JP3671921B2 - Radio communication apparatus, radio communication system, and control method for radio communication apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線通信装置同士が互いに同期を確立した後に、双方向に通信を行うといった同期通信が一般的となっている。また、無線通信装置は、電波の送信出力と受信感度との関係から、装置ごとに一定の通信可能エリア(通信可能距離)を有しており、双方の無線通信装置が互いの通信可能エリアに位置している場合のみ、同期通信が行われる。このため、例えば携帯型の無線通信装置にあっては、ユーザが通信先の無線通信装置から遠ざかる方向に移動して、通信先の無線通信装置の通信可能エリア外に位置してしまった場合には、双方の無線通信装置間での同期通信が途絶えることになる。このような場合、ユーザが通信先の無線通信装置の通信可能エリア内に移動すれば、ユーザの無線通信装置と通信先の無線通信装置との各々が、再度、同期を確立するためのスキャン動作を実行するようになっている。そして、このスキャン動作が実行された結果、同期が確立されたときには、通信が再開される。
【0003】
ところで、従来の携帯型機器においては消費電力削減の目的から、個々の商品(機器)毎に、再同期確立のためのスキャン動作を開始してから再同期確立ができない状態のままで再同期確立のためのスキャン動作を終了(停止)するまでの期間、いわゆる再同期を試みるタイムアウト時間が設定されているのが一般的である。また、このタイムアウト時間は、商品毎に事前設定されているのが一般的である。但し、交流電源が用いられるなどの理由で、消費電力の制約が緩い一部の機器においては、タイムアウト時間の設定がなく、いつまでも連続的に再同期確立のためのスキャン動作を繰り返すものもある。従って、いずれかの機器のタイムアウト時間が経過しても同期が確立されないときには、通信が破棄されることとなる。
【0004】
ここで、図9を参照して、タイムアウト時間が設定されている従来機器の同期確立後の再同期の確立処理について説明する。従来の無線通信装置の制御回路は、通信相手の無線通信装置と一旦同期が確立した後、未だ同期が確立しているか否かを判別する(ステップS51)。ステップS51の判別において、制御回路は、同期が確立していない状態に至ったと判別した場合(ステップS51;No)、同期が不確立状態に至ってからの経過時間が所定のタイムアウト時間に至ったか否かを判別する(ステップS56)。そして、ステップS56の判別において、制御回路は、経過時間がタイムアウト時間に至ったと判別した場合(ステップS56;Yes)には、通信を終了する。一方ステップS56の判別において、制御回路は、経過時間が未だタイムアウト時間に至っていないと判別した場合には、再び処理をステップS51に移行する。また、ステップS51の判別において、制御回路は、同期が確立している状態であると判別した場合、通信相手の無線通信装置との間でデータ通信を行う(ステップS52)。そして制御回路は、同期が継続して確立しているか否かを判別する(ステップS53)。ステップS53の判別において、制御回路は、同期が継続して確立していると判別した場合(ステップS53;Yes)、処理をステップS52に移行し、データ通信を継続する。
またステップS53の判別において、制御回路は、同期が既に確立していないと判別した場合には(ステップS53;No)、既に受信したデータに基づいて継続するデータが存在するか否かを判別する(ステップS54)。ステップS54の判別において、制御回路は、継続するデータが存在しないと判別した場合(ステップS54;No)、通信を終了する。また、ステップS54の判別において、制御回路は、継続するデータが存在すると判別した場合(ステップS54;Yes)、再同期を試み、再同期が確立できたか否かを判別する(ステップS55)。そして、ステップS55の判別において、制御回路は、再同期が確立できたと判別した場合(ステップS55;Yes)、処理をステップS52に移行してデータ通信を継続することとなる。一方、ステップS55の判別において、制御回路は、再同期が確立できなかったと判別した場合(ステップS55;No)、通信を終了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば、ユーザ側の無線通信装置よりも通信先の無線通信装置の方がタイムアウト時間が短いような場合、次のような問題がある。すなわち、通信先の無線通信装置が同期を確立するための処理を終えているのにも関わらず、例えばユーザ側の無線通信装置が未だ同期を確立するための処理を実行するため、無駄な電力を消費してしまうといった問題がある。
【0006】
また、通信が破棄された後に、ユーザ側の無線通信装置が再度、通信先の無線通信装置と通信すべく処理を行ったとしても、通信先の無線通信装置が何らかの理由で必ずしも通信可能状態になっているとは限らないため、同期が確立されないことがあるといった問題がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、再同期の確立に要する通信時の消費電力を低減しつつ、より確実に再同期の確立を図ることが可能な無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信装置の制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、1以上の無線通信装置と無線データ通信を行っている間に、前記無線通信装置との同期が外れて前記無線データ通信が途切れた場合に備え、前記無線通信装置との同期を再度確立するタイミングを定めた再同期情報を前記無線通信装置と送受信する通信部と、前記通信部によって送受信された再同期情報を記憶する記憶部と、前記無線通信装置との同期が外れた場合に、前記記憶部に記憶されている再同期情報に定められたタイミングで前記無線通信装置との同期を再度確立する処理を行なう再同期確立処理部とを備えた無線通信装置を提供する。
上記構成によれば、通信部は、無線通信装置と無線データ通信を行っている間に、無線通信装置との同期が外れて無線データ通信が途切れた場合に備え、無線通信装置との同期を再度確立するタイミングを定めた再同期情報を無線通信装置と送受信し、送受信された再同期情報が記憶部に記憶される。そして再同期確立処理部は、無線通信装置との同期が外れた場合に、記憶部に記憶されている再同期情報に定められたタイミングで無線通信装置との同期を再度確立する処理を行なう。従って、本発明に係る無線通信装置は、少ない処理回数にて、より確実に通信先の無線通信装置との間で再同期の確立を図ることができる。
【0009】
また、上記構成において、前記再同期確立処理部は、前記無線通信装置との同期が外れた場合に、前記記憶部に記憶されている再同期情報に定められたタイミングで前記無線通信装置との同期を再度確立する処理を前記無線通信装置と協働して行うようにしても良い。
【0010】
また、上記構成において、前記通信部は、1以上の無線通信装置と無線データ通信を行っている間に、前記無線通信装置との同期が外れて前記無線データ通信が途切れた場合に備え、前記無線通信装置との同期を再度確立するタイミングを定めた再同期情報を、予め定められた時間間隔で前記無線通信装置と送受信するようにしても良い。
【0011】
さらに前記再同期情報は、前記無線通信装置との同期を再度確立するタイミングを、前記同期が外れてからの経過時間を用いて定めることができる。
【0012】
さらにまた、前記再同期情報には、前記無線通信装置との同期を再度確立する処理を行う場合に当該処理を繰り返して行う回数が定められていても良い。
【0013】
また、前記再同期情報は、前記無線通信装置との同期を再度確立するタイミングを、前記無線通信装置との同期を再度確立する処理を最初に行う時刻と、当該時刻以降に前記処理を行なう時間間隔とを用いて定めており、かつ、前記再同期情報には前記処理を行なう場合に当該処理を繰り返して行う回数が定められているようにしても良い。
【0014】
また、通信先の一つまたは複数の通信先の無線通信装置との同期が外れた際に当該通信先の無線通信装置と再同期確立を行う場合の再同期確立手順に関する情報である再同期情報を当該通信先の無線通信装置に送信する送信部と、同期外れ時に、前記送信した再同期情報に対応する再同期確立手順で、前記通信先の無線通信装置とともに再同期確立処理を行う再同期確立処理部とを備える無線通信装置としても良い。
【0015】
また、上記目的を達成するために、本発明は、請求項1記載の無線通信装置を複数備えた無線通信システムを提供する。この無線通信システムによれば、少ない処理回数にて、より確実に無線通信装置間の再同期確立が図られる。
【0016】
また、上記課題を解決するために、本発明は、無線通信装置の制御方法において、1以上の無線通信装置と無線データ通信を行っている間に、前記無線通信装置との同期が外れて前記無線データ通信が途切れた場合に備え、前記無線通信装置との同期を再度確立するタイミングを定めた再同期情報を前記無線通信装置と送受信する通信過程と、前記通信過程にて送受信された再同期情報をメモリに記憶する記憶過程と、前記無線通信装置との同期が外れた場合に、前記メモリに記憶されている再同期情報に定められたタイミングで前記無線通信装置との同期を再度確立する処理を行なう再同期確立過程とを備えた無線通信装置の制御方法を提供する。
