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JP3510029B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

車両の制御装置

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JP3510029B2
JP3510029B2 JP34328195A JP34328195A JP3510029B2 JP 3510029 B2 JP3510029 B2 JP 3510029B2 JP 34328195 A JP34328195 A JP 34328195A JP 34328195 A JP34328195 A JP 34328195A JP 3510029 B2 JP3510029 B2 JP 3510029B2
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博幸 小島
睦 川本
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Equos Research Co Ltd
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Aisin AW Co Ltd
Equos Research Co Ltd
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Publication date
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L15/00Methods, circuits, or devices for controlling the traction-motor speed of electrically-propelled vehicles
    • B60L15/20Methods, circuits, or devices for controlling the traction-motor speed of electrically-propelled vehicles for control of the vehicle or its driving motor to achieve a desired performance, e.g. speed, torque, programmed variation of speed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K1/00Arrangement or mounting of electrical propulsion units
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60K26/02Arrangements or mounting of propulsion unit control devices in vehicles of initiating means or elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/40Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism comprising signals other than signals for actuating the final output mechanisms
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン、モータ等の原動機を搭
載し、該原動機を駆動することによって走行させられる
車両において、アクセルペダル踏込量を検出し、制御装
置が検出されたアクセルペダル踏込量により前記原動機
の出力を決定し、制御するものがある。
【0003】この場合、アクセルペダルが踏み込まれる
と、アクセルセンサによってアクセルペダル踏込量が検
出される。そして、制御装置は、前記アクセルペダル踏
込量をアナログ/ディジタル(A/D)変換してアクセ
ル操作量とし、該アクセル操作量と0点を設定するゼロ
点値とを比較して、両者の差をアクセル指令値とし、該
アクセル指令値に基づいてマップを参照し、又は計算に
よって前記原動機の出力指令値を決定する。その結果、
アクセルペダル踏込量に対応する出力で車両を走行させ
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の車両においては、運転者が無意識にアクセルペダル
に足を乗せたままシフトレバーを操作して、運転モード
をニュートラル(N)から前進走行(D)に変更する
と、前記アクセル操作量がアクセルペダルに足を乗せた
分だけ大きくなるのに対して、前記ゼロ点値は固定値を
採るので、前記アクセル操作量とゼロ点値との差が大き
くなる。したがって、アクセル指令値がその分大きくな
り、原動機の出力もその分大きくなってしまう。
【0005】その結果、運転者が予期する出力とは異な
る出力で車両が走行させられることになり、走行フィー
リングを低下させてしまう。図2は従来の車両のタイム
チャートである。なお、図において、横軸に時間Tを、
縦軸にアクセル操作量Sa、アクセル指令値So及び出
力指令値PO を採ってある。また、Nは運転モードがニ
ュートラルであることを、Dは運転モードが前進走行で
あることを示す。
【0006】図に示すように、運転者がタイミングt1
で、図示しないシフトレバーを操作して運転モードをニ
ュートラルから前進走行に変更するとともに、図示しな
いアクセルペダルを踏み込み始めると、アクセル操作量
