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JP3677723B2 - Oily solid cosmetics - Google Patents

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JP3677723B2
JP3677723B2 JP08572099A JP8572099A JP3677723B2 JP 3677723 B2 JP3677723 B2 JP 3677723B2 JP 08572099 A JP08572099 A JP 08572099A JP 8572099 A JP8572099 A JP 8572099A JP 3677723 B2 JP3677723 B2 JP 3677723B2
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oil
powder
solid
cosmetic
oils
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恵美 成
雅樹 奥山
宏行 萩原
覚 田中
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Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は油性固型化粧料に関するものであり、油っぽいべたつき、化粧膜のよれやつやがなく、延びの軽さ、パウダリーな使用感、化粧膜のマットな質感を有し、さらに溶融充填性に優れた油性固型化粧料を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の油性固型化粧料は、油っぽさやべたつきがあり、延び、広がりの悪さ、油膜感が強い等、使用性において欠点があった。また、化粧膜の仕上がりは、油性化粧料中の油分によるつやが出てしまうことがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この欠点を改善するために、粉体を多量に配合する方法があるが、塗布時の延びが重くなり使用性が低下したり、化粧膜のよれが生じたり、加熱溶融時の粘性が高くなるため溶融充填性が低下する等満足のいくものではなかった。そこで、塗布時の化粧料の延び等の使用性を低下せず、化粧膜のよれや溶融充填性の低下を招くことなく、化粧膜のつやを消してマットな質感が得られる油性固型化粧料の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる実情において、本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、油性固型化粧料において部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物とシリコーン油と球状ポリメタクリル酸メチルパウダーと固形油及び/又は半固形油とを特定量含有することにより、油っぽいべたつき、化粧膜のよれがなく、延びが軽く、パウダリーな使用感で化粧膜がマットな質感を有し、かつ溶融充填性に優れた化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、次の成分(A)〜(D):
(A)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物0.5〜10重量%(以下、単に「%」で示す。)
(B)低粘度シリコーン油5〜50%
(C)球状ポリメタクリル酸メチルパウダー10〜50%
(D)固形油及び/又は半固形油1〜50%
を含有し、且つ容器に溶融充填してなる油性固型化粧料である。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。本発明に用いられる成分(A)の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物としては、ベンゼンに不溶であるが、自重と同重量以上のベンゼンを含みうる三次元架橋構造を有するオルガノポリシロキサン重合物で、特公平8−6035号公報等に記載されているものが例示される。部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、オルガノポリシロキサンを架橋結合させて得られる重合物であり、一部に三次元架橋構造を有し、R2SiO単位及びRSiO1.5単位よりなり、R3SiO0.5単位及び/又はSiO2単位を含んでいても良い。但し、各構成単位のRは水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基等などのアリール基、およびビニル基等の脂肪族不飽和基などが例示され、同種又は異なった種類であっても良い。市販品としては、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物にシリコーン油を配合したものとして、例えば、KSG15、KSG16、KSG18(いずれも信越化学工業(株)製)等が挙げられる。部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物の配合量は、本発明の油性固型化粧料中に0.5〜10%であり、好ましくは1〜5%の範囲である。配合量がこの範囲であれば油性固型化粧料において特に良好なものが得られ、配合量が0.5%未満では軽い延びの使用感が得られず、10%を超えると化粧膜のよれが生じ、溶融充填性の点で劣る。
【0006】
本発明に使用される成分(B)の低粘度シリコーン油としては特に限定されるものではないが、粘度50cs程度以下のものであれば好適に使用できる。これは高粘度になるとそれを多量に用いた結果として、感触的に油っぽさが生じ、使用感上好ましくないからである。かかる低粘度シリコーン油としては、例えば低重合度鎖状のジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状のオクタメチルシクロテトラポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサンなどが挙げられる。これらは単独でも適宜任意の2種以上を組み合わせても用いることが出来る。低粘度シリコーン油の配合量は、本発明の油性固型化粧料中に5〜50%であり、好ましくは10〜30%の範囲である。配合量がこの範囲であれば油っぽさがなく、軽い延びの化粧料が得られ、配合量が5%未満では軽い延びの使用感が得られず、50%より多いと安定性の点で劣る。
【0007】
