再生時間に応じて必要な分だけ所定量ずつキャッシュしながら順次再生する段階と、前記クライアントコンピュータの問い合わせ受信手段が、前記配信サーバへの動画配信要求に先立ち、他のクライアントコンピュータから、所望の動画コンテンツのキャッシュデータの有無の問い合わせを受信する段階と、前記クライアントコンピュータの第1確認手段が、前記問い合わせ受信手段により受信された問い合わせに対して、前記キャッシュ手段にキャッシュしながら前記ストリーミング動画再生手段により再生中の動画コンテンツが同一のものか否かを確認する段階と、前記クライアントコンピュータの第2確認手段が、前記第1確認手段による確認結果、前記問い合わせされた動画コンテンツと前記再生中の動画コンテンツが同一のものであった場合、前記キャッシュ手段のキャッシュデータを他のクライアントコンピュータへ配信しているか否かを確認する段階と、前記クライアントコンピュータの応答手段が、前記キャッシュ手段のキャッシュデータが他のクライアントコンピュータへ配信されている場合、または前記第1確認手段による確認結果、再生中の動画コンテンツが問い合わせのあった動画コンテンツと異なる場合、問い合わせ元のクライアントコンピュータに対して配信不可能である旨を、一方、再生中の動画コンテンツが前記問い合わせのあった動画コンテンツと同一であり、かつ他のクライアントコンピュータへ配信されていない場合に、前記キャッシュ手段のキャッシュデータを配信可能である旨を、問い合わせ元のクライアントコンピュータへ応答する段階と、前記クライアントコンピュータの配信手段が、配信可能の応答に対して問い合わせ元のクライアントコンピュータから発行された動画コンテンツの配信要求が受信された場合、前記キャッシング手段のキャッシュデータを要求元のクライアントコンピュータへストリーミング配信する段階とを有することを特徴としている。
【0013】
請求項6記載の発明の記憶媒体は、動画コンテンツを管理する配信サーバにネットワークを介して接続されたクライアントコンピュータを動作させるプログラムを記憶した記憶媒体において、前記クライアントコンピュータを、所望の動画コンテンツを前記配信サーバへ配信要求するのに先立ち、前記ネットワーク上の他のクライアントコンピュータに対して所望の動画コンテンツのキャッシング状況に関する問い合わせを行い、この問い合わせに対して配信可能なキャッシュデータがある旨の応答があった他のクライアントコンピュータから前記所望の動画コンテンツの配信を受け、前記問い合わせに対して前記ネットワーク上の他のクライアントコンピュータからの応答が無い場合に、前記所望の動画コンテンツの配信要求を前記配信サーバに行い配信を受ける手段と、前記ネットワークを通じて配信される動画コンテンツを動画の再生時間に応じて必要な分だけ所定量づつキャッシュしながら順次再生するストリーミング動画再生手段として機能させるプログラムをクライアントコンピュータ読取り可能に記憶したことを特徴としている。
【0014】
請求項7記載の発明の記憶媒体は、動画コンテンツを管理する配信サーバにネットワークを介して接続されたクライアントコンピュータを動作させるプログラムを記憶した記憶媒体において、前記クライアントコンピュータを、動画コンテンツの一部の動画データが一時的にキャッシングされるキャッシュ手段に、動画の再生時間に応じて必要な分だけ所定量ずつキャッシュしながら順次再生するストリーミング動画再生手段と、前記配信サーバへの要求に先立ち、他のクライアントコンピュータから、所望の動画コンテンツのキャッシュデータの有無の問い合わせを受信する問い合わせ受信手段と、前記問い合わせ受信手段により受信された問い合わせに対して、前記キャッシュ手段にキャッシュしながら前記ストリーミング動画再生手段により再生中の動画コンテンツが同一のものか否かを確認する第1確認手段と、前記第1確認手段による確認結果、前記問い合わせされた動画コンテンツと前記再生中の動画コンテンツが同一のものであった場合、前記キャッシュ手段のキャッシュデータを他のクライアントコンピュータへ配信しているか否かを確認する第2確認手段と、前記キャッシュ手段のキャッシュデータが他のクライアントコンピュータへ配信されている場合、または前記第1確認手段による確認結果、再生中の動画コンテンツが問い合わせのあった動画コンテンツと異なる場合、問い合わせ元のクライアントコンピュータに対して配信不可能である旨を、一方、再生中の動画コンテンツが前記問い合わせのあった動画コンテンツと同一であり、かつ他のクライアントコンピュータへ配信されていない場合に、前記キャッシュ手段のキャッシュデータを配信可能である旨を、問い合わせ元のクライアントコンピュータへ応答する応答手段と、配信可能の応答に対して問い合わせ元のクライアントコンピュータから発行された動画コンテンツの配信要求が受信された場合、前記キャッシング手段のキャッシュデータを要求元のクライアントコンピュータへストリーミング配信する配信手段として機能させるプログラムをクライアントコンピュータ読取り可能に記憶したことを特徴としている。
【0015】
請求項1,5,6記載の発明では、所望の動画コンテンツを前記配信サーバへ配信要求するのに先立ち、ネットワーク上のあるクライアントコンピュータから、ネットワーク上の他のクライアントコンピュータに対して所望の動画コンテンツのキャッシング状況に関する問い合わせを行い、他のクライアントコンピュータから所望の動画コンテンツの配信可能なキャッシュがある旨の応答があった場合には、当該クライアントコンピュータから所望の動画コンテンツの配信を受け、他のクライアントコンピュータからの応答が無い場合には配信サーバに配信要求を行い、配信される動画コンテンツを動画の再生時間に応じて必要な分だけ所定量づつキャッシュしながら順次再生するので、ネットワークの他のクライアントコンピュータに所望の動画コンテンツの配信可能なキャッシュがある場合に、所望の動画コンテンツの要求元のクライアントコンピュータは、ネットワークを通じて配信サーバに一々アクセスすることなく同じネットワークのクライアントコンピュータより動画コンテンツの配信を受けることができる。
【0016】
請求項2,7記載の発明では、ネットワーク上のあるクライアントコンピュータにおいて、ストリーミング動画再生手段が、動画の再生時間に応じて必要な分だけキャッシュ手段に所定量ずつキャッシュしながら順次再生しているとき、前記配信サーバへの動画配信要求に先立ち送信した所望の動画コンテンツのキャッシュの有無の問い合わせを受信すると、受信した問い合わせに対して、キャッシュ手段にキャッシュしながらストリーミング動画再生機能が再生中の動画コンテンツが同一のものか否かを確認する。この確認結果、問い合わせされた動画コンテンツと再生中の動画コンテンツが同一のものであった場合、キャッシュ手段のキャッシュデータを他のクライアントコンピュータへ配信しているか否かを確認する。そして、キャッシュ手段のキャッシュデータが他のクライアントコンピュータへ配信されている場合、または再生中の動画コンテンツが問い合わせのあった動画コンテンツと異なる場合、問い合わせ元のクライアントコンピュータに対して配信不可能である旨を、一方、再生中の動画コンテンツが問い合わせのあった動画コンテンツと同一であり、かつ他のクライアントコンピュータへ配信されていない場合に、キャッシュ手段のキャッシュデータを配信可能である旨を問い合わせ元のクライアントコンピュータへ応答するので、要求元のクライアントコンピュータは、ネットワークを通じて配信サーバに一々アクセスすることなく同じネットワークのクライアントコンピュータより動画コンテンツのストリーミング配信を受けることができる。
【0017】
また、問い合わせを行ったもののネットワーク上のいずれのクライアントコンピュータからも応答がない場合は、所望の動画コンテンツの配信要求を配信サーバに行うので、クライアントコンピュータが所望の動画コンテンツを再生中でなくとも所望の動画コンテンツの配信を受けることができる。
【0018】
請求項3記載の発明では、ネットワーク上のあるクライアントコンピュータにおいて、キャッシュデータを該当クライアントコンピュータへ配信しているときに、ストリーミング動画再生手段による動画コンテンツの再生が停止された場合、現在、自身に、ネットワークを通じてストリーミング配信されている動画コンテンツの受信を停止することなく中継のみを継続するので、あるクライアントコンピュータから動画コンテンツの配信を受けている他のクライアントコンピュータにおいて動画コンテンツの再生ができなくなることがなくなる。
【0019】
