JP3507836B2 - 圧粉磁芯 - Google Patents
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Description
ダクタンス等の磁芯、モータ用磁芯、その他の電子部品
に用いる圧粉磁芯に関するものである。
おり、それにつれて小型で高効率の圧粉磁芯が要求され
ている。圧粉磁芯用粉末の強磁性粉末としては、フェラ
イト粉末や強磁性金属粉末が用いられている。強磁性金
属粉末は、フェライト粉末に比較して飽和磁束密度が大
きいために磁芯を小型化できる利点があるが、電気抵抗
が小さいために渦電流損失が大きくなる欠点がある。こ
の渦電流損失をできるだけ小さくするために、強磁性金
属粉末粒子表面に、樹脂、無機物等の絶縁材で絶縁膜を
形成させている。このほかに、磁芯の小型化のために、
飽和磁束密度が大きいだけではなく、特に、直流を重畳
した高磁界での透磁率(印加磁界での実効透磁率)に優
れていることが必要で、直流重畳特性が優れていると磁
芯の小型化が可能になる。これは、動作磁界は、電流を
磁路長で割ったものなので、磁芯が小さくなって磁路長
が短くなると、高磁界側に移る。高磁界側に移っても、
直流を重畳したときの透磁率が高いと、高インダクタン
スが得られ、小型化が可能になる。また、その他に、大
電流に対応したインダクタが要求されている。この場合
も、高磁界での透磁率が優れている磁芯であれば、電流
が大きくなって動作磁界が高磁界側に移っても対応が可
能となる。さらに、高磁界での透磁率が良好で、急激に
透磁率が小さくならなければ、インダクタ等の巻き線数
を増やすことができ、インダクタのインダクタンスは巻
き線数の2乗に比例することから、さらなる小型化が可
能となる。
芯の小型化が進むにつれて、コア損失が重要な因子とな
る。従来は、強磁性金属粉末を成形して、圧粉磁芯にす
るときに、コア損失等の磁気的特性を向上させるために
高温で熱処理して、成形時の歪みを解放して、圧粉磁芯
の保磁力を小さくすることで、直流重畳特性を向上させ
ていた。また、ヒステリシス損失が小さくなり、コア損
失も併せて小さくすることができた。しかし、高温で熱
処理すると、絶縁材中の樹脂が熱分解して減量し、強磁
性金属粉末間の電気的絶縁性を低下させるため渦電流損
失が大きくなり、コア損失が大きくなっていた。そこ
で、高温で熱処理しても、コア損失が大きくならないよ
うにするために、例えば、特開2000−49008号
公報、特開2000−30925号公報、特開2000
−30924号公報、特開平11−260618号公
報、特開平8−236333号公報、特開平7−211
532号公報、特開平7−211531号公報、特開平
6−342714号公報では、絶縁材としてシリコーン
樹脂を用いる圧粉コア等が開示されている。また、特開
平8−45724号公報、特開平7−254522号公
報では、絶縁材としてシリコーン樹脂と有機チタンを用
いる圧粉コア等が開示されている。
案の特開2000−49008号公報等に記載の圧粉コ
ア等に用いるシリコーン樹脂では、熱処理温度を高くす
るとシリコーン樹脂が熱分解して減量することで、強磁
性粒子間の絶縁性が劣化し、渦電流損失が大きくなるた
めにコア損失が大きくなるという問題点がある。さら
に、同様にシリコーン樹脂が熱分解して減量すること
で、強磁性粒子間のバインダーが少なくなるために機械
的強度が低下するという問題点がある。
されたものであり、少なくとも強磁性粉末と絶縁材とを
加圧成形する圧粉磁芯であって、高温で熱処理しても、
直流重畳特性を表す透磁率に優れ、かつ、コア損失が小
さく、さらに、機械的強度を大きくすることができる圧
粉磁芯を提供することを課題とする。