Saはアクセルペダル踏込量に対応して大きくなるが、
アクセル操作量Saがゼロ点値S0より小さい間は、ア
クセル指令値Soは0であり、その結果、出力指令値P
O も0になる。
【0007】そして、タイミングt2でアクセル操作量
Saとゼロ点値S0とが等しくなると、その後、アクセ
ル操作量Saが大きくなるに従って、アクセル指令値S
oが大きくなり、出力指令値PO も大きくなる。また、
出力指令値PO は、アクセル指令値Soと、あらかじめ
設定された計算式、又はマップにより決定される。な
お、この場合、出力指令値PO は、急激に立ち上がって
ショックが発生することがないように傾きが小さくされ
る。
【0008】次に、タイミングt3でアクセル操作量S
aが一定になると、アクセル指令値So及び出力指令値
O も一定になる。また、出力指令値PO は、アクセル
指令値Soと、あらかじめ設定された計算式、又はマッ
プにより決定される。なお、この場合、出力指令値PO
は、急激に一定になってショックが発生することがない
ように傾きが小さくされる。
【0009】続いて、運転者がタイミングt4で、アク
セルペダルを緩め始めると、アクセル操作量Saはアク
セルペダル踏込量に対応して小さくなり、それに伴って
アクセル指令値Soが小さくなり、出力指令値PO も小
さくなる。また、出力指令値PO は、アクセル指令値S
oと、あらかじめ設定された計算式、又はマップにより
決定される。なお、この場合、出力指令値PO は、急激
に小さくなってショックが発生することがないように傾
きが小さくされる。
【0010】そして、タイミングt5でアクセル操作量
Saとゼロ点値S0とが等しくなると、その後、アクセ
ル操作量Saがゼロ点値S0より小さい間は、アクセル
指令値Soは0であり、出力指令値PO も0である。ま
た、出力指令値PO は、アクセル指令値Soと、あらか
じめ設定された計算式、又はマップにより決定される。
なお、この場合、出力指令値PO は、急激に0になって
ショックが発生することがないように傾きが小さくされ
る。
【0011】次に、運転者がタイミングt6で、前記シ
フトレバーを操作して運転モードを前進走行からニュー
トラルに変更するとともに、アクセルペダルを完全に離
してアクセル操作量Saを0にすると、アクセル指令値
So及び出力指令値PO はそのまま0を維持する。そし
て、運転者がタイミングt7で、再びアクセルペダルを
踏み込み始めると、アクセル操作量Saはアクセルペダ
ル踏込量に対応して大きくなる。ところが、アクセル操
作量Saがゼロ点値S0より大きくなっても、運転モー
ドがニュートラルに選択されている間は、アクセル指令
値So及び出力指令値PO は強制的に0に維持される。
【0012】続いて、運転者がタイミングt8で、前記
シフトレバーを操作して運転モードをニュートラルから
前進走行に変更すると、既にアクセルペダルが踏み込ま
れているので、タイミングt8におけるアクセル操作量
Saとゼロ点値S0との差がアクセル指令値Soとな
る。したがって、該アクセル指令値Soに対応して前記
出力指令値PO も大きくなる。
【0013】なお、アクセル操作量Saがゼロ点値S0
より大きくなったときに、運転モードが前進走行に選択
されていると、アクセル操作量Saに追随してアクセル
指令値So及び出力指令値PO が大きくなる。このよう
に、運転モードがニュートラルに選択されている間は、
運転者がアクセルペダルを踏み込んでいてもアクセル指
令値So及び出力指令値PO は強制的に0にされ、その
後、運転モードが前進走行に選択されると、アクセル指
令値So及び出力指令値PO はアクセル操作量Saに対
応する値になる。
【0014】したがって、運転者が無意識にアクセルペ
ダルに足を乗せたままシフトレバーを操作して、運転モ
ードをニュートラルから前進走行に変更すると、前記ア
クセル操作量Saがアクセルペダルに足を乗せた分だけ
大きくなるのに対して、前記ゼロ点値S0は固定値を採
るので、前記アクセル操作量Saとゼロ点値S0との差
が大きくなる。したがって、アクセル指令値So及び出
力指令値PO もその分大きくなってしまう。
【0015】その結果、運転者が予期する出力とは異な
る出力で車両が走行させられることになり、走行フィー
リングを低下させてしまう。本発明は、前記従来の車両
の制御装置の問題点を解決して、走行フィーリングが低
下するのを防止することができる車両の制御装置を提供
することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の車
両の制御装置においては、走行モード及び非走行モード
から成る運転モードを選択するための運転モード選択装
置と、アクセル操作装置と、前記運転モード選択装置に
よって選択された運転モードを検出する運転モード検出
手段と、前記アクセル操作装置によるアクセル操作量を
検出するアクセル操作量検出手段と、非走行モードにお
いては、アクセル指令値を強制的に0にし、走行モード
においては、前記アクセル操作量検出手段によって検出
されたアクセル操作量とゼロ点値との差に基づいてアク
セル指令値を決定するアクセル指令値決定手段と、前記
運転モード選択装置によって選択された運転モード、及
び前記アクセル指令値決定手段によって決定されたアク
セル指令値に基づいて原動機の出力指令値を決定する出
力指令値決定手段とを有する。
【0017】そして、前記アクセル指令値決定手段は、
運転モードが非走行モードから走行モードに移行したと
きに、前記ゼロ点値を前記アクセル操作量に対応させて
設定し、運転モードが走行モードであるときに、アクセ
ル操作量が小さくなるのに伴って、前記ゼロ点値をアク
セル操作量に対応させて小さくするゼロ点値設定手段を