請求項4記載の発明では、ネットワーク上のあるクライアントコンピュータにおいて、キャッシュデータを該当クライアントコンピュータへ配信しているときに、ストリーミング動画再生手段による動画コンテンツの再生が停止された場合、現在、自身に動画コンテンツをネットワークを通じてストリーミング配信している配信元の情報を該当クライアントコンピュータへ通知するので、この通知を受けたクライアントコンピュータは、配信元に対して動画コンテンツの配信要求を行えるようになり、再生中の動画コンテンツの続きを再生することができる。
【0020】
このようにネットワークに接続されたクライアントコンピュータ同士の協調動作を実現することによって、ネットワーク上のトータル的なデータ伝送量の削減を図ることができ、配信サーバへの負荷集中あるいは配信サーバに接続されているネットワークへの負荷集中を回避し、スムーズな動画配信および動画再生を実現することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
図1は本発明に係る一つの実施形態の協調型動画ストリーミング配信/再生システムの構成を示す図である。
【0023】
同図に示すように、この協調型動画ストリーミング配信/再生システムは、動画コンテンツを管理し、要求に応じて該当動画コンテンツの配信を行う動画配信サーバコンピュータ10(以下動画配信サーバ10と称す)と、この動画配信サーバ10に管理されている動画コンテンツの中から所望の動画コンテンツの配信要求をオンデマンドで行い、受信した動画コンテンツを自身のローカルストレージに所定量づつキャッシングしつつ動画再生を行うプレイヤ(ソフトウェア)を実装した複数のクライアントコンピュータ21〜23(以下クライアント21〜23と称す)とをネットワーク1を介して接続して構成されている。なお、符号24はネットワークのセグメントである。
【0024】
動画配信サーバ10は、動画コンテンツをバッファメモリ、キャッシュメモリなどのローカルストレージ上に蓄積し、各クライアント21〜23からの要求を受けて指定の動画コンテンツをストリーミング配信する機能を有している。ストリーミング配信とは、動画コンテンツを一括で転送するのではなく、動画の再生時間に応じて必要な分だけを少しずつ配信していくことをいう。
【0025】
例えばMPEG2などで圧縮された動画コンテンツの場合、1秒間に4Mbpsなので、1分間だけキャッシングしておくには、500K×60=30Mbiteのローカルストレージが必要である。また、MPEG4などで圧縮された動画コンテンツの場合、1秒間に64Kbpsなので、1分間だけキャッシングしておくには、8K×60=48Kbiteのローカルストレージが必要である。
【0026】
動画配信サーバ10は、複数のクライアント21〜23からの要求を受理し、その数分の動画コンテンツを同時配信することが可能である。
【0027】
クライアント21〜23上で動作するプレイヤは、ストリーミング配信される動画コンテンツを、受信しながら同時に再生を行う再生機能(動画再生機能)と、受信・再生中の動画コンテンツを、ローカルストレージあるいはメモリ中に一時的にキャッシングする機能(キャッシュ機能)と、別クライアントで動作しているプレイヤからの動画コンテンツに関する問い合わせを受け付け、キャッシングされている場合に配信可能の応答を行う機能と、別クライアントで動作しているプレイヤからの動画コンテンツの配信要求を受け付けた場合に、キャッシュされている動画コンテンツをストリーミング配信する機能(キャッシュデータの配信機能)とを有している。なお、キャッシュされた動画コンテンツは、次に別の動画コンテンツの再生を行うまで有効である。
【0028】
以下、この協調型動画ストリーミング配信/再生システムの動作を説明する。
【0029】
まず、これから所望の動画コンテンツについて配信要求を行うクライアント21の動作について説明する。
【0030】
この場合、クライアント21上で動作するプレイヤは、動画コンテンツの再生を開始するときに、まず同一ネットワークセグメント内の他のクライアント22,23のプレイヤに対して、同一の動画コンテンツをキャッシュしていないかどうかを問い合わせる(図2のS101)。
【0031】
同一の動画コンテンツをキャッシュしている他のクライアント22,23が存在しなかった場合(S102のNo)、クライアント21は、動画配信サーバ10に対して所望の動画コンテンツの配信要求を行う(S103)。