上記構成によれば、通信過程において、無線通信装置と無線データ通信を行っている間に、無線通信装置との同期が外れて前記無線データ通信が途切れた場合に備え、無線通信装置との同期を再度確立するタイミングを定めた再同期情報が無線通信装置と送受信される。また、通信過程にて送受信された再同期情報が記憶過程においてメモリに記憶される。そして、再同期確立処理過程において、無線通信装置との同期が外れた場合に、メモリに記憶されている再同期情報に定められたタイミングで無線通信装置との同期を再度確立する処理が行われる。
【0017】
また、上記構成において、前記再同期確立過程では、前記無線通信装置との同期が外れた場合に、前記メモリに記憶されている再同期情報に定められたタイミングで前記無線通信装置との同期を再度確立する処理を前記無線通信装置と協働して行うようにしても良い。
【0018】
また、上記構成において、前記通信過程では、1以上の無線通信装置と無線データ通信を行っている間に、前記無線通信装置との同期が外れて前記無線データ通信が途切れた場合に備え、前記無線通信装置との同期を再度確立するタイミングを定めた再同期情報を、予め定められた時間間隔で前記無線通信装置と送受信するようにしても良い。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に本発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
[1]無線通信システムの概要構成
図1に実施形態の無線通信システムの概要ブロック図を示す。同図に示すように、無線通信システムは、2台の無線通信装置10−1、10−2を備えている。無線通信装置10−1、10−2の各々は、Bluetooth規格に従って通信し、無線通信システムを構成する。Bluetooth規格にあっては、1台の通信機器が他の通信機器の通信を制御する役割を担うこととなっている。この役割を担う通信機器は、一般にマスタと称され、また、マスタによって通信制御される通信機器は、スレーブと称される。以下、無線通信装置10−1がマスタであり、無線通信装置10−2がスレーブであるものとして説明する。また、マスタとなる無線通信装置10−1は、多数の無線通信機器(スレーブ)と通信可能であるが、説明を簡単にするために、スレーブとなる無線通信装置が1台である場合について説明する。
【0020】
図2は、無線通信装置10−1の構成を示すブロック図である。無線通信装置10−1は、大別すると、アンテナ11と、RF回路12と、ベースバンド(BB)回路13と、制御回路14とを備えている。アンテナ11は、無線通信装置10−2との間で無線信号の送受信を行う。RF回路12は、高周波信号処理を行い、実際の送受信回路として機能する。ベースバンド(BB)回路13は、送信信号を変調し、受信信号を復調する変復調回路として機能する。制御回路14は、無線通信装置全体を制御するとともに、図示せぬ表示部における各種情報の表示を制御する。
【0021】
無線通信装置10−1のRF回路12は、大別すると、アンテナ切換回路21と、水晶発振子22(例えば、発振周波数13[MHz])と、送信回路23と、受信回路24と、入出力(I/O)インタフェース25と、発振回路26を備えている。送信回路23は、ベースバンド回路13から入出力(I/O)インタフェース25を介して入力される送信信号Txを搬送波に乗せて無線信号として送出する。受信回路24は、アンテナ11およびアンテナ切換回路21を介して入力される無線信号から搬送波を分離して受信信号Rxとして入出力(I/O)インタフェース25に出力する。入出力(I/O)インタフェース25は、ベースバンド回路13とのインタフェースである。発振回路26は、水晶発振子22を安定して発振させ、基準クロック信号CLKを出力する。
【0022】
ベースバンド回路13は、大別すると、入出力(I/O)インタフェース31と、発振制御回路32と、送信制御回路33と、制御CPU34と、受信制御回路35と、ROM36と、RAM37と、入出力(I/O)インタフェース38とを備えている。入出力(I/O)インタフェース31は、RF回路12とのインタフェースである。発振制御回路32は、入力された基準クロック信号CLKに基づいてベースバンド回路13の動作用基準クロックを生成する。送信制御回路33は、制御CPU34の制御下で送信データの変調を行って送信信号Txを生成する。制御CPU34は、ベースバンド回路13全体の制御を行う。受信制御回路35は、制御CPU34の制御下で受信信号Rxを復調し、受信データを生成する。ROM36は、各種制御用プログラムおよび各種制御用データなどを記憶する。RAM37は、処理データ等の各種データを一時的に記憶する。入出力(I/O)インタフェース38は、制御回路14とのインタフェースである。
【0023】
制御回路14は、制御CPU41と、ROM42と、RAM43と、水晶発振子44と、計時タイマ45と、表示パネル46を備えて構成されている。制御CPU41は、制御回路14全体の制御を行うとともに、表示パネル46の表示制御を行う。ROM42は、各種制御用プログラムおよび各種制御用データなどを記憶する。RAM43は、処理データ等の各種データを一時的に記憶する。計時タイマ45は、水晶発振子44の出力する基準クロック信号に基づいて各種計時処理を行う。このように、無線通信装置10−1は、近距離無線通信のためのBluetooth通信機能が設けられた情報処理装置として構成されている。なお、以上の説明にあっては、無線通信装置10−1の構成についてのみ説明したが、無線通信装置10−2も略同様な構成となっている。
【0024】
[2]受信時の概要動作
次に無線通信装置10−1の受信時の概要動作を説明する。
アンテナ11を介して無線信号が入力されたRF回路12は、基準クロック信号CLKに基づいて高周波信号処理を行い、受信信号Rxをベースバンド回路13に出力する。受信信号Rxは、ベースバンド回路13において復調され、入出力(I/O)インタフェース38を介して、受信データ(DATA)として制御回路14に出力される。制御回路14は、受信データ(DATA)に基づいて表示制御データを生成し、表示パネル46に出力し、受信データに相当する情報を表示パネル46の表示画面に表示する。さらに必要に応じて受信データ(DATA)は、RAM43に格納される。
【0025】
[3]送信時の概要動作
次に無線通信装置10−1の送信時の概要動作を説明する。
制御回路14で生成された送信データ(DATA)は、ベースバンド回路13において変調され、送信信号TxとしてRF回路12に出力される。そして、送信信号Txは、RF回路12において高周波信号処理がなされ、アンテナ11を介して送出される。
【0026】
[4]再同期情報パケットのフォーマット
無線通信装置10−1、10−2は、Bluetooth規格に従って各々パケット通信を行う。本実施形態では、無線通信装置10−1、10−2間の同期が外れた場合に、無線通信装置10−1、10−2の各々が再び同期を確立するときの手順を示す再同期情報がパケットのペイロードに格納され、無線通信装置10−1、10−2間で送受される。以下、パケットフォーマットの概要について説明し、さらに、本発明の特徴である再同期情報について詳述する。なお、以下の説明では、図3に示すように、ペイロードに再同期情報が格納されたパケットを再同期情報パケット50と称し、他のパケットと区別する。
【0027】
図3(a)は、Bluetoothの規格で定められたパケットフォーマットの構成を示す図であり、アクセスコード51と、パケットヘッダ52と、ペイロード53を備えている。アクセスコード51は、送信パケットの宛先を示すタグとしての機能を実現するものであり、Bluetoothの場合、その長さは、68ビットあるいは72ビットとなる。パケットヘッダ52は、通信リンク管理のためのパラメータを含んでおり、Bluetoothの場合、その長さは、54ビットとなる。ペイロード53は、実際のメッセージデータ(例えば、メールの内容を示すデータなど)を格納する部分であり、Bluetoothの場合、その長さは、最大2745ビットとなる。通常のデータ通信時には、通信データがペイロード53に格納される。本実施形態は、図3に示すように、通常は実際のメッセージデータが格納されるペイロード53に、再同期確立をするための処理手順を含めた、再同期情報パケット50を送受信するところに特徴を有する。
【0028】
本実施形態では、同期が外れた後に、再度、同期を確立するためになされる処理手順(以下、「再同期方式」という)の例として、次の3つの再同期方式を例示する。第1の再同期方式は、無線通信装置10−1、10−2の各々が同期外れ時から、所定の時間(経過時間)が経過した後に、同期確立処理を開始するといった手順を示すものである。第2の再同期方式は、無線通信装置10−1、10−2の各々が同期外れ時から、所定の時間(経過時間)が経過するごとに、同期確立処理を所定回数(繰り返し回数)実行するといった手順を示すものである。第3の再同期方式は、無線通信装置10−1、10−2の各々が所定時刻(開始時刻)になったら同期確立処理を開始し、この時刻から、所定の時間間隔(再同期間隔)ごとに、所定の回数(繰り返し回数)だけ同期確立処理を実行するといった手順を示すものである。以下、図3(b)乃至図3(d)を参照して、各再同期方式が用いられる場合の再同期情報の構成について説明する。
【0029】
図3(b)は、第1の再同期方式に対応した再同期情報を示す概略図である。同図に示すように、ペイロード53の先頭の再同期方式53Aには、第1の再同期方式の識別データである方式データが格納されている。また、方式データに後続して、経過時間53B〜53Eの各々がペイロード53に格納される。具体例を挙げて説明すると、経過時間53B〜53Eの各々が例えば「10秒」、「30秒」、「1分」、「5分」といった時間を示す場合、同期が外れてから、10秒後、30秒後、1分後および5分後に各々1回ずつ計4回の同期確立処理が行われることとなる。
【0030】
図3(c)は、第2の再同期方式に対応した再同期情報を示す概略図である。同図に示すように、ペイロード53の先頭の再同期方式53Fには、第2の再同期方式の識別データである方式データが格納され、これに後続して、繰り返し回数を示す繰り返し回数データ53Gと、経過時間を示す経過時間データ53Hとが順に格納されている。具体例を説明すると、繰り返し回数データ53Gが例えば「5回」を示し、また、経過時間データ53Hが例えば「30秒」を示す場合、同期が外れてから、30秒が経過するごとに、5回の同期確立処理が行われることとなる。
【0031】
図3(d)は、第3の再同期方式に対応した再同期情報を示す概略図である。同図に示すように、ペイロード53の先頭の再同期方式53Iには、第3の再同期方式の識別データである方式データが格納され、これに後続して、繰り返し回数を示す繰り返し回数データ53Jと、開始時刻を示す開始時刻データ53Kと、再同期間隔を示す再同期間隔データ53Lとが順に格納されている。具体例を挙げて説明すると、繰り返し回数データ53Jが例えば「5回」を示し、開始時刻データ53Kが例えば「10時」を示し、そして、再同期間隔データ53Lが例えば「1時間」を示す場合、現在時刻が10時になってから1時間が経過する毎に5回の同期確立処理が実行されることとなる。
【0032】
上述した各再同期方式は、ユーザによって選択されるものである。さらに詳述すると、例えば、スレーブ側の無線通信装置10−2が可搬型装置であったような場合で、マスタ側の無線通信装置10−1の通信可能エリアから頻繁に短時間だけ外れるような場合には、ユーザは、経過時間として短い時間が指定可能な第2の再同期方式を選択する。また、例えば、マスタ側の無線通信装置10−1とスレーブ側の無線通信装置10−2とが常に決まった時間に通信するような場合、ユーザは、再度同期を確立するための同期確立処理を開始する時刻が指定可能な第3の再同期方式を選択する。
なお、上述した各再同期方式は、あくまでも例示である。具体的には、第1乃至第3の再同期方式が適宜組み合わさった再同期方式が用いられても良く、また、その他の再同期方式が用いられても良い。さらに、ユーザが自身の生活パターンに合わせた再同期方式を入力できるようにしても良い。
【0033】
[5]動作説明
図4は、同期が外れた場合に、マスタ側の無線通信装置10−1によって実行される処理手順を示すフローチャートである。ここで、同図に沿って本実施形態の動作説明をするに先立って、発明の理解をより容易とするために、マスタ側の無線通信装置10−1がスレーブ側の無線通信装置10−2と同期をとるときに実行する処理(以下、「同期確立処理」という)について簡単に説明する。
【0034】
図5は、同期確立処理時の状態説明図である。この同期確立処理時にあっては、マスタ側の無線通信装置10−1は、周囲にどのような通信可能な機器が存在するかを確認すべく、IQ(Inquiry)パケットをブロードキャストして、問い合わせスキャンを行う。一方、スレーブ側の無線通信装置10−2は、IQパケットの受信を試みて、その結果、IQパケットを受信した場合に、マスタ側の無線通信装置10−1に対して自装置のアドレスなどを通知するためのパケットを送信する。さらに説明すると、スレーブ側の無線通信装置10−2は、ブロードキャストされるIQパケットの信号幅よりも長い時間幅でIQパケットの受信を試みて、IQパケットを順次受信できる受信タイミングを抽出する抽出処理動作を行う。
【0035】
例えば、図5に示すように、スレーブ側の無線通信装置10−2がIQパケット(図示例では、スロットf(k+4)のIQパケット)の受信タイミングを抽出したとすると、この受信タイミングに対応する所定のタイミング(Bluetooth通信規格により規定されるタイミング)にて、マスタ側の無線通信装置10−1に対して、自装置のアドレスなどの属性を示すFHSパケット(不図示)を送信する。その後、再びスレーブ側の無線通信装置10−2がスロットf(k+4)にてマスタ側の無線通信装置10−1からのIQパケットを受信し、スロットf(k+5)にて同期確保用パケットをマスタ側の無線通信装置10−1に送信し、これにより、無線通信装置10−1、10−2の間で同期が確立されることとなる。同期が確立した後は、無線通信装置10−1と無線通信装置10−2の各々は、互いにデータ通信を行う。
【0036】
さて、このように無線通信装置10−1、10−2の各々は、同期を維持しつつデータ通信を行っている際に、何らかの理由により同期が外れた場合、各々の無線通信装置10−1、10−2にメモリされた同一の再同期方式に従って再び同期を確立するための同期確立処理(再同期確立処理)を実行する。以下、図4を参照して、この処理について説明する。
【0037】
図4に示すように、無線通信装置10−1の制御回路14は、一旦同期が確立した後に、未だ同期が維持されているか(すなわち、同期が外れていないか)否かを判別する(ステップS1)。ここで、同期が外れた場合とは、次のような場合を指す。すなわち、無線通信装置10−1、10−2の夫々が通信データを送受信している途中に、いずれか一方からの通信データが途絶えた場合である。さらに説明すると、図7に示すように、例えばスレーブ側の無線通信装置10−2がスロットf(k+1)、スロットf(k+3)など一定期間において、この無線通信装置10−2から返信データが送られないとすると、無線通信装置10−1は、同期が外れたと判別することとなる。
【0038】
さて、ステップS1における判別結果がNOであれば、無線通信装置10−1の制御回路14は、同期が不確立状態(外れた状態)に至ってからの経過時間が所定のタイムアウト時間に至ったか否かを判別する(ステップS10)。この判別結果がNOであれば、制御回路14は、無線通信装置10−2との同期が未だ外れた状態にあるかを確認すべく、処理をステップS1に移行する。一方、ステップS10における判別結果がYESであれば、無線通信装置10−2との通信が途絶えたことを示すため、無線通信装置10−1の制御回路14は、無線通信装置10−2との通信を終了することとなる。すなわち、同期が外れたとしても、所定のタイムアウト時間が経過するまでは、無線通信装置10−1は、無線通信装置10−2との通信を試みるようになっている。なお、タイムアウト時間は、任意の時間に設定可能である。
【0039】
さて、ステップS1の判別結果がYESの場合、無線通信装置10−1、10−2の間で同期が維持されており、無線通信装置10−1は、無線通信装置10−2との間でデータ通信を行う(ステップS2)。次いで、無線通信装置10−1の制御回路14は、再同期情報パケット50を無線通信装置10−2に送信すべきタイミングか否かを判別する(ステップS3)。さらに詳述すると、無線通信装置10−1は、無線通信装置10−2とデータ通信を開始した後、一定時間間隔で、再同期情報パケット50を送信する。すなわち、無線通信装置10−1は、所定数のスロットにて通信データを送受した後、次のスロットにて再同期情報パケット50を送信する。なお、無線通信装置10−1が再同期情報パケット50を送信する時間間隔は任意である。
【0040】
ステップS3の判別結果がNOであれば、無線通信装置10−1の制御回路14は、同期が継続されているかを判別すべく、処理手順をステップS5に移行する。一方、ステップS3の判別結果がYESの場合、制御回路14は、再同期情報パケット50を無線通信装置10−2に送信する(ステップS4)。ここで、例えば、図3(c)に示した再同期情報パケット50を用いる場合(すなわち、第2の再同期方式)、制御回路14は、繰り返し回数データ53Gとして繰り返し回数が「2回」、経過時間データ53Hとして「10分」を示すデータを書き込んだ後、再同期情報パケット50を無線通信装置10−2に送信する。これにより、同期が外れてから10分が経過する度に2回の同期確立処理を行うことを指示する再同期情報パケット50が無線通信装置10−2に送信されることとなる。この再同期情報パケット50のペイロード53に格納された再同期情報は、無線通信装置10−1の制御回路14のRAM43に格納される。また、無線通信装置10−2は、無線通信装置10−1から再同期情報パケット50を受信すると、ペイロード53から再同期情報を抽出して、制御回路14のRAM43内に格納する。ここで、上述したように、無線通信装置10−1は、一定時間間隔で再同期情報パケット50を無線通信装置10−2に送信している。従って、無線通信装置10−1は、再同期情報パケット50を送信するごとに、自装置のRAM43の再同期情報を更新する一方、無線通信装置10−2は、再同期情報パケット50を受信するごとに、自装置のRAM43の再同期情報を更新することとなる。
【0041】
次いで、無線通信装置10−1の制御回路14は、同期が継続して確立しているか否かを判別する(ステップS5)。この判別結果がYESであれば、制御回路14は、データ通信を継続すべく、処理手順をステップS2に移行する。一方、ステップS5の判別結果がNOである場合、制御回路14は、既に受信した通信データに基づいて継続して送受すべき通信データが存在するか否かを判別する(ステップS6)。この判別結果がNOであれば、制御回路14は、無線通信装置10−2と送受すべき通信データがないため、通信を終了する。一方、ステップS6の判別結果がYESであれば、制御回路14は、無線通信装置10−2との間で送受すべき通信データが存在するため、この無線通信装置10−2との再同期のための同期確立処理(再同期確立処理)を試み、再び同期が確立できたか否かを判別する(ステップS7)。