に、請求項1に記載の発明は、 少なくとも強磁性粉末
と絶縁材とを加圧成形する圧粉磁芯であって、 絶縁材
が、メチル−フェニルシリコーン樹脂を有し、かつ メ
チル−フェニルシリコーン樹脂が含有する三官能性の量
が、全シリコーン樹脂に対して、20〜70mol %の範
囲にある 圧粉磁芯とする。請求項2に記載の発明は、
圧粉磁芯が有するメチル−フェニルシリコーン樹脂
が、強磁性粉末に対して、0.3〜5.0wt%の範囲で
ある 請求項1に記載の圧粉磁芯とする。請求項3に記
載の発明は、 メチル−フェニルシリコーン樹脂が含有
するフェニル基の量が、 メチル−フェニルシリコーン
樹脂中の全有機基に対して15〜60mol %の範囲にあ
る 請求項1又は2に記載の圧粉磁芯とする。
に説明する。図1は、本発明の圧粉磁芯の製造工程を示
す図である。本発明は、図1に示すように、強磁性粉末
を含有するものである。強磁性粉末としては、特に限定
するものではないが、Fe、Fe−Ni−Mo(スーパ
ーマロイ)、Fe−Ni(パーマロイ)、Fe−Si−
Al(センダスト)、Fe−Co、Fe−Si、Fe−
P等の軟質磁性材料からなる群から選択される少なくと
も1種のを用いることができる。強磁性金属粉末の平均
粒径は、5〜150μm、好ましくは10〜100μm
がよい。平均粒径が5μm以下では、保磁力が大きくな
ってしまい、150μm以上では、渦電流損失が大きく
なる。また、強磁性金属粉末の形状は、球形、扁平であ
ってもよく、特に限定されない。例えば、トロイダル状
の磁芯、E型磁芯等で導電体の巻き線の足が直方体状で
あるものなどでは、使用時の磁路方向に対して垂直な方
向に加圧して成形する横押し成形が可能であるが、横押
し成形では、圧粉磁芯中で扁平粒子の主面が磁路とほぼ
平行にできるため、扁平粒子を用いることにより透磁率
を一層向上させることができる。扁平化手段は、ボール
ミル、ロッドミル、振動ミル、アトリッションミル等の
圧延、せんだん作用を持つ手段を適宜選択して用いるこ
とができる。扁平化率は特に限定されないが、アスペク
ト比で表した場合に5〜25程度が好ましい。また、強
磁性金属粉末の表面は滑らかな方が好ましい。圧力をか
けて成形するときに、強磁性金属粉末の表面が滑らかだ
と充填率を高くすることができる。また、表面が凸凹だ
と、凸部に応力集中して歪みが入りやすく透磁率等の磁
気的特性を低下させ、また、その部分が圧力を受けて強
磁性金属粉末同士が接触することで絶縁性が破壊され、
渦電流損失が大きくなる。
基とフェニル基の両方を含有するメチル−フェニルシリ
コーン樹脂を用いる。従来は、絶縁材の樹脂として、ス
チレン樹脂、アクリル樹脂、スチレン/アクリル樹脂、
エステル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエチレンなどのオレ
フィン樹脂、フェノール樹脂、カーボネート樹脂、ケト
ン樹脂、フッ化メタクリレートやフッ化ビニリデンなど
のフッ素樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂又はそ
の変性品などが用いられていた。これらのいずれの樹脂
でも、熱処理温度を高くすると熱分解して絶縁性が劣化
し、渦電流損失が大きくなるためにコア損失が大きくな
り、さらに、熱分解して減量するために機械的強度が小
さかった。
単位として主骨格を成し、その側鎖に疎水性のメチル基
とフェニル基の双方の官能基を有する樹脂である。シリ
コーン樹脂を用いる場合、側鎖に導入されるメチル基、
フェニル基等の官能基によるシリコーン樹脂の構造の違
いが、圧粉磁芯の磁気的特性及び機械的強度に大きく及
ぼすことを見いだした。特に、メチル基とフェニル基の
