JP3535716B2 - 耐久性に優れた塗装鋼材 - Google Patents
耐久性に優れた塗装鋼材Info
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などの塗替え塗装を含めた維持管理業務の日常的遂行が
困難な鋼構造物に用いる鋼材に属するものであり、特に
は海岸近郊あるいは凍結防止として道路に塩化物を散布
することのある寒冷地等の塩害環境に適した鋼構造物に
属するものである。
添加した耐候性鋼材としてJIS に溶接構造用耐候性熱間
圧延鋼材(SMA:JIS G 3114)と高耐候性圧延鋼材(SPA:JIS
G 3125)の二種が規定され、また、後述する特許公報に
も耐候性鋼材が開示されている。耐候性鋼は、鋼材表面
に生成した緻密な安定錆層により永続的な腐食の進行を
遮るといった鋼であり、内陸地方等では使用実績があ
る。
鋼が安定な錆層を生成するまでには約10年以上もの長期
間を要し、実用上は初期の腐食およびそれに伴う赤錆の
流出などが問題になっている。温暖湿潤な気候である日
本では特にその傾向が強い。耐候性鋼を裸使用する際
の、錆安定化までの錆汁による周囲構造物の汚染などを
防止する目的で錆安定化処理が一般に行われている。た
だし、この方法も錆汁を防ぐのみで裸使用と同様、塩分
が多く飛来する環境では緻密な錆層の生成が阻害され期
待した効果が得られないといった問題がある。
決する手段も従来から提案されている。特公昭53-22530
号公報、特公昭56-33991号公報、特公昭58-39915号公
報、特公昭58-17833号公報、特開平02-133480 号公報、
特公平06-21273号公報等では耐候性鋼の表面に樹脂を塗
装することにより外部環境からの飛来塩分の侵入を防ぎ
安定錆の生成を促進する方法が提案されている。例え
ば、特開平02-133480 号公報には、鱗片状結晶構造のFe
3O4 、燐酸、ブチラール樹脂および残部が溶剤である安
定錆の生成を促進する表面処理液が、特公平06-21273号
公報には、P 、Cu、Cr、Ni、SiおよびMoの化合物の1種
以上、Fe2O3+Fe3O4 、燐酸、ビスフェノール系エポキシ
樹脂および残部が溶剤と塗料補助剤である塗装液を塗布
する錆安定化表面処理方法が開示してある。しかし、こ
れらの方法はいずれも耐候性鋼材そのものを改善したも
のではなく安定錆の生成を促進するには問題がある。す
なわち、樹脂塗装は、通常、微小な欠陥を有しており、
その欠陥個所においては塗膜の効果が期待できない。さ
らには、塗膜欠陥部での腐食の進行は塗膜−素地界面で
の隙間腐食を引き起こすこととなり、安定錆層が生成す
る以前に塗膜自体の剥離、脱落を招くこともある。した
がって、塩分の飛来が避けられないような環境において
の耐候性鋼の使用は制限を受けることとなり、大きな問
題となっている。
せる元素であり、鋼材を現場溶接する機会の多い、特に
橋梁等の構造物においては、耐候性鋼の適用範囲を狭め
ることになっている。
なされたもので、塩分の飛来が避けられない環境におい
て使用する塗装鋼材の耐久性と良好な溶接性を兼ね備え
た塗装鋼材を提供することを目的とする。
C:0.20%以下、 Si:0.10〜1.0 %、Mn:2.5%以下、 Cu:
0.05〜3.0 %、 Ni:0.05〜6.0 %、S:0.02%以下、P:
0.05%以下(0.05%を除く)、 Cr:0.20%以下、 Ti: 0.