本発明に使用される成分(C)は、球状ポリメタクリル酸メチルパウダーである。これはパウダリーな使用感、溶融充填性の点において優れている。フッ素化合物、シリコーン系化合物、金属石ケン、ロウ、油脂、炭化水素等を用いて表面処理を施したものであっても良い。球状ポリメタクリル酸メチルパウダーの粒子の平均粒径は、レーザー回折式粒度分布測定装置により測定するとき、1〜50μmが好ましい。平均粒径が1μm未満であると軽い延びが得られない場合があり、50μmを超えるとざらつき感が生じる場合がある。球状ポリメタクリル酸メチルパウダーの配合量は、本発明の油性固型化粧料中に10〜50%であり、好ましくは、20〜40%の範囲である。配合量がこの範囲であれば、化粧膜のマット感を十分演出させることができ、パウダリーな使用感が得られ、溶融充填性も良好であり、10%未満では油っぽさを抑えることが出来ず、50%を超えて配合すると化粧膜のよれが生じ、溶融充填性が悪くなる。また、必要に応じて、更に、他の球状粉体の一種又は二種以上を配合することができる。他の球状粉体は、具体的には、ナイロンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリウレタンパウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、シルクパウダー、セルロースパウダー、ウールパウダー、シリコーンパウダー、ポリメチルシルセスキオキサンパウダー、ポリオルガノシロキサンエラストマーパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリ塩化ビニル・ポリプロピレンパウダー、ポリエステルパウダー、ポリアクリロニトリルパウダー、アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、塩化ビニリデン−メタクリル酸共重合体、シリカ、アルミナ等が挙げられる。また、球状粉体が多孔質であると、配合量を多くしたときに化粧料中の油分を吸収し溶融充填性が悪くなる場合がある為、実質的に無孔質のものが好ましい。
【0008】
本発明に使用される成分(D)の固形及び/又は半固形油としては、通常化粧品用に使用されるものであれば特に制限されず、炭化水素類・ロウ類・油脂類・脂肪酸類・高級アルコール類・エステル類、硬化油類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等が使用できる。具体的には、例えばパラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン、エチレンプロピレンコポリマー、フィッシュトロップスワックス、カカオ脂、パーム油、牛脂、モンタンワックス、ビーズワックス、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、モクロウ、ゲイロウ、ミツロウ、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、ロジン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ベヘニルアルコール、ジステアリン酸プロピレングリコール、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、コレステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、ステアリル変性ポリシロキサン等が挙げられる。また、これらの固形及び/又は半固形油は必要に応じて一種又は二種以上を用いることができる。固形及び/又は半固形油の配合量は、本発明の油性固型化粧料中に1〜50%であり、好ましくは10〜30%の範囲である。配合量がこの範囲であれば油性固型化粧料において特に良好なものが得られ、配合量が1%未満では安定性の点において劣り、50%を超えると使用性、充填成型性の点で劣る。
【0009】
本発明の油性固型化粧料は、目的に応じて上記した必須成分に加え、通常化粧料に使用される成分を配合することができる。本発明において粉体成分を配合することにより、着色は当然であるが、剤型の硬さや塗布時の感触を調整することができる。また、油性成分を配合することにより、エモリエント感を付与したり剤型の硬さや塗布時の感触を調整することができる。更に、水性成分によりモイスチャー感や粉体の分散性を向上したり、界面活性剤により粉体の分散性や感触を調整することができる。
【0010】
粉体成分としては、必須成分の球状ポリメタクリル酸メチルパウダー以外のもので、化粧品一般に使用される粉体として用いられている粉体であれば、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的には、コンジョウ、群青、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化セリウム、二酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、合成セリサイト、セリサイト、タルク、カオリン、炭化珪素、硫酸バリウム、ベントナイト、スメクタイト、窒化硼素等の無機粉体類、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、酸化鉄コーティング雲母、酸化鉄雲母チタン、有機顔料処理雲母チタン、アルミニウムパウダー等の光輝性粉体類、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン、ナイロン等の有機粉体類、有機タール系顔料、有機色素のレーキ顔料等の色素粉体類、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を用いることができる。また、これらの粉体は一種又は二種以上の複合化したものを用いても良く、フッ素化合物、シリコーン系化合物、金属石ケン、ロウ、界面活性剤、油脂、炭化水素等を用いて公知の方法により表面処理を施したものであっても良い。
【0011】
油性成分としては、必須成分の低粘度シリコーン油、固形及び/又は半固形油以外のもので、化粧品一般に使用される動物油、植物油、合成油等の起源を問わず、液体油、揮発性油等の、炭化水素類、油脂類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類等が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、スクワラン、ポリイソブチレン、ポリブテン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油マカデミアンナッツ油等の油脂類、ラノリン等のロウ類、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、等のエステル類、イソステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、フッ素変性シリコーン等のシリコーン類、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられ、これらを一種又は二種以上組み合わせて用いることができる。
【0012】
界面活性剤としては、化粧品一般に用いられている界面活性剤であればよく、非イオン界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。非イオン界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。アニオン界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアルカノルアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等が挙げられる。両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプやベタインタイプのカルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型のものがあり、人体に対して安全とされるものが使用できる。例えば、N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシルメチルアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボン酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフォアルキレンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−N,N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニウムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−1−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、レシチン等を挙げられる。