備える。本発明の他の車両の制御装置においては、さら
に、前記ゼロ点値設定手段は、運転モードが非走行モー
ドであるときに、アクセル操作量に遊びを加えた値をゼ
ロ点値にするとともに、運転モードが非走行モードから
走行モードに移行したときに、ゼロ点値を運転モードが
非走行モードから走行モードに移行した時点の値に維持
する。
【0018】本発明の更に他の車両の制御装置において
は、さらに、前記ゼロ点値設定手段は、運転モードが走
行モードであり、アクセル操作量に遊びを加えた値がゼ
ロ点値より小さくなったときに、該ゼロ点値を前記アク
セル操作量に対応させて設定する。本発明の更に他の車
両の制御装置においては、さらに、前記原動機はモータ
であり、前記出力指令値決定手段は、前記運転モード選
択装置によって選択された運転モード、及び前記アクセ
ル指令値決定手段によって決定されたアクセル指令値に
基づいて前記モータの電流指令値を決定する。本発明の
更に他の車両の制御装置においては、走行モード及び非
走行モードから成る運転モードを選択するための運転モ
ード選択装置と、アクセル操作装置と、前記運転モード
選択装置によって選択された運転モードを検出する運転
モード検出手段と、前記アクセル操作装置によるアクセ
ル操作量を検出するアクセル操作量検出手段と、非走行
モードにおいて、アクセル指令値を強制的に0にし、走
行モードにおいて、前記アクセル操作量検出手段によっ
て検出されたアクセル操作量と運転モードが非走行モー
ドから走行モードに移行したときのゼロ点値との差をア
クセル指令値とするアクセル指令値決定手段と、前記運
転モード選択装置によって選択された運転モード、及び
前記アクセル指令値決定手段によって決定されたアクセ
ル指令値に基づいて原動機の出力指令値を決定する出力
指令値決定手段とを有する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態における車両の制御装置の機能ブロック図で
ある。図において、12は運転モード選択装置としての
シフトレバーであり、該シフトレバー12によって走行
モード及び非走行モードから成る運転モードを選択する
ことができる。また、13はCPU、14はアクセル操
作装置としてのアクセルペダル、16は原動機としての
モータである。
【0020】前記CPU13は、前記シフトレバー12
によって選択された運転モードを検出する運転モード検
出手段31と、前記アクセルペダル14によるアクセル
操作量を検出するアクセル操作量検出手段32と、非走
行モードにおいては、アクセル指令値を強制的に0に
し、走行モードにおいては、前記アクセル操作量検出手
段32によって検出されたアクセル操作量とゼロ点値と
の差に基づいてアクセル指令値を決定するアクセル指令
値決定手段33と、前記シフトレバー12によって選択
された運転モード、及び前記アクセル指令値決定手段3
3によって決定されたアクセル指令値に基づいてモータ
16の出力指令値を決定する出力指令値決定手段34と
を有する。
【0021】また、前記アクセル指令値決定手段33
は、運転モードが非走行モードから走行モードに移行し
たときに、前記ゼロ点値を前記アクセル操作量に対応さ
せて設定するゼロ点値設定手段35を備える。図3は本
発明の実施の形態における車両の制御装置の概念図であ
る。図において、11は車両としての電気自動車、12
は運転モードを選択するためのシフトレバーである。本
実施の形態において、該シフトレバー12を操作するこ
とによって、パーキング(P)及びニュートラルの非走
行モード、並びに後退走行(R)及び前進走行の走行モ
ードから成る各運転モードを選択することができ、選択
された運転モードに対応するシフト信号がシフトレバー
12によって発生させられ、CPU13に対して出力さ
れる。
【0022】また、14はアクセルペダルであり、該ア
クセルペダル14を踏み込むと、アクセル操作量Saに
対応するアクセル信号がアクセルペダル14によって発
生させられ、前記CPU13に対して出力される。前記
CPU13は、システム制御プログラムに従って電気自
動車11の制御装置の全体を制御するとともに、前記シ
フト信号及びアクセル信号を受けると、選択された運転
モード及びアクセル操作量Saに基づいて出力指令値P
O としての電流指令値PM を発生させ、該電流指令値P
M をモータ制御装置15に対して出力する。該モータ制
御装置15は前記電流指令値PM を受けると、該電流指
令値PM に対応する電流を原動機としてのモータ16に
供給する。
【0023】そして、該モータ16によって発生させら
れた回転は、ディファレンシャル装置17に伝達され、
該ディファレンシャル装置17によって差動させられて
左右の駆動輪18に伝達される。なお、本実施の形態に
おいては、前記原動機としてモータ16を使用している
が、該モータ16に代えてエンジンを使用することもで
きる。その場合、前記CPU13は、出力指令値PO
してのスロットル開度指令値を発生させ、該スロットル
開度指令値を図示しないエンジン制御装置に対して出力
する。さらに、エンジンとモータ16とを併用した原動
機を有する車両にも適用することができる。
【0024】ところで、前記エンジンを原動機として使
用した車両においては、運転モードがニュートラルであ
って、運転者が無意識にアクセルペダルに足を乗せたま
まにした場合、エンジンの回転数の上昇による音、振動
等の変化から運転者がアクセルペダルに足を乗せている
ことに気がつきやすいのに対し、モータ16を原動機と
して使用した車両は、ニュートラルではモータ16の出
力が発生されないようになっている。したがって、運転
者がアクセルペダルに足を乗せていることに気がつきに
くい。
【0025】その結果、運転モードを前進走行又は後進
