JP3525269B2 - パワーステアリング装置 - Google Patents
パワーステアリング装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D5/00—Power-assisted or power-driven steering
- B62D5/06—Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Description
油圧ポンプを作動油圧の発生源とし、この作動油圧で操
舵補助を行うパワーステアリング装置の改良に関するも
のである。
ンプを作動油圧の発生源とし、この作動油圧で操舵補助
を行うパワーステアリング装置の1例の要部構成を示す
ブロック図である。このパワーステアリング装置は、制
御部1が指示する電動モータ4の目標回転速度に応じた
印加電圧の目標値に従って、モータ駆動回路2が電動モ
ータ4に電圧を印加して駆動させ、電動モータ4は油圧
ポンプ5を駆動して作動油圧を発生させる。
れ、舵輪軸の下端に設けられたピニオンギア6cを含む
ギア装置(図示せず)が作動することにより、パワーシ
リンダ(図示せず)へ通じるパイプライン6a,6bへ
圧送する作動油の圧力を制御する。これにより、パワー
シリンダが作動して、舵輪7の操作方向に操作量に応じ
た操舵補助力を発生するようになっている。モータ駆動
回路2及び電動モータ4の間には、電動モータ4に流れ
る電流を検出するモータ電流検出回路3(負荷検出手
段)が設けられ、そのモータ電流検出信号は制御部1へ
入力される。制御部1は、このモータ電流検出信号によ
り、電動モータ4の目標回転速度を切り換え制御するよ
うになっている。
グ装置では、制御部1は、舵輪7が操作されず操舵補助
力を必要としないとき(電動モータ4に流れる電流は小
さい)は、エネルギー消費量を抑えるため、図22に示
すように、モータ駆動の制御モードを待機回転モード
(低回転速度)にして、電動モータ4の出力を減少させ
ている。そして、舵輪7が操作されてコントロールバル
ブ6が作動し、作動油圧が上昇して負荷が増大し、電動
モータ4に流れる電流が増加して、モータ電流検出回路
3のモータ電流検出信号が、待機回転モードから高回転
速度のアシスト回転モードへ遷移するための閾値に達す
ると、制御部1は、モータ駆動の制御モードをアシスト
回転モード(高回転速度)に切り換えて、電動モータ4
の出力を増加させるようにしている。
アリング装置では、図21(a)に示すように、モータ
電流検出信号が上述した閾値付近で増減した場合、図2
1(b)に示すように、待機回転モードとアシスト回転
モードとの切り換えが繰り返される(ハンチングする)
ので、操舵補助力が変動して、操舵感覚が悪くなってい
た。
化するので、電動モータ4の負荷も温度変化につれて変
動する。そのため、舵輪が操作されず操舵入力がないと
きでも、起動時からの経過時間によって、モータ電流検
出信号は変動する。また、車両の振動等、粘性抵抗以外
の要因によってもモータ電流検出信号は変動する。従っ
て、待機回転モードからアシスト回転モードへ遷移する
ためのモータ電流検出信号の閾値は、操舵入力以外の要
因によるモータ電流検出信号の変動によりアシスト回転
モードへ遷移することがないように、図22に示すよう
に、無負荷のとき(操舵入力がないとき)のモータ電流
検出信号に対して、十分大きな値に設定しなければなら
ず、操舵補助の応答性を悪くしていた。また、油は経年
変化によって粘性抵抗が小さくなり、無負荷のときのモ
ータ電流検出信号は小さくなるので、経年変化によっ
て、上述の閾値と無負荷のときのモータ電流検出信号と
の差が大きくなり、操舵補助の応答性が悪くなる問題も
あった。
れたものであり、操舵補助がハンチングせず操舵感覚が
優れる他、経年変化及び温度変化による、操舵補助の応
答性への影響を除去できるパワーステアリング装置を提
供することを目的とする。また、操舵補助がハンチング
せず操舵感覚が優れる他、操舵補助の応答性が良いパワ
ーステアリング装置を提供することを目的とする。ま
た、操舵補助がハンチングせず操舵感覚が優れる他、操
舵以外の要因によるモータ電流検出信号の変動の影響を
受けず、操舵補助の応答性が良いパワーステアリング装
置を提供することを目的とする。
パワーステアリング装置は、電動モータが駆動する油圧
ポンプで発生する油圧により操舵補助を行うパワーステ
アリング装置において、前記油圧ポンプの負荷を検出し
その負荷検出信号を出力する負荷検出手段と、該負荷検
出信号を平滑化する平滑化手段と、該平滑化手段が平滑
化した平滑化信号に基づき、前記電動モータの回転速度
を制御する制御手段と、前記平滑化手段が平滑化した平
滑化信号を舵輪からの操舵入力が無いときの平滑化信号
に基づき補正し前記制御手段へ与える平滑化信号補正手
段とを備え、前記制御手段は、前記補正した平滑化信号
が所定値より小さいときに前記電動モータを低回転速度
で駆動制御する待機回転モードと、前記補正した平滑化
信号が所定値より大きいときに前記電動モータを高回転
速度で駆動制御するアシスト回転モードとを有すること
を特徴とする。
は、前記平滑化信号補正手段は、前記平滑化手段が平滑
化した平滑化信号の時々刻々の最小値を検出し保持出力
する最小値保持手段と、前記平滑化信号と該最小値保持
手段が保持出力する最小値との偏差を演算し、前記補正
した平滑化信号として出力する偏差演算手段とを備える
ことを特徴とする。
は、前記平滑化手段からの平滑化信号が、前記最小値保
持手段が保持出力している信号より大きいときは、前記
最小値保持手段が保持出力している信号を所定の特性に
従って漸増させる出力信号漸増手段を備えることを特徴
とする。
は、起動時の前記最小値保持手段の出力を所定値にリセ
ットするリセット回路を備えることを特徴とする。
は、前記平滑化手段はピークホールド回路であることを
特徴とする。
は、前記平滑化手段はローパスフィルタであることを特
徴とする。
は、前記負荷検出信号が、前記ピークホールド回路が保
持出力している信号より小さいときは、前記ピークホー
ルド回路が保持出力している信号を所定の特性に従って
漸減させる出力信号漸減手段を備えることを特徴とす
る。
は、前記ピークホールド回路から前記最小値保持手段へ
与えられる平滑化信号に含まれる、アシスト回転モード
から待機回転モードへの遷移時に生じる前記油圧ポンプ
の慣性負荷による成分を除去する慣性負荷成分除去手段
を備えることを特徴とする。
は、前記慣性負荷成分除去手段は、前記ピークホールド
回路からの平滑化信号が与えられる第2ピークホールド
回路と、該平滑化信号が、該第2ピークホールド回路が
保持出力している信号より小さいときは、該第2ピーク
ホールド回路が保持出力している信号を所定の特性に従
って漸減させる出力信号漸減手段とを有することを特徴
とする。
は、前記平滑化信号補正手段は、前記負荷検出信号を平
滑化し、前記負荷検出信号に含まれる、アシスト回転モ
ードから待機回転モードへの遷移時に生じる前記油圧ポ
ンプの慣性負荷による成分を除去する慣性負荷成分除去
手段と、該慣性負荷成分除去手段が出力した平滑化信号
の時々刻々の最小値を検出し保持出力する最小値保持手
段と、前記平滑化手段が平滑化した平滑化信号と前記最
小値保持手段が保持出力する最小値との偏差を演算し、
補正した平滑化信号として出力する偏差演算手段とを備
え、前記制御手段は、前記補正した平滑化信号に基づき
待機回転モードとアシスト回転モードとを切り換えて、
前記電動モータを駆動制御することを特徴とする。
は、前記慣性負荷成分除去手段からの平滑化信号が、前
記最小値保持手段が保持出力している信号より大きいと
きは、前記最小値保持手段が保持出力している信号を所
定の特性に従って漸増させる出力信号漸増手段を備える
ことを特徴とする。
は、起動時の前記最小値保持手段の出力を所定値にリセ
ットするリセット回路を備えることを特徴とする。
は、前記平滑化手段及び前記慣性負荷成分除去手段は、
それぞれピークホールド回路であることを特徴とする。
は、前記ピークホールド回路のそれぞれの入力信号が、
前記ピークホールド回路がそれぞれ保持出力している信
号より小さいときは、前記ピークホールド回路がそれぞ
れ保持出力している信号を所定の特性に従って漸減させ
るそれぞれの出力信号漸減手段を備えることを特徴とす
る。
は、電動モータが駆動する油圧ポンプで発生する油圧に
より操舵補助を行うパワーステアリング装置において、
前記油圧ポンプの負荷を検出しその負荷検出信号を出力
する負荷検出手段と、該負荷検出信号を平滑化する平滑
化手段と、該平滑化手段が平滑化した平滑化信号に基づ
き、前記電動モータの回転速度を制御し、前記電動モー