【0013】
水性成分としては、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液、水溶性高分子としては、グアーガム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン等の天然系のもの、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の半合成系のもの、カルボキシビニルポリマー、アルキル付加カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成系のものを挙げることができる。
【0014】
本発明の油性固型化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、各種成分、例えば、紫外線吸収剤、保湿剤、皮膜形成剤、褪色防止剤、酸化防止剤、消泡剤、美容成分、防腐剤、香料などを各種の効果を付与するために適宜配合することができる。紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等、保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等、酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等が挙げられる。
【0015】
本発明の油性固型化粧料は、常温で固型もしくは半固型状であり、溶融充填により製造されるものである。油性固型化粧料の中でも本発明の効果が発現しやすい化粧料としては口紅、リップクリーム、ファンデーション、白粉、コンシーラー、頬紅、アイカラー、アイライナー、アイブロウ等のメークアップ化粧料が挙げられる。
【0016】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、これらに限定されるものではない。
【0017】
実施例1〜及び比較例1〜5:口紅
表1に示す組成の口紅を調製し、使用感(延びの軽さパウダリー感)、化粧膜のマット感、化粧膜のよれの無さの官能評価を行い、同時に溶融充填性の評価も行った。その結果も併せて表1に示す。
【0018】
【表1】

Figure 0003677723
【0019】
*1:部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物20〜30%含有メチルポリシロキサン混合物(信越化学工業(株)製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(4)を加熱溶解した後、成分(5)〜(12)を加え、均一に混合する。
B.Aを容器に溶融充填して製品を得る。
【0020】
各試料について、専門パネル20名による使用テストを行い、使用した時の下記イ〜ハの項目について、パネル各人が下記絶対評価にて7段階に評価し評点を付け、各試料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定規準により判定した。尚、ニの項目の充填成型性の評価については、各試料を90℃に加熱溶融し金皿に流し込む時の、金皿への広がり、表面の平滑性、均一性のレベルを下記4段階判定基準により評価を行った。
【0021】
評価項目:
イ.使用感(延びの軽さ、パウダリー感)
ロ.化粧膜のマット感
ハ.化粧膜のよれの無さ
ニ.溶融充填性
【0022】
(使用感評価)
絶対評価:
評点:評価
6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
4段階判定規準
5点を超える :非常に良い(◎)
3点を超えて5点以下:良好(○)
2点を超えて3点以下:やや不良(△)
2点以下 :不良(×)
【0023】
(充填成型性評価)
4段階判定基準
◎:金皿への広がりが良く、表面に凸凹がない
○:金皿への広がりがやや良く、表面の凹凸がわずかにある
△:金皿への広がりがやや悪く、表面に凹凸がある
×:金皿への広がりが悪く、充填できない
【0024】
表1の結果から明らかなように、本発明の実施例1〜4の口紅は、比較例1〜5に比較して、延びの軽さ、パウダリー感、化粧膜のマット感、化粧膜のよれの無さ、及び溶融充填性の各項目において優れたものであった。
【0025】
実施例:リップクリーム
(成分) (%)
1.パラフィンワックス 10.0
2.カルナウバワックス 10.0
3.ワセリン 5.0
4.ジイソステアリン酸ポリグリセリル 残量
5.KSG16 *1 4.0
6.ジメチルポリシロキサン(20cs) 2.0
7.球状ナイロンパウダー 10.0
8.球状ポリメタクリル酸メチルパウダー 15.0
9.グリセリン 1.0
10.植物抽出液(アロエベラ) 0.5
11.防腐剤(フェノキシエタノール) 0.5
(製造方法)
A.成分(1)〜(4)を均一に加熱溶解し、(5)〜(11)を加え、混合する。
B.Aを溶融充填して製品とする。
本発明のリップクリームは、延びの軽さ、化粧膜のマット感、よれの無さ、及び溶融充填性の全ての点において優れたものであった。
【0029】
【発明の効果】
本発明の油性固型化粧料は、油っぽいべたつき、化粧膜のよれやつやがなく、延びの軽さ、パウダリーな使用感、化粧膜のマットな質感を有し、さらに溶融充填性において優れるものである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an oil-based solid cosmetic, having an oily stickiness, no wrinkles and glossiness of the cosmetic film, lightness of extension, powdery feeling of use, matte texture of the cosmetic film, and melt filling Oil-based solid cosmetics with excellent properties are provided.
[0002]
[Prior art]