03〜1.0 %を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物か
らなる耐久性に優れた塗装鋼材である。
を含有する上記の耐久性に優れた塗装鋼材である。
%、La:0.0001 〜0.05%、 Ce:0.0001〜0.05%のうちの
いずれか一種以上を含有する上記の耐久性に優れた塗装
鋼材である。
を含有し、 Ca:0.0001〜0.01%、La:0.0001 〜0.05%、
Ce:0.0001〜0.05%のうちのいずれか一種以上を含有す
る上記の耐久性に優れた塗装鋼材である。
Crの含有量を0.05%以下にした耐久性に優れた塗装鋼材
である。
境中に存在する水分、酸素あるいは塩素イオンといった
腐食促進因子が物理的もしくは電気化学的作用により基
材である鋼に到達し難くなるため、鋼の腐食反応は遅延
し、特別な防食処理を施すことなしに腐食速度は無視で
きる程度まで減少することが知られている。耐候性鋼は
こうした緻密錆による自己防食作用を積極的に利用した
鋼である。
錆の緻密化を促進する元素を微量添加することにより耐
候性鋼を得ることができる。すなわち、耐候性鋼とは裸
材にて使用することによって、その作用効果を発現する
ことができる鋼種である。しかしながら、発明が解決し
ようとする課題に記載したように、耐候性鋼の有する安
定錆生成の促進作用は飛来塩分が無視できない塩害環境
下では、その十分な効果は発揮されない。そこで、安定
錆が生成するまでの期間、飛来塩分が鋼に到達すること
を避ける目的で鋼表面に薄い樹脂塗膜を施すといった対
応策が種々考案されているが、既述したような塗膜欠陥
の問題があるため有効な対策とはなっていないのが実状
である。
を鋭意検討した結果、鋼成分として含まれるCrが腐食因
子として影響していることを見いだした。すなわち、塗
膜欠陥において鋼が腐食反応を開始すると、鉄原子に伴
い微量溶解するCrイオンはClイオンの作用も加わって欠
陥内におけるpH低下の原因となり、欠陥内での凝集水分
の酸化性を促進することにより塗膜−素地界面での隙間
腐食を誘発する作用をもたらすことを見いだした。
より塩害地域における樹脂塗装耐候性鋼の耐久性向上の
ための成分設計の考えとして、以下に記す三つの視点が
重要であることが理解できる。
欠陥部における腐食促進要因を減じること。 (2) Cr添加の代替となる安定錆生成促進元素を探索−添
加すること。 樹脂塗膜がある場合、塗膜健全部では塗膜による遮蔽効
果により塩分は鋼に到達することが困難となり、また塗
膜欠陥部においても欠陥(傷)幅が十分に小さい場合に
は、塗膜の厚みが物理的な障壁となって飛来塩分は素地
には到達しにくいこととなる。したがって、塗膜欠陥内
部における著しいpH低下を抑制し、成分元素のコントロ
ールができれば、塩害環境下においても長寿命の塗装鋼
材が提供できるものと考えられる。 (3) 塗膜欠陥内でのpH低下を緩衝する作用を有する元素
を探索−添加すること。すなわち、微量溶解することに
よって、pHをアルカリ側へ高める作用を有する元素を添
加すること。
は安定錆を形成しうるが、表面を覆う被覆材については
経済性、施工性、簡便さなどから最も一般的な有機樹脂
系の塗装を施したものが推奨される。ポリエステル系、
エポキシ系、ウレタン系など鋼表面を覆えるものであれ
ば、あらゆる樹脂が塗装可能であるが、発明者らの実験
では強靱で撓み性があり衝撃強さが大きく、金属との接
着性に優れるブチラール樹脂が最も優れた樹脂である。
であり、各添加成分ごとにその作用効果および添加範囲
の限定理由を以下に説明する。
P およびCrについて説明する。P およびCrは安定錆層の
生成を促進するために、従来の裸使用を主とした耐候性
鋼では欠くことのできない元素である。しかし、Pは溶
接性を大きく劣化させる元素であり、鋼材を現場溶接す
る機会の多い、特に橋梁等の構造物においては、耐候性
鋼の適用範囲を狭めることになっている。このため、耐
候性鋼の溶接性を考慮して、Pは0.05%を上限とした