タを低回転速度で駆動制御する待機回転モード、及び前
記電動モータを高回転速度で駆動制御するアシスト回転
モードを有する制御手段と、該制御手段が待機回転モー
ドとアシスト回転モードとの切り換えを制御するための
パラメータを、前記平滑化信号に基づき演算するパラメ
ータ演算手段と、該パラメータ演算手段が演算したパラ
メータと所定値との大小を判定し、その判定結果を前記
制御手段へ与えるパラメータ判定手段とを備え、前記制
御手段は、該パラメータ判定手段の判定結果に応じて、
待機回転モードとアシスト回転モードとの切り換え制御
を行うことを特徴とする。
は、前記パラメータ演算手段は、前記平滑化手段が平滑
化した平滑化信号を微分する微分演算手段であることを
特徴とする。
は、前記パラメータ演算手段は、前記平滑化手段が平滑
化した平滑化信号を微分する微分演算手段と、該微分演
算手段が微分した信号と前記平滑化信号とを加算して前
記パラメータとして出力する加算手段とを有することを
特徴とする。
は、前記平滑化手段が平滑化した平滑化信号と所定値と
の大小を判定する平滑化信号判定手段と、該平滑化信号
判定手段の判定結果と前記パラメータ判定手段の判定結
果との論理を演算する論理演算手段とを備え、前記制御
手段は、該論理演算手段の演算結果に応じて、待機回転
モードとアシスト回転モードとの切り換え制御を行うこ
とを特徴とする。
置では、負荷検出手段が油圧ポンプの負荷を検出してそ
の負荷検出信号を出力し、平滑化手段が、その負荷検出
信号を平滑化する。平滑化信号補正手段が、平滑化手段
で平滑化された平滑化信号を舵輪からの操舵入力が無い
ときの平滑化信号に基づき補正し制御手段へ与える。制
御手段は、与えられた補正後の平滑化信号が所定値より
小さいときは、電動モータを待機回転モードの低回転速
度で駆動制御し、与えられた補正後の平滑化信号が所定
値より大きいときは、電動モータをアシスト回転モード
の高回転速度で駆動制御する。
は、最小値保持手段は、平滑化手段が平滑化した平滑化
信号の時々刻々の最小値を検出し保持出力し、偏差演算
手段は、平滑化信号と最小値保持手段が保持出力する最
小値との偏差を演算し補正した平滑化信号として出力す
る。そして、制御手段は、この補正した平滑化信号に基
づき待機回転モードとアシスト回転モードとを切り換え
て、電動モータを駆動制御するので、経年変化及び温度
変化による、無負荷のとき(操舵入力がないとき)の負
荷検出信号の変動の、操舵補助の応答性への影響を除去
できる。
は、前記平滑化手段からの平滑化信号が、最小値保持手
段が保持出力している信号より大きいときは、出力信号
漸増手段が、所定の特性に従って、最小値保持手段が保
持出力している信号を漸増させるので、起動時からの経
過時間による、無負荷のときの負荷検出信号の変動に追
従することができ、この変動の、操舵補助の応答性への
影響を除去できる。
は、リセット回路は、起動時の最小値保持手段の出力を
所定値にリセットするので、最小値保持手段は、無負荷
のときの負荷検出信号を起動時から検出して保持出力す
ることができる。
は、ピークホールド回路は、負荷検出手段が出力する負
荷検出信号を平滑化する。そして、ピークホールド回路
が平滑化した平滑化信号に基づき、制御手段が電動モー
タを駆動制御する。
は、ローパスフィルタは、負荷検出手段が出力する負荷
検出信号を平滑化する。そして、ローパスフィルタが平
滑化した平滑化信号に基づき、制御手段が電動モータを
駆動制御する。
は、負荷検出信号が、ピークホールド回路が保持出力し
ている信号より小さいときは、出力信号漸減手段が、所
定の特性に従って、ピークホールド回路が保持出力して
いる信号を漸減させる。そのため、制御手段は、アシス
ト回転モードから待機回転モードへ遷移するときの、負
荷検出信号の小さな周期の変動には追従しないが、大き
な周期の変動には追従して電動モータを駆動制御するの
で、操舵補助時のハンチングを減らすことができる。
は、慣性負荷成分除去手段は、ピークホールド回路から
最小値保持手段へ与えられる平滑化信号に含まれる、ア
シスト回転モードから待機回転モードへの遷移時に生じ
る油圧ポンプの慣性負荷による成分を除去する。従っ
て、最小値保持手段は、慣性負荷による瞬間的な負荷検
出信号の低下を検出保持することがない。
は、慣性負荷成分除去手段は、与えられた平滑化信号
が、第2ピークホールド回路が保持出力している信号よ
り小さいときは、出力信号漸減手段が、第2ピークホー
ルド回路が保持出力している信号を所定の特性に従って
漸減させる。これにより、ピークホールド回路から最小
値保持手段へ与えられる信号に含まれる、アシスト回転
モードから待機回転モードへの遷移時に生じる油圧ポン
プの慣性負荷による成分を除去する。
では、慣性負荷成分除去手段は、負荷検出信号を平滑化
し、負荷検出信号に含まれる、アシスト回転モードから
待機回転モードへの遷移時に生じる油圧ポンプの慣性負
荷による成分を除去する。最小値保持手段は、慣性負荷
成分除去手段が出力した平滑化信号の最小値を検出し保
持出力する。そして、偏差演算手段は、平滑化手段が平
滑化した平滑化信号と最小値保持手段が保持出力する最
小値との偏差を演算し補正した平滑化信号として出力す
る。制御手段は、この補正した平滑化信号に基づき待機
回転モードとアシスト回転モードとを切り換えて、電動
モータを駆動制御する。
では、慣性負荷成分除去手段からの平滑化信号が、最小
値保持手段が保持出力している信号より大きいときは、
出力信号漸増手段が、最小値保持手段が保持出力してい
る信号を所定の特性に従って漸増させるので、起動時か
らの経過時間による、無負荷のときの負荷検出信号の変
動に追従することができ、この変動の、操舵補助の応答
性への影響を除去できる。
では、リセット回路は、起動時の最小値保持手段の出力
を所定値にリセットするので、最小値保持手段は、無負
荷のときの負荷検出信号を起動時から検出して保持出力
することができる。
では、慣性負荷成分除去手段であるピークホールド回路
は、負荷検出信号を平滑化し、また、負荷検出信号に含
まれる、アシスト回転モードから待機回転モードへの遷
移時に生じる油圧ポンプの慣性負荷による成分を除去す
る。最小値保持手段は、慣性負荷成分除去手段が出力し
た平滑化信号の時々刻々の最小値を検出し保持出力す
る。そして、偏差演算手段は、平滑化手段であるピーク
ホールド回路が平滑化した平滑化信号と最小値保持手段
が保持出力する最小値との偏差を演算し補正した平滑化
信号として出力する。制御手段は、この補正した平滑化
信号に基づき待機回転モードとアシスト回転モードとを
切り換えて、電動モータを駆動制御する。
では、それぞれの出力信号漸減手段が、ピークホールド
回路のそれぞれの入力信号が、ピークホールド回路がそ
れぞれ保持出力している信号より小さいときは、ピーク
ホールド回路がそれぞれ保持出力している信号を所定の
特性に従って漸減させる。また、慣性負荷成分除去手段
であるピークホールド回路と出力信号漸減手段とは、負
荷検出信号に含まれる、アシスト回転モードから待機回
転モードへの遷移時に生じる油圧ポンプの慣性負荷によ
る成分を除去する。
では、負荷検出手段が、油圧ポンプの負荷を検出しその
負荷検出信号を出力し、平滑化手段が、負荷検出信号を
平滑化する。制御手段が、平滑化手段が平滑化した平滑
化信号に基づき、電動モータの回転速度を制御する。パ
ラメータ演算手段は、制御手段が待機回転モードとアシ
スト回転モードとの切り換えを制御するためのパラメー
タを、平滑化手段が平滑化した平滑化信号に基づき演算
する。パラメータ判定手段は、パラメータ演算手段が演
算したパラメータと所定値との大小を判定し、その判定
結果を制御手段へ与える。制御手段は、与えられたパラ
メータ判定手段の判定結果に応じて、待機回転モードと
アシスト回転モードとの切り換え制御を行う。
では、微分演算手段は、平滑化手段が平滑化した平滑化
信号を微分する。パラメータ判定手段は、微分演算手段
が演算したパラメータと所定値との大小を判定し、その
判定結果を制御手段へ与える。制御手段は、与えられた
パラメータ判定手段の判定結果に応じて、待機回転モー
ドとアシスト回転モードとの切り換え制御を行う。
では、微分演算手段は、平滑化手段が平滑化した平滑化
信号を微分し、加算手段は、微分演算手段が微分した信
号と平滑化信号とを加算してパラメータとしてパラメー
タ判定手段へ出力する。
では、平滑化信号判定手段は、平滑化手段が平滑化した
平滑化信号と所定値との大小を判定する。論理演算手段
は、平滑化信号判定手段の判定結果とパラメータ判定手
段の判定結果との論理を演算し、制御手段は、この論理
演算手段の演算結果に応じて、待機回転モードとアシス
ト回転モードとの切り換え制御を行う。
照しながら説明する。図1は、第1〜5発明及び第7〜