走行に切り換えたときに、運転者が予期する出力とは異
なる出力で車両が走行させられ、走行フィーリングを低
下させてしまう。次に、前記構成の電気自動車11の制
御装置の動作について説明する。図4は本発明の実施の
形態における車両の制御装置の動作を示すメインフロー
チャートである。
【0026】まず、CPU13(図3)は、システムを
初期化した後、シフトレバー12からのシフト信号に基
づいて、選択された運転モードを判断する。続いて、ア
クセル操作量Saを検出し、該アクセル操作量Saに基
づいてアクセル指令値Soを決定する。そして、前記C
PU13は、前記運転モード及びアクセル指令値Soに
基づいて電流指令値PM を決定し、該電流指令値PM
モータ制御装置15に対して出力する。
【0027】該モータ制御装置15は、前記電流指令値
M に対応する電流をモータ16に供給し、該モータ1
6を駆動する。 ステップS1 システムの初期化を行う。 ステップS2 運転モード判断処理を行い、シフトレバ
ー12を操作することによって選択された運転モードを
検出するとともに、運転モードの移行の判断を行う。 ステップS3 アクセル指令値決定手段33(図1)
は、アクセル指令値決定処理を行い、アクセル操作量S
aに基づいてアクセル指令値Soを決定する。 ステップS4 出力指令値決定手段34は、前記運転モ
ード及びアクセル指令値Soに基づいて電流指令値PM
を決定する。 ステップS5 モータ制御装置15は、前記電流指令値
M に対応する電流をモータ16に供給し、該モータ1
6を駆動する。
【0028】ところで、本実施の形態においては、アク
セルペダル14を踏み込んだまま、P→R、N→R、N
→D等のように運転モードを非走行モードから走行モー
ドに移行させた場合、運転者が予期する出力とは異なる
出力で電気自動車11が走行させられるのを防止するこ
とができるようになっている。そのために、シフトレバ
ー12が操作され、運転モードとして非走行モードが選
択されると、アクセル操作量Saがどのような値であっ
てもアクセル指令値Soは0にされる。
【0029】また、運転モードが非走行から走行モード
に移行すると、走行モードに移行した時点のアクセル操
作量Saに遊びScを加えた値をゼロ点値S0とする。
したがって、運転モードが非走行モードから走行モード
に移行した直後は、アクセルペダル14の状態にかかわ
らず、アクセル指令値Soは0になり、その後、アクセ
ルペダル14を更に踏み込んだ場合だけアクセル指令値
Soは0でなくなる。
【0030】なお、アクセルペダル14を踏み込んだ状
態で運転モードが非走行モードから走行モードに移行し
た場合でも、アクセルペダル14を緩めることによっ
て、アクセル操作量Saに遊びScを加えた値がゼロ点
値S0以下になると、アクセル操作量Saに遊びScを
加えた値が新たなゼロ点値S0として設定される。次に
図4のステップS2における運転モード判断処理のサブ
ルーチンについて説明する。
【0031】図5は本発明の実施の形態における運転モ
ード判断処理のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。この場合、CPU13(図1)の運転モード検出手
段31は、シフトレバー12からシフト信号が入力され
ると、該シフト信号によってシフト位置Pmを検出し、
該シフト位置Pmに基づいて更に運転モードを検出す
る。続いて、現在のシフト位置Pmと前回検出されたシ
フト位置Pnとを比較して、運転モードが移行したかど
うかを判断する。そのために、前記CPU13内の図示
しないバッファに前回検出されたシフト位置Pnが記憶
されるようになっている。 ステップS2−1 シフトレバー12によって発生させ
られたシフト信号がCPU13に入力される。 ステップS2−2 CPU13の運転モード検出手段3
1は、現在のシフト位置Pmに基づいて、選択された運
転モードを検出する。 ステップS2−3 現在のシフト位置Pmと前回検出さ
れたシフト位置Pnとが等しいかどうかを判断する。現
在のシフト位置Pmと前回検出されたシフト位置Pnと
が等しい場合はステップS2−5に、等しくない場合は
ステップS2−4に進む。 ステップS2−4 運転モードが移行したと判断する。 ステップS2−5 運転モードが移行していないと判断
する。 ステップS2−6 現在のシフト位置Pmを前回検出さ
れたシフト位置Pnとする。
【0032】次に、図4のステップS3におけるアクセ
ル指令値決定処理のサブルーチンについて説明する。図
6は本発明の実施の形態におけるアクセル指令値決定処
理のサブルーチンを示すフローチャート、図7は本発明
の実施の形態におけるアクセル指令値マップを示す図、
図8は本発明の実施の形態における出力指令値マップを
示す図である。なお、図7の横軸にアクセル操作量Sa
を、縦軸にアクセル指令値Soを、図8の横軸にアクセ
ル指令値Soを、縦軸に出力指令値PO としての電流指
令値P M を採ってある。
【0033】まず、CPU13(図3)は、アクセルペ
ダル14によって発生させられたアクセル信号が入力さ
れると、該アクセル信号に基づいてアクセルペダル踏込
量を検出し、さらに、該アクセルペダル踏込量をアナロ
グ/ディジタル(A/D)変換してアクセル操作量Sa
を検出する。次に、前記CPU13によって判断された
運転モードがパーキング又はニュートラルの非走行モー
ドであるか、後退走行又は前進走行の走行モードである
かを判断する。
【0034】そして、運転モードが非走行モードである
場合、アクセル操作量Saに遊びScを加えた値をゼロ
点値S0とする。また、非走行モードにおけるアクセル
指令値Soを0にする。一方、運転モードが走行モード
である場合、アクセル操作量Saとゼロ点値S0とを比