双方の官能基を有することで、溌水性が強く、環境変化
にも安定しており、また、電気的絶縁性が高いので磁気
的特性の優れた圧粉磁芯用絶縁材樹脂に適している。ま
た、特に、メチル基を有するシリコーン樹脂にフェニル
基を導入すると、酸素による水素引き抜き反応を受けに
くいために、さらに、熱安定性がよくなる。したがっ
て、高温での熱処理により成形時に生ずる強磁性金属粉
末の歪みが解放され、圧粉磁芯の保磁力が小さくなるこ
とによって、直流重畳特性が良くなる。また、絶縁性が
劣化しにくいことからコア損失も小さくなる。従来のメ
チル−フェニルシリコーン樹脂以外のシリコーン樹脂を
用いると、高温での熱処理によって、シリコーン樹脂が
分解して、強磁性金属粉末粒子同士が接触するようにな
り圧粉磁芯の絶縁性が劣化し、渦電流損失が大きくなる
ためにコア損失が大きくなる。
が含有する三官能性の量が、全シリコーン樹脂に対し
て、20〜70mol %の範囲にあることが良い。図2
は、シリコーン樹脂の主鎖の構造単位を示す図である。
シリコーン樹脂の構造単位は、図2に示すように、図2
中の(a)の一官能性(以下、「M」と記す。)、図2
中の(b)の二官能性(以下、「D」と記す。)、図2
中の(c)の三官能性(以下、「T」と記す。)、図2
中の(d)の四官能性(以下、「Q」と記す。)の4種
類に分類できる。メチル−フェニルシリコーン樹脂で
は、官能性が高くなるにつれて、熱処理による硬化の際
に架橋し網状化する。従来は、例えば、有機チタン等の
網状化の添加剤を添加することで網状化していたが、三
官能性のメチル−フェニルシリコーン樹脂にすること
で、メチル−フェニルシリコーン樹脂単独で網状化する
ことができる。そのために、高い官能性のメチル−フェ
ニルシリコーン樹脂が有利であるが、四官能性Qは、反
応性が高く安定しない、反応が速すぎてメチル−フェニ
ルシリコーン樹脂が非常に硬くなる。
熱処理上の特性としては、三官能性Tの量が増加する
と、熱処理におけるメチル−フェニルシリコーン樹脂の
乾燥が速くなり、硬くなる性質がある。二官能性D、一
官能性Mの量が増加すると、熱処理におけるメチル−フ
ェニルシリコーン樹脂の乾燥が遅くなり、さらに硬さが
低くなるが、熱安定性は良くなるという性質がある。そ
のために、三官能性Tの量は、機械的強度及び熱安定性
からメチル−フェニルシリコーン樹脂中の20〜70mo
l %の範囲にあることが好ましい。三官能性Tの量が2
0mol %以下では、熱安定性は良くなるが、熱処理にお
けるメチル−フェニルシリコーン樹脂の乾燥が遅くな
り、さらに硬さが低くなる。三官能性Tの量が70mol
%以上では、熱処理におけるメチル−フェニルシリコー
ン樹脂の乾燥が速くなり、硬さが高くなるが脆くなり、
熱処理時に割れることがある。
リコーン樹脂の添加量は、0.3〜5.0wt%の範囲で
あり、さらに、好ましくは、0.5〜3.0wt%の範囲
である。メチル−フェニルシリコーン樹脂の添加量が
0.3wt%以下では、圧粉磁芯中での強磁性金属粉末粒
子間の絶縁性が不十分になり、渦電流損失が大きくなる
ことでコア損失が大きくなる。メチル−フェニルシリコ
ーン樹脂の添加量が5.0wt%以上では、圧粉磁芯の非
磁性成分が多くなり透磁率及び磁束密度が小さくなり、
また圧粉磁芯の機械的強度が小さくなる。
るフェニル基の量は、15〜60mol %の範囲にある。
フェニル基の量は、シリコーン樹脂中に含有する全有機
基に対するmol %で表す。フェニル基の量が60mol %
以上では、熱処理による機械的強度が高くなり過ぎて脆
くなり割れが発生しやすくなり、また、熱安定性も低下
する。フェニル基の量が15mol %以下では、熱処理に