9発明に係るパワーステアリング装置の1実施例の要部
構成を示すブロック図である。このパワーステアリング
装置は、制御部1が指示する電動モータ4の目標回転速
度に応じた印加電圧に従って、モータ駆動回路2が電動
モータ4に電圧を印加して回転駆動させ、電動モータ4
は油圧ポンプ5を駆動して作動油圧を発生させる。
れ、舵輪軸の下端に設けられたピニオンギア6cを含む
ギア装置(図示せず)が作動することにより、パワーシ
リンダ(図示せず)へ通じるパイプライン6a,6bへ
圧送する作動油の圧力を制御する。これにより、パワー
シリンダが作動して、舵輪7の操作方向に操作量に応じ
た操舵補助力を発生するようになっている。
は、電動モータ4に流れる電流を検出するモータ電流検
出回路3(負荷検出手段)が設けられ、そのモータ電流
検出信号はピークホールド回路a11へ入力される。ピ
ークホールド回路a11は、このモータ電流検出信号の
ピークを検出し保持出力するが、入力されるモータ電流
検出信号が、保持出力している信号より小さいときは、
図2(a),(b)に示すように、出力信号漸減手段
(図6R1,C1)が、所定の特性に従って、ピークホ
ールド回路a11が保持出力している信号を漸減させる
(但し、入力が保持出力している信号より大きいとき
は、出力を入力に追従させる)。ピークホールド回路a
11が保持出力する信号は、ピークホールド回路b12
へ入力される。ピークホールド回路b12は、入力され
た信号のピークを検出し保持出力するが、入力される信
号が、保持出力している信号より小さいときは、出力信
号漸減手段(図6R6,C3)が、所定の特性に従っ
て、ピークホールド回路b12が保持出力している信号
を漸減させる(但し、ピークホールド回路a11よりも
遅い速度で漸減させる。また、入力が保持出力している
信号より大きいときは、出力を入力に追従させる)。
信号は、最小値ホールド回路15へ入力される。最小値
ホールド回路15は、この入力された信号の最小値を検
出し保持出力するが、入力信号が、保持出力している信
号より大きいときは、出力信号漸増手段(図6R8,R
9,R10,C4)が、図5(a)に示すように、所定
の特性に従って、保持出力している信号を所定値Vref
へ向かって漸増させる(但し、入力が保持出力している
信号より小さいときは、出力を入力に追従させる)。
また、最小値ホールド回路15には、起動時の最小値ホ
ールド回路15の出力を所定値にリセットするためのリ
セット回路17が接続されている。
号は、偏差演算回路16へ入力される。偏差演算回路1
6は、ピークホールド回路a11が保持出力する信号
と、最小値ホールド回路15が保持出力する信号との偏
差を演算し制御部1へ与える。制御部1は、この偏差に
より、図3(b)に示すように、電動モータ4を低電圧
/低回転速度で駆動制御する待機回転モードと、高電圧
/高回転速度で駆動制御するアシスト回転モードとを切
り換え制御し、電動モータ4への印加電圧を指示する。
ング装置の動作を説明する。制御部1は、舵輪7が操作
されず操舵補助力を必要としないとき(電動モータ4に
流れる電流は小さい)は、エネルギー消費量を抑えるた
め、図3(b)に示すように、電動モータ4へ印加する
電圧を一段下げる指示信号を出力し、電動モータ4の出
力を減少させている(待機回転モード)。
ブ6が作動し、作動油圧が上昇して負荷が増大し、電動
モータ4に流れる電流が増加する。モータ電流検出回路
3のモータ電流検出信号が入力されるピークホールド回
路a11の出力と、この出力がピークホールド回路b1
2を経て入力される最小値ホールド回路15の出力とが
入力される偏差演算回路16の出力(偏差)が所定値に
達すると、制御部1は、モータ駆動の制御モードをアシ
スト回転モードに切り換えて、電動モータ4の出力を増
加させる。
検出回路3が出力するモータ電流検出信号のピークを検
出し保持出力するが、入力される信号が、保持出力して
いる信号より小さいときは、図3(a)に示すように、
所定の特性に従って、保持出力している信号は漸減され
る。
回転モードとを切り換えるためのピークホールド回路a
11の出力の閾値を一定とした場合の、モータ電流検出
信号とピークホールド回路a11の出力との関係を示し
ている。モータ電流検出信号が閾値付近で増減したとき
でも、ピークホールド回路a11は、モータ電流検出信
号のピークを保持出力するが、所定の特性に従って、保
持出力している信号は漸減される。そのため、制御部1
は、図3(b)に示すように、待機回転モードからアシ
スト回転モードへ制御モードを一度切り換えるだけで、
ハンチングを起こさない。但し、ピークホールド回路a
11の出力が、漸減して閾値を下回れば、制御部1は、
アシスト回転モードから待機回転モードへ制御モードを
切り換える。
ルド回路a11の出力のピークを検出し保持出力する
が、入力される信号が、保持出力している信号より小さ
いときは、図4に示すように、ピークホールド回路a1
1の出力よりも緩慢に、保持出力している信号は漸減さ
れる。そのため、ピークホールド回路b12の出力は、
ピークを検出しているときはピークホールド回路a11
の出力と同様であるが、保持出力している信号が漸減さ
れるときは、ピークホールド回路a11の出力よりも緩
慢に漸減される。これにより、ピークホールド回路b1
2及び出力信号漸増手段(図6R8,R9,R10)
は、モータ電流検出信号及びピークホールド回路a11
の出力に含まれる、アシスト回転モード(高速回転)か
ら待機回転モード(低速回転)への遷移時(図4
(b))の油圧ポンプ5の慣性力による回転で生じる成
分(図4(a)A部)を除去することができ、最小値ホ
ールド回路15がこの成分を検出することはない。
ド回路b12の出力の最小値を検出し保持出力するが、
入力される信号が、保持出力している信号より大きいと
きは、図5(a)に示すように、所定の特性(例えば、
時定数が数10秒〜数分)に従って、保持出力している
信号は所定値Vref へ向かって漸増される。
ので、電動モータ4の負荷も変動する。そのため、無負
荷のとき(舵輪が操作されず操舵入力がないとき)で
も、起動時からの経過時間によって、モータ電流検出信
号(無負荷電流)は一定ではなく、図4(a)に示すよ
うに、起動されてから油温の上昇(ある程度まで上昇す
れば、略一定に保たれる)と共に、無負荷電流は低下し
て行く。また、油は経年変化によって粘性抵抗が小さく
なるので、油の使用期間によっても、無負荷電流は変化
(低下)する。
による無負荷電流の変動を検出することができる。最小
値ホールド回路15が保持出力している信号を所定値V
refへ向かって漸増させるのは、油温の低下等による無
負荷電流の上昇に対応するためである。最小値ホールド
回路15が保持出力する信号は、偏差演算回路16へ入
力され、ピークホールド回路a11が保持出力する信号
との偏差が演算され制御部1へ与えられる。この偏差
は、無負荷電流の変動が消去されているので、制御部1
での待機回転モードとアシスト回転モードの判定は、無
負荷電流に基づいて決定されていることになる。
せるための時定数が、例えば、数10秒〜数分であるの
で、起動時(直前の最小値ホールド回路15への入力は
0である)に出力を無負荷電流のレベルに瞬時に上昇さ
せることができない(数分かかる)。そのため、図5
(a)に示すように、起動時には、リセット回路17
が、最小値ホールド回路15の出力を無負荷電流のレベ
ル以上の所定値Vref にリセットし、短時間でリセット
解除する(図5(b))。所定値Vref は、無負荷電流
の考えられる最大値(例えば15A)に相当する値とす
る。
置の回路の一例である。ピークホールド回路a11は、
非反転入力端子にモータ電流検出信号が入力されたOP
アンプ20の出力端子にダイオードD1が順接続され、
ダイオードD1のカソードは、OPアンプ20の反転入
力端子に接続され負帰還がかけられる。ダイオードD1
のカソードには、他方が接地された抵抗R1と他方がO
Pアンプ21の非反転入力端子に接続された抵抗R2と
が接続され、OPアンプ21の非反転入力端子には、他
方が接地されたコンデンサC1が接続されている。
C2との並列回路により負帰還がかけられ、他方が接地
された抵抗R3が反転入力端子に接続された差動増幅器
であり、出力端子には他方が接地された抵抗R5が接続
されている。ピークホールド回路a11は、抵抗R1が
無ければ、通常のピークホールド回路であるが、抵抗R
1が付加されているので、抵抗R1とコンデンサC1と
で定まる時定数に従って、保持出力している信号が減衰
する。この減衰する信号はOPアンプ21の差動増幅器
により増幅され、ピークホールド回路b12へ与えられ
る。
端子にOPアンプ21の出力端子が接続されたOPアン