【0032】
これにより、クライアント21は、動画配信サーバ10からストリーミング配信される動画コンテンツを受信・キャッシングしながら、動画の再生を行う(S104)。
【0033】
また、同一の動画コンテンツをキャッシュしている他のクライアント22,23が存在した場合(S102のYes)、クライアント21は、その応答を返信してきたクライアントに対して所望の動画コンテンツの配信要求を行う(S105)。
【0034】
続いて、既に動画コンテンツを再生中のクライアントの動作について説明する。
【0035】
例えばクライアント22は、所望の動画コンテンツについて配信要求を行う前に、事前にネットワーク1上の他のクライアント21,23に所望(指定)の動画コンテンツについてキャッシングしているか否かの問い合わせを行う。
【0036】
そして、ネットワーク1上の他のクライアント21,23のプレイヤが、クライアント22より所望(指定)の動画コンテンツがキャシングされているか否かの問い合わせを受信すると、例えばクライアント21が上記図2の動作によって、動画コンテンツを再生中の場合、クライアント21のプレイヤは、キャッシングしている動画コンテンツがクライアント22から問い合わせのあった指定動画コンテンツと同じものか否かを確認する。
【0037】
そして、クライアント22から問い合わせのあった指定動画コンテンツと同じものがキャッシングされていれば(S202のYes)、クライアント21のプレイヤは、クライアント21が他のクライアントに動画コンテンツを配信している否かを確かめ、他のクライアントに動画コンテンツを配信していない場合(S203のYes)、クライアント22に対して配信可能の応答を返す(S204)。
【0038】
また、他のクライアントに動画コンテンツを配信している場合(S203のNo)、あるいは指定動画コンテンツをキャッシングしていない場合(S202のNo)、そのクライアントは応答しない(非応答となる)(S205)。
【0039】
クライアント22は、クライアント21から配信可能の応答が返ってきた場合、動画配信サーバ10には接続を行わずにクライアント21に配信要求を行う。
【0040】
クライアント22からの配信要求をクライアント21が受けると、クライアント21のプレイヤは、クライアント22に対して、メモリなどのローカルストレージにキャッシングされている動画コンテンツ(キャッシュデータ)のストリーミング配信を開始する(S206)。
【0041】
クライアント21から動画コンテンツのストリーミング配信が開始されたことでクライアント22は、受信した動画コンテンツをキャッシングしながら再生を行う。
【0042】
クライアント21が既にクライアント22に対して動画コンテンツの配信を行っているときに、クライアント23が、ネットワーク1上に問い合わせを行った場合、クライアント21は、既にクライアント22に対して配信を行っているので、応答を返さない。
【0043】
代わりに、クライアント22が配信可能の応答をクライアント23へ返し、クライアント23への配信を行う。
【0044】
このようにこの実施形態の協調型動画ストリーミング配信/再生システムによれば、同一ネットワーク1のセグメント内で複数のクライアント21〜23が同一の動画コンテンツを再生する機会があった場合、クライアント21のキャッシュされた動画コンテンツを他のクライアント22,23などが利用することで、動画配信サーバ10ヘのアクセスを削減することができる。
【0045】
また、動画配信サーバ10がセグメント外に存在した場合、ネットワーク1全体の伝送量を削減することができる。
【0046】
次に、図4のフローチャートを参照しこの協調型動画ストリーミング配信/再生システムにおいてクライアント21が動画再生を停止した場合の第1の動作例について説明する。
【0047】
クライアント21が動画を再生中に、クライアント22からの要求で自身にキャッシュされた動画コンテンツをクライアント22へ配信しているときに、クライアント21におけるユーザのプレイヤ操作などで動画再生中止要求が発生した場合、プレイヤが直ちに動画コンテンツの再生動作を停止すると、動画配信サーバ10からの動画コンテンツの受信をクライアント21自体が停止することになるので、クライアント21にキャッシュされている動画コンテンツのクライアント22への配信も停止されてしまう。このときにクライアント22側の動画再生が継続中であれば、クライアント22での動画再生が途切れることになる。