【0042】
ステップS7の判別結果がYESであれば、制御回路14は、処理手順をステップS2に移行してデータ通信を継続する。一方、ステップS7の判別結果がNOであれば、制御回路14は、RAM43に格納された再同期情報に基づいて無線通信装置10−2との再同期のための同期確立処理(再同期確立処理)を実行する。具体的には、本動作例では、無線通信装置10−1の制御回路14は、第2の再同期方式に従って同期確立処理を実行するから、先ず、再同期情報に含まれる経過時間データ53Hによって指示される時間だけ、同期が外れてから時間が経過したか否かを判別する(ステップS8)。この判別結果がYESであれば、制御回路14は、同期確立処理を繰り返し回数データ53Gにより示される回数(本例では、2回)だけ実行することにより再同期を試み、再同期が確立できたか否かを判別する(ステップS7)。
【0043】
さらに詳述すると、ステップS7において、マスタ側の無線通信装置10−1は、再び、同期確立処理時の問い合わせ(Inquiry)を行う。これと並行して、スレーブ側の無線通信装置10−2は、問い合わせブロードキャストで送信されるIQパケットを受信できるタイミングの抽出処理動作を開始する。例えば、図8に示すように、スレーブ側の無線通信装置10−2は、スロットf(k+4)にて送信されるIQパケットを受信できるような受信タイミングの抽出処理動作を行う。そして、スレーブ側の無線通信装置10−2は、スロットf(k+4)にて、マスタ側の無線通信装置10−1からのIQパケットを受信すると、当該受信タイミングに対応する所定のタイミングにて、マスタ側の無線通信装置10−1に対して、自装置のアドレスなどの属性を示すFHSパケット(不図示)を送信する。その後、再びスレーブ側の無線通信装置10−2は、スロットf(k+4)にて、マスタ側の無線通信装置10−1からのIQパケットを受信し、スロットf(k+5)にて、同期確保用パケットをマスタ側の無線通信装置10−1に送信することにより、再度同期が確立される。このように、マスタ側の無線通信装置10−1とスレーブ側の無線通信装置10−2とは、同内容の再同期情報に従って再同期のための同期確立処理を実行することで、略同一時刻に同期確立処理が実行することとなり、これにより確実に同期が確立され、通信が継続されることとなる。
【0044】
さて、ステップS8の判別結果がNOであれば、無線通信装置10−1の制御回路14は、RAM43に格納された再同期情報に基づいて再同期のための同期確立処理を行う必要があるか否かを判別する(ステップS9)。すなわち、制御回路14は、同期確立処理を継続せずに、通信を破棄するか否かを判別する。ステップS9の判別結果がNOである場合、制御回路14は、再度、再同期のための同期確立処理(再同期確立処理)を実行すべく、処理手順をステップS8に戻す。一方、ステップS9の判別結果がYESであれば、無線通信装置10−1の制御回路14は、処理を終了する。なお、本動作説明において、無線通信装置10−1がマスタ側であるとして説明したが、無線通信装置10−2がマスタの役割を担っても良いことは勿論である。
【0045】
[6]実施形態の効果
以上の説明のように、本実施形態によれば、同期が外れてしまった場合であっても、無線通信装置10−1、10−2の夫々は、RAM43に格納された再同期確立情報に従って再同期のための同期確立処理を実行すれば、無線通信装置10−1、10−2の各々が略同じタイミングで再同期のための同期確立処理(再同期確立処理)を実行することになるため、少ない同期確立処理回数にて、より確実に再同期が確立される。従って、本実施形態によれば、無駄に再同期のための同期確立処理を行うことなく、確実に再同期確立を行え、再同期を確立するための処理に伴う消費電力の増大を抑制することができる。
【0046】
[7]実施形態の変形例
上述した実施形態は、あくまでも例示であって、本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形可能である。そこで、以下に、各種の変形例について説明する。
【0047】
[7.1]第1変形例
上記説明において、本発明を同期通信方式であるBluetoothに適用した場合について例示したが、これに限らず、本発明を非同期通信方式にも適用することが可能である。すなわち、無線通信装置10−1、10−2が非同期に通信する場合、いずれかの装置がシステムダウンするなどして、通信が途絶えるといった事態が生じ得る。この事態に備えて、無線通信装置10−1、10−2の各々が上述した再同期情報として、通信が途絶えてから再度通信を開始するまでの経過時間や、再度通信を開始する時刻を示した通信開始時刻などを互いに送受していれば、少ない処理回数にて、より確実に通信リンクを確立して、データ通信を再開することができる。
【0048】
[7.2]第2変形例
本発明は、携帯型の特に電池駆動の同期通信を行う無線通信装置に適用されるのが望ましい。例えば、携帯電話、パーソナルハンディフォン、モバイルパソコン、通信機能付PDA(Personal Digital Assistants:個人向情報端末)などの電池駆動型の無線通信装置に適用されるのが望ましい。なお、これに限らず、本発明が固定型の装置に適用可能であることは、勿論である。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、再同期の確立に要する通信時の消費電力を低減しつつ、より確実に再同期の確立を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の無線通信システムの概要構成を示す図である。
【図2】 実施形態の無線通信装置の概要構成ブロック図である。
【図3】 再同期情報パケットのペイロードのデータ格納状態説明図である。
【図4】 実施形態の処理フローチャートである。
【図5】 同期確立時の動作説明図である。
【図6】 同期状態の動作説明図である。
【図7】 同期外れ時の動作説明図である。
【図8】 同期再確立時の動作説明図である。
【図9】 従来例の処理フローチャートである。
【符号の説明】
10−1…無線通信装置(マスタ側)、10−2…無線通信装置(スレーブ側)、11…アンテナ、12…RF回路、13…ベースバンド(BB)回路、14…制御回路、21…アンテナ切換回路、22…水晶発振子、23…送信回路、24…受信回路、25…入出力(I/O)インタフェース、26…発振回路、31…入出力(I/O)インタフェース、32…発振制御回路、33…送信制御回路、34…制御CPU、35…受信制御回路、36…ROM、37…RAM、38…入出力(I/O)インタフェース、41…制御CPU、42…ROM、43…RAM、44…水晶発振子、45…計時タイマ、46…表示パネル。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a radio communication device, a radio communication system, and a control method for the radio communication device.
[0002]
[Prior art]
Synchronous communication is generally performed in which two-way communication is performed after wireless communication devices establish synchronization with each other. In addition, each wireless communication device has a certain communicable area (communication distance) from the relationship between radio wave transmission output and reception sensitivity, and both wireless communication devices are within the communicable area. Only when it is located, synchronous communication is performed. For this reason, for example, in a portable wireless communication device, when the user moves away from the communication destination wireless communication device and is located outside the communicable area of the communication destination wireless communication device. As a result, the synchronous communication between the two wireless communication devices is interrupted. In such a case, if the user moves within the communicable area of the communication destination wireless communication device, each of the user wireless communication device and the communication destination wireless communication device scans again to establish synchronization. Is supposed to run. Then, when synchronization is established as a result of this scanning operation, communication is resumed.