Conventional oil-based solid cosmetics have oiliness and stickiness, and have drawbacks in usability, such as elongation, poor spread, and strong oil film feeling. In addition, the finish of the decorative film may be glossy due to the oil in the oily cosmetic.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In order to remedy this drawback, there is a method of blending a large amount of powder, but the elongation at the time of application becomes heavy, the usability is reduced, the makeup film is distorted, and the viscosity at the time of heating and melting is increased Therefore, it was not satisfactory, such as a decrease in melt filling property. Therefore, an oil-based solid makeup that does not deteriorate the usability such as the extension of the cosmetics during application, and does not cause deterioration of the decorative film or melt fillability, and the matte texture can be obtained by matting the decorative film. Development of the fee was desired.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
Under such circumstances, the present inventors have conducted intensive research to solve the above problems, and as a result, in oily solid cosmetics, partially crosslinked organopolysiloxane polymer, silicone oil, spherical polymethyl methacrylate powder , solid oil and By containing a certain amount of semi-solid oil, oily stickiness, no distortion of the cosmetic film, light extension, a powdery feeling of use, the cosmetic film has a matte texture, and melt filling properties The inventors have found that an excellent cosmetic can be obtained, and have completed the present invention.
That is, the present invention includes the following components (A) to (D):
(A) 0.5 to 10% by weight of a partially crosslinked organopolysiloxane polymer (hereinafter simply referred to as “%”)
(B) 5-50% low viscosity silicone oil
(C) Spherical polymethyl methacrylate powder 10-50%
(D) 1-50% solid oil and / or semi-solid oil
And an oil-based solid cosmetic that is melt-filled in a container.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail. The partially crosslinked organopolysiloxane polymer of component (A) used in the present invention is an organopolysiloxane polymer that is insoluble in benzene but has a three-dimensional crosslinked structure that can contain benzene in the same weight or more. And those described in JP-B-8-6035. The partially crosslinked organopolysiloxane polymer is a polymer obtained by crosslinking an organopolysiloxane, partially having a three-dimensional crosslinked structure, comprising R 2 SiO units and RSiO 1.5 units, and R 3 SiO It may contain 0.5 units and / or SiO 2 units. However, R of each structural unit is exemplified by an alkyl group such as a hydrogen atom, a methyl group, an ethyl group, and a propyl group, an aryl group such as a phenyl group and a tolyl group, and an aliphatic unsaturated group such as a vinyl group. The same kind or different kind may be sufficient. Examples of commercially available products include KSG15, KSG16, KSG18 (all manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.) and the like as those obtained by blending silicone oil with a partially crosslinked organopolysiloxane polymer. The blending amount of the partially crosslinked organopolysiloxane polymer is 0.5 to 10%, preferably 1 to 5% in the oily solid cosmetic of the present invention. If the blending amount is within this range, particularly good oily solid cosmetics can be obtained. If the blending amount is less than 0.5%, a light stretch feeling cannot be obtained. This is inferior in terms of melt fillability.