【0048】
そこで、この第1の動作例では、クライアント21において、プレイヤが動画再生中止要求を受け付けた場合(図4のS301)、プレイヤは、まず、他のクライアントに動画コンテンツの配信を行っているか否かを確認する(S302)。
【0049】
そして、他のクライアントに対して配信を行っていない場合には(S302のNo)、プレイヤは、動画コンテンツの受信を停止する(S303)。
【0050】
また、他のクライアント、つまりクライアント22に対して配信を行っている場合には(S302のYes)、プレイヤは、キャッシングされている動画コンテンツの再生を停止するものの、動画配信サーバ10からの動画コンテンツの受信は継続する(S304)。そして、プレイヤは、受信したデータを直接クライアント22に配信する(S305)。
【0051】
そして、クライアント22から受信停止通知が受信されるか、あるいは動画コンテンツが終了した場合に動画の受信を停止する(S306)。
【0052】
このように、動画コンテンツの再生停止要求が発生した場合でも、動画コンテンツの受信を停止することなく中継動作、つまりスルー(バイパス)に切替えることでクライアント22に対して動画コンテンツの配信を継続させることができる。こうすることによって、クライアント21側の動画再生を停止させても、クライアント22では動画再生を滞りなく継続することができる。
【0053】
次に、図5のフローチャートを参照しこの協調型動画ストリーミング配信/再生システムにおいてクライアント21が動画再生を停止した場合の第2の動作例について説明する。
【0054】
クライアント21において、自身にキャッシングしている動画コンテンツをクライアント22へ中継配信しているときに動画再生停止要求が発生し、プレイヤが動画再生停止要求を受け付けた場合(図5のS401)、プレイヤは、他のクライアントに動画コンテンツを中継配信しているか否かを確認する(S402)。
【0055】
この確認結果、他のクライアントに動画コンテンツを中継配信している場合 (S402のYes)、プレイヤは、動画コンテンツの再生を停止すると共に (S403)、現在、ネットワーク1を通じて動画コンテンツをストリーミング配信している配信元の情報、この場合、配信サーバ10のアドレスなどを動画コンテンツ中継先のクライアント22へ通知する(S404)。そして、最後に配信サーバ10からの動画コンテンツの受信を停止する(S405)。
【0056】
これにより、クライアント22は、配信サーバ10に対して続きの動画コンテンツの配信要求を発行できるようになり、配信サーバ10から該当する動画コンテンツの続きをストリーミング配信してもらうことで、クライアント22において今まで再生していた動画コンテンツの続きを継続して再生することができる。
【0057】
この結果、ネットワーク1上において負荷分散が図られ、スムーズな動画配信および動画再生を実現することができる。
【0058】
なお、本発明は上記実施形態のみに限定されるものではない。
上記実施形態におけるプレイヤ(ソフトウェア)は、フロッピーディスクなどのコンピュータが読み出し可能な記憶媒体に記憶されていても良く、この場合、記憶媒体に記憶されたソフトウェア(プログラム)をコンピュータが読み出すことにより、各実施形態における処理が可能になる。
【0059】
なお、記憶媒体としては、磁気ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク(CD−ROM、CD−R、DVDなど)、光磁気ディスク(MOなど)、半導体メモリなど、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式はいずれの形態であっても良い。
【0060】
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフトなどのMW(ミドルウェア)などが本実施形態を実現するための各処理の一部を実行しても良い。
【0061】