較し、アクセル操作量Saがゼロ点値S0より小さい場
合、アクセル指令値Soを0にする。また、アクセル操
作量Saに遊びScを加えた値がゼロ点値S0より小さ
い場合は、0点が移動したと判断してゼロ点値S0の値
を、アクセル操作量Saに遊びScを加えた値に変更す
る。
【0035】そして、アクセル操作量Saがアクセル可
動範囲内においてゼロ点値S0以上である場合だけ、図
7のアクセル指令値マップを参照して、又はあらかじめ
設定された計算式に基づいて、アクセル指令値Soを決
定する。次に、CPU13は前記アクセル指令値Soに
基づいて、図8のトルク指令値マップを参照して電流指
令値PM を決定する。なお、この場合、電流指令値PM
が急激に立ち上がったり、急激に一定になったりしても
ショックが発生することがないように、アクセル指令値
Soが小さい領域及び大きい領域において、電流指令値
M の傾きを小さくする。
【0036】また、決定された電流指令値PM は、CP
U13の図示しない出力判断部において、モータ16の
温度、その他の条件等による制限値と比較された後、図
示しない出力部からモータ制御装置15に対して出力さ
れる。 ステップS3−1 アクセル操作量検出手段32(図
1)は、アクセル操作量Saを検出する。 ステップS3−2 運転モードが走行モードであるかど
うかを判断する。走行モードである場合はステップS3
−5に、走行モードでない場合、すなわち、非走行モー
ドである場合はステップS3−3に進む。 ステップS3−3 アクセル指令値決定手段33のゼロ
点値設定手段35は、アクセル操作量Saに遊びScを
加えた値をゼロ点値S0とする。 ステップS3−4 アクセル指令値Soを0にしてリタ
ーンする。 ステップS3−5 アクセル操作量Saに遊びScを加
えた値がゼロ点値S0以上であるかどうかを判断する。
アクセル操作量Saに遊びScを加えた値がゼロ点値S
0以上である場合はステップS3−7に、アクセル操作
量Saに遊びScを加えた値がゼロ点値S0より小さい
場合はステップS3−6に進む。 ステップS3−6 アクセル指令値決定手段33のゼロ
点値設定手段35は、アクセル操作量Saに遊びScを
加えた値をゼロ点値S0とする。 ステップS3−7 アクセル操作量Saがゼロ点値S0
以上であるかどうかを判断する。アクセル操作量Saが
ゼロ点値S0以上である場合はステップS3−9に、ア
クセル操作量Saがゼロ点値S0より小さい場合はステ
ップS3−8に進む。 ステップS3−8 アクセル指令値Soを0にしてリタ
ーンする。 ステップS3−9 アクセル操作量Sa及びゼロ点値S
0に基づいて、アクセル指令値マップを参照してアクセ
ル指令値Soを決定し、リターンする。
【0037】次に、本実施の形態における車両のタイム
チャートについて説明する。図9は本発明の実施の形態
における車両のタイムチャートである。なお、図におい
て、横軸に時間Tを、縦軸にアクセル操作量Sa、アク
セル指令値So及び電流指令値PM を採ってある。ま
た、Nは運転モードがニュートラルであることを、Dは
運転モードが前進走行であることを示す。
【0038】図に示すように、運転者がタイミングt1
で、シフトレバー12(図3)を操作して運転モードを
ニュートラルから前進走行に変更するとともに、アクセ
ルペダル14を踏み込み始めると、アクセル操作量Sa
はアクセルペダル踏込量に対応して大きくなるが、運転
モードが非走行モードから走行モードに移行するので、
走行モードに移行した時点のアクセル操作量Saに遊び
Scを加えた値がゼロ点値S0にされる。
【0039】そして、アクセル操作量Saがゼロ点値S
0より小さい間は、アクセル指令値Soは0であり、そ
の結果、電流指令値PM も0になる。そして、タイミン
グt2で、アクセル操作量Saに遊びScを加えた値
が、ゼロ点値S0に遊びScを加えた値より大きくなる
と、アクセル操作量Saが大きくなるに従って、アクセ
ル指令値Soが大きくなり、電流指令値PM も大きくな
る。また、電流指令値PM は、アクセル指令値Soと、
あらかじめ設定された計算式、又はマップにより決定さ
れる。なお、この場合、電流指令値PM は、急激に立ち
上がってショックが発生することがないように傾きが小
さくされる。
【0040】次に、タイミングt3でアクセル操作量S
aが一定になると、アクセル指令値So及び電流指令値
M も一定になる。また、電流指令値PM は、アクセル
指令値Soと、あらかじめ設定された計算式、又はマッ
プにより決定される。なお、この場合、電流指令値PM
は、急激に一定になってショックが発生することがない
ように傾きが小さくされる。
【0041】続いて、運転者がタイミングt4で、アク
セルペダル14を緩め始めると、アクセル操作量Saは
アクセルペダル踏込量に対応して小さくなり、それに伴
ってアクセル指令値Soが小さくなり、電流指令値PM
も小さくなる。また、電流指令値PM は、アクセル指令
値Soと、あらかじめ設定された計算式、又はマップに
より決定される。なお、この場合、電流指令値PM は、
急激に小さくなってショックが発生することがないよう
に傾きが小さくされる。
【0042】そして、タイミングt5で、アクセル操作
量Saに遊びScを加えた値が、ゼロ点値S0に遊びS
cを加えた値より小さくなると、アクセル指令値So及
び電流指令値PM は0になる。また、電流指令値P
M は、その後、アクセル指令値Soと、あらかじめ設定
された計算式、又はマップにより決定される。なお、こ
の場合、電流指令値PM は、急激に0になってショック
が発生することがないように傾きが小さくされる。
【0043】次に、運転者がタイミングt6で、シフト
レバー12を操作して運転モードを前進走行からニュー