よるシリコーン樹脂の機械的強度が低くなり、また、熱
安定性も低下する。そのために、機械的強度及び熱安定
性からフェニル基の量は、15〜60mol %の範囲が好
ましい。
際には、固体状または液状の樹脂を溶液化して混合して
もよく、液状の樹脂を直接混合してもよい。液状の樹脂
の粘度は、25℃において好ましくは10〜10000
mPa・s、より好ましくは50〜9000mPa・s
である。粘度が低すぎても高すぎても、強磁性金属粉末
表面に均一な被膜を形成することが難しくなる。また、
固体状の絶縁材樹脂を混合する際には、絶縁材樹脂を粉
砕機で粉砕し微粒子にしてから混合することができる。
これにより、強磁性金属粉末との混合性を良くして、強
磁性金属粉末表面に薄い絶縁材樹脂被膜を形成すること
ができる。
すように、シリコーン樹脂に無機絶縁材を組み合わせて
もよい。無機絶縁材としては、酸化珪素(シリカ(Si
O2))、酸化アルミニウム(アルミナ(Al
2O3))、酸化チタン(チタニア(TiO2))、酸
化ジルコニウム(ジルコニア(ZrO2))等の無機酸
化物、炭化アルミニウム(AlC)、炭化チタン(Ti
C)等の無機炭化物、窒化アルミニウム(AlN)、窒
化チタン(TiN)等の無機窒化物などの無機絶縁材及
びこれらの表面を表面改質剤や樹脂等で処理したものを
用いることができる。表面改質剤として有機チタン等で
処理して、疎水化したものが一層好ましい。また、これ
らの無機絶縁物を溶媒中に均一にコロイド状に分散させ
たものを用いることができる。溶媒としては、水と非水
があるが、絶縁材樹脂との相溶性から、非水溶媒が好ま
しく、エタノール、ブタノール、トルエン、ベンゼン、
キシレン等が一層好ましい。添加量は、強磁性金属粉末
に対して固形分に換算して、0.1〜15.0 Vol%、
特に、0.5〜5.0 Vol%が好ましい。これは、シリ
カ、チタニア、ジルコニア等の固形分の添加量が少ない
と、強磁性金属粉末間の絶縁性が不十分となり、渦電流
損失及びコア損失が大きくなる、添加量が多すぎると圧
粉磁芯中の非磁性成分が多くなって透磁率等の磁気的特
性が低下する。
剤を含有するものであってもよい。潤滑剤としては、低
分子量の炭化水素、脂肪酸、金属塩等の化合物が挙げら
れる。また、二硫化モリブデン(MoS2)等の化合物
が挙げられる。とくに、金属塩として脂肪酸金属塩がよ
く、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛が一
層好ましい。
て、図1に基づいて説明する。まず、強磁性粉末と絶縁
材とを混合する(図1中のS1)。絶縁材には、絶縁材
樹脂であるシリコーン樹脂と無機絶縁材を混合して用い
る。強磁性金属粉末は、混合前に歪みを除くために熱処
理をしてもよい。また、強磁性金属粉末間の絶縁性を向
上させるために、薄い酸化膜を形成するために酸化処理
してもよい。混合条件は、加圧ニーダー、ライカイ機等
を用い、室温で20〜60分間混合する。混合後は、8
0〜200℃の温度で、20〜60分間乾燥する(図1
中のS2)。乾燥後に解砕し(図1中のS3)、潤滑剤
を添加して混合することで(図1中のS4)、圧粉磁芯
用粉末を得る。ここで、潤滑剤としてステアリン酸アル
ミニウム又はステアリン酸亜鉛等を用いる。混合条件
は、V型混合機等の容器回転型でも、回転円板型のよう
に容器固定型の混合機でも適宜選択することができる。
例えば、V型混合機では、回転数は30〜80rpm
で、15〜60分間の混合条件でよい。
5)。磁芯形状は、特に限定されず、トロイダル型、E
型、ドラム型、ポット型等に適用できる。成形条件は、
特に限定されず、圧力は390〜1960MPa、最大
圧力の保持時間は0.1〜60秒程度でよく、これら