プ22の出力端子にダイオードD2が順接続され、ダイ
オードD2のカソードは、OPアンプ22の反転入力端
子に接続され負帰還がかけられる。ダイオードD2のカ
ソードには、他方が接地された抵抗R6と他方が最小値
ホールド回路15のOPアンプ23の非反転入力端子に
接続された抵抗R7とが接続され、OPアンプ23の非
反転入力端子には、他方が接地されたコンデンサC3が
接続されている。ピークホールド回路b12は、抵抗R
6が無ければ、通常のピークホールド回路であるが、抵
抗R6が付加されているので、抵抗R6とコンデンサC
3とで定まる時定数に従って、保持出力している信号が
減衰する。この減衰する信号は最小値ホールド回路15
のOPアンプ23へ与えられる。
3の出力端子にダイオードD3が逆接続され、ダイオー
ドD3のアノードは、OPアンプ23の反転入力端子に
接続され負帰還がかけられる。ダイオードD3のアノー
ドには抵抗R8が接続され、抵抗R8の他方には、8V
電源が抵抗R9,R10により分圧された所定電圧値V
ref が印加されている。
Pアンプ24の非反転入力端子に接続された抵抗R11
が接続され、OPアンプ24の非反転入力端子には、他
方が接地されたコンデンサC4が接続されている。OP
アンプ24は、負帰還がかけられたバッファ回路であ
る。最小値ホールド回路15は、抵抗R8が無ければ、
通常の最小値ホールド回路であるが、抵抗R8が付加さ
れているので、抵抗R8とコンデンサC4とで定まる時
定数に従って、保持出力している信号が所定電圧値Vre
f へ向かって漸増する。漸増する信号は、OPアンプ2
4のバッファ回路を通じて、偏差演算回路16へ与えら
れる。
抗R13とコンデンサC6との並列回路により負帰還を
かけた差動増幅器であり、OPアンプ25の出力端子に
は他方が接地された抵抗R16が接続されている。OP
アンプ25の反転入力端子には、抵抗R12を通じて、
最小値ホールド回路15からの保持出力信号が入力さ
れ、非反転入力端子には、抵抗R14,R15及びコン
デンサC5からなる平滑回路を通じて、ピークホールド
回路a11の保持出力信号が入力されている。偏差演算
回路16は、OPアンプ25の差動増幅器により、ピー
クホールド回路a11の保持出力信号と最小値ホールド
回路15の保持出力信号との偏差を演算し、制御部1へ
与える。
をOPアンプ26の反転入力端子で受ける。OPアンプ
26は、比較器であり、非反転入力端子には、後述する
閾値決定回路18(図1には図示せず)からの出力が与
えられる。OPアンプ26は、偏差演算回路16からの
偏差が閾値決定回路18からの出力より大きいとき、出
力端子にベースが接続された、エミッタ接地のNPNト
ランジスタ29をオフし、偏差演算回路16からの偏差
が閾値決定回路18からの出力より小さいとき、NPN
トランジスタ29をオンする。
方が8Vの電源に接続された抵抗R18と、他方が接地
された摺動抵抗R17とに接続されている。摺動抵抗R
17の摺動端子は、OPアンプ27の非反転入力端子に
接続されている。OPアンプ27は、出力端子にダイオ
ードD4が順接続され、ダイオードD4のカソードが反
転入力端子と、他方が接地されたコンデンサC7とに接
続されたピークホールド回路である。ダイオードD4の
カソードは、また、抵抗R20を介して、一方が8Vの
電源に接続され他方が接地された摺動抵抗R19の摺動
端子に接続されている。
Pアンプ27の非反転入力端子には、抵抗R18と摺動
抵抗R17とにより定まる正電位が印加され、ダイオー
ドD4のカソードは高電位に維持され、モータ制御目標
値(電動モータ4への印加電圧の目標値)としてモータ
駆動回路2(図1)へ出力される(アシスト回転モー
ド)。NPNトランジスタ29がオンのとき、抵抗R1
8と摺動抵抗R17との接続点は略0電位になり、OP
アンプ27の非反転入力端子には略0電位が印加され、
OPアンプ27の出力は略0電位になる。このとき、ダ
イオードD4のカソードは、摺動抵抗R19と抵抗R2
0とにより定まる比較的低電位になり、モータ制御目標
値としてモータ駆動回路2へ出力される(待機回転モー
ド)。
OPアンプ28の非反転入力端子へも与えられる。閾値
決定回路18は、OPアンプ28に抵抗R24とコンデ
ンサC9との並列回路により負帰還をかけた差動増幅器
であり、OPアンプ28の出力端子には他方が接地され
た抵抗R25が接続されている。OPアンプ28の反転
入力端子は、抵抗R23を介して、一方が8Vの電源に
接続され他方が接地された摺動抵抗R22の摺動端子に
接続されている。閾値決定回路18は、OPアンプ28
の差動増幅器により、モータ制御目標値と摺動抵抗R2
2及び抵抗R23により定まる電位との差を演算し、制
御部1のOPアンプ26の非反転入力端子へ与える。
電源が印加されたツェナーダイオードD5のアノード
に、エミッタ接地されたNPNトランジスタ30のベー
スが接続され、NPNトランジスタ30のコレクタは、
他方が8Vの電源に接続された抵抗R21と、エミッタ
接地されたNPNトランジスタ31のベースとに接続さ
れている。NPNトランジスタ31のコレクタは、他方
が接地されたコンデンサC8と、他方がPNPトランジ
スタ32のベースに接続された抵抗R32とに接続され
ている。PNPトランジスタ32のエミッタは8Vの電
源に、コレクタは最小値ホールド回路15のOPアンプ
24(バッファ回路)の非反転入力端子にそれぞれ接続
されている。
されると、NPNトランジスタ30,31がオンにな
り、PNPトランジスタ32もオンになって、OPアン
プ24の非反転入力端子に略8Vの電位を与える。しか
し、抵抗R32により制限されたPNPトランジスタ3
2のベース電流により、コンデンサC8が充電され、P
NPトランジスタ32のベース電位が上昇すると、PN
Pトランジスタ32はオフになり、OPアンプ24の非
反転入力端子の電位は、抵抗R11とコンデンサC4と
の接続点の電位となる。
及びピークホールド回路b12の1変形例である。この
ピークホールド回路は、OPアンプ33の非反転入力端
子にピークを検出すべき信号が入力され、OPアンプ3
3の出力端子にはダイオードD6が順接続されている。
ダイオードD6には抵抗R26が並列接続され、ダイオ
ードD6のカソードは、OPアンプ33の反転入力端子
に接続され負帰還がかけられている。また、ダイオード
D6のカソードには、他方が接地されたコンデンサC1
0が接続され、ピークホールド回路の保持出力信号は、
ダイオードD6のカソードから出力される。このピーク
ホールド回路の保持出力信号は、抵抗R26(出力信号
漸減手段)に分流される電流により、図7(b)(入
力:細線、出力:太線、以下同様)に示すように、抵抗
R26とコンデンサC10とで定まる時定数に従って入
力信号(OPアンプ33の出力信号)に向かって減衰す
る。
及びピークホールド回路b12の他の変形例である。こ
のピークホールド回路は、OPアンプ34の非反転入力
端子にピークを検出すべき信号が入力され、OPアンプ
34の出力端子にはダイオードD7が順接続されてい
る。ダイオードD7のカソードは、OPアンプ34の反
転入力端子に接続され負帰還がかけられている。また、
ダイオードD7のカソードには、他方が接地されたコン
デンサC11と他方が接地された抵抗R27とが接続さ
れ、ピークホールド回路の保持出力信号は、ダイオード
D7のカソードから出力される。このピークホールド回
路の保持出力信号は、抵抗R27(出力信号漸減手段)
に流れる電流により、図7(d)に示すように、抵抗R
27とコンデンサC11とで定まる時定数に従って0V
電位に向かって減衰する。
及びピークホールド回路b12の他の変形例である。こ
のピークホールド回路は、OPアンプ35の非反転入力
端子にピークを検出すべき信号が入力され、OPアンプ
35の出力端子にはダイオードD8が順接続されてい
る。ダイオードD8のカソードは、OPアンプ35の反
転入力端子に接続され負帰還がかけられている。また、
ダイオードD8のカソードには、他方が接地されたコン
デンサC12と他方が接地された定電流源39とが接続
され、ピークホールド回路の保持出力信号は、ダイオー
ドD8のカソードから出力される。このピークホールド
回路の保持出力信号は、定電流源39(出力信号漸減手
段)の一定電流により、図8(b)に示すように、コン
デンサC12と定電流源39の一定電流とで定まる傾斜
角度を有する直線特性に従って入力信号(OPアンプ3
5の出力信号)に向かって減衰する。
及びピークホールド回路b12の他の変形例である。こ
のピークホールド回路は、OPアンプ36の非反転入力
端子にピークを検出すべき信号が入力され、OPアンプ
36の出力端子にはダイオードD9が順接続されてい