トラルに変更するとともに、アクセルペダル14を完全
に離すと、運転モードが走行モードから非走行モードに
移行するので、アクセル操作量Saに遊びScを加えた
値がゼロ点値S0にされる。また、運転モードは非走行
モードであるので、アクセル指令値So及び電流指令値
M は強制的に0にされる。
【0044】そして、運転者がタイミングt7で、アク
セルペダル14を再び踏み込み始めると、アクセル操作
量Saはアクセルペダル踏込量に対応して大きくなる。
その結果、ゼロ点値S0もアクセル操作量Saと同様に
大きくなる。また、この間、運転モードは非走行モード
であるので、アクセル指令値So及び電流指令値PM
強制的に0にされる。
【0045】続いて、運転者がタイミングt8で、前記
シフトレバー12を操作して運転モードをニュートラル
から前進走行に変更すると、運転モードが非走行モード
から走行モードに移行するので、非走行モードに移行し
た時点のアクセル操作量Saに遊びScを加えた値がゼ
ロ点値S0にされる。そして、アクセル操作量Saに遊
びScを加えた値が、ゼロ点値S0に遊びScを加えた
値より小さい間は、アクセル指令値So及び電流指令値
M は0にされる。
【0046】この場合、運転モードが非走行モードであ
る間に、既にアクセルペダル14が踏み込まれている
が、運転モードが非走行モードから走行モードに移行し
た後も、遊びSc分が更に踏み込まれるまでアクセル指
令値So及び電流指令値PM は0にされる。したがっ
て、運転モードが非走行モードから走行モードに移行す
るのと同時にモータ16が駆動されるのを防止すること
ができるので、運転者が予期する出力で車両を走行させ
ることができる。
【0047】次に、タイミングt9で、アクセル操作量
Saがゼロ点値S0以上になると、アクセル操作量Sa
とゼロ点値S0との差がアクセル指令値Soになる。し
たがって、その後は、アクセル操作量Saに追随してア
クセル指令値So及び電流指令値PM が大きくなる。ま
た、電流指令値PM は、アクセル指令値Soと、あらか
じめ設定された計算式、又はマップにより決定される。
なお、この場合、電流指令値PM は、急激に立ち上がっ
てショックが発生することがないように傾きが小さくさ
れる。
【0048】このように、運転モードが非走行モードか
ら走行モードに移行した時点の値にゼロ点値S0が維持
されるので、アクセル操作量Saを大きくすることによ
って、アクセル指令値So及び電流指令値PM をその分
大きくすることができる。したがって、運転者が予期す
る出力で車両を走行させることができる。そして、タイ
ミングt10でアクセル操作量Saが一定になると、ア
クセル指令値So及び電流指令値PM も一定になる。ま
た、電流指令値PM は、アクセル指令値Soと、あらか
じめ設定された計算式、又はマップにより決定される。
なお、この場合、電流指令値PM は、急激に一定になっ
てショックが発生することがないように傾きが小さくさ
れる。
【0049】続いて、運転者がタイミングt11でアク
セルペダル14を緩め始めると、アクセル操作量Saは
アクセルペダル踏込量に対応して小さくなり、それに伴
ってアクセル指令値Soが小さくなり、電流指令値PM
も小さくなる。また、電流指令値PM は、アクセル指令
値Soと、あらかじめ設定された計算式、又はマップに
より決定される。なお、この場合、電流指令値PM は、
急激に小さくなってショックが発生することがないよう
に傾きが小さくされる。
【0050】そして、タイミングt12で、アクセル操
作量Saがゼロ点値S0より小さくなると、アクセル指
令値Soは0になり、電流指令値PM も0になる。ま
た、電流指令値PM は、アクセル指令値Soと、あらか
じめ設定された計算式、又はマップにより決定される。
なお、この場合、電流指令値PM は、急激に0になって
ショックが発生することがないように傾きが小さくされ
る。
【0051】さらに、タイミングt13で、アクセル操
作量Saに遊びScを加えた値が、ゼロ点値S0に遊び
Scを加えた値より小さくなると、アクセル操作量Sa
に遊びScを加えた値がゼロ点値S0にされる。この場
合、アクセル操作量Saが変化すると、それに追随して
ゼロ点値S0も変化する。この間、アクセル指令値So
は0になり、電流指令値PM も0になる。
【0052】このように、アクセル操作量Saに遊びS
cを加えた値が、ゼロ点値S0に遊びScを加えた値よ
り小さくなったときに、前記ゼロ点値S0を前記アクセ
ル操作量Saに対応させて小さくすることができる。し
たがって、運転者が、運転モードが走行モードである間
に再びアクセルペダル踏込量を大きくした場合は、アク
セル操作量Saを大きくすることによって、アクセル指
令値So及び電流指令値PM をその分大きくすることが
できる。
【0053】次に、タイミングt14で、アクセル操作
量Saが一定になると、それに追随してゼロ点値S0も
一定になる。そして、タイミングt15で、アクセル操
作量Saに遊びScを加えた値が、ゼロ点値S0に遊び
Scを加えた値より大きくなると、その後、アクセル操
作量Saが大きくなるに従って、アクセル指令値Soが
大きくなり、電流指令値PMも大きくなる。また、電流
指令値PM は、アクセル指令値Soと、あらかじめ設定
された計算式、又はマップにより決定される。なお、こ
の場合、電流指令値P M は、急激に立ち上がってショッ
クが発生することがないように傾きが小さくされる。そ
して、アクセル操作量Saに遊びScを加えた値が、ゼ
ロ点値S0に遊びScを加えた値より大きくなるので、
アクセル操作量Saが変化しても、ゼロ点値S0は変化
しない。
【0054】このように、運転モードとして非走行モー
ドが選択されている間は、アクセルペダル14を踏み込