は、強磁性金属粉末の種類・形状、目的とする磁芯の形
状・寸法、磁芯の密度等に応じて適宜決定することがで
きる。成形後は、金型による加圧により強磁性金属粉末
に生じた歪みを解放するため、熱処理する(図1中のS
6)。熱処理を行う場合は、強磁性金属粉末の種類・形
状、成形条件等により適宜決定することができるが、熱
処理温度は300〜800℃、熱処理時間は20分〜2
時間で、窒素ガス・アルゴンガス等不活性ガス、水素ガ
スの非酸化性雰囲気中で行うことが好ましい。成形後、
導線の巻き付け、磁芯の組み付け、ケース装入などを行
う。
特性について評価する。 (試験例1)ここでは、以下ようにして圧粉磁芯を作製
する。表1は、試験例1におけるシリコーン樹脂の種類
及び添加量、シリコーン樹脂のフェニル基の量、三官能
性Tの量を示している。尚、比較例1−1の絶縁性樹脂
として用いたのがメチルシリコーン樹脂であり、更に、
比較例1−2のメチル−フェニルシリコーン樹脂は、三
官能性Tを含有せず、二官能性Dと一官能性Mのみのメ
チル−フェニルシリコーン樹脂である。
均粒径は28μmのパーマロイ粉末(大同特殊鋼(株)
製商品名DAPPB)に添加し、混合して、さらに加圧
ニーダーを用いて室温で30分間混合した。次に、大気
雰囲気下で150℃30分間乾燥し、圧粉用強磁性金属
粉末を得る。この圧粉用パーマロイ粉末に、潤滑剤とし
てステアリン酸アルミニウム(堺化学工業(株)製商品
名SA−1000、金属含有量5wt%)を0.8wt%添
加して、V型混合機で15分間混合する。潤滑剤を添加
して混合した後、それらを外形17.5mm、内径1
0.2mm、高さ5.0mmのトロイダル形状に、49
0MPaの圧力で成形する。成形後の熱処理は、窒素雰
囲気中で、600℃の温度で30分間行う。次に、各実
施例・比較例の磁気的特性と機械的特性を評価する。磁
気的特性として、LCRメーター(横河ヒューレットパ
ッカード(株)製HP4284A)を用いて、100k
Hz、6000A/mにおける実効透磁率μを測定す
る。さらに、B−Hアナライザー(岩崎通信(株)製S
Y−8232)を用いて、コア損失として、300kH
z、25mTにおけるヒステリシス損失(Ph)、渦電
流損失(Pe)、総損失(Pc)を測定する。また、機
械的特性として、机上デジタル荷重試験機(青木エンジ
ニアリング(株)製)でトロイダル形状圧粉磁芯が破壊
するまでの圧環強度を測定する。
特性)
的に熱安定性の高いメチルシリコーン樹脂を用いる比較
例1−1、三官能性Tを含有しないメチル−フェニルシ
リコーン樹脂を用いる比較例1−2では、実施例1−1
等のメチル−フェニルシリコーン樹脂に比べて、実効透
磁率では大きさ差が認められないものの、総損失(P
c)は、1050kW/m3以上と非常に高い値を示し
いる。これは、コア損失の中でも渦電流損失(Pe)が
非常に大きいことからパーマロイ粉末間の絶縁性が低下
していることがわかる。一方、機械的特性に関して、実
施例1−1ないし1−5では、圧環強度20.1MPa
以上で、高いものでは30.5MPaであるのに対し
て、比較例1−1では11.8MPa、比較例1−2で
は12.5MPaと非常に低い値を示している。これ
は、比較例1−1及び比較例1−2では、600℃とい
う高温の熱処理で、シリコーン樹脂が分解して、少なく
なってパーマロイ粉末間のバインダーとして機能してい
ないことを示している。それに対して、実施例1−1な
いし1−5における非常に高い圧環強度は、パーマロイ
粉末間を強固に結びつけて樹脂がバインダーとして機能
しており、熱安定性があることを示している。従って、
圧粉磁芯に用いる絶縁材の樹脂としては、メチルシリコ
ーン樹脂では、熱安定性に欠けるために圧粉磁芯に用い