る。ダイオードD9のカソードは、OPアンプ36の反
転入力端子に接続され負帰還がかけられている。また、
ダイオードD9のカソードには、抵抗R28を介して、
他方が接地されたコンデンサC13と他方が接地された
抵抗R29とが接続され、ピークホールド回路の保持出
力信号は、抵抗R28とコンデンサC13と抵抗R29
(但し、R28≪R29とする)との接続点から出力さ
れる。
は、図8(d)に示すように、入力信号の立ち上がりに
おいて、抵抗R28及びコンデンサC13の動作により
少し鈍り、入力信号の立ち下がりにおいて、抵抗R29
(出力信号漸減手段)とコンデンサC13とで定まる時
定数に従って0V電位に向かって減衰する。このピーク
ホールド回路は、図7(c)に示したピークホールド回
路に抵抗R28を追加することで、OPアンプの応答性
に起因する、ピークホールド回路の出力リプル(変動
幅)を減少させており、図9に示すように、平滑化効果
が大きくなる。
の1変形例である。この最小値ホールド回路は、OPア
ンプ37の非反転入力端子に最小値を検出すべき信号が
入力され、OPアンプ37の出力端子にはダイオードD
10が逆接続されている。ダイオードD10には抵抗R
30が並列接続され、ダイオードD10のアノードは、
OPアンプ37の反転入力端子に接続され負帰還がかけ
られている。また、ダイオードD10のアノードには、
他方が接地されたコンデンサC14が接続され、最小値
ホールド回路の保持出力信号は、ダイオードD10のア
ノードから出力される。この最小値ホールド回路の保持
出力信号は、抵抗R30(出力信号漸増手段)に分流さ
れる電流により、図10(b)に示すように、抵抗R3
0とコンデンサC14とで定まる時定数に従って入力信
号(OPアンプ37の出力信号)へ向かって上昇する。
の他の変形例である。この最小値ホールド回路は、OP
アンプ38の非反転入力端子に最小値を検出すべき信号
が入力され、OPアンプ38の出力端子にはダイオード
D11が逆接続されている。ダイオードD11のアノー
ドは、OPアンプ38の反転入力端子に接続され負帰還
がかけられている。また、ダイオードD11のアノード
には、他方が接地されたコンデンサC15と、他方に所
定電位Vref が印加された抵抗R31とが接続され、最
小値ホールド回路の保持出力信号は、ダイオードD11
のアノードから出力される。この最小値ホールド回路の
保持出力信号は、抵抗R31(出力信号漸増手段)に流
れる電流により、図10(d)に示すように、抵抗R3
1とコンデンサC15とで定まる時定数に従って所定電
位Vref へ向かって上昇する(但し、入力信号(OPア
ンプ38の出力信号)が上昇限度である)。
るパワーステアリング装置の1実施例の要部構成を示す
ブロック図である。このパワーステアリング装置は、制
御部1が指示する電動モータ4の目標回転速度に応じた
印加電圧に従って、モータ駆動回路2が電動モータ4に
電圧を印加して回転駆動させ、電動モータ4は油圧ポン
プ5を駆動して作動油圧を発生させる。
れ、舵輪軸の下端に設けられたピニオンギア6cを含む
ギア装置(図示せず)が作動することにより、パワーシ
リンダ(図示せず)へ通じるパイプライン6a,6bへ
圧送する作動油の圧力を制御する。これにより、パワー
シリンダが作動して、舵輪7の操作方向に操作量に応じ
た操舵補助力を発生するようになっている。
は、電動モータ4に流れる電流を検出するモータ電流検
出回路3(負荷検出手段)が設けられ、そのモータ電流
検出信号はローパスフィルタ19へ入力される。ローパ
スフィルタ19は、このモータ電流検出信号を、図12
に示すように平滑化する。ローパスフィルタ19が平滑
化したモータ電流検出信号は、最小値ホールド回路15
へ入力される。最小値ホールド回路15は、この入力さ
れた信号の最小値を検出し保持出力するが、入力信号
が、保持出力している信号より大きいときは、図5
(a)に示すように、所定の特性に従って、保持出力し
ている信号を所定値Vref へ向かって漸増させるための
出力信号漸増手段(図示せず)を有している(但し、入
力が保持出力している信号より小さいときは、出力を入
力に追従させる)。また、最小値ホールド回路15に
は、起動時の最小値ホールド回路15の出力を所定値に
リセットするためのリセット回路17が接続されてい
る。
号は、偏差演算回路16へ入力される。偏差演算回路1
6は、ローパスフィルタ19が平滑化したモータ電流検
出信号と、最小値ホールド回路15が保持出力する信号
との偏差を演算し制御部1へ与える。制御部1は、この
偏差により、図13に示すように、電動モータ4を低回
転速度で駆動制御する待機回転モードと、高回転速度で
駆動制御するアシスト回転モードとを切り換え制御し、
電動モータ4への印加電圧を指示する。
ング装置の動作を説明する。制御部1は、舵輪7が操作
されず操舵補助力を必要としないとき(電動モータ4に
流れる電流は小さい)は、エネルギー消費量を抑えるた
め、図13に示すように、電動モータ4の目標回転速度
を低回転速度にする指示信号を出力し、電動モータ4の
出力を減少させている(待機回転モード)。
ブ6が作動し、作動油圧が上昇して負荷が増大し、電動
モータ4に流れる電流が増加する。モータ電流検出回路
3のモータ電流検出信号が入力されるローパスフィルタ
19の出力信号と、この出力信号が入力される最小値ホ
ールド回路15の出力信号とが入力される偏差演算回路
16の出力(偏差)が所定値に達すると、制御部1は、
モータ駆動の制御モードをアシスト回転モードに切り換
えて、電動モータ4の出力を増加させる。
回路3が出力するモータ電流検出信号を平滑化する。最
小値ホールド回路15は、ローパスフィルタ19の出力
信号の最小値を検出し保持出力するが、入力される信号
が、保持出力している信号より大きいときは、図5
(a)に示すように、所定の特性(例えば、時定数が数
10秒〜数分)に従って、保持出力している信号を所定
値Vref へ向かって漸増させる。その他の最小値ホール
ド回路15の動作及びリセット回路17の動作は、上述
(図1)で説明した第1〜5発明及び第7〜9発明に係
るパワーステアリング装置の最小値ホールド回路15の
動作及びリセット回路17の動作と同様であるので、説
明を省略する。
号は、偏差演算回路16へ入力され、ローパスフィルタ
19が保持出力する信号との偏差が演算され制御部1へ
与えられる。この偏差は、無負荷電流の変動が消去され
ているので、制御部1での待機回転モードとアシスト回
転モードの判定は、無負荷電流に基づいて決定されてい
ることになる。また、ローパスフィルタ19は、モータ
電流検出回路3が出力するモータ電流検出信号を、図1
2に示すように、平滑化して変動幅を小さくするので、
操舵補助のハンチングを減らすことができる他、制御部
1の待機回転モードとアシスト回転モードとを切り換え
制御する閾値を、図13に示すように、無負荷電流へ近
づけることができ、操舵補助の応答性を良くすることが
できる。
に係るパワーステアリング装置の1実施例の要部構成を
示すブロック図である。このパワーステアリング装置
は、モータ電流検出回路3(負荷検出手段)が出力する
モータ電流検出信号がピークホールド回路a11へ入力
される。ピークホールド回路a11は、このモータ電流
検出信号のピークを検出し保持出力するが、入力される
モータ電流検出信号が、保持出力している信号より小さ
いときは、出力信号漸減手段(図示せず)が、図2
(a),(b)に示すように、所定の特性に従って、ピ
ークホールド回路a11が保持出力している信号を漸減
させる。ピークホールド回路a11が保持出力する信号
は、偏差演算回路16へ入力される。
出力するモータ電流検出信号は、ピークホールド回路b
12へも入力される。ピークホールド回路b12は、入
力された信号のピークを検出し保持出力するが、入力さ
れる信号が、保持出力している信号より小さいときは、
出力信号漸減手段(図示せず)が、所定の特性に従っ
て、保持出力している信号を漸減させる(但し、ピーク
ホールド回路a11よりも遅い速度で漸減させる)。そ
の他の構成は、上述(図1)で説明した第1〜5発明及
び第7〜9発明に係るパワーステアリング装置の構成と
同様であるので、説明を省略する。
ング装置の動作を説明する。制御部1は、舵輪7が操作
されず操舵補助力を必要としないとき(電動モータ4に
流れる電流は小さい)は、エネルギー消費量を抑えるた
め、図3(b)に示すように、電動モータ4の目標回転
速度を低回転速度にする指示信号を出力し、電動モータ
4の出力を減少させている(待機回転モード)。
ブ6が作動し、作動油圧が上昇して負荷が増大し、電動
モータ4に流れる電流が増加する。モータ電流検出回路