さらに、記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネットなどにより伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0062】
また、記憶媒体は一つに限らず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も本発明における記録媒体に含まれ、媒体構成はいずれの構成であっても良い。
【0063】
なお、コンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態における各処理を実行するものであって、パソコンなどの一つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステムなどのいずれの構成であっても良い。
【0064】
また、コンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコンなども含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ネットワーク上に接続されたクライアントコンピュータ同士の協調動作を実現することによって、ネットワーク上を流れるデータの伝送量のトータル的な削減を図ることができ、配信サーバへの負荷集中あるいは配信サーバに接続されているネットワークへの負荷集中を回避し、スムーズな動画配信および動画再生を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施形態の協調型動画ストリーミング配信/再生システムの構成を示す図である。
【図2】この協調型動画ストリーミング配信/再生システムにおいて、これから所望の動画コンテンツについて配信要求を行うクライアントの動作を示すフローチャートである。
【図3】この協調型動画ストリーミング配信/再生システムにおいて、既に動画コンテンツを再生中のクライアントの動作を示すフローチャートである。
【図4】この協調型動画ストリーミング配信/再生システムにおいて、協調動作中のクライアントが動画コンテンツの再生を停止する場合の第1の動作例を示すフローチャートである。
【図5】この協調型動画ストリーミング配信/再生システムにおいて、協調動作中のクライアントが動画コンテンツの再生を停止する場合の第2の動作例を示すフローチャートである。
【図6】従来のストリーミング配信/再生システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1…ネットワーク
10…動画配信サーバ
21〜23…クライアント
24…セグメント

Claims (7)

  1. ネットワークを通じて受信された動画コンテンツを再生する複数のクライアントコンピュータと、前記ネットワークを通じて各クライアントコンピュータから要求された動画コンテンツを該当するクライアントコンピュータにストリーミング配信する配信サーバとを有する情報配信/再生システムにおいて、
    前記クライアントコンピュータは、
    所望の動画コンテンツを前記配信サーバへ配信要求するのに先立ち、前記ネットワーク上の他のクライアントコンピュータに対して所望の動画コンテンツのキャッシング状況に関する問い合わせを行い、この問い合わせに対して配信可能なキャッシュデータがある旨の応答があった他のクライアントコンピュータから前記所望の動画コンテンツの配信を受け、前記問い合わせに対して前記ネットワーク上の他のクライアントコンピュータからの応答が無い場合に、前記所望の動画コンテンツの配信要求を前記配信サーバに行い配信を受ける手段と、
    前記ネットワークを通じて配信される動画コンテンツを動画の再生時間に応じて必要な分だけ所定量づつキャッシュしながら順次再生するストリーミング動画再生手段と
    を具備したことを特徴とする情報配信/再生システム。
  2. ネットワークを通じて受信された動画コンテンツを再生する複数のクライアントコンピュータと、前記ネットワークを通じて各クライアントコンピュータから要求された動画コンテンツを該当するクライアントコンピュータにストリーミング配信する配信サーバとを有する情報配信/再生システムにおいて、
    前記クライアントコンピュータは、
    前記動画コンテンツの一部の動画データが一時的にキャッシングされるキャッシュ手段と、