る絶縁材には適さないことがわかる。さらに、メチル−
フェニルシリコーン樹脂であっても、三官能性Tを含有
しないメチル−フェニルシリコーン樹脂では、熱安定性
に欠けるために圧粉磁芯に用いる絶縁材には適さないこ
とがわかる。
較すると、樹脂の添加量を1.2wt%から2.4wt%
に、強磁性金属粉末をパーマロイ粉末から平均粒径40
μmのセンダスト粉末に、潤滑剤をステアリン酸アルミ
ニウムの添加量からステアリン酸亜鉛に変更して圧粉磁
芯用材料を作製する。試験例1と同様に、潤滑剤を添加
して混合した後、それらを外形17.5mm、内径1
0.2mm、高さ5.0mmのトロイダル形状に、11
76MPaの圧力で成形する。さらに、成形後の熱処理
は、窒素雰囲気中で、750℃の温度で30分間行う。
次に、各実施例・比較例の磁気的特性と機械的特性を評
価する。磁気的特性として、100kHz、4000A
/mにおける実効透磁率μと、100kHz、100m
Tにおけるコア損失とを測定した以外は試験例1と同じ
測定条件である。
械的特性を評価する。表4は、これらの測定結果を示し
ている。
特性)
ルシリコーン樹脂を用いる比較例2−1と三官能性Tを
含有しないメチル−フェニルシリコーン樹脂を用いる比
較例2−2では、実施例2−1等のメチル−フェニルシ
リコーン樹脂に比べて、実効透磁率では大きさ差が認め
られないものの、総損失(Pc)は、1150kW/m
3以上と非常に高い値を示している。これは、コア損失
の中でも渦電流損失(Pe)が非常に大きいことからセ
ンダスト粉末間の絶縁性が低下していることがわかる。
機械的特性に関して、実施例2−1ないし2−5では、
圧環強度40.1MPa以上であるのに対して、比較例
2−1では22.5MPa、比較例2−2では13.4
MPaと非常に低い値を示している。これは、比較例2
−1及び比較例2−2では、750℃という高温の熱処
理で、シリコーン樹脂が分解して、少なくなってセンダ
スト粉末間のバインダーとして機能していないことを示
している。それに対して、実施例2−1ないし2−5で
は、非常に圧環強度が高く、これは樹脂がバインダーと
して機能し、センダスト粉末間を強固に結びつけてお
り、熱安定性があることを示している。従って、試験例
1と同様に、比較例2−1のメチルシリコーン樹脂、比
較例2−2の三官能性Tを含有しないメチル−フェニル
シリコーン樹脂では、熱安定性がないことがわかる。
では、透磁率が高く、コア損失の小さい優れた磁気的特
性と、圧環強度が高い優れた機械的特性とを有する。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも強磁性粉末と絶縁材とを加圧
成形する圧粉磁芯であって、 絶縁材が、メチル−フェニルシリコーン樹脂を有し、か
つメチル−フェニルシリコーン樹脂が含有する三官能性
の量が、全シリコーン樹脂に対して、20〜70mol %
の範囲にあることを特徴とする圧粉磁芯。 - 【請求項2】 圧粉磁芯が有するメチル−フェニルシリ
コーン樹脂が、強磁性粉末に対して、0.3〜5.0wt
%の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の圧粉
磁芯。 - 【請求項3】 メチル−フェニルシリコーン樹脂が含有
するフェニル基の量が、 メチル−フェニルシリコーン樹脂中の全有機基に対して
15〜60mol %の範囲にあることを特徴とする請求項
1又は2に記載の圧粉磁芯。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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