(請求項1)。また、Crは上述のように、塗膜欠陥部で
は、pH低下の原因となり、欠陥内での凝集水分の酸化性
を促進することにより塗膜−素地界面での隙間腐食を誘
発する作用をもたらすので、Crは 0.2%を上限とした
(請求項1)。
化させる元素であるため、耐候性鋼の溶接性にさらに重
点をおく場合は、Crは0.05%を上限とした(請求項
5)。なお、溶接性を重視する場合は、本発明の成分範
囲内で炭素当量(Ceq) を考慮すればよい。
れたCr添加の代替となる必須添加元素であり、Cr、Cu、
Niと同様、生成錆を緻密化し安定錆層の生成を促進する
有益な作用を有しているとともに、非常に優れた耐食性
も有している。また、鋼の清浄化という利点も併せ持っ
ている。こうした効果は0.01%以上の添加で得られる
が、0.03%を超えて添加するとその効果は著しく上昇
し、0.05%以上の添加がさらに望ましい。しかし、過剰
な添加を行っても、その効果は飽和傾向を示し、経済的
にも好ましくないので、Tiは 1.0%を上限とした。した
がって、Ti含有量は0.01〜1.0 %の範囲とする。
明で選択されたCr添加の代替となる添加元素であり、C
r、Cu、Niと同様、生成錆を緻密化し安定錆層生成を促
進する作用を有している。こうした効果は0.05%以上の
添加で得られ、Tiと複合添加することにより、その効果
は増す。しかし、過剰な添加を行っても、その効果は飽
和傾向を示すばかりでなく、溶接性劣化も懸念されるの
で、Alは0.50%を上限とした。したがって、Al含有量は
0.05〜0.50%の範囲とする。
で選択された塗膜欠陥内でのpH低下を緩衝する作用を有
する添加元素で、これらの元素は塗膜下腐食進行過程に
おいて、鉄の腐食反応に伴う微量溶解でアルカリ性を呈
する(アノード溶解先端部の溶液pH緩衝効果)元素であ
り、塗膜欠陥部での隙間腐食を抑制する作用を有する。
すなわち、これらの元素は溶解時にpHを上げて隙間腐食
を抑制する。先に述べたように、Crは溶解時にpHを下げ
隙間腐食を促進させるが、溶解時にpHを上げる元素(C
a、La、Ce)が存在すれば、隙間腐食の進行を抑制し、
また溶解によりpHを下げる元素(Cr)が存在しなけれ
ば、隙間腐食の進行は防止できるわけである。これらの
相乗効果により、本発明の塗装鋼材は塗膜欠陥部での外
部からの塩分による塩素イオンの濃度の悪影響を抑制
し、優れた耐候性を発揮する。これらの元素は1種のみ
の添加、または複合添加においてもその効果を発揮す
る。
の効果を発揮するが、添加量を過剰に増加してもその効
果は飽和する。さらにCaの多量の添加は、製鋼における
精錬炉の炉壁損傷の原因となる危険性も有している。し
たがって、それぞれの添加量の上限値を考慮して、Ca含
有量は0.0001〜0.01%の範囲、La含有量は0.0001〜0.05
%の範囲、Ce含有量は0.0001〜0.05%の範囲とする。
について説明する。C は、鋼の強度確保のための必須元
素であるが、添加量が増すと溶接性および耐食性を劣化
させる。したがって、C 含有量は0.20%以下とした。な
お、十分な溶接性および耐食性を確保するためには、C
含有量は0.15%以下が望ましい。
るには0.10%以上の添加が必要である。さらにSiは、安
定錆の生成を促進し耐食性向上効果も有する。しかし、
多量の添加は溶接性低下の原因となる。したがって、Si
含有量は0.10〜1.0 %の範囲とする。なお、望ましい添
加範囲は0.15〜0.65%の範囲である。
して有効であるが、多量に鋼中に存在すると加工性や靱
性の低下およびMnS の生成促進のため耐食性の劣化を招
く恐れがある。したがって、Mn含有量は2.5 %以下とし
た。
り、生成錆を緻密化して安定錆生成を促進する作用を有
する必須元素である。こうした作用は0.05%以上の添加
で発揮されるが、1.0 %を超えて添加しても、それ以上
の効果は得られず、むしろ熱間圧延時に素材の脆化を引
き起こす恐れがある。したがって、Cu含有量は0.05〜1.