[0006]
Although it does not specifically limit as a low viscosity silicone oil of the component (B) used for this invention, If it is a thing about 50 cs or less in viscosity, it can be used conveniently. This is because, when the viscosity becomes high, as a result of using it in a large amount, oily feel is produced, which is not preferable in terms of use. Examples of such low-viscosity silicone oils include low-polymerization chain dimethylpolysiloxane, methylphenylpolysiloxane, cyclic octamethylcyclotetrapolysiloxane, decamethylcyclopentasiloxane, and the like. These may be used alone or in any combination of two or more. The blending amount of the low-viscosity silicone oil is 5 to 50% in the oil-based solid cosmetic of the present invention, preferably 10 to 30%. If the blending amount is within this range, there is no oiliness and a lightly stretched cosmetic is obtained. If the blending amount is less than 5%, a light stretch feel is not obtained. Inferior.
[0007]
Component (C) used in the present invention are spherical shaped polymethylmethacrylate powder. This is excellent in terms of powdery feeling and melt filling . The surface treatment may be performed using a fluorine compound, a silicone compound, metal soap, wax, fats and oils, hydrocarbons, or the like. The average particle size of the spherical polymethyl methacrylate powder particles is preferably 1 to 50 μm when measured with a laser diffraction particle size distribution analyzer. If the average particle size is less than 1 μm, light elongation may not be obtained, and if it exceeds 50 μm, a rough feeling may occur. The blending amount of the spherical polymethyl methacrylate powder is 10 to 50% in the oily solid cosmetic of the present invention, preferably 20 to 40%. If the blending amount is within this range, the matte feeling of the decorative film can be sufficiently produced, a powdery feeling can be obtained, the melt filling property is good, and if it is less than 10%, the oiliness can be suppressed. If it exceeds 50%, the decorative film is distorted and the melt filling property is deteriorated. Further, if necessary, one or more kinds of other spherical powders can be further blended. Other spherical powder, specifically, nylon powder, polystyrene powder, polyurethane powder, polytetrafluoroethylene powder, silk powder, cellulose powder, wool powder, silicone powder, polymethylsilsesquioxane powder, polyorgano Siloxane elastomer powder, polyethylene powder, polyvinyl chloride / polypropylene powder, polyester powder, polyacrylonitrile powder, acrylonitrile-methacrylic acid copolymer, styrene-acrylic acid copolymer, styrene-methacrylic acid copolymer, vinylidene chloride-methacrylic acid Examples thereof include a copolymer, silica, and alumina. In addition, when the spherical powder is porous, when the blending amount is increased, the oil content in the cosmetic may be absorbed and the melt filling property may be deteriorated.
[0008]
The solid and / or semi-solid oil of component (D) used in the present invention is not particularly limited as long as it is usually used for cosmetics, and includes hydrocarbons, waxes, fats, fatty acids, Higher alcohols / esters, hydrogenated oils, silicone oils, fluorine-based oils, lanolin derivatives and the like can be used. Specifically, for example, paraffin wax, ceresin wax, microcrystalline wax, petrolatum, ethylene propylene copolymer, fish trops wax, cacao butter, palm oil, beef tallow, montan wax, bead wax, carnauba wax, candelilla wax, moclaw , Gay wax, beeswax, stearic acid, lauric acid, myristic acid, behenic acid, rosin acid, 12-hydroxystearic acid, cetyl alcohol, stearyl alcohol, lauryl alcohol, behenyl alcohol, propylene glycol distearate, glyceryl tribehenate, pentaerythrophosphate Trit ester, cholesterol fatty acid ester, N-lauroyl-L-glutamate di (cholesteryl behenyl octyldodecyl), Teariru modified polysiloxane, and the like. These solid and / or semi-solid oils may be used alone or in combination of two or more as required. The blending amount of the solid and / or semi-solid oil is 1 to 50%, preferably 10 to 30% in the oily solid cosmetic of the present invention. If the blending amount is within this range, particularly good oily solid cosmetics can be obtained. If the blending amount is less than 1%, the stability is poor, and if it exceeds 50%, the usability and filling moldability are poor. Inferior.