[0003]
By the way, for the purpose of reducing power consumption in conventional portable devices, resynchronization is established for each product (device) without starting resynchronization after starting the scan operation for establishing resynchronization. In general, a time period until the scan operation for ending is stopped (stopped), that is, a so-called timeout period for resynchronization is set. Moreover, this timeout time is generally preset for each product. However, for some devices with less restrictions on power consumption due to the use of an AC power supply, there is no time-out time setting, and there are some devices that continuously repeat the scanning operation for establishing resynchronization. Accordingly, when synchronization is not established even after the timeout time of any device elapses, communication is discarded.
[0004]
Here, with reference to FIG. 9, the re-synchronization establishment process after establishing synchronization of the conventional device for which the timeout time is set will be described. The control circuit of the conventional wireless communication device determines whether or not synchronization is still established after establishing synchronization with the wireless communication device of the communication partner (step S51). If it is determined in step S51 that the control circuit has reached a state where synchronization has not been established (step S51; No), whether or not an elapsed time since the synchronization has been established has reached a predetermined timeout time. Is determined (step S56). In step S56, when it is determined that the elapsed time has reached the timeout time (step S56; Yes), the control circuit ends the communication. On the other hand, if it is determined in step S56 that the elapsed time has not yet reached the timeout time, the control circuit shifts the process to step S51 again. In step S51, if the control circuit determines that synchronization is established, the control circuit performs data communication with the wireless communication device of the communication partner (step S52). Then, the control circuit determines whether or not synchronization is continuously established (step S53). In the determination of step S53, when it is determined that the synchronization is continuously established (step S53; Yes), the control circuit shifts the process to step S52 and continues the data communication.
In step S53, if the control circuit determines that synchronization has not been established (step S53; No), the control circuit determines whether or not there is continuing data based on the already received data. (Step S54). If it is determined in step S54 that there is no continuous data (step S54; No), the control circuit ends communication. In step S54, if it is determined that there is continuing data (step S54; Yes), the control circuit attempts resynchronization and determines whether resynchronization has been established (step S55). If the control circuit determines in step S55 that resynchronization has been established (step S55; Yes), the process proceeds to step S52 and data communication is continued. On the other hand, if the control circuit determines in step S55 that resynchronization cannot be established (step S55; No), the communication is terminated.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, for example, when the timeout time is shorter in the wireless communication device of the communication destination than the wireless communication device on the user side, there are the following problems. That is, although the wireless communication device of the communication destination has finished the process for establishing synchronization, for example, the wireless communication device on the user side still executes the process for establishing synchronization, so that wasted power There is a problem that it consumes.