3のモータ電流検出信号がピークホールド回路a11で
処理された信号と、モータ電流検出回路3のモータ電流
検出信号がピークホールド回路b12で処理され、さら
に最小値ホールド回路15で処理された信号との、偏差
演算回路16で求められた偏差が所定値に達すると、制
御部1は、モータ駆動の制御モードをアシスト回転モー
ドに切り換えて、電動モータ4の出力を増加させる。
検出回路3が出力するモータ電流検出信号のピークを検
出し保持出力するが、入力される信号が、保持出力して
いる信号より小さいときは、図3(a)に示すように、
所定の特性に従って、保持出力している信号は漸減され
る。
回転モードとを切り換えるためのピークホールド回路a
11の出力の閾値を一定とした場合の、モータ電流検出
信号とピークホールド回路a11の出力との関係を示し
ている。モータ電流検出信号が閾値付近で増減したとき
でも、ピークホールド回路a11は、モータ電流検出信
号のピークを保持出力するが、所定の特性に従って、保
持出力している信号は漸減される。そのため、制御部1
は、図3(b)に示すように、待機回転モードからアシ
スト回転モードへ制御モードを一度切り換えるだけで、
ハンチングを起こさない。但し、ピークホールド回路a
11の出力が、漸減して閾値を下回れば、制御部1は、
アシスト回転モードから待機回転モードへ制御モードを
切り換える。
検出回路3が出力するモータ電流検出信号のピークを検
出し保持出力するが、入力される信号が、保持出力して
いる信号より小さいときは、図4に示すように、ピーク
ホールド回路a11の出力よりも緩慢に、保持出力して
いる信号は漸減される。そのため、ピークホールド回路
b12の出力は、ピークを検出しているときはピークホ
ールド回路a11の出力と同様であるが、保持出力して
いる信号が漸減されるときは、ピークホールド回路a1
1の出力よりも緩慢に漸減される。
び出力信号漸減手段は、モータ電流検出信号の出力に含
まれる、アシスト回転モード(高速回転)から待機回転
モード(低速回転)への遷移時(図4(b))の油圧ポ
ンプ5の慣性力による回転で生じる成分(図4(a)A
部)を除去することができ、最小値ホールド回路15が
この成分を検出することはない。その他の動作は、上述
(図1)で説明した第1〜5発明及び第7〜9発明に係
るパワーステアリング装置の動作と同様であるので、説
明を省略する。
ステアリング装置の1実施例の要部構成を示すブロック
図である。このパワーステアリング装置は、制御部1a
が指示する電動モータ4の目標回転速度に応じた印加電
圧に従って、モータ駆動回路2が電動モータ4に電圧を
印加して回転駆動させ、電動モータ4は油圧ポンプ5を
駆動して作動油圧を発生させる。コントロールバルブ6
は、舵輪7が操作され、舵輪軸の下端に設けられたピニ
オンギア6cを含むギア装置(図示せず)が作動するこ
とにより、パワーシリンダ(図示せず)へ通じるパイプ
ライン6a,6bへ圧送する作動油の圧力を制御する。
これにより、パワーシリンダが作動して、舵輪7の操作
方向に操作量に応じた操舵補助力を発生するようになっ
ている。
は、電動モータ4に流れる電流を検出するモータ電流検
出回路3が設けられ、そのモータ電流検出信号は、ピー
クホールド回路8でピークが保持出力され微分演算部1
0へ入力される。微分演算部10は、この保持出力され
た信号を微分し、この微分された値(パラメータ演算
値)は、判定部9aへ入力される。判定部9aは、この
微分された値の、所定値との大小を判定し、その判定結
果を制御部1aへ送る。制御部1aは、この判定結果に
従って、電動モータ4の目標回転速度を指示する。ピー
クホールド回路8は、モータ電流検出回路3が出力する
モータ電流検出信号のピークを検出し保持出力するが、
入力される信号が、保持出力している信号より小さいと
きは、出力信号漸減手段(図示せず)が、図16(c)
に示すように、所定の特性に従って、ピークホールド回
路8が保持出力している信号を漸減させる。
ング装置の動作を説明する。制御部1aは、舵輪7が操
作されず操舵補助力を必要としないとき(電動モータ4
に流れる電流は小さい)は、エネルギー消費量を抑える
ため、図19に示すように、電動モータ4の目標回転速
度を低回転速度にする指示信号を出力し、電動モータ4
の出力を減少させている(待機回転モード)。ピークホ
ールド回路8は、モータ電流検出回路3が出力するモー
タ電流検出信号のピークを検出し、その検出した値を保
持出力するが、入力される信号が、保持出力している信
号より小さいときは、所定の特性に従って、保持出力し
ている信号を漸減させる。微分演算部10は、常時、ピ
ークホールド回路8の保持出力信号を微分し、その微分
した値を判定部9aへ入力している。判定部9aは、こ
の微分した値の、所定値との大小を判定し、その判定結
果を制御部1aへ送っている。
が作動し、作動油圧が上昇して負荷が増大し、電動モー
タ4に流れる電流が増加して、モータ電流検出回路3が
出力するモータ電流検出信号が大きくなると、ピークホ
ールド回路8の保持出力信号も大きくなり、微分演算部
10がこの保持出力信号を微分した値も大きくなる。判
定部9aは、この微分した値(パラメータ演算値)が所
定値P1より大きくなると、その判定結果を制御部1a
へ送り、制御部1aは、この判定結果により、図19に
示すように、電動モータ4の目標回転速度を高回転速度
にする指示信号を出力する。モータ駆動回路2は、この
指示信号に従って、印加する電圧を一段上げて電動モー
タ4を回転駆動させ、その出力を増加させる(アシスト
回転モード)。
作動油圧が下降して負荷が減少し、電動モータ4に流れ
る電流が減少して、モータ電流検出回路3が出力するモ
ータ電流検出信号が小さくなると、ピークホールド回路
8の保持出力信号は、所定の特性に従って漸減し、微分
演算部10がこの保持出力信号を微分した値は小さくな
る(負の値になる)。判定部9aは、この微分した値
(パラメータ演算値)が所定値P2より小さくなると、
その判定結果を制御部1aへ送り、制御部1aは、この
判定結果により、図19に示すように、電動モータ4の
目標回転速度を低回転速度にする指示信号を出力する。
モータ駆動回路2は、この指示信号に従って、印加する
電圧を一段下げて電動モータ4を回転駆動させ、その出
力を減少させる(待機回転モード)。
ば、図16(a)に示すような電動モータ4に流れる電
流の、微分演算部10での微分値は、図16(b)に示
すように、特に強調されるところは無い。このパワース
テアリング装置では、舵輪7が操作されることにより、
図16(c)に示すように、電動モータ4に流れる電流
が急激に増加するときは、ピークホールド回路8の出力
はその急激な増加に追従する一方、操舵に起因しない変
化、例えば電動モータ4の回転むら等の周期的かつ単調
な変化のときは、ピークホールド回路8の出力はその変
化が平滑化されたものとなる。従って、微分演算部10
での微分値は、図16(d)に示すように、操舵に起因
する、電動モータ4に流れる電流の急激な増加のみを強
調することができる。
からの微分値(パラメータ演算値)を判定するための所
定値を小さく設定することができので、舵輪が操作され
始めてから、待機回転モードからアシスト回転モードへ
切換えられる迄の時間のズレが小さくなる。また、モー
タ電流検出信号が閾値付近で増減したときでも、ピーク
ホールド回路8は、モータ電流検出信号のピークを保持
出力するが、所定の特性に従って、保持出力している信
号は漸減され、微分演算部10からの微分値は、僅かに
負の値を示すだけなので、制御部1aは、待機回転モー
ドからアシスト回転モードへ制御モードを一度切り換え
るだけで、ハンチングを起こさない。
ステアリング装置の1実施例の要部構成を示すブロック
図である。このパワーステアリング装置は、モータ駆動
回路2及び電動モータ4の間に、電動モータ4に流れる
電流を検出するモータ電流検出回路3が設けられ、その
モータ電流検出信号は、ピークホールド回路8でピーク
が保持出力され微分演算部10へ入力される。微分演算
部10は、この保持出力された信号を微分し、この微分
された値は、加え合わせ点13で、ピークホールド回路
8からの保持出力信号と加算され、判定部9cへ入力さ
れる。判定部9cは、この加算された値(パラメータ演
算値)の、所定値との大小を判定し、その判定結果を制
御部1aへ送る。制御部1aは、この判定結果に従っ
て、電動モータ4の目標回転速度を指示する。
回路3が出力するモータ電流検出信号のピークを検出し
保持出力するが、入力される信号が、保持出力している
信号より小さいときは、出力信号漸減手段(図示せず)
が、図16(c)に示すように、所定の特性に従って、
ピークホールド回路8が保持出力している信号を漸減さ