    動画の再生時間に応じて必要な分だけ前記キャッシュ手段に所定量ずつキャッシュしながら順次再生するストリーミング動画再生手段と、
    前記配信サーバへの動画配信要求に先立ち、他のクライアントコンピュータから、所望の動画コンテンツのキャッシュデータの有無の問い合わせを受信する問い合わせ受信手段と、
    前記問い合わせ受信手段により受信された問い合わせに対して、前記キャッシュ手段にキャッシュしながら前記ストリーミング動画再生手段により再生中の動画コンテンツが同一のものか否かを確認する第1確認手段と、
    前記第1確認手段による確認結果、前記問い合わせされた動画コンテンツと前記再生中の動画コンテンツが同一のものであった場合、前記キャッシュ手段のキャッシュデータを他のクライアントコンピュータへ配信しているか否かを確認する第2確認手段と、
    前記キャッシュ手段のキャッシュデータが他のクライアントコンピュータへ配信されている場合、または前記第1確認手段による確認結果、再生中の動画コンテンツが問い合わせのあった動画コンテンツと異なる場合、問い合わせ元のクライアントコンピュータに対して配信不可能である旨を、一方、再生中の動画コンテンツが前記問い合わせのあった動画コンテンツと同一であり、かつ他のクライアントコンピュータへ配信されていない場合に、前記キャッシュ手段のキャッシュデータを配信可能である旨を、問い合わせ元のクライアントコンピュータへ応答する応答手段と、
    配信可能の応答に対して問い合わせ元のクライアントコンピュータから発行された動画コンテンツの配信要求が受信された場合、前記キャッシング手段のキャッシュデータを要求元のクライアントコンピュータへストリーミング配信する配信手段と
    を具備したことを特徴とする情報配信/再生システム。
  3. 請求項1、2いずれか記載の情報配信/再生システムにおいて、
    前記キャッシュデータを要求元のクライアントコンピュータへ配信しているときに、前記ストリーミング動画再生手段による動画コンテンツの再生が停止された場合、前記ネットワークを通じてストリーミング配信されている動画コンテンツを該当クライアントコンピュータへ中継配信する中継手段をさらに具備したことを特徴とする情報配信/再生システム。
  4. 請求項1、2いずれか記載の情報配信/再生システムにおいて、
    前記キャッシュデータを要求元のクライアントコンピュータへ配信しているときに、前記ストリーミング動画再生手段による動画コンテンツの再生が停止された場合、前記動画コンテンツをストリーミング配信している配信元情報を当該クライアントコンピュータへ通知する配信元通知手段をさらに具備したことを特徴とする情報配信/再生システム。
  5. ネットワークを通じて受信された動画コンテンツを再生する複数のクライアントコンピュータと、前記ネットワークを通じて各クライアントコンピュータから要求された動画コンテンツを該当するクライアントコンピュータにストリーミング配信する配信サーバとを有する情報配信/再生システムにおける情報配信/再生方法において、
    前記クライアントコンピュータのストリーミング動画再生手段が、前記動画コンテンツの一部の動画データが一時的にキャッシングされるキャッシュ手段に、動画の再生時間に応じて必要な分だけ所定量ずつキャッシュしながら順次再生する段階と、
    前記クライアントコンピュータの問い合わせ受信手段が、前記配信サーバへの動画配信要求に先立ち、他のクライアントコンピュータから、所望の動画コンテンツのキャッシュデータの有無の問い合わせを受信する段階と、
    前記クライアントコンピュータの第1確認手段が、前記問い合わせ受信手段により受信された問い合わせに対して、前記キャッシュ手段にキャッシュしながら前記ストリーミング動画再生手段により再生中の動画コンテンツが同一のものか否かを確認する段階と、
    前記クライアントコンピュータの第2確認手段が、前記第1確認手段による確認結果、前記問い合わせされた動画コンテンツと前記再生中の動画コンテンツが同一のものであった場合、前記キャッシュ手段のキャッシュデータを他のクライアントコンピュータへ配信しているか否かを確認する段階と、