[0006]
In addition, even after the communication is discarded, even if the user-side wireless communication device performs processing to communicate with the communication destination wireless communication device again, the communication destination wireless communication device is not necessarily in a communicable state for some reason. Therefore, there is a problem that synchronization may not be established.
[0007]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a wireless communication device, a wireless communication system, and a control of the wireless communication device that can more reliably establish resynchronization while reducing power consumption during communication required for establishing resynchronization. It is to provide a method.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention provides:While performing wireless data communication with one or more wireless communication devices,With wireless communication deviceofOut of syncIn preparation for the case where the wireless data communication is interrupted,With wireless communication deviceDetermined when to re-establish synchronizationResync informationA communication unit that transmits / receives data to / from the wireless communication device, a storage unit that stores resynchronization information transmitted / received by the communication unit, and a resynchronization stored in the storage unit when synchronization with the wireless communication device is lost. Re-establishing synchronization with the wireless communication device at the timing specified in the synchronization informationAnd a resynchronization establishment processing unit for processing.Wireless communication deviceTheProvideThe
According to the above configuration,Communication departmentIsWhile performing wireless data communication with the wireless communication device,With wireless communication deviceofOut of syncIn case wireless data communication is interrupted,With wireless communication deviceDetermined when to re-establish synchronizationResync informationThe resynchronization information transmitted / received to / from the wireless communication device is stored in the storage unit.The resynchronization establishment processing unitWhen synchronization with the wireless communication device is lost, synchronization with the wireless communication device is reestablished at a timing determined by the resynchronization information stored in the storage unit.Perform processing. Therefore, the wireless communication apparatus according to the present invention isSmallIt is possible to establish resynchronization with the wireless communication apparatus of the communication destination more reliably with no processing count.
[0009]
Also,The above configurationInThe resynchronization establishment processing unit is a process of reestablishing synchronization with the wireless communication device at a timing determined in the resynchronization information stored in the storage unit when the synchronization with the wireless communication device is lost. May be performed in cooperation with the wireless communication apparatus.
[0010]
Also,The above configurationInThe communication unit is synchronized with the wireless communication device in preparation for a case where the wireless data communication is interrupted due to loss of synchronization with the wireless communication device while performing wireless data communication with one or more wireless communication devices. Re-synchronization information that determines the timing for re-establishing may be transmitted to and received from the wireless communication apparatus at predetermined time intervals.
[0011]
Further, the resynchronization information isRe-establish synchronization with the wireless communication deviceTimingThe aboveElapsed time since out of syncDetermined usingCan.
[0012]
Furthermore, the resynchronization informationDefines the number of times to repeat the process when performing the process of re-establishing synchronization with the wireless communication device.May be.
[0013]
The resynchronization information is:The timing for re-establishing synchronization with the wireless communication device, the time when the processing for reestablishing synchronization with the wireless communication device is first performedAnd after that timeThe time interval for performing the process is determined, and the number of times that the process is repeated when the process is performed is determined in the resynchronization information.You may do it.
[0014]
Also, ThroughRe-synchronization information, which is information related to the re-synchronization establishment procedure when performing re-synchronization establishment with the communication destination wireless communication device when synchronization with one or a plurality of communication destination wireless communication devices is lost. A transmission unit that transmits to a communication destination wireless communication device, and a resynchronization establishment process that performs re-synchronization establishment processing together with the communication destination wireless communication device in a re-synchronization establishment procedure corresponding to the transmitted re-synchronization information when out of synchronization Wireless communication apparatus comprisingIt is also good.
[0015]
In order to achieve the above object, the present invention provides:A plurality of wireless communication devices according to claim 1Providing a wireless communication system. ThisAccording to the wireless communication systemSmallMore reliable with no processing timesNothingLine communication equipmentOmaRe-synchronization is established.
[0016]
In addition, in order to solve the above problems, the present invention provides:NothingIn the control method of the line communication device,While performing wireless data communication with one or more wireless communication devices,With wireless communication deviceofOut of syncIn preparation for the case where the wireless data communication is interrupted,With wireless communication deviceDetermined when to re-establish synchronizationResync informationCommunication to and from the wireless communication deviceProcess,The storage process of storing resynchronization information transmitted and received in the communication process in the memory, and when the synchronization with the wireless communication device is out of synchronization, at the timing determined in the resynchronization information stored in the memory Reestablish synchronization with the wireless communication deviceResynchronization to perform processingStandingAboutWhenA method of controlling a wireless communication apparatus provided with
According to the above configuration,communicationIn the processWhile performing wireless data communication with the wireless communication device,With wireless communication deviceofOut of syncIn case the wireless data communication is interrupted,With wireless communication deviceDetermined when to re-establish synchronizationResynchronization informationAre transmitted to and received from the wireless communication device. The resynchronization information transmitted / received in the communication process is stored in the memory in the storage process.And in the resynchronization establishment process,When synchronization with the wireless communication device is lost, synchronization with the wireless communication device is reestablished at the timing determined in the resynchronization information stored in the memory.processingButlineBe called.
[0017]
Further, in the above configuration, in the resynchronization establishment process, when synchronization with the wireless communication device is lost, synchronization with the wireless communication device is performed at a timing determined in the resynchronization information stored in the memory. The re-establishment process may be performed in cooperation with the wireless communication apparatus.
[0018]
Further, in the above configuration, in the communication process, the wireless data communication is interrupted due to loss of synchronization with the wireless communication device while performing wireless data communication with one or more wireless communication devices, You may make it transmit / receive the resynchronization information which determined the timing which establishes a synchronization with a radio | wireless communication apparatus again with the said radio | wireless communication apparatus at a predetermined time interval.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[1] Outline configuration of wireless communication system
FIG. 1 shows a schematic block diagram of a wireless communication system according to an embodiment. As shown in the figure, the wireless communication system includes two wireless communication devices 10-1 and 10-2. Each of the wireless communication devices 10-1 and 10-2 communicates according to the Bluetooth standard and constitutes a wireless communication system. In the Bluetooth standard, one communication device plays a role of controlling communication of other communication devices. A communication device that plays this role is generally called a master, and a communication device whose communication is controlled by the master is called a slave. In the following description, it is assumed that the wireless communication device 10-1 is a master and the wireless communication device 10-2 is a slave. The master wireless communication device 10-1 can communicate with a large number of wireless communication devices (slave), but in order to simplify the description, a case where there is one slave wireless communication device will be described. To do.
[0020]
FIG. 2 is a block diagram illustrating a configuration of the wireless communication device 10-1. Broadly speaking, the wireless communication device 10-1 includes an antenna 11, an
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
[2] Outline operation at reception
Next, an outline operation at the time of reception of the wireless communication apparatus 10-1 will be described.
The
[0025]
[3] Outline operation during transmission
Next, an outline operation at the time of transmission of the wireless communication device 10-1 will be described.