んでもアクセル指令値So及び電流指令値PM は強制的
に0にされ、その後、走行モードが選択された時点にお
いてアクセルペダル14を踏み込んでもアクセル指令値
So及び電流指令値PM はそのまま0に維持され、運転
者が更にアクセルペダル14を踏み込んだときに、アク
セル指令値So及び電流指令値PM は0でなくなる。
【0055】しかも、このときのアクセル指令値So及
び電流指令値PM は、アクセル操作量Saには対応させ
ず、アクセル操作量Saと該アクセル操作量Saに伴っ
て増加するゼロ点値S0との差に基づいて決定されるよ
うになっている。したがって、運転者が予期する出力で
車両が走行させられるので、走行フィーリングが低下す
るのを防止することができる。
【0056】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、これらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0057】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、車両の制御装置においては、走行モード及び非走
行モードから成る運転モードを選択するための運転モー
ド選択装置と、アクセル操作装置と、前記運転モード選
択装置によって選択された運転モードを検出する運転モ
ード検出手段と、前記アクセル操作装置によるアクセル
操作量を検出するアクセル操作量検出手段と、非走行モ
ードにおいては、アクセル指令値を強制的に0にし、走
行モードにおいては、前記アクセル操作量検出手段によ
って検出されたアクセル操作量とゼロ点値との差に基づ
いてアクセル指令値を決定するアクセル指令値決定手段
と、前記運転モード選択装置によって選択された運転モ
ード、及び前記アクセル指令値決定手段によって決定さ
れたアクセル指令値に基づいて原動機の出力指令値を決
定する出力指令値決定手段とを有する。
【0058】この場合、運転者が運転モード選択装置を
操作して運転モードを選択し、アクセル操作装置を操作
すると、前記運転モード検出手段によって運転モード
が、アクセル操作量検出手段によってアクセル操作量が
検出される。そして、アクセル指令値決定手段は、非走
行モードにおいては、アクセル指令値を強制的に0に
し、走行モードにおいては、前記アクセル操作量検出手
段によって検出されたアクセル操作量とゼロ点値との差
に基づいてアクセル指令値を決定する。
【0059】また、前記アクセル指令値決定手段は、運
転モードが非走行モードから走行モードに移行したとき
に、前記ゼロ点値を前記アクセル操作量に対応させて設
定し、運転モードが走行モードであるときに、アクセル
操作量が小さくなるのに伴って、前記ゼロ点値をアクセ
ル操作量に対応させて小さくするゼロ点値設定手段を備
える。この場合、運転者が運転モード選択装置を操作し
て、運転モードを非走行モードから走行モードに移行さ
せると、ゼロ点値設定手段が前記ゼロ点値を前記アクセ
ル操作量に対応させて設定する。
【0060】したがって、運転モードが非走行モードか
ら走行モードに移行した時点でアクセル操作量が大きく
ても、アクセル操作量とゼロ点値との差を小さくするこ
とができるので、運転者が予期する出力で車両を走行さ
せることができる。その結果、走行フィーリングを向上
させることができる。本発明の他の車両の制御装置にお
いては、さらに、前記ゼロ点値設定手段は、運転モード
が非走行モードであるときに、アクセル操作量に遊びを
加えた値をゼロ点値にするとともに、運転モードが非走
行モードから走行モードに移行したときに、ゼロ点値を
運転モードが非走行モードから走行モードに移行した時
点の値に維持する。
【0061】この場合、運転モードが非走行モードであ
るときにアクセル操作量を大きくすると、ゼロ点値も大
きくなる。そして、アクセル操作量を大きくしたままの
状態で運転モードを走行モードに移行させると、一定時
間だけアクセル操作量がゼロ点値より小さくなるので、
アクセル指令値を0にすることができる。したがって、
運転モードが非走行モードから走行モードに移行するの
と同時に駆動源が駆動されるのを防止することができ
る。
【0062】また、その後、ゼロ点値がその時点の値に
維持されるので、アクセル操作量を大きくすることによ
って、アクセル指令値をその分大きくすることができ
る。その結果、一層運転者が予期する出力で車両を走行
させることができる。本発明の更に他の車両の制御装置
においては、さらに、前記ゼロ点値設定手段は、運転モ
ードが走行モードであり、アクセル操作量に遊びを加え
た値がゼロ点値より小さくなったときに、該ゼロ点値を
前記アクセル操作量に対応させて設定する。
【0063】この場合、アクセル操作量に遊びを加えた
値がゼロ点値より小さくなったときに、該ゼロ点値を前
記アクセル操作量に対応させて小さくすることができ
る。したがって、運転者が、運転モードが走行モードで
ある間に一度アクセルペダル踏込量を0にして再びアク
セルペダル踏込量を大きくした場合は、ゼロ点値が通常
の位置に維持され、アクセル指令値は通常のゼロ点値と
の差にすることができる。
【0064】本発明の更に他の車両の制御装置において
は、さらに、前記原動機はモータであり、前記出力指令
値決定手段は、前記運転モード選択装置によって選択さ
れた運転モード、及び前記アクセル指令値決定手段によ
って決定されたアクセル指令値に基づいて前記モータの
電流指令値を決定する。この場合、運転者が予期する出
力で車両を走行させることができ、その結果、走行フィ
ーリングを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における車両の制御装置の
機能ブロック図である。