[0009]
In addition to the essential components described above, the oil-based solid cosmetic of the present invention can be blended with components usually used in cosmetics. By blending the powder component in the present invention, coloring is natural, but the hardness of the dosage form and the feel during application can be adjusted. In addition, by adding an oil component, emollient feeling can be imparted, and the hardness of the dosage form and the feel during application can be adjusted. Further, the moisture component and the dispersibility of the powder can be improved by the aqueous component, and the dispersibility and the feel of the powder can be adjusted by the surfactant.
[0010]
As a powder component, other than the essential component spherical polymethyl methacrylate powder, if it is a powder used as a powder generally used in cosmetics, the shape of a plate, needle, etc., fumes, It is not particularly limited by the particle size such as fine particles and pigment grade, the particle structure such as porous and non-porous, etc., inorganic powders, glitter powders, organic powders, pigment powders, composite powders And the like. Specifically, conch, ultramarine, bengara, yellow iron oxide, black iron oxide, titanium oxide, zinc oxide, aluminum oxide, cerium oxide, silicon dioxide, magnesium oxide, zirconium oxide, magnesium carbonate, calcium carbonate, chromium oxide, water Inorganic such as chromium oxide, carbon black, aluminum silicate, magnesium silicate, magnesium aluminum silicate, mica, synthetic mica, synthetic sericite, sericite, talc, kaolin, silicon carbide, barium sulfate, bentonite, smectite, boron nitride Powders, bismuth oxychloride, titanium mica, iron oxide-coated mica, iron oxide mica titanium, organic pigment-treated mica titanium, aluminum powder and other glittering powders, magnesium stearate, zinc stearate, N-acyl lysine, nylon Etc. Dye powders such as powders, organic tar pigments, lake pigments of organic dyes, fine particle titanium oxide coated mica titanium, fine particle zinc oxide coated mica titanium, barium sulfate coated mica titanium, titanium oxide containing silicon dioxide, zinc oxide contained Examples thereof include composite powders such as silicon dioxide, and one or more of these can be used. In addition, these powders may be used singly or in combination of two or more, and known using fluorine compounds, silicone compounds, metal soaps, waxes, surfactants, oils and fats, hydrocarbons, etc. It may be subjected to a surface treatment by a method.
[0011]
Oil components other than essential low-viscosity silicone oils, solid and / or semi-solid oils, liquid oils, volatile oils, etc., regardless of the origin of animal oils, vegetable oils, synthetic oils, etc. commonly used in cosmetics And hydrocarbons, fats and oils, hardened oils, ester oils, fatty acids, higher alcohols, silicone oils, fluorine-based oils, lanolin derivatives, oily gelling agents, and the like. Specifically, hydrocarbons such as liquid paraffin, squalane, polyisobutylene, polybutene, oils such as olive oil, castor oil, jojoba oil, mink oil macadamian nut oil, waxes such as lanolin, cetyl isooctanoate, Esters such as isopropyl myristate, isopropyl palmitate, octyldodecyl myristate, glyceryl trioctanoate, polyglyceryl diisostearate, diglyceryl triisostearate, neopentyl glycol dioctanoate, fatty acids such as isostearic acid and oleic acid, oleyl alcohol , Higher alcohols such as isostearyl alcohol, dimethylpolysiloxane, methylphenylpolysiloxane, polyether-modified polysiloxane, silicones such as fluorine-modified silicone, Fluorine oils such as oropolyether, perfluorodecane, perfluorooctane, lanolin, lanolin acetate, lanolin derivatives such as lanolin fatty acid isopropyl, lanolin alcohol, dextrin fatty acid ester, sucrose fatty acid ester, starch fatty acid ester, 12-hydroxystearin Examples thereof include oily gelling agents such as aluminum oxide and calcium stearate, and these can be used alone or in combination.