Transmission data (DATA) generated by the
[0026]
[4] Resynchronization information packet format
The wireless communication apparatuses 10-1 and 10-2 perform packet communication according to the Bluetooth standard. In the present embodiment, resynchronization information indicating a procedure when each of the wireless communication devices 10-1 and 10-2 establishes synchronization again when the synchronization between the wireless communication devices 10-1 and 10-2 is lost. Is stored in the payload of the packet and transmitted / received between the wireless communication apparatuses 10-1 and 10-2. Hereinafter, an outline of the packet format will be described, and further, resynchronization information that is a feature of the present invention will be described in detail. In the following description, as shown in FIG. 3, a packet in which resynchronization information is stored in the payload is referred to as a
[0027]
FIG. 3A is a diagram showing a configuration of a packet format defined by the Bluetooth standard, and includes an
[0028]
In the present embodiment, the following three resynchronization schemes are illustrated as examples of processing procedures (hereinafter referred to as “resynchronization schemes”) performed to establish synchronization again after synchronization is lost. The first resynchronization method is a procedure for starting synchronization establishment processing after a predetermined time (elapsed time) has elapsed since each of the wireless communication devices 10-1 and 10-2 was out of synchronization. is there. In the second resynchronization method, synchronization establishment processing is executed a predetermined number of times (repetition count) each time a predetermined time (elapsed time) elapses after each of the wireless communication devices 10-1 and 10-2 is out of synchronization. It shows the procedure of doing. The third resynchronization method starts synchronization establishment processing when each of the wireless communication devices 10-1 and 10-2 reaches a predetermined time (start time), and starts a predetermined time interval (resynchronization interval) from this time. Each shows a procedure for executing the synchronization establishment process a predetermined number of times (the number of repetitions). Hereinafter, the configuration of the resynchronization information when each resynchronization method is used will be described with reference to FIGS.
[0029]
FIG. 3B is a schematic diagram showing resynchronization information corresponding to the first resynchronization method. As shown in the figure, in the
[0030]
FIG. 3C is a schematic diagram showing resynchronization information corresponding to the second resynchronization method. As shown in the figure, the
[0031]
FIG. 3D is a schematic diagram showing resynchronization information corresponding to the third resynchronization method. As shown in the figure, the re-synchronization method 53I at the head of the
[0032]
Each resynchronization method described above is selected by the user. More specifically, for example, when the slave-side wireless communication device 10-2 is a portable device, the slave-side wireless communication device 10-1 frequently deviates from the communicable area for a short time. In this case, the user selects the second resynchronization method that can specify a short time as the elapsed time. For example, when the master-side wireless communication device 10-1 and the slave-side wireless communication device 10-2 always communicate at a predetermined time, the user performs synchronization establishment processing for establishing synchronization again. A third resynchronization method that can specify the start time is selected.
Each resynchronization method described above is merely an example. Specifically, a resynchronization method in which the first to third resynchronization methods are appropriately combined may be used, and other resynchronization methods may be used. Further, the user may be able to input a resynchronization method that matches his / her own life pattern.
[0033]
[5] Operation explanation
FIG. 4 is a flowchart illustrating a processing procedure executed by the master-side wireless communication device 10-1 when synchronization is lost. Here, prior to describing the operation of the present embodiment with reference to the figure, in order to make the understanding of the invention easier, the master-side radio communication device 10-1 is changed to the slave-side radio communication device 10-2. A process (hereinafter referred to as “synchronization establishment process”) that is executed when synchronization is performed will be briefly described.
[0034]
FIG. 5 is an explanatory diagram of a state during the synchronization establishment process. At the time of this synchronization establishment process, the master-side wireless communication device 10-1 broadcasts an IQ (Inquiry) packet to check what kind of communicable devices exist in the vicinity, and scans the inquiry. I do. On the other hand, the slave-side wireless communication device 10-2 attempts to receive the IQ packet. As a result, when the IQ packet is received, the slave-side wireless communication device 10-1 gives its own address to the master-side wireless communication device 10-1. Send a packet for notification. More specifically, the slave-side wireless communication device 10-2 attempts to receive an IQ packet with a time width longer than the signal width of the broadcast IQ packet, and extracts the reception timing at which the IQ packet can be sequentially received. Perform the action.
[0035]
For example, as illustrated in FIG. 5, if the wireless communication device 10-2 on the slave side extracts the reception timing of an IQ packet (in the illustrated example, the IQ packet in slot f (k + 4)), this reception timing is supported. At a predetermined timing (timing specified by the Bluetooth communication standard), an FHS packet (not shown) indicating an attribute such as an address of the own device is transmitted to the master-side wireless communication device 10-1. Thereafter, the slave-side wireless communication device 10-2 again receives the IQ packet from the master-side wireless communication device 10-1 in the slot f (k + 4), and the synchronization ensuring packet is mastered in the slot f (k + 5). To the wireless communication device 10-1 on the side, thereby establishing synchronization between the wireless communication devices 10-1 and 10-2. After the synchronization is established, each of the wireless communication device 10-1 and the wireless communication device 10-2 performs data communication with each other.
[0036]
When the wireless communication apparatuses 10-1 and 10-2 perform data communication while maintaining synchronization in this manner, if the synchronization is lost for some reason, each of the wireless communication apparatuses 10-1 10-2, a synchronization establishment process (resynchronization establishment process) for establishing synchronization again is executed according to the same resynchronization method stored in 10-2. Hereinafter, this process will be described with reference to FIG.
[0037]
As shown in FIG. 4, the
[0038]
If the determination result in step S1 is NO, the
[0039]
When the determination result in step S1 is YES, synchronization is maintained between the wireless communication devices 10-1 and 10-2, and the wireless communication device 10-1 is connected to the wireless communication device 10-2. Data communication is performed (step S2). Next, the
[0040]
If the determination result in step S3 is NO, the
[0041]
Next, the
[0042]
If the determination result of step S7 is YES, the
[0043]
More specifically, in step S7, the master-side radio communication device 10-1 again makes an inquiry (Inquiry) during the synchronization establishment process. In parallel with this, the slave-side wireless communication device 10-2 starts an extraction processing operation at a timing at which an IQ packet transmitted by inquiry broadcast can be received. For example, as illustrated in FIG. 8, the slave-side wireless communication device 10-2 performs a reception timing extraction processing operation so that an IQ packet transmitted in the slot f (k + 4) can be received. Then, when the slave-side wireless communication device 10-2 receives an IQ packet from the master-side wireless communication device 10-1 in the slot f (k + 4), at a predetermined timing corresponding to the reception timing, An FHS packet (not shown) indicating an attribute such as the address of the own device is transmitted to the wireless communication device 10-1 on the master side. After that, the slave-side wireless communication device 10-2 again receives the IQ packet from the master-side wireless communication device 10-1 in the slot f (k + 4), and uses the slot f (k + 5) for ensuring synchronization. By transmitting the packet to the wireless communication device 10-1 on the master side, synchronization is established again. As described above, the master-side wireless communication device 10-1 and the slave-side wireless communication device 10-2 perform synchronization establishment processing for resynchronization according to resynchronization information of the same content, so that substantially the same time As a result, the synchronization establishment process is executed, so that the synchronization is reliably established and the communication is continued.
[0044]
If the determination result in step S8 is NO, does the
[0045]
[6] Effects of the embodiment
As described above, according to the present embodiment, each of the wireless communication devices 10-1 and 10-2 is in accordance with the resynchronization establishment information stored in the
[0046]
[7] Modification of embodiment
The above-described embodiment is merely an example, shows one aspect of the present invention, and can be arbitrarily modified within the scope of the present invention. Accordingly, various modifications will be described below.