0 %の範囲とする。なお、熱間脆性防止の観点からは、
Cu添加量の上限は 0.5%とすることが望ましい。ただ
し、熱間脆化促進元素である Sの含有量を0.02%以下と
すれば、Cuは上限 3.0%まで添加可能である。この場
合、 Sは腐食の起点となる MnSあるいは FeS形成に関わ
るものであり、そのため、耐久性改善には S含有量を0.
02%以下に限定するのは有効であり、その効果はCu上限
3%までの添加により顕著に発揮される。なお、 Sの含
有量は0.01%以下が好ましく、さらには0.005%以下が
より好ましい。
元素であり、その効果を得るためには0.05%以上の添加
が必要である。さらにNiはCuの添加の際に危惧される熱
間脆性を抑制する効果もある。しかし、3.0 %を超えて
添加しても耐食性向上作用は飽和する。したがって、Ni
含有量は0.05〜3.0 %の範囲とする。ただし、熱間脆化
促進元素である Sの含有量を0.02%以下とすれば、Niは
上限 6.0%まで添加可能である。この場合も、上記のよ
うに MnSあるいは FeSが腐食の起点となるため、耐久性
改善には S含有量を0.02%以下に限定するのは有効であ
り、Ni添加量は上限 6%までの範囲内において増量する
ことは耐久性改善に有効である。
る類似の方法として特許番号第2572447 号があるが、こ
の特許は塗装鋼材を対象にしたものではなく、そのため
塗膜欠陥部における腐食促進要因であるCrを減じること
の明言や、本発明特有のTiの効果には一切触れていない
点で、本発明の技術思想とは根本的に異なるものであ
る。
減じること(Crの低減)、Cr添加の代替となる安定錆生
成促進元素の添加(Ti、Alの複合添加)、塗膜欠陥内で
のpH低下を緩衝する作用を有する元素の添加(Ca、La、
Ceの複合添加)、溶接性に悪影響を及ぼす元素の低減
(P 、Crの低減)は、お互いに悪影響を及ぼすものでは
なく、相互に効果があるものであり、むしろ耐候性の向
上は溶接性の向上にも繋がり得るので、これらの元素は
複合添加しても何らかまわない。
2および表3に示す化学成分の鋼板と樹脂との組合せに
よる供試材を製作し、図1に示すように供試材の表面に
カッターナイフでクロスカット式の人工塗膜欠陥を入
れ、促進試験および大気暴露試験により供試材の長期耐
久性を評価した。鋼板への塗装処理は、いずれの塗料系
の場合も、下地処理としてサンドブラスト処理後、スプ
レー塗装にて厚さ10μm まで塗装した。表中の塗料Bは
ブチラール樹脂、Pはポリエステル樹脂、Eはエポキシ
樹脂、Uはウレタン樹脂、Fはフッ素樹脂を意味する。
(カーボンアークランプ照射→塩水浸漬(0.1%と0.5 %
と3.0 %の三種類) →恒温恒湿)にて行い、60サイクル
後に外観およびクロスカットからの塗膜下腐食の広がり
幅を評価した。大気暴露試験は、南向き、水平に対して
30°の傾斜で一年間暴露(週一回の0.1 %の塩水散布)
した。大気暴露試験の評価は、促進試験と同様、外観お
よびクロスカットからの塗膜下腐食の広がり幅を評価し
た。なお、クロスカットからの塗膜下腐食の広がり幅の
評価は、広がり幅を8点計測し、その平均値で評価し
た。また、外観評価のレイティングナンバ(RN)は外
観を見て最も良好な場合を10、損傷が大きくなるに従い
順に数値を下げ、最も損傷が大きい場合(全面腐食)を
1とした。それぞれの総合評価を相対的に◎、○、△、
×などで表示した。その結果を表4、表5および表6に
示す。
者らの行ったTi添加量と耐候性との関係について示す。
供試材は本発明の請求項1に準拠した材料で、実験方法
は図2に示す複合サイクル試験である。評価は表面性状
(レイティングナンバ)および塗膜欠陥部でのふくれ幅
などで総合評価したものである。図3における耐候性指
数は1−平均ふくれ幅(mm)で表示しており、指数が大き
いものほど耐候性が優れていることになる。Ti添加量の
増加とともに耐候性は上昇するが、0.05%以上添加すれ
ば効果はかなり高いことがわかる。
に、本発明による塗装鋼材と比較鋼の優劣の差は歴然と
している。比較鋼について個々に説明すると、No.1は普