せる。その他の要部構成は、上述(図15)で説明した
第15,16発明に係るパワーステアリング装置の実施
例の要部構成と同様であるので、説明を省略する。
ング装置の動作を説明する。制御部1aは、舵輪7が操
作されず操舵補助力を必要としないとき(電動モータ4
に流れる電流は小さい)は、エネルギー消費量を抑える
ため、図19に示すように、電動モータ4の目標回転速
度を低回転速度にする指示信号を出力し、電動モータ4
の出力を減少させている(待機回転モード)。ピークホ
ールド回路8は、モータ電流検出回路3が出力するモー
タ電流検出信号のピークを検出し、その検出した値を保
持出力するが、入力される信号が、保持出力している信
号より小さいときは、所定の特性に従って、保持出力し
ている信号は漸減される。
回路8からの保持出力信号を微分し、その微分した値
は、加え合わせ点13でピークホールド回路8からの保
持出力信号に加算される。加算された値は判定部9cへ
入力され、判定部9cは、この加算された値の、所定値
との大小を判定し、その判定結果を制御部1aへ送って
いる。
が作動し、作動油圧が上昇して負荷が増大し、電動モー
タ4に流れる電流が増加して、モータ電流検出回路3が
出力するモータ電流検出信号が大きくなると、ピークホ
ールド回路8の保持出力信号も大きくなり、微分演算部
10がこの保持出力信号を微分した値も大きくなる。加
え合わせ点13は、ピークホールド回路8の保持出力信
号と、ピークホールド回路8の保持出力信号を微分した
値とを加算し、この加算した値を判定部9cへ送ってい
る。
タ演算値)が所定値P1より大きくなると、その判定結
果を制御部1aへ送り、制御部1aは、この判定結果に
より、図19に示すように、電動モータ4の目標回転速
度を高回転速度にする指示信号を出力する。モータ駆動
回路2は、この指示信号に従って、印加する電圧を一段
上げて電動モータ4を回転駆動させ、その出力を増加さ
せる(アシスト回転モード)。
作動油圧が下降して負荷が減少し、電動モータ4に流れ
る電流が減少して、モータ電流検出回路3が出力するモ
ータ電流検出信号が小さくなると、ピークホールド回路
8の保持出力信号は、所定の特性に従って漸減し、微分
演算部10がこの保持出力信号を微分した値は小さくな
る(負の値になる)。加え合わせ点13は、ピークホー
ルド回路8の保持出力信号と、ピークホールド回路8の
保持出力信号を微分した値とを加算し、この加算した値
を判定部9cへ送っている。
タ演算値)が所定値P2より小さくなると、その判定結
果を制御部1aへ送り、制御部1aは、この判定結果に
より、図19に示すように、電動モータ4の目標回転速
度を低回転速度にする指示信号を出力する。モータ駆動
回路2は、この指示信号に従って、印加する電圧を一段
下げて電動モータ4を回転駆動させ、その出力を減少さ
せる(待機回転モード)。このパワーステアリング装置
では、上述(図15)した第15,16発明に係るパワ
ーステアリング装置の効果に加えて、舵輪7の操作が緩
やかで、モータ電流検出信号の増加率(微分した値)が
小さいときでも、少なくとも、ピークホールド回路8の
保持出力信号により電動モータ4の目標回転速度を制御
できる。
ステアリング装置の1実施例の要部構成を示すブロック
図である。このパワーステアリング装置は、モータ駆動
回路2及び電動モータ4の間に、電動モータ4に流れる
電流を検出するモータ電流検出回路3が設けられ、その
モータ電流検出信号は、ピークホールド回路8でピーク
が保持出力され微分演算部10へ入力される。ピークホ
ールド回路8は、モータ電流検出回路3が出力するモー
タ電流検出信号のピークを検出し保持出力するが、入力
される信号が、保持出力している信号より小さいとき
は、出力信号漸減手段(図示せず)が、図16(c)に
示すように、所定の特性に従って、ピークホールド回路
8が保持出力している信号を漸減させる。
が保持出力する信号を微分し、この微分された値は微分
値判定部9fへ入力される。微分値判定部9fは、この
微分された値の、所定値との大小を判定し、その判定結
果を論理積部14へ送る。一方、ピークホールド回路8
が保持出力する信号は、モータ電流判定部9eへも入力
される。モータ電流判定部9eは、この入力された保持
出力信号の、所定値との大小を判定し、その判定結果を
論理積部14へ送る。論理積部14は、微分値判定部9
f及びモータ電流判定部9eのそれぞれの判定結果の論
理積を演算し、その演算結果を制御部1aへ送る。制御
部1aは、この演算結果に従って、電動モータ4の目標
回転速度を指示する。その他の要部構成は、上述(図1
5)で説明した第15,16発明に係るパワーステアリ
ング装置の要部構成と同様であるので、説明を省略す
る。
ング装置の動作を説明する。制御部1aは、舵輪7が操
作されず操舵補助力を必要としないとき(電動モータ4
に流れる電流は小さい)は、エネルギー消費量を抑える
ため、図19に示すように、電動モータ4の目標回転速
度を低回転速度にする指示信号を出力し、電動モータ4
の出力を減少させている(待機回転モード)。ピークホ
ールド回路8は、モータ電流検出回路3が出力するモー
タ電流検出信号のピークを検出し、その検出した値を保
持出力するが、入力される信号が、保持出力している信
号より小さいときは、所定の特性に従って、保持出力し
ている信号は漸減される。
回路8からの保持出力信号を微分し、その微分された値
は微分値判定部9fへ入力される。微分値判定部9f
は、この微分された値の、所定値との大小を判定し、そ
の判定結果を論理積部14へ送る。モータ電流判定部9
eは、常時、ピークホールド回路8からの保持出力信号
の、所定値との大小を判定し、その判定結果を論理積部
14へ送っている。論理積部14は、微分値判定部9f
及びモータ電流判定部9eのそれぞれの判定結果の論理
積を演算し、その演算結果を制御部1aへ送る。制御部
1aは、この演算結果に従って、電動モータ4の目標回
転速度を指示する。
が作動し、作動油圧が上昇して負荷が増大し、電動モー
タ4に流れる電流が増加して、モータ電流検出回路3が
出力するモータ電流検出信号が増加すると、ピークホー
ルド回路8の保持出力信号も大きくなり、微分演算部1
0がこの保持出力信号を微分した値も大きくなる。微分
値判定部9fは、この微分した値(パラメータ演算値)
が所定値より大きくなると、その判定結果をHレベル信
号として論理積部14へ送る。モータ電流判定部9e
は、ピークホールド回路8からの保持出力信号が所定値
より大きくなると、その判定結果をHレベル信号として
論理積部14へ送る。
ータ電流判定部9eのそれぞれの判定結果が共にHレベ
ルであるとき、Hレベル信号を制御部1aへ送る。制御
部1aは、このHレベル信号により、図19に示すよう
に、電動モータ4の目標回転速度を高回転速度にする指
示信号を出力する。モータ駆動回路2は、この指示信号
に従って、印加する電圧を一段上げて電動モータ4を回
転駆動させ、その出力を増加させる(アシスト回転モー
ド)。
作動油圧が下降して負荷が減少し、電動モータ4に流れ
る電流が減少して、モータ電流検出回路3が出力するモ
ータ電流検出信号が小さくなると、ピークホールド回路
8の保持出力信号は、所定の特性に従って漸減し、微分
演算部10がこの保持出力信号を微分した値は小さくな
る(負の値になる)。微分値判定部9fは、この微分し
た値(パラメータ演算値)が所定値より小さくなると、
その判定結果をLレベル信号として論理積部14へ送
る。モータ電流判定部9eは、ピークホールド回路8か
らの保持出力信号が所定値より小さくなると、その判定
結果をLレベル信号として論理積部14へ送る。
ータ電流判定部9eのそれぞれの判定結果の何れか又は
両方がLレベルであるとき、Lレベル信号を制御部1a
へ送る。制御部1aは、このLレベル信号により、図1
9に示すように、電動モータ4の目標回転速度を低回転
速度にする指示信号を出力する。モータ駆動回路2は、
この指示信号に従って、印加する電圧を一段下げて電動
モータ4を回転駆動させ、その出力を減少させる(待機
回転モード)。
微分値判定部9f及びモータ電流判定部9eのそれぞれ
の判定結果の論理積により、制御部1aが電動モータ4
の目標回転速度を切り換え制御するので、モータ電流判
定部9eの、ピークホールド回路8からの保持出力信号
の大小判定のための所定値を低めに設定できる。従っ
て、上述(図15)した第15,16発明に係るパワー
ステアリング装置の効果に加えて、舵輪7が操作され始
めてから電動モータ4の目標回転速度が高回転速度にな
り、待機回転モードからアシスト回転モードへ切換えら
れる迄の時間のズレが小さくなり操舵補助の応答性が良
くなる。
びモータ電流判定部9eのそれぞれの判定結果の論理和