    前記クライアントコンピュータの応答手段が、前記キャッシュ手段のキャッシュデータが他のクライアントコンピュータへ配信されている場合、または前記第1確認手段による確認結果、再生中の動画コンテンツが問い合わせのあった動画コンテンツと異なる場合、問い合わせ元のクライアントコンピュータに対して配信不可能である旨を、一方、再生中の動画コンテンツが前記問い合わせのあった動画コンテンツと同一であり、かつ他のクライアントコンピュータへ配信されていない場合に、前記キャッシュ手段のキャッシュデータを配信可能である旨を、問い合わせ元のクライアントコンピュータへ応答する段階と、
    配信可能の応答に対して問い合わせ元のクライアントコンピュータから発行された動画コンテンツの配信要求が受信された場合、前記クライアントコンピュータの配信手段が、前記キャッシング手段のキャッシュデータを要求元のクライアントコンピュータへストリーミング配信する段階と
    を有することを特徴とする情報配信/再生方法。
  6. 動画コンテンツを管理する配信サーバにネットワークを介して接続されたクライアントコンピュータを動作させるプログラムを記憶した記憶媒体において、
    前記クライアントコンピュータを、
    所望の動画コンテンツを前記配信サーバへ配信要求するのに先立ち、前記ネットワーク上の他のクライアントコンピュータに対して所望の動画コンテンツのキャッシング状況に関する問い合わせを行い、この問い合わせに対して配信可能なキャッシュデータがある旨の応答があった他のクライアントコンピュータから前記所望の動画コンテンツの配信を受け、前記問い合わせに対して前記ネットワーク上の他のクライアントコンピュータからの応答が無い場合に、前記所望の動画コンテンツの配信要求を前記配信サーバに行い配信を受ける手段と、
    前記ネットワークを通じて配信される動画コンテンツを動画の再生時間に応じて必要な分だけ所定量づつキャッシュしながら順次再生するストリーミング動画再生手段
    として機能させるプログラムをクライアントコンピュータ読取り可能に記憶したことを特徴とする記憶媒体。
  7. 動画コンテンツを管理する配信サーバにネットワークを介して接続されたクライアントコンピュータを動作させるプログラムを記憶した記憶媒体において、
    前記クライアントコンピュータを、
    動画コンテンツの一部の動画データが一時的にキャッシングされるキャッシュ手段に、動画の再生時間に応じて必要な分だけ所定量ずつキャッシュしながら順次再生するストリーミング動画再生手段と、
    前記配信サーバへの動画配信要求に先立ち、他のクライアントコンピュータから、所望の動画コンテンツのキャッシュデータの有無の問い合わせを受信する問い合わせ受信手段と、
    前記問い合わせ受信手段により受信された問い合わせに対して、前記キャッシュ手段にキャッシュしながら前記ストリーミング動画再生手段により再生中の動画コンテンツが同一のものか否かを確認する第1確認手段と、
    前記第1確認手段による確認結果、前記問い合わせされた動画コンテンツと前記再生中の動画コンテンツが同一のものであった場合、前記キャッシュ手段のキャッシュデータを他のクライアントコンピュータへ配信しているか否かを確認する第2確認手段と、
    前記キャッシュ手段のキャッシュデータが他のクライアントコンピュータへ配信されている場合、または前記第1確認手段による確認結果、再生中の動画コンテンツが問い合わせのあった動画コンテンツと異なる場合、問い合わせ元のクライアントコンピュータに対して配信不可能である旨を、一方、再生中の動画コンテンツが前記問い合わせのあった動画コンテンツと同一であり、かつ他のクライアントコンピュータへ配信されていない場合に、前記キャッシュ手段のキャッシュデータを配信可能である旨を、問い合わせ元のクライアントコンピュータへ応答する応答手段と、
    配信可能の応答に対して問い合わせ元のクライアントコンピュータから発行された動画コンテンツの配信要求が受信された場合、前記キャッシング手段のキャッシュデータを要求元のクライアントコンピュータへストリーミング配信する配信手段
    として機能させるプログラムをクライアントコンピュータ読取り可能に記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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