通鋼、No.2およびNo.3はいわゆる耐候性鋼であるが、Cr
を含有しているため、pHが低下し塗膜下腐食の広がり幅
が大きい。No.4はC 量が多すぎるため、No.5はCr添加の
代替となる安定錆生成促進元素およびpH低下を緩衝する
元素を含有していないため、No.6は耐候性鋼の基本成分
であるCu、Niを含有していないため、そしてNo.7はCr含
有量が多すぎるため、それぞれ耐食性が不十分となり表
3の結果を生じたものと考える。また、No.32 およびN
o.33 は S量が多いため、鋼板製造工程で熱間割れが発
生したため促進試験および大気暴露試験は行えなかっ
た。なお、表4、表5および表6の結果は、本発明の十
分な有用性を証明しているものである。
に、本発明による塗装鋼材は飛来塩分の影響が無視でき
ない塩害環境下においても優れた長期耐久性を有してお
り、鋼構造物の維持管理業務を最小化できる鋼材とし
て、道路に塩化物を散布する寒冷地も含めた内陸部から
海岸近郊までの幅広い領域にて実用できる優れた特性を
有し、かつCrおよびP 含有量を低減しているので従来耐
候性鋼にはない良好な溶接性を兼ね備えている。
す図である。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 質量%で、C:0.20%以下、 Si:0.10〜1.
0 %、Mn:2.5%以下、 Cu:0.05〜3.0 %、 Ni:0.05〜6.
0 %、S:0.02%以下、P:0.05%以下(0.05%を除く)、
Cr:0.20%以下、 Ti:0.03〜1.0 %を含有し、残部がFe
および不可避的不純物からなることを特徴とする耐久性
に優れた塗装鋼材。 - 【請求項2】 さらに、質量%で、Al:0.05 〜0.50%を
含有する請求項1記載の耐久性に優れた塗装鋼材。 - 【請求項3】 さらに、質量%で、 Ca:0.0001〜0.01
%、La:0.0001 〜0.05%、 Ce:0.0001〜0.05%のうちの
いずれか一種以上を含有する請求項1または2記載の耐
久性に優れた塗装鋼材。 - 【請求項4】 さらに、質量%で、 Al:0.05〜0.50%を
含有し、Ca:0.0001〜0.01%、 La:0.0001〜0.05%、 C
e:0.0001〜0.05%のうちのいずれか一種以上を含有する
請求項1〜3のいずれか1項記載の耐久性に優れた塗装
鋼材。 - 【請求項5】 質量%で、C:0.20%以下、 Si:0.10〜1.
0 %、Mn:2.5%以下、 Cu:0.05〜3.0 %、 Ni:0.05〜6.
0 %、S:0.02%以下、P: 0.05%以下(0.05%を除く)、
Cr:0.05%以下、 Ti: 0.03〜1.0 %を含有し、残部がF
eおよび不可避的不純物からなることを特徴とする耐久
性に優れた塗装鋼材。 - 【請求項6】 さらに、質量%で、 Al:0.05〜0.50%を
含有する請求項5記載の耐久性に優れた塗装鋼材。 - 【請求項7】 さらに、質量%で、 Ca:0.0001〜0.01
%、La:0.0001 〜0.05%、 Ce:0.0001〜0.05%のうちの
いずれか一種以上を含有する請求項5または6記載の耐
久性に優れた塗装鋼材。 - 【請求項8】 さらに、質量%で、 Al:0.05〜0.50%を
含有し、Ca:0.0001〜0.01%、 La:0.0001〜0.05%、 C
e:0.0001〜0.05%のうちのいずれか一種以上を含有する
請求項5〜7のいずれか1項記載の耐久性に優れた塗装
鋼材。
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JP8064697 | 1997-03-31 | ||
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- 1997-12-01 JP JP33017297A patent/JP3535716B2/ja not_active Expired - Lifetime
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