を演算する論理手段であっても良い。その場合は、モー
タ電流判定部9eの大小判定のための所定値を低めには
設定できないが、電動モータ4に流れる電流が増加し始
めると、ピークホールド回路8からの保持出力信号を微
分した値により、直ちに電動モータ4の目標回転速度が
高回転速度になり、舵輪7が操作され始めてから、待機
回転モードからアシスト回転モードへ切換えられる迄の
時間のズレが小さくなる。また、舵輪7の操作が緩やか
で、モータ電流検出信号の増加率(微分した値)が小さ
いときでも、少なくとも、ピークホールド回路8の保持
出力信号により電動モータ4の目標回転速度を切り換え
制御できる。
係るパワーステアリング装置によれば、操舵補助がハン
チングせず操舵感覚が良くなる他、経年変化及び温度変
化による、操舵補助の応答性への影響を除去できる。
よれば、操舵補助がハンチングせず操舵感覚が良くなる
他、操舵補助の応答性が良くなる。
グ装置によれば、操舵補助がハンチングせず操舵感覚が
良くなる他、操舵以外の要因によるモータ電流検出信号
の変動の影響を受けなくなり、操舵補助の応答性が良く
なる。
グ装置の1実施例の要部構成を示すブロック図である。
明図である。
明するための説明図である。
明するための説明図である。
明するための説明図である。
示す回路図である。
その動作を示す波形図である。
その動作を示す波形図である。
る。
びその動作を示す波形図である。
装置の1実施例の要部構成を示すブロック図である。
る。
を説明するための説明図である。
ング装置の1実施例の要部構成を示すブロック図であ
る。
装置の1実施例の要部構成を示すブロック図である。
を説明するための説明図である。
装置の1実施例の要部構成を示すブロック図である。
装置の1実施例の要部構成を示すブロック図である。
置の動作を説明するための説明図である。
構成を示すブロック図である。
するための説明図である。
するための説明図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 電動モータが駆動する油圧ポンプで発生
する油圧により操舵補助を行うパワーステアリング装置
において、 前記油圧ポンプの負荷を検出しその負荷検出信号を出力
する負荷検出手段と、該負荷検出信号を平滑化する平滑
化手段と、該平滑化手段が平滑化した平滑化信号に基づ
き、前記電動モータの回転速度を制御する制御手段と、
前記平滑化手段が平滑化した平滑化信号を舵輪からの操
舵入力が無いときの平滑化信号に基づき補正し前記制御
手段へ与える平滑化信号補正手段とを備え、前記制御手
段は、前記補正した平滑化信号が所定値より小さいとき
に前記電動モータを低回転速度で駆動制御する待機回転
モードと、前記補正した平滑化信号が所定値より大きい
ときに前記電動モータを高回転速度で駆動制御するアシ
スト回転モードとを有することを特徴とするパワーステ
アリング装置。 - 【請求項2】 前記平滑化信号補正手段は、前記平滑化
手段が平滑化した平滑化信号の時々刻々の最小値を検出
し保持出力する最小値保持手段と、前記平滑化信号と該
最小値保持手段が保持出力する最小値との偏差を演算
し、前記補正した平滑化信号として出力する偏差演算手
段とを備える請求項1記載のパワーステアリング装置。 - 【請求項3】 前記平滑化手段からの平滑化信号が、前
記最小値保持手段が保持出力している信号より大きいと
きは、前記最小値保持手段が保持出力している信号を所
定の特性に従って漸増させる出力信号漸増手段を備える
請求項2記載のパワーステアリング装置。 - 【請求項4】 起動時の前記最小値保持手段の出力を所
定値にリセットするリセット回路を備える請求項3記載
のパワーステアリング装置。 - 【請求項5】 前記平滑化手段は、ピークホールド回路
である請求項1〜4の何れかに記載のパワーステアリン
グ装置。 - 【請求項6】 前記平滑化手段は、ローパスフィルタで
ある請求項1〜4の何れかに記載のパワーステアリング
装置。 - 【請求項7】 前記負荷検出信号が、前記ピークホール
ド回路が保持出力している信号より小さいときは、前記
ピークホールド回路が保持出力している信号を所定の特
性に従って漸減させる出力信号漸減手段を備える請求項
5記載のパワーステアリング装置。 - 【請求項8】 前記ピークホールド回路から前記最小値
保持手段へ与えられる平滑化信号に含まれる、アシスト
回転モードから待機回転モードへの遷移時に生じる前記
油圧ポンプの慣性負荷による成分を除去する慣性負荷成
分除去手段を備える請求項7記載のパワーステアリング
装置。 - 【請求項9】 前記慣性負荷成分除去手段は、前記ピー
クホールド回路からの平滑化信号が与えられる第2ピー
クホールド回路と、該平滑化信号が、該第2ピークホー
ルド回路が保持出力している信号より小さいときは、該
第2ピークホールド回路が保持出力している信号を所定
の特性に従って漸減させる出力信号漸減手段とを有する
請求項8記載のパワーステアリング装置。 - 【請求項10】 前記平滑化信号補正手段は、前記負荷
検出信号を平滑化し、前記負荷検出信号に含まれる、ア
シスト回転モードから待機回転モードへの遷移時に生じ
る前記油圧ポンプの慣性負荷による成分を除去する慣性
負荷成分除去手段と、該慣性負荷成分除去手段が出力し
た平滑化信号の時々刻々の最小値を検出し保持出力する
最小値保持手段と、前記平滑化手段が平滑化した平滑化
信号と前記最小値保持手段が保持出力する最小値との偏
差を演算し、補正した平滑化信号として出力する偏差演
算手段とを備え、前記制御手段は、前記補正した平滑化
信号に基づき待機回転モードとアシスト回転モードとを
切り換えて、前記電動モータを駆動制御する請求項1記
載のパワーステアリング装置。 - 【請求項11】 前記慣性負荷成分除去手段からの平滑
化信号が、前記最小値保持手段が保持出力している信号
より大きいときは、前記最小値保持手段が保持出力して
いる信号を所定の特性に従って漸増させる出力信号漸増
手段を備える請求項10記載のパワーステアリング装
置。 - 【請求項12】 起動時の前記最小値保持手段の出力を
所定値にリセットするリセッ ト回路を備える請求項11
記載のパワーステアリング装置。 - 【請求項13】 前記平滑化手段及び前記慣性負荷成分
除去手段は、それぞれピークホールド回路である請求項
10〜12の何れかに記載のパワーステアリング装置。 - 【請求項14】 前記ピークホールド回路のそれぞれの
入力信号が、前記ピークホールド回路がそれぞれ保持出
力している信号より小さいときは、前記ピークホールド
回路がそれぞれ保持出力している信号を所定の特性に従
って漸減させるそれぞれの出力信号漸減手段を備える請
求項13記載のパワーステアリング装置。 - 【請求項15】 電動モータが駆動する油圧ポンプで発
生する油圧により操舵補助を行うパワーステアリング装
置において、 前記油圧ポンプの負荷を検出しその負荷検出信号を出力
する負荷検出手段と、該負荷検出信号を平滑化する平滑
化手段と、該平滑化手段が平滑化した平滑化信号に基づ
き、前記電動モータの回転速度を制御し、前記電動モー
タを低回転速度で駆動制御する待機回転モード、及び前
記電動モータを高回転速度で駆動制御するアシスト回転
モードを有する制御手段と、該制御手段が待機回転モー
ドとアシスト回転モードとの切り換えを制御するための
パラメータを、前記平滑化信号に基づき演算するパラメ
ータ演算手段と、該パラメータ演算手段が演算したパラ
メータと所定値との大小を判定し、その判定結果を前記
制御手段へ与えるパラメータ判定手段とを備え、前記制
御手段は、該パラメータ判定手段の判定結果に応じて、
待機回転モードとアシスト回転モードとの切り換え制御
を行うことを特徴とする パワーステアリング装置。 - 【請求項16】 前記パラメータ演算手段は、前記平滑
化手段が平滑化した平滑化信号を微分する微分演算手段
である請求項15記載のパワーステアリング装置。 - 【請求項17】 前記パラメータ演算手段は、前記平滑
化手段が平滑化した平滑化信号を微分する微分演算手段
と、該微分演算手段が微分した信号と前記平滑化信号と
を加算して前記パラメータとして出力する加算手段とを
有する請求項15記載のパワーステアリング装置。 - 【請求項18】 前記平滑化手段が平滑化した平滑化信
号と所定値との大小を判定する平滑化信号判定手段と、
該平滑化信号判定手段の判定結果と前記パラメータ判定
手段の判定結果との論理を演算する論理演算手段とを備
え、前記制御手段は、該論理演算手段の演算結果に応じ
て、待機回転モードとアシスト回転モードとの切り換え
制御を行う請求項15記載のパワーステアリング装置。
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