[0047]
[7.1] First modification
In the above description, the case where the present invention is applied to Bluetooth, which is a synchronous communication system, has been illustrated. However, the present invention is not limited to this, and the present invention can also be applied to an asynchronous communication system. That is, when the wireless communication devices 10-1 and 10-2 communicate asynchronously, a situation may occur in which communication is interrupted due to a system failure of one of the devices. In preparation for this situation, each of the wireless communication devices 10-1 and 10-2 indicates, as the above-described resynchronization information, the elapsed time from when communication is interrupted until communication is started again, and the time when communication is started again. If the communication start times and the like are transmitted and received with each other, the communication link can be established more reliably and the data communication can be resumed with a small number of processes.
[0048]
[7.2] Second modification
The present invention is preferably applied to a portable wireless communication apparatus that performs battery-driven synchronous communication. For example, the present invention is preferably applied to a battery-driven wireless communication device such as a mobile phone, a personal handy phone, a mobile personal computer, a PDA (Personal Digital Assistants: personal information terminal) with a communication function. Of course, the present invention is not limited to this, and the present invention can be applied to a fixed apparatus.
[0049]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to more reliably establish resynchronization while reducing power consumption during communication required for establishing resynchronization.it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of a wireless communication system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram of a schematic configuration of a wireless communication apparatus according to an embodiment.
FIG. 3 is an explanatory diagram of a data storage state of a payload of a resynchronization information packet.
FIG. 4 is a process flowchart of the embodiment.
FIG. 5 is an operation explanatory diagram when synchronization is established;
FIG. 6 is a diagram illustrating the operation in a synchronized state.
FIG. 7 is an operation explanatory diagram when out of synchronization;
FIG. 8 is an operation explanatory diagram at the time of synchronization re-establishment;
FIG. 9 is a processing flowchart of a conventional example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10-1 ... Wireless communication apparatus (master side), 10-2 ... Wireless communication apparatus (slave side), 11 ... Antenna, 12 ... RF circuit, 13 ... Baseband (BB) circuit, 14 ... Control circuit, 21 ... Antenna Switching circuit, 22 ... Crystal oscillator, 23 ... Transmitting circuit, 24 ... Receiving circuit, 25 ... Input / output (I / O) interface, 26 ... Oscillator circuit, 31 ... Input / output (I / O) interface, 32 ... Oscillation control Circuit, 33 ... Transmission control circuit, 34 ... Control CPU, 35 ... Reception control circuit, 36 ... ROM, 37 ... RAM, 38 ... Input / output (I / O) interface, 41 ... Control CPU, 42 ... ROM, 43 ...
Claims (8)
前記通信部によって送受信された再同期情報を記憶する記憶部と、
前記無線通信装置との同期が外れた場合に、前記記憶部に記憶されている再同期情報に定められたタイミングで前記無線通信装置との同期を再度確立する処理を行なう再同期確立処理部と
を備えたことを特徴とする無線通信装置。 Timing of re-establishing synchronization with the wireless communication device in preparation for a case where the wireless data communication is interrupted due to loss of synchronization with the wireless communication device during wireless data communication with one or more wireless communication devices A communication unit that transmits and receives the resynchronization information that defines
A storage unit for storing resynchronization information transmitted and received by the communication unit;
A resynchronization establishment processing unit that performs processing for reestablishing synchronization with the wireless communication device at a timing determined in resynchronization information stored in the storage unit when synchronization with the wireless communication device is lost ; A wireless communication apparatus comprising:
前記再同期確立処理部は、前記無線通信装置との同期が外れた場合に、前記記憶部に記憶されている再同期情報に定められたタイミングで前記無線通信装置との同期を再度確立する処理を前記無線通信装置と協働して行うことを特徴とする無線通信装置。 The wireless communication device according to claim 1, wherein
The resynchronization establishment processing unit is a process of reestablishing synchronization with the wireless communication device at a timing determined in the resynchronization information stored in the storage unit when the synchronization with the wireless communication device is lost. Is performed in cooperation with the wireless communication device.
前記通信部は、1以上の無線通信装置と無線データ通信を行っている間に、前記無線通信装置との同期が外れて前記無線データ通信が途切れた場合に備え、前記無線通信装置との同期を再度確立するタイミングを定めた再同期情報を、予め定められた時間間隔で前記無線通信装置と送受信することを特徴とする無線通信装置。The wireless communication device according to claim 1 , wherein
The communication unit is synchronized with the wireless communication device in preparation for a case where the wireless data communication is interrupted due to loss of synchronization with the wireless communication device while performing wireless data communication with one or more wireless communication devices. A wireless communication device characterized by transmitting and receiving resynchronization information with a predetermined time interval to and from the wireless communication device.
前記再同期情報は、前記無線通信装置との同期を再度確立するタイミングを、前記同期が外れてからの経過時間を用いて定めていることを特徴とする無線通信装置。The wireless communication device according to claim 1 Symbol placement,
The resynchronization information, wireless communication device, characterized in that the timing for establishing synchronization again with the wireless communication device, wherein synchronization is determined using the elapsed time from off.
前記再同期情報には、さらに前記無線通信装置との同期を再度確立する処理を行う場合に当該処理を繰り返して行う回数が定められていることを特徴とする無線通信装置。The wireless communication device according to claim 4 Symbol mounting,
The re-synchronization information defines a number of times that the process is repeated when a process for re-establishing synchronization with the wireless communication apparatus is performed.
前記再同期情報は、前記無線通信装置との同期を再度確立するタイミングを、前記無線通信装置との同期を再度確立する処理を最初に行う時刻と、当該時刻以降に前記処理を行なう時間間隔とを用いて定めており、かつ、前記再同期情報には前記処理を行なう場合に当該処理を繰り返して行う回数が定められていることを特徴とする無線通信装置。The wireless communication device according to claim 1 Symbol placement,
The re-synchronization information includes a timing for re-establishing synchronization with the wireless communication device, a time when processing for re-establishing synchronization with the wireless communication device is first performed, and a time interval for performing the processing after the time. And the resynchronization information defines the number of times to repeat the process when the process is performed .
1以上の無線通信装置と無線データ通信を行っている間に、前記無線通信装置との同期が外れて前記無線データ通信が途切れた場合に備え、前記無線通信装置との同期を再度確立するタイミングを定めた再同期情報を前記無線通信装置と送受信する通信過程と、
前記通信過程にて送受信された再同期情報をメモリに記憶する記憶過程と、
前記無線通信装置との同期が外れた場合に、前記メモリに記憶されている再同期情報に定められたタイミングで前記無線通信装置との同期を再度確立する処理を行なう再同期確立過程と
を備えたことを特徴とする無線通信装置の制御方法。A method for controlling a radio communications device,
Timing of re-establishing synchronization with the wireless communication device in preparation for a case where the wireless data communication is interrupted due to loss of synchronization with the wireless communication device during wireless data communication with one or more wireless communication devices the resynchronization information and communication process for transmitting and receiving said radio communication device that defines the,
Storing the resynchronization information transmitted and received in the communication process in a memory;
When the synchronization with the wireless communications device is out, the more resynchronization probability Tatsuyogi performing processing to establish synchronization again between the said at timing determined in the resynchronization information stored in the storage wireless communication device and A method for controlling a wireless communication apparatus, comprising:
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