【図2】従来の車両のタイムチャートである。
【図3】本発明の実施の形態における車両の制御装置の
概念図である。
【図4】本発明の実施の形態における車両の制御装置の
動作を示すメインフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態における運転モード判断処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態におけるアクセル指令値決
定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態におけるアクセル指令値マ
ップを示す図である。
【図8】本発明の実施の形態における出力指令値マップ
を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態における車両のタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
11 電気自動車 12 シフトレバー 14 アクセルペダル 16 モータ 31 運転モード検出手段 32 アクセル操作量検出手段 33 アクセル指令値決定手段 34 出力指令値決定手段 35 ゼロ点値設定手段 Sa アクセル操作量 So アクセル指令値 Sc 遊び S0 ゼロ点値 PO 出力指令値 PM 電流指令値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−277027(JP,A) 特開 平1−113531(JP,A) 特開 平3−258929(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 26/00 - 26/04 F02D 11/00 - 11/10 F02D 29/00 - 29/02 B60L 15/00 - 15/42

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行モード及び非走行モードから成る運
    転モードを選択するための運転モード選択装置と、アク
    セル操作装置と、前記運転モード選択装置によって選択
    された運転モードを検出する運転モード検出手段と、前
    記アクセル操作装置によるアクセル操作量を検出するア
    クセル操作量検出手段と、非走行モードにおいては、ア
    クセル指令値を強制的に0にし、走行モードにおいて
    は、前記アクセル操作量検出手段によって検出されたア
    クセル操作量とゼロ点値との差に基づいてアクセル指令
    値を決定するアクセル指令値決定手段と、前記運転モー
    ド選択装置によって選択された運転モード、及び前記ア
    クセル指令値決定手段によって決定されたアクセル指令
    値に基づいて原動機の出力指令値を決定する出力指令値
    決定手段とを有するとともに、前記アクセル指令値決定
    手段は、運転モードが非走行モードから走行モードに移
    行したときに、前記ゼロ点値を前記アクセル操作量に対
    応させて設定し、運転モードが走行モードであるとき
    に、アクセル操作量が小さくなるのに伴って、前記ゼロ
    点値をアクセル操作量に対応させて小さくするゼロ点値
    設定手段を備えることを特徴とする車両の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ゼロ点値設定手段は、運転モードが
    非走行モードであるときに、アクセル操作量に遊びを加
    えた値をゼロ点値にするとともに、運転モードが非走行
    モードから走行モードに移行したときに、ゼロ点値を運
    転モードが非走行モードから走行モードに移行した時点
    の値に維持する請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ゼロ点値設定手段は、運転モードが
    走行モードであり、アクセル操作量に遊びを加えた値が
    ゼロ点値より小さくなったときに、該ゼロ点値を前記ア
    クセル操作量に対応させて設定する請求項1に記載の車
    両の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記原動機はモータであり、前記出力指
    令値決定手段は、前記運転モード選択装置によって選択
    された運転モード、及び前記アクセル指令値決定手段に
    よって決定されたアクセル指令値に基づいて前記モータ
    の電流指令値を決定する請求項1に記載の車両の制御装
    置。
  5. 【請求項5】 走行モード及び非走行モードから成る運
    転モードを選択する ための運転モード選択装置と、アク
    セル操作装置と、前記運転モード選択装置によって選択
    された運転モードを検出する運転モード検出手段と、前
    記アクセル操作装置によるアクセル操作量を検出するア
    クセル操作量検出手段と、非走行モードにおいて、アク
    セル指令値を強制的に0にし、走行モードにおいて、前
    記アクセル操作量検出手段によって検出されたアクセル
    操作量と運転モードが非走行モードから走行モードに移
    行したときのゼロ点値との差をアクセル指令値とするア
    クセル指令値決定手段と、前記運転モード選択装置によ
    って選択された運転モード、及び前記アクセル指令値決
    定手段によって決定されたアクセル指令値に基づいて原
    動機の出力指令値を決定する出力指令値決定手段とを有
    することを特徴とする車両の制御装置。
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