[0012]
As the surfactant, any surfactant generally used in cosmetics may be used, and examples thereof include nonionic surfactants, anionic surfactants, cationic surfactants, and amphoteric surfactants. Examples of the nonionic surfactant include glycerin fatty acid ester and its alkylene glycol adduct, polyglycerin fatty acid ester and its alkylene glycol adduct, propylene glycol fatty acid ester and its alkylene glycol adduct, sorbitan fatty acid ester and its alkylene glycol addition. Sorbitol fatty acid ester and its alkylene glycol adduct, polyalkylene glycol fatty acid ester, sucrose fatty acid ester, polyoxyalkylene alkyl ether, glycerin alkyl ether, polyoxyethylene alkyl phenyl ether, polyoxyethylene hydrogenated castor oil, lanolin alkylene Glycol adduct, polyoxyalkylene alkyl co-modified silicone, polyether-modified silicone And the like. Examples of the anionic surfactant include inorganic and organic salts of fatty acids such as stearic acid and lauric acid, alkylbenzene sulfate, alkyl sulfonate, α-olefin sulfonate, dialkyl sulfosuccinate, and α-sulfonated fatty acid. Salt, acylmethyl taurate, N-methyl-N-alkyl taurate, polyoxyethylene alkyl ether sulfate, polyoxyethylene alkyl phenyl ether sulfate, alkyl phosphate, polyoxyethylene alkyl ether phosphate, polyoxyethylene alkyl Examples thereof include phenyl ether phosphate, N-acyl amino acid salt, N-acyl-N-alkyl amino acid salt, o-alkyl substituted malate, alkyl sulfosuccinate and the like. Examples of the cationic surfactant include alkylamine salts, polyamines and alkanolamine fatty acid derivatives, alkyl quaternary ammonium salts, and cyclic quaternary ammonium salts. Examples of amphoteric surfactants include amino acid type and betaine type carboxylic acid types, sulfate ester types, sulfonic acid types, and phosphate ester types, and those that are safe for the human body can be used. For example, N, N-dimethyl-N-alkyl-N-carboxylmethylammonium betaine, N, N-dialkylaminoalkylene carboxylic acid, N, N, N-trialkyl-N-sulfoalkylene ammonium betaine, N, N- Examples include dialkyl-N, N-bis (polyoxyethylene sulfate) ammonium betaine, 2-alkyl-1-hydroxyethyl-1-carboxymethylimidazolinium betaine, and lecithin.
[0013]
As the aqueous component, any component that is soluble in water and water may be used. In addition to water, for example, alcohols such as ethyl alcohol and isopropyl alcohol, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, dipropylene glycol , Glycols such as polyethylene glycol, glycerols such as glycerin, diglycerin, polyglycerin, plant extracts such as aloe vera, hamamelis, cucumber, lemon, lavender, rose, water-soluble polymers include guar gum, sodium chondroitin sulfate, Natural products such as hyaluronic acid, gum arabic, sodium alginate, carrageenan, semi-synthetic materials such as methylcellulose, hydroxyethylcellulose, carboxymethylcellulose, carboxyvinyl polymer, alkyl-added carbo Shi vinyl polymers, polyvinyl alcohol, polyvinyl pyrrolidone, mention may be made of synthetic, such as sodium polyacrylate.
[0014]
In the oil-based solid cosmetic of the present invention, various components such as an ultraviolet absorber, a humectant, a film forming agent, an anti-fading agent, an antioxidant, and the like, as long as the effects of the present invention are not impaired. An antifoaming agent, a cosmetic ingredient, a preservative, a fragrance, and the like can be appropriately blended to impart various effects. Examples of ultraviolet absorbers include benzophenone-based, PABA-based, cinnamic acid-based, salicylic acid-based, 4-tert-butyl-4'-methoxydibenzoylmethane, and oxybenzone. Examples of humectants include protein, mucopolysaccharide, and collagen. , Elastin, keratin, etc., antioxidants such as α-tocopherol, ascorbic acid, etc., cosmetic ingredients such as vitamins, anti-inflammatory agents, herbal medicines, etc., antiseptics such as paraoxybenzoic acid esters, phenoxyethanol, etc. Can be mentioned.
[0015]
The oil-based solid cosmetic of the present invention is solid or semi-solid at normal temperature and is manufactured by melt filling. Among oil-based solid cosmetics, examples of cosmetics that easily exhibit the effects of the present invention include makeup cosmetics such as lipstick, lip balm, foundation, white powder, concealer, blusher, eye color, eyeliner, and eyebrow.
[0016]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention further in detail, this invention is not limited to these.
[0017]
Examples 1 to 4 and Comparative Examples 1 to 5: Lipsticks Lipsticks having the composition shown in Table 1 were prepared, and the feeling of use (lightness of the powdery powdery feeling), the matte feeling of the decorative film, and the sense of smoothness of the decorative film were used. At the same time, the melt filling property was also evaluated. The results are also shown in Table 1.
[0018]
[Table 1]
Figure 0003677723
[0019]
* 1: 20-30% methylpolysiloxane mixture containing partially crosslinked organopolysiloxane polymer (Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
(Production method)
A. After components (1) to (4) are dissolved by heating, components (5) to (12) are added and mixed uniformly.
B. A is melt-filled into a container to obtain a product.
[0020]
Each sample is subjected to a usage test by 20 professional panelists, and each panel member evaluates it according to the following absolute evaluation and gives a score for the following items a to c. The average value was calculated from the total score, and judged according to the following four-step criteria. Regarding the evaluation of the filling moldability of the item “d”, the following four levels are used to determine the level of spread, surface smoothness, and uniformity when the samples are heated and melted at 90 ° C. and poured into a metal plate. Evaluation was performed according to criteria.
[0021]
Evaluation item:
A. Usability (lightness of extension, powdery feeling)
B. Matte feeling of decorative film c. There is no shaving of the cosmetic film. Melt fillability [0022]
(Usage evaluation)
Absolute rating:
Score: Rating 6: Very good 5: Good 4: Slightly good 3: Normal 2: Slightly bad 1: Bad 0: Very bad 4-level criterion exceeding 5 points: Very good (◎)
Over 3 points and below 5 points: Good (○)
Over 2 points and under 3 points: Somewhat bad (△)
2 points or less: Defect (x)
[0023]
(Filling moldability evaluation)
Criteria for four steps ◎: Spread to the metal plate is good, and the surface is not uneven ○: Spread to the metal plate is slightly good, and the surface is slightly uneven Δ: Spread to the metal plate is slightly bad, on the surface Unevenness x: Poor spread to the metal pan and cannot be filled. [0024]
As is clear from the results in Table 1, the lipsticks of Examples 1 to 4 of the present invention have a lighter extension, a powdery feeling, a matte feeling of the decorative film, and a more or less decorative film compared to Comparative Examples 1 to 5. And excellent in each of the items of melt filling property.
[0025]
Example 5 : Lip balm (ingredient) (%)
1. Paraffin wax 10.0
2. Carnauba wax 10.0
3. Vaseline 5.0
4). 4. Residual amount of polyglyceryl diisostearate KSG16 * 1 4.0
6). Dimethylpolysiloxane (20cs) 2.0
7. Spherical nylon powder 10.0
8). Spherical polymethyl methacrylate powder 15.0
9. Glycerin 1.0
10. Plant extract (Aloe vera) 0.5
11. Preservative (phenoxyethanol) 0.5
(Production method)
A. Ingredients (1) to (4) are uniformly heated and dissolved, and (5) to (11) are added and mixed.
B. A is melt-filled to obtain a product.
The lip balm of the present invention was excellent in all of lightness of extension, matte feeling of the decorative film, no wrinkling, and melt filling.
[0029]
【The invention's effect】
The oil-based solid cosmetic of the present invention has an oily stickiness, no wrinkles and glossiness of the cosmetic film, lightness of extension, powdery feeling of use, and a matte texture of the cosmetic film, and is excellent in melt filling property. Is.

Claims (1)

次の成分(A)〜(C):
(A)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物0.5〜10重量%
(B)低粘度シリコーン油5〜50重量%
(C)球状ポリメタクリル酸メチルパウダー10〜50重量%
(D)固形油及び/又は半固形油1〜50重量%
を含有し、且つ容器に溶融充填してなる油性固型化粧料。
The following components (A) to (C):
(A) 0.5-10% by weight of partially crosslinked organopolysiloxane polymer
(B) 5-50% by weight of low viscosity silicone oil
(C) Spherical polymethyl methacrylate powder 10 to 50% by weight
(D) 1 to 50% by weight of solid oil and / or semi-solid oil
An oil-based solid cosmetic comprising a container and melt-filled in a container.
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